JP2003289314A - ローカルバスブリッジ - Google Patents

ローカルバスブリッジ

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JP2003289314A
JP2003289314A JP2002090130A JP2002090130A JP2003289314A JP 2003289314 A JP2003289314 A JP 2003289314A JP 2002090130 A JP2002090130 A JP 2002090130A JP 2002090130 A JP2002090130 A JP 2002090130A JP 2003289314 A JP2003289314 A JP 2003289314A
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/40052High-speed IEEE 1394 serial bus
    • H04L12/40091Bus bridging
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/40Bus networks
    • H04L12/407Bus networks with decentralised control

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアルバスネットワークにおいて、バスを
分割しつつ双方のバスに接続されている端末への影響を
なくし、特定の端末が他の端末を確実に占有することが
できる環境を提供することにある。 【解決手段】 内部ポータル3が接続されているローカ
ルバス101に特定の端末を接続し、その識別情報をR
OM8に事前に記録し、電源投入後、ROM8からの識
別情報によって内部ポータル3側に接続されている特定
の端末を検出する。外部ポータル4が接続されているロ
ーカルバス104に接続されているすべての端末の識別
情報を読出し、制御部5に格納する。ローカルバス10
1にバスリセットを発生させ、ローカルバス104の接
続情報を通知するために自己識別パケットを制御部5で
生成し、専用PHY6を介して送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はローカルバスブリッ
ジに関し、特にシリアルバスを分割し、互いに送受信を
するためのローカルバスブリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの性能は年々加速化し、そ
れに合わせて記憶装置等の周辺装置もますます高度化し
ている。従来、家電製品とコンピュータ製品とは明確に
区分されているが、近年、コンピュータの家電化と家電
製品のディジタル化とが進み、両者が互いに共存するこ
とができる環境が必要となっている。
【0003】このような背景において、高速かつ大容量
のデータ転送を実現できるインタフェースとしてIEE
E(The Institute of Electr
ical and Electronics Engi
neers)1394で標準化された高速シリアルバス
(以下、IEEE1394バスとする)があげられる。
このIEEE1394バスについては、「IEEE S
tandard for a High Perfor
mance Serial Bus」(以下、IEEE
1394−1995とする)に記載されている。
【0004】IEEE1394−1995ではデータ転
送速度として、100Mbps(メガビット/秒)、2
00Mbps、400Mbpsが規定されている。さら
に、IEEE1394−1995の拡張規格であるIE
EE1394.bでは、最高3200Mbpsのデータ
転送速度が規定されている。
【0005】信号線はシールドされたツイストペアで構
成され、耐ノイズ性を考慮して小振幅の差動信号でドラ
イブされている。このデータはデータとストローブとか
らなっており、クロックはデータとストローブとの排他
的論理和によって受信側で生成される。
【0006】IEEE1394バスを用いて構築された
ネットワークの一例を図40に示す。IEEE1394
バスは取り回しが容易かつシンプルな構成のケーブル2
100を用いる。また、接続形状はSCSI(Smal
l Computer System Interfa
ce)のように、ノード(端末機器)2101〜210
nのようなデイジーチェン接続に固定されず、ノード2
101からノード2111,2121を通して、ノード
2131〜2134のように複数のポート2130を持
つノードで枝分かれさせて接続することも可能である。
【0007】IEEE1394バスの大きな特徴とし
て、電源を切ることなく、IEEE1394バスのネッ
トワークに新しくノードを追加したり、取り外したりす
ることができる。IEEE1394−1995ではIE
EE1212規格に従った64ビット固定アドレシング
を採用している。
【0008】IEEE1394のアドレスマップを図4
1に示す。アドレスマップの上位16ビットはNODE
ID2201を示す。NODE ID2201の上位
10ビットはBUS ID2202と、下位6ビットを
PHY(Physical)ID2203とに分けられ
る。BUS ID2201は0から1023までを指定
することができるが、1023はローカルバス2204
(データ転送元であるノードに直接接続されているバ
ス)を示す。また、PHY ID2203は0から63
までを指定することができるが、63はブロードキャス
ト2205(バス内で接続されている全てのノードに宛
てられるデータ)を示す。
【0009】よって、IEEE1394においてはバス
数が1023、各々のバスに63のノード、合計644
49台の接続が可能である。各々のノードに割当てられ
たアドレス空間は残りの48ビット(256テラバイ
ト)である。0から‘FFFFDFFF FFFF’
(‘’は16進数を示す)がメモリ空間2208に、
‘FFFF E000 0000’から‘FFFF E
FFF FFFF’がプライベート空間2207に、
‘FFFF F000 0000’から‘FFFFFF
FF FFFF’がレジスタ空間2206にそれぞれ割
当てられる。
【0010】IEEE1394のレジスタはIEEE1
212で規格されているCSR(Control an
d Status Registers)アーキテクチ
ャを採用しているスタイルによって規定されている。C
SRはレジスタ空間の‘000 0000’から‘00
0 01FF’までをCSRコアと基本的なレジスタ空
間2209とによって構成されている。続けて、‘00
0 0200’から‘000 03FF’までをバス依
存の用途2210で予約している。さらに‘000 0
800’以降の空間も初期ユニットの中にノード依存の
リソースのための空間2212として予約している。
【0011】トランザクション対応のノードは、コンフ
ィグレーションROM空間2211に会社識別子等のノ
ードの特徴や機能を示す情報を実装しなくてはならな
い。コンフィグレーションROMは、図42に示すよう
な内容が会社識別子のみの最小フォーマット形式と、図
43に示すような一般フォーマット形式とがある。一般
フォーマットにはbus info block230
1内にnode vendor ID2302(すなわ
ち、会社識別子)とchip ID2303とがある。
【0012】図40において、各ノード間はツイストペ
ア線2組をシールドしたケーブル2100で接続されて
いる。各ノードはポート2130からケーブル2100
の信号線に所定のバイアス電圧をかけている。図40に
示すネットワークにおいてノードの追加または取外しが
おきた場合、例えば、新規にノード2141のポート2
140とノード2134のポート2130とがケーブル
で接続された場合、ポート2130において信号線のバ
イアス電圧の変動を検知したノード2134はネットワ
ーク全体に、ネットワークを初期化するための信号であ
るバスリセット信号を送信する。
【0013】バスリセット信号を受信した各ノードと、
バスリセット信号を送信したノード2134とは、これ
までに記憶していたネットワークにあるバス及び接続さ
れているノードに関する情報(以下、トポロジ情報とす
る)を破棄する。これによって、ネットワークの初期化
が完了する。続いて、ネットワークではトポロジ情報の
再構築が実行される。
【0014】その時、各ノードに図41で示すPHY
ID2203が割当てられ、そのバスの制御権を管理す
るルートノードや後述するIsochronousリソ
ースを管理するIsochronous Resour
ce Manager(以下、IRMとする)が決定す
る。これらのバスの初期化からトポロジの構築までの設
定は、各ノード間で自動的に行われるので、ネットワー
クの使用者はノード毎に設定する必要はない。これらの
特徴を有するIEEE1394バスはコンピュータとそ
の周辺機器との接続のための手段だけに留まらず、家庭
内のあらゆる機器間の接続を可能にしている。
【0015】IEEE1394バス上では、パケットを
転送するプロセスをサブアクション(subactio
n)と呼び、大きく分けて下記に示す二種類が存在す
る。一つはIsochronousサブアクションと呼
ばれ、IEEE1394バスの特徴でもあるパケットを
規則的な間隔で転送するという機能をもっている。この
サブアクションでは特定のノードに転送するのでなく、
チャネルアドレスを使用してバス全体に転送する。
【0016】もう一つはAsynchronousサブ
アクションと呼ばれる、非同期の転送方法である。As
ynchronousサブアクションはIsochro
nousサブアクションとは異なり、規則的な間隔でデ
ータを転送することはできない。数バイトのヘッダ情報
と実データとを、指定されたノードに転送し、データを
受信したノードは必ず認識パケット(Acknowle
dge Packet)を返す。但し、転送先アドレス
内のPHY ID2203が63のブロードキャスト
や、IEEE1394−1995の拡張規格であるIE
EE1394a−2000から定義されているアシンク
ロナスストリームパケット(Asynchronous
Stream Packet)等の認識パケットを必
要としないサブアクションの場合、認識パケットは返ら
ない。
【0017】IEEE1394のシステム構成の一例を
図44に示す。IEEE1394バスに接続されてい
る、トランザクション対応のノードは物理層(Phys
ical Layer)機能2403及びリンク層(L
ink Layer)機能2404からなるハードウェ
ア(hardware)機能2401と、トランザクシ
ョン層(Transaction Layer)機能2
405及びシリアルバス管理(Serial Bus
Management)機能2406からなるファーム
ウェア(firmware)機能2402とを有してい
る。送信パケットはトランザクション層機能2405か
らリンク層機能2404、物理層機能2405を通って
IEEE1394バス2400に送信される。また、受
信パケットはIEEE1394バス2400から物理層
機能2403、リンク層機能2404を通ってトランザ
クション層機能2405へと送られる。
【0018】物理層機能2403はバスリセットによる
初期化からトポロジの構築、IEEE1394バス24
00のシリアルバスとリンク層機能2404のパラレル
バスの変換、IEEE1394バス2400上における
アービトレーションへの参加等である。この中のトポロ
ジの構築フェーズにおいて、物理層機能2403はSE
LF IDパケットと呼ばれる、自分のNODE ID
2201やスピード、接続情報等を他ノードに対して伝
えるためのパケットを自動的に送信する。
【0019】リンク層機能2404は、後述するサイク
ルスタートパケットの制御、パケット送信、リトライ制
御、パケット受信制御、上記のCSRの管理等である。
トランザクション層機能2405は、送信パケットの生
成、受信パケットの処理等である。シリアルバス管理機
能2406は、ノードの制御や、上記のIRMの機能等
である。
【0020】Isochronousサブアクション、
Asynchronousサブアクションが行われてい
るバスの一例を図45に示す。IEEE1394バスで
は、上述した通り、バスリセット後のトポロジ構築によ
ってルートノードが確定し、Isochronousパ
ケットがある環境ではこのルートノードがサイクルスタ
ートパケット(Cycle Start Packe
t)2502を送信するサイクルマスタになる。
【0021】サイクルマスタは約125μs(マイクロ
秒)の間隔で、サイクルスタートパケット2502を送
出する。IRMからIsochronousリソースを
獲得したノードはサイクルスタートパケット2502を
検知すると、Isochronousパケット2503
を送出する。その約125μsのサイクル期間2501
内のすべてのIsochronousパケット2503
が転送し終わり、サブアクションギャップ(Subac
tion gap)2506を検出すると、各ノードは
Asynchronousパケット2504を送出し、
それを受信したノードが認識パケット2505を返す。
【0022】尚、サイクルスタートパケット2502も
Asynchronousパケットである。また、上記
のAsynchronousサブアクションにおけるト
ランザクションの形態として、二種類のトランザクショ
ンがある。
【0023】トランザクションの形態の一つであるユニ
ファイドトランザクションのデータの流れを図46に示
す。要求ノードのトランザクション層2601から送信
された要求パケットは要求ノードのリンク層2602、
応答ノードのリンク層2603を通って、応答ノードの
トランザクション層2604が受信する。すると、応答
ノードのトランザクション層2604はすぐにこのパケ
ットに対する完了の認識パケットを送信し、これを要求
ノードのトランザクション層2601が確認してトラン
ザクションが完結する。
【0024】もう一つの形態であるスプリットトランザ
クションのデータの流れを図47に示す。要求ノードの
トランザクション層2601から送信された要求パケッ
トが、上述したユニファイドトランザクションと同様に
して、応答ノードのトランザクション層2604で受信
する。すると、応答ノードのトランザクション層260
4はこのパケットに対し、ペンディングの認識パケット
を送信し、ひとまずトランザクションを終わらせる。そ
の後、応答ノードのトランザクション層2604で前に
受取った要求に対する応答が準備できた時点で、完了の
応答パケットを送信する。そのパケットを要求ノードの
トランザクション層2601が確認し、送信した認識パ
ケットを応答ノードのトランザクション層2604が確
認して、トランザクションが完結する。
【0025】IEEE1394バスではケーブルが挿抜
される度に、上述したバスリセットが発生し、バスの初
期化が行われるので、バスの使用効率が低下してしま
う。この問題を解決するために、上記のBUS IDを
使用してバスを分割するIEEE1394バスブリッジ
がP1394.1の規格や特開平11−220485号
公報に示されている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のIEE
E1394バスでは、バスに接続されている全てのノー
ドがあらゆるノードに対して使用権があるので、一つの
ノードがIEEE1394バスに接続されている他のノ
ードを占有することができないという問題がある。
【0027】また、IEEE1394バスブリッジを用
いてIEEE1394バスを分割した時には、バスリセ
ットからトポロジ情報を構築するまでの工程も分割され
るので、IEEE1394バスブリッジの先に接続され
ているノードの存在を知る術がないという問題がある。
【0028】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、IEEE1394バスに接続されるノードを特定
のノードが確実に占有可能な環境を得ることができるロ
ーカルバスブリッジを提供することにある。
【0029】また、本発明の他の目的は、バスを分割し
ても双方のバスに接続されているノード同士が互いに存
在を認識可能な環境を得ることができるローカルバスブ
リッジを提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明によるローカルバ
スブリッジは、各々複数のノードが接続された第1及び
第2のローカルバスを接続するローカルバスブリッジで
あって、予め設定された特定ノードが接続された前記第
1のローカルバスに前記第2のローカルバスの接続情報
を通知する手段と、前記第2のローカルバスに前記特定
ノードの情報のみを提示する手段とを備えている。
【0031】すなわち、本発明のローカルバスブリッジ
は、IEEE1394ローカルバスブリッジにおいて、
BUS IDを変えることなく、バスを分割し、各バス
に接続されているノードにおいてバスが分割されている
ことを意識することなく、互いに認識しあい、パケット
の送受信を可能にしたことを特徴としている。
【0032】本発明のローカルバスブリッジでは、一方
のバスに対して他方のノードに接続されている特定のノ
ードとして振舞い、その他のノードの存在を隠す。した
がって、その特定のノードが同じバスに接続されている
ノードを占有することが可能となる。
【0033】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例について図
面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例による
ローカルバスブリッジの構成を示すブロック図である。
図1において、IEEE1394ローカルバスブリッジ
1はLINK機能2と、専用PHY(Physical
Layer)機能6と、標準PHY機能7と、ROM
(Read Only Memory)8とから構成さ
れている。ここで、PHY機能とはIEEE1394−
1995またはその拡張規格で規定された物理層の機能
を持つハードウェアのことである。
【0034】また、LINK機能2は内部ポータル3
と、外部ポータル4と、制御部5とから構成されてい
る。内部ポータル3及び外部ポータル4はPHY−LI
NKインタフェース102,103を通じてそれぞれ専
用PHY機能6及び標準PHY機能7に接続されてい
る。
【0035】内部ポータル3はローカルバス101上で
一つのノードとして機能し、ローカルバス104に接続
されているノードの情報を伝える。外部ポータル4はロ
ーカルバス104上でローカルバス101に接続されて
いる特定のノードとして機能し、ローカルバス101に
接続されているその他のノードの情報は伝えない。
【0036】また、内部ポータル3及び外部ポータル4
と制御部5とは内部バス111,112で接続されてお
り、互いに通信が可能である。また、制御部5からRO
M8にコンフィグレーションROMの情報等の必要な情
報を読み書きすることが可能である。
【0037】制御部5は上記のシリアルバス管理、トラ
ンザクション層、リンク層の機能の他に、バスリセット
分割、コンフィグレーションROMのミラーリング、N
ODE ID変換、スピード変換の機能を行う。
【0038】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
は、内部ポータル3が接続されているローカルバス10
1に特定の端末を接続し、その識別情報をROM8に事
前に記録しておき、電源投入後、ROM8からの識別情
報により内部ポータル3側に接続されている特定の端末
を検出する。
【0039】一方、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1は、外部ポータル4が接続されているローカルバ
ス104に接続されているすべての端末の識別情報を読
出し、制御部5に格納する。IEEE1394ローカル
バスブリッジ1は、再度、ローカルバス101にバスリ
セットを発生させ、ローカルバス104の接続情報を通
知するために自己識別パケットを制御部5で生成し、専
用PHY6を介して送信する。さらに、IEEE139
4ローカルバスブリッジ1はローカルバス104にロー
カルバス101に接続されている特定の端末の情報のみ
を提示することによって、その特定の端末として振舞
う。
【0040】図2は図1の内部ポータル3の構成を示す
ブロック図である。図2において、内部ポータル3はパ
ケット受信制御部31とパケット送信制御部32とから
構成されている。パケット受信制御部31はパケット受
信部311と、Asynchronousパケット受信
制御部312と、Isochronousパケット受信
制御部313とから構成されている。パケット送信制御
部32はパケット送信部321と、サイクルスタートパ
ケット送信制御部322と、Asynchronous
パケット送信制御部323と、Isochronous
パケット送信制御部324とから構成されている。
【0041】パケット受信制御部31においてはローカ
ルバス101から受信したパケットを専用PHY機能6
を通して受信し、そのパケットをパケット受信部311
によってAsynchronousパケットとIsoc
hronousパケットとに分割し、各受信制御部に転
送する。Asynchronousパケット受信制御部
312はパケットを受信すると、必要な情報を制御部5
に送り、許可を受けてから必要な情報を付加して制御部
5に転送する。また、Isochronousパケット
受信制御部313はパケットを受信すると、転送に必要
な情報を付加して制御部5に転送する。
【0042】パケット送信制御部32においては制御部
5からサイクルスタートパケット送信制御部322にパ
ケットが転送されてきたら、そのパケットをパケット送
信部321からAsynchronousのタイミング
で専用PHY機能6に送信し、ローカルバス101にお
ける上記のAsynchronousサブアクションを
行う。
【0043】制御部5からAsynchronous送
信制御部323に転送されてきたパケットは、上記のサ
イクルスタートパケットと同様に、Asynchron
ousのタイミングでパケット送信部321から送信を
行う。尚、サイクルスタートパケットとAsynchr
onousパケットとにおいては、サイクルスタートパ
ケットが優先して送信される。Isochronous
送信制御部324も、上記と同様にして、Isochr
onousのタイミングでIsochronousサブ
アクションを行う。
【0044】図3は図1の外部ポータル4の構成を示す
ブロック図である。図3において、外部ポータル4はパ
ケット受信制御部41とパケット送信制御部42とから
構成されている。パケット受信制御部41はパケット受
信部411と、サイクルスタートパケット受信制御部4
12と、Asynchronousパケット受信制御部
413と、Isochronousパケット受信制御部
414とから構成されている。パケット送信制御部42
はパケット送信部421と、サイクルスタートパケット
送信制御部422と、Asynchronousパケッ
ト送信制御部423と、Isochronousパケッ
ト送信制御部424とから構成されている。外部ポータ
ル4ではサイクルスタートパケット受信制御部412を
除いて、上述した内部ポータル3と同様の動作をする。
【0045】内部ポータル3は後述する専用PHY機能
6の動作によって、確実に上記のサイクルマスタ及びI
RMになるので、サイクルスタートパケットは送信方向
のみであるが、外部ポータル4ではバスリセットの度に
サイクルマスタが変わり、サイクルスタートパケットの
送受信の方向が決まる。送信する時は内部ポータル3と
同様の動作となり、受信動作はローカルバス104から
のパケットを標準PHY機能7を通して受信し、パケッ
ト受信部411、サイクルスタートパケット受信制御部
412と通じて制御部5に転送する動作となる。
【0046】図4は図1の制御部5の構成を示すブロッ
ク図である。図4において、制御部5はサイクルスター
トパケット制御部51と、トランザクション制御部52
と、ID変換部53と、CSR(Control an
d Status Registers)制御部54と
から構成されている。トランザクション制御部52は内
部ポータル3から外部ポータル4へパケットを転送する
ためのAsynchronousパケット転送FIFO
(First In First Out)521と、
Isochronousパケット転送FIFO522
と、外部ポータル4から内部ポータル3へパケットを転
送するためのAsynchronousパケット転送F
IFO523と、Isochronous転送FIFO
524とから構成されている。
【0047】サイクルスタートパケット制御部51は外
部ポータル4がサイクルマスタであるか否かを調査し、
サイクルマスタであれば、サイクルスタートパケットを
送信するタイミングで内部ポータル3及び外部ポータル
4の両方に送信し、サイクルマスタでなければ、外部ポ
ータル4からサイクルスタートパケットが転送されてき
たら、そのタイミングで内部ポータル3にサイクルスタ
ートパケットを送信する。
【0048】トランザクション制御部52は内部ポータ
ル3からAsynchronousパケットを受信した
ら、Asynchronousパケット転送用FIFO
521に1パケット分受信してから外部ポータル4へ送
信する。また、外部ポータル4からAsynchron
ousパケットが転送されてきた場合も、上記と同様で
ある。
【0049】トランザクション制御部52は内部ポータ
ル3からIsochronousパケットを受信した
ら、外部ポータル4で送受信するサイクルスタートパケ
ットの後に送信するタイミングで外部ポータル4に転送
する。外部ポータル4から転送してきた場合も基本的に
は同じであるが、後述するように、両者の送信タイミン
グは少々異なる。
【0050】ID変換部53は内部ポータル3のローカ
ルバス101に接続されているノードのトポロジと、外
部ポータル4のローカルバス104に接続されているノ
ードのトポロジとを認識するとともに、その情報をID
変換テーブル531に保持する。
【0051】図5は図4のID変換テーブル531の構
成を示す図である。ここで、内部ポータル3をポータル
A、外部ポータル4をポータルBとする。図5におい
て、ID変換テーブル531はポータルAノード管理番
号531a、ポータルAノード転送性能コード531
b、ポータルAノードID531c、ポータルBノード
管理番号531d、ポータルBノード転送性能コード5
31e、ポータルBノードID531f、ポータルBノ
ード管理番号アクティブフラグ531g、ポータルBノ
ードアクティブフラグ531h、ポータルB自ノードフ
ラグ531i、ポータルBルートフラグ531j、ポー
タルBコンテンダフラグ531k、仮想ポート管理番号
531lの各フィールドから構成されている。
【0052】ポータルAノード管理番号531aのフィ
ールドには上記のポータルAで検出した登録ノードのn
ode vendor ID(会社識別子)2302及
びchip ID2303のデータが格納される。ポー
タルAのバスリセット発生時に登録ノードを検出する動
作では、このポータルAノード管理番号531aと比較
し、一致したものを登録ノードと判断する。これは、各
装置において、バスリセット時に不変である認識番号
(装置固有の認識番号)を使うことで、各装置を識別し
ようとするものである。尚、図5ではnode ven
dor ID2302及びchip ID2303をマ
ージして32ビット構成としているが、node ve
ndor ID2302及びchip ID2303を
そのまま格納して64ビット構成としてもよい。また、
node vendor ID2302及びchip
ID2303以外に、各装置を識別する手段があれば、
それを管理コードとしても差し支えない。
【0053】ポータルAノード転送性能コード531b
のフィールドは2ビットで構成され、登録ノードの転送
可能速度をあらわす。本発明のIEEE1394ローカ
ルバスブリッジは、ポータルAからポータルBへのパケ
ット転送時及びポータルBからポータルAへのパケット
転送時、接続相手に合わせた適正な転送速度に変換をも
可能とさせているためである。尚、転送性能がS100
(100Mbps)の場合に#0、S200(200M
bps)の場合に#1、S400(400Mbps)の
場合に#2としている。
【0054】ポータルAノードID531cのフィール
ドは6ビットで構成され、ポータルAに登録されている
ノードのポータルAでのノードID、及びポータルAか
ら見たポータルBの各ノードのノードIDを示すもので
ある。
【0055】ポータルBノード管理番号531dのフィ
ールドにはポータルBに存在する各ノードのnode
vendor ID2302及びchip ID230
3のデータが格納される。ポータルBのバスリセット発
生時にノードを検出する動作では、このポータルBノー
ド管理番号531dを使って各ノードの識別を行う。こ
れも、各装置において、バスリセット時に不変である認
識番号を使うことで、各装置を識別しようとするもので
ある。尚、図5ではnode vendorID230
2及びchip ID2303をマージして32ビット
構成としているが、node vendor ID23
02及びchip ID2303をそのまま格納して6
4ビット構成としてもよい。また、node vend
orID2302及びchip ID2303以外に、
各装置を識別する手段があれば、それを管理コードとし
ても差し支えない。
【0056】ポータルBノード転送性能コード531e
のフィールドは2ビットで構成され、ポータルBの各ノ
ードの転送可能速度を表す。ポータルAと同様に、転送
性能がS100(100Mbps)の場合に#0、S2
00(200Mbps)の場合に#1、S400(40
0Mbps)の場合に#2としている。これは本発明の
IEEE1394ローカルバスブリッジ1において、ポ
ータルAからポータルBへのパケット転送時、及びポー
タルBからポータルAへのパケット転送時に接続相手に
合わせた適正な転送速度への変換をも可能とさせている
ためである。
【0057】ポータルBノードID531fのフィール
ドは6ビットで構成され、ポータルB上での各ノードの
ノードIDを格納する。ポータルBノード管理番号アク
ティブフラグ531gのフィールドは1ビットで構成さ
れ、ポータルBノード管理番号531dが有効かどうか
を表す。ポータルBでバスリセットが発生した場合には
各ノードの識別時に随時アクティブにしていく。
【0058】ポータルBノードアクティブフラグ531
hのフィールドは1ビットで構成され、ポータルBの各
仮想ポートにノードが存在するかどうかを示すものであ
る。IEEE1394ローカルバスブリッジ1はポータ
ルBのバスリセットで認識したノードに対応したポート
をアクティブにする。例えば、ポータルBのノードが抜
かれた場合、IEEE1394ローカルバスブリッジ1
はポータルBノードアクティブフラグ531hをクリア
させる。もし、抜かれたノードが復活した場合、IEE
E1394ローカルバスブリッジ1はそのポータルBノ
ード管理番号531dに一致すると、ポータルBノード
アクティブフラグ531hを有効にする。
【0059】これは、ポータルBのバスリセットを、不
用意にポータルAへ伝えず、ポータルAの転送効率を向
上させるために用意している。但し、ポータルBで新し
いノードが発見された場合、すなわち、ポータルBノー
ド管理番号アクティブフラグ531gがアクティブであ
るポータルBノード管理番号531dと一致するノード
が存在しない場合には、初めてポータルBに新しいノー
ドが追加されたことを認識することができる。
【0060】ポータルB自ノードフラグ531iのフィ
ールドは1ビットで構成され、ポータルBのノード識別
時、IEEE1394ローカルバスブリッジ1が割当て
られたノードについてフラグをアクティブにする。
【0061】ポータルBルートフラグ531jのフィー
ルドは1ビットで構成され、ポータルBのルートノード
のノードについてアクティブにする。ポータルBコンテ
ンダフラグ531kのフィールドは1ビットで構成さ
れ、ポータルBのコンテンダが可能なノードについてア
クティブにする。もし、ポータルBルートフラグ531
jがアクティブでポータルBコンテンダフラグ531k
がアクティブでない場合、サイクルマスタが存在しなく
なり、サイクルがポータルAとの整合を取れなくなって
しまう。そのうような不整合を生じさせないため、ポー
タルBルートフラグ531jとポータルBコンテンダフ
ラグ531kとが用意されている。
【0062】仮想ポート管理番号531lのフィールド
は4ビットで構成され、ポータルBの各ノードをどのポ
ートに割り振るかを管理するために用意されている。仮
想ポート管理番号531lは仮想16ポートPHYのポ
ート2からポート15までに対応する。ポータルB自ノ
ードフラグ531iが立っているところは、番号の読み
を1つ飛ばして数える。ゆえに、それぞれの番号はそれ
ぞれのポート番号と一致する。パケットの転送はこのI
D変換テーブル531の情報を基に行われる。
【0063】CSR制御部54は各ポータルに接続され
たノードから自ノードのレジスタ空間2206宛てのパ
ケットを受信した場合、自動的に応答パケットを生成し
て送信する。外部ポータル4から自ノードのコンフィグ
レーションROM空間2211にアクセスがきた場合に
は、内部ポータル3側に接続されている特定のノードか
ら事前にコピーしたコンフィグレーションROMの内容
を返す。
【0064】上述のID変換を実現させるためには、ポ
ータルBのトポロジを、ポータルAへ伝えることが必要
となるが、単純に自ノードの自己識別パケットや、ポー
タルBで発生した自己識別パケットのノードIDを変換
した自己識別パケットを送出することはできない。なぜ
なら、ポータルBとポータルAとはそれぞれ独立したロ
ーカルバスとしてトポロジを構成しているため、ポータ
ルAでの各自己識別パケットのポート接続情報に不整合
が生じてしまうためである。そこで、トポロジの不整合
を生じさせないための方策が必要となる。これを実現す
るため、ポータルAに対し、仮想16ポートPHYに見
せかけることで、解決することができる。
【0065】図6は本発明の一実施例で用いる仮想16
ポートPHYのイメージ図である。図6においては上記
の解決策のイメージを示している。図6において、本発
明ではIEEE1394ローカルバスブリッジ1に仮想
的に16ポートが存在するように見せかけている。
【0066】ポータルAに現実に存在するポートはポー
トP(0) 11及びP(1) 12である。残りのポートP
(2) 13,P(3) 14,P(4) 15,P(5) 16,P
(6) 17,P(7) 18,P(8) 19,P(9) 20,P(1
0)21,P(11)22,P(12)23,P(13)24,P(14)
25,P(15)26は仮想ポートとし、ポータルBの各ノ
ードがそれぞれに接続されているように見せかける。
【0067】図7は本発明の一実施例によるローカルバ
スブリッジの自ノードの自己識別パケットの詳細な構成
を示す図であり、図8は本発明の一実施例によるポータ
ルBの各ノードの自己識別パケットの詳細な構成を示す
図である。これら図7及び図8はポータルBのトポロジ
をポータルAへ伝える際の自己識別パケットを示してい
る。
【0068】図7においてはIEEE1394ローカル
バスブリッジの自ノードの自己識別パケットの詳細な構
成を示している。この自己識別パケットは3つのパケッ
トPKT(0) 601,PKT(1) 602,PKT(2) 6
03で構成されており、P(0) 604,P(1) 605,
P(2) 606,P(3) 607,P(4) 608,P(5)6
09,P(6) 610,P(7) 611,P(8) 612,P
(9) 613,P(10)614,P(11)615,P(12)61
6,P(13)617,P(14)618,P(15)619の各フ
ィールドによってポート15までのポートの状態を伝え
ることができる。
【0069】すなわち、この16個のポートのうちP
(2) 606,P(3) 607,P(4) 608,P(5) 60
9,P(6) 610,P(7) 611,P(8) 612,P
(9) 613,P(10)614,P(11)615,P(12)61
6,P(13)617,P(14)618,P(15)619の各フ
ィールドによって14個のポートを仮想ポートに割当て
ることで、ポータルBのトポロジ情報をポータルAに伝
えることができる。尚、各パケットの情報は、ID変換
テーブル531の情報を基に生成されて送信される。
【0070】図8においてはポータルBの各ノードの自
己識別パケットの詳細な構成を示している。この自己識
別パケットはあたかも仮想ポートに接続され、かつそれ
ぞれのノードには1個のポートしか存在しないようにP
(1) 702,P(2) 703を未接続と表す#00に固定
している。P(0) 701及びその他の情報はID変換テ
ーブル531の情報を基に生成することができる。
【0071】このように、仮想16ポートPHY構成を
実現させることによって、後述するID変換を効率的
に、かつ単純化させることができる。もし、ポータルB
のトポロジをそのまま反映させた場合、ID変換テーブ
ル531は非常に複雑化し、ハードウェアロジックでは
対応することができない。今回のような、ローカルバス
ブリッジを実現させるためには、高速でのID変換が必
要であり、ID変換テーブル531を単純化させること
によって、それを実現するものである。ちなみに、ID
変換テーブル531の仮想ポート管理番号531lは、
その仮想ポートに対応している。管理番号#00は仮想
ポートP(2) 13、管理番号#01は仮想ポートP(3)
14、以下順次、昇順に割当て、自ノードフラグの部分
は飛ばして管理し、管理番号#14は仮想ポートP(15)
26と割り振る。したがって、ID変換テーブル531
とトポロジ管理とが非常に簡略化され、高速な自己識別
パケットの送信やID変換を可能とすることができる。
【0072】Isochronousサブアクション
は、サイクルスタートパケットによって等時性を保たせ
ている。本発明のIEEE1394ローカルバスブリッ
ジ1では、ポータルAとポータルBとが別々のローカル
バスであることから、その同期を取るため、ポータルA
またはポータルBのどちらかでルートを確保する必要が
ある。
【0073】ポータルBには別のIEEE1394ロー
カルバスブリッジが接続される場合が考えられ、その場
合、互いにルートを取り合ってしまう可能性がある。し
たがって、IEEE1394ローカルバスブリッジ1の
ポータルAにおいてルートを確実に取る方法を考える必
要がある。そのため、ポータルA側のPHYに専用PH
Y機能6が必要となる。
【0074】次に、確実にルートを取る方法について説
明する。通常ルートの決定は、PHY同士でペアレント
ノティファイ信号とチャイルドノティファイ信号とのや
り取りで行わる。バスリセットが発生すると、トポロジ
の構築が開始される。
【0075】各PHYは1つのポートを除いて接続され
ているポートが無いか、または1つのポートを除いて接
続されたポートからペアレントノティファイ信号を受取
った場合、残った1つのポートに対してペアレントノテ
ィファイ信号を受信するか否かを規定時間待って、ペア
レントノティファイ信号を受取らなかった場合、自らペ
アレントノティファイ信号を出力する。
【0076】逆に、すべてのポートからペアレントノテ
ィファイ信号を受信した場合、そのPHYがルートとな
る。そこで、本発明で使用する専用PHY機能6は、バ
スリセット後のトポロジ構築時、ペアレントノティファ
イ信号を出すタイミングをループ検出しないぎりぎりま
で遅らせることによって、確実にルートを取ることを可
能とさせている。
【0077】図9〜図11は本発明の一実施例によるロ
ーカルバスブリッジ全体の動作を示すフローチャートで
ある。図12は本発明の一実施例における登録モード時
の接続形態を示す図であり、図13は本発明の一実施例
における登録モード時にポータルAへの最初のバスリセ
ットを発行してから自己識別フェーズの終了までの流れ
を示す図であり、図14は本発明の一実施例における登
録モード時にポータルAへの最初のバスリセット発行時
の各ノードの自己識別パケットの詳細な構成を示す図で
ある。
【0078】これら図9〜図14を参照して本実施例の
動作について説明する。まず、本発明のIEEE139
4ローカルバスブリッジ1全体の動作について説明す
る。尚、以下の説明では上記の内部ポータル3をポータ
ルA、外部ポータル4をポータルBとする。
【0079】IEEE1394ローカルバスブリッジに
は、2つの動作方式があり、その動作方式の設定方法
は、本実施例においてハードウェアリセットが解除され
た時の一入力端子の状態を見て動作方式を決定づけるも
のとする。動作方式は、ポータルAに接続する特定のノ
ードをIEEE1394ローカルバスブリッジに事前に
登録する動作方式と、通常運用する時の動作方式とがあ
る。以下、前者を登録モード、後者を通常モードと称
す。まず、登録モードについて説明する。
【0080】登録モード時の接続形態を図12に示す。
登録モード時にはIEEE1394ローカルバスブリッ
ジ1のポータルA側のポート91,92のいずれかに1
台のIEEE1394インタフェースを有する端末機器
を接続する。ここではこの端末機器をノードA9とす
る。
【0081】ユーザはIEEE1394ローカルバスブ
リッジ1を登録モードに設定した後、電源を投入する
(図9ステップS1)。IEEE1394ローカルバス
ブリッジ1に接続されるハードウェアリセット信号が解
除と同時に、IEEE1394ローカルバスブリッジ1
は登録モードに入る。
【0082】まず、動作方式に関わらず、EEPROM
(Electrically Erasable Pr
ogrammable Read−Only Memo
ry)8の内容をCSR制御部54内部のレジスタ(図
示せず)にロードする(図9ステップS2)。このデー
タの内容はポータルA側に接続されるノードに示すため
のIEEE1394ローカルバスブリッジ1自身のコン
フィグレーションROMの内容である。
【0083】続いて、IEEE1394ローカルバスブ
リッジ1はポータルA側にバスリセットを発生する(図
9ステップS3,S4)。バスリセットが発生すると、
自己識別フェーズが開始される。この自己識別フェーズ
の動作について、図13及び図14を参照して説明す
る。図13は横軸が時間で、バスリセットが発生してか
ら、自己識別フェーズの終了までを表している。図14
はノードAの自己識別パケットの詳細PKT(0) 901
及びIEEE1394ローカルバスの自己識別パケット
の詳細PKT(1) 921,PKT(2) 922,PKT
(3) 923を示すものである。
【0084】ポータルAのローカルバス上でバスリセッ
トが発生すると、PHYからバスリセット開始を知らせ
るステート(Bus Reset)801が通知され
る。次に、ノードA9とIEEE1394ローカルバス
ブリッジ1との間でトポロジの構築がなされ、子ノー
ド、親ノードが決定され、自己識別フェーズが開始され
る。
【0085】ポータルA側のPHYは、上述した専用P
HY機能6であるので、必ずIEEE1394ローカル
バスブリッジ1がルートとなる。自己識別パケットの送
信順番は、ルートから見て子ノードの中でポート0側か
ら順次送信が許される。図12での接続形態では、ノー
ドA9及びIEEE1394ローカルバスブリッジ1の
みの構成であるため、子ノードであるノードA9の自己
識別パケットが、ノードA9から発行されるノードAの
識別パケット(ID#0)802がそれにあたる。この
時の自己識別パケットの詳細は図14に示すノードAの
自己識別パケットの詳細PKT(0) 901の形になる。
【0086】この場合、最初の自己識別パケットである
ため、上記の自己識別パケットのPHY ID902は
#0となる。gap cnt903は現在、ノードA9
に設定されているギャップカウントの値が反映される。
ここでは、全くの最初の自己識別フェーズであるため、
#3Fとなる。sp904、del905、cビット9
06、pwr907はノードA9の条件に準じる。
【0087】p(0) 908はノードA9のP(0) 91の
状態を表し、IEEE1394ローカルバスブリッジ1
に対して子ノードであるため、#10となる。p(1) 9
09はノードA9のP(1) 92の状態を表し、未接続で
あるため、#01となる。p(2) 910はノードA9に
存在しないため、#00となる。
【0088】iビット911はバスリセットを発生させ
たかどうかを示すので、状況によって変化する。ここで
は、IEEE1394ローカルバスブリッジ1がバスリ
セットを発行しているため、#0となる。ノードA9に
は、これ以上ポートが存在しないため、mビット912
を#0とし、連結の自己識別パケットが無いことを表し
ている。
【0089】ノードA9の自己識別パケットの発行が完
了すると、他ノードが存在しないため、ルートであるI
EEE1394ローカルバスブリッジ1が自己識別パケ
ットを発行する。IEEE1394ローカルバスブリッ
ジ1には仮想16ポートのポートが存在しているため、
自己識別パケットは3個送出することになる。図13に
おけるブリッジ識別パケットID#1(1/3)80
3、ブリッジ識別パケットID#1(2/3)804及
びブリッジ識別パケットID#1(3/3)805がそ
れにあたる。この時の自己識別パケットの詳細な構成は
図14に示すIEEE1394ローカルバスの自己識別
パケットの詳細PKT(1) 921,PKT(2) 922,
PKT(3) 923の形になる。
【0090】上記の自己識別パケットのPHY ID9
24は2つ目のノードであることから#1となる。ブリ
ッジ識別パケットID#1(1/3)803のgap
cunt925は#3F固定とする。但し、本発明のI
EEE1394ローカルバスブリッジ1の性能によって
適正な値にするべきである。
【0091】sp926は使用条件によって事前に決め
ておけばよい。ここでは400Mbps対応とし、#2
としている。cビット927はIEEE1394ローカ
ルバスブリッジ1がポータルAで必ずルートになる性質
上、コンテンダ機能を有する必要がある。したがって、
#1とする。
【0092】p(0) 928とp(1) 929とがIEEE
1394ローカルバスブリッジ1において実在するポー
トである。2つあるポートのうちの1つは必ず#11と
なる。もし、2ポートとも接続されていたならば、p
(0) 928、p(1) 929ともに#11となる。
【0093】バスリセットを発生させたのは、IEEE
1394ローカルバスブリッジ1であるので、iビット
931は#1となる。mビット932は自己識別パケッ
トが3つ必要であるため#1となる。p(2) 930、ブ
リッジ識別パケットID#1(2/3)804のp(3)
〜p(10)933、ブリッジ識別パケットID#1(3/
3)805のp(11)〜p(15)934については、ポータ
ルBの情報に割当てるが、ここではポータルBの情報を
有していないため、便宜上すべて未接続と見せかけるた
め、#01とする。
【0094】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
の自己識別パケットが終了し、規定時間が経過し、サブ
アクションギャップが発生すると、ステート(Suba
ction Gap)806がPHYから通知され、自
己識別フェーズが終了する。
【0095】図15は本発明の一実施例における登録モ
ード時にポータルAの最初の自己識別フェーズの終了時
の16ポートPHYの接続状態を示す図である。図15
においては16ポートPHYに置き換えたポータルA側
から見たイメージ接続状態を示している。
【0096】ノードA9のノードIDは#0となり、I
EEE1394ローカルバスブリッジ1のノードIDは
#1となる。その他の仮想ポート27には何も繋がって
いないように見せかけている。自己識別フェーズ(図5
ステップS5)が完了した時点で、ノードIDは図15
に示す通りに割り振られる。
【0097】図16は本発明の一実施例におけるリード
リクエストパケットの詳細な構成を示す図であり、図1
7は本発明の一実施例における応答パケットの詳細な構
成を示す図である。
【0098】続いて、IEEE1394ローカルバスブ
リッジ1はノードA9のコンフィグレーションROMの
内容を読込むために、まず図16に示すリードリクエス
トパケットを送信する。
【0099】図16において、destination
ID1001はパケット送信先のノードIDを示し、数
値‘FFC0’(16進数)はローカルバスのPHY
ID#0、すなわち宛先ノードA9を示す。TL100
2はトランザクションラベルを示し、送信側のリンク層
ロジックが任意に割り振る。RT1003はリトライコ
ード、tcode1004はトランザクションコード
で、数値の‘4’はQuadlet(32ビット幅)の
データリードリクエストパケットであることを示す。
【0100】sourceID1005は送信元のノー
ドIDを示し、数値‘FFC1’は送信元であるIEE
E1394ローカルバスブリッジ1のノードIDを示
す。destination offset1006は
コンフィグレーションROM領域の先頭アドレス番地
‘FFFFF0000400’を示す。
【0101】続いて、ノードA9はリードリクエストパ
ケット受信後に、認識パケット(ペンディング)を送信
する。IEEE1394ローカルバスブリッジ1はノー
ドA9がリードリクエストパケットを受信したことを認
識する。続いて、ノードA9は図17に示すような応答
パケットを送信する。
【0102】図17において、TL1102は上述した
リードリクエストパケットのTLと同じ数値が入る。q
uadlet data1103はコンフィグレーショ
ンROM先頭番地の32ビットデータが読出される。I
EEE1394ローカルバスブリッジ1はquadle
t data1103をCSR制御部54内のレジスタ
に格納し、これをノードA9のコンフィグレーションR
OMの最終アドレスまで繰り返す。
【0103】コンフィグレーションROMの最終アドレ
スの算出はコンフィグレーションROMのcrc le
ngth(図43参照)から算出される。crc le
ngthはコンフィグレーションROMのbus in
fo block2301以降のデータ長をQuadl
et(32ビット)単位で提示している。よって、コン
フィグレーションROMの最終アドレスは‘FFFF
F000 0400’+crc length×4とな
る。
【0104】ノードA9のコンフィグレーションROM
の内容を全てCSR制御部54のレジスタに格納したら
(図9ステップS6)、IEEE1394ローカルバス
ブリッジ1はノードA9のnode vendor I
D2302及びchip ID2303の内容をCSR
制御部54からEEPROM8に格納する(図9ステッ
プS7)。ここで、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1の登録モードを完了し(図9ステップS8)、通
常モードに移行する。
【0105】図18は本発明の一実施例における通常モ
ード時の接続形態を示す図であり、図19は本発明の一
実施例における通常モード時にポータルAへの最初のバ
スリセットを発行してから自己識別フェーズの終了まで
の流れを示す図である。図20は本発明の一実施例にお
ける通常モード時にポータルAへの最初のバスリセット
発行時の各ノードの自己識別パケットの詳細な構成を示
す図であり、図21は本発明の一実施例における通常モ
ード時にポータルAの最初の自己識別フェーズの終了時
の接続状態を示す図であり、図22は本発明の一実施例
における登録ノードの情報が反映された状態のID変換
テーブルの構成を示す図である。
【0106】続いて、図9〜図11に示すフローチャー
トにしたがって、図18〜図22を参照して通常モード
の動作について説明する。図18は通常モード時の接続
形態例を示す。
【0107】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
は電源投入後(図9ステップS1)、上述した登録モー
ド時と同様に、EEPROM8から自ノードのコンフィ
グレーションROM情報をCSR制御部54内のレジス
タに格納する(図9ステップS2)。続いて、IEEE
1394ローカルバスブリッジ1はポータルA側にバス
リセットを発生させる(図9ステップS3,S9)。
【0108】バスリセットが発生すると、自己識別フェ
ーズが開始される(図9ステップS10)。この自己識
別フェーズの動作について、図19及び図20を参照し
て説明する。
【0109】図19は横軸が時間で、バスリセットが発
生してから、自己識別フェーズの終了までを表してい
る。図20はノードB9−2の自己識別パケットの詳細
PKT(0) 1301、ノードAの自己識別パケットの詳
細PKT(1) 1321、ノードCの自己識別パケットの
詳細PKT(2) 1341、IEEE1394ローカルバ
スブリッジ1の自己識別パケットの詳細PKT(3) 13
61,PKT(4) 1362,PKT(5) 1363を示す
ものである。
【0110】ポータルAのローカルバス上でバスリセッ
トが発生すると、PHYからはバスリセット開始を知ら
せるステート(Bus Reset)1201が通知さ
れる。次に、ノードA9−1、ノードB9−2、ノード
C9−3及びIEEE1394ローカルバスブリッジ1
間でトポロジの構築がなされ、子ノード、親ノードが決
定され、自己識別フェーズが開始される。
【0111】ポータルA側のPHYは、上述した専用P
HY機能6であるので、必ずIEEE1394ローカル
バスブリッジ1がルートとなる。自己識別パケットの送
信順番は、ルートから見て子ノードの中でポート0側か
ら順次送信が許される。図18に示す接続形態では、ノ
ードB9−2が最小番号の子ノードとなる。したがっ
て、最初の自己識別パケットが、ノードB9−2から発
行される。図19におけるノードBの識別パケット(I
D#0)1202がそれにあたる。この時の自己識別パ
ケットの詳細は図20のノードBの自己識別パケットの
詳細PKT(0) 1301に示される形になる。
【0112】PHY ID1302は最初の自己識別パ
ケットであるため、#0となる。gap cnt130
3は現在、ノードB9−2に設定されているギャップカ
ウントの値が反映される。sp1304、del130
5、cビット1306、pwr1307はノードB9−
2の条件に準じる。
【0113】p(0) 1308はノードB9−2のP(0)
91−2の接続状態を表し、ノードA9−1が親ノード
であるため、#10となる。p(1) 1309はノードB
9−2のP(1) 92−2の状態を表し、未接続であるた
め、#01となる。p(2) 1310はノードB9−2に
存在しないため、#00となる。
【0114】iビット1311はバスリセットを発生さ
せたかどうかを示すので、状況によって変化する。ここ
では、IEEE1394ローカルバスブリッジ1がバス
リセットを発行しているため、#0となる。ノードB9
−2にはこれ以上ポートが存在しないため、mビット1
312を#0とし、連結の自己識別パケットが無いこと
を表している。
【0115】次に、自己識別パケットの送信をルートか
ら許可されるのは、2番目に最小番号をもつノードA9
−1である。したがって、2番目の自己識別パケット
が、ノードA9−1から発行される。図19におけるノ
ードAの識別パケット(ID#1)1203がそれにあ
たる。この時の自己識別パケットの詳細は図20のノー
ドAの自己識別パケットの詳細PKT(1) 1321に示
される形になる。
【0116】PHY ID1322は2番目の自己識別
パケットであるため、#1となる。gap cnt13
23は現在、ノードA9−1に設定されているギャップ
カウントの値が反映される。sp11324、del1
325、cビット1326、pwr1327はノードA
9−1の条件に準じる。
【0117】p(0) 1328はノードA9−1のP(0)
91−1の接続状態を表し、IEEE1394ローカル
バスブリッジ1が親ノードであるため、#10となる。
p(1) 1329はノードA9−1のP(1) 92−1の状
態を表し、ノードB9−2が子ノードとして接続されて
いるため、#11となる。p(2) 1330はノードA9
−1に存在しないため、#00となる。
【0118】iビット1331はバスリセットを発生さ
せたかどうかを示すので、状況によって変化する。ここ
では、IEEE1394ローカルバスブリッジ1がバス
リセットを発行しているため、#0となる。ノードA9
−1にはこれ以上ポートが存在しないため、mビット1
332を#0とし、連結の自己識別パケットが無いこと
を表している。
【0119】次に、自己識別パケットの送信をルートか
ら許可されるのは、3番目に最小番号をもつノードC9
−3である。したがって、3番目の自己識別パケット
が、ノードC9−3から発行される。図19におけるノ
ードCの識別パケット(ID#2)1204がそれにあ
たる。この時の自己識別パケットの詳細は図20のノー
ドCの自己識別パケットの詳細PKT(2) 1341に示
される形になる。
【0120】PHY ID1342は3番目の自己識別
パケットであるため、#2となる。gap cnt13
43は現在、ノードC9−3に設定されているギャップ
カウントの値が反映される。sp1344、del13
45、cビット1346、pwr1347はノードC9
−3の条件に準じる。
【0121】p(0) 1348はノードC9−3のP(0)
91−3の接続状態を表し、IEEE1394ローカル
バスブリッジ1が親ノードであるため、#10となる。
p(1) 1349はノードC9−3のP(1) 92−3の状
態を表し、未接続のため、#01となる。p(2) 135
0はノードC9−3に存在しないため、#00となる。
【0122】iビット1351はバスリセットを発生さ
せたかどうかを示すので、状況によって変化する。ここ
では、IEEE1394ローカルバスブリッジ1がバス
リセットを発行しているため、#0となる。ノードC9
−3にはこれ以上ポートが存在しないため、mビット1
352を#0とし、連結の自己識別パケットが無いこと
を表している。
【0123】ノードC9−3の自己識別パケットの発行
が完了すると、他ノードが存在しないため、ルートであ
るIEEE1394ローカルバスブリッジ1が自己識別
パケットを発行する。IEEE1394ローカルバスブ
リッジ1には仮想16ポートのポートが存在しているた
め、自己識別パケットは3個送出することになる。図1
9におけるブリッジ識別パケットID#1(1/3)1
205、ブリッジ識別パケットID#1(2/3)12
06、ブリッジ識別パケットID#1(3/3)120
7がそれにあたる。この時の自己識別パケットの詳細は
図20のIEEE1394ローカルバスの自己識別パケ
ットの詳細PKT(3) 1361、PKT(4) 1362、
PKT(5) 1363に示される形になる。
【0124】PHY ID1364は4番目のノードで
あることから#3となる。gapcunt1365、s
p1366、cビット1367に関しては、上記の登録
モード時と同じである。
【0125】p(0) 1368とp(1) 1369とがIE
EE1394ローカルバスブリッジ1において実在する
ポートである。図18に示す実施形態では2ポートとも
接続されているため、p(0) 1368及びp(1) 136
9がともに#11となる。バスリセットを発生させたの
は、IEEE1394ローカルバスブリッジ1であるの
で、iビット1371は#1となる。mビット1372
は自己識別パケットが3つ必要であり、続く自己識別パ
ケットが存在するので、#1となる。
【0126】p(2) 1370、ブリッジ識別パケットI
D#1(2/3)1206のp(3)〜p(10)1373
と、ブリッジ識別パケットID#1(3/3)1207
のp(11)〜p(15)1374とについては、ポータルBの
情報に割当てるが、この時点ではまだ、ポータルBの情
報を有していないため、便宜上すべて未接続と見せかけ
るため、#01とする。
【0127】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
の自己識別パケットが終了し、規定時間が経過し、サブ
アクションギャップが発生すると、ステート(Suba
ction Gap)1208がPHYから通知され、
自己識別フェーズが終了する。この時点でのトポロジは
図21に示すノードA9−1、ノードB9−2、ノード
C9−3及びIEEE1394ローカルバスブリッジ1
のようになる。
【0128】続いて、IEEE1394ローカルバスブ
リッジ1はポータルA側のバス上から登録ノードを検出
する。その検出動作ではEEPROM8からCSR制御
部54内のレジスタに、上述した登録モードで格納した
ノードA9−1のnodevendor ID2302
及びchip ID2303のデータを格納する(図9
ステップS11)。
【0129】まず、ノードID#0であるノードB宛て
にコンフィグレーションROMのnode vendo
r ID2302及びchip ID2303の値を転
送スピードS100(100Mbps)で読出す。上記
のようにして登録したnode vendor ID2
302及びchip ID2303のデータを比較し、
登録したデータはノードA9−1のものなので不一致と
なる。同様に、ノードID#0であるノードB9−2か
ら読出しを行い、これも不一致になる。さらに、ノード
ID#1であるノードA9−1から読出しを行う。この
時、nodevendor ID2302及びchip
ID2303の値は上記の登録モードで登録した値と
一致する(図9ステップS12,S13、図11ステッ
プS19,S20)。
【0130】続いて、同じリードリクエストパケットを
転送スピードS200(200Mbps)で送信するノ
ードA9−1から認識パケット及び応答パケットを受信
したら、さらに転送スピードS400(400Mbp
s)でリードリクエストパケットで送信する。S400
のリードリクエストパケットに対し、ノードA9−1が
認識パケットを送信しなかった場合、IEEE1394
ローカルバスブリッジ1はノードA9−1の転送性能が
S200までであると判断する。認識パケット及び応答
パケットを受信した場合には、転送性能がS400であ
ると判断する。ここで、登録したノードAのノードID
は#1であり、その転送性能コード(S100、または
S200、あるいはS400)をID変換部53に通知
する。
【0131】登録ノードの決定時に得られたノードID
及び登録ノードの検出時に得られた転送性能コードはI
D変換部53に配置されているID変換テーブル531
に格納して管理する。その反映された状態を図22に示
す。
【0132】図22において、ポータルAノード管理番
号521aに、登録されているノードのnode ve
ndor ID2302及びchip ID2303の
値が入っている。ここでは、仮に#1としている。この
ポータルAノード管理番号531aと一致したノードで
あるノードA9−1の転送性能コードはポータルA転送
性能コード531bのフィールドに格納される。その値
は、登録ノードの検出時に決定さる。ここでは、仮にS
200であったと仮定して#01が格納されている。
【0133】そして、ポータルAノード管理番号531
aと一致したノードA9−1のノードIDは、ポータル
AノードID531cのフィールドに格納される。これ
で、ID変換テーブル531のポータルAについて情報
がすべて得られたことになる。この間、ポータルB側に
関し、ポータルA側のテーブルが確定していないため、
ID変換動作はさせない。その方法として、ポータルB
側へ対して、「ACKBUSY」を送信することでそれ
を実現している。もちろん、「NO ACK」と送信す
ることでも、同じ効果が得られる。ようは、ポータルB
のトランザクションに対して反応させないことである。
【0134】次に、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1はポータルBのトポロジ情報を得るため、ポータ
ルBにバスリセットを発生させる(図10ステップS1
4,S15)。バスリセットの起動は外部ポータル4に
接続されている標準PHY機能7に対して、バスリセッ
ト要求を発行することで実施する。
【0135】図23は本発明の一実施例における通常モ
ード時にポータルBへの最初のバスリセットを発行して
から自己識別フェーズの終了までの流れを示す図であ
り、図24は本発明の一実施例におけるポータルBの自
己識別フェーズによって構築されたID変換テーブルの
構成を示す図である。これら図23及び図24を用いて
ポータルBの自己識別フェーズ動作について説明する。
【0136】図23はその自己識別フェーズの動作遷移
で、横軸が時間で、バスリセットが発生してから、自己
識別フェーズの終了までを表している。図24はその時
のID変換テーブル531を示すものである。ポータル
Bのローカルバス上でバスリセットが発生すると、PH
Yからバスリセット開始を知らせるステート(BusR
eset)1401が通知される。
【0137】次に、ノードD9−4、ノードE9−5、
ノードF9−6及びIEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1間でトポロジの構築がなされ、子ノード、親ノー
ドが決定され、自己識別フェーズが開始される(図10
ステップS16)。ポータルB側のPHYは、標準PH
Y機能7であるので、IEEE1394規格通り、自己
識別フェーズが行われる。
【0138】図21に示す接続形態において、ノードE
9−5がルートになったと仮定すると、自己識別パケッ
トの送信順番はルートから見て子ノードの中でポート0
側から順次送信が許されるので、ノードD9−4から最
初の自己識別パケットが発行される。図23におけるノ
ードDの自己識別パケット(ID#0)1402がそれ
にあたる。この自己識別パケットはポータルBのローカ
ルバスの最初の自己識別パケットであるため、ノードD
9−4のノードIDは#0となる。
【0139】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
がこの自己識別パケットを受信した時、ID変換部53
はID変換テーブル531の仮想ポート管理番号531
lの番号#00にポインタを設定する。そして、ID変
換部53はその行に相当するポータルBノードID53
1fのフィールドに#0を格納する。さらに、ID変換
部53はポータルBノードアクティブフラグ531hを
#1に設定する。もしも、このノードがコンテンダであ
ったならば、ID変換部53はポータルBコンテンダフ
ラグ531kを#1に設定するが、ここでは、仮にコン
テンダではないものとしている。
【0140】次に、自己識別パケットの送信をルートか
ら許可されるのは、2番目に最小番号をもつIEEE1
394ローカルバスブリッジ1である。したがって、2
番目の自己識別パケットが、IEEE1394ローカル
バスブリッジ1から発行される。図23におけるブリッ
ジの自己識別パケット(ID#1)1403がそれにあ
たる。
【0141】ブリッジの自己識別パケット(ID#1)
1403は2番目の自己識別パケットであるため、IE
EE1394ローカルバスブリッジ1のノードIDは#
1となる。IEEE1394ローカルバスブリッジ1が
この自己識別パケットを受信した時、ID変換部53は
ID変換テーブル531の仮想ポート管理番号531l
の番号#01にポインタを設定する。そして、ID変換
部53はその行に相当するポータルBノードID531
fのフィールドに#1を格納する。また、ID変換部5
3はポータルBノードアクティブフラグ351hを#1
に設定する。さらに、ID変換部53はIEEE139
4ローカルバスブリッジ1がコンテンダであるため、明
らかに、ポータルBコンテンダフラグ531kを#1に
設定することになる。
【0142】このブリッジの自己識別パケット(ID#
1)1403の後に、標準PHY機能7から、自ノード
のノードIDが#1である通知として、ステート(ID
#1)1404がIEEE1394ローカルバスブリッ
ジ1に通知される。IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1はこの通知を受信すると、先の自己識別パケット
を自ノードのPHYが送信したものと認識し、さらにポ
ータルB自ノードフラグ531iを#1に設定する。
【0143】3番目に最小番号をもつノードはノードF
9−6である。したがって、3番目の自己識別パケット
がノードF9−6から発行される。図23におけるノー
ドFの識別パケット(ID#2)1405がそれにあた
る。
【0144】ノードFの識別パケット(ID#2)14
05は3番目の自己識別パケットであるため、ノードF
9−6のノードIDは#2となる。IEEE1394ロ
ーカルバスブリッジ1がこの自己識別パケットを受信し
た時、ID変換部53はID変換テーブル531の仮想
ポート管理番号531lの番号#02にポインタを設定
する。そして、ID変換部53はその行に相当するポー
タルBノードID531fのフィールドに#2を格納す
る。さらに、ID変換部53はポータルBノードアクテ
ィブフラグ531hを#1に設定する。尚、本実施例で
はノードF9−6は仮にコンテンダではないものとして
いる。
【0145】ノードF9−6の自己識別パケットの発行
が完了すると、他ノードが存在しないため、ルートであ
るノードE9−5が自己識別パケットを発行する。図2
3におけるノードE自己識別パケット(ID#3)14
06がそれにあたる。
【0146】ノードE9−5のノードIDは4番目のノ
ードであることから、#3となる。IEEE1394ロ
ーカルバスブリッジ1がこの自己識別パケットを受信し
た時、ID変換部53はID変換テーブル531の仮想
ポート管理番号531lの番号#03にポインタを設定
する。そして、ID変換部53はその行に相当するポー
タルBノードID531fのフィールドに#3を格納す
る。さらに、ID変換部53はポータルBノードアクテ
ィブフラグ531hを#1に設定する。さらにまた、こ
のノードE9−5がコンテンダであると仮定すると、I
D変換部53はポータルBコンテンダフラグ531kを
#1に設定することになる。
【0147】ノードE9−5の自己識別パケット送信が
終了し、規定時間が経過し、サブアクションギャップが
発生すると、ステート(Subaction Gap)
1407がPHYから通知され、自己識別フェーズが終
了したことをIEEE1394ローカルバスブリッジ1
が認識するととに、最後に自己識別パケットを送信した
ノードE9−5がルートであることが判り、さらに、ポ
ータルBルートフラグ531jを#1に設定する。
【0148】この時点で、ルートノードがコンテンダで
あるかどうかを検査する。本実施例ではルートノードの
ノードIDとコンテンダノードのノードIDとが一致す
るため、これで、ID変換テーブル531のポータルB
側の構築が完了する。
【0149】もし、ルートノードとコンテンダノードと
が一致しない場合、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1は自ノードをフォースルートとした、PHYコン
フィグパケットを送信してバスリセットを発行する。こ
のパケットを送信し、バスリセットを発行すると、次の
トポロジ構築で、コンテンダであるIEEE1394ロ
ーカルバスブリッジ1がルートとなることができる。こ
の仕組みの詳細はIEEE1394規格で規定されてい
るため、省略する。
【0150】続いて、再度、自己識別フェーズが開始さ
れるが、今度は、IEEE1394ローカルバスブリッ
ジ1が確実にルートとなるため、確実にID変換テーブ
ル531の構築を完了することができる。図24はこれ
ら一連のポータルBの自己識別フェーズによって構築さ
れたID変換テーブル531の状態を示すものである。
【0151】自己識別フェーズが完了すると、IEEE
1394ローカルバスブリッジ1は次にポータルBの全
ノードコンフィグレーションROMのノード識別子のリ
ードを開始する(図10ステップS17)。コンフィグ
レーションROMのノード識別子とは、各ノードが保有
するnode vendor ID2302及びchi
p ID2303のことである。
【0152】トポロジの解析から得られた、ポータルB
の各ノードIDはそのまま、各ノードの識別に使うこと
はできない。なぜなら、次のバスリセットが発生した場
合、ノードIDは全く違うIDになる可能性があるため
である。そこで、各ノードに対してはコンフィグレーシ
ョンROMのノード識別子で管理することが必要とな
る。
【0153】ID変換部53はポータルBによるバスリ
セット時の自己識別フェーズに構築されたID変換テー
ブル531においてポータルBノードID531fとポ
ータルBノードアクティブフラグ531hとポータルB
自ノードフラグ531iとポータルBルートフラグ53
1jとを用いながら、各ノードのコンフィグレーション
ROMのノード識別子を読出し、ポータルBノード管理
番号531dへ登録していく(図10ステップS1
8)。
【0154】図25は本発明の一実施例におけるポータ
ルBのノード管理番号の取得時のID変換テーブルの構
成を示す図である。この図25を用いてポータルBノー
ド管理番号531dの取得手順について説明する。
【0155】上述の自己識別フェーズが完了した時点
で、IEEE1394ローカルバスブリッジ1は仮想ポ
ート管理番号531lのポインタを#00にする。次
に、IEEE1394ローカルバスブリッジ1はポータ
ルBルートフラグ531j及びポータルB自ノードフラ
グ531iがアクティブでなく、且つポータルBノード
アクティブフラグ531hがアクティブであるかを調べ
る。
【0156】ID変換テーブル531の仮想ポート管理
番号531lのポインタ#00の行を見ると、上記条件
に当てはまる。そこで、IEEE1394ローカルバス
ブリッジ1は仮想ポート管理番号531lのポインタ#
00に対応するポータルBノードID531fを調べ
る。本実施例では#0となっている。次に、IEEE1
394ローカルバスブリッジ1はポータルBのノードI
Dが#0のノードすなわちノードD9−4に対してコン
フィグレーションROMのノード識別子を読みに行く。
この時、IEEE1394ローカルバスブリッジ1は転
送速度S400で読出しを試みる。ここで、ノードD9
−4の転送速度能力がS100しかないと仮定する。
【0157】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
からノードD9−4へのコンフィグレーションROMの
ノード識別子の読出し要求に対してノードD9−4は反
応しない。次に、IEEE1394ローカルバスブリッ
ジ1はS200でノードD9−4へのコンフィグレーシ
ョンROMのノード識別子の読出し要求を行う。当然、
ノードD9−4は反応することができない。
【0158】次に、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1はS100でノードD9−4へのコンフィグレー
ションROMのノード識別子の読出し要求を行う。本転
送速度はノードD9−4の転送性能に合致するため、ノ
ードD9−4は反応し、コンフィグレーションROMの
ノード識別子に対して応答を返答する。IEEE139
4ローカルバスブリッジ1はノードD9−4の転送速度
がS100であることを認識するとともに、コンフィグ
レーションROMのノード識別子を取得することができ
る。
【0159】取得したコンフィグレーションROMのノ
ード識別子のデータは、ポータルBノード管理番号53
1dに保存される。ここでは仮にノードD9−4のコン
フィグレーションROMのノード識別子を#2に仮定し
ている。そして、IEEE1394ローカルバスブリッ
ジ1は転送性能がS100であることがわかったので、
ポータルBノード転送性能コード531eを#00に設
定する。これで、ノードD9−4に対する情報はすべて
揃うことになる。
【0160】次に、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1は仮想ポート管理番号531lのポインタを#0
1に設定する。IEEE1394ローカルバスブリッジ
1はポータルBルートフラグ531j及びポータルB自
ノードフラグ531iがアクティブでなく、且つポータ
ルBノードアクティブフラグ531hがアクティブであ
るかを調べる。すると、IEEE1394ローカルバス
ブリッジ1はポータルB自ノードフラグ531iがアク
ティブであることを認識する。つまり、IEEE139
4ローカルバスブリッジ1はコンフィグレーションRO
Mのノード識別子の読出しが不要であることを理解す
る。但し、ポータルBルートフラグ531jがアクティ
ブでないため、まだ、コンフィグレーションROMのノ
ード識別子の読出しが終了していないノードがあること
が判る。
【0161】次に、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1は仮想ポート管理番号531lのポインタを#0
2に設定する。ポータルBルートフラグ531j及びポ
ータルB自ノードフラグ531iがアクティブでなく、
且つポータルBノードアクティブフラグ531hがアク
ティブであるかを調べる。ID変換テーブル531の仮
想ポート管理番号531lのポインタ#02の行を見る
と、上記条件に当てはまる。そこで、IEEE1394
ローカルバスブリッジ1は仮想ポート管理番号531l
のポインタ#02に対応するポータルBノードID53
1fを調べる。本実施例では#2となっている。
【0162】次に、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1はポータルBのノードIDが#2のノード、すな
わちノードF9−6に対してコンフィグレーションRO
Mのノード識別子を読みに行く。上述したノードD9−
4の時と同様に、IEEE1394ローカルバスブリッ
ジ1は転送速度をS400から読出しを試みる。ここ
で、ノードF9−6の転送速度能力がS200と仮定す
る。
【0163】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
からノードF9−6へのコンフィグレーションROMの
ノード識別子の読出し要求に対して、ノードF9−6は
反応しない。次に、S200でノードF9−6へのコン
フィグレーションROMのノード識別子の読出し要求に
対して、ノードF9−6は反応し、コンフィグレーショ
ンROMのノード識別子に対して応答を返答する。
【0164】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
はノードF9−6の転送速度がS200であることを認
識するとともに、コンフィグレーションROMのノード
識別子を取得することができる。取得したコンフィグレ
ーションROMのノード識別子のデータはポータルBノ
ード管理番号531dに保存される。
【0165】ここでは仮にポータルF9−6のコンフィ
グレーションROMのノード識別子を#3に仮定してい
る。そして、転送性能がS200であることがわかった
ので、ポータルBノード転送性能コード531eを#0
1に設定する。これで、ノードF9−6に対する情報は
すべて揃うことになる。
【0166】次に、仮想ポート管理番号531lのポイ
ンタを#03に設定する。ポータルBルートフラグ53
1j及びポータルB自ノードフラグ531iがアクティ
ブでなく、且つポータルBノードアクティブフラグ53
1hがアクティブであるかを調べる。ID変換テーブル
531の仮想ポート管理番号531lのポインタ#03
の行を見ると、ポータルBルートフラグ531jがアク
ティブであり、このノードが最大のノードIDをもち、
これ以上のノードが無いことが判る。したがって、IE
EE1394ローカルバスブリッジ1はこれが最後のコ
ンフィグレーションROMのノード識別子読出し動作で
あると認識することができる。
【0167】次に、仮想ポート管理番号531lのポイ
ンタ#03に対応するポータルBノードID531fを
調べる。本実施例では#3となっている。ポータルBの
ノードIDが#3のノード、すなわちノードE9−5に
対してコンフィグレーションROMのノード識別子を読
みに行く。上述したノードD9−4の時と同様に、転送
速度をS400から読出しを試みる。ここで、ノードE
9−5の転送速度能力がS400と仮定する。
【0168】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
からノードE9−5へのコンフィグレーションROMの
ノード識別子の読出し要求に対して、ノードE9−5は
反応することができ、コンフィグレーションROMのノ
ード識別子に対して応答を返答する。IEEE1394
ローカルバスブリッジ1はノードE9−5の転送速度が
S400であることを認識するとともに、コンフィグレ
ーションROMのノード識別子を取得することができ
る。
【0169】取得したコンフィグレーションROMのノ
ード識別子のデータは、ポータルBノード管理番号53
1dに保存される。ここでは仮にポータルE9−5のコ
ンフィグレーションROMのノード識別子を#4に仮定
している。そして、転送性能がS400であることがわ
かったので、ポータルBノード転送性能コード531e
を#10に設定する。これで、ノードE9−5に対する
情報はすべて揃うことになる。さらに、先に述べたよう
に、本ノードがルートであるので、これですべてのノー
ドに対する情報を取得することができたことがわかる。
【0170】上述した説明の中で、ポータルBノードア
クティブフラグ531hがアクティブでなかった場合の
例が抜けているので、その場合の動作について以下に説
明する。もし、ポータルBノードアクティブフラグ53
1hがアクティブでなかった場合、その行のコンフィグ
レーションROMのノード識別子読出し動作は行わず、
仮想ポート管理番号531lのポインタを1つ上げる。
【0171】これらの動作を簡単にまとめると、ポータ
ルBノードアクティブフラグ531hがアクティブであ
るノードが、コンフィグレーションROMのノード識別
子の調査対象であり、ポータルB自ノードフラグ531
iが立っているノードは、対象から外す。ポータルBル
ートフラグ531jが見つかると、それが最後のノード
である。仮想ポート管理番号531lによるポインタは
#00から開始し、1つずつ加算して調べていくという
ことになる。
【0172】図26は本発明の一実施例における通常モ
ード時にポータルA及びポータルBのID変換テーブル
情報がそろった状態を示す図である。図26において
は、上記の手順によって、ポータルA及びポータルBの
ID変換テーブル情報が確立された状態を示している。
【0173】図26において、ポータルAはノードA9
−1、ノードB9−2、ノードC9−3、IEEE13
94ローカルバスブリッジ1が接続され、それぞれノー
ドIDは#1、#0、#2、#3となっている。ポータ
ルBはノードD9−4、ノードE9−5、ノードF9−
6、IEEE1394ローカルバスブリッジ1が接続さ
れ、それぞれノードIDは#0、#3、#1、#2とな
っている。
【0174】この状態では、ポータルA及びポータルB
のローカルバスが独立した状態になっており、それぞれ
のローカルバス内ではパケットの転送が可能であるが、
ポータルAからはポータルBが見えていないため、ポー
タルAからポータルBへのパケットの転送はできない。
【0175】図27は本発明の一実施例における通常モ
ード時にポータルAへの2回目のバスリセットを発行し
てから自己識別フェーズの終了までの流れを示す図であ
り、図28及び図29は本発明の一実施例における通常
モード時にポータルAの2回目のバスリセット発行時の
各ノードの自己識別パケットの詳細な構成を示す図であ
る。図30は本発明の一実施例におけるID変換テーブ
ルの構築が完了時のポータルAから見たイメージを示す
図であり、図31は本発明の一実施例におけるID変換
テーブルの構築が完了時のノードIDの状態を示す図で
ある。これら図25と図27〜図31とを参照して、ポ
ータルBの情報をポータルAに伝える方法について説明
する。
【0176】図27は横軸が時間で、バスリセットが発
生してから、自己識別フェーズの終了までを表してい
る。図28及び図29はノードBの自己識別パケットの
詳細PKT(0) 1601、ノードAの自己識別パケット
の詳細PKT(1) 1611、ノードCの自己識別パケッ
トの詳細PKT(2) 1603、ノードDの自己識別パケ
ットの詳細PKT(3) 1621、IEEE1394ロー
カルバスの自己識別パケットの詳細PKT(4) 164
1、PKT(5) 1642、PKT(6) 1643、ノード
Fの自己識別パケットの詳細PKT(7) 1661、ノー
ドEの自己識別パケットの詳細PKT(8) 1671を示
すものである。
【0177】まず、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1はポータルAにバスリセットを発行する。バスリ
セットが発生すると、ポータルAの自己識別フェーズが
開始される。この動作は上述したポータルAの自己識別
フェーズと同様の動作である。ポータルAのローカルバ
ス上でバスリセットが発生すると、PHYからバスリセ
ット開始を知らせるステート(Bus Reset)1
501が通知され、ポータルA内でのトポロジの構築が
なさる。
【0178】次いで、ポータルAの自己識別フェーズが
開始される。自己識別パケットは図27〜図29に示す
通り、ノードB9−2、ノードA9−1、ノードC9−
3というように、順次、自己識別パケットが送信され
る。ポータルAの各ノードの自己識別パケットを受信し
終えると、次はIEEE1394ローカルバスブリッジ
1が送信する順番となる。ここで、ID変換部53はI
D変換テーブル531において、まず、仮想ポート管理
番号531lのポインタを#00にする。
【0179】次に、ID変換部53はポータルBノード
アクティブフラグ531hがアクティブであるかを調べ
る。アクティブであった場合、ID変換部53は次いで
ポータルB自ノードフラグ531iがアクティブである
かどうか調べる。そして、ID変換部53はポータルB
ルートフラグ531jの状態を調べる。もし、ポータル
Bノードアクティブフラグ531jがアクティブでなけ
れば、ID変換部53は仮想ポート管理番号531lの
ポインタに#1加算し、上記と同様の調査を行う。
【0180】本実施例では、仮想ポート管理番号531
lのポインタが#00の行におけるポータルBノードア
クティブフラグ531hがアクティブである。そこで、
ID変換部53はID変換テーブル531にポータルA
ノードID531cにポータルAの各ノードから受信し
た自己識別パケットの最後のノードID#2に#1加算
したノードID#3を設定する。これは、自己識別パケ
ットのノードIDはIEEE1394規格上、連続した
昇順の番号割当てになることに準じるためである。
【0181】次に、ID変換部53はポータルB自ノー
ドフラグ531iを調べると、アクティブではない。し
たがって、ID変換部53はポータルBの仮想ポートの
自己識別パケットを送信する必要があり、且つそのパケ
ットはIEEE1394ローカルバスブリッジ1の子ノ
ードとして送信する必要があると判断する。さらに、I
D変換部53はポータルBルートフラグ531jの状態
を調べと、アクティブではなく、続く自己識別パケット
があることを認識する。ID変換部53はこれらの確認
が終わると、ID変換テーブル531の情報を基に自己
識別パケットを生成する。図28のノードDの自己識別
パケットの詳細PKT(3) 1631がそれになる。
【0182】PHY ID1632にはID変換テーブ
ル531のポータルAノードID531cの値#3が設
定される。sp1633にはID変換テーブル531の
ポータルB転送性能コード531eの値#0が設定され
る。cビット1634にはID変換テーブル531のポ
ータルBコンテンダフラグ531kの状態#0を設定す
る。p(0) 1635には、まだポータルB自ノードフラ
グ531iがアクティブになったことがないため、子ノ
ードとして#10を設定する。
【0183】ノードD9−4に対応した自己識別パケッ
トの生成が終了すると、ID変換部53は自己識別パケ
ットをポータルAへ送信する。図27のノードDの識別
パケット(ID#3)1505がそれにあたる。先ほど
のポータルBルートフラグ531jがまだアクティブと
なっていないため、次の自己識別パケットの送信準備に
入る。
【0184】まず、ID変換部53は仮想ポート管理番
号531lのポインタを#1加算し、#01とする。こ
の行におけるポータルBノードアクティブフラグ531
hはアクティブである。そこで、ID変換部53はID
変換テーブル531にポータルAノードID531cに
先ほど割り当てたノードIDの番号#3に#1加算した
ノードID#4を設定する。
【0185】次に、ID変換部53はポータルB自ノー
ドフラグ531iを調べると、アクティブである。した
がって、IEEE1394ローカルバスブリッジ1はこ
れに続いて自己識別パケットを送信する必要があると判
断する。ID変換部53はID変換テーブル531の情
報を基に自己識別パケットを生成する。図29のブリッ
ジ識別パケットの詳細PKT(4) 1641、PKT(5)
1642、PKT(6)1643がそれになる。
【0186】PHY ID1644にはID変換テーブ
ル531のポータルAノードID531cの値#4が設
定される。p(0) 1645、p(1) 1646、p(2) 1
647には、IEEE1394ローカルバスブリッジ1
より小さいノードと接続されているため、子ノードとし
て扱う。したがって、#11が設定される。p(3) 16
48、p(4) 1649には、IEEE1394ローカル
バスブリッジ1より大きいノードIDと接続されている
ため、親ノードとして扱い、#10が設定される。p
(5) 〜p(10) 1650及びp(11)〜p(15)1651に
はノードの割当てが無いため、未接続とし、#01を設
定する。自ノードに対応した自己識別パケットの生成が
終了すると、ID変換部53は自己識別パケットをポー
タルAへ送信する。図27のブリッジ識別パケットID
#1(1/3)1505、ブリッジ識別パケットID#
1(2/3)1506、ブリッジ識別パケットID#1
(3/3)1507がそれにあたる。
【0187】ID変換部53はポータルBルートフラグ
531jがまだアクティブとなっていないため、次の自
己識別パケットの送信準備に入る。ID変換部53は仮
想ポート管理番号531lのポインタを#1加算して#
02とする。この行におけるポータルBノードアクティ
ブフラグ531hはアクティブである。そこで、ID変
換部53はID変換テーブル531にポータルAノード
ID531cに先ほど割当てたノードIDの番号#4に
#1加算したノードID#5を設定する。
【0188】次に、ID変換部53はポータルB自ノー
ドフラグ531iがすでに送信済みであり、ポータルB
の仮想ポートの自己識別パケットを送信する必要があ
り、且つそのパケットがIEEE1394ローカルバス
ブリッジ1の親ノードとして送信する必要があると判断
する。ID変換部53はこれらの確認が終わると、ID
変換テーブル531の情報を基に自己識別パケットを生
成する。図29のノードFの自己識別パケットの詳細P
KT(7) 1661がそれになる。
【0189】PHY ID1662にはID変換テーブ
ル531のポータルAノードID531cの値#5が設
定される。sp1663にはID変換テーブル531の
ポータルB転送性能コード531eの値#1が設定され
る。cビット1664にはID変換テーブル531のポ
ータルBコンテンダフラグ531kの状態#0を設定す
る。p(0) 1665にはすでにポータルB自ノードフラ
グ531iがアクティブになった後であるため、親ノー
ドとして#11を設定する。ノードF9−6に対応した
自己識別パケットの生成が終了すると、ID変換部53
は自己識別パケットをポータルAへ送信する。図27の
ノードFの識別パケット(ID#5)1509がそれに
あたる。ID変換部53はポータルBルートフラグ53
1jがまだアクティブとなっていないため、次の自己識
別パケットの送信準備に入る。
【0190】ID変換部53は仮想ポート管理番号53
1lのポインタを#1加算し、#03とする。この行に
おけるポータルBノードアクティブフラグ531hはア
クティブである。そこで、ID変換部53はID変換テ
ーブル531に、ポータルAノードID531cに先ほ
ど割当てたノードIDの番号#5に#1加算したノード
ID#6を設定する。
【0191】次に、ID変換部53はポータルB自ノー
ドフラグ531iがすでに送信済みであり、ポータルB
の仮想ポートの自己識別パケットを送信する必要があ
り、且つそのパケットがIEEE1394ローカルバス
ブリッジ1の親ノードとして送信する必要があると判断
する。ID変換部53はこれらの確認が終わると、ID
変換テーブル531の情報を基に自己識別パケットを生
成する。図29のノードEの自己識別パケットの詳細P
KT(8) 1671がそれになる。
【0192】PHY ID1672にはID変換テーブ
ル531のポータルAノードID531cの値#6が設
定される。sp1673にはID変換テーブル531の
ポータルB転送性能コード531eの値#2が設定され
る。cビット1674にはID変換テーブル531のポ
ータルBコンテンダフラグ531kの状態#1を設定す
る。p(0) 1675にはすでにポータルB自ノードフラ
グ531iがアクティブになった後であるため、親ノー
ドとして#11を設定する。ノードE9−5に対応した
自己識別パケットの生成が終了すると、ID変換部53
は自己識別パケットをポータルAへ送信する。図27の
ノードEの識別パケット(ID#6)1510がそれに
あたる。ID変換部53はポータルBルートフラグ53
1jがアクティブとなっているため、これで自己識別パ
ケットの送信がすべて完了したと判断し、次の送信準備
に入らない。
【0193】その後、規定時間が経過し、サブアクショ
ンギャップが発生すると、ステート(Subactio
n Gap)1511がPHYから通知され、自己識別
フェーズが終了する。これら一連のポータルAの自己識
別フェーズによって、ポータルBの情報がポータルAに
伝えられる。
【0194】図30においては、ポータルAからみたト
ポロジイメージを示しており、ノードA9−1のノード
IDは#1となり、ノードB9−2のノードIDは#0
となり、ノードC9−3のノードIDは#2となる。次
いで、ノードD9−4がIEEE1394ローカルバス
ブリッジ1のP(2) 13に繋がっており、そのノードI
Dは#3となり、IEEE1394ローカルバスブリッ
ジ1のノードIDは#4となる。
【0195】ノードF9−6はIEEE1394ローカ
ルバスブリッジ1のP(3) 14に繋がっており、そのノ
ードIDは#5となり、ノードE9−5はIEEE13
94ローカルバスブリッジ1のP(4) 15に繋がってお
り、そのノードIDは#6でルートとなる。その他の仮
想ポートには何も繋がっていないように見せかけてい
る。このようにして、ポータルBのトポロジをポータル
Aへ伝達する自己識別フェーズが完了する。
【0196】続いて、IEEE1394ローカルバスブ
リッジ1はポータルA側のバス上から登録ノードの検出
する。動作は上述した動作と同様となるので、その説明
を省略する。ID変換部53に検出したノードA9−1
のノードID番号#2と転送性能コードとを通知する。
【0197】これら一連の動作でID変換テーブル53
1の構築が完了し、通常のID変換が可能となる。ここ
で、ポータルAから見たノードIDとポータルBから見
たノードIDの状態を整理すると、図31に示すように
なる。
【0198】ポータルAのトポロジはノードIDの低い
順から、ノードB9−2、ノードA9−1、ノードC9
−3、ノードD9−4、IEEE1394ローカルバス
ブリッジ1、ノードF9−6、ノードE9−5となる。
これらのノードは登録ノードA9−1からすべてアクセ
スが可能である。
【0199】次いで、ポータルBのトポロジはノードI
Dの低い順から、ノードD9−4、IEEE1394ロ
ーカルバスブリッジ1、ノードF9−6、ノードE9−
5となる。IEEE1394ローカルバスブリッジ1は
登録ノードA9−1に成りすますので、実際のポータル
Bのトポロジは、ノードIDの低い順から、ノードD9
−4、ノードA9−1、ノードF9−6、ノードE9−
5と見える。すなわち、登録ノードA9−1が所属する
ローカルバスに所属するノードB9−2、ノードC9−
3はポータルBから完全に隠すことができる。
【0200】次に、ID変換動作について図25と図3
1とを用いて説明する。図31において、ノードA9−
1からノードE9−5へのパケット転送が発生したとす
る。ポータルAから見たノードE9−5のノードIDは
#6である。したがって、ノードA9−1からは、転送
元ノードIDを#1、転送先ノードIDを#6、として
パケットを送信することになる。
【0201】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
はそのパケットを受取ると、まず、図25に示すID変
換テーブル531を参照し、転送元ノードIDを検査す
る。ノードIDが#1であることから、ノードA9−1
からのパケットであり、ポータルBへ転送許可されてい
るノードであることを認識する。もしここで、ノードA
9−1以外のノードからのパケットであった場合、ポー
タルBへの転送は行わない。
【0202】次に、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1は転送先ノードIDを検査する。IEEE139
4ローカルバスブリッジ1はID変換テーブル531の
ポータルAノードID531cを参照すると、ノードI
D#6を見つけ、ポータルBのノードであることがわか
る。もしここで、ポータルBのノードでなければ、ポー
タルBへの転送は行わない。
【0203】続いて、IEEE1394ローカルバスブ
リッジ1はポータルBノードアクティブフラグ531h
を検査し、アクティブであることを認識する。もしここ
で、ポータルBノードアクティブフラグ531hが立っ
ていない場合、IEEE1394ローカルバスブリッジ
1はポータルBのトポロジに変更が発生していて、かつ
ポータルAへその情報を通知していない状態であったと
判断し、ポータルAへバスリセットを発行し、ポータル
BのトポロジをポータルAへ通知することになる。IE
EE1394ローカルバスブリッジ1はこれら検査を終
了し、ポータルBへ転送すべきパケットであることを認
識すると、ID変換を開始する。
【0204】ID変換は次の手順で行う。ID変換部5
3は図25に示すID変換テーブル531のポータルA
ノードID531cの#6の行のポータルBノードID
531dを検索し、ノードID#3を認識する。また、
ID変換部53はポータルBノード転送性能コード53
1eから、S400の転送が可能であることを認識す
る。ID変換部53はこれらの情報から、転送元ノード
IDをポータルBにおけるIEEE1394ローカルバ
スブリッジ1のノードIDである#1に変換する。ID
変換部53は転送先ノードIDをポータルBのノードE
9−5のノードIDである#3に変換する。IEEE1
394ローカルバスブリッジ1は変換が完了すると、ポ
ータルBへパケットを転送し、さらにS200であった
パケットをS400にして、転送を開始する。
【0205】次に、図31においてノードE9−5から
ノードA9−1へのパケット転送が発生したとする。ポ
ータルBから見たノードA9−1のノードIDはIEE
E1394ローカルバスブリッジ1のノードIDであ
り、#1である。したがって、ノードE9−5からは、
転送元ノードIDを#3、転送先ノードIDを#1、と
してパケットを送信することになる。IEEE1394
ローカルバスブリッジ1はそのパケットが自分へのパケ
ットであり、それはポータルAへのパケット転送を意味
することを認識する。もしここで、自ノード宛以外への
パケットであった場合、ポータルAへの転送は行わな
い。
【0206】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
はこれら検査を終了し、ポータルAへ転送すべきパケッ
トであることを認識すると、ID変換を開始する。ID
変換は次の手順で行う。ID変換部53は図25に示す
ID変換テーブル531のポータルBノードID531
dの#3の行のポータルAノードID531cを検索
し、ノードID#6を認識する。また、ID変換部53
はポータルAノード転送性能コード531bから、S2
00の転送が可能であることを認識する。ID変換部5
3はこれらの情報から、転送元ノードIDをポータルA
におけるノードE9−5のノードIDである#6に変換
する。転送先ノードIDはポータルAのノードA9−1
のノードIDである#1に変換する。IEEE1394
ローカルバスブリッジ1は変換が完了すると、ポータル
Aへパケットを転送し、さらにS400であったパケッ
トをS200にして、転送を開始する。
【0207】ポータルBでノードが抜かれた、または追
加された、ルートノードの変更等、さまざまな要因によ
ってバスリセットが発生することがある。バスリセット
が発生すると、ポータルBのトポロジが変更され、ポー
タルAへ通知する必要があるが、不用意にすべてのバス
リセットを通知すると、ポータルAの転送効率が下がる
ため、IEEE1394ローカルバスブリッジ1は最低
限のバスリセットのみを通知させることによって、ポー
タルAの転送効率を向上させることができる。以下、ポ
ータルBのバスリセットをポータルAに通知する条件を
列記する。
【0208】1つ目はIEEE1394ローカルバスブ
リッジ1を設計する際、ポータルAからポータルBへの
LOCKトランザクションにおいて、IEEE1394
ローカルバスブリッジ1に代替させる機能を持たせた場
合、IEEE1394ローカルバスブリッジ1が代替動
作を行わないLOCKトランザクションが発生した後、
またはIEEE1394ローカルバスブリッジ1に代替
させる機能を持たせなかった場合で、LOCKトランザ
クションが発生した後のポータルBのバスリセット発生
した場合、ポータルAとポータルBとの不整合が生じる
ことになる。この場合、ポータルAへバスリセットを発
生させ、再度、自発的にLOCKトランザクション発行
を促し、整合をとる。
【0209】2つ目はIEEE1394ローカルバスブ
リッジ1を設計する際、ポータルAへのIsochro
nousパケットを転送させないことができる機能を持
たせることによって、ポータルAの転送効率を上げるこ
とができる。この機能を有効/無効にすることができる
機能を持たせた場合、ポータルAのアプリケーションに
よってバスリセットを期待している場合がある。したが
って、Isochronousパケット転送の有効/無
効を切替える際には、そのことをアプリケーションへ知
らせるためにバスリセットを発生させる。
【0210】3つ目はポータルBにおいて新たなノード
が追加された場合、ポータルAへバスリセットを発生さ
せ、ノードの追加があったことを伝える必要がある。4
つ目はポータルBのルートノードが変更となった場合、
リソースの取り直しが必要となる。そのため、ポータル
Aへバスリセットを通知する必要がある。
【0211】これらバスリセットをポータルAへ伝える
べき項目を列挙したが、要は、ポータルAとポータルB
とにおいて、IEEE1394ローカルバスブリッジ1
にて吸収できない事態が発生した場合には、バスリセッ
トにて整合を取ることになる。さて、ポータルBからノ
ードが抜かれた場合についてであるが、この場合、ポー
タルAにバスリセットを発行することで、トポロジを伝
えることも考えられるが、IEEE1394ローカルバ
スブリッジ1ではID変換テーブル531にて吸収する
ことで、ポータルAへバスリセットを発生させず、ポー
タルAの転送効率を向上させることができる。
【0212】図32は本発明の一実施例においてノード
Dが抜かれた時の接続を示す図であり、図33は本発明
の一実施例においてノードDが抜かれた時のID変換テ
ーブルの構成を示す図である。これら図32及び図33
を参照して上記の方法について説明する。
【0213】図32は図31の構成からノードD9−4
が抜かれた状態を示す。図31の状態からノードD9−
4が抜かれると、ポータルBにてバスリセットが発生す
る。IEEE1394ローカルバスブリッジ1はバスリ
セットが発生したことを受け、ID変換テーブル531
のポータルBノードアクティブフラグ531hをクリア
させる。ポータルBではバスリセットが発生したため、
自己識別プロセスが開始され、各ノード間で自己識別が
なされる。図32ではノードE9−5、ノードF9−
6、IEEE1394ローカルバスブリッジ1間でそれ
が行われる。
【0214】自己識別プロセスが終了すると、IEEE
1394ローカルバスブリッジ1はID変換テーブル5
31の再構築を行うため、各ノードからコンフィグレー
ションROMのノード識別子の取得を開始する。コンフ
ィグレーションROMのノード識別子の取得は、ポータ
ルBのノードIDの若い順から開始する。仮に、今回の
バスリセットで、ノードIDの若い順をIEEE139
4ローカルバスブリッジ1、ノードF9−6、ノードE
9−5の順だったとする。IEEE1394ローカルバ
スブリッジ1は、まずノードID#0を調べる。このノ
ードは自ノードであるため、図33のポータルB自ノー
ドフラグ531iがセットされている行、すなわち仮想
ポート管理番号531lのポインタ#01のポータルB
ノードアクティブフラグ531hをセットする。
【0215】次に、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1はノードID#1について調べ、ノードID#1
のコンフィグレーションROMのノード識別子の取得を
行った結果と、ポータルBノード管理番号531dとを
比較し、一致するところがあるか調べる。その結果、ノ
ードID#1は従来より存在していたノードF9−6で
あり、仮想ポート管理番号531lのポインタ#02と
一致する。IEEE1394ローカルバスブリッジ1は
一致した行のポータルBノードアクティブフラグ531
hをセットするとともに、ポータルBノードID531
f、ポータルBノード転送性能コード531eを更新す
る。
【0216】次に、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1はノードID#2について調べ、ノードID#2
のコンフィグレーションROMのノード識別子の取得を
行った結果と、ポータルBノード管理番号531dとを
比較し、一致するところがあるか調べる。その結果、ノ
ードID#2は従来より存在していたノードE9−5で
あり、仮想ポート管理番号531lのポインタ#03と
一致する。IEEE1394ローカルバスブリッジ1は
一致した行のポータルBノードアクティブフラグ531
hをセットするとともに、ポータルBノードID531
f、ポータルBノード転送性能コード531eを更新す
る。
【0217】また、このノードが最上位ノード、すなわ
ちルートノードであるので、IEEE1394ローカル
バスブリッジ1はこのノードがバスリセット前のルート
ノードと一致するかどうか調べる。もし、ルートノード
が変更されていたならば、IEEE1394ローカルバ
スブリッジ1はポータルAへバスリセットを発行するこ
とになる。しかしながら、本例では、ルートノードは変
わらなかったので、これでID変換テーブル531の更
新を終える。その結果、図33に示すように、ID変換
テーブル531が更新される。
【0218】ここで、注意すべき点はポータルAノード
IDを変更しないことである。ポータルAとの関連付け
はポータルBノード管理番号531dを使って管理して
いるので、ポータルBノードIDがどのように変更して
も、不整合を生じることは無い。一点あるとすれば、ポ
ータルAのノードA9−1がノードD9−4が抜かれた
ことに気が付いていないということになる。もし、ノー
ドA9−1がノードD9−4へアクセスした場合、ポー
タルAへバスリセットを発生させ、ノードD9−4が抜
かれたことを通知すれば不整合を生じさせなく済む。ま
た、ノードD9−4が抜かれてから、一度もアクセスさ
れること無く、ノードD9−4が再度、接続された場
合、上述した手順によって、ID変換テーブル531が
更新されるが、ルートの変更が無い限り、ポータルAへ
はバスリセットを通知する必要はない。
【0219】ポータルAでバスリセットが発生した場
合、基本的にはポータルBへバスリセットを通知する必
要は無い。但し、ポータルAの登録ノードのコンフィグ
ROMの内容が変更されている等、登録ノード状態をポ
ータルBへ伝える場合にのみ、ポータルBへバスリセッ
トを発行する必要がある。
【0220】ポータルAに接続されている登録ノードが
ポータルB側に対するパケットはIEEE1394ロー
カルバスブリッジ1で受信され、IEEE1394ロー
カルバスブリッジ1が認識パケット(ペンディング)を
返信する。IEEE1394ローカルバスブリッジ1は
受信したパケットをポータルB用のIDに返還した後
に、ポータルBに送信する。
【0221】ポータルB側でIEEE1394ローカル
バスブリッジ1が認識パケットを受信した時、ポータル
A側に確認パケットを生成して送信する。ポータルBで
の通信がスプリットトランザクションの場合はさらにポ
ータルBのノードから確認パケットが送信される。IE
EE1394ローカルバスブリッジ1はそれを受信し、
認識パケット(ペンディング)を送信する一方、ポータ
ルA側の登録ノード宛てのパケットにID変換して送信
する。
【0222】登録ノードは確認パケットに対する認識パ
ケットを送信する。IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1はそれを受信し、ポータルB側に確認パケットを
生成して送信する。ポータルAに接続されているノード
からIEEE1394ローカルバスブリッジ1宛てのパ
ケットに対して、CSRのアクセスであればCSR制御
部54にてユニファイドトランザクションで応答する。
それ以外は認識パケット(アドレスエラー)を返送して
通信を終了させる。
【0223】ポータルAの登録ノード以外のノードから
ポータルBのノード宛てのパケットに関してはIEEE
1394ローカルバスブリッジ1が認識パケット(アド
レスエラー)を返送して通信を終了させる。
【0224】ポータルBに接続されているノードからI
EEE1394ローカルバスブリッジ1へのアクセスが
来ると、IEEE1394ローカルバスブリッジ1はそ
のアクセスがCSRへのアクセスであれば、CSR制御
部54にてユニファイドトランザクションで応答し、そ
れ以外に対するアクセスであれば、ひとまずペンディン
グの認識パケットを返し、ポータルAへ転送する。
【0225】その後、ポータルからの認識パケットがビ
ジーとペンディング以外であれば、IEEE1394ロ
ーカルバスブリッジ1はそれに対応した応答パケットを
自動生成し、ポータルBへ送信し、スプリットトランザ
クションを完了させる。
【0226】もし、ポータルAからの認識パケットがビ
ジーであれば、IEEE1394ローカルバスブリッジ
1は再度、同じパケットをポータルAへ送信し、ペンデ
ィングであればポータルAからの応答パケットにゆだ
ね、ポータルBへ応答パケットを送信しない。また、パ
ケットの転送方法については、ポータルAからポータル
Bに関しても、上記と同等である。
【0227】ここで、サイクルスタートパケットについ
て説明する。上述したように、IEEE1394ローカ
ルバスブリッジ1はポータルAでは確実にルートノード
になるが、ポータルBではバスリセットの度にルートノ
ードになったり、ならなかったりする。IEEE139
4ローカルバスブリッジ1はポータルBでルートノード
の時と、そうでない時とで違った動きをする。
【0228】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
はポータルBでルートノードになった時に、サイクルス
タートのタイミングで、先ずポータルBにサイクルスタ
ートパケットを送信し、一定時間後、ポータルAにサイ
クルスタートパケットを送信する。また、IEEE13
94ローカルバスブリッジ1はポータルBでルートノー
ドにならなかった時に、ポータルBでサイクルスタート
パケットを受信したら、受信が完了した時点でポータル
Aにサイクルスタートパケットを送信開始する。このよ
うにして、ポータルAとポータルBとのサイクルスター
トタイミングのずれは、ポータルBでルートノードにな
ってもならなくても同等となる。
【0229】IEEE1394ローカルバスブリッジ1
周辺のバスでは上述のタイミングでサイクルスタートパ
ケットが流れるので、ポータルBからポータルAへのI
sochronousパケットの転送は、受信と同時に
送信することによって実現される。しかしながら、ポー
タルAからポータルBに転送する際には、ポータルAで
Isochronousパケットを受信した時点で、ポ
ータルBではサブアクションギャップを検出している可
能性があるので、1サイクル分のIsochronou
sパケットをFIFOにためておき、次のサイクルスタ
ートパケットを待ってから送信を開始する。
【0230】現在、殆どのIEEE1394機器はP1
394.1で規定されているブリッジに対応することが
できない。このP1394.1規格はIEEE1394
−1995やIEEE1394a−2000において具
体的な規定がなく、これらの規格に準拠した機器が、B
US IDがローカルバスを示していないパケットを受
信しても反応することができないからである。
【0231】しかしながら、本発明のIEEE1394
ローカルバスブリッジを間に挟むことによって、ポータ
ルBからポータルAへパケットを転送する際、送信先を
示すPHY IDの中のBUS IDをローカルバスに
変換して転送するので、ブリッジに対応することができ
ない機器もブリッジとの接続が可能になる。
【0232】本発明の他の実施例として、その基本的構
成は上記の通りであるが、ポータルBにてリピータがあ
った場合についてさらに工夫している。通常、リピータ
はノードIDが割当てられるが、機能は単にケーブルの
延長と捕らえることができる。すなわち、IEEE13
94ローカルバスブリッジにおいて、ポータルAへ伝え
る必要がない。そこで、ポータルBにおいて、リピータ
が存在した場合について説明する。
【0233】図34は本発明の他の実施例におけるリピ
ータ有りの場合の接続を示す図であり、図35は本発明
の他の実施例におけるリピータ有りのノードIDを示す
図であり、図36は本発明の他の実施例におけるリピー
タ有りの時のバスリセットを発行してから自己識別フェ
ーズの終了までの流れを示す図である。
【0234】また、図37及び図38は本発明の他の一
実施例におけるリピータ有りの時のバスリセット発行時
の各ノードの自己識別パケットの詳細な構成を示す図で
あり、図39は本発明の他の実施例におけるリピータ有
りの時のポータルAから見た接続を示す図である。これ
ら図34〜図39を参照して本発明の他の実施例につい
て説明する。
【0235】図34に示すように、例えばノードE9−
5がリピータだとすると、上述したように、IEEE1
394ローカルバスブリッジ1はポータルAのトポロジ
を確認し、続いてポータルBのトポロジを確認し、最後
にポータルBのトポロジをポータルAへ伝える。これら
一連の基本的な動作は変わらない。違いは、ポータルB
のトポロジを確認する際にリピータの存在を認識するこ
とと、ポータルBのトポロジをポータルAへ伝える際、
リピータの存在を伝えないことにある。
【0236】リピータであるかどうかは自己識別パケッ
トのLビットを調べることで認識することができる。リ
ピータの場合、このビットがインアクティブとなってい
る。IEEE1394ローカルバスブリッジ1はポータ
ルBのトポロジを調べる際、この自己識別パケットのL
ビットも調査する。もし、このビットがインアクティブ
であったならば、ID変換テーブル531にも登録しな
い。
【0237】実際のトポロジは、図35に示されるよう
に、ポータルBではノードE9−5についてもノードI
D#2が割当てられる。しかしながら、ノードE9−5
はリピータであるので、ポータルBのトポロジをポータ
ルAへ伝える場合、図36〜図38に示すように、自己
識別パケットを送信することになる。
【0238】図36は横軸が時間で、バスリセットが発
生してから、自己識別フェーズの終了までを表してい
る。図37及び図38はノードBの自己識別パケットの
詳細PKT(0) 1801、ノードAの自己識別パケット
の詳細PKT(1) 1811、ノードCの自己識別パケッ
トの詳細PKT(2) 1821、ノードDの自己識別パケ
ットの詳細PKT(3) 1831、ノードFの自己識別パ
ケットの詳細PKT(4)1841、IEEE1394ロ
ーカルバスの自己識別パケットの詳細PKT(5)185
1、PKT(6) 1852、PKT(7) 1853を示すも
のである。
【0239】まず、IEEE1394ローカルバスブリ
ッジ1はポータルAにバスリセットを発行する。バスリ
セットが発生すると、ポータルAの自己識別フェーズが
開始される。この動作は上述した基本的な動作と同じで
ある。ポータルAのローカルバス上でバスリセットが発
生すると、PHYからバスリセット開始を知らせるステ
ート(Bus Reset)1701が通知され、ポー
タルA内でのトポロジの構築がなさる。
【0240】次いで,ポータルAの自己識別フェーズが
開始される。自己識別パケットは図36に示すとおり、
ノードBの自己識別パケット(ID#0)1702、ノ
ードAの自己識別パケット(ID#1)1703、ノー
ドCの自己識別パケット(ID#2)1704というよ
うに順次、自己識別パケットが送信される。
【0241】ポータルAの各ノードの自己識別パケット
を受信し終えると、次はIEEE1394ローカルバス
ブリッジ1がノードDの自己識別パケット(ID#3)
1705、ノードFの自己識別パケット(ID#4)1
706、次いで自己の自己識別パケットID#5(1/
3)1707、自己の自己識別パケットID#5(2/
3)1708、自己の自己識別パケットID#5(3/
3)1709を送信する。
【0242】図37及び図38にその詳細な構成を示
す。ここで注意すべきは、ノードE9−5の自己識別パ
ケットを送信しないことにある。その後、規定時間が経
過し、サブアクションギャップが発生すると、ステート
(Subaction Gap)1710がPHYから
通知され、自己識別フェーズが終了する。これら一連の
ポータルAの自己識別フェーズによって、ポータルBの
情報がポータルAに伝えられる。
【0243】図39はポータルAから見たトポロジイメ
ージを示している。図39において、ノードA9−1の
ノードIDは#1となり、ノードB9−2のノードID
は#0、ノードC9−3のノードIDは#2となる。次
いで、ノードD9−4がIEEE1394ローカルバス
ブリッジ1のP(2) 13に繋がっており、そのノードI
Dは#3となり、ノードF9−6はIEEE1394ロ
ーカルバスブリッジ1のP(3) 14に繋がっており、そ
のノードIDは#4、IEEE1394ローカルバスブ
リッジ1のノードIDは#5となる。
【0244】ノードE9−5は存在せず、その他の仮想
ポートには何も繋がっていないように見せかけている。
このようにしてポータルBのトポロジをポータルAへ伝
達することによって、ポータルAではポータルB上のリ
ピータの存在をなくし、ポータルBのノードIDを効率
的に使うことが可能である。
【0245】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明のローカルバスブリッジは専用PHY等のハ
ードウェア特有の部分を除いて、ハードウェア、ファー
ムウェアのどちらでも実現が可能である。
【0246】また、本発明のローカルバスブリッジはI
EEE1394のシステムだけによらず、同様のシリア
ルバスネットワークを形成するシステムにおいても実現
可能である。尚、本発明は上記の各実施例に限定され
ず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施例を適
宜変更可能であるは明らかである。
【0247】このように、本発明では、IEEE139
4ローカルバスブリッジ1を使用することによって、B
US IDを変えることなく、バスを分割し、各バスに
接続されているノードにおいてバスが分割されているこ
とを意識することなく、互いに認識することができる。
【0248】また、本発明では、IEEE1394ロー
カルバスブリッジ1が一方のバスに対して他方のノード
に接続されている特定のノードとして振舞うことによっ
て、その他のノードを隠し、その特定のノードが同じバ
スに接続されているノードを占有することができる。
【0249】さらに、本発明では、IEEE1394ロ
ーカルバスブリッジ1がバスリセットを分割し、バスリ
セットが起きたローカルバスに対して自動的に他方のロ
ーカルバスに接続されたノード情報を提示することによ
って、双方のバスの利用効率の低下を避けることができ
る。
【0250】さらにまた、本発明では、片方のローカル
バス内で閉ざされたパケットを他方のローカルバスへ通
さないことによって、双方のバスの利用効率を向上させ
ることができる。
【0251】
【発明の効果】以上説明したように本発明のローカルバ
スブリッジは、各々複数のノードが接続された第1及び
第2のローカルバスを接続するローカルバスブリッジで
あって、予め設定された特定ノードが接続された第1の
ローカルバスに第2のローカルバスの接続情報を通知
し、第2のローカルバスに特定ノードの情報のみを提示
することによって、IEEE1394バスに接続される
ノードを特定のノードが確実に占有可能な環境を得るこ
とができるという効果が得られる。
【0252】また、本発明の他のローカルバスブリッジ
は、各々複数のノードが接続された第1及び第2のロー
カルバスを接続するローカルバスブリッジであって、予
め設定された特定ノードが接続された第1のローカルバ
スに第2のローカルバスの接続情報を通知し、第2のロ
ーカルバスに特定ノードの情報のみを提示することによ
って、バスを分割しても双方のバスに接続されているノ
ード同士が互いに存在を認識可能な環境を得ることがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるローカルバスブリッジ
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の内部ポータルの構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図1の外部ポータルの構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図1の制御部の構成を示すブロック図である。
【図5】図4のID変換テーブルの構成を示す図であ
る。
【図6】本発明の一実施例で用いる仮想16ポートPH
Yのイメージ図である。
【図7】本発明の一実施例によるローカルバスブリッジ
の自ノードの自己識別パケットの詳細な構成を示す図で
ある。
【図8】本発明の一実施例によるポータルBの各ノード
の自己識別パケットの詳細な構成を示す図である。
【図9】本発明の一実施例によるローカルバスブリッジ
全体の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施例によるローカルバスブリッ
ジ全体の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施例によるローカルバスブリッ
ジ全体の動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施例における登録モード時の接
続形態を示す図である。
【図13】本発明の一実施例における登録モード時にポ
ータルAへの最初のバスリセットを発行してから自己識
別フェーズの終了までの流れを示す図である。
【図14】(a),(b)は本発明の一実施例における
登録モード時にポータルAへの最初のバスリセット発行
時の各ノードの自己識別パケットの詳細な構成を示す図
である。
【図15】本発明の一実施例における登録モード時にポ
ータルAの最初の自己識別フェーズの終了時の16ポー
トPHYの接続状態を示す図である。
【図16】本発明の一実施例におけるリードリクエスト
パケットの詳細な構成を示す図である。
【図17】本発明の一実施例における応答パケットの詳
細な構成を示す図である。
【図18】本発明の一実施例における通常モード時の接
続形態を示す図である。
【図19】本発明の一実施例における通常モード時にポ
ータルAへの最初のバスリセットを発行してから自己識
別フェーズの終了までの流れを示す図である。
【図20】(a)〜(d)は本発明の一実施例における
通常モード時にポータルAへの最初のバスリセット発行
時の各ノードの自己識別パケットの詳細な構成を示す図
である。
【図21】本発明の一実施例における通常モード時にポ
ータルAの最初の自己識別フェーズの終了時の接続状態
を示す図である。
【図22】本発明の一実施例における登録ノードの情報
が反映された状態のID変換テーブルの構成を示す図で
ある。
【図23】本発明の一実施例における通常モード時にポ
ータルBへの最初のバスリセットを発行してから自己識
別フェーズの終了までの流れを示す図である。
【図24】本発明の一実施例におけるポータルBの自己
識別フェーズによって構築されたID変換テーブルの構
成を示す図である。
【図25】本発明の一実施例におけるポータルBのノー
ド管理番号の取得時のID変換テーブルの構成を示す図
である。
【図26】本発明の一実施例における通常モード時にポ
ータルA及びポータルBのID変換テーブル情報がそろ
った状態を示す図である。
【図27】本発明の一実施例における通常モード時にポ
ータルAへの2回目のバスリセットを発行してから自己
識別フェーズの終了までの流れを示す図である。
【図28】(a)〜(d)は本発明の一実施例における
通常モード時にポータルAの2回目のバスリセット発行
時の各ノードの自己識別パケットの詳細な構成を示す図
である。
【図29】(a)〜(c)は本発明の一実施例における
通常モード時にポータルAの2回目のバスリセット発行
時の各ノードの自己識別パケットの詳細な構成を示す図
である。
【図30】本発明の一実施例におけるID変換テーブル
の構築が完了時のポータルAから見たイメージを示す図
である。
【図31】本発明の一実施例におけるID変換テーブル
の構築が完了時のノードIDの状態を示す図である。
【図32】本発明の一実施例においてノードDが抜かれ
た時の接続を示す図である。
【図33】本発明の一実施例においてノードDが抜かれ
た時のID変換テーブルの構成を示す図である。
【図34】本発明の他の実施例におけるリピータ有りの
場合の接続を示す図である。
【図35】本発明の他の実施例におけるリピータ有りの
ノードIDを示す図である。
【図36】本発明の他の実施例におけるリピータ有りの
時のバスリセットを発行してから自己識別フェーズの終
了までの流れを示す図である。
【図37】(a)〜(d)は本発明の他の一実施例にお
けるリピータ有りの時のバスリセット発行時の各ノード
の自己識別パケットの詳細な構成を示す図である。
【図38】(a),(b)は本発明の他の一実施例にお
けるリピータ有りの時のバスリセット発行時の各ノード
の自己識別パケットの詳細な構成を示す図である。
【図39】本発明の他の実施例におけるリピータ有りの
時のポータルAから見た接続を示す図である。
【図40】IEEE1394バスを用いて構築されたネ
ットワークの一例を示す図である。
【図41】IEEE1394のアドレスマップを示す図
である。
【図42】内容が会社識別子のみの最小フォーマット形
式のコンフィグレーションROMの内容を示す図であ
る。
【図43】一般フォーマット形式のコンフィグレーショ
ンROMの内容を示す図である。
【図44】IEEE1394のシステム構成の一例を示
す図である。
【図45】Isochronousサブアクション及び
Asynchronousサブアクションが行われてい
るIEEE1394バスの一例を示す図である。
【図46】ユニファイドトランザクションのデータの流
れを示す図である。
【図47】スプリットトランザクションのデータの流れ
を示す図である。
【符号の説明】
1 IEEE1394ローカルバスブリッジ 2 LINK機能 3 内部ポータル 4 外部ポータル 5 制御部 6 専用PHY機能 7 標準PHY機能 8 ROM 9,9−1〜9−6 ノード 31,41 パケット受信制御部 32,42 パケット送信制御部 51 サイクルスタートパケット制御部 52 トランザクション制御部 53 ID変換部 54 CSR制御部 101,104 ローカルバス 102,103 PHY−LINKインタフェース 111,112 内部バス 311,411 パケット受信部 312,413 Asynchronousパケット受
信制御部 313,414 Isochronousパケット受信
制御部 321,421 パケット送信部 322,422 サイクルスタートパケット送信制御部 323,423 Asynchronousパケット送
信制御部 324,424 Isochronousパケット送信
制御部 412 サイクルスタートパケット受信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹下 徹也 東京都港区芝浦三丁目18番21号 日本電気 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 5K033 AA09 DA05 DA11 DB16 DB18 EC04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルバスを分割して構築されかつ各
    々複数のノードが接続された第1及び第2のローカルバ
    スを接続するローカルバスブリッジであって、予め設定
    された特定ノードが接続された前記第1のローカルバス
    に前記第2のローカルバスの接続情報を通知する手段
    と、前記第2のローカルバスに前記特定ノードの情報の
    みを提示する手段とを有することを特徴とするローカル
    バスブリッジ。
  2. 【請求項2】 前記第1のローカルバスにおいて確実に
    ルートになることを特徴とする請求項1記載のローカル
    バスブリッジ。
  3. 【請求項3】 前記第1のローカルバスに接続されたノ
    ードと前記第2のローカルバスに接続されたノードとの
    間のデータ転送を相互に可能とするためにID変換を行
    う手段を含むことを特徴とする請求項1または請求項2
    記載のローカルバスブリッジ。
  4. 【請求項4】 前記ID変換は、前記第1及び第2のロ
    ーカルバス各々のトポロジを解析し、前記第1及び第2
    のローカルバス各々に接続されたノード各々の識別情報
    を管理することを特徴とする請求項3記載のローカルバ
    スブリッジ。
  5. 【請求項5】 前記特定ノードの情報と前記第2のロー
    カルバスに接続されたノード各々の情報とを管理するI
    D変換テーブルを含み、前記ID変換テーブルを用いて
    前記特定のノードと前記第2のローカルバスに接続され
    たノード各々とのデータ転送を可能とすることを特徴と
    する請求項3または請求項4記載のローカルバスブリッ
    ジ。
  6. 【請求項6】 前記ID変換テーブルは、前記特定ノー
    ド及び前記第2のローカルバスに接続されたノード各々
    に固有の認識番号を用いて管理することを特徴とする請
    求項5記載のローカルバスブリッジ。
  7. 【請求項7】 前記固有の認識番号は、node ve
    ndor ID及びchip IDであることを特徴と
    する請求項6記載のローカルバスブリッジ。
  8. 【請求項8】 前記ID変換テーブルは、前記特定ノー
    ド及び前記第2のローカルバスに接続されたノード各々
    の転送性能を管理し、前記特定ノードと前記第2のロー
    カルバスに接続されたノード各々とのパケット転送時の
    転送速度を適性にすることを特徴とする請求項5から請
    求項7のいずれか記載のローカルバスブリッジ。
  9. 【請求項9】 前記ID変換は、ネットワークを初期化
    するためのバスリセットによる前記第1及び第2のロー
    カルバス各々におけるトポロジの変化を前記ID変換テ
    ーブルにて吸収し、整合性を維持することを特徴とする
    請求項5から請求項8のいずれか記載のローカルバスブ
    リッジ。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2のローカルバス各々
    における前記ID変換テーブルで吸収できない不整合が
    発生した時にバスリセットを発行してトポロジの再構築
    を行うことを特徴とする請求項5から請求項9のいずれ
    か記載のローカルバスブリッジ。
  11. 【請求項11】 前記第2のローカルバスに接続された
    ノード各々から前記特定ノードへのアクセスに対して当
    該特定ノードに代行して動作することを特徴とする請求
    項1から請求項10のいずれか記載のローカルバスブリ
    ッジ。
  12. 【請求項12】 前記第2のローカルバスのトポロジを
    仮想ポートに割当てて当該トポロジを形成し、そのトポ
    ロジを前記第1のローカルバスに伝達することを特徴と
    する請求項1から請求項11のいずれか記載のローカル
    バスブリッジ。
  13. 【請求項13】 前記第2のローカルバスのトポロジを
    前記第1のローカルバスに伝達する際に自己識別パケッ
    トを生成して送信することを特徴とする請求項1から請
    求項12のいずれか記載のローカルバスブリッジ。
  14. 【請求項14】 前記第2のローカルバスにおけるリピ
    ータの情報を排除したトポロジを前記第1のローカルバ
    スに伝達することを特徴とする請求項1から請求項12
    のいずれか記載のローカルバスブリッジ。
  15. 【請求項15】 前記ローカルバスは、IEEE139
    4ローカルバスであることを特徴とする請求項1から請
    求項14のいずれか記載のローカルバスブリッジ。
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