JP2003296768A - 自動改札システム及びそのプログラム - Google Patents
自動改札システム及びそのプログラムInfo
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- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims abstract description 29
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims abstract description 25
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 claims description 4
- 230000007850 degeneration Effects 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 25
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 1
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Landscapes
- Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本願発明は、ネットワークやホストサーバ
の異常時の発生下においても、円滑な改札のゲートの開
閉を可能とする。 【解決手段】 本願発明に係る自動改札システムは、複
数の改札1…1を制御用通信回線を介してホストサーバ
2に接続し、改札1にて切符或いは定期から取得した情
報を基に、ホストサーバ2が各改札1のゲートの開閉の
制御を行うものにであり、上記制御用通信回線を利用し
て或いは当該制御用回線とは別途の回線にて各改札1…
1とホストサーバ2との間に構築された確認通信手段3
を備える。確認通信手段3は、個々の改札1とホストサ
ーバ2との間で、双方向の信号の交換を行う。各改札1
は、ホストサーバ2からの上記の信号の途絶え或いは異
常を検出することにて、ホストサーバ2の制御を遮断し
て或いはホストサーバ2の制御に優先して、切符或いは
定期から取得した情報によりゲートの開閉を行う。
の異常時の発生下においても、円滑な改札のゲートの開
閉を可能とする。 【解決手段】 本願発明に係る自動改札システムは、複
数の改札1…1を制御用通信回線を介してホストサーバ
2に接続し、改札1にて切符或いは定期から取得した情
報を基に、ホストサーバ2が各改札1のゲートの開閉の
制御を行うものにであり、上記制御用通信回線を利用し
て或いは当該制御用回線とは別途の回線にて各改札1…
1とホストサーバ2との間に構築された確認通信手段3
を備える。確認通信手段3は、個々の改札1とホストサ
ーバ2との間で、双方向の信号の交換を行う。各改札1
は、ホストサーバ2からの上記の信号の途絶え或いは異
常を検出することにて、ホストサーバ2の制御を遮断し
て或いはホストサーバ2の制御に優先して、切符或いは
定期から取得した情報によりゲートの開閉を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、自動改札システ
ム及びそのプログラムに関する。
ム及びそのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄道の各駅に備えられた自動改札
の夫々は、駅に或いは駅とは別の施設に配備されたホス
トサーバに、ネットワークを通じて接続され、当該ホス
トサーバにて集中的に管理されている。ところが、ネッ
トワークやホストサーバの異常事態によって、その機能
が果たせない状態に陥ったとき、各改札は、ホストサー
バの制御を受けることができず、ゲートを閉ざしたまま
となってしまう。従って、このような異常時において、
乗客は、駅構内に閉じ込められて円滑な移動が行えなく
なり、混雑やパニックによる混乱を生じて、最悪の場
合、人身事故に繋がる危険な状況を招来する危惧があ
る。
の夫々は、駅に或いは駅とは別の施設に配備されたホス
トサーバに、ネットワークを通じて接続され、当該ホス
トサーバにて集中的に管理されている。ところが、ネッ
トワークやホストサーバの異常事態によって、その機能
が果たせない状態に陥ったとき、各改札は、ホストサー
バの制御を受けることができず、ゲートを閉ざしたまま
となってしまう。従って、このような異常時において、
乗客は、駅構内に閉じ込められて円滑な移動が行えなく
なり、混雑やパニックによる混乱を生じて、最悪の場
合、人身事故に繋がる危険な状況を招来する危惧があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明では、上記ネ
ットワークやホストサーバの異常時の発生下において
も、円滑な改札のゲートの開閉を可能として、上記課題
の解決を図った。
ットワークやホストサーバの異常時の発生下において
も、円滑な改札のゲートの開閉を可能として、上記課題
の解決を図った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明に係る自
動改札システムは、複数の改札1…1を制御用通信回線
を介してホストサーバ2に接続し、改札1にて切符或い
は定期から取得した情報を基に、ホストサーバ2が各改
札1のゲートの開閉の制御を行うものについて、次の構
成を採る。即ち、上記制御用通信回線を利用して或いは
当該制御用回線とは別途の回線にて各改札1…1とホス
トサーバ2との間に構築された確認通信手段3を備え
る。上記の確認通信手段3は、個々の改札1とホストサ
ーバ2との間で、双方向の信号の交換を行うものであ
る。各改札1は、ホストサーバ2からの上記の信号の途
絶え或いは異常を検出することにて、ホストサーバ2の
制御を遮断して或いはホストサーバ2の制御に優先し
て、切符或いは定期から取得した情報により、ゲートの
開閉を行うものである。尚、ここで改札とは、乗客一人
の通過に対応した装置の一単位という意味で用い、ここ
でゲートとは、当該改札のゲートを指す(論理回路など
で用いる「ゲート」という語の意味と異なる)。従って
1つのゲートは1つの改札に対応するものとして説明す
る(以下同様である)。
動改札システムは、複数の改札1…1を制御用通信回線
を介してホストサーバ2に接続し、改札1にて切符或い
は定期から取得した情報を基に、ホストサーバ2が各改
札1のゲートの開閉の制御を行うものについて、次の構
成を採る。即ち、上記制御用通信回線を利用して或いは
当該制御用回線とは別途の回線にて各改札1…1とホス
トサーバ2との間に構築された確認通信手段3を備え
る。上記の確認通信手段3は、個々の改札1とホストサ
ーバ2との間で、双方向の信号の交換を行うものであ
る。各改札1は、ホストサーバ2からの上記の信号の途
絶え或いは異常を検出することにて、ホストサーバ2の
制御を遮断して或いはホストサーバ2の制御に優先し
て、切符或いは定期から取得した情報により、ゲートの
開閉を行うものである。尚、ここで改札とは、乗客一人
の通過に対応した装置の一単位という意味で用い、ここ
でゲートとは、当該改札のゲートを指す(論理回路など
で用いる「ゲート」という語の意味と異なる)。従って
1つのゲートは1つの改札に対応するものとして説明す
る(以下同様である)。
【0005】本願第2の発明に係る自動改札システムで
は、上記本願第1の発明に係る自動改札システムにあっ
て、各改札1が、ホストサーバ2からの上記の信号の途
絶え或いは異常を検出することが可能な異常検出手段1
0と、ホストサーバ2の制御を遮断して或いはホストサ
ーバ2の制御に優先して改札にて切符或いは定期から取
得した情報を基にゲートの開閉の制御を行う縮退運転手
段11とを備える。異常検出手段10は、信号の途絶え
或いは異常を検出することにて、縮退運転手段を稼動せ
しめることを特徴とする。
は、上記本願第1の発明に係る自動改札システムにあっ
て、各改札1が、ホストサーバ2からの上記の信号の途
絶え或いは異常を検出することが可能な異常検出手段1
0と、ホストサーバ2の制御を遮断して或いはホストサ
ーバ2の制御に優先して改札にて切符或いは定期から取
得した情報を基にゲートの開閉の制御を行う縮退運転手
段11とを備える。異常検出手段10は、信号の途絶え
或いは異常を検出することにて、縮退運転手段を稼動せ
しめることを特徴とする。
【0006】本願第3の発明に係る自動改札システムで
は、上記本願第2の発明に係る自動改札システムにあっ
て、上記確認通信手段3が、ホストサーバと各改札との
間で定期的に双方向の確認用のパケットの交換を行うも
のである。また、上記異常検出手段10は、上記定期の
パケットの受信の有無或いは受信の異常を検出するもの
である。
は、上記本願第2の発明に係る自動改札システムにあっ
て、上記確認通信手段3が、ホストサーバと各改札との
間で定期的に双方向の確認用のパケットの交換を行うも
のである。また、上記異常検出手段10は、上記定期の
パケットの受信の有無或いは受信の異常を検出するもの
である。
【0007】本願第4の発明に係る自動改札プログラム
は、上記本願第1乃至第3の何れかの発明に係る自動改
札システムを実行するものであることを特徴とする。こ
のような手段を採る上記の本願第1乃至第4の発明によ
って、ホストサーバ2からの適切な制御が得られなくな
ったことを改札1側において、検出可能とし、その際、
当該サーバ2の制御を離れ、各改札1…1が自律的にそ
のゲートの開閉を行うことが可能なシステムを提供し得
た。
は、上記本願第1乃至第3の何れかの発明に係る自動改
札システムを実行するものであることを特徴とする。こ
のような手段を採る上記の本願第1乃至第4の発明によ
って、ホストサーバ2からの適切な制御が得られなくな
ったことを改札1側において、検出可能とし、その際、
当該サーバ2の制御を離れ、各改札1…1が自律的にそ
のゲートの開閉を行うことが可能なシステムを提供し得
た。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図3へ、本願発明
の一実施の形態を示す。図1は、このシステムの概略を
示す説明図である。図2(A)はこのシステムの通常運
転の状態を示す説明図であり、図2(B)はこのシステ
ムの縮退運転の状態を示す説明図である。図3はこのシ
ステムの改札側における処理の流れを示す説明図であ
る。
施の形態について説明する。図1乃至図3へ、本願発明
の一実施の形態を示す。図1は、このシステムの概略を
示す説明図である。図2(A)はこのシステムの通常運
転の状態を示す説明図であり、図2(B)はこのシステ
ムの縮退運転の状態を示す説明図である。図3はこのシ
ステムの改札側における処理の流れを示す説明図であ
る。
【0009】図1に示す通り、この自動改札システム
は、各駅に設けられた個々の改札1…1を制御用通信回
線30…30を介して、駅構内或いは各駅とは別の施設
に設けられたホストサーバ2に接続し、改札1にて切符
或いは定期から取得した情報を基に、ホストサーバ2が
各改札1のゲートの開閉の制御を行うものである。以
下、各部の構成について、順に説明する。
は、各駅に設けられた個々の改札1…1を制御用通信回
線30…30を介して、駅構内或いは各駅とは別の施設
に設けられたホストサーバ2に接続し、改札1にて切符
或いは定期から取得した情報を基に、ホストサーバ2が
各改札1のゲートの開閉の制御を行うものである。以
下、各部の構成について、順に説明する。
【0010】図2(A)へ示す通り、このシステムは、
上記制御用通信回線30を利用して各改札1…1とホス
トサーバ2との間に構築された確認通信手段3を備え
る。この確認通信手段3は、改札1側からホストサーバ
2側へ向けてのパケットの送信(上りパケットp1)を
行う上り用パケット交換機と、ホストサーバ2側から改
札1側へ向けてのパケットの送信(下りパケットp2)
を行う下り用パケット交換機とを備え、改札1とホスト
サーバ2との間で、定期的に、双方向の確認情報の交換
を行うものである。即ち、確認通信手段3は、ホストサ
ーバと各改札との間で定期的に双方向の確認用のパケッ
トの交換を行うものである。
上記制御用通信回線30を利用して各改札1…1とホス
トサーバ2との間に構築された確認通信手段3を備え
る。この確認通信手段3は、改札1側からホストサーバ
2側へ向けてのパケットの送信(上りパケットp1)を
行う上り用パケット交換機と、ホストサーバ2側から改
札1側へ向けてのパケットの送信(下りパケットp2)
を行う下り用パケット交換機とを備え、改札1とホスト
サーバ2との間で、定期的に、双方向の確認情報の交換
を行うものである。即ち、確認通信手段3は、ホストサ
ーバと各改札との間で定期的に双方向の確認用のパケッ
トの交換を行うものである。
【0011】改札1…1の夫々は、ゲートGと、投入さ
れた切符や定期の情報を読み取るリーダーTと、ゲート
の作動部14と、正常時に動作部14へ制御信号を送る
回路を備えた通常運転手段12と、異常時に作動部14
へ制御信号を送る回路を備えた縮退運転手段11と、パ
ケット交換機から下りパケットp2の途絶えを検出する
回路を備えた異常検出手段10とを有する。
れた切符や定期の情報を読み取るリーダーTと、ゲート
の作動部14と、正常時に動作部14へ制御信号を送る
回路を備えた通常運転手段12と、異常時に作動部14
へ制御信号を送る回路を備えた縮退運転手段11と、パ
ケット交換機から下りパケットp2の途絶えを検出する
回路を備えた異常検出手段10とを有する。
【0012】上記上下のパケット交換機によるパケット
の交換は、一定時間毎に行われる。異常運転手段11
が、上記下りパケットp2の途絶えを検出しない限り、
改札1において正常運転が行われる。正常運転では、上
記の各構成において以下の動作がなされる。図2(A)
へ示す通り、上記の縮退運転手段11は、正常時、リー
ダーTが得た情報(以下リーダー情報a1という。)を
そのまま正常運転手段12に送る。正常運転手段12
は、チケットデータ確認依頼として当該リーダー情報a
1を、制御用通信回線30を通じて、ホストサーバ2へ
送る。リーダー情報a1を受けたホストサーバ2は、こ
の情報a1を基にデータの確認を行い、当該チケットデ
ータ確認結果としてゲートGの開閉の適否を判断するの
に用いる情報(以下確認情報a2という。)を、制御用
通信回線30を通じて、各改札1の正常運転手段12に
送る。この確認情報a2を基に、正常運転手段12は、
判定を行い、当該判定に基づく制御信号を動作部14へ
送る。この制御信号に従って、作動部14は、ゲートG
の開閉を行う。
の交換は、一定時間毎に行われる。異常運転手段11
が、上記下りパケットp2の途絶えを検出しない限り、
改札1において正常運転が行われる。正常運転では、上
記の各構成において以下の動作がなされる。図2(A)
へ示す通り、上記の縮退運転手段11は、正常時、リー
ダーTが得た情報(以下リーダー情報a1という。)を
そのまま正常運転手段12に送る。正常運転手段12
は、チケットデータ確認依頼として当該リーダー情報a
1を、制御用通信回線30を通じて、ホストサーバ2へ
送る。リーダー情報a1を受けたホストサーバ2は、こ
の情報a1を基にデータの確認を行い、当該チケットデ
ータ確認結果としてゲートGの開閉の適否を判断するの
に用いる情報(以下確認情報a2という。)を、制御用
通信回線30を通じて、各改札1の正常運転手段12に
送る。この確認情報a2を基に、正常運転手段12は、
判定を行い、当該判定に基づく制御信号を動作部14へ
送る。この制御信号に従って、作動部14は、ゲートG
の開閉を行う。
【0013】異常運転手段11が、上記下りパケットp
2の途絶えを検出した際、改札1 において縮退運転が行
われる。縮退運転では、上記の各構成において以下の動
作がなされる。図2(B)へ示す通り、通常運転手段1
2は、検出した異常時を縮退運転手段11に通知する。
この通知を受けた縮退運転手段11は、正常運転手段1
2から作動部14に向けての上記制御信号を遮断すると
共に、正常時には正常運転手段12に向けて通過させて
いた上記のリーダー情報を自身が受ける。そして、縮退
運転手段11は、リーダー情報を基に判定を行い、当該
判定に従って動作部14へ制御信号を送る。この縮退運
転手段11からの制御信号を受けて作動部14は、ゲー
トGの開閉を行う。
2の途絶えを検出した際、改札1 において縮退運転が行
われる。縮退運転では、上記の各構成において以下の動
作がなされる。図2(B)へ示す通り、通常運転手段1
2は、検出した異常時を縮退運転手段11に通知する。
この通知を受けた縮退運転手段11は、正常運転手段1
2から作動部14に向けての上記制御信号を遮断すると
共に、正常時には正常運転手段12に向けて通過させて
いた上記のリーダー情報を自身が受ける。そして、縮退
運転手段11は、リーダー情報を基に判定を行い、当該
判定に従って動作部14へ制御信号を送る。この縮退運
転手段11からの制御信号を受けて作動部14は、ゲー
トGの開閉を行う。
【0014】縮退運転においてゲートGの開閉動作の処
理に用いられる情報は、ゲートの開閉に必要な最小限の
情報であり、その内容は、定期の場合、日付と乗車区間
であり、切符の場合、日付と、金額と、乗車駅である。
また、ブリペイドカードの場合、残金と、乗車駅であ
る。一方、通常運転において用いられるサーバー2から
の確認情報a1の内容は、上記の情報に加えて、上記情
報から判断されたプリペイドカードの引き落とし金額な
どである。但し、正常運転や縮退運転に上記以外の情報
を付加することを制限するものではなく、必要に応じて
他の情報を用いるものであってもよい。
理に用いられる情報は、ゲートの開閉に必要な最小限の
情報であり、その内容は、定期の場合、日付と乗車区間
であり、切符の場合、日付と、金額と、乗車駅である。
また、ブリペイドカードの場合、残金と、乗車駅であ
る。一方、通常運転において用いられるサーバー2から
の確認情報a1の内容は、上記の情報に加えて、上記情
報から判断されたプリペイドカードの引き落とし金額な
どである。但し、正常運転や縮退運転に上記以外の情報
を付加することを制限するものではなく、必要に応じて
他の情報を用いるものであってもよい。
【0015】以上が、本願発明に係るシステムの最小限
の構成及び動作である。次に、図3を用いて、上記シス
テムの改札側における処理の具体的な流れについて順に
説明する。先ず、開始工程100にて、システムの作動
を開始する。続く前工程101において、システムの初
期化処理が行われる。
の構成及び動作である。次に、図3を用いて、上記シス
テムの改札側における処理の具体的な流れについて順に
説明する。先ず、開始工程100にて、システムの作動
を開始する。続く前工程101において、システムの初
期化処理が行われる。
【0016】上記前工程101の後、これに続く第1工
程102から実際のシステムの運用が始まる。この第1
工程102において、ネットワーク(確認通信手段3)
の正常稼動の確認処理が行われる。即ち、この第1処理
102における判定処理103において、異常検出手段
10により、定期確認パケット(下りパケットp2)を
所定時間内に受信したか否かの判定が行われる。判定に
より、正常(YES)と判定された場合、次の第2工程
104に移行する。
程102から実際のシステムの運用が始まる。この第1
工程102において、ネットワーク(確認通信手段3)
の正常稼動の確認処理が行われる。即ち、この第1処理
102における判定処理103において、異常検出手段
10により、定期確認パケット(下りパケットp2)を
所定時間内に受信したか否かの判定が行われる。判定に
より、正常(YES)と判定された場合、次の第2工程
104に移行する。
【0017】第2工程104では、ホストサーバ2に対
し、正常運転手段12が、チケットデータの確認依頼の
発行処理(リーダー情報送信)を行う。第3工程105
では、正常運転手段12により、上記依頼を受けてホス
トサーバ2が行ったチケット確認結果の受信処理(確認
情報a2受信)が行われる。即ち、この第3工程におい
て、正常運転手段12により、ホストサーバ2の回答
(確認情報a2)を基に、ゲートの開閉の適否の判定処
理106がなされる。
し、正常運転手段12が、チケットデータの確認依頼の
発行処理(リーダー情報送信)を行う。第3工程105
では、正常運転手段12により、上記依頼を受けてホス
トサーバ2が行ったチケット確認結果の受信処理(確認
情報a2受信)が行われる。即ち、この第3工程におい
て、正常運転手段12により、ホストサーバ2の回答
(確認情報a2)を基に、ゲートの開閉の適否の判定処
理106がなされる。
【0018】その結果ゲート開放の許可(YES)が出
れば、次の第4工程107にて、作動部14がゲートG
を開く。そして、次の判定工程109へ処理が移行す
る。また、判定処理106の結果、ゲート開放の拒否
(NO)の判定が出ると、第5工程108に移行し、ゲ
ートGを閉ざしたまま、改札はブザー等の警報を発しチ
ケット(定期、切符又はプリペドカード)が通過条件を
満たしていないことを乗客に伝える。その結果、乗客が
ゲート通過の条件を満たす適切な処置を採れば、上記の
第1判定工程109へ処理が移行する。上記の警報は、
駅員のいる場所への誘導の音声を伴いものとすれば効果
的である。
れば、次の第4工程107にて、作動部14がゲートG
を開く。そして、次の判定工程109へ処理が移行す
る。また、判定処理106の結果、ゲート開放の拒否
(NO)の判定が出ると、第5工程108に移行し、ゲ
ートGを閉ざしたまま、改札はブザー等の警報を発しチ
ケット(定期、切符又はプリペドカード)が通過条件を
満たしていないことを乗客に伝える。その結果、乗客が
ゲート通過の条件を満たす適切な処置を採れば、上記の
第1判定工程109へ処理が移行する。上記の警報は、
駅員のいる場所への誘導の音声を伴いものとすれば効果
的である。
【0019】第1判定工程109では、定期確認パケッ
ト(下りパケットp2)の確認周期(確認時刻)が到来
したか否かを判定する。その結果到来していなければ
(NOの判定)、処理は、第2工程104に戻って繰り
返される。判定の結果上記周期が到来していれば(YE
Sの判定)、処理は、第1工程102に戻って繰り返さ
れる。
ト(下りパケットp2)の確認周期(確認時刻)が到来
したか否かを判定する。その結果到来していなければ
(NOの判定)、処理は、第2工程104に戻って繰り
返される。判定の結果上記周期が到来していれば(YE
Sの判定)、処理は、第1工程102に戻って繰り返さ
れる。
【0020】上記の第1工程102における判定処理1
03にて、時間内にパケットの受信が行われていないと
の判定(NO)がなされると、第6工程110へ処理が
移行する。第6工程110は、ネットワーク等の障害が
発生していると判断し、縮退運転へ移行する工程であ
る。この第6工程110における判定処理111にて、
縮退運転におけるチケットのチェックが行われる。即
ち、縮退運転手段11が、ゲートの開閉の適否の判定処
理111を行う。その結果ゲート開放の許可(YES)
が出れば、次の第7工程112にて、作動部14がゲー
トGを開く。そして、次の第2判定工程114へ処理が
移行する。また、判定処理111の結果、ゲート開放の
拒否(NO)の判定が出ると、第8工程113に処理が
移行し、ゲートGを閉ざしたまま、改札はブザー等の警
報を発しチケットが通過条件を満たしていないことを乗
客に伝える(第5工程108におけるのと同様の処理を
行う)。その結果、乗客がゲート通過の条件を満たす適
切な処置を採れば、上記の第2判定工程114へ処理が
移行する。
03にて、時間内にパケットの受信が行われていないと
の判定(NO)がなされると、第6工程110へ処理が
移行する。第6工程110は、ネットワーク等の障害が
発生していると判断し、縮退運転へ移行する工程であ
る。この第6工程110における判定処理111にて、
縮退運転におけるチケットのチェックが行われる。即
ち、縮退運転手段11が、ゲートの開閉の適否の判定処
理111を行う。その結果ゲート開放の許可(YES)
が出れば、次の第7工程112にて、作動部14がゲー
トGを開く。そして、次の第2判定工程114へ処理が
移行する。また、判定処理111の結果、ゲート開放の
拒否(NO)の判定が出ると、第8工程113に処理が
移行し、ゲートGを閉ざしたまま、改札はブザー等の警
報を発しチケットが通過条件を満たしていないことを乗
客に伝える(第5工程108におけるのと同様の処理を
行う)。その結果、乗客がゲート通過の条件を満たす適
切な処置を採れば、上記の第2判定工程114へ処理が
移行する。
【0021】第2判定工程114において、上記判定工
程109と同様、定期確認パケット(下りパケットp
2)の確認周期(確認時刻)が到来したか否かを判定す
る。その結果到来していなければ(NOの判定)、処理
は、第6工程110の判定処理111に戻り、当該処理
以降の工程が繰り返される。判定の結果上記周期が到来
していれば(YESの判定)、処理は、第3判定工程1
15に移行する。
程109と同様、定期確認パケット(下りパケットp
2)の確認周期(確認時刻)が到来したか否かを判定す
る。その結果到来していなければ(NOの判定)、処理
は、第6工程110の判定処理111に戻り、当該処理
以降の工程が繰り返される。判定の結果上記周期が到来
していれば(YESの判定)、処理は、第3判定工程1
15に移行する。
【0022】第3判定工程115において、ネットワー
ク(確認通信手段3)の正常稼動の確認処理が行われ
る。即ち、この第3判定工程115において、異常検出
手段10により、定期確認パケット(下りパケットp
2)を所定時間内に受信したか否かの判定が行われる。
判定により、正常(YES)と判定された場合、次の第
9工程116に移行する。この第9工程116では、生
じていたネットワーク等の障害が復旧したとの異常検出
手段10の判定を受けて、縮退運転手段11が、正常運
転手段12に、通常運転による処理を再開させる。即
ち、第9工程116にて、処理が、再び第1処理工程1
02に戻される。
ク(確認通信手段3)の正常稼動の確認処理が行われ
る。即ち、この第3判定工程115において、異常検出
手段10により、定期確認パケット(下りパケットp
2)を所定時間内に受信したか否かの判定が行われる。
判定により、正常(YES)と判定された場合、次の第
9工程116に移行する。この第9工程116では、生
じていたネットワーク等の障害が復旧したとの異常検出
手段10の判定を受けて、縮退運転手段11が、正常運
転手段12に、通常運転による処理を再開させる。即
ち、第9工程116にて、処理が、再び第1処理工程1
02に戻される。
【0023】上記の実施の形態において、異常検出手段
10の異常の検出は、自動的に退縮運転手段11に伝達
されるものとしたが、上記の異常を警報等により駅員に
察知させ、駅員のスイッチ操作にて、縮退運転手段12
による縮退運転に切り換えるものとしても実施可能であ
る。また、縮退運転の他、異常時の緊急性に応じて、ゲ
ートを完全に開放するモードを実行する手段を改札1に
設けて実施することも可能である(図示しない)。更
に、通常運転と縮退運転とにおいて、ゲート開閉に用い
る情報は原則として異なるものとしたが、この他、情報
の内容は同一のものであっても実施可能である。上記ホ
ストサーバ2は、駅或いは駅外部の施設に設置され、直
接、各改札1の制御を行うものとしたが、ホストサーバ
2と改札1との間にホストサーバ2と別途の中間サーバ
を配するものとし、当該中間サーバを介して所定数の改
札1…1を束ねて、間接的にホストサーバ2が改札1を
制御するものとしても実施可能である(図示しない)。
10の異常の検出は、自動的に退縮運転手段11に伝達
されるものとしたが、上記の異常を警報等により駅員に
察知させ、駅員のスイッチ操作にて、縮退運転手段12
による縮退運転に切り換えるものとしても実施可能であ
る。また、縮退運転の他、異常時の緊急性に応じて、ゲ
ートを完全に開放するモードを実行する手段を改札1に
設けて実施することも可能である(図示しない)。更
に、通常運転と縮退運転とにおいて、ゲート開閉に用い
る情報は原則として異なるものとしたが、この他、情報
の内容は同一のものであっても実施可能である。上記ホ
ストサーバ2は、駅或いは駅外部の施設に設置され、直
接、各改札1の制御を行うものとしたが、ホストサーバ
2と改札1との間にホストサーバ2と別途の中間サーバ
を配するものとし、当該中間サーバを介して所定数の改
札1…1を束ねて、間接的にホストサーバ2が改札1を
制御するものとしても実施可能である(図示しない)。
【0024】
【発明の効果】本願第1乃至4の発明の実施によって、
改札と接続されたホストサーバや両者の間に介されたネ
ットワークなどの改札の制御のための通信手段が正常に
機能しなくなった際、このような制御の方法に代えて、
各改札が自律的に、そのゲートの開閉を行うことを可能
とした。このため、上記の異常時においても、駅構内に
て乗客の移動の混乱を抑制し得た。特に上記本願第3の
発明においては、異常時の検出についてパケット交換と
いう簡易且つ確実な方法を用いるで、簡便且つ確実に上
記の効果を得ることを可能とした。
改札と接続されたホストサーバや両者の間に介されたネ
ットワークなどの改札の制御のための通信手段が正常に
機能しなくなった際、このような制御の方法に代えて、
各改札が自律的に、そのゲートの開閉を行うことを可能
とした。このため、上記の異常時においても、駅構内に
て乗客の移動の混乱を抑制し得た。特に上記本願第3の
発明においては、異常時の検出についてパケット交換と
いう簡易且つ確実な方法を用いるで、簡便且つ確実に上
記の効果を得ることを可能とした。
【図1】本願発明の一実施の形態に係るシステム全体の
概略の説明図である。
概略の説明図である。
【図2】(A)は通常運転中の上記システムの作動状態
の説明図であり、(B)は退縮運転中の上記システムの
作動状態の説明図である。
の説明図であり、(B)は退縮運転中の上記システムの
作動状態の説明図である。
【図3】上記システムの改札側の処理の流れを示す説明
図である。
図である。
1 改札
2 ホストサーバ
3 確認通信手段
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の改札を制御用通信回線を介してホ
ストサーバに接続し、改札にて切符或いは定期から取得
した情報を基に、ホストサーバが各改札のゲートの開閉
の制御を行う自動改札システムにおいて、 上記制御用通信回線を利用して或いは当該制御用回線と
は別途の回線にて各改札とホストサーバとの間に構築さ
れた確認通信手段を備え、 上記の確認通信手段は、個々の改札とホストサーバとの
間で、双方向の信号の交換を行うものであり、 各改札は、ホストサーバからの上記の信号の途絶え或い
は異常を検出することにて、ホストサーバの制御を遮断
して或いはホストサーバの制御に優先して、切符或いは
定期から取得した情報により、ゲートの開閉を行うもの
であることを特徴とする自動改札システム。 - 【請求項2】 各改札は、ホストサーバからの上記の信
号の途絶え或いは異常を検出することが可能な異常検出
手段と、ホストサーバの制御を遮断して或いはホストサ
ーバの制御に優先して改札にて切符或いは定期から取得
した情報を基にゲートの開閉の制御を行う縮退運転手段
とを備え、 異常検出手段は、信号の途絶え或いは異常を検出するこ
とにて、縮退運転手段を稼動せしめることを特徴とする
請求項1記載の自動改札システム。 - 【請求項3】 上記確認通信手段は、ホストサーバと各
改札との間で定期的に双方向の確認用のパケットの交換
を行うものであり、 上記異常検出手段は、上記定期のパケットの受信の有無
或いは受信の異常を検出するものであることを特徴とす
る請求項2記載の自動改札システム。 - 【請求項4】 上記本願第1乃至第3の何れかの発明に
係る自動改札システムを実行する自動改札プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002096370A JP2003296768A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 自動改札システム及びそのプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002096370A JP2003296768A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 自動改札システム及びそのプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003296768A true JP2003296768A (ja) | 2003-10-17 |
Family
ID=29387413
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002096370A Pending JP2003296768A (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | 自動改札システム及びそのプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003296768A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12045754B2 (en) | 2018-07-31 | 2024-07-23 | Nec Corporation | Information processing apparatus, information processing method, and storage medium |
JP7563226B2 (ja) | 2021-02-18 | 2024-10-08 | オムロン株式会社 | 駅務機器、自動改札機、整時方法、および整時プログラム |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002096370A patent/JP2003296768A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US12045754B2 (en) | 2018-07-31 | 2024-07-23 | Nec Corporation | Information processing apparatus, information processing method, and storage medium |
JP7563226B2 (ja) | 2021-02-18 | 2024-10-08 | オムロン株式会社 | 駅務機器、自動改札機、整時方法、および整時プログラム |
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