JP2003291839A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents
電動パワーステアリング装置Info
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Abstract
を正確に検出することができ、これにより不所望な振動
を効果的に防止することができる電動パワーステアリン
グ装置を提供する。 【解決手段】ステアリング機構に操舵補助力を与えるた
めの電動モータMに流れるモータ電流は電流センサ6に
よって検出される。電流センサ6は、ホール素子を用い
たもので、ヒステリシスを有する入出力特性を示す。電
流センサ6が出力するモータ電流検出値Imは、モータ
電流補正値ΔImによって補正され、補正後のモータ電
流検出値Im′(=Im+ΔIm)に基づいて、電動モー
タMのフィードバック制御が行われる。モータ電流補正
値ΔImは、モータ電流検出値Imが増加傾向にあるか減
少傾向にあるか、および電動モータMの目標電流値Iに
応じて可変設定される。
Description
動力をステアリング機構に伝達して操舵補助する構成の
電動パワーステアリング装置に関する。
動モータが発生するトルクを伝達することにより、操舵
の補助を行う電動パワーステアリング装置が用いられて
いる。電動モータは、ステアリングホイールに加えられ
た操舵トルクや車速に応じて定められた目標電流値に基
づいて駆動制御されるようになっている。より具体的に
は、電動モータの制御のための電子制御ユニット(EC
U)が装備されており、この電子制御ユニットには、電
動モータに流れるモータ電流を検出するための電流セン
サの検出信号が入力されるようになっている。電子制御
ユニットは、電流センサが検出するモータ電流が目標電
流値に等しくなるように、電動モータをフィードバック
制御する。
流センサには、ホール素子を利用したものが適用される
ことが多い。ただし、コスト上の問題から、高精度のも
のを装備することはできず、安価なホール素子が用いら
れるのが現状である。
素子の入出力特性は、図4に示すように、顕著なヒステ
リシス特性を示す。すなわち、モータ電流が増加傾向に
あるときには、実際の値よりも低いモータ電流値に対応
した出力電圧(モータ電流検出値)となり、逆に、モー
タ電流が減少傾向にあるときには、実際の値よりも高い
モータ電流値に対応した出力電圧となる。しかも、実際
のモータ電流値に対するホール素子出力の誤差は、ピー
ク電流値に依存する。
モータのトルクリップルの原因となり、操舵時における
不所望な振動を引き起こす。そこで、この発明の目的
は、高価な電流センサを用いることなくモータ電流を正
確に検出することができ、これにより不所望な振動を効
果的に防止することができる電動パワーステアリング装
置を提供することである。
目的を達成するための請求項1記載の発明は、電動モー
タ(M)の駆動力をステアリング機構(33)に伝達し
て操舵補助する電動パワーステアリング装置であって、
操舵トルクを検出するトルクセンサ(8)と、このトル
クセンサが検出する操舵トルクに基づいて、上記電動モ
ータの目標電流値を設定する目標電流値設定手段(4
1)と、上記電動モータに流れるモータ電流を検出して
モータ電流検出値を出力する電流センサ(6)と、この
電流センサが出力するモータ電流検出値が増加傾向にあ
るか減少傾向にあるかを検出するモータ電流増減検出手
段(45)と、このモータ電流増減検出手段がモータ電
流検出値の増加傾向を検出したときには、第1の態様で
上記電流センサが出力するモータ電流検出値を補正し、
上記モータ電流増減検出手段がモータ電流検出値の減少
傾向を検出したときには、上記第1の態様とは異なる第
2の態様で上記電流センサが出力するモータ電流検出値
を補正して、補正後のモータ電流検出値を出力するモー
タ電流値補正手段(42,46)と、このモータ電流値
補正手段によって出力される補正後のモータ電流検出値
と、上記目標電流値設定手段によって設定される目標電
流値との偏差に基づいて、上記電動モータをフィードバ
ック制御するモータ制御手段(43,44)とを含むこ
とを特徴とする電動パワーステアリング装置である。
おける対応構成要素等を表す。以下、この項において同
じ。この発明によれば、電流センサが出力するモータ電
流検出値が、モータ電流値補正手段によって補正され、
この補正後のモータ電流検出値と目標電流値とに基づい
て電動モータがフィードバック制御される。したがっ
て、モータ電流値補正手段により、電流センサの入出力
特性に応じて、その検出誤差を補償するようにモータ電
流検出値を補正することによって、安価で精度の良くな
い電流センサを用いる場合であっても、正確なモータ電
流値の検出が可能になり、これに応じてステアリング機
構の不所望な振動を効果的に防止することができる。
電流検出値が増加傾向にあるか減少傾向にあるかに応じ
て、異なる2つの態様でモータ電流検出値を補正するか
ら、たとえば、電流センサが、ヒステリシスを有する入
出力特性のもの(たとえばホール素子を含むもの)であ
ったとしても、モータ電流検出値を適正に補正して、そ
の検出誤差を良好に補償することができる。請求項2記
載の発明は、上記モータ電流値補正手段は、上記電流セ
ンサが出力するモータ電流検出値に応じて変化するモー
タ電流補正値を生成するモータ電流補正値生成手段(4
6)と、このモータ電流補正値生成手段によって生成さ
れるモータ電流補正値に基づいて上記電流センサが出力
するモータ電流検出値を補正するモータ電流値補正部
(42)とを含むことを特徴とする請求項1記載の電動
パワーステアリング装置である。
モータ電流検出値に応じたモータ電流補正値に基づき、
モータ電流検出値が補正されるから、電流センサの検出
誤差をより正確に補償することができる。たとえば、モ
ータ電流検出値が増加傾向にあるときの電流センサの出
力特性に応じた第1モータ電流補正値曲線(C11,C
12,C13)と、モータ電流検出値が減少傾向にある
ときの電流センサの出力特性に対応した第2モータ電流
補正値曲線(C21,C22,C23)とのいずれかに
従って、モータ電流検出値を補正することとすればよ
い。上記の第1モータ電流補正値曲線および第2モータ
電流補正値曲線は、モータ電流検出値の様々な値に対応
するモータ電流補正値の値を定めたマップ(テーブル)
の形式でメモリ(23)に記憶しておくこととしてもよ
い。
正値生成手段は、上記目標電流値設定手段が設定する目
標電流値に応じて変化するモータ電流補正値を生成する
ものであることを特徴とする請求項2記載の電動パワー
ステアリング装置である。この発明によれば、モータ電
流補正値が、目標電流値に応じて定められるので、さら
に適正に電流センサの検出誤差を補償することができ
る。たとえば、電流センサがヒステリシスを有する入出
力特性のものである場合に、電流センサの検出誤差は、
モータ電流のピーク値に依存する。モータ電流のピーク
値は、目標電流値に依存するから、目標電流値に応じて
モータ電流補正値を可変設定することによって、電流セ
ンサの検出誤差を良好に排除することができる。
た第1モータ電流補正値曲線群(C11,C12,C1
3)および第2モータ電流補正値曲線群(C21,C2
2,C23)を用意しておけばよい。より具体的には、
メモリ(23)に、上記第1モータ電流補正値曲線群お
よび第2モータ電流補正値曲線群に対応した複数のマッ
プを格納しておき、モータ電流検出値が増加傾向にある
か減少傾向にあるか、および目標電流値の値に応じて、
いずれかのマップを選択するとともに、このマップから
電流センサが出力するモータ電流検出値に対応するモー
タ電流補正値を読み出すこととすればよい。
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る電動パワーステアリング装置の
電気的構成を示すブロック図である。操作部材としての
ステアリングホイール31に加えられた操舵トルクは、
ステアリングシャフト32を介して、ステアリング機構
33に伝達される。ステアリング機構33には、電動モ
ータMから操舵補助力が伝達されるようになっている。
舵トルクは、トルクセンサ8によって検出されるように
なっている。このトルクセンサ8の出力信号は、電動モ
ータMを駆動制御するための電子制御ユニット(EC
U)40に入力されている。電子制御ユニット40に
は、さらに、車速センサ7の出力信号が与えられてい
る。電動モータMは、たとえば3相ブラシレスモータか
らなっている。この電動モータMの制御のために、レゾ
ルバ等からなる回転角センサ5が設けられている。回転
角センサ5は、電動モータMのロータの回転角を検出し
て、電子制御ユニット40に入力する。
駆動電流を供給するための駆動回路1と、CPU21、
RAM22およびROM23を含むマイクロコンピュー
タ2とを備えている。駆動回路1は、電源(たとえば車
載バッテリ)3とアース4との間にパワーMOSFET
11U,12Uの直列回路と、パワーMOSFET11
V,12Vの直列回路と、パワーMOSFET11W,
12Wの直列回路とを並列に接続したインバータ回路で
構成されている。パワーMOSFET11U,12Uの
直列回路は、これら2個のパワーMOSFET11U,
12Uの接続点で電動モータMのU相巻線に接続されて
いる。また、パワーMOSFET11V,12Vの直列
回路は、これら2個のパワーMOSFET11V,12
Vの接続点で電動モータMのV相巻線に接続されてい
る。そして、パワーMOSFET11W,12Wの直列
回路は、これら2個のパワーMOSFET11W,12
Wの接続点で電動モータMのW相巻線に接続されてい
る。
よびV相巻線への給電経路上には、それぞれU相電流セ
ンサ6UおよびV相電流センサ6V(以下、総称すると
きには「電流センサ6」という。)が設けられている。
電流センサ6には、たとえばホール素子を用いたものが
適用される。この電流センサ6の出力信号は、マイクロ
コンピュータ2に与えられるようになっている。マイク
ロコンピュータ2は、回転角センサ5の検出信号に基づ
いて、電動モータMの各相の目標電流値を設定し、その
目標電流値とU相電流センサ6UおよびV相電流センサ
6Vの検出信号とに基づいて、駆動回路1の各パワーM
OSFETのオン/オフを制御する。
な構成を説明するためのブロック図である。マイクロコ
ンピュータ2は、ROM23に記憶された動作プログラ
ムを実行することによって、実質的に複数の機能処理部
として作用する。すなわち、マイクロコンピュータ2
は、車速センサ7およびトルクセンサ8の出力信号に基
づいて電動モータMの目標電流値Ioを設定する目標電
流値設定部41と、電流センサ6が出力するモータ電流
検出値Imを補正するモータ電流値補正部42と、モー
タ電流値補正部42が出力する補正後のモータ電流検出
値Im′の目標電流値Ioに対する偏差Io−Im′を求め
る偏差演算部43と、この偏差演算部43によって求め
られた偏差Io−Im′に基づいて駆動回路1に駆動制御
信号を与えるモータ制御部44とを備えている。
センサ6が出力するモータ電流検出値Imが増加傾向に
あるかまたは減少傾向にあるかを検出するモータ電流増
減検出部45を備え、さらに、モータ電流増減検出部4
5の検出結果、電流センサ6が出力するモータ電流検出
値Imおよび目標電流値設定部41が設定する目標電流
値Ioに基づいて、モータ電流補正値ΔImを生成するモ
ータ電流補正値生成部46を備えている。このモータ電
流補正値生成部46が生成するモータ電流補正値ΔIm
は、モータ電流値補正部42においてモータ電流検出値
Imに加算され、この加算結果が補正後のモータ電流検
出値Im′として偏差演算部43に与えられることにな
る。
正後のモータ電流検出値Imとの偏差Io−Im′に対応
したデューティ比のPWM制御信号を生成し、このPW
M制御信号を駆動回路1に入力する。こうして、駆動回
路1のパワーMOSFETがPWM制御信号のデューテ
ィでオン/オフされ、車速および操舵トルクに応じた電
流が電動モータMに供給され、これにより、この電動モ
ータMから車速および操舵トルクに応じた駆動力(操舵
補助力)が発生されることになる。
明するための図であり、操舵トルクに対する目標電流値
Ioの関係が示されている。操舵トルクは、たとえば右
方向への操舵のためのトルクが正の値にとられ、左方向
への操舵のためのトルクが負の値にとられている。ま
た、目標電流値Ioは、電動モータMから右方向操舵の
ための操舵補助力を発生させるべきときには正の値とさ
れ、電動モータMから左方向操舵のための操舵補助力を
発生させるべきときには負の値とされる。
対しては正の値をとり、操舵トルクの負の値に対しては
負の値をとる。操舵トルクが−T1〜T1の範囲(不感
帯)の微小な値のときには、目標電流値Ioは零とされ
る。また、目標電流値Ioは、車速センサ7によって検
出される車速が大きいほど、その絶対値が小さく設定さ
れるようになっている。これにより、低速走行時には大
きな操舵補助力を発生させることができ、高速走行時に
は操舵補助力を小さくすることができる。
図である。ホール素子(とくに安価なホール素子)を用
いた電流センサ6は、ヒステリシスを有する入出力特性
を示す。すなわち、ヒステリシス曲線L11,L12,
L13で示されているように、モータ電流が増大すると
きには、曲線Liで示す理論出力値よりも、電流センサ
6の出力値(モータ電流検出値Im)は低くなり、モー
タ電流値が減少するときには、曲線Liで示される理論
出力値よりも大きな出力値(モータ電流検出値Im)が
電流センサ6から導出される。
2,L13に示すように、電流センサ6の検出誤差(理
論出力値に対する実際の出力値の偏差)は、電動モータ
Mに流れるピーク電流値が大きいほど大きく現れる。モ
ータ電流値補正部42では、電流センサ6が検出するモ
ータ電流検出値Imを、曲線Li上の理論出力値に補正
するための処理が行われる。図5(A)(B)は、モー
タ電流補正値生成部46の働きを説明するための図であ
る。図5(A)には、モータ電流検出値Imが増加傾向
にあるときに採用されるモータ電流補正値曲線群が示さ
れており、図5(B)には、モータ電流検出値Imが減
少傾向にあるときに採用されるモータ電流補正値曲線群
が示されている。
は、それぞれ、図4の曲線L11,L12,L13の下
側部分(モータ電流検出値Imの増加時に相当する部
分)に対応した電流センサ6の出力信号を補正するため
に用いられるモータ電流補正値ΔImを示す。同様に、
図5(B)の曲線C21,C22,C23は、それぞ
れ、図4の曲線L11,L12,L13における上側部
分(モータ電流検出値Imの減少時に相当する部分)に
対応する電流センサ6の出力信号を補正するために用い
られるモータ電流補正値を示す。
が出力するモータ電流検出値Imに応じて変化する値と
なっており、モータ電流検出値Imに対応するモータ電
流補正値ΔImを当該モータ電流検出値Imに加算するこ
とによって、図4の曲線Liに対応した理論出力値に相
当する補正後のモータ電流検出値Im′(=Im′+ΔI
m)が得られるようになっている。すなわち、曲線L1
1,L12,L13の下側部分に対して、図5(A)の
曲線C11,C12,C13にそれぞれ従うモータ電流
補正値ΔImによる補正を施すことにより、理論出力値
に対応した曲線Liが得られる。
側部分に対して、図5(B)に示す曲線C21,C2
2,C23にそれぞれ従うモータ電流補正値ΔImによ
る補正を施すことにより、理論出力値に対応した曲線L
iが得られる。モータ電流検出値Imの増加時には、電
流センサ6が出力するモータ電流検出値Imは理論出力
値を下回るので、曲線C11,C12,C13に従うモ
ータ電流補正値ΔImは正の値とされている。したがっ
て、モータ電流検出値Imは増加補正されることにな
る。
は、電流センサ6が出力するモータ電流検出値Imは理
論出力値を上回るので、曲線C21,C22,C23に
従うモータ電流補正値ΔImは負の値とされている。し
たがって、モータ電流検出値Imは減少補正されること
になる。図5(A)(B)に示すモータ電流補正値曲線
群は、モータ電流検出値Imの様々な値にそれぞれ適切
なモータ電流補正値ΔImを対応付けたマップ(テーブ
ル)の形式で、マイクロコンピュータ2内のメモリ(た
とえば、ROM23)に記憶されている。すなわち、曲
線C11,C12,C13,C21,C22,C23に
対応するマップが用意されている。
じて、モータ電流補正値曲線群C11,C12,C13
またはモータ電流補正値曲線群C21,C22,C23
のいずれかが選択され、さらに、目標電流値設定部41
によって設定される目標電流値Ioに基づいて、曲線群
C11,C12,C13のなかのいずれか1つまたは曲
線群C21,C22,C23のなかのいずれか1つが選
択されることになる。すなわち、モータ電流補正値生成
部46は、目標電流値設定部41が設定する目標電流値
Ioをモータ電流値のピーク値と見なして、曲線C1
1,C12,C13;C21,C22,C23のいずれ
かを選択する。より具体的には、目標電流値Ioが大き
いほど、絶対値が大きなモータ電流補正値ΔImに相当
する曲線が選択される。
にして選択される1つのモータ電流補正値曲線に対応し
たマップを選択し、電流センサ6が出力するモータ電流
検出値Imに対応したモータ電流補正値ΔImを当該マッ
プから読み出して生成する。マイクロコンピュータ2
は、所定のサンプリング周期毎に電流センサ6の検出信
号をサンプリングする。そこで、モータ電流増減検出部
45は、所定時間間隔毎のモータ電流検出値Imを参照
して、モータ電流検出値Imが増加傾向にあるか減少傾
向にあるかを検出し、その検出結果をモータ電流補正値
生成部モータ電流値補正部46に与えるようになってい
る。
流センサ6の入出力特性に現れるヒステリシスが補正さ
れ、補正後のモータ電流検出値Im′と目標電流値Ioと
の偏差Io−Im′に基づいて電動モータMがフィードバ
ック制御される。これにより、電流センサ6の検出誤差
に起因する電動モータMのトルクリップルを抑制するこ
とができるから、ステアリング機構33に不所望な振動
が生じることを防止できる。
したが、この発明は他の形態で実施することもでき、特
許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更
を施すことが可能である。
リング装置の電気的構成を示すブロック図である。
のブロック図である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】電動モータの駆動力をステアリング機構に
伝達して操舵補助する電動パワーステアリング装置であ
って、 操舵トルクを検出するトルクセンサと、 このトルクセンサが検出する操舵トルクに基づいて、上
記電動モータの目標電流値を設定する目標電流値設定手
段と、 上記電動モータに流れるモータ電流を検出してモータ電
流検出値を出力する電流センサと、 この電流センサが出力するモータ電流検出値が増加傾向
にあるか減少傾向にあるかを検出するモータ電流増減検
出手段と、 このモータ電流増減検出手段がモータ電流検出値の増加
傾向を検出したときには、第1の態様で上記電流センサ
が出力するモータ電流検出値を補正し、上記モータ電流
増減検出手段がモータ電流検出値の減少傾向を検出した
ときには、上記第1の態様とは異なる第2の態様で上記
電流センサが出力するモータ電流検出値を補正して、補
正後のモータ電流検出値を出力するモータ電流値補正手
段と、 このモータ電流値補正手段によって出力される補正後の
モータ電流検出値と、上記目標電流値設定手段によって
設定される目標電流値との偏差に基づいて、上記電動モ
ータをフィードバック制御するモータ制御手段とを含む
ことを特徴とする電動パワーステアリング装置。 - 【請求項2】上記モータ電流値補正手段は、上記電流セ
ンサが出力するモータ電流検出値に応じて変化するモー
タ電流補正値を生成するモータ電流補正値生成手段と、
このモータ電流補正値生成手段によって生成されるモー
タ電流補正値に基づいて上記電流センサが出力するモー
タ電流検出値を補正するモータ電流値補正部とを含むこ
とを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング
装置。 - 【請求項3】上記モータ電流補正値生成手段は、上記目
標電流値設定手段が設定する目標電流値に応じて変化す
るモータ電流補正値を生成するものであることを特徴と
する請求項2記載の電動パワーステアリング装置。
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- 2002-04-08 JP JP2002105588A patent/JP3969162B2/ja not_active Expired - Fee Related
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