JP2003288474A - 資産管理装置、資産管理方法、および資産管理委託契約方法 - Google Patents

資産管理装置、資産管理方法、および資産管理委託契約方法

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JP2003288474A
JP2003288474A JP2002089774A JP2002089774A JP2003288474A JP 2003288474 A JP2003288474 A JP 2003288474A JP 2002089774 A JP2002089774 A JP 2002089774A JP 2002089774 A JP2002089774 A JP 2002089774A JP 2003288474 A JP2003288474 A JP 2003288474A
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Makoto Kubo
良 久保
Masami Iwai
雅美 岩井
Yasuhiro Kano
泰宏 加納
Hiroyuki Inubushi
裕之 犬伏
Mariko Nishimura
眞理子 西村
Yasushi Uchida
恭嗣 内田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】電力生産設備等の資産設備の運用管理やそのサ
ポートのために利用される資産管理装置で、短期的利益
と中長期的利益が相反しない運用成果を評価し、効率よ
く資産設備を運用すること。 【解決手段】資産管理対象設備の過去cから将来nに渡
る評価期間c〜k〜nを設定すると共に、この評価期間
における過去の損益実績値と将来の損益予測値、及び評
価期間前後の当該設備の固定資産価値とから、過去の利
益Pi’の和(i=c〜k−1)+将来予測利益Piの
和(i=k〜n)+評価期間前後の固定資産価値の差
(Vn−Vc)から構成される設定評価期間の経営評価
係数Xを算出し、これに基づく経営評価を行うことで、
購入価格が高く、納入期間が長く、寿命が長いといった
特徴の資産設備でも、当該設備の特性を反映した長期的
な利益を目的とする経営指針を決定して運用管理するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種産業で使用さ
れたり一般消費者に提供されたりする素材、製品、エネ
ルギー等を生産する生産設備等の資産の運用管理やその
サポートのために利用される資産管理装置、資産管理方
法、および資産管理委託契約方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図14は発電設備などの資産を資産所有
者により運用するための従来の資産運用モデルを示す図
である。
【0003】資産所有者1は、設備2の生産物を販売す
ることにより利益を得る。
【0004】そのために資産所有者1は、製品を製造す
るための生産設備2等への投資、設備2の運転(3)、
メンテナンス(4)、予備品の管理(5)、工事、原料
・燃料の調達(6)、保険(6)、需要予測(7)、運
転計画(1)、生産物の販売(6)、納税等の行政対応
(7)、地域・コミュニティーとの関係調整等を、それ
ぞれ資産所有者1自身、運転担当者3、メンテナンス管
理者4、予備品管理者5、市場・取引相手の情報機器
6、官公庁・企業7、人材管理者8を通して行う必要が
ある。
【0005】したがって、当該資産の運営・管理を行う
ためには、資産所有者1は、以上の各々に関して知識・
経験・ノウハウを持った人材を雇用(8)する必要があ
る。同図において、設備2の運転担当者3、人材管理者
8、メンテナンス管理者4、予備品管理者5の各々と、
資産所有者(管理者)1とを結ぶ破線は、以上の雇用関
係を示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】近年、IT技術の進歩
に伴う経済活動の変化や地域間でボーダーレスになるこ
とによる地域内での経済状況の変化が急激になってきた
ことを受けて、企業の変化もそれにあわせて俊敏に行わ
れる必要が叫ばれている。そして、この様な変化に俊敏
に対応するために保有資産を軽減ことが一般化してきて
いる。昨今、生産設備を持たずに開発設計、販売のみを
手がけて生産活動を外部委託するファブレス企業や、生
産材である航空機をリースで調達し運用する航空会社な
どは、いずれも保有資産減らしの例であると言える。
【0007】しかしながら、生産に必要な規模が大き
く、またその設備が他への転用が難しい産業において
は、生産設備そのものを外部に依存することは難しく、
資産を自ら保有せざるを得ない状況にある。この様な産
業においては、生産設備そのものを圧縮することは難し
く、他の方法で保有資産や固定費を圧縮することが必要
である。
【0008】このような産業としては、鉄鋼や化学品製
造業や電力、ガス供給等の巨大装置産業が典型的な例で
あり、その設備投資額は巨額となることが一般的であ
り、それ故に設備の効率的な運用が製品製造価格を低減
するのに不可欠である。
【0009】一方、最近の企業経営においては保有設備
の圧縮に加えて企業内の人的リソースの削減・適正化が
大きな課題であるが、製品の品質、納期を適正に保った
まま人的リソースを削減することは容易でない。
【0010】このような背景下で近年、設備の運用その
ものを外部委託することが始まっている。つまり、設備
のオーナ(所有者)は、外部企業または個人に対し自ら
の設備を使用して製品の製造を委託し、人的リソースや
それに関わる設備を最小化して広い意味での資産の圧縮
を図っている。
【0011】設備のオーナは、委託費用を請負企業に支
払うが、その支払い額は運用成果に応じて変わる契約と
なることも少なくない。すなわち、運用成果に応じて対
価を支払うことで請負企業側の改善モチベーションとす
ることを意図している。
【0012】しかしながら、運用委託を受けた請負企業
が運用成果を上げるために、オーナ所有物である設備を
必要以上に酷使したり、必要な保守を怠ったりして目先
の利益を追求することも考えられる。つまり、被運用委
託側(請負企業)が追求する短期的利益と運用委託側で
あるオーナ(所有者)が追求する中長期的利益とが相反
し、結果として前述の改善モチベーションがうまく機能
しないという課題があった。
【0013】本発明は、前記のような問題に鑑みてなさ
れたもので、短期的利益と中長期的利益が相反しない運
用成果を評価し、効率よく資産設備を運用することが可
能になる資産管理装置、資産管理方法、および資産管理
委託契約方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係る
資産管理装置は、管理対象設備を含む資産の運用及び管
理により得られた過去の損益の実績値を取得する損益実
績取得手段と、前記管理対象設備を含む資産の運用及び
管理により得られる将来の損益の予測値を取得する損益
予測取得手段と、前記管理対象設備を含む資産の固定資
産価値を取得する資産価値取得手段と、前記損益実績取
得手段により取得された過去の損益および前記損益予測
取得手段により取得された将来の損益ならびに前記資産
価値取得手段により取得された固定資産価値に基づき、
過去から将来に渡る一定期間の経営評価値を算出する評
価値算出手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】このような、本発明に係る資産管理装置で
は、損益実績取得手段によって管理対象設備を含む資産
の運用及び管理により得られた過去の損益の実績値が取
得され、損益予測取得手段によって同資産の運用及び管
理により得られる将来の損益の予測値が取得され、さら
に、資産価値取得手段によって当該資産の固定資産価値
が取得され、これにより取得された過去の損益および将
来の損益ならびに固定資産価値に基づき、評価値算出手
段によって過去から将来に渡る一定期間の経営評価値が
算出されるので、中長期的利益をも視野に入れて経営評
価できることになる。
【0016】また、本発明に係る資産管理委託契約方法
は、前記資産管理装置を用いて、資産所有者が資産管理
者に当該資産の管理を委託することを特徴とする。
【0017】このような、本発明に係る資産管理委託契
約方法では、資産管理装置を用いて、資産所有者が資産
管理者に当該資産の管理を委託することで、資産管理装
置によって中長期的利益をも視野に入れた経営評価が行
えるので、資産所有者が追求する中長期的利益と資産管
理者が追求する短期的利益とが相反しない資産運用が行
えることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0019】図1は、本発明の実施形態に係る資産管理
装置11を用いた設備資産運用システムの全体構成を示
すブロック図である。
【0020】本発明の資産管理装置による資産管理の対
象となる設備資産としては、発電機およびその付帯設
備、薬品や工業製品等の製造装置、水処理装置等さまざ
まな産業の生産設備が挙げられるが、本実施形態では、
発電設備を資産とした場合について説明する。
【0021】[資産管理装置の構成]資産管理装置11
は、資産運用の評価処理を行うサーバ装置12を中心に
その評価結果を表示出力する複数のクライアント1〜n
にそれぞれ対応したクライアント装置131〜13nを
備え、サーバ装置12のデータ入力部14には、発電設
備20の運転管理システム21、人材管理システム2
2、メンテナンスシステム23、諸管理システム24、
官公庁・企業サーバ25、市場・取引相手情報機器26
から各種のデータが入力され、また、サーバ装置12の
データ出力部15からは、各クライアント装置131〜
13n、運転管理システム21、メンテナンスシステム
23、市場・取引相手情報機器26に対して各種のデー
タが出力される。
【0022】資産管理装置11は、資産評価処理を行う
ためのサーバ装置12内において、前記データ入力部1
4とデータ出力部15との間にデータ処理部16を有
し、このデータ処理部16は、前記データ入力部14に
より入力したデータを基に資産評価処理を行う。
【0023】このサーバ装置12での資産評価処理に基
づく評価結果を表示するためのクライアント装置131
〜13nは、サーバ装置12からの評価結果データを入
力するデータ入力部17とそのデータを出力するデータ
出力部18、およびデータ表示装置19とから構成され
る。このクライアント装置131〜13nのデータ表示
装置19としては、CRTディスプレイ19a、プリン
タ19bなどがある。
【0024】なお、クライアント装置131〜13n
は、外部のコンピュータ端末であっても良い。外部のコ
ンピュータ端末を各クライアント装置131〜13nと
して使用可能とすることにより、通信ネットワークへの
接続手段がある場所であれば、どこからでも当該資産管
理装置11による資産評価処理及びその評価結果データ
を利用することができる。
【0025】[入出力データの概要]当該資産管理装置1
1のデータ入力部14へ入力される各種のデータとして
は、資産データA、外部データB、取引データCがあ
る。
【0026】資産データAは、当該電力設備資産の資産
所有者が所有する資産に関するデータであり、運転管理
システム21から送信される運転データd1、人材管理
システム22から送信される人材データd2、メンテナ
ンスシステム23から送信されるメンテナンスデータd
3、および諸管理システム24から送信される諸(予備
品)管理データd4から構成される。
【0027】外部データBは、官公庁・企業サーバ25
によって送信されるもので、政府が発行する法人企業統
計等の経済予測に関するデータ、税制等の行政が発行す
るデータ、気象情報、地域・コミュニティー情報等が挙
げられる。
【0028】取引データCは、市場取引により決定され
るデータであり、生産物取引情報、原料取引情報、燃料
取引情報、地球温暖化ガスや環境汚染物質の排出権の取
引情報、保険情報、銀行取引等が、それぞれ対応する市
場・取引相手の情報機器26から送信され当該資産管理
装置11のサーバ装置12に入力される。
【0029】なお、本実施形態において、前記資産管理
装置11のサーバ装置12に入力される各種のデータ
は、そのそれぞれのデータを管理するシステム(21,
22,23,24)あるいは市場および取引相手のサー
バ等の情報機器(25,26)からインターネットのよ
うな有線あるいは無線の公衆回線あるいは専用回線を通
じて自動入力あるいは手入力される。入力データが書籍
等の刊行物で与えられる場合は、手入力であれば、ネッ
トワークを介在しない状態、すなわちスタンドアローン
での入力となる。
【0030】図2は前記資産管理装置11のサーバ装置
12に資産データAとして入力される運転データd1の
構成を示す図である。
【0031】図3は前記資産管理装置11のサーバ装置
12に資産データAとして入力されるメンテナンスデー
タd3及び人材データd2の構成を示す図である。
【0032】図4は前記資産管理装置11のサーバ装置
12に入力される取引データC及び外部データB及び資
産データAとしての諸管理データd4それぞれの構成を
示す図である。
【0033】資産データAのうち、運転データd1は、
運転管理システム21による電力設備20に対する運転
操作情報及びそのフィードバック情報に基づき、例えば
図2に示すような発電電力量の時間推移データとして入
力される。
【0034】人材データd2は、人材管理システム22
による当該資産設備全体の作業者を対象とする人材管理
情報に基づき入力されるもので、例えば図3(B)に示
すように、各人の時間あたりの単価、勤務時間、および
単価×勤務時間により算出される人件費から構成され
る。
【0035】メンテナンスデータd3は、メンテナンス
システム23により管理されて入力されるもので、例え
ば図3(A)に示すように、発電設備20を構成する各
機器の名称とメンテナンス時の費用および発電効率係数
を対応付けて構成され、発電効率係数は当該機器を交換
した場合における従来の発電効率からの偏差を示す。例
えば、電磁弁Aを交換したときの費用は2万円であり、
発電効率が従来の1.02倍になることを示している。
【0036】取引データCは、例えば図4(A)に示す
ように、発電気(電力)の売却取引や燃料の購入取引な
どに基づき、そのそれぞれの市場・取引相手の情報機器
(サーバなど)26から入力されるもので、過去から将
来に渡るその時々の単位あたりの発電気(電力)売却価
格、燃料の価格、および地球温暖化ガスや環境汚染物質
の排出権価格等から構成される。
【0037】外部データBは、各対応する官公庁・企業
のサーバ25から入力されるもので、例えば図4(B)
に示すように、過去から将来に渡るその時々の天候、気
温、湿度の実測値及び予報値から構成される。
【0038】そして、資産管理装置11のサーバ装置1
2は、前記運転管理システム21、人材管理システム2
2、メンテナンスシステム23、諸管理システム24か
ら入力される資産データA、及び官公庁・企業サーバ2
5から入力される外部データB、市場・取引相手の情報
機器26から入力される取引データCに基づき、過去か
ら将来に渡る後述の経営評価係数Xを計算出力し、最適
な経営評価係数Xに応じた発電設備20の運転計画情報
を運転管理システム21に、運転計画の実行に要する商
取引指令を市場・取引相手の情報機器26に、同運転計
画の実行に要するメンテナンス計画情報をメンテナンス
システム23に送信する。
【0039】次に、前記構成の設備資産運用システムに
おける資産管理装置の動作について説明する。
【0040】図5は前記資産管理装置11のサーバ装置
12において実行されるデータ処理を示すフローチャー
トである。
【0041】まず、前記資産管理装置11のサーバ装置
12において実行されるデータ処理の概略について説明
する。
【0042】はじめにサーバ装置12のデータ入力部1
4において、資産データA、外部データB、および取引
データCの入力処理が実行される(ステップS1)。
【0043】すると、サーバ装置11のデータ処理部1
6において、後述にその詳細を説明する経営評価係数X
が計算される(ステップS2)。
【0044】この経営評価係数Xの計算結果データは、
データ出力部15から各クライアント装置13…に出力
され、当該各クライアント装置13…のデータ入力部1
7からデータ出力部18を経て、ディスプレイ19aや
プリンタ19b等の出力装置19に出力される(ステッ
プS3)。
【0045】経営評価係数Xは、経営評価の対象となる
資産設備の評価を行う期間や予測値などの条件を変える
ことにより変化する。資産設備の管理者は、様々な条件
に基づく入力データ(A,B,C)に応じて計算させた
それぞれの評価係数Xを比較検討して当該資産設備の運
用経営に最も適切な結果データ、つまり資産評価係数X
に基づく資産設備の運用方針決定する(ステップS
4)。そして、選択決定された経営評価係数Xが得られ
る各入力データ(A,B,C)の条件に基づき、発電設
備20の運転計画情報が運転管理システム21に出力さ
れる(ステップS5a)と共に、当該運転計画の実行に
必要な燃料の調達、発電気(電力)の売却などといった
商取引指令が、市場・取引相手の情報機器(サーバ)2
6へ出力される(ステップS5b)。また、同運転計画
の実行に必要なメンテナンス計画情報が、メンテナンス
システム23へ出力される(ステップS5c)。
【0046】この場合、市場・取引相手の情報機器(サ
ーバ)26に対する商取引指令は、電話,文書あるいは
インターネットのような有線あるいは無線の公衆回線あ
るいは専用回線を介して直接通知される。
【0047】また、当該資産管理装置11への入力デー
タ(A,B,C)に基づき計算され選択決定された経営
評価係数Xに基づく発電設備20の運転計画情報は、人
手,文書,あるいはインターネットのような有線あるい
は無線の公衆回線あるいは専用回線を通じて運転管理シ
ステム21へ出力され、この運転管理システム21から
操作制御信号として、発電設備20の運転に反映され
る。なお、運転管理システム21がない場合には、人手
により発電設備20の運転操作に反映される。
【0048】[データ処理部16(経営評価方法)]次
に、サーバ装置12のデータ入力部14において入力さ
れた各種データ(A,B,C)を用いて、データ処理部
16において経営評価係数Xを計算する処理について詳
細に説明する。
【0049】従来の経営評価は、該当会計期利益(過去
の利益の和)を計算することによりを行っていた。本発
明の実施形態における経営評価では、従来からある「過
去の利益の和」に加えて、「将来予測利益の和」および
「評価期間前後の固定資産価値の変化」の三点をパラメ
ータとした経営評価係数Xを計算することにより行うも
のである。
【0050】図6は前記資産管理装置11におけるサー
バ装置12のデータ処理部16において求められる経営
評価係数Xの構成を示す図である。
【0051】資産管理装置11のサーバ装置12により
計算される経営評価係数Xは、図6に示すように、設定
評価期間における「過去の利益の和」と、「将来予測利
益の和」と、「評価期間前後の固定資産価値の差」とに
より構成される。
【0052】(評価対象期間の設定:ステップS2a)
はじめに経営評価の対象となる期間を設定する。起算時
期としては設備導入といった過去のある時期あるいは現
在を設定する。評価の終了時期としては設備寿命あるい
は経営計画のマイルストーンといった未来のある時期を
設定する。
【0053】この評価期間は、会計期毎等の短い間隔で
その都度新規に設定しても良いし、常に同一の期間を対
象として設定しても良い。また、複数の期間を設定して
各々の評価結果を加重平均する方法もある。したがっ
て、この評価期間は、時間毎、日毎、月毎、会計期毎と
いった単位期間に分解される。
【0054】図7は前記資産管理装置11による経営評
価係数Xの計算処理に伴い初期設定される資産設備の経
営評価期間における利益の推移をグラフにして示す図で
ある。
【0055】評価期間は、時間毎、日毎、月毎、会計期
毎といった単位期間iに分解され、起算期はc、当期を
k、最終期をnで示す。
【0056】(過去の利益の和の計算:ステップS2
b)第1のパラメータである過去の利益の和は、図7に
示すように、Pc’,Pc+1’,Pc+2’,…,Pk-1’の和で
あり、次式1で表される。
【0057】
【数1】
【0058】ここで、Pi’は、単位期間iの利益を示
し、次式2で表される。
【0059】
【数2】
【0060】ここで、Si’は、単位期間iの売上、B
i’は単位期間iの発電コストを示す。
【0061】したがって、過去の利益Pi’の和は、売
上Si’の和と発電コストBi’の和の差であり、次式3
で表される。
【0062】
【数3】
【0063】売上Si’は、電力単価Mi’と発電量W
i’から、次式4により求められる。
【0064】
【数4】
【0065】電力単価Mi’は、取引データCにて入力
されており、図4(A)に示すように、(k−c)時間
においては、20000円/MWとなっている。発電量
Wi’は、運転データd1の起動カーブから算出でき、
図2に示すように、500(MW)×(k−c)(時間)
=500(k−c)MWとなる。
【0066】したがって、売上Si’の和は10000000
(k−c)円となる。
【0067】図8は前記資産管理装置11により管理さ
れる発電資産設備による電力売却売上とこの売上に占め
る発電コストの構成を示す図であり、同図(A)は将来
予測売上Sとその予測発電コストBを示す図、同図
(B)は現在売上S’とその発電コストB’の構成を示
す図である。
【0068】発電コストBi’は、図8に示すように、
燃料費、排出権費、メンテナンス費、人件費、および諸
経費から構成される。
【0069】燃料費は、燃料使用量と燃料単価をかける
ことにより算出される。燃料使用量は、運転データd1
(図2参照)の燃料使用量カーブにて、また燃料単価
は、取引データ(図4(A)参照)にて入力されてお
り、この例では燃料単価が1000円/リットル、燃料
使用量は100(リットル)であり、これにより燃料費
は、1000円×100(リットル)×(k−c)(時
間)=100000(k−c)円となる。
【0070】排出権費は、温暖化ガス・汚染物質の排出
量と排出権単価をかけることにより算出される。温暖化
ガス・汚染物質の排出量は、運転データd1(図2参
照)の排出量カーブにて、排出権単価は、取引データ
(図4(A)参照)にて入力されており、この例では排
出権単価が500円/リットル、温暖化ガス・汚染物質
の排出量が1(リットル)であり、これにより排出権費
は、500円×1(リットル)×(k−c)(時間)=50
0(k−c)円となる。
【0071】メンテナンス費は、メンテナンスデータd
3(図3(A)参照)から算出される。この例では、
(k−c)時間においては、電磁弁A、流量計Bが交換
されている。電磁弁Aのメンテナンス費用は20000円で
あり、流量計Bのメンテナンス費用は50000円である。
したがって、メンテナンス費用は70000円となる。
【0072】人件費は、人員毎の単価×作業時間から算
出される。人員毎の単価は、人材データd2(図3
(B)参照)により入力され、作業時間は、運転データ
d1(図2参照)の作業者リストにより入力される。こ
の例では、(k−c)時間においては、オペレータA、
オペレータBおよび監督者Aの3人が作業にあたり、各
人員の単価は、5000円、6000円、10000円である。した
がって、人件費は、21000(k−c)円となる。
【0073】諸経費は、諸管理データd4(図4(C)
参照)により入力され、この例では、(k−c)時間に
おいては、1000円/時間であることから、1000(k
−c)円となる。
【0074】以上により、発電コストBi’の和は、燃
料費、排出権費、メンテナンス費、人件費、および諸経
費を合計して、70000+122500(k−c)円となる。そし
て、売上Si’は10000000(k−c)円であることか
ら、9877500(k−c)-70000円が過去の利益の和とな
る。
【0075】(将来予測利益の和の計算:ステップS2
c)経営評価係数Xを求めるための、第2のパラメータ
である将来予測利益の和は、図7に示すように、Pk,P
k+1,Pk+2,…,Pnの和であり、次式5で表される。
【0076】
【数5】
【0077】ここで、Piは単位期間iの予測利益で、
図8(A)に示すような将来予測売上Sの構成および次
式6で表される。
【0078】
【数6】
【0079】ここで、Siは予測売上、Biは予測発電
コストを示す。予測売上Siは次式7で表される。
【0080】
【数7】
【0081】ここで、Wiは発電量、Miは単位発電量
当たりの販売価格である。また、Wiは次式8で表され
る。
【0082】
【数8】
【0083】ここで、Aiは設備の稼働率、φiは生産
効率、Gは単位燃料当たり理論上期待される発電量、F
iは原料の量を示す。例えば本実施形態において説明す
る発電設備20において電力を生産する場合には、Ai
は発電プラントの稼働率、φiは発電プラントの発電効
率、Gは単位燃料量当たりの発熱量、Fiは燃料量を示
す。
【0084】予測発電量Wiを求める前記式8におい
て、GおよびFiはプラント毎に固有の値である。
【0085】予測発電量Wiは、気象情報と過去の運転
データから、需要を予測することにより算出する。気象
情報は、外部データB(図4(B)参照)として入力さ
れる将来予測の天候、気温、湿度のデータを使用する。
また、過去の運転データd1(図2参照)から当該将来
予測期間と同じ季節の発電量Wi’を求め、予測されて
いる天候、気温、湿度のデータとの偏差をこの過去同季
節の発電量Wi’に加味して予測発電量Wiを算出す
る。なお、需要予測には、外部データBとして得られる
季節関連のデータ以外にも、電力需要に影響を与えるイ
ベントや企業のミクロの財務分析、日本企業全体や製造
業等で大分類したマクロの財務分析などを加味してもよ
い。また、電力需要を予測する電力需要予測装置(図示
せず)の算出結果を用いてもよい。
【0086】発電効率φiは、年々低下していくのが一
般的であるが、オーバホールや改良などのメンテナンス
によりアップする場合もある。発電効率φiの実績値
は、図3(A)に示すようなメンテナンスデータd3か
ら得ることができる。この発電効率実績値に基づいて、
プラントの起動・停止回数、部分負荷運転、過負荷運
転、局所の温度・圧力・ひずみといった運転データd1
を取得し、またメンテナンスデータd3として得られる
運転記録や毎日繰り返される保守作業や定期点検等のメ
ンテナンス記録および実績値の外挿等の影響との関連か
ら、発電効率φiの予想曲線を作成する。なお、同型や
類似型の発電設備20の実績値に基づいて発電効率φi
の予想曲線を作成する方法もある。
【0087】図9は前記資産管理装置11の管理対象と
なる資産設備全般の過去から将来に渡る固定資産評価V
の変化曲線(効率変化曲線に比例)を示す図である。
【0088】この固定資産評価Vの変化曲線(効率変化
曲線に比例)では、時間(c+1)及び(c+2)にお
いて電磁弁Aの交換と流量計Bの交換というメンテナン
ス(図3(A)参照)を実施したため、その各メンテナ
ンス時点において発電効率が「1.02」アップし、こ
れに伴い資産評価もアップしている。
【0089】このような固定資産評価Vの変化曲線(効
率変化曲線に比例)に基づいた将来予想曲線から、発電
効率φiの予測値が求められ、前記式8に基づき発電設
備20の稼働率予測値Aiが算出される。そして、この
算出された稼働率予測値Aiから、図2に示すような発
電プラント20の予測起動カーブをはじめとする予測運
転データが得られる。
【0090】この予測運転データから過去の利益の和の
計算(ステップS2b)において発電コストBi’を計
算した手順と同様に、燃料費、人件費、排出権費、諸経
費、メンテナンス費を算出する。それぞれの将来の単価
については、現在の単価に経済成長の予測率をもりこん
で算出する。
【0091】以上の手順により発電コスト予測値Biが
算出され、前記式5〜式7に従い将来予測利益の和が計
算される。
【0092】(固定資産価値の計算:ステップS2d)
第3のパラメータである評価期間前後の固定資産価値の
変化Vは、評価開始時の固定資産価値をVc、評価期間
終了時の固定資産をVnとすると次式9で表される。
【0093】V=Vn−Vc …式9 一方、固定資産価値Vcは、発電設備が発電可能な発電
量Wと固定資産評価係数tから算出される。
【0094】したがって、発電設備の寿命をm時とする
と、c時の固定資産価値は次式10で表される。
【0095】
【数9】
【0096】発電量Wiや寿命mは、前記図9で示した
ように、メンテナンスを行うことで変化する。
【0097】同図に示す固定資産評価Vの変化曲線(効
率変化曲線に比例)において、c+1時、c+2時に設
備の改修(メンテナンス)を行い、発電効率がアップ
し、寿命mが延びたことにより、資産価値Viが一時的
にアップしている。
【0098】(経営評価係数Xの計算:ステップS2
e)以上の「過去利益Pi’の和」と「将来予測利益P
iの和」と「評価期間前後の固定資産価値Vn−Vc」
の三つのパラメータを用いて経営評価を行うために、以
下のような経営評価係数X(図6参照)を導入する。
【0099】ここで、Xは、、の関数であるか
ら、X(P’,P,Vn−Vc)の形で表され、代表的
には次式11の形態となる。
【0100】
【数10】
【0101】そして、次式12に示すように、「過去利
益Pi’の和」「将来予測利益Piの和」「評価期間前
後の固定資産価値Vn−Vc」である右辺の各項にそれ
ぞれ係数「α」「β」「γ」をかけると、経営者(資産
所有者あるいは資産管理者)の方針に従って各パラメー
タの重み付けが行える。
【0102】
【数11】
【0103】例えば、経営者が短期利益を重視する場合
には、上式12においてαパラメータを大きくとり、長
期利益を重視する場合には上式12においてβ、γのパ
ラメータを大きくとることにより経営の方針が反映でき
る。
【0104】当期kの利益を重視する場合には、Xを次
式13ように定義し、δを大きく取ってやることで経営
の方針を反映できる。
【0105】
【数12】
【0106】以上のように与えられる経営評価係数Xを
最大化することにより、最適な経営指針が得られる。
【0107】そして、経営者(資産所有者あるいは資産
管理者)の方針に従った各パラメータの重み付けに応じ
て経営評価係数Xが計算されたときの予測利益(Pi=
Si−Bi(式6))から予測売上Siの目標値が得ら
れ、この予測売上Siの計算式(Si=MiWi(式
7))から得られる発電量Wiを目標値とした場合の運
転実績データ(d1)に基づいて、発電設備20を目標
に合わせて運転操作するための運転計画情報が生成され
運転管理システム21へ出力される。
【0108】これと共に、前記運転計画情報に基づいた
発電設備20の運転に連動させて、生産物である発電気
を市場へ売却したり、燃料を調達したりするための商取
引指令が、各対応する市場・取引相手の情報機器(サー
バ)26へ出力される。
【0109】なお、前記経営指針に応じて重み付けされ
た経営評価係数Xに基づき各予測値を目標値として生成
された運転計画情報は、該当評価期間における単位期間
あたりの生産物の量(発電量)として得られ、例えば図
10に示すような発電設備運転計画のグラフあるいは表
として出力される。
【0110】図10は前記資産管理装置11による過去
から将来の設定評価期間での経営評価係数Xに基づき生
成された運転計画データをグラフにして示す図である。
【0111】ここで、経営者(資産所有者あるいは資産
管理者)の指針に従った各重み付けパラメータα,β,
γ,δを経営評価係数Xの算出に伴い設定操作すること
で、当該重みの設定に応じて異なる経営評価係数Xが算
出され、この経営評価係数Xに基づく各予測値を目標値
として生成された運転計画情報も当該重み付けパラメー
タの設定に応じて変化する。このため、図10で示した
ような運転計画データも、前記経営指針の重み付けに応
じてそのカーブが変化する。
【0112】したがって、経営者(資産所有者あるいは
資産管理者)は、自身の経営指針に応じた経営評価係数
Xに基づく運転計画をビジュアルで確認することがで
き、より最適な資産設備の運用方針を決定することがで
きる。
【0113】ここで、前記経営評価係数Xに対する重み
付けパラメータα,β,γ,δの設定入力に応じて、各
対応する運転計画のビジュアル表示を行い、所望の運転
計画(運用方針)を決定して資産設備(20)の運用管
理を実行する実施手順について説明する。
【0114】図11は前記資産管理装置11におけるデ
ータ入力部14の表示画面に表示出力された経営評価係
数Xのパラメータ設定ボタンを示す図である。
【0115】図12は前記資産管理装置11における経
営評価係数Xの算出に伴い経営指針を決定し運用管理を
行うためのパラメータ設定手順を示す図である。
【0116】すなわち、経営者(資産所有者あるいは資
産管理者)が短期利益を重視する場合、長期利益を重視
する場合、当期利益を重視する場合の何れかに応じて、
図11に示すような経営評価係数Xのパラメータ設定ボ
タンを「過去」「将来」「現在」の目盛りに従い任意の
重み付け位置に移動操作してその各パラメータα,β,
γ,δの値を変更入力することで(ステップA1)、そ
の変更入力の都度、各パラメータα,β,γ,δの設定
値に応じた経営評価係数Xが算出され、これに対応して
表示される運転計画データのグラフ・表が変更表示され
る(ステップA2)。
【0117】例えば過去の利益を重視する場合は、他の
パラメータに比べαの比重を大きくし、同様に現在,将
来の利益を重視するに伴い、δ,βの比重を大きくして
いく。
【0118】そして、希望の経営方針に合致した経営評
価係数Xによる運転計画データが表示されて決定操作さ
れると(ステップA3)、この決定時点での各パラメー
タα,β,γ,δの設定値が記憶される(ステップA
4)。これにより、決定経営方針に従った経営評価係数
Xを目標とする運転計画情報が運転管理システム21へ
出力されると共に、その運転計画情報に基づいた発電設
備20の運転に連動させて、生産物である発電気を市場
へ売却したり、燃料を調達したりするための商取引指令
が、各対応する市場・取引相手の情報機器(サーバ)2
6へ出力され、設備の運用管理に移行される(ステップ
A5)。
【0119】したがって、前記構成の資産管理装置11
によれば、購入価格が高く、納入までの期間が長く、ま
た寿命が長いといった特徴を持つ設備の運転が利益の源
泉である場合でも、単一会計期の利益が経営評価材料の
大きな部分を占めることなく、当該設備の特性を反映し
た長期的な利益を目的とする経営指針を決定して運用管
理することができる。
【0120】また、α,β,γ,δのパラメータを、式
13の条件で変化させ、各条件下でのXに対して、
【数13】 の各値が占める割合を比較することにより、当期kの利
益P
【数14】 といった各評価項目が経営評価係数Xへどの程度貢献
しているかを評価してから、α,β,γ,δのパラメー
タを決定することもできる。
【0121】さらに、α,β,γ,δのパラメータは異
なる評価項目の重み付けであることから、下記のように
相関関係を表し、下式の条件で変化させ、 α+β+γ+δ=1 各条件下でのXに対して、
【数15】 の各値が占める割合を比較することもできる。
【0122】なお、前記実施形態における経営評価係数
Xの算出処理においては、市場・取引相手の情報機器
(サーバ)26から入力される取引データCである発電
気(生産物)・原料・燃料等の売買価格は、何れも時価
の取引価格であるため、景気等の外的要因の影響を内包
するが、この取引データCを平均取引価格として取得
し、実際の取引価格との差あるいは比をとることで、当
該取引価格の外的要因による影響を排除することができ
る。また、市場の取引高を同様に基準として用いること
で、需要に関する外的要因を排除するようにしてもよ
い。
【0123】また、前記実施形態では、資産所有者=資
産管理者の形態として、資産設備の経営評価を行いその
運用方針を決定する場合について説明したが、次の[運
用委託契約]において説明するように、資産所有者が資
産設備の運用および管理を外部の資産管理者へ委託する
契約形態とし、前記同様の資産管理装置11を利用する
構成としてもよい。
【0124】[運用委託契約]図13は本発明の実施形
態に係る資産管理装置11を用いて資産所有者1が外部
の資産管理者10へ資産設備の運用および管理を委託し
た場合の設備資産運用システムの全体構成を示すブロッ
ク図である。
【0125】この場合、資産管理者10が前記実施形態
における資産管理装置11を用いて設備資産の運用・管
理を行うが、この資産管理装置11により経営評価係数
Xを算出しその運用方針を決定する段階において、短期
利益を重視する資産管理者10と長期利益を重視する資
産所有者1との間で当該経営評価係数Xに対する重み付
けパラメータα,β,γ,δの設定入力して所望の運転
計画(運用方針)を決定する。
【0126】これによれば、資産所有者1が外部の資産
管理者10に当該資産設備の運用・管理を委託した場合
でも、中長期的な資産評価が可能となり、資産所有者1
から資産管理者10への報酬に反映することができる。
このため、資産管理者10が追求する短期的利益と運用
委託側である資産所有者1が追求する中長期的利益が相
反することなく、資産設備を有効に運用することができ
る。
【0127】すなわち、当該資産設備は資産所有者1に
帰属し、資産所有者1は当該資産設備のすべてあるいは
一部の運営・管理を外部の資産管理者10に委託する。
【0128】このような委託契約を実施した場合、資産
所有者1と資産管理者10の間で、その資産管理方法に
関して適切な評価方法が必要となる。例えば資産所有者
1が資産管理者10に契約期間中の利益が最大となるよ
うに資産の運営・管理を委託すると、資産管理者10は
設備を過負荷運転して利益を大きくしようとする。この
とき、設備寿命を著しく消費し、本来であれば契約期間
後も期待できた利益を大幅に減少させることになる。
【0129】そこで、前記実施形態の資産管理装置11
による経営評価係数Xの算出に基づき、資産所有者1と
資産管理者10の間でその運用方針を決定することで、
資産所有者1がその本来の目的を反映して、資産の運営
・管理を資産管理者10に委託することが可能となる。
【0130】例えば図7に示すように、資産所有者1と
資産管理者10がA年の資産管理委託契約を結ぶとき、
資産所有者1は契約条件として評価期間Bを指定する。
資産所有者1が資産管理者10に支払う報酬を評価期間
Bに対する経営評価係数Xに基づいて決定すると、資産
管理者10は契約期間Aの利益よりも評価期間Bの利益
を考慮して資産管理を行うようになる。
【0131】ここで、経営評価係数Xに基づく報酬額の
決定処理について説明する。
【0132】まず、あらかじめ経営評価係数Xに関係な
く、資産管理業務に対する対価Qを定める。そして、資
産所有者1と資産管理者10の間で資産管理委託契約が
結ばれる直前の会計期oについて経営評価係数Xoを求
める。このとき、資産管理者10に支払われる会計期k
の報酬Rkを次式14で定義することにより、経営評価
係数Xに基づく報酬額の決定が可能となる。
【0133】
【数16】
【0134】なお、この場合、前記経営評価係数Xoは
単会計期だけでなく複数会計期を基準としてもよい。ま
た、会計期毎にXkが著しく変動するといった特性を持
つ場合には、次式15に示すように、緩和係数λを与え
て経営評価係数Xoに基づく報酬額の決定処理を行うよ
うにしてもよい。
【0135】
【数17】
【0136】なお、本願発明は、前記各実施形態に限定
されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しな
い範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前
記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開
示される複数の構成要件における適宜な組み合わせによ
り種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示
される全構成要件から幾つかの構成要件が削除された
り、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決
しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の
効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、こ
の構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明と
して抽出され得るものである。
【0137】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る資産管理装
置によれば、損益実績取得手段によって管理対象設備を
含む資産の運用及び管理により得られた過去の損益の実
績値が取得され、損益予測取得手段によって同資産の運
用及び管理により得られる将来の損益の予測値が取得さ
れ、さらに、資産価値取得手段によって当該資産の固定
資産価値が取得され、これにより取得された過去の損益
および将来の損益ならびに固定資産価値に基づき、評価
値算出手段によって過去から将来に渡る一定期間の経営
評価値が算出されるので、中長期的利益をも視野に入れ
て経営評価できるようになる。
【0138】また、本発明に係る資産管理委託契約方法
によれば、資産管理装置を用いて、資産所有者が資産管
理者に当該資産の管理を委託することで、資産管理装置
によって中長期的利益をも視野に入れた経営評価が行え
るので、資産所有者が追求する中長期的利益と資産管理
者が追求する短期的利益とが相反しない資産運用が行え
るようになる。
【0139】よって、短期的利益と中長期的利益が相反
しない運用成果を評価し、効率よく資産設備を運用する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る資産管理装置11を用
いた設備資産運用システムの全体構成を示すブロック
図。
【図2】前記資産管理装置11のサーバ装置12に資産
データAとして入力される運転データd1の構成を示す
図。
【図3】前記資産管理装置11のサーバ装置12に資産
データAとして入力されるメンテナンスデータd3及び
人材データd2の構成を示す図。
【図4】前記資産管理装置11のサーバ装置12に入力
される取引データC及び外部データB及び資産データA
としての諸管理データd4それぞれの構成を示す図。
【図5】前記資産管理装置11のサーバ装置12におい
て実行されるデータ処理を示すフローチャート。
【図6】前記資産管理装置11におけるサーバ装置12
のデータ処理部16において求められる経営評価係数X
の構成を示す図。
【図7】前記資産管理装置11による経営評価係数Xの
計算処理に伴い初期設定される資産設備の経営評価期間
における利益の推移をグラフにして示す図。
【図8】前記資産管理装置11により管理される発電資
産設備による電力売却売上とこの売上に占める発電コス
トの構成を示す図であり、同図(A)は将来予測売上S
とその予測発電コストBを示す図、同図(B)は現在売
上S’とその発電コストB’の構成を示す図。
【図9】前記資産管理装置11の管理対象となる資産設
備全般の過去から将来に渡る固定資産評価Vの変化曲線
(効率変化曲線に比例)を示す図。
【図10】前記資産管理装置11による過去から将来の
設定評価期間での経営評価係数Xに基づき生成された運
転計画データをグラフにして示す図。
【図11】前記資産管理装置11におけるデータ入力部
14の表示画面に表示出力された経営評価係数Xのパラ
メータ設定ボタンを示す図。
【図12】前記資産管理装置11における経営評価係数
Xの算出に伴い経営指針を決定し運用管理を行うための
パラメータ設定手順を示す図。
【図13】本発明の実施形態に係る資産管理装置11を
用いて資産所有者1が外部の資産管理者10へ資産設備
の運用および管理を委託した場合の設備資産運用システ
ムの全体構成を示すブロック図。
【図14】発電設備などの資産を資産所有者により運用
するための従来の資産運用モデルを示す図。
【符号の説明】
1 …資産所有者 10 …資産管理者 11 …資産管理装置 12 …サーバ装置 13 …クライアント装置 14 …サーバ・データ入力部 15 …サーバ・データ出力部 16 …サーバ・データ処理部 17 …クライアント・データ入力部 18 …クライアント・データ出力部 19 …データ表示装置 19a…ディスプレイ 19b…プリンタ 20 …発電設備 21 …運転管理システム 22 …人材管理システム 23 …メンテナンスシステム 24 …諸管理システム 25 …官公庁・企業サーバ 26 …市場・取引相手の情報機器(サーバ) A …資産データ B …外部データ C …取引データ d1…運転データ d2…人材データ d3…メンテナンスデータ d4…諸管理データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加納 泰宏 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 犬伏 裕之 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 西村 眞理子 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 内田 恭嗣 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管理対象設備を含む資産の運用及び管理
    により得られた過去の損益の実績値を取得する損益実績
    取得手段と、 前記管理対象設備を含む資産の運用及び管理により得ら
    れる将来の損益の予測値を取得する損益予測取得手段
    と、 前記管理対象設備を含む資産の固定資産価値を取得する
    資産価値取得手段と、 前記損益実績取得手段により取得された過去の損益およ
    び前記損益予測取得手段により取得された将来の損益な
    らびに前記資産価値取得手段により取得された固定資産
    価値に基づき、過去から将来に渡る一定期間の経営評価
    値を算出する評価値算出手段と、を備えたことを特徴と
    する資産管理装置。
  2. 【請求項2】 前記損益実績取得手段は、前記設備によ
    る生産物の売却益とその生産コストの実績値を入力する
    実績値入力手段を備え、この実績値入力手段により入力
    された生産物の売却益から生産コストを減算して過去の
    利益の実績値を取得し、 前記損益予測取得手段は、前記設備の稼働率,生産効率
    に基づく理論上の生産量物生産量と単位生産量あたりの
    生産物販売価格とにより算出される予測売却益から、前
    記理論上の生産物生産量に要する予測生産コストを減算
    して将来の利益の予測値を取得し、 前記資産価値取得手段は、前記設備による生産可能な生
    産物生産量と当該設備の寿命に基づき固定資産価値を取
    得し、 前記評価値算出手段は、過去から将来に渡る任意設定の
    評価対象一定期間における前記過去の利益の実績値と前
    記将来の利益の予測値と前記固定資産価値とを加算して
    経営評価値を算出する、ことを特徴とする請求項1に記
    載の資産管理装置。
  3. 【請求項3】 前記評価値算出手段は、短期利益に基づ
    き経営評価を行う場合と長期利益に基づき経営評価を行
    う場合とで前記過去の利益と将来の利益と固定資産価値
    とのそれぞれに異なる重み付けのパラメータを設定する
    パラメータ設定手段を備えていることを特徴とする請求
    項2に記載の資産管理装置。
  4. 【請求項4】 さらに、 前記評価値算出手段により算出された一定期間の経営評
    価値に基づいて当該一定期間における前記設備の運転デ
    ータを表示する運転データ表示手段を備えたことを特徴
    とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の資産
    管理装置。
  5. 【請求項5】 前記運転データ表示手段は、前記評価値
    算出手段により算出された一定期間の経営評価値に含ま
    れる過去の利益と将来の利益とに基づき逆算される前記
    設備の生産物生産量を目標値とする運転実績データを用
    いて当該設備の運転データを表示する、ことを特徴とす
    る請求項4に記載の資産管理装置。
  6. 【請求項6】 管理対象設備を含む資産の運用及び管理
    により得られた過去の損益の実績値を取得する損益実績
    取得ステップと、 前記管理対象設備を含む資産の運用及び管理により得ら
    れる将来の損益の予測値を取得する損益予測取得ステッ
    プと、 前記管理対象設備を含む資産の固定資産価値を取得する
    資産価値取得ステップと、 前記損益実績取得ステップにて取得された過去の損益お
    よび前記損益予測取得ステップにて取得された将来の損
    益ならびに前記資産価値取得ステップにて取得された固
    定資産価値に基づき、過去から将来に渡る一定期間の経
    営評価値を算出する評価値算出ステップと、からなるこ
    とを特徴とする資産管理方法。
  7. 【請求項7】 前記損益実績取得ステップでは、前記設
    備による生産物の売却益とその生産コストの実績値を入
    力する実績値入力ステップを備え、この実績値入力ステ
    ップにて入力された生産物の売却益から生産コストを減
    算して過去の利益の実績値を取得し、 前記損益予測取得ステップでは、前記設備の稼働率,生
    産効率に基づく理論上の生産量物生産量と単位生産量あ
    たりの生産物販売価格とにより算出される予測売却益か
    ら、前記理論上の生産物生産量に要する予測生産コスト
    を減算して将来の利益の予測値を取得し、 前記資産価値取得ステップでは、前記設備による生産可
    能な生産物生産量と当該設備の寿命に基づき固定資産価
    値を取得し、 前記評価値算出ステップでは、過去から将来に渡る任意
    設定の評価対象一定期間における前記過去の利益の実績
    値と前記将来の利益の予測値と前記固定資産価値とを加
    算して経営評価値を算出する、ことを特徴とする請求項
    6に記載の資産管理方法。
  8. 【請求項8】 前記評価値算出ステップは、短期利益に
    基づき経営評価を行う場合と長期利益に基づき経営評価
    を行う場合とで前記過去の利益と将来の利益と固定資産
    価値とのそれぞれに異なる重み付けのパラメータを設定
    するパラメータ設定ステップを備えていることを特徴と
    する請求項7に記載の資産管理方法。
  9. 【請求項9】 さらに、 前記評価値算出ステップにて算出された一定期間の経営
    評価値に基づいて当該一定期間における前記設備の運転
    データを表示する運転データ表示ステップを備えたこと
    を特徴とする請求項6乃至請求項8の何れか1項に記載
    の資産管理方法。
  10. 【請求項10】 前記運転データ表示ステップでは、前
    記評価値算出ステップにて算出された一定期間の経営評
    価値に含まれる過去の利益と将来の利益とに基づき逆算
    される前記設備の生産物生産量を目標値とする運転実績
    データを用いて当該設備の運転データを表示する、こと
    を特徴とする請求項9に記載の資産管理方法。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項5の何れか1項に
    記載の資産管理装置を用いて、資産所有者が資産管理者
    に当該資産の管理を委託することを特徴とする資産管理
    委託契約方法。
  12. 【請求項12】 前記資産管理装置の評価値算出手段に
    より算出された経営評価値に基づいて前記資産管理者の
    報酬を決定する報酬決定ステップを備えたことを特徴と
    する請求項11に記載の資産管理委託契約方法。
  13. 【請求項13】 請求項6乃至請求項10の何れか1項
    に記載の資産管理方法を用いて、資産所有者が資産管理
    者に当該資産の管理を委託することを特徴とする資産管
    理委託契約方法。
  14. 【請求項14】 前記資産管理方法の評価値算出ステッ
    プにて算出された経営評価値に基づいて前記資産管理者
    の報酬を決定する報酬決定ステップを備えたことを特徴
    とする請求項13に記載の資産管理委託契約方法。
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