JP2003289553A - 映像データ処理装置及び立体映像表示システム - Google Patents

映像データ処理装置及び立体映像表示システム

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JP2003289553A
JP2003289553A JP2002091924A JP2002091924A JP2003289553A JP 2003289553 A JP2003289553 A JP 2003289553A JP 2002091924 A JP2002091924 A JP 2002091924A JP 2002091924 A JP2002091924 A JP 2002091924A JP 2003289553 A JP2003289553 A JP 2003289553A
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video
image
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stereoscopic
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JP2002091924A
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Tomoji Yamamoto
友二 山本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パーソナルコンピュータ上で上下多重映像に
基づき立体視を行なうのに適した映像データ処理装置及
び立体映像表示システムを提供する 【構成】 送信側は左眼用映像と右眼用映像とを映像フ
ォーマット一画面の上下に組み入れて成る上下多重映像
を生成し、これをネット経由で受信側となるパーソナル
コンピュータ10に配信する。受信者側の映像インタフ
ェース装置11は上下多重映像を処理して立体視用映像
(640画素×480画素、インタレース走査、60フ
ィールド/秒を2系統)を生成して立体表示装置13に
供給すると共に、映像フォーマット画面そのままの映像
も生成し、そのままの映像をパソコンモニタ12に供給
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、映像データ処理装置
及び立体映像表示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】480i(走査線480本のインタレー
ス映像)映像フォーマットで撮影した2画面(右目用映
像と左目用映像)を480P(走査線480本のプログ
レッシブ映像)映像フォーマット一画面の上下に多重し
(以下この映像を「上下多重映像」という)、ディジタ
ル放送波を使ってこれを放送し、受信機側で受信した上
下多重映像を元の二画面に戻して立体表示装置で視聴す
るディジタル立体放送システムが提案されている(特開
平10−174064号公報参照:IPC H04N
7/08)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなディジタル
立体放送システムでは、立体放送チャンネルを視聴する
ときには、立体映像表示装置(例えばヘッドマウントデ
ィスプレイ)への映像供給を行い、通常の放送チャンネ
ルを視聴するときには通常モニタ(立体用モニタと共用
とすることもできる)への映像供給を行なえばよいし、
また、チャンネル切替等の指示は画面上での操作ではな
く、リモコン送信機等によって行なうことができる。す
なわち、立体放送チャンネルを視聴するために、その前
操作として通常モニタでの映像表示が必要になることは
ない。
【0004】ところで、このような立体映像伝送をイン
ターネットなどのネットワーク環境に接続されたパーソ
ナルコンピュータ上で実現することが考えられるが、放
送受信機では不要である動画コンテンツ再生ソフトの起
動や動画ファイル選択などの指示がパーソナルコンピュ
ータにおいては必要になり、利用者は、かかる指示をデ
ィスプレイ(通常表示)を見ながらマウスやキーボード
を操作することで行なわなければならない。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑み、パーソナ
ルコンピュータ上で上下多重映像に基づき立体視を行な
うのに適した映像データ処理装置及び立体映像表示シス
テムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の映像データ処
理装置は、上記の課題を解決するために、情報処理装置
に直接或いは間接的に装着される映像データ処理装置で
あって、左眼用映像と右眼用映像とを映像フォーマット
一画面の上下に組み入れて成る上下多重映像を処理して
立体視用映像を生成する第1手段と、映像フォーマット
画面そのままの映像を生成する第2手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0007】上記の構成であれば、入力映像を立体視用
に処理した映像出力及び入力映像をそのままの映像出力
とする同時二映像出力が行なえることになり、動画コン
テンツ再生ソフトの起動や動画ファイル選択などの指示
については、利用者は情報処理装置のディスプレイ(そ
のまま映像表示)を見ながらマウスやキーボードを操作
することで行なうことができ、プレイ(再生)指示され
た動画ファイルが上下多重映像であるときには立体視用
に処理された映像出力によって立体視が行なえることに
なる。
【0008】ビデオカードとして情報処理装置に直接に
接続されるように構成され、画像メモリに順次書き込ま
れる映像フォーマット一画面のデータを順次読み出して
処理するように構成されていてもよい。
【0009】情報処理装置にビデオカードを介して間接
的に接続されるように構成され、前記第1手段はビデオ
カードから供給されるアナログ映像をディジタル化して
処理を行ない、前記第2手段はビデオカードから供給さ
れるアナログ映像を出力するように構成されていてもよ
い。
【0010】前記第1手段は立体視用映像として右眼用
映像と左眼用映像とを2系統に分けて出力するように構
成されていてもよい。
【0011】前記第1手段は立体視用映像として右眼用
映像と左眼用映像とを交互に出力するように構成されて
いてもよい。
【0012】前記第1手段は立体視用映像として右眼用
映像と左眼用映像とを一つの分離用左右眼映像に変換し
て出力するように構成されていてもよい。
【0013】また、この発明の立体映像表示システム
は、ネット経由で配信されてくる映像データを受け取る
ことができる情報処理装置と、前記情報処理装置に直接
或いは間接的に装着された前述のいずれかに記載の映像
データ処理装置とから成ることを特徴とする。ネット配
信システムにおいては、汎用のコーデック(エンコーダ
/デコーダ)が使用しようできるので、一般のユーザで
も受信だけでなく送信も可能である。また、インターネ
ット等のネット利用環境があれば、本システム(情報処
理装置及び映像データ処理装置)に立体表示装置を組み
込むだけで立体映像の視聴が可能となる。そして、一方
的な立体放送ではなく、立体テレビ会議等が可能にな
り、更に新しいビジネスモデルの構築も可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態の映像
データ処理装置及び立体映像表示システムを図1乃至図
17に基づいて説明する。
【0015】図1はこの発明の実施形態の立体映像表示
システムを示した説明図である。右目用映像を撮影する
立体カメラ101、左目用映像を撮影する立体カメラ1
02で撮影された2系統の映像(ここでは各々640画
素×480画素、インタレース走査、60フィールド/
秒)を上下多重装置103により上下多重映像(640
画素×480画素、プログレッシブ走査、60フレーム
/秒)に変換する。この画像をコンピュータ104のス
トレージメディアに取り込み、コンピュータ104の汎
用エンコーダでデータを圧縮し、インターネット105
を介して配信する。映像データの配信、受信に関しては
ストリーミングなど一般的な技術を用いればよい。な
お、立体カメラ101、立体カメラ102は240P映
像(640画素×240画素、プログレッシブ走査、6
0フレーム/秒)仕様のものでも利用可能である。但し
上下多重装置の仕様は上記のものと異なる。
【0016】受信者側となるパーソナルコンピュータ1
0は、インターネット105を介して映像データを受信
し、これを汎用のデコーダでデコードし、このデコード
された映像が映像インタフェース装置(映像データ処理
装置)11に供給される。この映像インタフェース装置
11は、左眼用映像と右眼用映像とを映像フォーマット
一画面の上下に組み入れて成る上下多重映像を処理して
立体視用映像(例えば、640画素×480画素、イン
タレース走査、60フィールド/秒を2系統)を生成す
る手段と、映像フォーマット画面そのままの映像を生成
する手段と、を備えて成るものである。立体視用映像は
立体表示装置13に供給され、そのままの映像はパソコ
ンモニタ12に供給される。パーソナルコンピュータ1
0の動画コンテンツ再生ソフトの起動や動画ファイル選
択などの指示については、利用者はパソコンモニタ12
(そのまま映像表示)を見ながらマウスやキーボードを
操作することで行なうことができ、プレイ(再生)指示
された動画ファイルが上下多重映像であるときには立体
視用に処理された映像出力を受ける立体表示装置13に
よって立体視が行なえることになる。
【0017】図2にパーソナルコンピュータのアーキテ
クチャの一例を示す。CPU1はシステムコントロール
機能を持つノースブリッジ2とPCIバスやISAバス
などのインタフェース機能を持つサウスブリッジ3に接
続される。ノースブリッジ2にはメモリ4や、AGP
(Accelerated Graphics Por
t)を介して一般的なビデオカード5(或いは、ビデオ
カードとして構成されたこの発明にかかる映像インタフ
ェース装置11(以下、これをビデオカード11Aとす
る)が接続される。そして、サウスブリッジ3には、U
SB(Universal Serial Bus)イ
ンタフェース6、ハードディスクドライブ(HDD)
7、及びCD−ROM装置8などが接続される。
【0018】図3に一般的なビデオカード5を示す。V
RAM(ビデオメモリ)コントローラ5bはAGPを介
してCPU1からの命令で描画データのVRAM5aへ
の書き込み・読み込みの制御を行う。DAC(D/A変
換器)5cはVRAMコントローラ5bからのディジタ
ル映像データをアナログ映像信号に変換し、この映像信
号をビデオバッファ5dを介してパソコン用モニタ12
に供給する。
【0019】図4に本発明にかかるビデオカード11A
を示す。ビデオカード11Aは、VRAM111、処理
回路112、立体視用映像生成回路11AR,11A
L、及び通常映像生成回路11ANを備えて成る。
【0020】処理回路112は、VRAMコントローラ
にタイミング信号の生成機能を付加したものであり、V
RAM111からの映像データの読み出し時に、書き込
み信号(WCK1,WCK2)、読み出し信号(RCK
1,RCK2)、水平同期信号(HD1,HD2)、垂
直同期信号(VD1,VD2)を生成し、VRAM11
1から読み出した映像データを所定のタイミングで立体
視用映像生成回路11AR,11ALのFIFO(Fi
rst In First Out)メモリ(1)
(2)に書き込む。
【0021】立体視用映像生成回路11AR・11AL
では、以下のように処理が行なわれる。FIFOメモリ
(1)・FIFOメモリ(2)から読み出されたデータ
は、各々DAC(1)・DAC(2)によってD/A変
換される。そして、アナログ化された信号は、RGB/
NTSCエンコーダ(1)・RGB/NTSCエンコー
ダ(2)によってアナログRGB信号から更にNTSC
信号(NTSCに限らず、他のコンポジットビデオ信
号、或いはY/Cコンポーネント信号やYPbPr信号
などでもよい)に変換され、ビデオバッファ(1)・ビ
デオバッファ(2)を介して立体表示装置13に供給さ
れる。
【0022】通常映像生成回路11ANは、前述のビデ
オカード5に相当する回路である。処理回路112は、
通常映像生成回路11ANのDAC(3)に対してVR
AM111から読み出したデータを与える。DAC
(3)はディジタル映像データをアナログ映像信号に変
換し、この映像信号をビデオバッファ(3)を介してパ
ソコンモニタ12に供給する。
【0023】図5に480P映像の画素データの座標表
示を示す。480P映像(640画素×480画素)の
一画面の左上を(1,1)、右下を(640,480)
の座標で表している。図では映像が上下多重映像である
場合を示している。上下多重映像では一つの映像は
(1,1)〜(640,240)の画素からなり、他の
一つの映像は(1,241)〜(640,480)の画
素からなる。この画素データはR,G,Bから成るの
で、VRAM111等(RGB/NTSCエンコーダま
での回路段)はR,G,Bの各々について必要である。
ここでは、説明の冗長を回避するため、RGBの一色に
ついてのみ説明するが、他の2色についても同様の処理
が行なわれる。またパーソナルコンピュータ10が受け
取る画像データは480P映像(640画素×480画
素、60フレーム/秒)とする。
【0024】図6にFIFOメモリへのデータ書き込み
のタイミングチャートを、図7にFIFOメモリからの
データ読み出しのタイミングチャートを示す。図6、図
7から分かるように、FIFOメモリへの読み出しは、
書き込みクロック(WCK1、WCK2)の1/2の周
波数のクロック(RCK1、RCK2)で行う。
【0025】図8にフレーム単位のFIFOメモリへの
書き込み、読み出しのタイミングチャートを示す。FI
FOメモリ(1)、FIFOメモリ(2)は各々640
画素×240画素分+α(数画素分)の容量を持つもの
とする。図8に示すタイミングでFIFOメモリを制御
することで480P映像データ(640画素×480画
素、60フレーム/秒)を480i(640画素×48
0画素、インタレース走査、60フィールド/秒)の2
系統の映像データに変換することができる。
【0026】処理回路112はそのタイミングジェネレ
ータ機能により、図9(a)(b)に示すように、水平
同期信号(HD1,HD2:図4参照)、垂直同期信号
(VD1,VD2:図4参照)を発生させる。図4に示
したRGB/NTSCエンコーダ(1)(2)は、水平
同期信号(HD1,HD2)及び垂直同期信号(VD
1,VD2)を入力すると共にR_DATA1、R_D
ATA2を入力し、2系統のNTSC信号を出力する。
【0027】タイミングジェネレータ機能で発生させる
前記VD1及びVD2はインタレース走査変換のため、
図10(a)(b)に示すタイミングをフィールド毎に
切り替える。
【0028】多重された二つの画面の映像が元々480
iである場合、パーソナルコンピュータ10で受信・再
生した映像データの任意の画像が、本来奇数フィールド
であるのか偶数フィールドであるのかは変換時には特定
できない。そこで、変換後の画像を確認して奇数フィー
ルドと偶数フィールドが逆になった場合は、外部から切
替スイッチでタイミングジェネレータ機能を制御し、図
10(a)(b)のタイミングを1フィールドずらす
(図4のVD1信号、VD2信号を1フィールドずら
す)。
【0029】具体的には、図11に示すように、処理回
路112におけるタイミングジェネレータ機能部の入力
ポートにSW1、SW2を設ける。タイミングジェネレ
ータ機能部は、SW1からの入力がHighの場合、V
D1(右映像用)信号を一枚目の分離映像が奇数フィー
ルドになるタイミング(図10(a))で生成し、SW
1からの入力がLowの場合、VD1信号を一枚目の分
離映像が偶数フィールドになるタイミング(図10
(b))で生成する。SW2によるHigh/Low入
力でも、同様にVD2(左映像用)のタイミングを生成
する。
【0030】ただし、上下多重映像が240画素のプロ
グレッシブ走査映像二画面から構成されている場合に
は、上述した奇数フィールド、偶数フィールドの設定は
不要である。また、二画面の多重時に480i映像の奇
数フィールド同士、偶数フィールド同士が多重される場
合には、1つのスイッチでVD1、VD2を切り替えれ
ば足りる。
【0031】ビデオカード11Aは図4に示した構成に
限らず、これとは異なる構成とすることができる。例え
ば、VRAM111にRGB各々1フレーム分のメモリ
容量を追加し、処理回路112のVRAMコントローラ
機能のデータバスを2系統設け、FIFOメモリを使わ
ずVRAMコントローラ機能から直接2系統に振り分け
ることも可能である。また、RGB/NTSC変換をD
ACの後ではなくDACの前でディジタル的に行なうこ
とも可能である。また、HD信号、VD信号、フロント
ポーチ、バックポーチ、垂直帰線消去期間の幅は表示装
置にあわせる必要があり、図9及び図10に示した限り
ではない。
【0032】図1に示した映像インタフェース装置11
は、前述したビデオカード11Aとしてパーソナルコン
ピュータ10に装着される形態の他、従来のビデオカー
ド5のアナログ出力に取り付けられるアダプタ11Bと
しても構成できる。
【0033】このアダプタ11Bの構成を図12に示
す。ビデオカード5から出力されたアナログRGB信号
はADC114によりディジタル信号に変換され(48
0P映像データ:640画素×480画素、60フレー
ム/秒)、この変換データが図6乃至図8で説明したタ
イミングによってFIFOメモリ(1)(2)に書き込
まれる。FIFOメモリ(1)(2)からデータを読み
出した以降の動作は先に述べたのと同様である。FIF
Oメモリ(1)(2)への書き込み・読み出しクロック
(WCK1、WCK2、RCK1、RCK2)、RGB
/NTSCエンコーダ(1)(2)への水平同期信号
(HD1、HD2)、垂直同期信号(VD1、VD
2)、ADCへのクロック(AD_CK)は、ビデオカ
ード5から出力された水平同期信号(HD)、垂直同期
信号(VD)からタイミングジェネレータ113により
生成される。なお、HD、VD信号と同期したクロック
の生成にはPLL(フェーズ・ロックド・ループ)回路
を用いている。
【0034】DAC(1)(2)、ビデオバッファ
(1)(2)、及び通常映像生成回路11BNにおける
ビデオバッファ(3)については、図4で説明したのと
同様の動作を行なうことになる。また、図12では説明
を簡単にするためRGB任意の1色についての動作説明
としたが他の色についても同様に処理される。
【0035】以上説明した例では、立体映像信号として
NTSC信号2系統で右目用映像と左目用映像を出力す
ることとしたが、右目用映像と左目用映像を交互に12
0Hzで表示し、これをユーザが装着した液晶シャッタ
眼鏡等で切り替えて視聴するフィールドシーケンシャル
方式があり、このような方式に対応した映像データ処理
を行なうことも可能である。
【0036】フィールドシーケンシャル方式の信号(以
下FS信号とする)は640画素×480画素、インタ
レース走査、120フィールド/秒の信号である。その
詳細を図13に示す。フィールドシーケンシャル方式
は、第1フィールド〜第4フィールドの4フィールド
(1フィールドは1/120秒)で1サイクルであり、
例えば、第1フィールドを右目用奇数フィールド画像と
し、第2フィールドを左目用奇数フィールド画像とし、
第3フィールドを右目用偶数フィールド画像とし、第4
フィールドを左目用偶数フィールド画像とする。
【0037】図14にFS信号の水平同期信号(図13
における一つのH分)のタイミングチャートを示す。水
平同期周波数は31.5KHz、垂直同期周波数は12
0Hzとなる。このようなフィールドシーケンシャル方
式への信号変換についても図4に示した構成、或いは図
12に示した構成で対応可能であり、2系統分の映像を
時分割表示用に1系統にまとめればよい。
【0038】なお、以上説明した上下多重映像(640
画素×480画素、プログレッシブ走査、60フレーム
/秒)から二画像(640画素×480画素、インタレ
ース走査、60フィールド/秒)を生成する場合におけ
るFIFOメモリ(1)(2)への書き込みと読み出し
のタイミングを図15に示す。この図15に示している
ように、書き込み開始から読み出しまでには幾分の期間
が必要であり、FIFOメモリのバッファ容量は書き込
みデータがオーバーフロー、アンダーフローしない容量
とし、例えば30Hz分の画像書き込み容量を設定す
る。タイミングジェネレータ機能での各種タイミング信
号の生成については図13及び図14に示す通りであり
詳細は省略する。
【0039】また、立体視の方式には、スリット状等の
光学的な分離装置(パララックスバリアやレンチキュラ
レンズ等)により左右映像を分離するイメージスプリッ
タ方式がある。この方式に対応するには、例えば、液晶
表示ディスプレイ(LCD)上に図16に示すように垂
直方向の1ライン毎に右目用映像と左目用映像を画面内
で交互に表示する必要がある。この場合、上下多重映像
の画素レベルでの並べ替えが必要であるが、ビデオカー
ド仕様とする場合には図4に示した構成で実現可能であ
る。また、図17に示すように、アダプタ11Cとして
構成することもできる。このアダプタ11Cは、タイミ
ングジェネレータ機能によってビデオカード5から出力
されたアナログRGB信号を、ADC114によりディ
ジタル信号に変換し(480P映像データ:640画素
×480画素、60フレーム/秒)、フレームメモリ1
15に格納する。そして、フレームメモリ115に格納
されたデータはタイミングジェネレータ機能によって読
み出されてADCに出力されるが、このとき、図16に
示したように、右眼画素と左眼画素の交互表示となる出
力を行なうことになる。また、通常映像生成回路11C
Nのビデオバッファ(3)については、図4で説明した
のと同様の動作を行ない、本来の画面表示をそのまま出
力することになる。
【0040】図16に示したごとく、画素を並べ替える
際には、上下多重された二画面映像の水平方向について
は一画素おきに間引きし、垂直方向については一画素お
きにその上下の画素レベルの平均値を演算して挿入して
いる(最下段はその一つ上の画素をそのまま挿入す
る)。これを実現するには演算・並べ替え結果を書き込
むための前記フレームメモリ115をR,G,B用に各
々追加することによって実現できる。
【0041】また画素の演算についてはビデオカード仕
様のものはコンピュータのCPU制御で、アダプター仕
様のものは搭載のCPU116の制御でフレームメモリ
115上のデータを演算して並べ替えるものとする。演
算処理及び並べ替え処理されたフレームメモリ115上
の画像データは、図4に示すようなビデオカード仕様と
する場合はDAC及びビデオバッファを介して出力さ
れ、図17のアダプタ11Cの構成では、タイミングジ
ェネレータで読み出され、DAC及びビデオバッファを
介して出力される。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、動画コンテンツ再生ソフトの起動や動画ファイル選
択などの指示については、利用者は情報処理装置のディ
スプレイ(そのまま映像表示)を見ながらマウスやキー
ボードを操作することで行なうことができ、プレイ(再
生)指示された動画ファイルが上下多重映像であるとき
には立体視用に処理された映像出力によって立体視が行
なえることになり、パーソナルコンピュータ上で上下多
重映像に基づき立体視を行なうのに適するという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の立体映像表示システムを
示した説明図である。
【図2】パーソナルコンピュータの一般的なアーキテク
チャを示した説明図である。
【図3】一般的なビデオカードの構成例を示したブロッ
ク図である。
【図4】この発明の実施形態を示した図であって、映像
データ処理装置をビデオカードとしたときの構成例を示
したブロック図である。
【図5】480P映像画素データの座標表示を示した説
明図である。
【図6】FIFOメモリの書き込みのタイミングチャー
トである。
【図7】FIFOメモリの読み出しのタイミングチャー
トである。
【図8】FIFOメモリの書き込み・読み出しのタイミ
ングチャートである。
【図9】同図(a)は水平同期信号のタイミングチャー
トであり、同図(b)は垂直同期信号のタイミングチャ
ートである。
【図10】垂直同期信号のタイミングチャートである。
【図11】垂直同期信号切替スイッチを示した回路図で
ある。
【図12】この発明の実施形態を示した図であって、映
像データ処理装置を一般的なビデオカードに接続される
アダプタとして構成したときの構成例を示したブロック
図である。
【図13】フィールドシーケンシャル方式の信号の詳細
を示したタイミングチャートである。
【図14】フィールドシーケンシャル方式の信号の水平
同期信号を示したタイミングチャートである。
【図15】FIFOメモリへの書込と読出のタイミング
を示した説明図である。
【図16】イメージスプリッタ方式とする場合の画素の
交互表示の様子を示した説明図である。
【図17】この発明の実施形態を示した図であって、映
像データ処理装置を一般的なビデオカードに接続される
アダプタ(イメージスプリッタ方式と)として構成した
ときの構成例を示したブロック図である。
【符号の説明】
10 パーソナルコンピュータ 11 映像データ処理装置 11A ビデオカード(映像データ処理装置) 11B アダプタ(映像データ処理装置) 11C アダプタ(映像データ処理装置) 12 パソコン用ディスプレイ 13 立体表示装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報処理装置に直接或いは間接的に装着
    される映像データ処理装置であって、左眼用映像と右眼
    用映像とを映像フォーマット一画面の上下に組み入れて
    成る上下多重映像を処理して立体視用映像を生成する第
    1手段と、映像フォーマット画面そのままの映像を生成
    する第2手段と、を備えたことを特徴とする映像データ
    処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の映像データ処理装置に
    おいて、ビデオカードとして情報処理装置に直接に接続
    されるように構成され、画像メモリに順次書き込まれる
    映像フォーマット一画面のデータを順次読み出して処理
    するように構成されたことを特徴とする映像データ処理
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の映像データ処理装置に
    おいて、情報処理装置にビデオカードを介して間接的に
    接続されるように構成され、前記第1手段はビデオカー
    ドから供給されるアナログ映像をディジタル化して処理
    を行ない、前記第2手段はビデオカードから供給される
    アナログ映像を出力するように構成されたことを特徴と
    する映像データ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の映像データ処理装置において、前記第1手段は立体視
    用映像として右眼用映像と左眼用映像とを2系統に分け
    て出力するように構成されたことを特徴とする映像デー
    タ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の映像データ処理装置において、前記第1手段は立体視
    用映像として右眼用映像と左眼用映像とを交互に出力す
    るように構成されたことを特徴とする映像データ処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の映像データ処理装置において、前記第1手段は立体視
    用映像として右眼用映像と左眼用映像とを一つの分離用
    左右眼映像に変換して出力するように構成されたことを
    特徴とする映像データ処理装置。
  7. 【請求項7】 ネット経由で配信されてくる映像データ
    を受け取ることができる情報処理装置と、前記情報処理
    装置に直接或いは間接的に装着された請求項1乃至請求
    項6のいずれかに記載の映像データ処理装置と、から成
    る立体映像表示システム。
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