JP2003295251A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2003295251A
JP2003295251A JP2002100532A JP2002100532A JP2003295251A JP 2003295251 A JP2003295251 A JP 2003295251A JP 2002100532 A JP2002100532 A JP 2002100532A JP 2002100532 A JP2002100532 A JP 2002100532A JP 2003295251 A JP2003295251 A JP 2003295251A
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  • Studio Devices (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Focusing (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】主被写体のみならず、画面全体の色調をも考慮
することにより、雰囲気の豊かな画像を取得することが
できるようにする。 【解決手段】CPU1は、画面内の明るさの分布を検出
し、この検出された明るさの分布を参照して明部と暗部
の変化ポイントを判定する。露出制御部10は、判定さ
れた変化ポイントの画面内の位置に基づいて、明部又は
暗部のいずれに露出を合わせるかを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに関し、特
に、カメラの制御技術の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画面内の複数のポイントの明るさに関す
る情報を使用して主被写体に露出をあわせる提案が、例
えば特開昭61−246711号公報においてなされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭61−
246711号公報のように主被写体のポイントのみに
露出を合わせると、画面全体の雰囲気が再現されない場
合がある。例えば、青空を背景に撮影された写真など
は、人物の露出が優先されるので、背景である空の青の
部分が写真として表現されず、雰囲気の乏しい写真にな
ってしまう。特に、ラチチュードの狭いフィルムを利用
したときや、デジタルカメラを使用して撮影を行った場
合には、このようなことが頻繁に起こり得る。
【0004】本発明はこのような課題に着目してなされ
たものであり、その目的とするところは、主被写体のみ
ならず、画面全体の色調をも考慮することにより、雰囲
気の豊かな画像を取得することができるカメラを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明に係るカメラは、画面内の明るさの分
布を検出する輝度分布検出手段と、上記輝度分布検出手
段によって検出された明るさの分布を参照して明部と暗
部の変化ポイントを判定する変化ポイント判定手段と、
上記変化ポイント判定手段により判定された変化ポイン
トの画面内の位置に基づいて、上記明部又は暗部のいず
れに露出を合わせるかを決定する露出制御手段とを具備
する。
【0006】また、第2の発明は、第1の発明に係るカ
メラにおいて、上記画面内の複数ポイントを測距する測
距手段を具備し、上記測距手段による測距結果に基づい
て、主被写体位置を検出する主被写体位置検出手段と、
上記主被写体位置検出手段により検出された主被写体位
置と、上記明部と暗部の関係に従って、ストロボ光の照
射を決定する決定手段とを有する。
【0007】また、第3の発明に係るカメラは、画面内
の明部と暗部の分布を検出する明暗分布検出手段と、上
記画面内の距離分布を検出する距離分布検出手段と、上
記距離分布検出手段によって検出された距離に対するピ
ント合わせ位置が、上記暗部に相当し、かつ、上記明暗
分布検出結果から上記暗部に対する上記明部の比率が大
きいと判定されたときに、ストロボ光の照射を制御する
制御手段とを具備する。
【0008】また、第4の発明に係るカメラは、画面内
の明部と暗部の輝度差を検出する輝度差検出手段と、上
記明部及び暗部それぞれの距離を検出する距離検出手段
と、上記輝度差検出手段により大きい輝度差が検出さ
れ、かつ、上記距離検出手段により上記暗部が近距離で
あることが検出された場合に、ストロボ光投射を行なう
ストロボ制御手段とを具備する。
【0009】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、図面を参
照して本発明の第1実施形態を詳細に説明する。まず、
本発明の前提となる構成を説明する。図1は、本発明の
実施形態が適用されるカメラの機能ブロック図である。
以下に、カメラのピント合わせを行なうときの被写体距
離Lの求め方を説明する。3a,3bは視差Bをもたせ
て配置された一対の受光レンズであり、被写体5の像は
これらのレンズによってセンサアレイ2a,2b上に結
像される。この像は上記視差Bによって三角測距の原理
に従って、2つのセンサアレイ2a,2b上の異なる相
対位置に結像する。この相対位置の差xを検出すれば被
写体距離Lは、受光レンズの焦点距離fと、上記視差B
に従って、L=(B・f)/xを計算することによって
求めることができる。
【0010】このようにして被写体距離Lを求めた後、
ワンチップマイクロコンピュータ等からなる演算制御手
段(CPU)1は、求めた被写体距離Lに従って、撮影
レンズ11のピントを合わせるピント合せ手段4を制御
する。これによって被写体5にピントが合った撮影を行
うことができる。
【0011】撮影にあたって、被写体像は撮影レンズ1
1を介して取り込まれ、撮像素子12により撮像され
る。撮像された被写体像は、A/D変換器13によりデ
ジタル信号に変換された後、CPU1により制御される
画像処理部14に入力される。この画像処理部14で所
定の画像処理が施された被写体データはメモリ15に記
憶される。また、当該被写体データは表示部16に適宜
表示される。1aは撮影釦である。
【0012】ここで上記した相対位置の差xは以下の方
法により算出される。CPU1内に設けられたA/D変
換器2cによって各センサアレイの各センサの出力がデ
ィジタル信号としてCPU1内のメモリ(図示せず)中
に記憶される。CPU1はこの結果を用いて相関演算部
2eにより所定のプログラムを用いて相関演算を行う
が、これは2つのセンサアレイの出力をセンサアレイの
並び方向にずらしながら差をとって、いちばん差が小さ
くなった時のずらし量により“相関”が高いと判定する
方法である。このずらし量とセンサアレイのピッチが前
記した相対位置の差xをあらわす値となる。
【0013】図2は、上記したセンサアレイの一部の構
成をより詳細に示した図である。S1〜S4は、センサ
アレイを形成する受光素子の受光面を表わしている。S
1〜S4の各センサは、バイアス回路100から電源を
供給されるようになっている。上記各センサは受光量に
応じた信号電流を出力する。この信号電流は、積分開始
/終了スイッチ7aのON時は積分アンプA1〜A4に
導かれ、リセットスイッチ7bがOFFであれば、分量
に応じた電圧信号が各アンプの出力に出力される。この
結果をCPU1内蔵のA/D変換器2cによって読みと
れば、図1で説明した相関演算を経てピント合せができ
る。
【0014】しかし、この各センサS1〜S4に入る光
の量は、シーンの明るさや被写体の色や反射率によって
種々の値にバラつくので、限られたダイナミックレンジ
の積分手段で適正な値に積分量を収めるためには、正確
な積分制御技術が必要になる。例えば、積分時間が短か
すぎるときには積分結果が平坦になってしまって差が得
られないが、長すぎても回路の飽和によって積分結果が
均一になってしまう。
【0015】先の相関演算の説明からも明らかなよう
に、像の変化が小さい場合には2つのセンサアレイで得
られた2つの像の相関がとりにくく、結果として正しい
測距ができなくなってしまう。
【0016】そこで、ここではCPU1により積分結果
をリアルタイムでモニタして適正なレベルになった所で
積分を終了させるようにする。最大積分値検出回路6は
スイッチ7cの各スイッチをON,OFFすることによ
り入力される各センサS1〜S4の積分出力のうち最大
の積分値を検出する。
【0017】図3(a)は、これらのスイッチ7cをO
Nさせて、積分制御部2dにより積分制御を行うときの
タイミングチャートである。各センサS1〜S4に光が
入射しているとき、最初にリセットスイッチ7bをON
しておき、出力を基準レベルにリセットしたあと、積分
開始/終了スイッチ7aをON、リセットスイッチ7b
をOFFするとT1 のタイミングで積分が開始される。
【0018】最大積分値検出回路6の出力は、A/D選
択スイッチ8が最大積分値検出回路6に接続されている
ときに最も積分量の大きいセンサ出力(最大値)が選択
されてCPU1のA/D変換器2cに入力される。CP
U1はこの出力をA/D変換器2cを駆動して逐次モニ
タ(図3(a))する。すなわち、CPU1は、上記最
大値が回路のダイナミックレンジを越えないタイミング
T2で積分開始/終了スイッチ7aをOFFすることで
各センサの積分出力がダイナミックレンジを越えること
がないようにモニタしている。積分停止後、CPU1は
A/D選択スイッチ8を切換制御して、各センサS1〜
S4の積分出力をA/D変換することにより、各センサ
出力を順次モニタすることができる。
【0019】このようにして得られた像信号は、図3
(b)に示すような形状を有し、光の入射状態に従って
暗い所は低い出力、明るい所は高い出力を示す。このよ
うな方法によって、カメラの測距装置は適正な像信号を
得ることができる。
【0020】なお、図1の構成で、受光レンズ3aから
の点線で示した光線を利用すると、画面中心の(C)ポ
イント以外のポイント、つまり基線長方向にズレたポイ
ント(L),(R)の測距も可能となる。
【0021】また、図4(a)のように受光レンズ3
a,3bの後方のセンサアレイ2a,2bを基線長方向
と垂直の方向に上下各々1本追加すると、図4(a)の
光線で示されるように、基線長方向とは垂直方向の部分
(U)、(D)の測距が可能となる。従って、この時、
図4(b)のようにセンサアレイのモニタ域が拡大され
て画面内の多くのポイントが測距できるようになる。
【0022】この考え方を拡張すれば、1本や3本のラ
インセンサではなく、図5(a)のようにセンサが連続
して並べられたいわゆるエリアセンサを用いることによ
って画面内をくまなくモニタすることができ、例えば図
5(b)のように測距可能ポイント数を、30ポイント
あるいはそれ以上に増加させることが可能になる。
【0023】このような工夫によって測距ポイント数を
増加させれば、主被写体が画面のどこに存在していても
正確な測距ができる。例えば、図5(c)のような構図
で画面の端の方に人物がいる場合であっても正確なピン
ト合せのできるカメラが得られる。
【0024】また、各センサ出力が画面内の各ポイント
の明暗を表すので、画面内の輝度分布センサともみなす
ことができる。
【0025】上記した構成を前提にして、以下に本発明
の第1実施形態を図6を参照して説明する。図6(a)
のようなシーンでは、人物50のみならず窓の外の風景
51について、多少のピントの差はあっても、各々の色
合いが再現された画像が得られることが望ましい。人物
50が主被写体だからといって、人物50に露出を合わ
せると、図6(b)のように窓の外はラチチュードでカ
バーできず、写真として再現されないので非常に雰囲気
の乏しい画像となってしまう。このような写真では、被
写体がどこに存在していても同じような画像となってし
まうため、例えば旅先での記念写真としては好ましくな
いものになってしまう。
【0026】そこで本実施形態では画面内の明るさ分布
の判定を行ない、例えば図6(c)のように、画面の明
暗分布を2値化して、明と暗のどちらを占める割合が大
きいかを検出し、これに基づいて露出制御部10におい
て露出を制御するようにする。但し、明暗に大きな差異
がないシーンもあるので、所定の明るさ以上の変化があ
るときのみに、本実施形態の明暗分布判定を行なうよう
にする。
【0027】本実施形態のフローを図7に示す。ステッ
プS40〜S41は、すでに説明した測距装置によって
被写体の距離分布を検出するステップであり、図6
(c)の画面内の3点52、53、54のうち、最も近
い距離を示すポイントを主被写体距離とし、ステップS
42でその位置を検出する。
【0028】ステップS43以下では、前述のような明
るさの分布を調べるために、まず、画面内の明るさの変
化(明暗の差)が大きいか否かを検出する(ステップS
43)。この明るさの変化の検出方法については、図1
0及ぶ図11を用いて以下に詳述する。ステップS43
で明暗差(図10、図11のΔBV)が小さいと判断さ
れた場合にはステップS58に分岐して被写体距離Lに
ピント合わせした後、明るさを平均化したものに対して
正しい露出制御を行う(ステップS59)。
【0029】また、ステップS43で明暗差が大きいと
判断された場合には、ステップS43をステップS44
に分岐して、明部の面積が大きいかどうかを判定する。
ステップS44で明部の面積が大きいと判断された場合
には、図6(a)のようなシーンであると判断して、基
本的に明るいところの色合いが重要であるとして、ステ
ップS45に移行してこの部分の露出が適正になるよう
な露出制御を行なう。
【0030】色によっては、最適な露出制御が異なるの
で、デジタルカメラに本発明を応用する場合には、明部
の色調を撮像素子により検出して、その結果を反映させ
るようにしてもよい。
【0031】明度を優先する露出を行なう場合には、図
6(a)や図8(b)の人物のような状態のものは逆光
で暗くなってしまうので、ステップS45において主被
写体位置が暗部に存在するかどうかを判定し、YESな
らば被写体距離Lにピント合わせ(ステップS46)し
た後、逆光状態なのでステップS47にてストロボ発光
にて明部で露出を行なうようにする。
【0032】一方、ステップS45において、主被写体
が明部に存在しないと判断されたならば、ステップS5
1に分岐して被写体距離Lにピント合わせをした後、明
部で露出制御を行なう(ステップS52)。
【0033】一方、ステップS44で明部の面積が小さ
いと判断された場合には、ステップS44をステップS
54に分岐して主被写体位置が暗部に存在するかどうか
を判定し、ピント合わせの後、主被写体を重視した露出
制御を行う(ステップS52、S56)。
【0034】すなわち、ステップS54においてYES
の場合には、被写体距離Lにピント合わせをして(ステ
ップS55)、暗部で露出制御を行なう(ステップS5
6)。また、ステップS54においてNOの場合には、
被写体距離Lにピント合わせをして(ステップS5
1)、明部で露出制御を行なう(ステップS52)。こ
こでは、図8(a)のようなシーンを想定しており、背
景の明るい空の部分61は、重要度が小さいとみなし
て、人物60に露出を合わせる制御を行なっている。
【0035】以上、説明したように、本実施形態によれ
ば、主被写体の明暗のみならず、明部と暗部の比率を考
慮して露出制御を行なうようにしたので、面積の広いほ
うの色合いを重視した、雰囲気の豊かな写真撮影が可能
となる。
【0036】(第2実施形態)図5(a)に示すような
エリアセンサを備えたカメラにおいては、以下に述べる
ような方法によって、カメラを構えたときに画面が縦長
になるか横長になるかを判定することが可能である。
【0037】図8(a)、(b)から明らかなように、
通常、画面上方61は明るいだけでなく、主被写体60
より遠距離である場合が多い。そこで本実施形態では、
エリアセンサを利用し、画面内の明るさや距離の分布を
考慮して、写真撮影時のカメラの構え方が画面横長とな
るか、縦長となるかを判定するようにする。
【0038】図9に、本実施形態のエリアセンサを用い
たAFによる、構え方検知(構図検知)のフロー例を示
す。このフローは、CPU1によって制御され、この制
御結果により、CPU1はカメラの制御方法を切り替え
る。
【0039】このフローは図10(a)及び図11
(a)に示すシーンに基づく考え方によって構成されて
いる。つまり、画面の長い方向をx方向、画面の短い方
向をy方向としたときに、図10(a)のようなシーン
では、上下方向になる。y方向に沿って図5(a)のよ
うなエリアセンサの同じy座標の画素データを加算した
値の分布は、空が明るいことにより、図10(b)のよ
うに、大きな変化(ΔBV)を示す。左右方向になるx
方向に沿って同じx座標の画素データを加算したときの
値の分布は、逆に、変化が乏しい(図10(c))。
【0040】ところが、図11(a)のようなシーンで
は、反対に、y方向に沿って同じy座標の画素データを
加算した値を調べても、空と地上の建物、人物等が混ざ
り合って大きな変化を示さない(図11(c))。むし
ろ、x方向に沿って同じx座標の画素データを加算する
と、空は明るく、地上は暗いので明瞭に輝度変化が観測
され、同様にして、ΔBVとして示した大きなデータ変
化を示す(図11(b))。
【0041】このように、x方向またはy方向の画素デ
ータ加算値の分布を調べることによって、構図(縦か横
か)を判定することができる。
【0042】図9のステップS1乃至S4は、y方向の
原点から終了点に向かって同じy座標を取るデータをx
方向に加算し、その輝度分布を調べるフローである。ス
テップS3では、y座標をnだけ増加していく処理を行
ない、全画面範囲に渡って分布を調べる。ここではCP
Uの処理速度を考慮して、とびとびのyの値について加
算値を求めるようにしている。ステップS5乃至S8
は、x方向について同様の処理を行なっている。
【0043】ステップS9以降のフローは、前述の考え
方に基づき、y方向に沿った加算値の最大変化ΔBVy
と、x方向に沿った加算値の最大変化ΔBVxとを比較
して(ステップS9)、カメラが縦長構図で構えられて
いるかあるいは横長構図で構えられているかを調べるフ
ローである。一般の写真は、人間の眼が2つ横に並んで
いることに対応して横長構図なので、y方向の変化が大
きいと、直ちにステップS17に分岐し、横長構図であ
ると判定する。
【0044】しかしそれ以外は、縦長構図の可能性があ
ると判断してステップS10に分岐し距離の分布を考慮
する。明るさの分布は判定が容易であるが、距離分布は
判定が困難であるので、ここでは最も端の部分のエリア
センサ部のみを利用する。さらに絞り込むとすると、x
方向、y方向の各両端でその中央部分付近の距離を求め
れば良い。
【0045】まず、ステップS10、S11及びステッ
プS13、S14がその距離を判定するステップであ
り、遠距離データを出力する部分が上下方向の上部であ
るという考え方で、構図判定を行なっていく。ステップ
S12で、y方向の両端の距離差が大きいかどうかを判
断し、YESの場合にはステップS17に分岐して横長
構図であると判定する。
【0046】ステップS15、S16でx方向両端距離
差が大きいかどうかを判断し、距離差が小さい場合には
ステップS17に分岐する。しかし、距離差が大きい場
合にはステップS18、S19にて、縦長構図であるこ
とを判定する。横長画面時の左の方向が上か、右の方向
が上かは、ステップS15またはS16にて検出するこ
とができる。
【0047】図12は、周囲が暗いときの構図判定の流
れを示すフローチャートである。暗いときには、図1の
ストロボ回路9を制御して、発光部9aから光を投射し
(ステップS20)、そのときにエリアセンサから得ら
れる反射光分布(ステップS21)によっても、同じよ
うな考え方で構図判定ができる。ステップS22、S2
3は、図9のステップS1乃至S4、S5乃至S8に相
当し、輝度ではなく、反射光分布となるところが異なる
が、処理は同じでよい。
【0048】ステップS24にてy方向の分布の変化よ
りx方向の分布の変化の方がはるかに大きいかどうかを
調べ、大きいときには縦構図であると判定し(ステップ
S26、S27、S28)、そうでない場合には横構図
であると判定する(ステップS25)。
【0049】ここで、反射光は近い距離ほど大きくなる
ので、ステップS26で光量が大きい部分を近距離、小
さい部分を遠距離(上方向)と考えることによって、ス
テップS27、S28に分岐して上下関係を判定する。
このような考え方によれば、明るさ(反射光)の分布が
そのまま距離の分布となるので、図9のフローより高速
な判定ができる。また、専用のセンサではなく、撮像素
子を流用して判定しても良い。
【0050】図13は、上記した構図判定機能を利用し
た露出制御の一例を説明するためのフローチャートであ
る。この実施形態は、特に、空の色合いを出すかどうか
を重視した実施形態である。すなわち、まず、前述のよ
うな方法で明るい方向が空であるという考え方に基づい
て画面の上下方向の検出を行なう(ステップS30)。
次に、ステップS31にてこのときの明るさの変化ポイ
ント(輝度変化点)(図10(b)、図11(b)のΔ
BVのポイント)が画面の中央より上か下かを判定し、
中央以下なら、明るい部分が大きいとして、図8(b)
のようなシーンと考え、被写体距離が近距離かどうかを
判断する(ステップS32)。ここでYESならばステ
ップS32をステップS34に分岐し、上方(明部)を
重視した露出制御を行なう。下方の人物の露出はストロ
ボで補助する(ステップS35)。
【0051】また、ステップS32の判断がNO、すな
わち、ストロボが届かない距離では、ステップS32を
ステップS33に分岐して主被写体の明るさに合わせて
露出制御を行なう。
【0052】また、ステップS31にて、輝度変化点が
画面中央より上ならば、図8の(a)のようなシーンと
なるので、画面下方を重視した露出制御を行ない(ステ
ップS36)、状況に応じて、すなわち手ブレかどうか
に応じて(ステップS37)、ストロボ発光制御を行な
う(ステップS38)。
【0053】以上、説明したように、本実施形態によれ
ば、画面の上下方向を考慮して、空の部分の色など周囲
の雰囲気を重視した露出制御が行なえる。
【0054】(第3実施形態)以下に図14を参照して
本発明の第3実施形態を説明する。本実施形態は被写体
の距離分布を本発明の特徴である画面内の明暗分布判定
と組み合わせたことを特徴とする。まずステップS60
で輝度差(明暗差)が大きいかどうかを判断する。輝度
差が大きい場合には明部の距離と暗部の距離を比較し
(ステップS61)、暗部の距離が近い場合には明部で
露出制御を行う際に、ストロボ発光により暗部の明るさ
を補助する(ステップS62)。この場合、明部は距離
が遠いのでストロボ光が届かず影響を受けない。従って
ラチチュード内に明るさを抑えた露出制御ができる。
【0055】また、ステップS61で明部の距離が近い
と判断された場合には、ストロボ投射で輝度差が拡大す
るので、ストロボの有効利用ができない。この場合に
は、図8(b)のように、遠距離のものを主被写体であ
ると考えて、暗いほうに露出を合わせる(ステップS6
3)。
【0056】また、ステップS60で輝度差が小さいと
判断された場合には、平均化を行い(ステップS6
4)、取得した平均値を用いて露出制御を行なう(ステ
ップS65)。
【0057】本実施形態によれば、暗くて近い被写体に
対してはストロボ光が有効活用できることを利用して、
画面全体の明るさの差を小さくして色再現性の良い画像
が得られる。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、画面内の明るさの分布
を判断して、露出制御の方法を決定するようにしたの
で、画面全体の色再現性を良好に維持した画像を得るこ
とができるカメラとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態が適用されるカメラの機能ブ
ロック図である。
【図2】センサアレイの一部の構成をより詳細に示した
図である。
【図3】図2に示すスイッチを切り換えて積分制御を行
うときのタイムチャートである。
【図4】センサアレイを基線長方向と垂直方向に追加し
て測距可能域を拡大した実施形態を説明するための図で
ある。
【図5】エリアセンサにより測距域を画面全域に拡大し
た実施形態を説明するための図である。
【図6】本発明の第1実施形態の概略を説明するための
図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る撮影フローを説明
するための図である。
【図8】本発明の第2実施形態の概略を説明するための
図である。
【図9】本発明の第2実施形態に係る構図判定フローを
説明するための図である。
【図10】明るさの変化の検出方法について説明するた
めの図(その1)である。
【図11】明るさの変化の検出方法について説明するた
めの図(その2)である。
【図12】本発明の第2実施形態に係る他の構図判定フ
ローを説明するための図である。
【図13】本発明の構図判定機能を利用した露出制御の
一例を説明するためのフローチャートである。
【図14】本発明の第3実施形態を説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 演算制御手段(CPU) 1a 撮影釦 2a、2b センサアレイ 2c A/D変換器 2d 積分制御手段 2e 相関演算手段 3a、3b 一対の受光レンズ 4 ピント合わせ手段 5 被写体 8 A/D選択スイッチ 9 ストロボ回路 9a 発光部 10 露出制御部 11 撮影レンズ 12 撮像素子 13 A/D変換器 14 画像処理部 15 メモリ 16 表示部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/05 H04N 5/335 Z 5C024 H04N 5/235 101:00 5/238 G02B 7/11 Z 5/335 A // H04N 101:00 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H002 AB04 CD11 DB26 DB28 DB30 HA04 JA07 2H011 AA01 BA01 DA01 DA07 2H051 AA01 BB01 DA07 EA11 EB02 EB07 2H053 AB03 AD21 BA75 BA82 DA03 5C022 AA13 AB15 AB26 AC42 AC69 5C024 AX04 BX01 CX43 CY17 DX04 EX11 HX29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画面内の明るさの分布を検出する輝度分
    布検出手段と、 上記輝度分布検出手段によって検出された明るさの分布
    を参照して明部と暗部の変化ポイントを判定する変化ポ
    イント判定手段と、 上記変化ポイント判定手段により判定された変化ポイン
    トの画面内の位置に基づいて、上記明部又は暗部のいず
    れに露出を合わせるかを決定する露出制御手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記画面内の複数ポイントを測距する測
    距手段を具備し、 上記測距手段による測距結果に基づいて、主被写体位置
    を検出する主被写体位置検出手段と、 上記主被写体位置検出手段により検出された主被写体位
    置と、上記明部と暗部の関係に従って、ストロボ光の照
    射を決定する決定手段と、を有することを特徴とする請
    求項1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 画面内の明部と暗部の分布を検出する明
    暗分布検出手段と、 上記画面内の距離分布を検出する距離分布検出手段と、 上記距離分布検出手段によって検出された距離に対する
    ピント合わせ位置が、上記暗部に相当し、かつ、上記明
    暗分布検出結果から上記暗部に対する上記明部の比率が
    大きいと判定されたときに、ストロボ光の照射を制御す
    る制御手段と、を具備することを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 画面内の明部と暗部の輝度差を検出する
    輝度差検出手段と、 上記明部及び暗部それぞれの距離を検出する距離検出手
    段と、 上記輝度差検出手段により大きい輝度差が検出され、か
    つ、上記距離検出手段により上記暗部が近距離であるこ
    とが検出された場合に、ストロボ光投射を行なうストロ
    ボ制御手段と、 を具備することを特徴とするカメラ。
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