JP2003292131A - コンベヤ装置及びこれに用いるコンベヤベルト - Google Patents
コンベヤ装置及びこれに用いるコンベヤベルトInfo
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Abstract
コンベヤベルトを要所で支持する形式の仮設コンベヤ装
置において、中間支柱と中間支柱との間の部分において
もコンベヤベルトがトラフ形状を良好に保持できるよう
にする。 【解決手段】ヘッド部とテール部との間に中間支柱を立
て、ヘッド部とテール部とに無端状に巻き掛けたコンベ
ヤベルトを、それらヘッド部とテール部との間の要所に
おいて中間支柱により支持する仮設コンベヤ装置に用い
られるコンベヤベルト16を上カバーゴム48と、下カ
バーゴム50と、内部に埋設された補強用の芯体帆布5
2とを含んで構成する。そしてその芯体帆布52は、コ
ンベヤベルト16の幅方向中央部(X)において積層数を
少なく、両端部(Z)にかけて段階的にその積層数を多く
し、コンベヤベルト16の中央部(X)の柔軟性を両端部
(Z)よりも大とする。
Description
場に土砂搬送用等として設置するのに適したコンベヤ装
置及びこれに用いるコンベヤベルトに関する。
端状のコンベヤベルトを走行させて搬送を行うコンベヤ
装置が広く用いられている。而して従来の通常のコンベ
ヤ装置の場合、搬送方向にフレームを連続的に構成し
て、その剛構造のフレーム構造体に受ローラを短いピッ
チ、例えば1mピッチで多数回転可能に取り付け、その
受ローラにてコンベヤベルトを支持して走行させる定置
(常設)式のものであった。
では、一定期間して工事が終了するとコンベヤ装置を撤
去することが必要であり、更にまた新たな建設工事現場
にコンベヤ装置を再び据え付けることが必要である。し
かしながら従来の定置式のコンベヤ装置の場合、もとも
と一旦据え付けたらそのまま使い続けることを前提とし
て構成されていることから、これを現場に据え付けた
り、また一旦据え付けたものをばらして撤去するといっ
たことがなかなか大変であって、その際に多大な手間と
時間とを要してしまう。
場所に不陸があったりすると据付けが困難であるが、建
設工事現場は様々な地形をなしていて、不陸があるなど
コンベヤ設置の条件も悪く、そのような場所に定置式の
コンベヤ装置を据え付けることについては様々な困難を
伴っていた。
との間において、例えば10mピッチで中間支柱を立て
て、その中間支柱によりコンベヤベルトを要所で部分的
に支持してこれを走行させる方式のコンベヤ装置が提案
されている。
200はヘッド部、202はテール部で、それらの間に
おいて中間支柱204が所定間隔ごとに立ててあり、そ
れら中間支柱204によってコンベヤベルト206が懸
架式に支持され、そしてそれら中間支柱204に設けら
れた後述の受ローラ216によって、コンベヤベルト2
06が支持されつつ図中左右方向に走行するようになっ
ている。
方向に連続したフレームを構築してその剛構造体を据え
付ける従来の定置式のコンベヤ装置と異なって、据付け
及び撤去が容易であり、更にまた据付場所に不陸があっ
ても支障なく据え付けることができ、或いはまた据付場
所が様々な地形をなしていても据付けが可能であるとい
った利点があり、建設工事現場等への仮設用として適し
たものである。
(A)に示すような通常のコンベヤベルト、即ち上カバ
ーゴム210と、下カバーゴム212と、ベルト全幅に
亘って内部に埋設された芯体帆布214とを有する通常
のコンベヤベルト208を用いると、中間支柱204に
て支持される部分、具体的には図9(B)に示している
ようにその中間支柱204に備えられた受ローラ216
にて支持される部分についてトラフ形状を保ち得るもの
の(216aは水平ローラ,216bは傾斜ローラ)、
中間支柱204と204との間の部分ではコンベヤベル
ト208が下から支持されないため、図9(C)に示し
ているようにそれら中間支柱204と204との間の部
分でコンベヤベルト208がフラットになってしまい、
土砂等を良好に運搬できないといった問題が生ずる。
0(A)に示しているようにコンベヤベルト208の幅
方向両端部にワイヤロープ218を締結具220で締結
し、中間支柱204と204との間の部分でそれらワイ
ヤロープ218によりコンベヤベルト208の両端部を
吊り下げ、これによって中間支柱204と204との間
の部分においてもコンベヤベルト208をトラフ形状に
保持するようになしている。
ヤ装置の場合、図10(C)に示しているようにワイヤ
ロープ218が受ローラ216上でコンベヤベルト20
8の幅方向中心側に滑って下がってしまい、これにより
コンベヤベルト208が変形を生じてしまって土砂等の
運搬に支障を来すといった問題が内在している。
コンベヤベルト208におけるワイヤロープ218との
締結部分に局部的に大きな荷重が作用し、このためその
連結部分でコンベヤベルト208が早期に損傷し、切断
してしまうといった問題も生じていた。
ワイヤ付きのコンベヤベルト208の現場での扱いに難
点があり、更にまたこのワイヤプル式のコンベヤ装置の
場合、コンベヤベルト208の幅方向両端部に設けられ
るワイヤロープ218を編込みで繋ぐが、その際編み込
んだワイヤ長さの精度確保に苦労する問題があった。ま
たワイヤロープ218によってコンベヤベルト208の
屈曲径が制限されるため、可変長ベルトコンベヤ装置に
必要なベルトストレージが実際上設置できない問題が生
じていた。
ベヤベルト208が、大きく離れた位置に立てられた中
間支柱204で支えられるだけであるため、また各中間
支柱204のセンターが必ずしも同一直線上にある訳で
はないため、コンベヤベルト208の走行時に左右の無
理な力が働くことにより、蛇行を生じ易いといった問題
を有していた。
びこれに用いるコンベヤベルトはこのような課題を解決
するために案出されたものである。而して請求項1はコ
ンベヤベルトに関するもので、ヘッド部とテール部との
間に中間支柱を立て、該ヘッド部とテール部とに無端状
に巻き掛けたコンベヤベルトを、それらヘッド部とテー
ル部との間の要所において該中間支柱により支持するコ
ンベヤ装置に用いられるコンベヤベルトであって、上カ
バーゴムと、下カバーゴムと、内部に埋設された補強用
の芯体帆布とを有しており、且つ該芯体帆布はベルトの
幅方向両端部の剛性を幅方向中央部の剛性に対し大とす
る構成となしてあることを特徴とする。
記ベルトの幅方向中央部における芯体帆布の積層数より
もベルトの幅方向両端部における芯体帆布の積層数を多
くしてあることを特徴とする。
記芯体帆布の積層数が、ベルトの幅方向中央部から両端
部に向って2段階若しくはそれ以上に段階的に多くして
あることを特徴とする。
ヘッド部とテール部との間に中間支柱を立て、該ヘッド
部とテール部とに無端状に巻き掛けたコンベヤベルト
を、それらヘッド部とテール部との間の要所において該
中間支柱により支持するコンベヤ装置であって、前記中
間支柱に前記コンベヤベルトを幅方向に横切る向きに列
設され、該コンベヤベルトをトラフ状に支持する受ロー
ラが列ごと縦向きの支持軸回りに回動可能とされてお
り、その回動運動に基づく調芯機能が該受ローラに備え
てあることを特徴とする。
記中間支柱には前記受ローラが前記コンベヤベルトの進
行方向に複数列に設けられていることを特徴とする。
記中間支柱には前記受ローラが、前記コンベヤベルトの
進行方向において前記支持軸に対し前後に隔たった位置
に列設されていることを特徴とする。
において、前記受ローラは前記コンベヤベルトの側面に
当ってガイドする側面ローラを有しており、該側面ロー
ラごと該受ローラが前記支持軸回りに回動可能となして
あることを特徴とする。
において、前記受ローラが該受ローラを保持する前記中
間支柱のフレームごと回動可能となしてあることを特徴
とする。
ベヤ装置に用いられるコンベヤベルト(以下単にベルト
とする)を、幅方向中央部の剛性に対し幅方向両端部の
剛性を大とするように芯体帆布を構成したもので、この
ようなベルトをコンベヤ装置、即ちヘッド部とテール部
との間に中間支柱を立てて、その中間支柱によりヘッド
部とテール部との間の要所においてベルトを支持する形
式のコンベヤ装置に用いた場合、中間支柱と中間支柱と
の間において下側から支持されていない部分においても
ベルトを良好にトラフ形状に保持することができる。
柱と中間支柱との間においてトラフ形状を保持するため
にベルトの幅方向両端部にワイヤロープを連結しておか
なくても良く、従ってそのワイヤロープとベルトとの連
結部分でベルトが損傷ないし破断するといった問題を解
決することができる。
ので、受ローラ上でワイヤロープがベルトの幅方向中心
側に滑って寄って(下がって)しまい、これによってベ
ルトが変形を生じてしまうといった問題も解決すること
ができる。
とから、その他前記した各種問題を解決することができ
る。即ち、本発明のベルトはワイヤロープを用いる必要
がないことから、従来の通常一般のベルトと同じ簡便さ
で取扱いを行うことができ、しかもその機能はワイヤプ
ルコンベヤと同等ないしそれ以上に向上することができ
る。つまり本発明のベルトは、従来の通常一般のベルト
を扱う容易さで、一般の定置式のフレームコンベヤ装置
に比べ優れた機能を有するワイヤプル式のコンベヤ装置
の利点を確保できるものである。
常一般のベルトと同様に繋ぎを簡便に行うことができ
る。更にまた本発明のベルトでは、一般のベルトと同様
にベルトストレージを設けることが可能であり、可変長
ベルトコンベヤ装置への展開が容易になる利点が得られ
る。
布の積層数をベルトの幅方向中央部よりも幅方向両端部
で多くし、これによってベルトの幅方向両端部の剛性を
中央部のそれに対し大となすことができる(請求項
2)。このようにすれば芯体帆布の積層数を変えるだけ
で容易にベルトの幅方向中央部と両端部とで剛性を異な
らせ、幅方向中央部の柔軟性を両端部のそれに比べて高
めることができる。
は、幅方向中央部から両端部に向って2段階若しくはそ
れ以上に段階的に多くすることができる(請求項3)。
このようにすることで幅方向中央部から両端部にかけて
段階的に剛性を大となして行くことができ、トラフ形状
をより良好に保持させ得るようになる。
ルトを幅方向に横切る向きに列設された受ローラを、列
ごと縦向きの支持軸回りに回動可能となし、その回動運
動に基づく調芯機能を受ローラに備えたものである。
と中間支柱とでその間のベルトを支持する形式のコンベ
ヤ装置の場合、ベルトが走行する際に蛇行運動を起し易
く、その程度が激しいとベルトが受ローラから外れてし
まう恐れが生ずる。
合、ベルトが受ローラ上で幅方向に移動しようとする
と、その移動の力で受ローラ自身が支持軸回りに回動運
動し、これを元の位置へと寄せようとする。即ちベルト
が移動しようとする方向とは逆方向に受ローラがベルト
を戻すように作用する。
ヘッド部とテール部との間に大きなピッチで中間支柱を
立てて、ベルトを要所で支持しただけであっても、ベル
トが走行時に蛇行運動するのを良好に抑制することがで
き、ひいてはベルトによって土砂等の運搬物を良好に搬
送できるようになる。
列をなすように中間支柱に設けておくことができる(請
求項5)。このようになした場合、幅方向に移動しよう
とするベルトに対し、これを元に戻そうとする力をより
大きく働かせることができる。即ちベルトの走行軌道の
修正力ないし調芯の力をより効果的に発揮させることが
でき、ベルトの蛇行を更に効果的に抑制することができ
る。
いて、回動の中心となる縦向きの支持軸に対し受ローラ
を前後に隔たった位置に列設したもので、この場合にお
いてもベルトが設定した軌道から外れようとしたとき
に、これを元に戻そうとする力をより効果的に発揮させ
ることができる。
イドする側面ローラを備えておき、その側面ローラごと
受けローラを上記支持軸回りに回動させるようになすこ
とができる(請求項7)。更にまたその受ローラは、こ
れを保持する中間支柱のフレームごと回動可能となして
おくことができる(請求項8)。
説明する。図1において、10は本例の仮設コンベヤ装
置で、12はヘッド部、14はテール部、16はそれら
ヘッド部12とテール部14とに巻掛状態に架け渡され
た無端状のコンベヤベルト(以下単にベルトとする)で
ある。尚16A,16Bはそれぞれベルト16における
搬送部,返送部を表している。
においてピッチP(ここではピッチP=10m)で立て
られた中間支柱で、ベルト16はヘッド部12とテール
部14との間において、これら中間支柱18によって要
所ごとに支持されて走行する。尚この例のコンベヤ装置
10にあっては、ヘッド部12とテール部14とは約1
00mの間隔で設置されている。
間支柱18の具体的構成が示してある。図2(A)に示
しているように、ヘッド部12はフレーム20とベース
22とを有している。フレーム20には駆動ドラム24
とモータ26とが取り付けられていて、それらが作動的
に連結され、駆動ドラム24がモータ26により回転駆
動されるようになっている。ベルト16はその一端側が
駆動ドラム24に巻き掛けられており、その駆動ドラム
24の回転により搬送部16Aが図中左方向に、また返
送部16Bが図中右方向に走行するようになっている。
ル部14はフレーム28とベース30とを有しており、
そのフレーム28にテールドラム32が取り付けられて
いる。そしてそのテールドラム32に、ベルト16のヘ
ッド部12とは反対側の端部が巻き掛けられている。こ
のテール部14にはまた、ベルト16上に搬送物を積載
するための積載部が設けられていて、その積載部にシュ
ート34と複数の受ローラ36とが短いピッチで多数列
設けられている。
18は下部フレーム38と上部フレーム40とを有して
いる。下部フレーム38にはベース42と、ベルト16
の返送部16Bに対する押えローラ44とが設けられて
おり、また上部フレーム40には受ローラ36がベルト
16の進行方向において3列に設けられている。
けられた受ローラ36ごと下部フレーム38に対し回動
運動可能とされている。即ち上部フレーム40は、図3
及び図4に示しているように縦向きの支持軸46によっ
て、その支持軸46回りに回動可能に支持されている。
しくは搬送部16Aの下面を支持する受ローラ36がベ
ルト16の進行方向において3列に列設されている。こ
こで真ん中の受ローラ36は支持軸46上に位置してお
り、また前後(図3中左右)の受ローラ36は、これよ
り前後方向に所定距離離隔して位置している。
図4に示しているように中央部の水平ローラ36aと左
右一対の傾斜ローラ36bとの3つのローラから成って
おり、それらローラによってベルト16の搬送部16A
をトラフ形状に保持するようになっている。
ト16における搬送部16Aの側面に当接してこれをガ
イドする側面ローラ36cが備えられており、それら側
面ローラ36cが、水平ローラ36a及び傾斜ローラ3
6bとともに支持軸46回りに上部フレーム40と一体
に回動運動するようになっている。尚、図3(B)に示
しているように3列の受ローラ36のうち真ん中の受ロ
ーラ36は、前後の受ローラ36に対し若干高く配置さ
れている。
は、それら全体が上部フレーム40とともに支持軸46
回りに回動可能である結果、ベルト16がその幅方向に
移動しようとしたとき、その回動運動に基づいてこれを
元の位置へと押し戻し軌道修正する機能、即ち調芯機能
を備えている。
おいて下から上であり且つベルト16が幅方向の右側に
移動しようとしたとき、その右向きの力に押されて前後
3列の受ローラ36全体が上部フレーム40とともに支
持軸46回りに図中左向きに回動運動し、これによって
ベルト16を図中左方向に押し戻す作用をなして、その
軌道を修正する。
してある。同図に示しているようにベルト16は、上カ
バーゴム48と、下カバーゴム50と、内部に埋設され
た補強用の芯体帆布52とを有している。ここで芯体帆
布52は、幅方向中央部と両端部とで積層数が異ならせ
てある。
52A,52Bが2層積層状態でベルト全幅に亘って埋
設されており、また両端部(Z)においては更に芯体帆布
52C,52Dが芯体帆布52A,52Bとともに4層
に積層されている。更に中央部(X)と両端部(Z)との間
の中間部(Y)においては、芯体帆布52Cが芯体帆布5
2A及び52Bとともに3層に積層されている。
いては芯体帆布52が2層に、また中央部(X)と両端部
(Z)との間の中間部(Y)においては芯体帆布52が3層
に、更に両端部(Z)においては芯体帆布52が4層に積
層され、芯体帆布52の積層数が中央部の(X)から中間
部の(Y)に、更に両端部(Z)にかけて段階的に多くなっ
ている。
フ状に曲げ変形する際の剛性が中央部(X)において最も
軟らかく、そして中間部(Y)から両端部(Z)にかけて段
階的に大となっている。
00mm、上カバーゴム48の厚みが6mm、下カバー
ゴム50の厚みが3mm、中央部(X)の幅が200m
m、中間部(Y)の幅が50mm、両端部(Z)の幅が10
0mmである。
下カバーゴム50としてSBRが用いられており、更に
芯体帆布52A,52B,52C,52Dとして、ポリ
エステルから成る縦糸とポリアミドから成る横糸とを織
った帆布1枚当りの引張り強度が125N/mmのもの
が用いられている(ベルト16全体では400N/m
m)。尚帆布の構成は下記である。
太さ1670dtex(デシテックス)の縦糸と、撚り本数
1本の太さ1400dtexの横糸とを、5cm当り縦糸を
84本、横糸を32本打ち込んで成る組織の帆布を用い
ている。
は、図7(A)に示しているように中間支柱18の部分
で受ローラ36によりトラフ形状に変形させられると、
中間支柱18と18との間の部分においても受ローラ3
6による支持及び拘束がないにも拘わらず良好にトラフ
形状を保持する(図7(B)参照)。
べて中央部(X)が柔軟であり、更にまた中央部(X)から
中間部(Y),両端部(Z)にかけて段階的にその剛性が大
となっているため、中間支柱18の部分でトラフ形状に
変形させられるだけで、中間支柱18と18との間の部
分においても良好にそのトラフ形状を保持するのであ
る。
18と18との間においてトラフ形状を良好に保持する
ため、ベルト16の幅方向両端部にワイヤロープを連結
しておかなくても良く、従ってそのワイヤロープとベル
ト16との連結部分でベルト16が損傷ないし破断する
問題を生じない。またワイヤロープを用いる必要がない
ので、受ローラ36上でワイヤロープがベルト16の幅
方向中心側に滑って寄ってしまい、これによってベルト
16が変形を生じてしまう問題も生じない。
ることでベルト16の剛性を幅方向において異ならせて
いるため、幅方向の中央部が柔軟なベルト16を簡単に
構成することができる。加えてその芯体帆布52の積層
数は、中央部(X)から両端部(Z)に向って2段階に段階
的に異なっていることから、ベルト16を幅方向におい
て全体的に良好な形状のトラフ形状となすことができ
る。
ト16が蛇行しようとしたときに受ローラ36がその軌
道を修正する働きを有しているため、ベルト16を大き
く離れた要所でのみ支えた場合であっても、即ち中間支
柱18の設置箇所でのみで支えた場合であっても、ベル
ト16を安定して走行させることができる。
は前後3列に設けられており、特に前列と後列の受ロー
ラ36はそれらの回転中心となる支持軸46に対し前後
に距離を隔てた位置に列設してあるため、その支持軸4
6回りの回動運動に基づいて、ベルト16を正しい軌道
方向に戻すための大きな修正力を発揮する特長がある。
位置にある受ローラ36には、ベルト16の側面に当っ
てガイドする側面ローラ36cが備えてあり、その側面
ローラ36cもまた支持軸46回りに回転運動するた
め、それら側面ローラ36cがベルト16の側面に当っ
てこれを元の正しい位置へと戻すように強く作用する特
長も有している。
くまで一例示であり、本発明はその主旨を逸脱しない範
囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
体図である。
の構成を具体的に表した図である。
けた受ローラをその周辺部とともに示す平面図及び正面
図である。
ある。
横断面図である。
る。
図である。
の連結構造とともに示す図及びその不具合の説明図であ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】 ヘッド部とテール部との間に中間支柱を
立て、該ヘッド部とテール部とに無端状に巻き掛けたコ
ンベヤベルトを、それらヘッド部とテール部との間の要
所において該中間支柱により支持するコンベヤ装置に用
いられるコンベヤベルトであって、 上カバーゴムと、下カバーゴムと、内部に埋設された補
強用の芯体帆布とを有しており、且つ該芯体帆布はベル
トの幅方向両端部の剛性を幅方向中央部の剛性に対し大
とする構成となしてあることを特徴とするコンベヤ装置
用のコンベヤベルト。 - 【請求項2】 請求項1において、前記ベルトの幅方向
中央部における芯体帆布の積層数よりもベルトの幅方向
両端部における芯体帆布の積層数を多くしてあることを
特徴とするコンベヤ装置用のコンベヤベルト。 - 【請求項3】 請求項2において、前記芯体帆布の積層
数が、ベルトの幅方向中央部から両端部に向って2段階
若しくはそれ以上に段階的に多くしてあることを特徴と
するコンベヤ装置用のコンベヤベルト。 - 【請求項4】 ヘッド部とテール部との間に中間支柱を
立て、該ヘッド部とテール部とに無端状に巻き掛けたコ
ンベヤベルトを、それらヘッド部とテール部との間の要
所において該中間支柱により支持するコンベヤ装置であ
って、 前記中間支柱に前記コンベヤベルトを幅方向に横切る向
きに列設され、該コンベヤベルトをトラフ状に支持する
受ローラが列ごと縦向きの支持軸回りに回動可能とされ
ており、その回動運動に基づく調芯機能が該受ローラに
備えてあることを特徴とするコンベヤ装置。 - 【請求項5】 請求項4において、前記中間支柱には前
記受ローラが前記コンベヤベルトの進行方向に複数列に
設けられていることを特徴とするコンベヤ装置。 - 【請求項6】 請求項4において、前記中間支柱には前
記受ローラが、前記コンベヤベルトの進行方向において
前記支持軸に対し前後に隔たった位置に列設されている
ことを特徴とするコンベヤ装置。 - 【請求項7】 請求項4〜6の何れかにおいて、前記受
ローラは前記コンベヤベルトの側面に当ってガイドする
側面ローラを有しており、該側面ローラごと該受ローラ
が前記支持軸回りに回動可能となしてあることを特徴と
するコンベヤ装置。 - 【請求項8】 請求項4〜7の何れかにおいて、前記受
ローラが該受ローラを保持する前記中間支柱のフレーム
ごと回動可能となしてあることを特徴とするコンベヤ装
置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002096846A JP3666747B2 (ja) | 2002-03-29 | 2002-03-29 | コンベヤ装置 |
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