JP2003291184A - 多点ノズルゲート金型装置 - Google Patents

多点ノズルゲート金型装置

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JP2003291184A
JP2003291184A JP2002096188A JP2002096188A JP2003291184A JP 2003291184 A JP2003291184 A JP 2003291184A JP 2002096188 A JP2002096188 A JP 2002096188A JP 2002096188 A JP2002096188 A JP 2002096188A JP 2003291184 A JP2003291184 A JP 2003291184A
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nozzles
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JP2002096188A
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Nobuo Morikita
信夫 森北
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/27Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
    • B29C45/28Closure devices therefor
    • B29C45/2806Closure devices therefor consisting of needle valve systems
    • B29C45/281Drive means therefor
    • B29C2045/2813Common drive means for several needle valves

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】多数個取りの成形を行うに当たり、金型装置を
小型化することができるようにする。 【解決手段】共通のノズルハウジング39と、該ノズル
ハウジング39に配設され、前端部にノズルゲート56
が形成された複数のノズル41と、該各ノズル41内に
延在させて配設され、前記ノズルゲート56を開閉する
バルブピンと、前記各ノズル41に共通に配設され、各
ノズル41を加熱する加熱部とを有する。この場合、共
通のノズルハウジング39に複数のノズル41が配設さ
れ、共通の加熱部によって各ノズル41を加熱すること
ができるので、各ノズル41を十分に近接させることが
でき、金型装置を小型化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多点ノズルゲート
金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、加熱シリ
ンダ内において加熱され溶融させられた成形材料として
の樹脂を、高圧で射出して金型装置のキャビティ空間に
充填(てん)し、該キャビティ空間内において冷却して
固化させた後、成形品を取り出すようになっている。
【0003】前記射出成形機は金型装置、型締装置及び
射出装置から成り、前記金型装置は固定金型及び可動金
型を備え、前記型締装置は、固定プラテン、可動プラテ
ン、型締用モータ等を備え、該型締用モータを駆動し、
固定プラテンに対して可動プラテンを進退させることに
よって前記金型装置の型閉じ、型締め及び型開きが行わ
れる。
【0004】一方、前記射出装置は、ホッパから供給さ
れた樹脂を加熱して溶融させる加熱シリンダ、溶融させ
られた樹脂を射出する射出ノズル等を備え、前記加熱シ
リンダ内にスクリューが進退自在に、かつ、回転自在に
配設される。そして、該スクリューを、射出用モータを
駆動することによって前進させることにより射出ノズル
から樹脂が射出され、計量用モータを駆動することによ
って回転させ、それに伴って後退させることにより樹脂
の計量が行われる。
【0005】そして、ホットランナ式の金型装置におい
ては、前記キャビティ空間に樹脂を供給するためのマニ
ホルド、ノズル等にヒータが配設され、該ヒータによっ
てマニホルド、ノズル等に形成されたランナ、ノズルラ
ンナ等内の樹脂が加熱され、溶融状態に保持される。
【0006】ところで、前記金型装置内に複数のキャビ
ティ空間を形成し、射出ノズルから射出された樹脂を前
記各キャビティ空間に充填し、複数の成形品を成形する
ようにしたホットランナ式の金型装置においては、各キ
ャビティ空間に臨ませてノズルがそれぞれ配設され、各
ノズル内にバルブピンがそれぞれ貫通させられ、複数の
ノズルゲートから成る多点ノズルゲート金型装置が提供
されている。
【0007】そして、各バルブピンを進退させるために
共通の空圧ピストンが配設され、該空圧ピストン駆動す
ることによって各ノズルゲートを同時に開閉させること
ができるようになっている。この場合、共通の空圧ピス
トンが使用されるので、金型装置内におけるキャビティ
空間及びノズルのピッチを狭くすることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の金型装置においては、各ノズルには、ノズルの外周
を包囲させてヒータが配設されるので、各ノズルを十分
に近接させることができず、金型装置がその分大型化し
てしまう。
【0009】そして、多数個取り、例えば、4個取り、
6個取り、8個取り等の成形を行う場合、金型装置が一
層大型化してしまう。
【0010】本発明は、前記従来の金型装置の問題点を
解決して、多数個取りの成形を行うに当たり、金型装置
を小型化することができる多点ノズルゲート金型装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の多
点ノズルゲート金型装置においては、共通のノズルハウ
ジングと、該ノズルハウジングに配設され、前端部にノ
ズルゲートが形成された複数のノズルと、該各ノズル内
に延在させて配設され、前記ノズルゲートを開閉するバ
ルブピンと、前記各ノズルに共通に配設され、各ノズル
を加熱する加熱部とを有する。
【0012】本発明の他の多点ノズルゲート金型装置に
おいては、さらに、前記ノズルハウジングは有底円筒状
の形状を有する。
【0013】本発明の更に他の多点ノズルゲート金型装
置においては、さらに、前記各ノズルに共通に配設さ
れ、各バルブピンを進退させる駆動部を有する。
【0014】本発明の更に他の多点ノズルゲート金型装
置においては、さらに、前記加熱部は、前記ノズルハウ
ジングの外周面に配設される。
【0015】本発明の更に他の多点ノズルゲート金型装
置においては、さらに、前記各ノズルに共通に配設さ
れ、前記ノズルハウジングの温度を検出する温度検出部
を有する。
【0016】本発明の更に他の多点ノズルゲート金型装
置においては、さらに、前記ノズルハウジングより径方
向内方に冷却部が配設される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の実施の形態における金型装
置の断面図、図2は本発明の実施の形態におけるノズル
アッセンブリの断面図、図3は図1のX−X断面図、図
4は図1のY−Y断面図、図5は図1のZ−Z断面図で
ある。
【0019】図において、11は図示されない固定プラ
テンに取り付けられた固定金型、12は、図示されない
可動プラテンに取り付けられ、前記固定金型11と対向
させて配設された可動金型である。前記固定金型11及
び可動金型12によって金型装置が構成され、前記可動
プラテンを進退させ、固定金型11と可動金型12とを
接離させることによって、金型装置の型閉じ、型締め及
び型開きを行うことができる。そのために、図示されな
い型締用の駆動部、すなわち、型締駆動部が配設され、
該型締駆動部を駆動することによって、可動プラテンを
進退させることができる。なお、前記固定プラテン、可
動プラテン、型締駆動部等によって型締装置が構成され
る。また、前記金型装置によって多点ノズルゲート金型
装置が構成される。
【0020】また、13は前記可動金型12と対向させ
て配設された第1のキャビティプレート、14は第1の
キャビティプレート13と隣接させて配設された第2の
キャビティプレート、15は前記第1のキャビティプレ
ート13内に配設されたキャビティ、16は前記第2の
キャビティプレート14内において、前記キャビティ1
5に隣接させて配設されたボトムキャビティであり、前
記第1、第2のキャビティプレート13、14、キャビ
ティ15及びボトムキャビティ16によってキャビティ
ユニット17が構成される。また、前記キャビティ15
及びボトムキャビティ16によって、成形品の外周面に
対応する形状を有する複数の、本実施の形態において
は、4個のキャビティ穴23(図1においてはそのうち
の2個のキャビティ穴23が示される。)が形成され
る。
【0021】そして、18は基部19及び突部21を備
えた複数の、本実施の形態においては、4個のコア、2
2は該コア18を支持するコアプレート、であり、前記
突部21は、前記各キャビティ穴23内に突出させて形
成され、成形品の内周面に対応する形状を有する。した
がって、型閉じ時に、突部21がキャビティ穴23内に
進入して、キャビティ15、ボトムキャビティ16及び
コア18によって成形品に対応する形状を有するキャビ
ティ空間Cが形成される。そして、型締め時に該キャビ
ティ空間Cに成形材料としての樹脂が充填され、その
後、該樹脂は冷却されて成形品になる。
【0022】前記キャビティ15は、円形の形状を有す
る基部31、該基部31から突出させて形成された円形
の形状を有する突部32を備え、前記ボトムキャビティ
16は前記突部32を収容する筒状部33、前記突部3
2と隣接させて形成され、円形の形状を有する底部3
4、及び該底部34から後方に突出させて形成され、円
形の形状を有する突部35を備える。
【0023】なお、前記コアプレート22に隣接させ、
かつ、先端をキャビティ空間Cに臨ませてストリッパ2
5が、コアプレート22に対して進退自在に配設され、
型開き時に前進(図において右方に移動)させられ、成
形品をコア18から剥(は)がす。そのために、前記ス
トリッパ25に図示されない離型用の駆動部、すなわ
ち、離型駆動部が連結され、該離型駆動部を駆動するこ
とによってストリッパ25を進退(図1において左右方
向に移動)させることができる。
【0024】なお、第1、第2のキャビティプレート1
3、14間に、キャビティ15とボトムキャビティ16
とをわずかに開くための第1のパーティングラインが、
第1のキャビティプレート13とストリッパ25との間
に、キャビティ15とコア18とを開くための第2のパ
ーティングラインが、前記ストリッパ25とコアプレー
ト22との間に、ストリッパ25をコアプレート22に
対して接離させるための第3のパーティングラインが構
成される。なお、金型装置は、第1〜第3のパーティン
グラインが順に開くように作動させられる。
【0025】また、前記第2のキャビティプレート14
内において、ボトムキャビティ16に隣接させて環状の
ノズルブシュ26が配設され、前記第2のキャビティプ
レート14及びノズルブッシュ26に隣接させて受板2
7が配設される。そして、前記ノズルブッシュ26及び
受板27内に、円形のノズル収容室37が形成され、該
ノズル収容室37内にノズルアッセンブリ38が収容さ
れる。
【0026】さらに、前記受板27の後方には、スペー
サプレート61を介して空圧シリンダブロック62が配
設され、前記受板27と空圧シリンダブロック62との
間に、所定の断熱用の隙(すき)間63を介してマニホ
ルド64が配設される。
【0027】ところで、前記ノズルアッセンブリ38
は、有底円筒状のノズルハウジング39、該ノズルハウ
ジング39における円周方向上の複数箇所、本実施の形
態においては、4箇所に嵌(かん)入された筒状のノズ
ル41、及び前記ノズルハウジング39の外周面に接触
させて、巻装させられ、各ノズル41を加熱する第1の
加熱部としてのコイル状のヒータ43、前記各ノズル4
1内に進退自在に延在させられたバルブピン44、該バ
ルブピン44をノズル41の前端部(図2において左端
部)において摺(しゅう)動自在に支持するバルブピン
サポート45、前記バルブピン44をノズル41の後端
部(図2において右端部)において摺動自在に支持する
バルブピンブシュ46、前記突部35の後端面(図1に
おいて右端面)と対向させて配設され、断熱材から成る
ライザパッド47等を備える。なお、ノズルハウジング
39及びヒータ43は、いずれも、各ノズル41に共通
に配設される。
【0028】前記ノズルハウジング39は、筒状の側壁
部51及び円形の底壁部52を備え、内部に円柱状の室
53が形成され、前記ライザパッド47は前記室53内
においてボルトb1によって底壁部52に取り付けられ
る。また、各ノズル41とバルブピン44との間に樹脂
の流路49が形成される。そして、前記底部34には、
各流路49と連通させて、円錐(すい)形の形状を有す
る樹脂の流路55がそれぞれ形成され、該流路55とキ
ャビティ空間Cとがノズル41の前端部(前方)(図1
において左端部(左方))に形成されたノズルゲート5
6を介してそれぞれ連通させられる。そして、前記バル
プピン44は、前端(図2において右端)に小径のバル
ブ部分57を備え、進退させられるのに伴って、前記ノ
ズルゲート56を開閉する。
【0029】ところで、図示されない射出装置の加熱シ
ンリダの射出ノズルから射出された樹脂を流路49に供
給するために、前記マニホルド64内にランナR1が、
マニホルド64と受板27とを連結するランナインサー
ト65内に前記ランナR1と連通させてランナR2が、
前記受板27内に前記ランナR2及び各流路49と連通
させてランナR3が形成され、該ランナR3は、共通の
ランナ部Ra、及び該ランナ部Raから分岐して径方向
外方に延び、各流路49の後端部に連通させられるラン
ナ部Rbを備える。なお、前記各ノズル41には、ラン
ナ部Rbを通過させるために所定の穴が形成される。ま
た、前記マニホルド64及びランナインサート65によ
ってホットランナが構成される。そして、前記マニホル
ド64の外周面には、ランナR1、R2内を流れる樹脂
を溶融させた状態に保持するために、第2の加熱部とし
ての図示されないヒータが配設される。
【0030】本実施の形態においては、ノズルアッセン
ブリ38に4個のノズル41が配設され、各ノズル41
に対応させてキャビティ空間Cが形成され、4個取りの
成形を行うことができるようになっているが、ノズルア
ッセンブリ38を互いに隣接させて4個配設することに
よって、16個取りの成形を行うことができる。また、
一つのノズルアッセンブリに5個以上のノズルを配設
し、各ノズルに対応させてキャビティ空間を形成するこ
ともできる。
【0031】ところで、前記流路49内の樹脂は、ヒー
タ43によってノズル41が加熱されることにより加熱
され、溶融状態に保持される。そのために、前記ノズル
ハウジング39の外周面における前端の近傍に、各ノズ
ル41に共通に配設された温度検出部としての温度セン
サ50が配設され、ノズルハウジング39の温度が検出
され、樹脂の温度が間接的に検出される。温度センサ5
0のセンサ出力は図示されない制御部に送られ、該制御
部はノズルハウジング39の温度が設定温度になるよう
にヒータ43をオン・オフさせる。このようにして、ノ
ズルハウジング39の全体の温度が制御される。そし
て、前記各ノズル41は、ノズルハウジング39から伝
達される熱によって均等に加熱され、同じ温度にされ
る。
【0032】また、前記ボトムキャビティ16及びノズ
ルブッシュ26の当接部分における外周面に環状の冷媒
流路91が、該冷媒流路91の所定の箇所に形成され、
図示されない冷媒供給源と接続された冷媒としての冷却
水の入口ポート92、ボトムキャビティ16内を前記入
口ポート92から中央まで径方向内方に向けて延びる冷
媒流路93、前記冷媒流路91の所定の箇所、本実施の
形態においては、前記入口ポート92と角度で180
〔°〕離れた箇所に形成され、前記冷媒供給源と接続さ
れた冷却水の出口ポート96、ボトムキャビティ16内
を前記出口ポート96から中央まで径方向内方に向けて
延びる冷媒流路97、及び前記冷媒流路93、97の中
央側の端部から突部35内の所定の箇所まで延び、前端
(図1において左端)で連通させらるバッフル流路98
が配設される。したがって、図3の矢印で示されるよう
に、前記冷媒供給源から供給された冷却水は、入口ポー
ト92を介して冷媒流路91に供給され、冷却水の一部
は、冷媒流路91内を両側に別れて流れ、冷却水の残り
は、とともに、冷媒流路93を流れてバッフル流路98
に供給され、該バッフル流路98内を往復した後、冷媒
流路97を流れて、冷媒流路91に供給され、冷媒流路
91内を両側に別れて流れた冷却水と合流した後、出口
ポート96を介して前記冷媒供給源に供給される。
【0033】したがって、ボトムキャビティ16の中央
に蓄積された熱を吸収し、キャビティ15及びボトムキ
ャビティ16の温度を均一にし、各ノズル41の温度を
均一にすることができる。
【0034】なお、出口ポート96と前記冷媒供給源と
の間に図示されない熱交換器を配設し、該熱交換器によ
って冷却水を冷却したり、前記冷媒供給源に図示されな
い冷却源を接続したりすることができる。また、前記冷
媒流路91によって第1の冷却部が、冷媒流路93、9
7によって第2の冷却部が、バッフル流路98によって
第3の冷却部が構成される。
【0035】ところで、前記各バルブピン44を進退さ
せるために、前記空圧シリンダブロック62内にシリン
ダ室71が形成され、該シリンダ室71内にピストン7
2が進退自在に、かつ、摺動自在に配設される。該ピス
トン72は、本体73、及びボルトb2によって本体7
3に取り付けられた押え板74から成り、前記各バルブ
ピン44の後端(図1において右端)に形成されたヘッ
ド部75が前記本体73及び押え板74によって挟持さ
れる。なお、前記シリンダ室71及びピストン72によ
って、各ノズル41に共通のゲート用の駆動部、すなわ
ち、ゲート駆動部が構成される。
【0036】前記本体73は小径のロッド76及び大径
のヘッド77から成り、ロッド76及びヘッド77の各
外周面にシール部材としてのOリング78、79が配設
される。そして、前記シリンダ室71は前端及び後端が
開口させられ、前記ロッド76と空圧シリンダブロック
62との間を前記Oリング78によってシールすること
により、シリンダ室71の前端が密封され、シリンダ室
71の後端に蓋(ふた)部材81を嵌入させて配設する
ことにより、シリンダ室71の後端が密封される。
【0037】その結果、前記本体73の前方、すなわ
ち、ヘッド77の前方に第1の圧力室としてのロッド側
の空気室82が、ヘッド77の後方に第2の圧力室とし
てヘッド側の空気室83が形成され、空気室82、83
にポート84、85がそれぞれ連通させられる。そし
て、前記ポート84、85は図示されない制御弁を介し
て図示されない作動媒体供給源としての空気ポンプに接
続される。
【0038】前記構成の金型装置において、前記型締装
置によって型閉じが行われ、型締めが行われてキャビテ
ィ空間Cが形成されると、射出装置において射出工程が
開始される。該射出行程が開始されると、前記制御部は
前記制御弁を切り換え、前記ポート84を介して空気室
82に作動媒体としての圧縮空気を供給し、ポート85
を介して空気室83内を大気に開放し、ピストン72を
後退(図1において右方に移動)させる。これに伴っ
て、各バルブピン44が同時に後退させられ、ノズルゲ
ート56が同時に開放される。そして、前記加熱シリン
ダ内のスクリューが前進させられ、射出ノズルから射出
された樹脂が、ランナR1、R2を通り、ランナR3に
おいて均等に分流させられ、各流路49を流れ、ノズル
ゲート56を介して各キャビティ空間Cに充填される。
【0039】そして、前記射出工程が終了すると、前記
スクリューが停止させられ、各キャビティ空間Cへの樹
脂の充填が停止させられる。続いて、射出装置におい
て、保圧工程が開始され、スクリューが前方に押され、
キャビティ空間C内の樹脂の圧力が保持される。続い
て、前記保圧工程が終了すると、前記制御部は前記制御
弁を切り換え、前記ポート85を介して空気室83に圧
縮空気を供給し、ポート84を介して空気室82内を大
気に開放し、ピストン72を前進(図1において左方に
移動)させる。これに伴って、各バルブピン44が同時
に前進させられ、ノズルゲート56が同時に閉鎖され
る。
【0040】また、保圧工程が開始された後の所定のタ
イミングで、キャビティ空間C内の樹脂が冷却され、固
化させられて成形品になる。そして、保圧工程が終了し
た後の所定のタイミングで、金型装置において型開きが
行われ、成形品が取り出される。
【0041】このように、多数個取りの成形を行うに当
たり、共通のノズルハウジング39に複数のノズル41
が配設され、共通のヒータ43によって各ノズル41を
加熱することができるので、各ノズル41を十分に近接
させることができ、金型装置を小型化することができ
る。また、各ノズル41内のバルブピン44を、共通の
ゲート駆動部を駆動することによって進退させ、各ノズ
ルゲート56を同時に開閉することができるので、金型
装置を一層小型化することができる。
【0042】また、共通の温度センサ50によってノズ
ルハウジング39の温度を検出し、その結果、各ノズル
41内の樹脂の温度を検出するようになっていて、各ノ
ズル41ごとに温度を検出する必要がないので、各ノズ
ル41間における検出された温度にばらつきが生じるの
を抑制することができる。しかも、各ノズル41の温度
を検出するために一つの温度センサ50を配設するだけ
でよいので、金型装置のコストを低くすることができ
る。
【0043】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、多点ノズルゲート金型装置においては、共通のノ
ズルハウジングと、該ノズルハウジングに配設され、前
端部にノズルゲートが形成された複数のノズルと、該各
ノズル内に延在させて配設され、前記ノズルゲートを開
閉するバルブピンと、前記各ノズルに共通に配設され、
各ノズルを加熱する加熱部とを有する。
【0045】この場合、多数個取りの成形を行うに当た
り、共通のノズルハウジングに複数のノズルが配設さ
れ、共通の加熱部によって各ノズルを加熱することがで
きるので、各ノズルを十分に近接させることができ、金
型装置を小型化することができる。
【0046】本発明の他の多点ノズルゲート金型装置に
おいては、さらに、前記各ノズルに共通に配設され、各
バルブピンを進退させる駆動部を有する。
【0047】前記各ノズルに共通に、各バルブピンを進
退させる駆動部が配設されるので、金型装置を一層小型
化することができる。
【0048】本発明の更に他の多点ノズルゲート金型装
置においては、さらに、前記各ノズルに共通に配設さ
れ、前記ノズルハウジングの温度を検出する温度検出部
を有する。
【0049】この場合、前記各ノズルに共通に、前記ノ
ズルハウジングの温度を検出する温度検出部が配設さ
れ、各ノズルごとに温度を検出する必要がないので、各
ノズル間における検出された温度にばらつきが生じるの
を抑制することができる。しかも、各ノズルの温度を検
出するために一つの温度検出部を配設するだけでよいの
で、金型装置のコストを低くすることができる。
【0050】本発明の更に他の多点ノズルゲート金型装
置においては、さらに、前記ノズルハウジングより径方
向内方に冷却部が配設される。
【0051】この場合、前記ノズルハウジングより径方
向内方に冷却部が配設されるので、各ノズルの温度を均
一にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における金型装置の断面図
である。
【図2】本発明の実施の形態におけるノズルアッセンブ
リの断面図である。
【図3】図1のX−X断面図である。
【図4】図1のY−Y断面図である。
【図5】図1のZ−Z断面図である。
【符号の説明】
39 ノズルハウジング 41 ノズル 43 ヒータ 44 バルブピン 50 温度センサ 56 ノズルゲート 71 シリンダ室 72 ピストン 98 バッフル流路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年4月4日(2002.4.4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)共通のノズルハウジングと、
    (b)該ノズルハウジングに配設され、前端部にノズル
    ゲートが形成された複数のノズルと、(c)該各ノズル
    内に延在させて配設され、前記ノズルゲートを開閉する
    バルブピンと、(d)前記各ノズルに共通に配設され、
    各ノズルを加熱する加熱部とを有することを特徴とする
    多点ノズルゲート金型装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズルハウジングは有底円筒状の形
    状を有する請求項1に記載の多点ノズルゲート金型装
    置。
  3. 【請求項3】 前記各ノズルに共通に配設され、各バル
    ブピンを進退させる駆動部を有する請求項1又は2に記
    載の多点ノズルゲート金型装置。
  4. 【請求項4】 前記加熱部は、前記ノズルハウジングの
    外周面に配設される請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の多点ノズルゲート金型装置。
  5. 【請求項5】 前記各ノズルに共通に配設され、前記ノ
    ズルハウジングの温度を検出する温度検出部を有する請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の多点ノズルゲート金
    型装置。
  6. 【請求項6】 前記ノズルハウジングより径方向内方に
    冷却部が配設される請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の多点ノズルゲート金型装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100810667B1 (ko) 2004-12-15 2008-03-07 허남욱 멀티 핫런너 밸브장치
KR101311229B1 (ko) * 2011-05-24 2013-09-24 주식회사 삼진엘앤디 핫 런너 시스템의 마이크로 노즐 어셈블리

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