JP2003289485A - 投写型画像表示装置及び平面被投写体 - Google Patents

投写型画像表示装置及び平面被投写体

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JP2003289485A JP2002089653A JP2002089653A JP2003289485A JP 2003289485 A JP2003289485 A JP 2003289485A JP 2002089653 A JP2002089653 A JP 2002089653A JP 2002089653 A JP2002089653 A JP 2002089653A JP 2003289485 A JP2003289485 A JP 2003289485A
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  • Projection Apparatus (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラ付きの投写型画像表示装置において、
そのカメラで撮影した画像を利用して台形歪を補正す
る。 【解決手段】 カメラ104はスクリーン壁面に投写し
て表示された調整用画像、およびその周辺部分を撮影す
る。エッジ検出部138は撮影画像に含まれるエッジを
検出する。補正量調整部140は、直線PN,QN上に
点R’,S’を設定し、頂点P,Qと、設定した点R’
S’を頂点として有する台形PQR’S’を理想形状と
して導き出す。補正量調整部140は、調整用画像であ
る台形PQRSが、理想形状である台形PQR’S’に
一致するように、台形歪補正部132において設定され
ている補正量を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、投写型画像表示装
置において、スクリーンなどの平面被投写体に対して画
像を斜めから投写した場合に発生する投写画像の台形歪
を補正する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】投写型画像表示装置は、光源から入射さ
れた光を液晶ライトバルブ(液晶パネル)などの光変調
手段によって画像信号に基づいて変調し、液晶ライトバ
ルブから射出された変調光を投写光学系を介して、平面
被投写体であるスクリーン上に結像させて投写するもの
が一般的である。すなわち、このような投写型画像表示
装置は、液晶ライトバルブに表示された画像をスクリー
ン上に拡大表示する。
【0003】このような投写型画像表示装置を、投写型
画像表示装置の光軸とスクリーンの中心位置の法線とが
一致するように配置した場合、スクリーンに対して画像
は真正面から投写されるため、スクリーン上の投写画像
は、液晶ライトバルブに与えられた画像信号に応じた画
像と相似な歪のない画像となる。しかし、投写型画像表
示装置をこのように配置した場合、例えば、ユーザとス
クリーンとの間に投写型画像表示装置が存在していると
きには、ユーザが投写画像を観察する場合に投写型画像
表示装置が邪魔になるという問題が発生する。
【0004】そこで、投写型画像表示装置を、ユーザの
観察の邪魔にならないように、先ほどの位置より右側ま
たは左側に移動させて、投写型画像表示装置の光軸とス
クリーンの法線とが一致せずに、所定の角度をなすよう
に配置する場合がある。このように投写型画像表示装置
を配置した場合、スクリーンに対して画像は左右斜め方
向から投写されるため、スクリーン上の投写画像は、左
右方向において拡大され、かつ、左右何れかの端部が上
下方向に拡大された台形形状となる台形歪(「キースト
ーン歪」とも呼ばれる。)が発生する。
【0005】なお、投写型画像表示装置を、真正面の位
置より左右ではなく、上下方向に移動させて、投写型画
像表示装置の光軸とスクリーンの法線とが所定の角度を
なすように配置することも可能であるが、この場合は、
スクリーンに対して画像は上下斜め方向から投写される
ため、スクリーン上の投写画像は、上下方向において拡
大され、かつ、上下何れかの端部が左右方向に拡大され
た台形形状となる台形歪が発生する。
【0006】一方、近年では、前面などにカメラを備え
た投写型画像表示装置が提案されている。かかる投写型
画像表示装置では、そのカメラを用いて、スクリーンに
投写された画像を撮影し、その撮影画像を基にして、投
写画像の色補正を行っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカメラ付きの投写型画像表示装置では、カメラで撮
影した画像は、色補正のためだけに用いられていたた
め、そのカメラを、上記のような台形歪の補正のために
用いることについては考慮されていなかった。
【0008】従って、本発明の目的は、上記した従来技
術の課題を解決し、カメラ付きの投写型画像表示装置に
おいて、そのカメラで撮影した画像を利用して台形歪を
補正する技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
記した目的の少なくとも一部を達成するために、本発明
の第1の投写型画像表示装置は、平面被投写体に画像を
投写して表示する投写型画像表示装置であって、前記平
面被投写体に対し斜め方向から投写することにより発生
する投写画像の台形歪を、設定された補正量に応じて補
正する台形歪補正部と、前記投写画像およびその周辺部
分を撮影するカメラと、撮影して得られた画像から、該
撮影画像内における前記投写画像の形状を求めると共
に、前記撮影画像内における水平方向または垂直方向に
延びる少なくとも2本の基準線から無限遠点を求め、さ
らに、前記投写画像の形状を形成する4つの頂点のう
ち、前記無限遠点から最も遠いまたは最も近い2つの特
定頂点と、前記無限遠点と、を結ぶ2本の直線を求め
て、それらの直線上に位置する2つの点を設定し、前記
特定頂点および設定点をそれぞれ頂点として有する理想
形状を導き出し、前記投写画像の形状が、前記理想形状
と略一致するように、前記補正量を調整する補正量調整
部と、を備えることを要旨とする。
【0010】このように、本発明の第1の投写型画像表
示装置においては、カメラで撮影した画像を利用し、撮
影画像内における基準線から無限遠点を求め、投写画像
の形状を形成する頂点とその無限遠点とから理想形状を
導き出し、投写画像の形状が理想形状と一致するよう
に、補正量を調整しているので、補正量を適切に調整す
ることができ、台形歪を精度よく補正することができ
る。
【0011】本発明の第2の投写型画像表示装置は、平
面被投写体に画像を投写して表示する投写型画像表示装
置であって、前記平面被投写体に対し斜め方向から投写
することにより発生する投写画像の台形歪を、設定され
た補正量に応じて補正する台形歪補正部と、前記投写画
像と、前記平面被投写体上に印され、該平面被投写体上
における前記投写画像の基準となる形状を示すためのマ
ークと、を撮影するカメラと、撮影して得られた画像か
ら、該撮影画像内における前記投写画像の形状を求める
と共に、前記撮影画像内における前記マークによって画
定される理想形状を導き出し、前記投写画像の形状が、
前記理想形状と略一致するように、前記補正量を調整す
る補正量調整部と、を備えることを要旨とする。
【0012】このように、本発明の第2の投写型画像表
示装置においても、カメラで撮影した画像を利用し、撮
影画像からマークによって画定される理想形状を導き出
し、投写画像の形状が理想形状と一致するように、補正
量を調整しているので、補正量をより適切に調整するこ
とができ、台形歪をさらに精度よく補正することが可能
となる。
【0013】本発明の投写型画像表示装置において、前
記撮影画像から、該撮影画像に含まれるエッジを検出す
るエッジ検出部をさらに備え、前記補正量調整部は、前
記撮影画像に代えて、前記エッジ検出部によるエッジ検
出結果を利用して、前記補正量を調整することが好まし
い。
【0014】このように、撮影画像そのものではなく、
エッジ検出結果を用いることにより、基準線や投写画像
の形状やマークなどを容易に検出することができるよう
になる。
【0015】本発明の平面被投写体は、投写型画像表示
装置により画像が投写されて表示される平面被投写体で
あって、被投写面に、前記投写画像の基準となる形状を
示すためのマークが印されていることを要旨とする。
【0016】このようなマークが印されていることによ
り、このマークを、投写型画像表示装置において台形歪
の補正量を調整する際の基準として使用することができ
る。
【0017】本発明の平面被投写体において、前記マー
クは、蛍光物質を有することが好ましい。
【0018】このように、マークが蛍光物質を有するこ
とにより、マークは紫外線を当てたときのみ発光して、
カメラ等による検出が可能となる。また、それ以外の場
合は、マークは目立つことがなく、ユーザが投写画像を
観察する際にも、そのマークが邪魔にならない。
【0019】本発明の平面被投写体において、前記マー
クは、赤外線を発光することが好ましい。
【0020】このように、マークが赤外線を発光するこ
とにより、カメラ等によるマークの検出が可能となる。
一方、赤外線は人の目に認識されないため、ユーザが投
写画像を観察する際には、そのマークによる発光が邪魔
にならない。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて以下の順序で説明する。 A.第1実施例: A−1.投写型画像表示装置の構成: A−2.画像投写動作: A−3.補正量調整動作: B.第2実施例: B−1.補正量調整動作: C.変形例:
【0022】A.第1実施例: A−1.投写型画像表示装置の構成:図1は本発明の第
1実施例としての投写型画像表示装置の全体構成を示す
ブロック図である。この投写型画像表示装置100は、
図1に示すように、A/D変換器102と、カメラ10
4と、A/D変換器106と、ビデオプロセッサ108
と、フレームメモリ110と、撮影画像メモリ112
と、液晶パネル駆動回路114と、液晶パネル116
と、照明光学系118と、投写光学系120と、CPU
122と、リモコン制御部124と、制御線126と、
リモコン128と、を備えている。なお、図1では、C
PU122は、制御線126を介して、ビデオプロセッ
サ108,液晶パネル駆動回路114,リモコン制御部
124のみとつながっているように描いてあるが、実際
には他の構成部ともつながっている。
【0023】また、図2は図1におけるビデオプロセッ
サ108内の構成を示すブロック図である。ビデオプロ
セッサ108は、図2に示すように、読出/書込制御部
130と、台形歪補正部132と、画像調整部134
と、撮影画像読出/書込制御部136と、エッジ検出部
138と、補正量調整部140と、を備えている。
【0024】A−2.画像投写動作:それでは、まず、
投写型画像表示装置100における通常動作である画像
投写動作について簡単に説明する。なお、本実施例で
は、部屋の白地の壁面(以下、スクリーン壁面という)
を平面被投写体とし、そのスクリーン壁面に画像を投写
するものとする。
【0025】図1において、ユーザがリモコン128を
用いて、画像投写の開始を指示すると、リモコン128
は、入力されたその指示を無線通信によってリモコン制
御部124に伝える。リモコン制御部124は、リモコ
ン128からの指示を制御線126を介してCPU12
2に伝える。CPU122は、それら指示に基づいて、
ビデオプロセッサ108を始めとする各構成部を制御し
て、画像投写動作を行う。
【0026】まず、A/D変換器102が、ビデオプレ
ーヤやテレビやDVDプレーヤなどから出力された画像
信号や、パーソナルコンピュータなどから出力された画
像信号を入力し、これらアナログ画像信号をデジタル画
像信号に変換して、ビデオプロセッサ108に出力す
る。
【0027】ビデオプロセッサ108は、フレームメモ
リ110への書き込みや読み出しなどを行うプロセッサ
であり、台形歪補正を行う機能や、その他の画像調整を
行う機能などを有している。図2に示すように、ビデオ
プロセッサ108における読出/書込制御部130は、
A/D変換器102からのデジタル画像信号を入力し、
フレームメモリ110に書き込むと共に、書き込んだデ
ジタル画像信号を読み出して、台形歪補正部132に出
力する。
【0028】台形歪補正部132は、スクリーン壁面に
対し斜め方向から投写することにより発生する投写画像
の台形歪を補正するために、読出/書込制御部130か
らのデジタル画像信号の表す画像を、設定された補正量
に応じて変形する。
【0029】画像調整部134は、画像のその他の表示
状態(例えば、輝度、コントラスト、同期、トラッキン
グ、色の濃さ、色合いなど)が所望の状態となるよう
に、台形歪補正部132からのデジタル画像信号を調整
し、液晶パネル駆動回路114へ出力する。
【0030】図1において、液晶パネル駆動回路114
は、入力されたデジタル画像信号に基づいて、液晶パネ
ル116を駆動する。これにより、液晶パネル116で
は、照明光学系118から射出された照明光を、画像情
報に応じて変調する。
【0031】投写光学系120は、投写型画像表示装置
100の筐体の前面に取り付けられおり、液晶パネル1
16によって変調された光をスクリーン壁面に投写す
る。これにより、スクリーン壁面上には投写画像が表示
される。
【0032】A−3.補正量調整動作:ところで、投写
型画像表示装置100がユーザによって新たな位置に配
置された場合、本実施例においては、上述した画像投写
動作を行う前に、以下に述べるような補正量調整動作が
行われる。なお、このとき、投写型画像表示装置100
は、ユーザによって、スクリーン壁面に対して左側斜め
方向から画像を投写するような位置に配置されているも
のとする。
【0033】ユーザがリモコン128から補正量の調整
を指示すると、リモコン128は、入力されたその指示
をリモコン制御部124を介してCPU122に伝え
る。CPU122は、その指示に基づいて、ビデオプロ
セッサ108やカメラ104などの各構成部を制御し
て、補正量調整動作を開始する。
【0034】補正量調整動作が開始されると、まず、ビ
デオプロセッサ108の台形歪補正部132は、図3に
示すように、周囲の縁部分が黒で、内部が白の長方形を
成す調整用画像400を用意し、そのデジタル画像信号
を画像調整部134を介して液晶パネル駆動回路114
に出力する。液晶パネル駆動回路114は、そのデジタ
ル画像信号に基づいて液晶パネル116を駆動し、液晶
パネル116はその画像情報に応じて照明光を変調し
て、スクリーン壁面にその調整用画像を投写させる。
【0035】一方、カメラ104は、投写光学系120
と同様に、投写型画像表示装置100の筐体の前面に取
り付けられており、スクリーン壁面に投写して表示され
た調整用画像、およびその周辺部分を撮影し、その撮影
画像を撮影画像信号として出力する。
【0036】A/D変換器106は、カメラ104から
出力された撮影画像信号を入力し、これらアナログの撮
影画像信号をデジタルの撮影画像信号に変換して、ビデ
オプロセッサ108に出力する。
【0037】ビデオプロセッサ108は、上述した機能
の他に、A/D変換器106からのデジタル撮影画像信
号を入力し、撮影画像メモリ112への書き込みや読み
出しも行い、フレームメモリ120から読み出されたデ
ジタル撮影画像信号を基にして補正量を調整する機能も
有している。
【0038】すなわち、ビデオプロセッサ108の撮影
画像読出/書込制御部136は、A/D変換器106か
らのデジタル撮影画像信号を入力し、撮影画像メモリ1
12に書き込むと共に、書き込んだデジタル撮影画像信
号を読み出して、エッジ検出部138に出力する。
【0039】エッジ検出部138は、デジタル撮影画像
信号の表す撮影画像に含まれるエッジ、すなわち、物体
の輪郭を検出する。エッジを検出する方法としては、例
えば、注目画素のデータ値とその注目画素の近傍に位置
する近傍画素のデータ値に、それぞれ、所望の重み係数
を掛けて、それらの総和を求める差分演算を、画像中の
全ての画素について行うことにより、エッジを検出する
方法などが挙げられる。
【0040】図4は撮影画像から検出したエッジを示す
説明図である。撮影画像には、中央に、投写された調整
用画像600が写っている他、その周辺に、その画像が
投写されているスクリーン壁面602や、そのスクリー
ン壁面602に交差する天井面604や床面606や側
壁面608などが写っているため、撮影画像に含まれる
エッジを検出すると、図4に示すように、調整用画像6
00の周囲の縁部分610がエッジとして検出される
他、スクリーン壁面602と他の面との交線612〜6
20もエッジとして検出される。なお、調整用画像60
0は、投写型画像表示装置100によってスクリーン壁
面に対し左側斜め方向から投写されているため、調整用
画像600の縁部分610は、点P,Q,R,Sを頂点
として備える台形に歪んだ形状となっている。
【0041】また、このようにスクリーン壁面に対し左
側斜め方向から投写された調整用画像を、カメラ104
からではなく、スクリーン壁面602の真正面から見た
場合には、図5に示すごとくになり、調整用画像500
の縁部分510は、台形がさらに左右に引き延ばされた
形状となる。
【0042】続いて、補正量調整部140は、エッジ検
出部138によるエッジ検出の結果に基づいて、台形歪
を補正する際に用いる補正量を調整する。
【0043】具体的には、補正量調整部140は、図4
に示したエッジ検出の結果に対して、長方形を成す検出
対象枠622を設定し、その検出対象枠622を撮影画
像の中心から徐々に広げていく。すると、検出対象枠6
22の中には、まず、調整用画像600の縁部分610
が全て含まれるようになり、さらに広げると、スクリー
ン壁面602と他の面との交線が含まれるようになる。
そして、交線が2本、検出対象枠622の中に含まれた
時点で、検出対象枠622の拡張を停止する。すると、
その状態は図6に示すごとくになる。すなわち、図6に
示すように、検出対象枠622の中には、調整用画像6
00の縁部分610の他、スクリーン壁面602と天井
面604との交線612と、スクリーン壁面602と床
面606との交線614が含まれることになる。補正量
調整部140は、これら2本の交線612,614を基
準線として設定する。
【0044】次に、補正量調整部140は、図7に示す
ように、基準線として設定したこれら2本の交線61
2,614をそれぞれ延長し、それらの交点として無限
遠点Nを求める。なお、このとき、これら2本の交線を
延長しても、互いに交わらない場合は、補正量調整部1
40は、検出対象枠622をさらに広げて、次に検出対
象枠622の中に含まれる交線を基準線として設定し、
同様の動作を繰り返す。
【0045】次に、補正量調整部140は、調整用画像
600の縁部分610(つまり、台形PQRS)のう
ち、無限遠点Nから最も遠い2点、すなわち、頂点P,
Qを選択し、その頂点P,Qと無限遠点Nとを結ぶ2本
の直線PN,QNを求める。
【0046】続いて、補正量調整部140は、図8に示
すように、調整用画像600内(すなわち、台形PQR
S内)の領域において、それら直線PN,QN上の適切
な位置に点R’,S’を設定する。そして、頂点P,Q
と、設定した点R’S’を頂点として有する台形PQ
R’S’を理想形状として導き出す。
【0047】前述したとおり、台形歪補正部132が用
意した調整用画像400は、図3に示したように長方形
を成していたが、その調整用画像を投写型画像表示装置
100によってスクリーン壁面に対し左側斜め方向から
投写すると、その投写した調整用画像は、カメラ104
から見た場合、図8に示すように台形PQRSとなって
いる。また、その投写した調整用画像をスクリーン壁面
の真正面から見た場合は、図5に示したように、台形が
さらに左右に引き延ばされた形状となっている。
【0048】これに対し、カメラ104から見た場合の
理想形状として導き出した台形PQR’S’は、辺P
R’,QS’が、それぞれ、先に求めた直線PN,QN
上にあるため、互いに無限遠点Nで交差する。従って、
この台形PQR’S’をスクリーン壁面の真正面から見
た場合、辺PR’,QS’は、それぞれ、スクリーン壁
面602と天井面604との交線612やスクリーン壁
面602と床面606との交線614と平行になる。台
形PQR’S’のうち、もう一方の辺PQ,R’S’
は、何れも、どの位置から見ても、垂直であるため、台
形PQR’S’をスクリーン壁面の真正面から見ると、
長方形となっている。
【0049】従って、カメラ104から見た場合の形状
として、調整用画像600である台形PQRSが、理想
形状である台形PQR’S’に一致するように、元の調
整用画像、すなわち、台形歪補正部132で用意する調
整用画像400が変形されていれば、スクリーン壁面に
投写されたその調整用画像をスクリーン壁面の真正面か
ら見た場合に、その形状は長方形となり、台形歪が解消
されたことになる。
【0050】そこで、台形歪補正部132における元の
画像の変形は、設定された補正量に応じて行われるた
め、補正量調整部140は、調整用画像である台形PQ
RSが、理想形状である台形PQR’S’に一致するよ
うに、台形歪補正部132において設定されている上記
補正量を調整する。
【0051】この結果、台形歪補正部132は、補正量
調整部140によって調整された補正量に応じて、用意
した調整用画像400を、図9に示すように調整用画像
402に変形するため、スクリーン壁面に投写された調
整用画像は、スクリーン壁面の真正面から見た場合に、
図10に示すごとく、長方形を成す調整用画像502と
なり、台形歪が解消される。
【0052】こうして、一連の補正量調整動作が完了し
たら、上述した画像投写動作が開始される。
【0053】台形歪補正部132は、画像投写動作を行
う際に、調整済みの補正量に応じて、読出/書込制御部
130からデジタル画像信号の表す画像を変形して、台
形歪を補正する。なお、台形歪補正部132における具
体的な画像の変形方法としては、出願人が既に出願して
いる、例えば、特開平11−305715号公報などに
詳しく説明されているので、ここでは説明を省略する。
【0054】以上説明したように、本実施例によれば、
カメラ104で撮影した画像内における基準線(すなわ
ち、スクリーン壁面と天井面や床面との交線)から無限
遠点を求め、投写画像の形状を形成する頂点とその無限
遠点とから理想形状を導き出し、投写画像の形状が理想
形状と一致するように、補正量を調整しているので、補
正量を適切に調整することができ、台形歪を精度よく補
正することが可能となる。
【0055】B.第2実施例:上記した第1実施例で
は、補正量を調整するために、カメラによって撮影され
た画像から、基準線(すなわち、スクリーン壁面と天井
面や床面との交線)を検出し、この基準線に基づいて理
想形状を導き出していた。これに対し、本実施例では、
基準線を検出する代わりに、スクリーン壁面に、投写さ
れるべき画像の基準となる形状を予めマーキングし、カ
メラによって撮影された画像から、このマークを検出
し、このマークに基づいて理想形状を導き出すようにし
ている。
【0056】具体的には、マークとして、図11に示す
ように、スクリーン壁面の画像が投写されるべき位置に
おいて、本来の投写画像の形状(すなわち、長方形)5
02に合わせて、4つの頂点の近傍に、蛍光物質の塗布
されたテープ502を貼るようにする。
【0057】図12は本発明の第2実施例としての投写
型画像表示装置の全体構成を示すブロック図である。本
実施例における投写型画像表示装置100の構成は、基
本的には、第1実施例と同様であるが、さらに、紫外線
光源(ブラックライト)142を備えている。
【0058】本実施例において、通常動作である画像投
写動作は、第1実施例の場合と同様であるので、説明は
省略する。
【0059】B−1.補正量調整動作:それでは、投写
型画像表示装置100がユーザによって新たな位置に配
置された場合に行われる補正量調整動作について説明す
る。
【0060】ユーザがリモコン128から補正量調整を
指示し、第1実施例と同様の手順にて、補正量調整動作
が開始されると、まず、ブラックライト142が点灯す
ると共に、カメラ104が、スクリーン壁面に貼付され
たテープ502の部分、およびその周辺部分を撮影す
る。そして、第1実施例と同様の手順にて、エッジ検出
部138が、その撮影画像に含まれるエッジを検出す
る。
【0061】図13は撮影画像から検出したエッジを示
す説明図である。ブラックライト142が点灯したこと
により、ブラックライト142からは蛍光作用の強い近
紫外線が放射されるため、蛍光物質の塗布されたテープ
502は光り、スクリーン壁面との間で輝度差が生じる
ので、そのテープ502の部分がエッジとして検出され
る。なお、投写型画像表示装置100は、スクリーン壁
面に対し左側斜め方向から画像を投写する位置に配置さ
れており、その位置からカメラ104は撮影しているた
め、スクリーン壁面602に貼付されたテープ502に
よって画定される形状は、長方形ではなく、点a,b,
c,dを頂点として備える台形に歪んだ形状となってい
る。
【0062】そこで、補正量調整部140は、エッジ検
出部138によるエッジ検出の結果から、テープ502
によって画定される台形abcdを理想形状として導き
出す。
【0063】次に、ビデオプロセッサ108の台形歪補
正部132が、図3に示したような長方形の調整用画像
を用意し、第1実施例と同様の手順にて、液晶パネル1
16が照明光を変調して、スクリーン壁面にその調整用
画像を投写させる。また、カメラ104は、スクリーン
壁面に投写して表示された調整用画像、およびその周辺
を撮影する。そして、第1実施例と同様の手順にて、エ
ッジ検出部138が、その撮影画像に含まれるエッジを
検出する。
【0064】図14は調整用画像を投写した際における
撮影画像から検出したエッジを示す説明図である。図1
4に示すように、スクリーン壁面602に投写された調
整用画像600の周囲の縁部分610がエッジとして検
出される。なお、調整用画像は投写型画像表示装置10
0によってスクリーン壁面に対し左側斜め方向から投写
されているため、調整用画像600の縁部分610は、
点P,Q,R,Sを頂点として備える台形に歪んだ形状
となっている。
【0065】なお、このとき、投写型画像表示装置10
0の位置は、スクリーン壁面に投写された調整用画像6
00の右端(すなわち、辺PQ)が、テープ502によ
って画定される台形abcdの右端(すなわち、辺a
b)に一致するように調整されているものとする。
【0066】前述したとおり、台形歪補正部132が用
意した調整用画像は、図3に示したように長方形を成し
ているが、その調整用画像をスクリーン壁面に対し左側
斜め方向から投写すると、その投写した調整用画像は、
カメラ104から見た場合、図14に示すように台形P
QRSとなっている。また、その投写した調整用画像を
スクリーン壁面の真正面から見た場合は、台形がさらに
左右に引き延ばされた形状となっている。
【0067】これに対し、理想形状として導き出した台
形abcdは、スクリーン壁面に添付されたテープ50
2によって画定される形状である。前述したとおり、テ
ープ502は、スクリーン壁面に、投写画像の基準とな
る形状、すなわち、長方形に合わせて添付されてもので
あるため、そのテープ502によって画定される台形a
bcdは、スクリーン壁面の真正面から見ると、当然に
長方形となっている。
【0068】従って、第1実施例の場合と同様に、カメ
ラ104から見た場合の形状として、調整用画像である
台形PQRSが、理想形状である台形abcdに一致す
るように、元の調整用画像、すなわち、台形歪補正部1
32で用意する調整用画像が変形されていれば、スクリ
ーン壁面に投写されたその調整用画像をスクリーン壁面
の真正面から見た場合に、その形状は長方形となり、台
形歪が解消されたことになる。
【0069】そこで、補正量調整部140は、調整用画
像である台形PQRSが、理想形状である台形PQR’
S’に一致するように、台形歪補正部132において設
定されている上記補正量を調整する。
【0070】この結果、台形歪補正部132は、補正量
調整部140によって調整された補正量に応じて、用意
した調整用画像を変形するため、スクリーン壁面に投写
された調整用画像は、スクリーン壁面の真正面から見た
場合、台形歪が解消される。こうして、一連の補正量調
整動作が完了したら、画像投写動作が開始される。
【0071】本実施例においては、予め、スクリーン壁
面に投写画像の基準形状を示すマーク(すなわち、テー
プ)を印しておき、カメラ104で撮影した画像から、
そのマークで画定される理想画像を導き出し、投写画像
の形状が理想形状と一致するように、補正量を調整して
いるので、補正量をより適切に調整することができ、台
形歪をさらに精度よく補正することが可能となる。
【0072】また、スクリーン壁面に印されたマーク
は、蛍光物質の塗布されたテープであるため、ブラック
ライトで照らしたときは光り、カメラによって撮影して
も、撮影画像からその位置を容易に検出することができ
るが、通常の画像投写を行う際には、そのテープが目立
つことはなく、ユーザが投写画像を観察する際の邪魔に
ならない。
【0073】C.変形例:なお、本発明は上記した実施
例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲において種々の態様にて実施することが可能
である。
【0074】上記した第2実施例においては、平面被投
写体であるスクリーン壁面上における投写画像の基準と
なる形状を示すマークとして、蛍光物質を塗布したテー
プ502を用い、これらを投写画像の基準形状に合わせ
て、4つの頂点の近傍に貼付したが、4辺に沿って貼付
するようにしてもよい。また、テープに限定されるもの
ではなく、蛍光物質を塗布した鋲や磁石などあってもよ
い。
【0075】さらに、これら蛍光物質を塗布したテープ
などの代わりに、赤外線発光素子を用いるようにしても
よい。具体的には、図15に示すように、平面被投写体
であるスクリーン壁面上において、投写画像の基準とな
る形状800における4つの頂点の近傍に、それぞれ、
赤外線発光素子802を設置し、カメラ104で撮影す
る際に、投写型画像表示装置100から無線でそれら赤
外線発光素子802に発光を指示する。そして、カメラ
104で発光しているそれら赤外線発光素子802を撮
影する。カメラ104の撮像素子は可視光線だけでな
く、赤外光も検出できるため、撮影して得られた画像か
ら各赤外線発光素子の位置は容易に検出することができ
る。また、赤外線は人間の目には認識されないので、通
常の画像投写を行う際に、赤外線発光素子802から赤
外線が発光されていても、ユーザが投写画像を観察する
際の邪魔にならない。
【0076】なお、これら赤外線発光素子802は、カ
メラ104の撮影時だけ発光させてもよいが、常時発光
させていてもよい。また、リモコンなど他の赤外線発光
素子を備える機器に悪影響を与えないために、周期的に
発光させるようにしてもよい。また、補正量の調整を行
うときのみ発光させ、通常の画像投写を行う際には、発
光させないのであれば、赤外線の代わりに、可視光線を
用いるようにしても構わない。
【0077】上記した実施例では、平面被投写体として
スクリーン壁面を利用したが、壁面でなく、通常のスク
リーンを平面被投写体として利用してもよい。従って、
このようなスクリーンを利用する場合、第2実施例やそ
の変形例では、蛍光物質を塗布したテープ502や、上
述した赤外線発光素子などは、そのスクリーンに貼付ま
たは設置されることになる。
【0078】また、このように、赤外線発光素子を設置
した専用のスクリーンを用いる場合、その赤外線発光素
子を周期的に発光させ、その発光周期に信号を重畳する
ことにより、スクリーンから投写型画像表示装置100
に対し、赤外線にのせて信号を伝送することができる。
例えば、その信号に、そのスクリーンの材質や反射率な
どの情報を含ませることによって、投写型画像表示装置
100側では、その情報に応じて、投写画像の色や輝度
などを制御して、そのスクリーンに合わせた投写画像を
表示させることができる。
【0079】上記した実施例では、投写型画像表示装置
100は、左側斜め方向から画像を投写するような位置
に配置されているものとして説明したが、右側斜め方
向,上側斜め方向,下側斜め方向からそれぞれ画像を投
写するような位置に配置されている場合も、本発明を同
様に適用できることは言うまでもない。
【0080】なお、第1実施例では、左右の斜め方向か
ら画像を投写する場合であったため、撮影画像内におけ
るスクリーン壁面と天井面や床面との交線、すなわち、
水平方向に延びる線を基準線として設定したが、上下の
斜め方向から画像を投写する場合には、スクリーン壁面
と側面との交線など、垂直方向に延びる線を基準線とし
て設定する必要がある。
【0081】上記した第1実施例では、撮影画像内にお
ける面と面との交線を基準線として設定したが、垂直方
向もしくは水平方向に延びる線であれば、撮影画像内に
おける他の線を、基準線として設定しても構わない。
【0082】上記した第1実施例では、無限遠点Nを求
めた後、調整用画像600の縁部分610(つまり、台
形PQRS)のうち、無限遠点Nから最も遠い2点、す
なわち、頂点P,Qを選択し、その頂点P,Qと無限遠
点Nとを結ぶ2本の直線PN,QNを求めていたが、無
限遠点Nから最も近い2点、すなわち、頂点R,Sを選
択し、その頂点R,Sと無限遠点Nとを結ぶ2本の直線
RN,SNを求めるようにしてもよい。その場合、それ
ら直線RN,SN上の適切な位置に点P’,Q’を設定
し、頂点R,Sと、設定した点P’Q’を頂点として有
する台形P’Q’RSを理想形状として導き出すことに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例としての投写型画像表示装
置の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1におけるビデオプロセッサ108内の構成
を示すブロック図である。
【図3】図2における台形歪補正部132で用意される
調整用画像400を示す説明図である。
【図4】撮影画像から検出したエッジを示す説明図であ
る。
【図5】スクリーン壁面602に対し真正面から見たと
きの調整用画像500を示す説明図である。
【図6】エッジ検出結果に検出対象枠622を設定した
様子を示す説明図である。
【図7】基準線として設定した2本の交線612,61
4から無限遠点Nを求める様子を示す説明図である。
【図8】直線PN,QN上に点R’,S’を設定し、台
形PQR’S’を理想形状として導き出す様子を示す説
明図である。
【図9】台形歪補正部132において補正量に応じて変
形された調整用画像402を示す説明図である。
【図10】スクリーン壁面602に対し真正面から見た
ときの補正された調整用画像502を示す説明図であ
る。
【図11】スクリーン壁面に貼付されたテープ502を
示す説明図である。
【図12】本発明の第2実施例としての投写型画像表示
装置の全体構成を示すブロック図である。
【図13】撮影画像から検出したエッジを示す説明図で
ある。
【図14】調整用画像を投写した際における撮影画像か
ら検出したエッジを示す説明図である。
【図15】平面被投写体上における投写画像の基準とな
る形状800を示すマークとして設置された赤外線発光
素子802を示す説明図である。
【符号の説明】
100…投写型画像表示装置 102…A/D変換器 104…カメラ 106…A/D変換器 108…ビデオプロセッサ 110…フレームメモリ 112…撮影画像メモリ 114…液晶パネル駆動回路 116…液晶パネル 118…照明光学系 120…フレームメモリ 120…投写光学系 122…CPU 124…リモコン制御部 126…制御線 128…リモコン 130…読出/書込制御部 132…台形歪補正部 134…画像調整部 136…撮影画像読出/書込制御部 138…エッジ検出部 140…補正量調整部 142…ブラックライト 400…調整用画像 402…調整用画像 500…調整用画像 502…テープ 502…調整用画像 510…縁部分 600…調整用画像 602…スクリーン壁面 604…天井面 606…床面 608…側壁面 610…縁部分 612〜620…交線 622…検出対象枠 800…投写画像の基準となる形状 802…赤外線発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/36 G09G 3/36 Fターム(参考) 2K103 AA16 AB08 CA01 5C006 AB01 AF34 AF46 BF02 BF38 EC11 5C058 BA23 BA27 BB04 BB13 BB25 EA11 EA26 5C080 AA10 BB05 CC06 DD01 DD21 EE21 KK43

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面被投写体に画像を投写して表示する
    投写型画像表示装置であって、 前記平面被投写体に対し斜め方向から投写することによ
    り発生する投写画像の台形歪を、設定された補正量に応
    じて補正する台形歪補正部と、 前記投写画像およびその周辺部分を撮影するカメラと、 撮影して得られた画像から、該撮影画像内における前記
    投写画像の形状を求めると共に、前記撮影画像内におけ
    る水平方向または垂直方向に延びる少なくとも2本の基
    準線から無限遠点を求め、さらに、前記投写画像の形状
    を形成する4つの頂点のうち、前記無限遠点から最も遠
    いまたは最も近い2つの特定頂点と、前記無限遠点と、
    を結ぶ2本の直線を求めて、それらの直線上に位置する
    2つの点を設定し、前記特定頂点および設定点をそれぞ
    れ頂点として有する理想形状を導き出し、前記投写画像
    の形状が、前記理想形状と略一致するように、前記補正
    量を調整する補正量調整部と、 を備える投写型画像表示装置。
  2. 【請求項2】 平面被投写体に画像を投写して表示する
    投写型画像表示装置であって、 前記平面被投写体に対し斜め方向から投写することによ
    り発生する投写画像の台形歪を、設定された補正量に応
    じて補正する台形歪補正部と、 前記投写画像と、前記平面被投写体上に印され、該平面
    被投写体上における前記投写画像の基準となる形状を示
    すためのマークと、を撮影するカメラと、 撮影して得られた画像から、該撮影画像内における前記
    投写画像の形状を求めると共に、前記撮影画像内におけ
    る前記マークによって画定される理想形状を導き出し、
    前記投写画像の形状が、前記理想形状と略一致するよう
    に、前記補正量を調整する補正量調整部と、 を備える投写型画像表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の投写型
    画像表示装置において、 前記撮影画像から、該撮影画像に含まれるエッジを検出
    するエッジ検出部をさらに備え、 前記補正量調整部は、前記撮影画像に代えて、前記エッ
    ジ検出部によるエッジ検出結果を利用して、前記補正量
    を調整することを特徴とする投写型画像表示装置。
  4. 【請求項4】 投写型画像表示装置により画像が投写さ
    れて表示される平面被投写体であって、 投写面に、前記投写画像の基準となる形状を示すための
    マークが印されていることを特徴とする平面被投写体。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の平面被投写体におい
    て、 前記マークは、蛍光物質を有することを特徴とする平面
    被投写体。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の平面被投写体におい
    て、 前記マークは、赤外線を発光することを特徴とする平面
    被投写体。
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