JP2003295630A - 電子写真機器用無端ベルト - Google Patents

電子写真機器用無端ベルト

Info

Publication number
JP2003295630A
JP2003295630A JP2002224648A JP2002224648A JP2003295630A JP 2003295630 A JP2003295630 A JP 2003295630A JP 2002224648 A JP2002224648 A JP 2002224648A JP 2002224648 A JP2002224648 A JP 2002224648A JP 2003295630 A JP2003295630 A JP 2003295630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
endless belt
polyol
component
isocyanate
electrophotographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002224648A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoshi Suzuki
智志 鈴木
Hitoshi Yoshikawa
均 吉川
Akihiko Kachi
明彦 加地
Keisuke Tokoro
圭輔 所
Seiki Kanda
成輝 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP2002224648A priority Critical patent/JP2003295630A/ja
Publication of JP2003295630A publication Critical patent/JP2003295630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】成形性に優れ、高弾性率で、難燃性に優れた電
子写真機器用無端ベルトを提供する。 【解決手段】表面が感光体に接するかもしくは近接した
状態で周方向に駆動される電子写真機器用無端ベルトで
あって、周方向に沿う多層ないし単層の構成層を備え、
その層の少なくとも一層が、下記の必須成分(A)〜
(C)を用いて形成されている。 (A)芳香族イソシアネート。 (B)ポリオール。 (C)分子構造中に塩素原子を少なくとも4個有するジ
アミノジフェニルメタン。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フルカラー複写
機,フルカラープリンター等の電子写真技術を採用した
電子写真機器において、感光体上のトナー像を写し取る
中間転写体等に用いられる電子写真機器用無端ベルトに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フルカラー複写機,フルカラー
プリンター等の電子写真技術を採用した電子写真機器に
おいて、感光体上のトナー像を写し取る中間転写体等に
用いられる無端ベルトは、一次転写ローラ、二次転写ロ
ーラ等の数本のローラに張架された状態で使用されるた
め、長期の使用によって徐々にベルトが伸びて、色ずれ
(位置ずれ)等が発生する。また、上記無端ベルトは、
ローラに張架された状態で走行されるため、走行中にベ
ルトに割れやひび等が発生する。したがって、上記無端
ベルトには、ベルトの伸びによる色ずれ(位置ずれ)等
の発生防止や走行中のベルト割れ等の発生防止が要求さ
れる。そのため、上記無端ベルトとしては、高弾性率の
ポリウレタン材料が用いられており、例えば、ポリオー
ルと、低分子量の芳香族アミンと、二官能基および三官
能基を有する脂肪族イソシアネートを用いたポリウレタ
ン材料を用いたベルト(特開2001−142311
号)や、ポリエーテルウレア系エラストマー材を主剤と
するポリウレタン材料を用いたベルト(特開2000−
250328号)等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開2001−142311号に記載のベルトでは、凝集
力が弱い脂肪族イソシアネートを用いているため、高弾
性率化が不充分であり、上記特開2000−25032
8号に記載のベルトでは、凝集力の弱いエーテル結合を
含むポリエーテルウレア系エラストマー材を主剤とする
ため、高弾性率化が不充分である。また、上記特開20
01−142311号では、ポリオールと、低分子量の
芳香族アミンと、二官能基および三官能基を有する脂肪
族イソシアネートとの成形性が悪いという難点もある。
さらに、上記特開2001−142311号および特開
2000−250328号に記載のベルトは、いずれも
難燃性に劣るという難点もある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、成形性に優れ、高弾性率で、難燃性に優れた電
子写真機器用無端ベルトの提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の電子写真機器用無端ベルトは、表面が感光
体に接するかもしくは近接した状態で周方向に駆動され
る電子写真機器用無端ベルトであって、周方向に沿う多
層ないし単層の構成層を備え、その層の少なくとも一層
が、下記の必須成分(A)〜(C)を用いて形成されて
いるという構成をとる。 (A)芳香族イソシアネート。 (B)ポリオール。 (C)分子構造中に塩素原子を少なくとも4個有するジ
アミノジフェニルメタン。
【0006】すなわち、本発明者らは、成形性に優れ、
高弾性率で、難燃性に優れた電子写真機器用無端ベルト
を得るべく、鋭意研究を重ねた。そして、凝集力が弱い
脂肪族イソシアネートに代えて、芳香族イソシアネート
を用いると、無端ベルトを高弾性率化できることを突き
止めた。しかし、芳香族イソシアネートを用いると、ポ
リオールとの成形性が悪化するため、これを改善すべ
く、さらに研究開発を続けた結果、分子構造中に塩素原
子を少なくとも4個有するジアミノジフェニルメタンを
併用すると、芳香族イソシアネートとポリオールとの成
形性が向上するとともに、ジアミノジフェニルメタン中
に含まれる多数の塩素原子により、優れた難燃性も得ら
れることを見いだし、本発明に到達した。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施の形態につ
いて説明する。
【0008】本発明の電子写真機器用無端ベルトは、表
面が感光体に接するかもしくは近接した状態で周方向に
駆動される電子写真機器用無端ベルトであって、周方向
に沿う多層ないし単層の構成層を備え、その層の少なく
とも一層が、上記特定の材料を用いて形成されて構成さ
れている。
【0009】上記構成層の少なくとも一層を形成する特
定の材料(構成層用材料)としては、芳香族イソシアネ
ート(A成分)と、ポリオール(B成分)と、分子構造
中に塩素原子を少なくとも4個有するジアミノジフェニ
ルメタン(C成分)とが必須成分として用いられる。
【0010】上記芳香族イソシアネート(A成分)とし
ては、例えば、ジフェニルメタンジイソシアネート(M
DI)、ポリメリックMDI、トリレンジイソシアネー
ト(TDI)、1,5−ナフタレンジイソシアネート
(NDI)、トリジンジイソシアネート(TODI)、
キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチル
キシレンジイソシアネート(TMXDI)等や、これら
イソシアネートのビュレットタイプ、イソシアヌレート
タイプ、トリメチロールプロパン変性タイプ、カルボジ
イミド変性タイプおよびこれらのブロックタイプ等があ
げられる。これらは単独でもしくは2種以上併せて用い
られる。
【0011】上記芳香族イソシアネート(A成分)のな
かでも、末端イソシアネート基の少なくとも一部が、ブ
ロック剤にてブロックされているブロックイソシアネー
トが好ましく、より好ましくは、末端イソシアネート基
の全部がブロックされたブロックイソシアネートが好適
に用いられる。このようにイソシアネート基をブロック
すると、常温では不活性でウレタン化反応が進行しない
ため、ポットライフが長くなり、加工性がより良好とな
るため好ましい。なお、本発明において、末端イソシア
ネート基とは、通常、芳香族イソシアネート(A成分)
の片末端もしくは両末端にあるイソシアネート基をいう
が、分子鎖の末端にあるイソシアネート基をも含む意味
である。
【0012】上記ブロックイソシアネートは、例えば、
芳香族イソシアネート(A成分)に対して、ブロック剤
を所定量配合し、窒素雰囲気下、所定の条件(例えば、
50℃×2時間)で反応させて、末端イソシアネート基
の少なくとも一部をブロック剤にてブロックすることに
より作製することができる。また、上記ブロックイソシ
アネートは、芳香族イソシアネート(A成分)をジメチ
ルホルムアミド(DMF)等の溶剤に溶解した後、この
イソシアネート溶液に対してブロック剤を所定量配合
し、窒素雰囲気下、所定の条件(例えば、50℃×2時
間)で反応させることにより作製することも可能であ
る。
【0013】上記ブロック剤は、活性水素化合物であれ
ば特に限定はなく、例えば、メチルエチルケトンオキシ
ム(MEKO),ブタノンオキシム,ホルムアミドオキ
シム,アセトアミドオキシム,アセトンオキシム,メチ
ルイソブチルケトンオキシム,メチルアミルケトンオキ
シム,ジアセチルモノオキシム,ベンゾフェノンオキシ
ム,シクロヘキサノンオキシム,メチルヘキサノンオキ
シム等のケトオキシム誘導体、ε−カプロラクタム,δ
−カプロラクタム,β−ブチロラクタム,β−プロピオ
ラクタム等のラクタム誘導体、フェノール,クレゾー
ル,キシレノール,エチルフェノール,ノニルフェノー
ル,イソプロピルフェノール,p−tert−ブチルフ
ェノール,チモール,p−ニトロフェノール,p−ナフ
トール,p−クロロフェノール,p−tert−オクチ
ルフェノール等のフェノール誘導体、アセト酢酸エチ
ル,マロン酸ジエチル,アロト酢酸メチル,アセト酢酸
メチル,マロン酸ジメチル,アセチルアセトン等の活性
メチレン誘導体、メタノール,エタノール,プロパノー
ル,イソプロパノール,2−エチルヘキサノール等のア
ルコール誘導体、ブチルメルカプタン,t−ドデシルメ
ルカプタン,チオフェノール等のメルカプタン誘導体、
アセトアニリド,アセトアニラド,酢酸アミド,アクリ
ルアミド,ベンズアミド等の酸アミド誘導体、コハク酸
イミド,マレイン酸イミド等のイミド誘導体、2−フェ
ニルイミダゾリン,イミダゾール,ピラゾール,トリア
ゾール等のイミダゾール誘導体、尿素,チオ尿素,エチ
レン尿素,ジフェニル尿素等の尿素誘導体、N−フェニ
ルカルバミン酸フェニル,2−オキサゾリドン等のカル
バミン酸塩誘導体等をあげることができる。これらのな
かでも、液安定性および反応性の点から、メチルエチル
ケトンオキシム(MEKO)が好適に用いられる。な
お、ポットライフの調節は、末端イソシアネート基に対
する、ブロック剤の当量比を適宜調節することにより行
うことができる。
【0014】上記芳香族イソシアネート(A成分)は、
成形性の点から、常温で液状のものが好ましい。
【0015】なお、本発明において、常温とは、通常、
20〜30℃の範囲をいう。
【0016】また、上記芳香族イソシアネート(A成
分)のイソシアネート含有率(NCO%)は、15〜5
3重量%の範囲内が好ましく、特に好ましくは23〜3
5重量%の範囲内である。
【0017】上記芳香族イソシアネート(A成分)とと
もに用いられるポリオール(B成分)としては、ポリエ
ステルポリオールが好ましく、例えば、ポリエチレンア
ジペート(PEA)、ポリブチレンアジペート(PB
A)、PEAとPBAの共重合体、ポリイソブチレンア
ジペート等があげられる。これらは単独でもしくは2種
以上併せて用いられる。そして、上記ポリオール(B成
分)は、難燃性の点から、分子構造中にリン原子を有す
るリン含有ポリオールが特に好ましい。また、分子構造
中にリン原子を有しないリン不含ポリオールと、リン含
有ポリオールを併用しても差し支えない。
【0018】上記ポリオール(B成分)は、成形性の点
から、常温で液状のものが好ましい。
【0019】また、上記ポリオール(B成分)のOH価
は、50〜300KOHmg/gの範囲内が好ましく、
特に好ましくは100〜230KOHmg/gの範囲内
である。
【0020】上記芳香族イソシアネート(A成分)およ
びポリオール(B成分)とともに用いられるジアミノジ
フェニルメタン(C成分)としては、分子構造中に塩素
原子を少なくとも4個有するものであれば特に限定はな
いが、難燃性、成形性の点から、2,2′,3,3′−
テトラクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン
(TCDAM)が好適に用いられる。ここで、分子構造
中に含まれる塩素原子が3個以下のジアミノジフェニル
メタン、例えば、分子構造中に塩素原子を2個しか有し
ない3,3′−ジクロロ−4,4′−ジアミノジフェニ
ルメタンを用いた場合は、分子構造中に含まれる塩素原
子の数が少なすぎるため、難燃性が悪くなるとともに、
芳香族イソシアネート(A成分)とポリオール(B成
分)の成形性が悪くなるため、本発明の目的を達成する
ことはできない。
【0021】上記ジアミノジフェニルメタン(C成分)
の配合割合は、上記ポリオール(B成分)100重量部
(以下「部」と略す)に対して、30〜100部の範囲
内が好ましく、特に好ましくは35〜75部の範囲内で
ある。すなわち、上記ジアミノジフェニルメタン(C成
分)の配合割合が30部未満であると、成形性、難燃
性、弾性率が劣る傾向がみられ、逆に100部を超える
と、ポリオール(B成分)に溶解しないおそれがあるか
らである。
【0022】なお、上記構成層用材料には、上記A〜C
成分とともに溶剤を用いることが好ましい。上記溶剤と
しては、特に限定はなく、例えば、トルエン等の有機溶
剤が用いられる。このように溶剤を併用すると、構成層
用材料の粘度を比較的自由に調整することができるた
め、成形性がさらに良好となる。
【0023】また、上記構成層用材料には、上記A〜C
成分に加えて、必要に応じて、導電剤、鎖延長剤、架橋
剤、帯電防止剤等を含有させてもよい。
【0024】上記導電剤としては、アルミニウム粉末、
ステンレス粉末等の金属粉末、c−ZnO、c−TiO
2 、c−Fe3 4 、c−SnO2 等の導電性金属酸化
物、グラファイト、カーボンブラック等の導電性粉末、
第四級アンモニウム塩、リン酸エステル、スルホン酸
塩、脂肪族多価アルコール、脂肪族アルコールサルフェ
ート塩等のイオン性導電剤等があげられる。これらは単
独でもしくは2種以上併せて用いられる。なお、上記
「c−」とは、導電性を有するという意味である。
【0025】本発明の電子写真機器用無端ベルトは、例
えばつぎのようにして作製することができる。すなわ
ち、まず、ポリオール(B成分)と、特定のジアミノジ
フェニルメタン(C成分)とを所定の割合で配合し、所
定の条件(好ましくは、150℃で1時間)で加熱する
ことにより、特定のジアミノジフェニルメタン(C成
分)をポリオール(B成分)に溶解させる。その後、ト
リメチロールプロパン(TMP)等の架橋剤を配合し、
減圧下で攪拌しながら、所定の条件(好ましくは、80
℃で20分間)で脱泡脱水する。これにカーボンブラッ
ク等の導電剤を混練し、ポリオール成分を調製する。一
方、芳香族イソシアネート(A成分)を必須成分とする
イソシアネート成分を用意する。そして、上記ポリオー
ル成分とイソシアネート成分を配合し、攪拌羽根で混合
した後、所定温度(好ましくは、140℃)に予熱した
遠心成形型に注型して成型し、ついで脱型することによ
り、図1に示したような単層構造の無端ベルトを作製す
ることができる。
【0026】なお、上記芳香族イソシアネート(A成
分)としては、前述のように、末端イソシアネート基の
少なくとも一部を、ブロック剤にてブロックしたブロッ
クイソシアネートを使用すると、ポットライフが長くな
り、加工性がより良好となるため好ましい。
【0027】また、上記ポリオール成分とイソシアネー
ト成分との反応は、上述のような、ワンショット法に限
定されるものではなく、例えば、芳香族イソシアネート
(A成分)と、ポリオール(B成分)の少なくとも一部
を反応させてプレポリマーを得た後、このプレポリマー
と残りのA成分もしくはB成分を必要に応じて反応させ
るプレポリマー法を採用しても差し支えない。
【0028】上記プレポリマーとしては、末端イソシア
ネート基の少なくとも一部が、ブロック剤にてブロック
されているブロックイソシアネートが好ましく、ポット
ライフおよび加工性の点からは、末端イソシアネート基
の全部がブロックされたブロックイソシアネートがより
好適に用いられる。なお、本発明において、末端イソシ
アネート基とは、通常、プレポリマーの片末端もしくは
両末端にある未反応(フリー)のイソシアネート基をい
うが、分子鎖の末端にある未反応(フリー)のイソシア
ネート基をも含む意味である。
【0029】上記プレポリマーをブロックしてなるブロ
ックイソシアネートは、例えば、芳香族イソシアネート
(A成分)に、あらかじめ所定の条件(例えば、80℃
で1時間)で真空脱泡脱水したポリオール(B成分)を
配合し、窒素雰囲気下、所定の条件(例えば、80℃で
3時間)で反応させることにより、末端にイソシアネー
ト基を有するプレポリマーを作製した後、このプレポリ
マーに対し、メチルエチルケトンオキシム(MEKO)
等のブロック剤を配合し、窒素雰囲気下、所定の条件
(例えば、50℃×2時間)で反応を行い、プレポリマ
ーの末端イソシアネート基の少なくとも一部をブロック
剤にてブロックすることにより作製することができる。
また、上記プレポリマーをブロックしてなるブロックイ
ソシアネートは、上記芳香族イソシアネート(A成分)
に、あらかじめ所定の条件(例えば、80℃で1時間)
で真空脱泡脱水したポリオール(B成分)を配合し、窒
素雰囲気下、所定の条件(例えば、80℃で3時間)で
反応を行い、これをジメチルホルムアミド(DMF)等
の溶剤に溶解させて、末端にイソシアネート基を有する
プレポリマー溶液を作製した後、このプレポリマー溶液
に対し、メチルエチルケトンオキシム(MEKO)等の
ブロック剤を配合し、窒素雰囲気下、所定の条件(例え
ば、50℃×2時間)で反応を行い、プレポリマーの末
端イソシアネート基の少なくとも一部をブロック剤にて
ブロックすることにより作製することができる。
【0030】本発明の電子写真機器用無端ベルトの製法
は、上記方法に限定されるものではなく、例えば、スプ
レーコーティング法、多層押出成形法、インフレーショ
ン法、ディッピング法等の方法により作製しても差し支
えない。
【0031】このようにして得られる本発明の電子写真
機器用無端ベルトの総厚みは、通常、50〜250μm
であり、好ましくは100〜200μmである。また、
本発明の電子写真機器用無端ベルトは、内周長が200
〜600mmで、幅が250〜500mm程度のものが
好ましい。このような寸法であると、電子写真複写機等
に組み込んで用いるのに適当な大きさとなるからであ
る。
【0032】本発明の電子写真機器用無端ベルトは、前
記図1に示した単層構造のものに限定されるものではな
く、2層以上の多層構造であっても差し支えない。ただ
し、無端ベルトを構成する構成層の少なくとも一層は、
上記A〜C成分を必須成分とする材料を用いて形成する
必要がある。なお、上記構成層の最外層(単層構造の場
合はその層)の外周面に、トナー離型性に優れた現像剤
担持層を形成しても差し支えない。
【0033】なお、本発明の電子写真機器用無端ベルト
は、主としてフルカラー複写機,フルカラープリンター
等の中間転写体として用いられるが、フルカラーではな
い単色の電子写真複写機等の中間転写体として用いるこ
ともできる。
【0034】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0035】まず、実施例および比較例に先立って、下
記に示す材料を準備した。
【0036】〔ポリオール〕PBA(日本ポリウレタン
工業社製、ニッポラン3028、OH価:204KOH
mg/g、常温で固体)
【0037】〔ポリオール〕PEAとPBAの共重合体
〔P(E/B)A〕(日本ポリウレタン工業社製、ニッ
ポラン141、OH価:108KOHmg/g、常温で
液状)
【0038】〔ポリオール〕2−メチル−1,3−プロ
パンジオールと、アジピン酸とを用い、脱水縮合反応に
より合成したポリイソブチレンアジペート(数平均分子
量:500、OH価:224KOHmg/g、常温で液
状)
【0039】〔リン含有ポリオール〕縮合リン酸エステ
ルポリオール(クラリアントジャパン社製、エクソリッ
トTPOP550、OH価:125KOHmg/g、常
温で液状)
【0040】〔ジアミノジフェニルメタン〕2,2′,
3,3′−テトラクロロ−4,4′−ジアミノジフェニ
ルメタン(イハラケミカル工業社製、TCDAM)
【0041】〔ジアミノジフェニルメタン〕3,3′−
ジクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン(イハ
ラケミカル工業社製、MOCA)
【0042】〔芳香族イソシアネート〕MDI(日本ポ
リウレタン社製、ミリオネートMT、常温で固体)
【0043】〔芳香族イソシアネート〕ポリメリックM
DI(日本ポリウレタン社製、ミリオネートMR20
0、NCO%:30.9%、常温で液状)
【0044】〔脂肪族イソシアネート〕ヘキサメチレン
ジイソシアネート(HDI)のヌレート変性体(住友バ
イエルウレタン社製、スミジュールN3300、NCO
%:21.8%)
【0045】〔脂肪族イソシアネート〕イソホロンジイ
ソシアネート(住化バイエルウレタン社製、デスモジュ
ールI、NCO%:37.8%)
【0046】〔導電剤〕カーボンブラック(ケッチェン
ブラックインターナショナル社製、ケッチェンブラック
EC)
【0047】〔導電剤〕ホウ酸カリウム塩(日本カーリ
ット社製、LR147)
【0048】
【実施例1】ポリオール(PBA)100部と、2,
2′,3,3′−テトラクロロ−4,4′−ジアミノジ
フェニルメタン(TCDAM)50部を配合し、150
℃で1時間加熱することにより、TCDAMをポリオー
ルに溶解させた。その後、トリメチロールプロパン10
部を配合し、減圧下で攪拌しながら、80℃で20分間
脱泡脱水した。これに導電剤(カーボンブラック)5部
を混練し、ポリオール成分を調製した。一方、イソシア
ネート成分として、MDI120部を用意した。そし
て、上記ポリオール成分とイソシアネート成分を配合
し、攪拌羽根で混合した後、140℃に予熱した遠心成
形型に注型して成型し、ついで脱型することにより、厚
み150μmの単層構造の無端ベルト(図1参照)を作
製した。
【0049】
【実施例2〜7、比較例1,2】ポリオール成分および
イソシアネート成分の配合材料、配合割合を、後記の表
1および表2に示すように変更した。それ以外は、実施
例1と同様にして、無端ベルトを作製した。
【0050】
【実施例8】〔ポリオール成分の調製〕PEAとPBA
の共重合体〔P(E/B)A〕(日本ポリウレタン工業
社製、ニッポラン141、OH価:108KOHmg/
g、常温で液状)100部と、2,2′,3,3′−テ
トラクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン(T
CDAM)50部を配合し、150℃で1時間加熱する
ことにより、TCDAMをポリオールに溶解させた。そ
の後、トリメチロールプロパン10部を配合し、減圧下
で攪拌しながら、80℃で20分間脱泡脱水した。これ
にカーボンブラック(ケッチェンブラックインターナシ
ョナル社製、ケッチェンブラックEC)5部を混練し、
ポリオール成分を調製した。
【0051】〔ブロックイソシアネートの調製〕ポリ
メリックMDI(日本ポリウレタン社製、ミリオネート
MR200、NCO%:30.9%、常温で液状)10
5部に、メチルエチルケトンオキシム(MEKO)33
部を配合し、窒素雰囲気下、50℃×2時間反応させる
ことにより、末端イソシアネート基の一部が、ブロック
剤にてブロックされたブロックイソシアネートを作製し
た。
【0052】〔無端ベルトの作製〕上記ポリオール成分
と、上記ブロックイソシアネート138部とを配合
し、攪拌羽根で混合した後、160℃に予熱した遠心成
形型に注型して成型し、ついで脱型することにより、厚
み150μmの単層構造の無端ベルト(図1参照)を作
製した。
【0053】
【実施例9】〔ポリオール成分の調製〕PEAとPBA
の共重合体〔P(E/B)A〕(日本ポリウレタン工業
社製、ニッポラン141、OH価:108KOHmg/
g、常温で液状)100部と、2,2′,3,3′−テ
トラクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン(T
CDAM)50部を配合し、150℃で1時間加熱する
ことにより、TCDAMをポリオールに溶解させた。そ
の後、トリメチロールプロパン10部を配合し、減圧下
で攪拌しながら、80℃で20分間脱泡脱水した。これ
にカーボンブラック(ケッチェンブラックインターナシ
ョナル社製、ケッチェンブラックEC)5部を混練し、
ポリオール成分を調製した。
【0054】〔ブロックイソシアネートの調製〕ポリ
メリックMDI(日本ポリウレタン社製、ミリオネート
MR200、NCO%:30.9%、常温で液状)10
5部を、溶剤であるジメチルホルムアミド(DMF)1
00部に溶解した後、このイソシアネート溶液に対して
メチルエチルケトンオキシム(MEKO)67部を配合
し、窒素雰囲気下、50℃×2時間で反応させることに
より、末端イソシアネート基の全部が、ブロック剤にて
ブロックされたブロックイソシアネートを作製した。
【0055】〔無端ベルトの作製〕上記ポリオール成分
と、上記ブロックイソシアネート272部とを配合
し、攪拌羽根で混合した後、160℃に予熱した遠心成
形型に注型して成型し、ついで脱型することにより、厚
み150μmの単層構造の無端ベルト(図1参照)を作
製した。
【0056】
【実施例10】〔ポリオール成分の調製〕PEAとPB
Aの共重合体〔P(E/B)A〕(日本ポリウレタン工
業社製、ニッポラン141、OH価:108KOHmg
/g、常温で液状)50部と、2,2′,3,3′−テ
トラクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン(T
CDAM)50部を配合し、150℃で1時間加熱する
ことにより、TCDAMをポリオールに溶解させた。そ
の後、トリメチロールプロパン10部を配合し、減圧下
で攪拌しながら、80℃で20分間脱泡脱水した。これ
にカーボンブラック(ケッチェンブラックインターナシ
ョナル社製、ケッチェンブラックEC)5部を混練し、
ポリオール成分を調製した。
【0057】〔ブロックイソシアネートの調製〕ポリ
メリックMDI(日本ポリウレタン社製、ミリオネート
MR200、NCO%:30.9%、常温で液状)10
5部に、あらかじめ80℃で1時間真空脱泡脱水したポ
リオール〔PEAとPBAの共重合体:P(E/B)
A、日本ポリウレタン工業社製、ニッポラン141、O
H価:108KOHmg/g、常温で液状〕50部を配
合し、窒素雰囲気下、80℃で3時間反応させることに
より、末端にイソシアネート基を有するプレポリマーを
得た。ついで、このプレポリマーに対し、メチルエチル
ケトンオキシム(MEKO)29部を配合し、窒素雰囲
気下、50℃×2時間で反応させることにより、プレポ
リマーの末端イソシアネート基の一部が、ブロック剤に
てブロックされたブロックイソシアネートを作製した。
【0058】〔無端ベルトの作製〕上記ポリオール成分
と、上記ブロックイソシアネート184部とを配合
し、攪拌羽根で混合した後、160℃に予熱した遠心成
形型に注型して成型し、ついで脱型することにより、厚
み150μmの単層構造の無端ベルト(図1参照)を作
製した。
【0059】
【実施例11】〔ブロックイソシアネートの調製〕ポ
リメリックMDI(日本ポリウレタン社製、ミリオネー
トMR200、NCO%:30.9%、常温で液状)1
05部に、あらかじめ80℃で1時間真空脱泡脱水した
ポリオール〔PEAとPBAの共重合体:P(E/B)
A、日本ポリウレタン工業社製、ニッポラン141、O
H価:108KOHmg/g、常温で液状〕100部を
配合し、窒素雰囲気下、80℃で3時間反応させ、これ
を溶剤であるジメチルホルムアミド(DMF)100部
に溶解させて、末端にイソシアネート基を有するプレポ
リマー溶液を得た。ついで、このプレポリマー溶液に対
し、メチルエチルケトンオキシム(MEKO)51部を
配合し、窒素雰囲気下、50℃×2時間で反応させるこ
とにより、プレポリマーの末端イソシアネート基の全部
が、ブロック剤にてブロックされたブロックイソシアネ
ートを作製した。
【0060】〔無端ベルトの作製〕上記ブロックイソシ
アネート356部に対して、2,2′,3,3′−テ
トラクロロ−4,4′−ジアミノジフェニルメタン(T
CDAM)50部と、トリメチロールプロパン10部
と、カーボンブラック(ケッチェンブラックインターナ
ショナル社製、ケッチェンブラックEC)5部を配合
し、常温(25℃)で30分間攪拌羽根で混合した後、
160℃に予熱した遠心成形型に注型して成型し、つい
で脱型することにより、厚み150μmの単層構造の無
端ベルト(図1参照)を作製した。
【0061】このようにして得られた実施例品および比
較例品を用いて、下記の基準に従い、各特性の評価を行
った。これらの結果を、後記の表1〜表3に併せて示し
た。
【0062】〔成形性〕上記ポリオール成分とイソシア
ネート成分とを混合した際の成形性を評価した。評価
は、二液を混合した後、30秒以内にゲル化し、成形で
きなかったものを×、二液を混合した後にゲル化等が生
じず、成形性が良好なものを○、二液を混合した後にゲ
ル化等が生じず、成形性が特に良好なものを◎とした。
【0063】〔ポットライフ〕上記ポリオール成分とイ
ソシアネート成分とを混合した後、流動性がなくなるま
での時間を測定した。
【0064】〔引張弾性率〕JIS K 7127に準
じて、引張弾性率(MPa)を測定した。なお、引張速
度は、毎分10±2.0mmとした。
【0065】〔難燃性〕UL94VTM試験を行い、難
燃性を評価した。評価は、VTM−0のものを◎、VT
M−2のものを○、VTM−2よりも悪いレベルのもの
を×とした。
【0066】〔ベルト性能〕得られた無端ベルトを市販
のフルカラー電子写真複写機に組み込み、80g/m2
紙によるハーフトーン、カラー画像の出力を行い、初期
画出し評価を行った。評価は、色ずれ、色抜け、むら等
の画像不良がなく、良好な画像が得られたものを○、色
ずれ、色抜け、むら等の画像不良が発生したものを×と
した。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】上記結果から、実施例品は全て、分子構造
中に塩素原子を4個有するジアミノジフェニルメタン
(TCDAM)を用いているため、成形性、難燃性に優
れるとともに、高弾性率で、ベルト性能にも優れている
ことがわかる。また、リン含有ポリオールを併用してい
る実施例3,6品は、難燃性が特に優れていることがわ
かる。そして、ブロックイソシアネートを用いた実施例
8〜11品は、ポットライフが長くなり、成形性がより
良好となることがわかる。
【0071】これに対して、比較例1,2品は、いずれ
も難燃性に劣ることがわかる。また、比較例1品は、芳
香族イソシアネートを用いているため、成形性が悪かっ
た。比較例2品は、脂肪族イソシアネートを用いている
ため、凝集力が弱く、弾性率が小さかった。そのため、
ベルトが伸びたままで元に戻りにくく、画像にずれが生
じ、ベルト性能が悪かったと思われる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子写真機器用
無端ベルトは、構成層の少なくとも一層が、上記A〜C
成分を必須成分とする材料を用いて形成されている。こ
のように本発明は、凝集力が弱い脂肪族イソシアネート
に代えて、芳香族イソシアネート(A成分)を用いてい
るため、無端ベルトを高弾性率化でき、しかも分子構造
中に塩素原子を少なくとも4個有するジアミノジフェニ
ルメタン(C成分)を併用しているため、芳香族イソシ
アネート(A成分)とポリオール(B成分)との成形性
が向上するとともに、ジアミノジフェニルメタン(C成
分)中に含まれる多数の塩素原子により、難燃性にも優
れるという効果を奏する。
【0073】そして、分子構造中にリン原子を有するポ
リオールを用いると、難燃性がさらに向上する。
【0074】また、上記芳香族イソシアネート(A成
分)およびポリオール(B成分)の少なくとも一方が、
常温で液状であると、イソシアネート成分とポリオール
成分との成形性が良好となる。
【0075】さらに、上記構成層の少なくとも一層が、
上記A〜C成分とともに溶剤を用いて形成されている
と、構成層用材料の粘度を比較的自由に調整することが
できるため、成形性がさらに良好となる。
【0076】そして、上記芳香族イソシアネート(A成
分)の末端イソシアネート基の少なくとも一部が、ブロ
ック剤にてブロックされたブロックイソシアネートを用
いると、ポットライフが長くなり、加工性がより良好と
なるため好ましい。また、上記芳香族イソシアネート
(A成分)と、ポリオール(B成分)とを反応させたプ
レポリマーの、末端イソシアネート基の少なくとも一部
が、ブロック剤にてブロックされてたブロックイソシア
ネートを用いると、ポットライフが長くなり、加工性が
より良好となるため好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子写真機器用無端ベルトの一例を示
す部分断面図である。
【符号の説明】
1 無端ベルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 75:06 C08L 75:06 (72)発明者 加地 明彦 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 (72)発明者 所 圭輔 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 (72)発明者 神田 成輝 愛知県小牧市東三丁目1番地 東海ゴム工 業株式会社内 Fターム(参考) 2H072 CA05 JA03 JC07 2H200 FA09 FA13 JB07 JB45 JC04 JC15 MA04 MA11 MA20 3F049 AA10 BA11 LA02 LA07 LB03 4F071 AA53 AB03 AB27 AE15 AF15 AF47 AH16 BA02 BB01 BB12 BC07 4J034 BA08 CA15 CB05 CB07 CC12 CC61 CC67 CD13 DA01 DB03 DC50 DF01 DF14 DF34 HA01 HA06 HA07 HC12 HC52 HC61 HC64 HC71 HC73 HD03 HD04 HD05 HD06 HD07 HD08 HD09 HD12 JA02 JA12 JA43 MA01 MA02 MA03 MA12 MA14 MA15 MA16 QB14 QB17 QD03 RA16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面が感光体に接するかもしくは近接し
    た状態で周方向に駆動される電子写真機器用無端ベルト
    であって、周方向に沿う多層ないし単層の構成層を備
    え、その層の少なくとも一層が、下記の必須成分(A)
    〜(C)を用いて形成されていることを特徴とする電子
    写真機器用無端ベルト。 (A)芳香族イソシアネート。 (B)ポリオール。 (C)分子構造中に塩素原子を少なくとも4個有するジ
    アミノジフェニルメタン。
  2. 【請求項2】 上記(B)のポリオールが、分子構造中
    にリン原子を有するものである請求項1記載の電子写真
    機器用無端ベルト。
  3. 【請求項3】 上記(A)の芳香族イソシアネートが、
    常温で液状である請求項1または2記載の電子写真機器
    用無端ベルト。
  4. 【請求項4】 上記(B)のポリオールが、常温で液状
    である請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子写真機
    器用無端ベルト。
  5. 【請求項5】 上記(B)のポリオールが、ポリイソブ
    チレンアジペートである請求項1〜4のいずれか一項に
    記載の電子写真機器用無端ベルト。
  6. 【請求項6】 上記(A)の末端イソシアネート基の少
    なくとも一部が、ブロック剤にてブロックされている請
    求項1〜5のいずれか一項に記載の電子写真機器用無端
    ベルト。
  7. 【請求項7】 上記(A)と(B)の少なくとも一部を
    反応させたプレポリマーの、末端イソシアネート基の少
    なくとも一部が、ブロック剤にてブロックされている請
    求項1〜5のいずれか一項に記載の電子写真機器用無端
    ベルト。
  8. 【請求項8】 上記構成層の少なくとも一層が、上記
    (A)〜(C)とともに溶剤を用いて形成されている請
    求項1〜7のいずれか一項に記載の電子写真機器用無端
    ベルト。
JP2002224648A 2002-01-29 2002-08-01 電子写真機器用無端ベルト Pending JP2003295630A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002224648A JP2003295630A (ja) 2002-01-29 2002-08-01 電子写真機器用無端ベルト

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002-20485 2002-01-29
JP2002020485 2002-01-29
JP2002224648A JP2003295630A (ja) 2002-01-29 2002-08-01 電子写真機器用無端ベルト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003295630A true JP2003295630A (ja) 2003-10-15

Family

ID=29253313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002224648A Pending JP2003295630A (ja) 2002-01-29 2002-08-01 電子写真機器用無端ベルト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003295630A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009223134A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Shin Etsu Polymer Co Ltd 無端ベルト及び画像形成装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009223134A (ja) * 2008-03-18 2009-10-01 Shin Etsu Polymer Co Ltd 無端ベルト及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5931846B2 (ja) 導電性ローラ、現像装置及び画像形成装置
US8515318B2 (en) High conductive, soft urethane rollers
EP2708958B1 (en) Intermediate transfer belt and a method for producing the same, and image forming apparatus
JP3426688B2 (ja) 導電性ポリウレタンエラストマー組成物
US7214757B2 (en) Polyurethane elastomers and shaped articles prepared therefrom
US11215937B2 (en) Charging roll or developing roll for electrophotographic device
US20080047142A1 (en) Supply roller of developing device for image forming apparatus and method of manufacturing the same
JP2003295630A (ja) 電子写真機器用無端ベルト
JP3154292B2 (ja) 電子写真装置用ブレード体
WO2019150677A1 (ja) 電子写真機器用ブレードの製造方法および電子写真機器用ブレード
JP3855885B2 (ja) 電子写真機器用無端ベルトおよびその製法
JP5479256B2 (ja) 導電性ローラ及び画像形成装置
JP4186445B2 (ja) Oa機器用ウレタンウレア部材
JP2004037630A (ja) トナー供給ローラ
JP3424781B2 (ja) ポリウレタンローラ
JP2017134386A (ja) クリーニングブレード、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置
CN103293904B (zh) 辊部件、充电设备、图像形成装置和处理盒
JP4061777B2 (ja) 被覆層を有するゴムローラの製造方法
JP2008256780A (ja) 電子写真装置用ブレード部材の製造方法及び得られる電子写真装置用ブレード部材
JP4885614B2 (ja) 導電性ローラ
JP3154861B2 (ja) 現像機用ローラ及びその製造方法
JP2004169001A (ja) 導電性非発泡ポリウレタン樹脂製造用組成物、並びに該組成物からなる導電性非発泡ポリウレタン成形物及び導電性非発泡ロール
WO2019044137A1 (ja) 電子写真機器用帯電部材
JP2002105214A (ja) Oa機器用ウレタン部材
JP2000010417A (ja) 導電性転写ベルト