JP2003289380A - 音声符号化方式の変更方法、通信システム、通信網および通信端末 - Google Patents
音声符号化方式の変更方法、通信システム、通信網および通信端末Info
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- JP2003289380A JP2003289380A JP2002092001A JP2002092001A JP2003289380A JP 2003289380 A JP2003289380 A JP 2003289380A JP 2002092001 A JP2002092001 A JP 2002092001A JP 2002092001 A JP2002092001 A JP 2002092001A JP 2003289380 A JP2003289380 A JP 2003289380A
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- G10L19/04—Speech or audio signals analysis-synthesis techniques for redundancy reduction, e.g. in vocoders; Coding or decoding of speech or audio signals, using source filter models or psychoacoustic analysis using predictive techniques
- G10L19/16—Vocoder architecture
- G10L19/18—Vocoders using multiple modes
- G10L19/22—Mode decision, i.e. based on audio signal content versus external parameters
Abstract
構成に依存せず共通の動作で可能とする方法、通信シス
テム、通信網および通信装置を提供することである。 【解決手段】 第1の網11は、第1の端末15の通話
中に無線回線の品質を含む通信状況を監視し、通信状況
から適切な符号化方式を決定する。さらに、第1の網1
1は、第1の端末15に適切な符号化方式への変更を求
める第1の要求を送る。第1の端末15は、第1の網1
1から第1の要求を受けると、第2の網13に符号化方
式の変更を求める第2の要求を送る。第2の網13は、
第1の端末15から第2の要求を受けると、第1の端末
15と通話中の第2の端末に割り当てられている音声コ
ーデックの符号化方式を変更し、第1の端末15に第2
の要求に対する応答を返す。第2の要求に対する応答を
受けた第1の端末15は、第1の網11に第1の要求に
対する応答を返す。
Description
に関し、特に、移動通信システムにおける音声通話に関
する。
構成を示す図である。図5を参照すると、移動網51
は、ゲートウェイ(不図示)を介して固定網52と相互
に接続されている。
数種類の装置により構成され、移動端末54を収容する
移動通信システムである。移動通信システムの構成は様
々である。基地局と移動端末54との間では無線電波で
信号が送受信される。固定網52は、例えばPSTNや
ISDNであり、固定電話機55を収容している。
動端末の通信を実現するために、移動通信システムで
は、可能な限り周波数利用効率の向上が図られる。音声
をディジタル信号で伝送する移動通信システムでは、各
通話の伝送速度を低くすれば、必要な周波数帯域が小さ
くなる。したがって、ディジタル信号による移動通信シ
ステムでは、周波数利用効率を向上させるために、各通
話を伝送速度の低い方式で符号化することが望ましい。
一方、伝送速度を低くすれば音声品質が劣化するため、
通話チャネルが混んでいないときには音声品質を上げる
ために伝送速度を高くしてもよい。そこで、通話チャネ
ルの混雑状況に応じて各通話の伝送速度を選択できれ
ば、周波数利用効率の向上と通話品質の確保を両立する
ことができる。
端末の移動速度が高いとき、通信の品質が悪い。したが
って、通話が開始された後に各通話の伝送速度を適応的
に変更できることが望ましい。
はAMR(Adaptive Multi−Rate
Codec)方式を採用しているものがある。AMR方
式では、移動通信システムおよび移動端末は複数の伝送
速度の音声符号化方式に対応しており、通話開始時に移
動通信システムのネットワーク側と移動端末がネゴシエ
ーションにより伝送速度を決定し、また、通話中に通信
品質に応じて適当な伝送速度に変更する。
通話中に伝送速度を変更する一般的な手順について説明
する。
にて無線通信の品質を監視している装置(以下、監視装
置と称す)が、その品質から伝送速度を変更すべきか否
か判断する。監視装置は、伝送速度を変更すべきと判断
すると、移動端末に登りリンクの伝送速度の変更を指示
する。移動端末は、登りリンクに信号を送信する伝送速
度を指示された速度に変更する。
ットワーク側の音声コーデック(CODEC:Code
r/Decoder)を有する装置(以下、変換装置と
称す)に下りリンクの伝送速度の変更を指示する。変換
装置が下りの伝送速度を変更すると、伝送速度の変更手
順が完了する。
の品質が低下すると伝送速度が上げられ、通話チャネル
が混んでくると伝送速度が下げられる。
たIMT−2000(International M
obile Telecommunicatins−2
000)システムやヨーロッパを中心に運用されている
GSM(Global Systems for Mo
bile communications)システムで
はAMR方式が採用されている。
る伝送速度の変更制御手順を示すシーケンス図である。
IMT−2000システムでは、複数のMSC(Mob
ile services Switching Ce
nter)により構成されるCN(Core Netw
ork)と、MSCに接続されたRNC(RadioN
etwork Controllor)と、UE(Us
er Equipment)が制御信号を送受信するこ
とにより伝送速度が制御される。MSCは移動通信シス
テムを構成する交換機である。MSCは音声コーデック
を有しているので、上述された変換装置に相当し、移動
通信システムの音声符号化方式とPSTN等で用いられ
ているPCMとの変換を行う。RNCは複数の基地局を
収容しており、基地局および無線回線を制御する。RN
Cは、上述された監視装置に相当する。UEは、携帯電
話機等の端末であり、音声コーデックを有している。
が無線通信の品質に基づき伝送速度の変更を行うべきと
判断すると、上りリンクの伝送速度の変更を指示する制
御信号(Rate Control for upli
nk)をUEに送る。
と、UEは、ユーザデータである音声信号を指示された
伝送速度で送信し始める。
更を指示する制御信号(RateCintrol fo
r downlink)をCNの所定のMSCに送る。
と、MSCは、ユーザデータである音声信号を指示され
た伝送速度で送信し始める。
の変更制御手順を示すシーケンス図である。GSMシス
テムでは、TRAU(Transcoder Rate
Adaptation Unit)と、BTS(Ba
se Transceiver Station)と、
UE(User Equipment)が制御信号を送
受信することにより伝送速度が制御される。TRAU
は、基地局を制御するBSC(Base Statio
n Controllor)とBTSの間に備えられ、
移動通信システムの音声符号化方式とPCMとの変換を
行う。TRAUは、上述された変換装置に相当する。B
SCは、CN(Cellulor Network)ま
たはPSTNに接続されている。BTSはUEと無線通
信する基地局であり、上述された監視装置に相当する。
UEは、携帯電話機等の端末であり、音声コーデックを
有している。
BTSが無線通信の品質に基づき伝送速度の変更を行う
べきと判断すると、上りリンクの伝送速度の変更を指示
する制御信号(Rate Control for u
plink)をUEに送る。
と、UEは、ユーザデータである音声信号を指示された
伝送速度で送信し始める。
更を指示する制御信号(RateCintrol fo
r downlink)をBSCに送る。
と、BSCは、ユーザデータである音声信号を指示され
た伝送速度で送信し始める。
ムでは、無線通信の品質や通話チャネルの混雑状況によ
り適応的に伝送速度が制御されるので良好な通信が可能
である。
T−2000システムのような従来の移動通信システム
は、そのシステム内に音声コーデックを備えた装置を含
んでおり、PSTNやISDNなどの固定網の端末と通
話するとき、ゲートウェイを通る音声信号はPCMであ
る。そして、移動通信システムの伝送速度を制御するプ
ロトコルは移動通信システム内で終端される。
声による通話を行うIP電話が普及しつつある。IP網
は、インターネットプロトコルによりパーソナルコンピ
ュータ等の端末を収容し、また、移動網や固定網と相互
に接続される。
な固定電話相当の音声符号化方式を用いてもよいが、通
話チャネルの収容効率の面から、移動通信と同様に伝送
速度の低い音声符号化方式が用いられることが望まし
い。
速度の低い(帯域圧縮された)音声符号化方式を選択し
て、移動端末とIP電話端末の通話を実現しようとする
と、移動通信システムとIP網とで音声信号に対して帯
域圧縮および伸長が2回されるため音声品質が劣化して
しまう。そこで、音声コーデックを有する移動端末と、
IP網内の音声コーデックを有する装置が符号化された
音声信号を直接に送受信すれば、帯域圧縮および伸長は
1回となるので音声品質の劣化は低減される。
声符号化方式を制御する装置は、IP網の装置との間に
音声符号化方式を変更する制御信号をやり取りするプロ
トコルを有しないため、通話中に音声符号化方式を変更
できない。移動通信システムとIP網側とが連動して音
声符号化方式を変更するためには、移動通信システムの
音声符号化方式を制御する装置とIP網の装置との間に
音声符号化方式を制御するための制御プロトコルを規定
すればよい。しかし、GSMシステムとIMT−200
0システムのように、構成の異なる様々な移動通信シス
テムが考えられる。そのため、IP側の装置は、音声符
号化方式を制御するために制御信号を送受信する相手が
移動通信システム毎に異なるため、移動通信システム毎
に異なる動作をする必要がある。
ムが登場すれば、それ毎に新たな処理をIP網側の装置
に追加するか、あるいはIP網側の装置自体を追加する
必要があり、開発コストおよび設備コストが高くなる。
の変更を、多様な網構成に依存せず共通の動作で可能と
する方法、通信システム、通信網および通信装置を提供
することである。
に、本発明の音声符号化方式の変更方法は、相互接続さ
れた第1および第2の網と、複数の符号化方式からいず
れかを選択可能な音声コーデックを含み、前記第1の網
に無線回線で接続される少なくとも1つの第1の端末
と、前記第2の網に接続され、複数の音声符号化方式か
らいずれかを選択可能な音声コーデックを前記第2の網
により割り当てられて前記第1の端末と通信する少なく
とも1つの第2の端末を有する通信システムにおける音
声符号化方式の変更方法であって、前記第1の網におい
て、前記第1の端末の通話中に無線回線の品質を含む通
信状況を監視するステップと、前記通信状況から適切な
符号化方式を決定するステップと、前記第1の端末に前
記適切な符号化方式への変更を求める第1の要求を送る
ステップと、前記第1の端末において、前記第1の網か
ら前記第1の要求を受けると、前記第2の網に符号化方
式の変更を求める第2の要求を送るステップと、前記第
2の網において、前記第1の端末から前記第2の要求を
受けると、該第1の端末と通話中の第2の端末に割り当
てられている音声コーデックの符号化方式を変更し、前
記第1の端末に前記第2の要求に対する応答を返すステ
ップと、前記第1の端末において、前記第1の網に前記
第1の要求に対する応答を返すステップを有している。
ックを持った第1の端末と接続される第1の網が音声符
号化方式の変更を決定し、第1の網から指示を受けた第
1の端末と第2の網とが制御信号を送受信して音声符号
化方式を変更する。
の監視は常時行われており、前記通信状況の変化に応じ
て前記適切な符号化方式が決定される方式を採ることも
可能である。
に収容されている端末の間で音声の通信が可能な通信シ
ステムであって、複数の符号化方式のいずれかを選択可
能な第1の音声コーデックを含む少なくとも1つの第1
の端末と無線回線により接続され、前記第1の端末の通
話中に無線回線の品質を含む通信状況を監視して該通信
状況から適切な符号化方式を決定し、前記第1の端末に
前記適切な符号化方式への変更を要求する第1の網と、
前記第1の端末と通信することのできる少なくとも1つ
の第2の端末と接続され、複数の符号化方式のいずれか
を選択可能な少なくとも1つの第2の音声コーデックを
有し、いずれかの第1の端末といずれかの第2の端末が
通信を開始するときに、該第2の端末にいずれかの第2
の音声コーデックを割り当て、前記第1の網から符号化
方式の変更を要求された第1の端末から符号化方式の変
更の要求を受けて、該第1の端末と通信中の第2の端末
に割り当てられている音声コーデックの符号化方式を要
求されたものに変更する第2の網を有している。
時監視しており、該通信状況の変化に応じて適切な符号
化方式への変更を前記第1の端末に要求する方式を採る
ことも可能である。
いずれかを選択可能な音声コーデックを含む少なくとも
1つの第1の端末と無線回線で接続され、また、複数の
符号化方式からいずれかを選択可能な少なくとも1つの
音声コーデックを有する他の網と接続され、前記他の網
のいずれかの音声コーデックを割り当てられた第2の端
末と前記第1の端末との通信を可能にする通信網であっ
て、前記第1の端末の通話中に無線回線の品質を含む通
信状況を監視する監視装置と、前記通信状況から適切な
符号化方式を決定し、前記第1の端末に前記適切な符号
化方式への変更を要求し、該第1の端末の音声コーデッ
クと、該第1の端末と通話中の第2の端末に割り当てら
れている音声コーデックとの符号化方式が変更された旨
の応答を前記第1の端末から受けて符号化方式が変更さ
れたことを確認する制御装置とを有している。
時監視しており、前記制御装置は、該通信状況の変化に
応じて適切な符号化方式への変更を前記第1の端末に要
求する方式を採ることも可能である。
的に構成されてもよい。
らいずれかを選択可能な音声コーデックを含む少なくと
も1つの第1の端末と無線回線で接続され、また、複数
の符号化方式からいずれかを選択可能な少なくとも1つ
の音声コーデックを有する他の網と接続され、前記他の
網のいずれかの音声コーデックを割り当てられた第2の
端末と前記第1の端末との通信を可能にする通信システ
ムに含まれる通信装置であって、前記第1の端末の通話
中に無線回線の品質を含む通信状況を監視する監視部
と、前記通信状況から適切な符号化方式を決定し、前記
第1の端末に前記適切な符号化方式への変更を要求し、
該第1の端末の音声コーデックと、該第1の端末と通話
中の第2の端末に割り当てられている音声コーデックと
の符号化方式が変更された旨の応答を前記第1の端末か
ら受けて符号化方式が変更されたことを確認する制御部
とを有している。
監視しており、前記制御部は、該通信状況の変化に応じ
て適切な符号化方式への変更を前記第1の端末に要求す
る方式を採ることも可能である。
む通信状況を監視して該通信状況に応じて適切な音声符
号化方式を決定する第1の網と無線回線で接続され、前
記第1の網と相互に接続された第2の網により複数の符
号化方式からいずれかを選択可能な音声コーデックを割
り当てられた他の端末と通信することのできる、複数の
符号化方式からいずれかを選択可能な音声コーデックを
含んだ通信端末において、前記第1の網から符号化方式
の変更を要求されると、前記第2の網に符号化方式の変
更を要求し、前記第2の網の音声コーデックの符号化方
式が変更された旨の応答を前記第2の網から受けると、
自身の有する音声コーデックの符号化方式を変更すると
ともに前記第1の網に応答を返すことを特徴としてい
る。
を含む通信状況を監視して該通信状況に応じて適切な音
声符号化方式を決定する網と無線回線で接続され、複数
の符号化方式からいずれかを選択可能な音声コーデック
を割り当てられた他の端末と通信することのできる、複
数の符号化方式からいずれかを選択可能な音声コーデッ
クを含んだ通信端末において、前記網から符号化方式の
変更を要求されると、通信の相手方である前記他の端末
に対して符号化方式の変更を要求し、符号化方式が変更
された旨の応答を受けると、自身の有する音声コーデッ
クの符号化方式を変更するとともに前記網に応答を返す
ことを特徴としている。
を参照して詳細に説明する。
を示す図である。図1を参照すると、移動網11は、固
定網12の他にIP網13とも相互に接続されている。
の装置により構成され、移動端末15を収容する移動通
信システムである。移動通信システムの構成は様々であ
る。基地局14と移動端末15との間では無線電波で信
号が送受信される。固定網12は、例えばPSTNやI
SDNであり、固定電話機16を収容している。IP網
13は、インターネットプロトコルによるパケット通信
を行い、IP電話機17を収容する。
信する。移動端末15は、複数の音声符号化方式のアル
ゴリズムを用いることができる。移動端末15は、通話
開始時に任意の音声符号化方式を選択し、通話中に他の
音声符号化方式に変更することができる。
構成を示す図である。図2を参照すると、図1に示され
た移動網(移動通信システム)11は、基地局14の他
に、無線制御装置21、移動交換機22および移動ゲー
トウェイ23を有している。
容しており、基地局14およびその無線回線を制御す
る。また、無線制御装置21は、無線回線の通信品質お
よび通話チャネルの混雑状況などを含む通信の状況を監
視しており、それらの情報に基づいて音声符号化方式を
変更すべきか否か判断する。通信品質は、例えば、ビッ
ト誤り率、ブロック誤り率、電界強度、希望波電力対
(干渉波+雑音)電力比、キャリア受信電力対(干渉波
+雑音)電力比、受信信号のEb/(No+Io)、E
c/(No+Io)のうちの、いずれか1つまたは複数
を測定することにより得られる。
と、無線制御装置21は、変更の対象となる移動端末1
5に指示する。移動端末15は、無線制御装置21から
音声符号化方式の変更を指示されると、IP網13との
間の音声符号化方式を変更する。
て移動通信システムのネットワークを構成する。それぞ
れの移動交換機22は、複数の無線制御装置21を収容
している。
示)を有してもよいが、移動端末15とIP電話機17
との通話ではその音声コーデックを使用せず、移動端末
15と固定網12に収容された固定電話機16との通話
で使用する。
とIP網13の間に接続された網間接続用の交換機であ
り、移動端末15とIP電話機17の通話を中継する。
図である。IP網13はパケット送受信可能に相互接続
された複数のサーバを含むネットワークである。IP網
13に含まれるサーバとしてMGW(Media Ga
teway)31およびMGC(Media Gate
way Contorollor)33がある。
の音声コーデック32を有している。音声コーデック3
2はIP電話の通話開始時にIP電話機17に割り当て
られる。音声コーデック32は複数の音声符号化方式の
アルゴリズムに対応可能である。音声コーデック32と
移動端末15の音声コーデックとの間の音声符号化方式
は通話開始時に選択され、通話中に他の音声符号化方式
に変更されることができる。MGW31の音声コーデッ
クの音声符号化方式の変更のための制御信号は、IPパ
ケットにより、移動端末15から、例えばMGC33を
介してMGW31に送られる。なお、このIPパケット
は移動端末15からMGC33を介さずに直接MGW3
1に送られてもよい。いずれにしても、このIPパケッ
トの制御信号は、移動端末15からIP網13のサーバ
であるMGC33あるいはMGW31に送られるユーザ
データの形式である。
PCMやADPCM等の音声信号がパケット通信により
転送される。
あるいはIP電話機17への着呼があると、音声コーデ
ック32を使用するためにMGW31を経由したパケッ
ト通信の通話パスを設定する。また、IP電話機17と
通話中の移動端末15から音声符号化方式の変更を指示
されると、MGC33はMGW31に音声符号化方式の
変更を指示する。
る音声符号化方式の変更制御手順を示すシーケンス図で
ある。図4を参照すると、まず、無線制御装置21は、
無線通信の品質および通話チャネルの混雑状況に基づき
音声符号化方式を変更すべきと判断すると、音声符号化
方式の変更を指示する制御信号(Rate Contr
ol Request for uplink)を移動
端末15に送る。
動端末15は音声符号化方式の変更を指示する制御信号
(Rate Control Request for
downlink)をMGC33に送る。
GC33は、MGW31に音声符号化方式の変更を要求
(Request)する。
31は、下りリンクの音声符号化方式を変更すると共
に、要求(Request)に対する応答(Ack.)
をMGC33に返す。
は、移動端末15からの指示に対する応答の制御信号
(Rate Contorol for downli
nk ack.)を移動端末15に返す。
上りリンクの音声符号化方式を変更すると共に、無線制
御装置21からの指示に対する応答の制御信号(Rat
eControl for uplink ack.)
を無線制御装置21に返す。
17との通話において、移動端末15の音声CEDEC
からMGW31の音声コーデック32へ向かう方向を上
りリンクとし、その逆方向を下りリンクとする。
品質等を監視し、移動端末15に音声符号化方式の変更
を指示する例を示したが、基地局14が通信品質を監視
し、移動端末15に音声符号化方式の変更を指示するこ
ととしても、MGC33およびMGW31の動作に変更
はない。また、基地局14が通信品質等を監視し、その
情報を通知された無線制御装置21が移動端末15に音
声符号化の変更を指示するというように、監視装置と制
御装置を分離しても同様である。さらに、移動網11の
構成がどのようなものとなっても、IP網13側へ音声
符号化方式の変更を指示するのが移動端末15であれ
ば、MGC33およびMGW31の動作に変更はない。
よれば、無線制御装置21から指示を受けた移動端末1
5と、MGC33あるいはMGW31とが制御信号をI
Pパケットにより送受信することで音声符号化方式が変
更されるので、音声符号化方式を変更するために、終端
する装置が移動網の構成に依存して変わる網間の制御プ
ロトコルを規定しなくてもよく、MGC33およびMG
W31の動作を移動網によらず共通化することができ
る。
なる複数の移動網と接続可能とする場合に、MGC33
およびMGW31は各移動網毎に異なる制御プロトコル
を備えなくてもよい。
される移動端末15と、IP網13に接続されるIP電
話機17との通話において、移動端末15と、MGC3
3およびMGW31との間で音声符号化方式を変更する
場合を例示したが、移動端末15同士の通話において
も、同様に、移動端末15同士で音声符号化方式を変更
することができる。その場合、移動端末15同士で制御
信号を送受信すればよい。
た第1の端末と接続される第1の網が音声符号化方式の
変更を決定し、第1の網から指示を受けた第1の端末と
第2の網とが制御信号を送受信して音声符号化方式を変
更するので、第2の網は制御信号を送受信する相手が必
ず第1の端末となり、第1の網の構成に依存しない動作
で音声符号化方式の変更が可能である。
接続可能にする場合に、第2の網は各第1の網毎に異な
る制御プロトコルを備えなくてもよい。
る。
である。
方式の変更制御手順を示すシーケンス図である。
ある。
変更制御手順を示すシーケンス図である。
順を示すシーケンス図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 相互接続された第1および第2の網と、
複数の符号化方式からいずれかを選択可能な音声コーデ
ックを含み、前記第1の網に無線回線で接続される少な
くとも1つの第1の端末と、前記第2の網に接続され、
複数の音声符号化方式からいずれかを選択可能な音声コ
ーデックを前記第2の網により割り当てられて前記第1
の端末と通信する少なくとも1つの第2の端末を有する
通信システムにおける音声符号化方式の変更方法であっ
て、 前記第1の網において、 前記第1の端末の通話中に無線回線の品質を含む通信状
況を監視するステップと、 前記通信状況から適切な符号化方式を決定するステップ
と、 前記第1の端末に前記適切な符号化方式への変更を求め
る第1の要求を送るステップと、 前記第1の端末において、 前記第1の網から前記第1の要求を受けると、前記第2
の網に符号化方式の変更を求める第2の要求を送るステ
ップと、 前記第2の網において、 前記第1の端末から前記第2の要求を受けると、該第1
の端末と通話中の第2の端末に割り当てられている音声
コーデックの符号化方式を変更し、前記第1の端末に前
記第2の要求に対する応答を返すステップと、 前記第1の端末において、 前記第1の網に前記第1の要求に対する応答を返すステ
ップを有する音声符号化方式の変更方法。 - 【請求項2】 前記第1の網における前記通信状況の監
視は常時行われており、前記通信状況の変化に応じて前
記適切な符号化方式が決定される、請求項1記載の音声
符号化方式の変更方法。 - 【請求項3】 互いに異なる網に収容されている端末の
間で音声の通信が可能な通信システムであって、 複数の符号化方式のいずれかを選択可能な第1の音声コ
ーデックを含む少なくとも1つの第1の端末と無線回線
により接続され、前記第1の端末の通話中に無線回線の
品質を含む通信状況を監視して該通信状況から適切な符
号化方式を決定し、前記第1の端末に前記適切な符号化
方式への変更を要求する第1の網と、 前記第1の端末と通信することのできる少なくとも1つ
の第2の端末と接続され、複数の符号化方式のいずれか
を選択可能な少なくとも1つの第2の音声コーデックを
有し、いずれかの第1の端末といずれかの第2の端末が
通信を開始するときに、該第2の端末にいずれかの第2
の音声コーデックを割り当て、前記第1の網から符号化
方式の変更を要求された第1の端末から符号化方式の変
更の要求を受けて、該第1の端末と通信中の第2の端末
に割り当てられている音声コーデックの符号化方式を要
求されたものに変更する第2の網を有する通信システ
ム。 - 【請求項4】 前記第1の網は、前記通信状況を常時監
視しており、該通信状況の変化に応じて適切な符号化方
式への変更を前記第1の端末に要求する、請求項3記載
の通信システム。 - 【請求項5】 複数の符号化方式からいずれかを選択可
能な音声コーデックを含む少なくとも1つの第1の端末
と無線回線で接続され、また、複数の符号化方式からい
ずれかを選択可能な少なくとも1つの音声コーデックを
有する他の網と接続され、前記他の網のいずれかの音声
コーデックを割り当てられた第2の端末と前記第1の端
末との通信を可能にする通信網であって、 前記第1の端末の通話中に無線回線の品質を含む通信状
況を監視する監視装置と、 前記通信状況から適切な符号化方式を決定し、前記第1
の端末に前記適切な符号化方式への変更を要求し、該第
1の端末の音声コーデックと、該第1の端末と通話中の
第2の端末に割り当てられている音声コーデックとの符
号化方式が変更された旨の応答を前記第1の端末から受
けて符号化方式が変更されたことを確認する制御装置と
を有する通信網。 - 【請求項6】 前記監視装置は、前記通信状況を常時監
視しており、 前記制御装置は、該通信状況の変化に応じて適切な符号
化方式への変更を前記第1の端末に要求する、請求項5
記載の通信網。 - 【請求項7】 前記監視装置と前記制御装置が一体的に
構成された、請求項5または6に記載の通信網。 - 【請求項8】 複数の符号化方式からいずれかを選択可
能な音声コーデックを含む少なくとも1つの第1の端末
と無線回線で接続され、また、複数の符号化方式からい
ずれかを選択可能な少なくとも1つの音声コーデックを
有する他の網と接続され、前記他の網のいずれかの音声
コーデックを割り当てられた第2の端末と前記第1の端
末との通信を可能にする通信システムに含まれる通信装
置であって、 前記第1の端末の通話中に無線回線の品質を含む通信状
況を監視する監視部と、 前記通信状況から適切な符号化方式を決定し、前記第1
の端末に前記適切な符号化方式への変更を要求し、該第
1の端末の音声コーデックと、該第1の端末と通話中の
第2の端末に割り当てられている音声コーデックとの符
号化方式が変更された旨の応答を前記第1の端末から受
けて符号化方式が変更されたことを確認する制御部とを
有する通信装置。 - 【請求項9】 前記監視部は、前記通信状況を常時監視
しており、 前記制御部は、該通信状況の変化に応じて適切な符号化
方式への変更を前記第1の端末に要求する、請求項8記
載の通信装置。 - 【請求項10】 無線回線の品質を含む通信状況を監視
して該通信状況に応じて適切な音声符号化方式を決定す
る第1の網と無線回線で接続され、前記第1の網と相互
に接続された第2の網により複数の符号化方式からいず
れかを選択可能な音声コーデックを割り当てられた他の
端末と通信することのできる、複数の符号化方式からい
ずれかを選択可能な音声コーデックを含んだ通信端末に
おいて、 前記第1の網から符号化方式の変更を要求されると、前
記第2の網に符号化方式の変更を要求し、前記第2の網
の音声コーデックの符号化方式が変更された旨の応答を
前記第2の網から受けると、自身の有する音声コーデッ
クの符号化方式を変更するとともに前記第1の網に応答
を返すことを特徴とする通信端末。 - 【請求項11】 無線回線の品質を含む通信状況を監視
して該通信状況に応じて適切な音声符号化方式を決定す
る網と無線回線で接続され、複数の符号化方式からいず
れかを選択可能な音声コーデックを割り当てられた他の
端末と通信することのできる、複数の符号化方式からい
ずれかを選択可能な音声コーデックを含んだ通信端末に
おいて、 前記網から符号化方式の変更を要求されると、通信の相
手方である前記他の端末に対して符号化方式の変更を要
求し、符号化方式が変更された旨の応答を受けると、自
身の有する音声コーデックの符号化方式を変更するとと
もに前記網に応答を返すことを特徴とする通信端末。
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