JP2003293987A - 流体機械及びこれに備わるロータ - Google Patents

流体機械及びこれに備わるロータ

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JP2003293987A
JP2003293987A JP2002099255A JP2002099255A JP2003293987A JP 2003293987 A JP2003293987 A JP 2003293987A JP 2002099255 A JP2002099255 A JP 2002099255A JP 2002099255 A JP2002099255 A JP 2002099255A JP 2003293987 A JP2003293987 A JP 2003293987A
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Masayuki Kita
雅之 北
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インペラを多数に備えた長尺なロータであっ
ても超高速域にて回転が可能とされ、高い圧縮率を得て
気体を効率よく圧縮する小型化された流体機械及びこれ
に備わるロータを提供すること。 【解決手段】 ケーシング2内に、多段に配置された複
数のインペラ4の回転により気体を略半径方向に移送す
るロータ11と、該ロータ11を回転可能に支持する軸
受50とを備えた流体機械において、軸受50がロータ
11の両端側にそれぞれ配置されるとともに、これら前
記両軸受50間に予想される振動の腹部に第2の軸受5
1が1つまたは複数配置される構成した。また、ロータ
11の各端側に備わる軸受50と第2の軸受51との
間、または、隣り合う第2の軸受51どうしの間に予想
される振動の腹部に第3の軸受52が1つまたは複数配
置される構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠心力により気体
を段階的に圧縮する流体機械及びこれに備わるロータに
関する。
【0002】
【従来の技術】流体機械の一例として、複数のインペラ
を多段に備えた遠心圧縮機について説明する。遠心圧縮
機は、回転するインペラの半径方向に気体あるいは蒸気
を通り抜けさせ、その際に発生する遠心力にてそれら気
体を圧縮するものである。図5は従来より用いられてい
る遠心圧縮機1の全体構成を説明する断面図である。図
において、符号1は遠心圧縮機、2はケーシング、3は
シャフト、4はインペラ、5は軸受、10はロータを示
している。
【0003】ケーシング2は、遠心圧縮機1の外観形状
をなすとともに、この内部に、シャフト3と、該シャフ
ト3の軸線方向に沿って所定の間隔を有して取り付けら
れた複数のインペラ4と、各インペラ4間を繋いで段階
的に圧縮された気体を流通させる流路2cと、シャフト
3の両端部を回転可能に支持する各軸受5とが少なくと
も備えられている。また、ケーシング2の壁面には、圧
縮する気体を導き入れる吸入口2aと、圧縮された気体
を送出する吐出口2bとが備えられている。
【0004】個々のインペラ4は、円盤上に複数の羽根
(図示せず)が立設され、該羽根の先端にシュラウドが
取り付けられて構成されている。上記円盤とシュラウド
との間に形成される空間は、圧縮する気体の通り道とし
て機能する流路とされ、先に説明したケーシング2内の
流路2cと繋げられている。また羽根先端にシュラウド
を取り付けない構成もある。このように、複数のインペ
ラ4がシャフト3に多段に取り付けられたものは、符号
10に示される遠心圧縮機1のロータをいうものであ
る。
【0005】上記のような遠心圧縮機1において、ロー
タ10をケーシング2内にて回転可能に支持する各軸受
5の配置について説明する。各軸受5はケーシング2の
両側にそれぞれ嵌め込まれて具備されており、通常はジ
ャーナル軸受が用いられている。そして、ケーシング2
の両側にそれぞれ設けられた上記各軸受5にシャフト3
の両端側がそれぞれ挿入されて、ロータ10は回転可能
に支持されている。また、ロータ10には、自らの回転
によって1次振動と2次振動との間の固有振動数が生じ
ている。この振動はロータ10の破損を招く可能性があ
るため、ロータ10の回転動作の限界値である危険速度
が規定され、連続的に回転可能な最大回転数が制限され
ている。
【0006】ロータ10には、各インペラ4での圧縮作
用により軸線方向に沿ったスラスト力が生じている。こ
のため、ロータ10にはジャーナル軸受の他に、少なく
とも一方側(図において右側など)にスラスト軸受が備
えられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】さて、ロータ10を回
転可能に支持するための各軸受5の間隔は、ロータダイ
ナミックスの観点からシャフト3の外径を考慮した上で
図5に示すような数個程度のインペラ4を備えて構成す
るように制限されている。このため、インペラ4をさら
に多段に備えて構成することが困難とされていた。これ
を解決しようとすると、例えば、回転数を下げてシャフ
トの外径を増大させ、さらに、ケーシング数を増やすこ
とで対応することも考えられるが、遠心圧縮機の大型化
になるため、有効な解決策ではない。
【0008】また、圧縮しにくい水素を圧縮する遠心圧
縮機の要求性能の観点から考察すると、分子量の小さな
水素を圧縮するには総合的に高い圧縮率が必要である。
つまり、遠心圧縮機であるならば、各インペラ4毎での
圧縮率の増大と、このようなインペラ4をより多く連ね
ることが必要である。
【0009】水素を圧縮するために必要となるインペラ
4の数は、他の条件(インペラ4の大きさ・回転速度
等)を除いた場合で空気の圧縮に必要とされるインペラ
4の数の10倍以上が要求される。このため、ロータの
回転をさらに高めてインペラ4の周速を増大させつつ、
インペラ4の段数を増やすことになるが、インペラ4の
段数を増やすことはこれを取り付けるシャフト3の長さ
がさらに必要となり、ロータ10を長く形成する必要が
ある。
【0010】このことは、ロータダイナミックスの観点
から不可能であるので、図6に示すように分割した各ロ
ータ10を有する複数のケーシング2を直列にて配置し
た遠心圧縮機を構成することになる。しかし、複数のケ
ーシング2を備える構成によって、遠心圧縮機が大型化
となってしまうことは言うまでもない。
【0011】また、ケーシング2の台数をできる限り抑
えようとすると、1つのロータに対して多くのインペラ
4を備えることになるが、ロータ10に振動が発生しや
すくなるため、ロータ10の回転がさらに制限されてし
まうことになりかねない。
【0012】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、インペラを多数に備えた長尺なロータであっても
超高速域にて回転が可能とされ、高い圧縮率を得て気体
を効率よく圧縮する小型化された流体機械及びこれに備
わるロータを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、以下の手段を採用することとした。請求項
1に記載の発明は、ケーシング内に、多段に配置された
複数のインペラの回転により気体を略半径方向に移送す
るロータと、該ロータを回転可能に支持する軸受とを備
えた流体機械において、前記軸受が前記ロータの両端側
にそれぞれ配置されるとともに、これら前記両軸受間に
予想される振動の腹部に第2の軸受が1つまたは複数配
置されていることを特徴としている。
【0014】両側に備えられた軸受にて回転可能に支持
されたロータは、この両軸受間にて回転振れ等による振
動が発生する。そして、この間に発生する振動の腹部に
位置するように第2の軸受が配置され、ロータは両端側
の軸受とともに第2の軸受によって回転可能に支持され
る。
【0015】第2の軸受は、ロータに発生する振動の腹
部に設けられるため、例えば、該ロータが1次振動を起
こす場合であれば、1つの腹部に設けられることにな
り、また、2次振動を起こす場合であれば、2つの腹部
にそれぞれ設けられることになる。このように、両軸受
間に発生する振動の次元に合わせて、第2の軸受が振動
の腹部に配置されることになる。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
流体機械において、前記第2の軸受が、前記ロータにお
ける1次振動の腹部に配置されていることを特徴として
いる。
【0017】ロータの両端側に設けられた両軸受間に弓
状の1次の振動が発生することが予想されると、この振
動における腹部に位置するように第2の軸受が配置され
る。つまり、両端側にある両軸受間にてロータの振れ幅
が最も大きくなる位置に第2の軸受が配置され、振動を
抑えることになる。従って、ロータの振動が最も効果的
に抑制されることになる。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2記載の流体機械において、前記ロータの各端側
に備わる前記軸受と前記第2の軸受との間、または、隣
り合う前記第2の軸受どうしの間に予想される振動の腹
部に第3の軸受が1つまたは複数配置されていることを
特徴としている。
【0019】ロータの両端側に備わる少なくとも一方の
軸受と第2の軸受との間、あるいは、第2の軸受が複数
配置された場合での隣り合う第2の軸受どうしの間にお
いて発生するロータの振動は、これらの間に配置される
第3の軸受によって除去されることになる。なお、第3
の軸受が配置される腹部は1つとは限らず、例えば、ロ
ータの各端側に備わる一方の軸受と第2の軸受との間で
2次振動が発生すれば、この2次振動による2つの腹部
に合わせて2つの第3の軸受がそれぞれ配置されること
になる。また、隣り合う第2の軸受どうしの間に第3の
軸受が配置される場合であっても、振動の次元に応じて
同様に配置されるものである。
【0020】第2の軸受は、ロータの両端側での拘束か
ら推測される振動の腹部に設けられているため、一旦ロ
ータに配置されてしまうと、各軸受が配置された間にて
新たな振動の発生が予想される。従って、第2の軸受に
て抑えられない振動を抑えるため、第3の軸受がさらに
設けられることとなる。このことは、ロータの各端側の
軸受と第2の軸受との間隔や、第2の軸受が複数ある場
合の隣り合う第2の軸受どうしの間隔が長い場合など、
全体としてロータの長さが長い場合において特に有効と
される。
【0021】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
流体機械において、前記ロータの各端側に備わる前記軸
受と前記第3の軸受との間、または、前記第2の軸受と
前記第3の軸受との間、または、隣り合う前記第3の軸
受どうしの間に予想される振動の腹部に第4の軸受が1
つまたは複数配置されていることを特徴としている。
【0022】ロータには、両端側に備わる各軸受と、こ
の両軸受間に配置された第2の軸受及び第3の軸受とが
備えられており、これら各軸受間におけるロータの振動
は、第4の軸受によって除去されることになる。なお、
第4の軸受が配置される腹部は1つとは限らず、各軸受
間にて発生する振動の次元に応じて適宜配置されるもの
である。
【0023】第2の軸受及び第3の軸受が、一旦ロータ
に配置されてしまうと、各軸受が配置された間にて新た
な振動の発生が予想される。従って、第2の軸受及び第
3の軸受にて抑えられない振動を抑えるため、第4の軸
受がさらに設けられることとなる。このことは、ロータ
の両端側の備わる両軸受の間に配置された各軸受の間隔
が長い場合など、全体としてロータの長さがさらに長い
場合において特に有効とされる。
【0024】請求項5に記載の発明は、請求項1から請
求項4のいずれか1項記載の流体機械において、複数の
前記インペラが、前記ロータの略中央部を挟んで各々の
背面が向き合うように備えられてなり、前記第2の軸受
が、前記略中央部に配置されていることを特徴としてい
る。
【0025】このような流体機械は、例えば、圧縮する
気体を略中央部までに備えられた各インペラで圧縮した
後、今度は上記の各インペラに対して背面が向き合うよ
うに備えられた別の各インペラにて気体を導入して再び
圧縮し、略中央部付近まで導いて吐出するものである。
ここにいう全てのインペラは、同一なロータに備わるも
のであり、ロータに働くスラスト力を打ち消す作用を導
いている。このような構成は、一般にBack to Backと呼
ばれている。
【0026】特に、略中央部は、一方側にて圧縮された
気体と、他方側でさらに圧縮された気体とが集中するた
め、気体の圧力差が発生しやすい場所である。そして、
圧力差が発生した場合には、圧縮された気体の流れが不
安定となり、ロータに対して振動を引き起こす可能性が
多大にある。また、略中央部は、両端側に備わる両軸受
間の中心と一致しやすく、振動の振幅が多大となりやす
い位置である。このように構成された流体機械の各イン
ペラの背面が対向する位置、つまり、略中央部に第2の
軸受が配置されることで、ロータから生じる振動の要所
にて的確に抑えられることになる。
【0027】請求項6に記載の発明は、請求項1から請
求項5のいずれか1項記載の流体機械において、前記第
2の軸受の少なくとも1つが、磁気軸受とされているこ
とを特徴としている。
【0028】磁気軸受は、ロータを非接触で浮上させて
荷重を支持する軸受であり、支持する際の拘束力を任意
に変化させることが可能である。そして、第2の軸受が
配置されるロータの位置は、ロータの振動を抑えるため
の最も効果的な位置である。従って、第2の軸受として
磁気軸受が配置されることで、振動するロータ全体に対
して磁気軸受の作用が影響することになり、ロータの回
転の安定化が磁気軸受の制御によってより的確になされ
ることになる。
【0029】請求項7に記載の発明は、請求項1から請
求項6のいずれか1項記載の流体機械において、前記気
体は水素とされていることを特徴としている。
【0030】水素は、分子量が小さいために圧縮しにく
い気体であるが、流体機械内に配置された第2の軸受等
にて拘束されたロータは超高速域での回転を可能として
いるため、水素は高い圧縮率にて的確に圧縮されること
になる。つまり、水素の圧縮に必要とされる仕事量は、
例えば、長尺とされたロータに多段で備わるインペラ
と、それを超高速域で回転させることで得られるもので
ある。
【0031】請求項8に記載の発明は、請求項1から請
求項7のいずれか1項記載の流体機械に備わる前記ロー
タおいて、該ロータのシャフトの外径をD(m)、前記
ロータの長さをL(m)とし、これらから求められるロ
ータ剛性Sを下記式(4)で表した場合、 S=(D/L2)×105 …(4) 前記ロータのロータ剛性S(m-1)は下記式(5)にて
示される 0<S<2 …(5) に規定され、なお且つ、前記ロータの最大連続回転数R
が、下記式(6) 1万回転/min<R …(6) に規定されることを特徴としている。
【0032】このように、ロータは、全長Lに対してシ
ャフトの外径Dがわずかでしかない長尺な形状、つま
り、ロータ剛性Sが少ないロータでありながら、超高速
域での回転を可能とされたロータとして規定されること
になる。従って、インペラの超高速回転によって得られ
る高い圧縮率、さらに、このインペラが多数設けられる
ことで加算される総合的な高い圧縮率の確保によって、
気体は高い圧力状態によって確実に圧縮されることにな
る。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明する。 [第1の実施形態]図1は第1の実施形態における遠心
圧縮機100(流体機械)の全体構成を説明する断面図
である。図1において、符号11はロータを示し、イン
ペラ4とシャフト11aとにより構成されている。符号
50はロータ11の両端側に配置されたジャーナル軸受
(軸受)、51は磁気軸受(第2の軸受)、52,53
はそれぞれガス軸受(第3の軸受、及び第4の軸受)を
示している。なお、上記ジャーナル軸受51や、磁気軸
受51、ガス軸受52,53は、遠心圧縮機の用途に応
じて適宜決定されるものであり、これら各軸受が図に示
される位置に必ずしも配置されるものではない。また、
その他の構成については、従来の遠心圧縮機1(図5参
照)と同様な構成であるため、同一符号を付してその説
明を一部省略する。
【0034】個々のインペラ4は、円盤4a上に複数の
羽根4cが立設され、該羽根4cの先端(図において左
方側の端面)にシュラウド4bが取り付けられて構成さ
れている。上記円盤4aとシュラウド4bとの間に形成
される空間は、圧縮する水素等の気体の通り道として機
能する流路であり、ケーシング2内の流路2cと連通し
ている。また、羽根先端にシュラウドのないオープンイ
ンペラーを用いた構成もある。
【0035】このように形成されたインペラ4は、長尺
な長さにて形成された1本のシャフト11aに複数設け
られることになり、その個数は従来に比較して数倍以上
にも及んでいる。シャフト11aの長さ、換言すると、
ロータ11の長さLは、上記インペラ4を多数備えられ
るように形成され、その一方でシャフト11aの外径D
は従来とほとんど変わらない程度の寸法で形成されてい
る。
【0036】ロータ11の両端側には、ケーシング2に
嵌め込まれて固定された従来より備わるジャーナル軸受
50がそれぞれ備わり、ロータ11を回転可能に支持し
ている。さらに、両ジャーナル軸受50の間には、後述
する複数の各軸受51,52,53が配置され、ロータ
11の支持を担っている。
【0037】ロータ11のほぼ中央部に備わる磁気軸受
51は、両ジャーナル軸受間にて発生するロータ11の
1次振動の腹部に設けられている。つまり、両端側に備
わるジャーナル軸受50のみでロータ11が支持された
場合に予想される振動が、弓状の1次振動であることに
よって配置されるものである。また、この略中央部は、
仮に3次振動が発生した場合での1つの腹部に当たるも
のでもある。なお、1次振動ではなく、n次振動である
ならば、その振動の腹部に合わせて磁気軸受やその他軸
受をn個設けることとしてもよい。
【0038】1次振動における腹部は、両ジャーナル軸
受50間にてロータ11の振れ幅が最も大きくなる位置
であり、この位置に磁気軸受51が配置されることで、
ロータ11が的確に拘束されて最も効果的に振動が抑え
られることになる。
【0039】さらに、磁気軸受51は、ロータ11を非
接触で浮上させてラジアル荷重を支持する軸受であり、
支持する際の拘束力を任意に変化させることが可能とさ
れている。そして、この磁気軸受51が配置されるロー
タ11の位置が、先に説明したようにロータ11の振動
を抑えるための最も効果的な位置であるので、磁気軸受
51が制御されることによって、振動しようとするロー
タ11に対して大きな作用が与えられることになる。従
って、ロータ11の回転の安定化が磁気軸受51の制御
によってなされ、振動の変化にも適宜対応して振動の除
去を促すことになる。
【0040】この結果、ロータ振動を模式的に表した図
2に示すように、磁気軸受51の配置によってロータ1
1の振動はStep0での振れ幅が大きい状態からSt
ep1での振れ幅が低下した状態になり、長尺なロータ
11とされている場合であっても振動を抑えた回転が可
能となる。
【0041】また、両側のジャーナル軸受50と磁気軸
受51との間には、高速回転に対応でき、且つ潤滑油を
必要としないティルティングパッド軸受などのガス軸受
52,53がそれぞれ設けられる。一方側のジャーナル
軸受50と磁気軸受51とのほぼ中間に配置されたガス
軸受52は、この間にて発生する1次振動に合わせてこ
の腹部にそれぞれ1カ所ずつ配置されたものである。ま
た、一方側のジャーナル軸受50と磁気軸受51との間
に予想される振動が2次振動であったならば、このガス
軸受52は磁気軸受51を挟んで左右に2カ所ずつ設け
られることになる。
【0042】従って、ロータ振動を模式的に表した図2
に示すように、ガス軸受52と磁気軸受51との配置に
よってロータ11の振動はStep3に示される状態と
なり、長尺なロータ11とされている場合であっても、
振動がほとんど除去された回転が可能となる。
【0043】さらに、本実施形態に示すロータ11は、
より確実な振動の除去を必要とするため、既に配置した
各軸受50,51,52のそれぞれで隣り合う間での振
動発生に合わせて該振動の腹部にガス軸受53をさらに
配置している。これにより、各軸受間が長い場合であっ
ても、振動の除去がより確実になされることになる。
【0044】このようにロータ11を回転可能に支持す
る各軸受50,51,52,53が、ロータ11のそれ
ぞれの位置で発生する振動の腹部に合わせて配置される
ことにより、ロータ11には振動がほとんど発生しなく
なり、振動の除去によって長尺でありながら超高速域で
の回転が可能となっている。
【0045】次に、圧縮しにくい気体である水素を例に
とって、上記説明したロータ11を水素圧縮用として用
いる場合の形状及びその作用について説明する。水素の
分子量は、空気の分子量に比較して約1/30と小さい
ことが知られている。従って、水素を圧縮するには多く
の仕事量を発生する遠心圧縮機が必要である。
【0046】通常、遠心圧縮機の能力は、インペラ4の
外径と、インペラ4の段数(インペラ4の個数)と、イ
ンペラ4の周速と、ロータ11の回転数と、駆動源の出
力との相互関係によって決定される。そして、上記のう
ちインペラ4の段数と、インペラ4の周速と、ロータ1
1の回転数とが、本実施形態の遠心圧縮機100に備わ
るロータ11によって増大することになる。
【0047】本実施形態のロータ11は、先に説明した
構造上の構成にて、例えば、ロータ11の長さLをL=
10m程度とし、なお且つ、ロータ11のシャフト11
aの外径DをD=0.2m程度として、超高速域での回
転を可能としている。ここから導き出されるロータ剛性
Sを下記式(7)で表した場合、 S=(D/L2)×105 …(7) 本実施形態のロータ11のロータ剛性S(m-1)は、下
記式(8)の範囲内に入る。 0<S<2 …(8) そして、このようなロータ剛性Sが小さなロータ11で
あっても、最大連続回転数Rは、下記式(9)の範囲内
に入る運転を可能としている。 1万回転/min<R …(9)
【0048】上記の関係を図4に示すと、従来の遠心圧
縮機1では、回転数が1万回転以上とされた場合にロー
タ剛性が4(m-1)以上とされた領域T1内に位置させ
る必要があった。しかし、本実施形態の遠心圧縮機10
0では、ロータ11の回転が1万回転/min以上と高
回転でありながら、ロータ剛性Sが2以下と低い値でも
運転が可能とされている。従って、多段で圧縮してなお
且つそれぞれの段階で高い圧縮率が得られるので、水素
等の圧縮しにくい気体であっても圧縮が可能とされてい
る。
【0049】以上説明した本実施形態の遠心圧縮機10
0及びこれに備わるロータ11によれば、1つのロータ
11により多段のインペラ4を設けつつ、各軸受50,
51,52,53の配置によってロータ11を回転可能
に支持する構成とされるので、長尺なロータ11に発生
する振動が的確に抑えられる。その結果、ロータ11の
危険速度が向上するので、該ロータ11を超高速域で回
転させることができる。従って、総合的に高い圧縮率を
得ることで圧縮しにくい水素等の気体であっても確実に
圧縮する高性能な遠心圧縮機を提供することができる。
【0050】また、1つのケーシング2にてインペラ4
を多段に備えた遠心圧縮機100を構成することがで
き、遠心圧縮機100の小型化を図ることができる。ま
た、多段にインペラ4を備える長尺なロータ11であっ
ても、的確に振動の除去がなされるので、運転時の静音
性を図ることができる
【0051】なお、以上説明した各軸受51,52,5
3の配置については、これに限定解釈されるものではな
く、予想される振動の次元に合わせて発生する腹部に適
宜配置されるものである。つまり、ロータ11の長さL
とシャフト11aの外径D、さらには、インペラ4の形
状や配置間隔や設置個数等によってロータ11に発生す
る振動は変化するので、その状況に応じて磁気軸受51
やガス軸受52は配置されるものである。
【0052】[第2の実施形態]次に、第2の実施形態
における遠心圧縮機について説明する。図3は本実施形
態における背面対向型の遠心圧縮機101の全体構成を
説明する断面図である。なお、本実施形態に示される遠
心圧縮機101は、インペラ4の配置等が第1の実施形
態の遠心圧縮機100に比較して異なるので、異なる点
について説明を行い、その他の構成については、第1の
実施形態の遠心圧縮機100(図1参照)と同様な構成
であるため、同一符号を付してその説明を一部省略す
る。
【0053】複数のインペラ4は、ロータ11のほぼ真
ん中部分である略中央部Mを挟んで円盤4aの背面を向
き合うように設けられている。このため、圧縮する気体
は、図において左側から流入した後、略中央部Mまで設
置された各インペラ4を通過することによって段階的に
圧縮される。そして、略中央部Mまで到達した気体は、
今度は図において右側から再び各インペラ4を通過する
ことになり、左側に流動するに従い漸次圧縮される。
【0054】このような気体の圧縮行程を辿ることによ
り、各インペラ4に作用するスラスト力は、背面で対向
するインペラ4どうしで打ち消し合うことになり、ロー
タ11に作用する応力の緩和が図られている。このよう
な構成は、一般にBack to Backと呼ばれている。
【0055】特に、略中央部Mは、ここを挟んで左方側
にて圧縮された気体と、右方側でさらに圧縮された気体
とが集中する場所であるため、気体の圧力差が発生しや
すい場所である。そして、圧力差が発生した場合には、
圧縮された気体の流れが不安定となり、ロータ11に対
して振動を引き起こす可能性が多大にある。また、略中
央部Mは、両端側に備わる両ジャーナル軸受50間の中
心と一致しやすく、振動の振幅が多大となりやすい位置
である。
【0056】そのため、両ジャーナル軸受50間に予想
される1次または3次等の奇数振動に基づいて、磁気軸
受51は各インペラ4の背面が対向する位置であり、且
つ、ロータ11のほぼ中央部である、略中央部Mに配置
されることになる。これにより、先に説明した振動の要
所とされやすい位置にてロータ11が拘束されるので、
ロータ11に予想される振動は的確に抑えられることに
なる。
【0057】そして、略中央部Mに磁気軸受51が配置
されることで、さらにガス軸受52等がロータ11の適
所に設けられ、ロータの振動が的確に抑えられることに
なる。なお、インペラ4の背面どうしが対向する略中央
部Mが、例えば、左右でのインペラ4の設置個数の違い
により、ロータ11の中央部から外れる場合、この対向
する部分に磁気軸受51等を配置することを含んでいう
ものである。
【0058】以上説明した本実施形態の遠心圧縮機10
1及びこれに備わるロータ11によれば、第1の実施形
態と同様な効果が得られるとともに、インペラ4が対向
して配置された構造に基づく的確な磁気軸受51の配置
が得られ、且つ、それに伴う的確な振動の除去を行うこ
とができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明した本発明の遠心圧縮機におい
ては以下の効果を奏する。請求項1記載の発明によれ
ば、軸受がロータの両端側にそれぞれ配置されるととも
に、これら両軸受間に予想される振動の腹部に第2の軸
受が1つまたは複数配置されているので、ロータを両端
側で支持する両軸受間における振動が抑制され、ロータ
をより高回転で回転させることができる。また、振動が
抑制されることにより、該ロータの長さを長く形成して
さらに多くのインペラを設けることができる。従って、
流体機械としての圧縮能力が高く、振動の少ない流体機
械を実現することができる。また、圧縮率を確保するの
にインペラを多段に設置する場合、従来はロータの強度
を確保するためにロータを分割し、その分割数分のケー
シングを用いてロータを支持する構成であったが、長尺
な1本のロータを用いて構成できるため、ケーシングの
個数を削減して小型な流体機械を実現することが可能と
なる。
【0060】請求項2記載の発明によれば、ロータにお
ける1次振動の腹部に第2の軸受が配置されているの
で、1次振動を有するロータにおける振れ幅が最も大き
な位置が回転可能に拘束されることになり、流体機械の
ロータの回転を高めて運転を行うことが可能となる。こ
れによって、流体機械の圧縮能力が高められた高性能な
流体機械を実現することができる。
【0061】請求項3に記載の発明によれば、ロータの
各端側に備わる軸受と第2の軸受との間、または、第2
の軸受どうしの間に予想される振動の腹部に第3の軸受
が1つまたは複数配置されるので、より長尺なロータに
おいても振動の除去を確実に行うことができ、これによ
って、ロータの高速回転を維持しつつ、ロータを長く形
成して圧縮率を高めた高性能な流体機械を実現すること
ができる。
【0062】請求項4記載の発明によれば、ロータの各
端側に備わる軸受と第3の軸受との間、または、第2の
軸受と第3の軸受との間、または、隣り合う第3の軸受
どうしの間に予想される振動の腹部に第4の軸受が1つ
または複数配置されるので、さらに長尺なロータにおい
ても振動の除去を確実に行うことができ、これによっ
て、ロータの高速回転を維持するとともに、ロータをよ
り長く形成して高い圧縮率を得ることができる。従っ
て、圧縮能力が高い高性能な流体機械を実現することが
できる。
【0063】請求項5記載の発明によれば、第2の軸受
が、各インペラの背面が向き合う位置であるロータの略
中央部に配置されているので、振動の発生源となりやす
く、また、振幅が大きくなりやすい要所にてロータの振
動を的確に抑えて超高速域でロータを回転させることが
でき、高い圧縮率を得ることができる。そして、圧縮し
にくい気体であっても圧縮でき、且つロータに係る応力
を緩和した高性能な流体機械を実現することができる。
【0064】請求項6に記載の発明によれば、第2の軸
受の少なくとも1つが磁気軸受とされているので、あら
ゆる振動に対してロータ回転の安定性を制御することが
でき、振動をあらゆる状況下で確実に除去して超高速域
にてロータを回転させることができる。これによって、
より高い圧縮率にて運転が可能な流体機械を実現するこ
とができる。
【0065】請求項7記載の発明によれば、圧縮しにく
い水素を確実に圧縮して供給する圧縮能力が高い流体機
械を実現することができる。
【0066】請求項8記載の発明によれば、長尺である
ためにロータ剛性Sが少ないロータであっても、各軸受
の配置によって超高速域で回転できるロータを実現する
ことができ、圧縮が困難な気体でも確実に圧縮すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態における遠心圧縮機
の全体構成を説明する概略断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態における軸受の配置
による作用を説明する概略図である。
【図3】 本発明の第2の実施形態における遠心圧縮機
の全体構成を説明する概略断面図である。
【図4】 ロータの最大連続回転数とロータ剛性との関
係を示した図である。
【図5】 従来より用いられている遠心圧縮機の全体構
成を説明する断面図である。
【図6】 複数のケーシングを直列に配置した遠心圧縮
機の構成を説明する概略断面図である。
【符号の説明】
2 ケーシング 4 インペラ 11 ロータ 11a シャフト 50 ジャーナル軸受(軸受) 51 磁気軸受(第2の軸受) 52 ガス軸受(第3の軸受) 53 ガス軸受(第4の軸受) 100,101 遠心圧縮機(流体機械) D インペラの外径 L ロータの長さ M 略中央部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04D 29/28 F04D 29/28 N 29/66 29/66 G Fターム(参考) 3H022 AA02 BA04 BA06 CA01 CA11 CA16 CA19 CA20 CA56 DA11 DA15 3H033 AA01 AA11 AA12 BB03 BB06 BB17 CC01 CC06 DD01 DD27 DD29 DD30 EE06 EE09 EE10 EE11 EE19

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に、多段に配置された複数
    のインペラの回転により気体を略半径方向に移送するロ
    ータと、 該ロータを回転可能に支持する軸受とを備えた流体機械
    において、 前記軸受が前記ロータの両端側にそれぞれ配置されると
    ともに、これら前記両軸受間に予想される振動の腹部に
    第2の軸受が1つまたは複数配置されていることを特徴
    とする流体機械。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の流体機械において、 前記第2の軸受は、前記ロータにおける1次振動の腹部
    に配置されていることを特徴とする流体機械。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の流体機械
    において、 前記ロータの各端側に備わる前記軸受と前記第2の軸受
    との間、または、隣り合う前記第2の軸受どうしの間に
    予想される振動の腹部に第3の軸受が1つまたは複数配
    置されていることを特徴とする流体機械。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の流体機械において、 前記ロータの各端側に備わる前記軸受と前記第3の軸受
    との間、または、前記第2の軸受と前記第3の軸受との
    間、または、隣り合う前記第3の軸受どうしの間に予想
    される振動の腹部に第4の軸受が1つまたは複数配置さ
    れていることを特徴とする流体機械。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれか1項記
    載の流体機械において、 複数の前記インペラは、前記ロータの略中央部を挟んで
    各々の背面が向き合うように備えられてなり、 前記第2の軸受が、前記略中央部に配置されていること
    を特徴とする流体機械。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれか1項記
    載の流体機械において、 前記第2の軸受の少なくとも1つは、磁気軸受とされて
    いることを特徴とする流体機械。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6のいずれか1項記
    載の流体機械において、 前記気体は水素とされていることを特徴とする流体機
    械。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれか1項記
    載の流体機械に備わる前記ロータおいて、 該ロータのシャフトの外径をD(m)、前記ロータの長
    さをL(m)とし、これらから求められるロータ剛性S
    を下記式(1)で表した場合、 S=(D/L2)×105 …(1) 前記ロータのロータ剛性S(m-1)は、下記式(2)に
    て示される 0<S<2 …(2) に規定され、なお且つ、前記ロータの最大連続回転数R
    が、下記式(3) 1万回転/min<R …(3) に規定されることを特徴とするロータ。
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