JP2001357197A - ポジション表示システム及びコンピュータ可読媒体 - Google Patents
ポジション表示システム及びコンピュータ可読媒体Info
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q40/00—Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
- G06Q40/06—Asset management; Financial planning or analysis
-
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- G06Q—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G06Q40/00—Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
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- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 分析対象事項のポジションを、他の事項のポ
ジションの表示も許容できる形態で表示することができ
るポジション表示システムを、提供する。 【構成】経営分析データベース17は、複数の評価値の
組合せからなるデータセットを様々な基準に従って分類
して格納する多次元データベースである。経営分析サー
バ14は、クライアントコンピュータ2のオペレータに
よって指定された抽出条件に従って、経営分析データベ
ース17からデータセットを抽出し、抽出された各デー
タセット毎に、その評価値の組合せに基づいて座標値を
算出して、ポートフォリオマップ上の当該座標値が示す
点に、オブジェクトを表示する。
ジションの表示も許容できる形態で表示することができ
るポジション表示システムを、提供する。 【構成】経営分析データベース17は、複数の評価値の
組合せからなるデータセットを様々な基準に従って分類
して格納する多次元データベースである。経営分析サー
バ14は、クライアントコンピュータ2のオペレータに
よって指定された抽出条件に従って、経営分析データベ
ース17からデータセットを抽出し、抽出された各デー
タセット毎に、その評価値の組合せに基づいて座標値を
算出して、ポートフォリオマップ上の当該座標値が示す
点に、オブジェクトを表示する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多次元空間を示すマッ
プ上に分析対象事項を表示することによって、企業等に
おける事業戦略策定に資するポジション表示システムに
関する。本発明は、また、コンピュータをこのようなポ
ジション表示システムとして機能させる多次元データベ
ース及びプログラムを格納したコンピュータ可読媒体
に、関する。
プ上に分析対象事項を表示することによって、企業等に
おける事業戦略策定に資するポジション表示システムに
関する。本発明は、また、コンピュータをこのようなポ
ジション表示システムとして機能させる多次元データベ
ース及びプログラムを格納したコンピュータ可読媒体
に、関する。
【0002】
【従来の技術】企業経営において、どのような事業の組
み合わせで企業を成長させるかという事業ポートフォリ
オ計画と、各事業の成長性・競争力・収益性・オペレー
ションの改善・人材や組織の活力などの目標をつくり、
それらを日常的にフォローし、業績を評価し、そして、
次の計画に新しい課題を織込んでいくという一連の戦略
計画管理プロセスがある。このプロセスに関するマネジ
メントツールとしては、事業ポートフォリオ計画のため
に用いられるProduct Portfolio Management(主に投資
配分を判断するためのもの。以下PPMと略す)と、事業
の戦略目標と整合性のある方針を設定し、それをオペレ
ーションで管理していけるように定量的な管理指標を対
応させ、活動の改善状況をフォローしていくためのバラ
ンススコアカード(Balanced Score Card 、以下BSCと
略す)が実務上では様々な形で用いられている。
み合わせで企業を成長させるかという事業ポートフォリ
オ計画と、各事業の成長性・競争力・収益性・オペレー
ションの改善・人材や組織の活力などの目標をつくり、
それらを日常的にフォローし、業績を評価し、そして、
次の計画に新しい課題を織込んでいくという一連の戦略
計画管理プロセスがある。このプロセスに関するマネジ
メントツールとしては、事業ポートフォリオ計画のため
に用いられるProduct Portfolio Management(主に投資
配分を判断するためのもの。以下PPMと略す)と、事業
の戦略目標と整合性のある方針を設定し、それをオペレ
ーションで管理していけるように定量的な管理指標を対
応させ、活動の改善状況をフォローしていくためのバラ
ンススコアカード(Balanced Score Card 、以下BSCと
略す)が実務上では様々な形で用いられている。
【0003】まず、PPMにおいては、利害関係者が多
く、また、事業の分析、活動・業績の評価項目は多岐に
渡り、複雑なものになるため、これらをX軸Y軸の二次元
の座標や、マトリクスなどのポートフォリオマップに事
業や製品、組織や人材あるいはコンペティターなどの分
析対象をポジショニングし、視覚化することで経営戦略
やマーケティング戦略あるいは開発戦略などの意思決定
を支援することが広く行われている。とりわけ広く実務
上でも使われているものは、X軸にマーケットシェアを
とり、Y軸に市場の成長率をとるポートフォリオマトリ
クスがあるが、これは、マーケットシェアが高いが成長
率が低い成熟した事業が生み出すキャッシュフローを、
市場シェアが高く市場成長率の高い事業に積極的に投入
すること、市場成長率は高いがシェアが低い事業につい
ては選択的に投資すること、シェアが低く、市場の成長
率も低い事業からは撤退すること、といった基本戦略を
識別するものである。この手法は2軸の項目で足りる場
合には有効であるが、さまざまな限界があり、その分析
のレベルを上げるために4軸の項目からポートフォリオ
マップを作成するものとして、ADDDISON-WESLEY PUBLIS
HING COMPANY社刊の「STRATEGIC MANAGEMENT A METHODL
OGICAL APPROACH FOURTH EDITION」等において解説され
ているSPACE(Strategic Position and Action Evaluat
ion)がある。
く、また、事業の分析、活動・業績の評価項目は多岐に
渡り、複雑なものになるため、これらをX軸Y軸の二次元
の座標や、マトリクスなどのポートフォリオマップに事
業や製品、組織や人材あるいはコンペティターなどの分
析対象をポジショニングし、視覚化することで経営戦略
やマーケティング戦略あるいは開発戦略などの意思決定
を支援することが広く行われている。とりわけ広く実務
上でも使われているものは、X軸にマーケットシェアを
とり、Y軸に市場の成長率をとるポートフォリオマトリ
クスがあるが、これは、マーケットシェアが高いが成長
率が低い成熟した事業が生み出すキャッシュフローを、
市場シェアが高く市場成長率の高い事業に積極的に投入
すること、市場成長率は高いがシェアが低い事業につい
ては選択的に投資すること、シェアが低く、市場の成長
率も低い事業からは撤退すること、といった基本戦略を
識別するものである。この手法は2軸の項目で足りる場
合には有効であるが、さまざまな限界があり、その分析
のレベルを上げるために4軸の項目からポートフォリオ
マップを作成するものとして、ADDDISON-WESLEY PUBLIS
HING COMPANY社刊の「STRATEGIC MANAGEMENT A METHODL
OGICAL APPROACH FOURTH EDITION」等において解説され
ているSPACE(Strategic Position and Action Evaluat
ion)がある。
【0004】このSPACE分析によると、分析対象事項に
対する評価項目は、0点乃至5点の評価点が与えられ、En
vironmental Stability:ES(業界の競争構造)、Indus
trial Strength:IS(業界の魅力度)、Company’s Com
petitive Advantage:CA(自社の競争力)、Company’s
Financial Strength:FS(自社の財務力)のいずれか
に分類され、各分類ごとにその平均値が計算される。そ
して、各分類における平均値は、IS、FS、CA、ESの4つ
の軸を反時計回りに90度ずつの角度で接合させてなるマ
ップにおける各軸上に、それぞれプロットされる。そし
て、隣り合う各軸上におけるプロット点同士が斜線で結
ばれ、各斜線と各軸とが囲む4つの三角形の面積がそれ
ぞれ計測される。そしていちばん面積が大きい三角形が
存在する象限によって、その分析対象事項に対する分析
結果が決定されるのである。
対する評価項目は、0点乃至5点の評価点が与えられ、En
vironmental Stability:ES(業界の競争構造)、Indus
trial Strength:IS(業界の魅力度)、Company’s Com
petitive Advantage:CA(自社の競争力)、Company’s
Financial Strength:FS(自社の財務力)のいずれか
に分類され、各分類ごとにその平均値が計算される。そ
して、各分類における平均値は、IS、FS、CA、ESの4つ
の軸を反時計回りに90度ずつの角度で接合させてなるマ
ップにおける各軸上に、それぞれプロットされる。そし
て、隣り合う各軸上におけるプロット点同士が斜線で結
ばれ、各斜線と各軸とが囲む4つの三角形の面積がそれ
ぞれ計測される。そしていちばん面積が大きい三角形が
存在する象限によって、その分析対象事項に対する分析
結果が決定されるのである。
【0005】例えば、特定事業が分析対象事項である場
合には、以下のように分析される。即ち、いちばん面積
が大きい三角形がCA軸とES軸との間の象限に存在するの
であれば、その分析対象事項については、ビジネスモデ
ルの変更、組織の合理化、事業の売却または撤退の検討
といった戦略を採らざるを得ないと、分析される。ま
た、いちばん面積が大きい三角形がCA軸とFS軸との間の
象限に存在する場合には、その分析対象事項について
は、コストダウン、新商品の導入、商品・顧客の取捨選
択といった戦略を採るべきであると、分析される。ま
た、いちばん面積が大きい三角形がIS軸とES軸との間の
象限に存在する場合には、その分析対象事項について
は、コストダウン、生産システム革新、資金力がある企
業と提携あるいは買収、財務戦略の強化といった戦略を
採るべきであると、分析される。また、いちばん面積が
大きい三角形がIS軸とFS軸との間の象限に存在するので
あれば、その分析対象事項については、拡大戦略、M&
A、提携戦略、競争力向上のための積極的投資といった
戦略が採れると、分析される。
合には、以下のように分析される。即ち、いちばん面積
が大きい三角形がCA軸とES軸との間の象限に存在するの
であれば、その分析対象事項については、ビジネスモデ
ルの変更、組織の合理化、事業の売却または撤退の検討
といった戦略を採らざるを得ないと、分析される。ま
た、いちばん面積が大きい三角形がCA軸とFS軸との間の
象限に存在する場合には、その分析対象事項について
は、コストダウン、新商品の導入、商品・顧客の取捨選
択といった戦略を採るべきであると、分析される。ま
た、いちばん面積が大きい三角形がIS軸とES軸との間の
象限に存在する場合には、その分析対象事項について
は、コストダウン、生産システム革新、資金力がある企
業と提携あるいは買収、財務戦略の強化といった戦略を
採るべきであると、分析される。また、いちばん面積が
大きい三角形がIS軸とFS軸との間の象限に存在するので
あれば、その分析対象事項については、拡大戦略、M&
A、提携戦略、競争力向上のための積極的投資といった
戦略が採れると、分析される。
【0006】一方、BSCにおいては、戦略目標達成のた
めにバランスよく事業活動・オペレーションが進めら
れ、改善されているか評価したり、目標とのギャップを
早期に把握し、問題解決が迅速にできるようにするため
に、事業の戦略目標達成を左右する重要な課題を、株主
の視点・顧客の視点・ビジネスプロセスの視点・組織と
人材の視点などの4つの視点で整理し、それを定量的に
評価できる管理指標を対応させ、それぞれに目標値を付
与し、月ごと、四半期ごと、半期ごと、年度ごとに、実
績値と対比・表示する方法で組織的にフォローされる。
めにバランスよく事業活動・オペレーションが進めら
れ、改善されているか評価したり、目標とのギャップを
早期に把握し、問題解決が迅速にできるようにするため
に、事業の戦略目標達成を左右する重要な課題を、株主
の視点・顧客の視点・ビジネスプロセスの視点・組織と
人材の視点などの4つの視点で整理し、それを定量的に
評価できる管理指標を対応させ、それぞれに目標値を付
与し、月ごと、四半期ごと、半期ごと、年度ごとに、実
績値と対比・表示する方法で組織的にフォローされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したSPACEは4軸の
評価軸によって2軸の場合の分析よりも、より経済理論
に適合した分析を行うことができるが、表示方法に問題
がある。SPACEにおける表示方法では、マップ上におい
ては、各プロット点を結ぶ斜線、及び、面積が大きい三
角形が存在する方向を示すベクトルによってその分析対
象事項が表示されるので、複数の分析対象事項を同時に
表示することはほとんど不可能である。そのため、ひと
つのマップ上において複数の事項を表示することはまっ
たく考えられておらず、特定の分析対象事項の現状のみ
が単に示されるだけであった。従って、従来のSPACEに
よる経営分析手法によると、他の事項との比較に基づい
た分析、他社との比較に基づいた分析、時間経過に伴う
変化の分析、目標達成度の分析、等といった多面的な分
析を行うことが不可能であった。
評価軸によって2軸の場合の分析よりも、より経済理論
に適合した分析を行うことができるが、表示方法に問題
がある。SPACEにおける表示方法では、マップ上におい
ては、各プロット点を結ぶ斜線、及び、面積が大きい三
角形が存在する方向を示すベクトルによってその分析対
象事項が表示されるので、複数の分析対象事項を同時に
表示することはほとんど不可能である。そのため、ひと
つのマップ上において複数の事項を表示することはまっ
たく考えられておらず、特定の分析対象事項の現状のみ
が単に示されるだけであった。従って、従来のSPACEに
よる経営分析手法によると、他の事項との比較に基づい
た分析、他社との比較に基づいた分析、時間経過に伴う
変化の分析、目標達成度の分析、等といった多面的な分
析を行うことが不可能であった。
【0008】また、基本的にSPACEを含む、従来のポー
トフォリオマップは、分析結果の理由付け、つまり、な
ぜ当該分析対象事項が特定のポジションに位置づけられ
るのか、誰が評価したのか、どの評価項目あるいは管理
指標をどれだけ改善すればポジションの改善ができるの
か、といったことがわかりにくいため、組織としてのコ
ンセンサスや、真の課題抽出につながりにくいといった
問題がある。
トフォリオマップは、分析結果の理由付け、つまり、な
ぜ当該分析対象事項が特定のポジションに位置づけられ
るのか、誰が評価したのか、どの評価項目あるいは管理
指標をどれだけ改善すればポジションの改善ができるの
か、といったことがわかりにくいため、組織としてのコ
ンセンサスや、真の課題抽出につながりにくいといった
問題がある。
【0009】また、PPMとBSCは分析対象事項および評価
項目において共通性が高いため、両者を同時に表示し、
分析するシステムがあれば、経営判断の質のアップ、分
析作業の効率化がはかれるが、現在そのようなシステム
がないため、データ処理やレポーティングに時間がかか
る。また、同一分析対象事項について、PPMでの評価とB
SCにおける評価が一致しないことが起こり得る。
項目において共通性が高いため、両者を同時に表示し、
分析するシステムがあれば、経営判断の質のアップ、分
析作業の効率化がはかれるが、現在そのようなシステム
がないため、データ処理やレポーティングに時間がかか
る。また、同一分析対象事項について、PPMでの評価とB
SCにおける評価が一致しないことが起こり得る。
【0010】また、PPMは通常は中期計画の策定のため
に分析されるものとして、数年おきあるいは年度計画時
に作成されるが、環境変化が激しいため、数年に一度、
あるいは年に一度といった間隔での作業ではポジショニ
ングの妥当性に問題が生じる場合が起こりうる。市場の
魅力度や競争構造について日常的にモニターし、変化が
あれば即時に評価の変更として反映できることが望まし
い。同様に、市場シェアや競争力改善などについても変
化が常に起こるため、即時に評価変更を行う必要があ
る。さらに、ポートフォリオを構成する評価項目は、固
定的なものではなく、事業特性に適合するように修正し
たり、企業目標の見直しに合わせて評価項目の変更がで
きることが必要である。
に分析されるものとして、数年おきあるいは年度計画時
に作成されるが、環境変化が激しいため、数年に一度、
あるいは年に一度といった間隔での作業ではポジショニ
ングの妥当性に問題が生じる場合が起こりうる。市場の
魅力度や競争構造について日常的にモニターし、変化が
あれば即時に評価の変更として反映できることが望まし
い。同様に、市場シェアや競争力改善などについても変
化が常に起こるため、即時に評価変更を行う必要があ
る。さらに、ポートフォリオを構成する評価項目は、固
定的なものではなく、事業特性に適合するように修正し
たり、企業目標の見直しに合わせて評価項目の変更がで
きることが必要である。
【0011】また、BSCは目標値と実績値の対比表とし
て表示されることが多いが、PPMと同じく、ポートフォ
リオマップとして視覚化すると「企業全体として改善は
どのような姿になっているのか」が判断しやすくなる。
つまり、PPMとBSCの二つの視覚化されたポートフォリオ
マップを比較分析することによって、「PPMでは積極投
資すべきポジションにあるが、BSCでは改善が進んでい
ない事業はどのように評価するか」あるいは、「PPMで
は合理化戦略を採るべきと判断される事業であるが、BS
Cでは改善が非常に進んでいることが見て取れる場合に
ついてはどのようにすべきか」など、従来の分析手法で
は取り扱われていない問題状況を顕在化させ、検討でき
るようになる。
て表示されることが多いが、PPMと同じく、ポートフォ
リオマップとして視覚化すると「企業全体として改善は
どのような姿になっているのか」が判断しやすくなる。
つまり、PPMとBSCの二つの視覚化されたポートフォリオ
マップを比較分析することによって、「PPMでは積極投
資すべきポジションにあるが、BSCでは改善が進んでい
ない事業はどのように評価するか」あるいは、「PPMで
は合理化戦略を採るべきと判断される事業であるが、BS
Cでは改善が非常に進んでいることが見て取れる場合に
ついてはどのようにすべきか」など、従来の分析手法で
は取り扱われていない問題状況を顕在化させ、検討でき
るようになる。
【0012】また、PPM分析は企業全体/事業単位/製
品単位などの異なる階層で分析されるものであり、同様
にBSCの目標設定と実績値の評価については組織階層つ
まり、企業全体/事業部門/事業部門を構成する各職能
部門などに展開したり、逆に全体ではどうなっているか
集計したりすべきものである。PPM、BSCともに、本来、
ドリルダウン、ロールアップなどが自由にできることが
望ましいが、情報システムツールがない場合は、一件一
件目的に合わせて情報収集・加工・編集作業を整合的に
行う必要が生じてきて非常に非効率になる。さらに、評
価の内訳を確認するためには内訳資料を十分用意し、リ
ファレンス可能にしておく必要があるが、現実的には煩
瑣な作業になりやすい。
品単位などの異なる階層で分析されるものであり、同様
にBSCの目標設定と実績値の評価については組織階層つ
まり、企業全体/事業部門/事業部門を構成する各職能
部門などに展開したり、逆に全体ではどうなっているか
集計したりすべきものである。PPM、BSCともに、本来、
ドリルダウン、ロールアップなどが自由にできることが
望ましいが、情報システムツールがない場合は、一件一
件目的に合わせて情報収集・加工・編集作業を整合的に
行う必要が生じてきて非常に非効率になる。さらに、評
価の内訳を確認するためには内訳資料を十分用意し、リ
ファレンス可能にしておく必要があるが、現実的には煩
瑣な作業になりやすい。
【0013】また、PPMで戦略目標と課題を抽出し、BSC
でそれをフォローするという基本的な実務の流れに沿っ
たシステムが有用であるが、そのようなシステムが存在
しない。
でそれをフォローするという基本的な実務の流れに沿っ
たシステムが有用であるが、そのようなシステムが存在
しない。
【0014】本発明は、このような問題意識に基づいて
なされたものであり、その課題は、分析対象事項の事業
環境におけるポジションを、他の事項のポジションの表
示も許容できる形態で、マップ上に表示することができ
るポジション表示システムの提供,及び、コンピュータ
をこのようなポジション表示システムとして機能させる
データベース及びプログラムを格納したコンピュータ可
読媒体を、提供することである。
なされたものであり、その課題は、分析対象事項の事業
環境におけるポジションを、他の事項のポジションの表
示も許容できる形態で、マップ上に表示することができ
るポジション表示システムの提供,及び、コンピュータ
をこのようなポジション表示システムとして機能させる
データベース及びプログラムを格納したコンピュータ可
読媒体を、提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記各課題を
解決するために、以下の構成を採用した。
解決するために、以下の構成を採用した。
【0016】即ち、本発明によるポジション表示システ
ムは、個々の分析対象事項について複数の評価項目毎に
夫々設定された評価値を格納する記憶手段と、前記記憶
手段から前記分析対象事項についての評価値を所定の抽
出条件に従って抽出する抽出手段と、この抽出手段によ
って抽出されたデータセットに基づいて、多次元空間内
での座標値を算出する座標値算出手段と、前記多次元空
間を表す画面上において前記座標値算出手段によって算
出された座標値に対応した位置をオブジェクトによって
示す画面表示手段とを、備えたことを特徴とする。
ムは、個々の分析対象事項について複数の評価項目毎に
夫々設定された評価値を格納する記憶手段と、前記記憶
手段から前記分析対象事項についての評価値を所定の抽
出条件に従って抽出する抽出手段と、この抽出手段によ
って抽出されたデータセットに基づいて、多次元空間内
での座標値を算出する座標値算出手段と、前記多次元空
間を表す画面上において前記座標値算出手段によって算
出された座標値に対応した位置をオブジェクトによって
示す画面表示手段とを、備えたことを特徴とする。
【0017】このように構成されると、画面表示手段が
表示する画面上においては、多次元空間内における分析
対象事項のポジションが、少なくとも位置を特定するオ
ブジェクト(大きさの意義をも有さない点,大きさの意
義を有するバブル,等)によって示される。従って、様
々な抽出条件に応じて抽出手段によって抽出された複数
のデータセットに基づいて、複数のオブジェクトが画面
上の多次元空間内に表示され得る。従って、分析対象事
項のポジションを比較対象物のポジションと比較して相
対評価をしたり、複数ある分析対象事項の分布を調べる
ことができる。さらに、画面上の多次元空間内において
一つのオブジェクトのみしか表示しない場合でも、例え
ば、このオブジェクトの時間経過に伴う推移をアニメー
ション表示することも可能となる。
表示する画面上においては、多次元空間内における分析
対象事項のポジションが、少なくとも位置を特定するオ
ブジェクト(大きさの意義をも有さない点,大きさの意
義を有するバブル,等)によって示される。従って、様
々な抽出条件に応じて抽出手段によって抽出された複数
のデータセットに基づいて、複数のオブジェクトが画面
上の多次元空間内に表示され得る。従って、分析対象事
項のポジションを比較対象物のポジションと比較して相
対評価をしたり、複数ある分析対象事項の分布を調べる
ことができる。さらに、画面上の多次元空間内において
一つのオブジェクトのみしか表示しない場合でも、例え
ば、このオブジェクトの時間経過に伴う推移をアニメー
ション表示することも可能となる。
【0018】なお、複数の基準を示す軸によって定義さ
れる多次元空間内で各評価値の格納位置を定義して格納
する多次元データベースを用いれば、抽出手段は、この
データベースに対して様々な切り口から検索を掛けて、
所望の評価値を抽出することができる。即ち、多次元デ
ータベースにおける各軸上において、夫々、抽出すべき
評価値の範囲(即ち、検索条件)を夫々設定することに
よって、各軸上における検索条件の論理積に基づいて多
次元データベースを検索することができる。この多次元
データベースにおける各軸は、例えば、商品に関する軸
(即ち、様々な商品に対する評価値がこの軸と平行に並
存しているということ),時間に関する軸(即ち、同一
分析対象事項に対する様々な時点での評価値がこの軸と
平行に並存しているということ),評価者に関する軸
(即ち、同一分析対象事項に対する複数人による評価値
がこの軸と平行に並存しているということ),評価項目
に関する軸(即ち、同一分析対象事項に対する複数の評
価項目についての評価値がこの軸と平行に並存している
ということ),予定及び実績に関する軸(即ち、同一分
析対象事項に対する予定の評価値と実際の評価値とがこ
の軸と平行に並存しているということ),等である。従
って、様々な基準によって評価値を抽出するとともに、
抽出した評価値に基づいて座標値算出手段が夫々算出し
た複数の位置に、分析対象事項及び比較対象事項に関す
る複数のオブジェクトが表示され得る。従って、分析対
象事項に対する多面的な分析が可能になる。
れる多次元空間内で各評価値の格納位置を定義して格納
する多次元データベースを用いれば、抽出手段は、この
データベースに対して様々な切り口から検索を掛けて、
所望の評価値を抽出することができる。即ち、多次元デ
ータベースにおける各軸上において、夫々、抽出すべき
評価値の範囲(即ち、検索条件)を夫々設定することに
よって、各軸上における検索条件の論理積に基づいて多
次元データベースを検索することができる。この多次元
データベースにおける各軸は、例えば、商品に関する軸
(即ち、様々な商品に対する評価値がこの軸と平行に並
存しているということ),時間に関する軸(即ち、同一
分析対象事項に対する様々な時点での評価値がこの軸と
平行に並存しているということ),評価者に関する軸
(即ち、同一分析対象事項に対する複数人による評価値
がこの軸と平行に並存しているということ),評価項目
に関する軸(即ち、同一分析対象事項に対する複数の評
価項目についての評価値がこの軸と平行に並存している
ということ),予定及び実績に関する軸(即ち、同一分
析対象事項に対する予定の評価値と実際の評価値とがこ
の軸と平行に並存しているということ),等である。従
って、様々な基準によって評価値を抽出するとともに、
抽出した評価値に基づいて座標値算出手段が夫々算出し
た複数の位置に、分析対象事項及び比較対象事項に関す
る複数のオブジェクトが表示され得る。従って、分析対
象事項に対する多面的な分析が可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
実施の形態を説明する。なお、ここでは、分析対象事項
は、事業ユニット(相互に多階層構造をなす会社,事業
グループ,事業部,商品のうちの何れか)であるものと
する。 (ポジション表示システムの構成)図1は、このポジシ
ョン表示システムのハードウェア構成を示すブロック図
である。この図1に示されるように、この多面的経営分
析システムは、イントラネット(又はインターネット)
Nを介して相互に通信可能に接続された一台のホストコ
ンピュータ1,及び、複数台(図1においては1台のみ
図示)のクライアントコンピュータ2から、構成されて
いる。
実施の形態を説明する。なお、ここでは、分析対象事項
は、事業ユニット(相互に多階層構造をなす会社,事業
グループ,事業部,商品のうちの何れか)であるものと
する。 (ポジション表示システムの構成)図1は、このポジシ
ョン表示システムのハードウェア構成を示すブロック図
である。この図1に示されるように、この多面的経営分
析システムは、イントラネット(又はインターネット)
Nを介して相互に通信可能に接続された一台のホストコ
ンピュータ1,及び、複数台(図1においては1台のみ
図示)のクライアントコンピュータ2から、構成されて
いる。
【0020】クライアントコンピュータ2は、端末装置
として利用される通常のパーソナルコンピュータであ
り、互いにバスBによって接続されたCPU20,通信
アダプタ21.ディスプレイ22,入力装置23,RA
M24及びハードディスク25から、構成されている。
これらのうち、CPU20は、このクライアントコンピ
ュータ2全体を制御する中央処理装置である。また、通
信アダプタ21は、イントラネットNが構築されている
LAN回線とのインターフェースをなすLANカード
(又は公衆回線とのインターフェースをなすモデム等)
である。ディスプレイ22は、CPU20によって生成
された画像を表示する表示装置である。入力装置23
は、キーボード及びマウスからなる。
として利用される通常のパーソナルコンピュータであ
り、互いにバスBによって接続されたCPU20,通信
アダプタ21.ディスプレイ22,入力装置23,RA
M24及びハードディスク25から、構成されている。
これらのうち、CPU20は、このクライアントコンピ
ュータ2全体を制御する中央処理装置である。また、通
信アダプタ21は、イントラネットNが構築されている
LAN回線とのインターフェースをなすLANカード
(又は公衆回線とのインターフェースをなすモデム等)
である。ディスプレイ22は、CPU20によって生成
された画像を表示する表示装置である。入力装置23
は、キーボード及びマウスからなる。
【0021】ハードディスク25は、CPU20によっ
て読み出されて実行される各種プログラムを、格納して
いる。このハードディスク25が格納しているプログラ
ムには、通信アダプタ21を介してホストコンピュータ
1との間でTCP/IPに従った通信を行う機能を含む
オペレーティングシステム、このオペレーティングシス
テムの通信機能を用いてホストコンピュータ1に対して
各種メッセージ(URL等)を送信するとともにこれら
メッセージに応じてホストコンピュータ1が送信して来
たWebコンテンツ(HTML文書,JPEGやGIF
等の画像ファイル)を表示するWebブラウザ27を含
む。なお、このWebブラウザ27には、ホストコンピ
ュータ1が送信して来たクラスファイルをJavaアプ
レット26にコンパイルして起動するJavaプラグイ
ンの機能が、含まれている。
て読み出されて実行される各種プログラムを、格納して
いる。このハードディスク25が格納しているプログラ
ムには、通信アダプタ21を介してホストコンピュータ
1との間でTCP/IPに従った通信を行う機能を含む
オペレーティングシステム、このオペレーティングシス
テムの通信機能を用いてホストコンピュータ1に対して
各種メッセージ(URL等)を送信するとともにこれら
メッセージに応じてホストコンピュータ1が送信して来
たWebコンテンツ(HTML文書,JPEGやGIF
等の画像ファイル)を表示するWebブラウザ27を含
む。なお、このWebブラウザ27には、ホストコンピ
ュータ1が送信して来たクラスファイルをJavaアプ
レット26にコンパイルして起動するJavaプラグイ
ンの機能が、含まれている。
【0022】RAM24は、CPU20が上述した様な
各種プログラムを実行するに際しての作業領域が展開さ
れる主記憶装置である。上述したクラスファイルは、こ
のRAM24上の作業領域にダウンロードされて、この
RAM24上にてJavaアプレット26にコンパイル
される。
各種プログラムを実行するに際しての作業領域が展開さ
れる主記憶装置である。上述したクラスファイルは、こ
のRAM24上の作業領域にダウンロードされて、この
RAM24上にてJavaアプレット26にコンパイル
される。
【0023】一方、ホストコンピュータ1は、サーバ装
置として用いられるコンピュータであり、互いにバスB
によって接続されたCPU10,通信アダプタ11,R
AM12及びハードディスク13から、構成されてい
る。これらのうち、CPU10は、このホストコンピュ
ータ1全体の制御を行う中央処理装置である。また、R
AM12は、CPU10が各種処理を実行するに際して
の作業領域が展開される主記憶装置である。また、通信
アダプタ11は、イントラネットNが構築されているL
AN回線とのインターフェースをなすLANカード(又
は公衆回線とのインターフェースをなすモデム等)であ
る。
置として用いられるコンピュータであり、互いにバスB
によって接続されたCPU10,通信アダプタ11,R
AM12及びハードディスク13から、構成されてい
る。これらのうち、CPU10は、このホストコンピュ
ータ1全体の制御を行う中央処理装置である。また、R
AM12は、CPU10が各種処理を実行するに際して
の作業領域が展開される主記憶装置である。また、通信
アダプタ11は、イントラネットNが構築されているL
AN回線とのインターフェースをなすLANカード(又
は公衆回線とのインターフェースをなすモデム等)であ
る。
【0024】ハードディスク13は、CPU20によっ
て読み出されて実行される各種プログラム及び各種デー
タを、格納している。このハードディスク13が格納し
ているプログラムには、通信アダプタ21を介して各ク
ライアントコンピュータ2との間でTCP/IPに従っ
た通信を行う機能を含むオペレーティングシステム(図
示略)の他、クライアントコンピュータ2から送信され
て来たメッセージに対応した情報を返答するサーバプロ
グラムが、含まれている。このサーバプログラムは、C
PU10によって実行されることにより、クライアント
コンピュータ2からのメッセージがハードディスク13
内に格納されているWebコンテンツ15のURLを指
定するものであった場合には、そのURLによって示さ
れるWebコンテンツ15を、メッセージ送信元のクラ
イアントコンピュータ2へ返送する。同様に、サーバプ
ログラムは、クライアントコンピュータ2から送信され
て来たメッセージがハードディスク13内に格納されて
いるJavaアプレットのクラスファイル16を指定す
るものであった場合には、指定されたクラスファイル1
6をメッセージ送信元のクライアントコンピュータ2へ
返送する。一方、サーバプログラムは、メッセージが所
定の形式である場合には、メッセージの内容に対応した
処理を、API(アプリケーションプログラムインタフ
ェース)を介して各種アプリケーションプログラムに依
頼するとともに、依頼先のアプリケーションプログラム
が処理結果を通知してくると、この処理結果をメッセー
ジ送信元のクライアントコンピュータ2へ返送する。こ
れら各種アプリケーションプラグラムのうちの一つが、
後述する経営分析データベース17に対する検索及び更
新を行うものである。従って、以後においては、これら
サーバプログラム,API及びアプリケーションプログ
ラムが全体としてなす機能の事を、「経営分析サーバ1
4」と称するものとする。
て読み出されて実行される各種プログラム及び各種デー
タを、格納している。このハードディスク13が格納し
ているプログラムには、通信アダプタ21を介して各ク
ライアントコンピュータ2との間でTCP/IPに従っ
た通信を行う機能を含むオペレーティングシステム(図
示略)の他、クライアントコンピュータ2から送信され
て来たメッセージに対応した情報を返答するサーバプロ
グラムが、含まれている。このサーバプログラムは、C
PU10によって実行されることにより、クライアント
コンピュータ2からのメッセージがハードディスク13
内に格納されているWebコンテンツ15のURLを指
定するものであった場合には、そのURLによって示さ
れるWebコンテンツ15を、メッセージ送信元のクラ
イアントコンピュータ2へ返送する。同様に、サーバプ
ログラムは、クライアントコンピュータ2から送信され
て来たメッセージがハードディスク13内に格納されて
いるJavaアプレットのクラスファイル16を指定す
るものであった場合には、指定されたクラスファイル1
6をメッセージ送信元のクライアントコンピュータ2へ
返送する。一方、サーバプログラムは、メッセージが所
定の形式である場合には、メッセージの内容に対応した
処理を、API(アプリケーションプログラムインタフ
ェース)を介して各種アプリケーションプログラムに依
頼するとともに、依頼先のアプリケーションプログラム
が処理結果を通知してくると、この処理結果をメッセー
ジ送信元のクライアントコンピュータ2へ返送する。こ
れら各種アプリケーションプラグラムのうちの一つが、
後述する経営分析データベース17に対する検索及び更
新を行うものである。従って、以後においては、これら
サーバプログラム,API及びアプリケーションプログ
ラムが全体としてなす機能の事を、「経営分析サーバ1
4」と称するものとする。
【0025】また、ハードディスク13が格納している
各種データには、上述したクラスファイル16,Web
コンテンツ15及び経営分析データベース17の他、複
数の評価項目軸テーブル18が含まれる。
各種データには、上述したクラスファイル16,Web
コンテンツ15及び経営分析データベース17の他、複
数の評価項目軸テーブル18が含まれる。
【0026】クラスファイル16は、クライアントコン
ピュータ2において、経営分析サーバ14における経営
分析データベース17に対する検索及び更新を行う機能
との間で分散処理を実行するJavaアプレットとし
て、コンパイルされる。
ピュータ2において、経営分析サーバ14における経営
分析データベース17に対する検索及び更新を行う機能
との間で分散処理を実行するJavaアプレットとし
て、コンパイルされる。
【0027】Webコンテンツ15には、このクラスフ
ァイル16のクラスファイル定義及びJavaアプレッ
トの実行領域の定義が記載されたHTML文書(以下、
「Java定義文書」という)が、含まれている。
ァイル16のクラスファイル定義及びJavaアプレッ
トの実行領域の定義が記載されたHTML文書(以下、
「Java定義文書」という)が、含まれている。
【0028】経営分析データベース17は、複数の基準
を示す軸によって定義される多次元論理空間内でデータ
の位置を定義して格納する多次元データベースである。
以下、この経営分析データベース17の構造,及びその
内部に格納されている情報の意義を、詳しく説明する。
この経営分析データベース17内には、最も基本的な軸
として、複数の「評価項目軸」が存在している。そのう
ちの一つが図11に示すPPM評価項目軸であり、他の
一つが図12に示すBSC評価項目軸である。但し、こ
れら複数の「評価項目軸」は、論理的に、同じ直線上に
存在しているので、相互に交点を形成することはない。
具体的には、PPM評価項目軸は、上述したSPACEに相
当する分析手法に用いられるデータの格納位置を定義す
る軸であり、BSC評価項目軸は、BSC(バランスス
コアカード)による経営分析を行うのに用いられるデー
タの格納位置を定義する軸である。
を示す軸によって定義される多次元論理空間内でデータ
の位置を定義して格納する多次元データベースである。
以下、この経営分析データベース17の構造,及びその
内部に格納されている情報の意義を、詳しく説明する。
この経営分析データベース17内には、最も基本的な軸
として、複数の「評価項目軸」が存在している。そのう
ちの一つが図11に示すPPM評価項目軸であり、他の
一つが図12に示すBSC評価項目軸である。但し、こ
れら複数の「評価項目軸」は、論理的に、同じ直線上に
存在しているので、相互に交点を形成することはない。
具体的には、PPM評価項目軸は、上述したSPACEに相
当する分析手法に用いられるデータの格納位置を定義す
る軸であり、BSC評価項目軸は、BSC(バランスス
コアカード)による経営分析を行うのに用いられるデー
タの格納位置を定義する軸である。
【0029】先ず、PPM評価項目軸によって格納位置
が定義されているデータについて説明する。ここでは、
他の全ての軸における値を同一としてこのPPM評価項
目軸での値のみを異にする情報の集合を、「データセッ
ト」と称するものとする。また、一つの「データセッ
ト」が格納されている領域(即ち、評価項目軸以外の各
軸によってその全体としての位置が特定され、その内部
の位置がPPM評価項目軸によって特定される領域)
を、一つの「エントリ」と称するものとする。
が定義されているデータについて説明する。ここでは、
他の全ての軸における値を同一としてこのPPM評価項
目軸での値のみを異にする情報の集合を、「データセッ
ト」と称するものとする。また、一つの「データセッ
ト」が格納されている領域(即ち、評価項目軸以外の各
軸によってその全体としての位置が特定され、その内部
の位置がPPM評価項目軸によって特定される領域)
を、一つの「エントリ」と称するものとする。
【0030】各エントリには、図2に示す様な分析対象
事業ユニットの「事業の競争力」に関する9個の評価項
目(市場シェア,商品サービスの品質,顧客ロイヤルテ
ィ,技術ノウハウの強さ,マーケティングノウハウ,新
商品導入スピード,ビジネススピード,生産システムの
強さ,グローバルネットワーク),図3に示すような分
析対象事業ユニットの「財務構造」に関する8個の評価
項目(等価資本営業利益率,負債/自己資本,運転資本
手持ち月数,投資/自己資本倍率,キャッシュフロー,
撤退障壁の低さ[撤退コスト],業績変動幅,規模と経
験の効果),図4に示すような「業界の競争構造」に関
する8個の評価項目(業界の技術変化[サイクル],業
界の需要の多様性,業界の価格変動幅,業界の新規参入
者,業界の競争の激しさ,需要の価格弾力性,業界の調
達環境の変動,代替商品競合度),図5に示すような業
界の「市場の魅力度」に関する8個の評価項目(業界の
期待成長度,業界の財務安定性,技術ノウハウ[業界の
R&D],資本集約度[固定資産/売上高],参入障壁
[トップ企業の売上の30%],顧客の拡がり[セグメ
ント],ベンダーの技術力,業界のバーゲニングパワ
ー)に関して夫々付与された1点乃至5点の評価点が、
一つのデータセットとして格納されている。なお、各評
価項目における評価点の付与基準は、図2乃至図5の表
に、夫々、示されている。
事業ユニットの「事業の競争力」に関する9個の評価項
目(市場シェア,商品サービスの品質,顧客ロイヤルテ
ィ,技術ノウハウの強さ,マーケティングノウハウ,新
商品導入スピード,ビジネススピード,生産システムの
強さ,グローバルネットワーク),図3に示すような分
析対象事業ユニットの「財務構造」に関する8個の評価
項目(等価資本営業利益率,負債/自己資本,運転資本
手持ち月数,投資/自己資本倍率,キャッシュフロー,
撤退障壁の低さ[撤退コスト],業績変動幅,規模と経
験の効果),図4に示すような「業界の競争構造」に関
する8個の評価項目(業界の技術変化[サイクル],業
界の需要の多様性,業界の価格変動幅,業界の新規参入
者,業界の競争の激しさ,需要の価格弾力性,業界の調
達環境の変動,代替商品競合度),図5に示すような業
界の「市場の魅力度」に関する8個の評価項目(業界の
期待成長度,業界の財務安定性,技術ノウハウ[業界の
R&D],資本集約度[固定資産/売上高],参入障壁
[トップ企業の売上の30%],顧客の拡がり[セグメ
ント],ベンダーの技術力,業界のバーゲニングパワ
ー)に関して夫々付与された1点乃至5点の評価点が、
一つのデータセットとして格納されている。なお、各評
価項目における評価点の付与基準は、図2乃至図5の表
に、夫々、示されている。
【0031】これら各図に示されるように、殆どの評価
項目は、評価者によって主観的且つ大まかに評価される
ものであるが、評価項目「市場シェア」には、 分析対象事業ユニットの売上高/同業トップ企業の同種
事業の売上高 に応じた評価点が、付与される。同様に、評価項目「投
下資本営業利益率」には、 分析対象事業ユニットの営業利益/(自己資本+有利子
負債) に応じた評価点が、付与される。同様に、評価項目「運
転資本手持ち月数」には、 (売掛再建+棚卸資産+前渡金−買掛債務−前受金)/
月平均売上高 に応じた評価点が、付与される。さらに、評価項目「キ
ャッシュフロー」は、本体はフリーキャッシュフローで
あるが、ここでは、 (税引き利益+減価償却費)−設備投資 に対する評価点が付与される。さらに、評価項目「業界
の期待成長度」は、向こう5年間程度を想定して評価点
が付与される。さらに、評価項目「バーゲニングパワ
ー」は、メーカの発言力,デファクトスタンダード,仕
様決定力等が強いか、顧客やベンダーと比べてどうかと
いった事柄についての評価点が付与される。
項目は、評価者によって主観的且つ大まかに評価される
ものであるが、評価項目「市場シェア」には、 分析対象事業ユニットの売上高/同業トップ企業の同種
事業の売上高 に応じた評価点が、付与される。同様に、評価項目「投
下資本営業利益率」には、 分析対象事業ユニットの営業利益/(自己資本+有利子
負債) に応じた評価点が、付与される。同様に、評価項目「運
転資本手持ち月数」には、 (売掛再建+棚卸資産+前渡金−買掛債務−前受金)/
月平均売上高 に応じた評価点が、付与される。さらに、評価項目「キ
ャッシュフロー」は、本体はフリーキャッシュフローで
あるが、ここでは、 (税引き利益+減価償却費)−設備投資 に対する評価点が付与される。さらに、評価項目「業界
の期待成長度」は、向こう5年間程度を想定して評価点
が付与される。さらに、評価項目「バーゲニングパワ
ー」は、メーカの発言力,デファクトスタンダード,仕
様決定力等が強いか、顧客やベンダーと比べてどうかと
いった事柄についての評価点が付与される。
【0032】経営分析データベース17内においては、
以上のようなデータセットが、論理的に、評価項目軸以
外の各軸の方向に、重なり合って存在している。この評
価項目軸以外の各軸とは、具体的には、組織軸,年度
軸,期間軸,予実軸,評価者軸である。
以上のようなデータセットが、論理的に、評価項目軸以
外の各軸の方向に、重なり合って存在している。この評
価項目軸以外の各軸とは、具体的には、組織軸,年度
軸,期間軸,予実軸,評価者軸である。
【0033】図6は、組織軸の構造を示すツリー図であ
る。この図6に示されるように、組織軸は、分析対象企
業(図6の例では「A社」)を含む各企業毎に、その各
事業グループ,個々の事業グループに含まれる各事業
部,個々の事業部によって扱われる各商品を、シリアル
に並べてなる軸である。そして、この組織軸上に並べら
れた各事業ユニットを示す要素は、各企業の下位階層に
各事業グループが存在し、各事業グループの下位階層に
各事業部が存在し、各事業部の下位階層に各商品が存在
するといった階層構造をなしている。即ち、経営分析デ
ータベース17内においては、個々の商品についてのデ
ータセットが夫々存在し、その上位階層をなす個々の事
業部についてのデータセットが夫々存在し、更にその上
位階層をなす個々の事業グループについてのデータセッ
トが夫々存在し、更にその上位階層をなす個々の企業に
ついてのデータセットが夫々存在しているのである。な
お、事業部以上の上位階層の要素については、固有のデ
ータセットを持たず、必要に応じて、自己の直下に属す
る下位階層のデータセットの平均値が、この上位階層の
要素のデータセットとして自動的に算出されても良い。
る。この図6に示されるように、組織軸は、分析対象企
業(図6の例では「A社」)を含む各企業毎に、その各
事業グループ,個々の事業グループに含まれる各事業
部,個々の事業部によって扱われる各商品を、シリアル
に並べてなる軸である。そして、この組織軸上に並べら
れた各事業ユニットを示す要素は、各企業の下位階層に
各事業グループが存在し、各事業グループの下位階層に
各事業部が存在し、各事業部の下位階層に各商品が存在
するといった階層構造をなしている。即ち、経営分析デ
ータベース17内においては、個々の商品についてのデ
ータセットが夫々存在し、その上位階層をなす個々の事
業部についてのデータセットが夫々存在し、更にその上
位階層をなす個々の事業グループについてのデータセッ
トが夫々存在し、更にその上位階層をなす個々の企業に
ついてのデータセットが夫々存在しているのである。な
お、事業部以上の上位階層の要素については、固有のデ
ータセットを持たず、必要に応じて、自己の直下に属す
る下位階層のデータセットの平均値が、この上位階層の
要素のデータセットとして自動的に算出されても良い。
【0034】図7は、年度軸の構造を示すツリー図であ
る。この年度軸は、期間軸とともに、評価値の時間的範
囲を規定するための軸であり、図7に示されるように、
各年度をシリアルに並べてなる軸である。図8は、期間
軸の構造を示すツリー図である。この期間軸は、年度軸
とともに、評価値の時間的範囲を規定するための軸であ
り、図8に示されるように、各年度を二分してなる半
期,個々の半期を再度二分してなる四半期,各4半期内
の月,個々の月内の日を、シリアルに並べてなる軸であ
る。そして、この期間軸上に並べられた各要素は、年度
の下位階層に半期が存在し、各半期の下位階層に四半期
が存在し、各四半期の下位階層に月が存在し、各月の下
位階層に各日が存在するといった階層構造をなしてい
る。即ち、経営分析データベース17内においては、個
々の事業ユニットについてのデータセットが、過去から
現在に到る時系列に沿って、多数並存している。各デー
タセットは、期間軸における最下位階層である何れかの
日に対応した位置に、存在している。但し、時間軸の最
小単位である全ての日毎に同一事業ユニットに関するデ
ータセットが存在している必要は無い。なぜならば、実
際のデータの利用は、日よりも上位の階層である月,四
半期,半期,年の単位で、各データセットの評価項目毎
の平均評価値が算出された上で、なされることが多いか
らである。
る。この年度軸は、期間軸とともに、評価値の時間的範
囲を規定するための軸であり、図7に示されるように、
各年度をシリアルに並べてなる軸である。図8は、期間
軸の構造を示すツリー図である。この期間軸は、年度軸
とともに、評価値の時間的範囲を規定するための軸であ
り、図8に示されるように、各年度を二分してなる半
期,個々の半期を再度二分してなる四半期,各4半期内
の月,個々の月内の日を、シリアルに並べてなる軸であ
る。そして、この期間軸上に並べられた各要素は、年度
の下位階層に半期が存在し、各半期の下位階層に四半期
が存在し、各四半期の下位階層に月が存在し、各月の下
位階層に各日が存在するといった階層構造をなしてい
る。即ち、経営分析データベース17内においては、個
々の事業ユニットについてのデータセットが、過去から
現在に到る時系列に沿って、多数並存している。各デー
タセットは、期間軸における最下位階層である何れかの
日に対応した位置に、存在している。但し、時間軸の最
小単位である全ての日毎に同一事業ユニットに関するデ
ータセットが存在している必要は無い。なぜならば、実
際のデータの利用は、日よりも上位の階層である月,四
半期,半期,年の単位で、各データセットの評価項目毎
の平均評価値が算出された上で、なされることが多いか
らである。
【0035】図9は、予実軸の構造を示すツリー図であ
る。この図9に示されるように、予実軸は、下位階層を
なす予定及び実績と、これらの上位階層をなす予定及び
実績とを、シリアルに並べてなる軸である。即ち、経営
分析データベース17内においては、個々の事業ユニッ
トについて、予定値からなるデータセットと実績値から
なるデータセットとが、並存している。
る。この図9に示されるように、予実軸は、下位階層を
なす予定及び実績と、これらの上位階層をなす予定及び
実績とを、シリアルに並べてなる軸である。即ち、経営
分析データベース17内においては、個々の事業ユニッ
トについて、予定値からなるデータセットと実績値から
なるデータセットとが、並存している。
【0036】図10は、評価者軸の構造を示すツリー図
である。この図10に示されるように、評価者軸は、各
評価者名を、その上位階層である所属部(評価部署)毎
にまとめて、シリアルに並べてなる軸である。即ち、経
営分析デーデータベース17内においては、個々の事業
ユニットについてのデータベースセットは、評価者が複
数居る場合には、その評価者毎に並存している。
である。この図10に示されるように、評価者軸は、各
評価者名を、その上位階層である所属部(評価部署)毎
にまとめて、シリアルに並べてなる軸である。即ち、経
営分析デーデータベース17内においては、個々の事業
ユニットについてのデータベースセットは、評価者が複
数居る場合には、その評価者毎に並存している。
【0037】以上をまとめると、経営分析データベース
17内では、論理的に、組織軸上に存在している同一事
業ユニットに関するデータセットが、年度軸,期間軸,
予実軸及び評価者軸に沿って、夫々複数個づつ重なって
並存し得るのである。このような軸は、評価値の新たな
分類の仕方が確立される毎に、追加設定可能である。
17内では、論理的に、組織軸上に存在している同一事
業ユニットに関するデータセットが、年度軸,期間軸,
予実軸及び評価者軸に沿って、夫々複数個づつ重なって
並存し得るのである。このような軸は、評価値の新たな
分類の仕方が確立される毎に、追加設定可能である。
【0038】なお、各エントリ内における位置(即ち、
評価項目)を特定するための上記PPM評価項目軸は、
各評価項目名を、夫々の上位階層である業界の魅力度,
当社の競争力,当社の財務力及び業界の競争構造によっ
てまとめ、さらに、業界の魅力度及び当社の競争力をそ
の上位階層である競争力インデックス(X軸)によって
まとめるとともに、当社の財務力及び業界の競争構造を
その上位階層である財務力インデックス(Y軸)によっ
てまとめて、シリアルに並べてなる軸である。従って、
このPPM評価項目軸上での位置を指定することによっ
て、各データセット内における各評価項目のうちから抽
出対象項目を選択することも可能となっている。
評価項目)を特定するための上記PPM評価項目軸は、
各評価項目名を、夫々の上位階層である業界の魅力度,
当社の競争力,当社の財務力及び業界の競争構造によっ
てまとめ、さらに、業界の魅力度及び当社の競争力をそ
の上位階層である競争力インデックス(X軸)によって
まとめるとともに、当社の財務力及び業界の競争構造を
その上位階層である財務力インデックス(Y軸)によっ
てまとめて、シリアルに並べてなる軸である。従って、
このPPM評価項目軸上での位置を指定することによっ
て、各データセット内における各評価項目のうちから抽
出対象項目を選択することも可能となっている。
【0039】次に、BSC評価項目軸によって格納位置
が定義されているデータについて説明する。ここでも、
他の全ての軸における値を同一としてこのBSC評価項
目軸での値のみを異にする情報の集合を、「データセッ
ト」と称するものとする。また、一つの「データセッ
ト」が格納されている領域(即ち、評価項目軸以外の各
軸によってその全体としての位置が特定され、その内部
の位置がBSC評価項目軸によって特定される領域)
を、一つの「エントリ」と称するものとする。
が定義されているデータについて説明する。ここでも、
他の全ての軸における値を同一としてこのBSC評価項
目軸での値のみを異にする情報の集合を、「データセッ
ト」と称するものとする。また、一つの「データセッ
ト」が格納されている領域(即ち、評価項目軸以外の各
軸によってその全体としての位置が特定され、その内部
の位置がBSC評価項目軸によって特定される領域)
を、一つの「エントリ」と称するものとする。
【0040】各エントリには「顧客の視点」に関する複
数の評価項目(市場シェア、製品サービスの品質、顧客
ロイヤルティ、離反顧客件数、新規顧客開拓件数、利益
顧客比率、クレーム処理不満件数)、「プロセスの視
点」に関する複数の評価項目(戦略計画プロセス品質、
技術開発プロセス品質、受注活動プロセス品質、設計プ
ロセス品質、サービスプロセス品質)、「株主の視点」
に関する複数の評価項目(投下資本営業利益率、負債/
自己資本比率、運転資本手持ち月数、投資/自己資本倍
率、キャッシュフロー、業績変動幅)、「組織・人材の
視点」に関する複数の評価項目(サービス部門からの改
善要望未解決件数、重要スキル教育訓練計画進捗度、デ
ザインレビュー満足度、安全指標、組織リーダーシップ
評価、プロジェクト活動満足度、組織活力評価)に関し
て、それぞれ付与された1点乃至5点の評価点が、一つの
データセットとして格納されている。評価点の付与は、
1点:目標の大幅な未達成、業績悪化主因になってい
る、2点:やや悪化、問題多い、3点:目標計画時から明
確な変化なし、4点:やや改善、業績貢献には至らず、5
点:目標達成、大幅改善、という評価ガイドラインに沿
って付与する。
数の評価項目(市場シェア、製品サービスの品質、顧客
ロイヤルティ、離反顧客件数、新規顧客開拓件数、利益
顧客比率、クレーム処理不満件数)、「プロセスの視
点」に関する複数の評価項目(戦略計画プロセス品質、
技術開発プロセス品質、受注活動プロセス品質、設計プ
ロセス品質、サービスプロセス品質)、「株主の視点」
に関する複数の評価項目(投下資本営業利益率、負債/
自己資本比率、運転資本手持ち月数、投資/自己資本倍
率、キャッシュフロー、業績変動幅)、「組織・人材の
視点」に関する複数の評価項目(サービス部門からの改
善要望未解決件数、重要スキル教育訓練計画進捗度、デ
ザインレビュー満足度、安全指標、組織リーダーシップ
評価、プロジェクト活動満足度、組織活力評価)に関し
て、それぞれ付与された1点乃至5点の評価点が、一つの
データセットとして格納されている。評価点の付与は、
1点:目標の大幅な未達成、業績悪化主因になってい
る、2点:やや悪化、問題多い、3点:目標計画時から明
確な変化なし、4点:やや改善、業績貢献には至らず、5
点:目標達成、大幅改善、という評価ガイドラインに沿
って付与する。
【0041】BSCにおいては、上記4つの視点で事業活動
をリアルタイムにフォローし、オペレーションの改善に
つないでいくものであるが、4つの視点に関する各評価
項目の評価値を集計することにより、各評価対象事項に
対する目標と実績のバランス、株主,従業員等の利害関
係者の満足度の改善のバランスなどが、ポジションとし
て表示される。また、複数の評価対象事項を同一のポー
トフォリオマップに配置することで、企業もしくは事業
ユニット全体としての改善状況を俯瞰することが可能に
なり、共通の課題を抽出し、企業変革推進のための方針
や業績評価方針を検討することに役立つのである。
をリアルタイムにフォローし、オペレーションの改善に
つないでいくものであるが、4つの視点に関する各評価
項目の評価値を集計することにより、各評価対象事項に
対する目標と実績のバランス、株主,従業員等の利害関
係者の満足度の改善のバランスなどが、ポジションとし
て表示される。また、複数の評価対象事項を同一のポー
トフォリオマップに配置することで、企業もしくは事業
ユニット全体としての改善状況を俯瞰することが可能に
なり、共通の課題を抽出し、企業変革推進のための方針
や業績評価方針を検討することに役立つのである。
【0042】経営分析データベース17内においては、
以上のようなデータセットが、論理的に、上記した組織
軸,年度軸,期間軸,予実軸,評価者軸の方向に、夫々
重なって存在している。
以上のようなデータセットが、論理的に、上記した組織
軸,年度軸,期間軸,予実軸,評価者軸の方向に、夫々
重なって存在している。
【0043】なお、各エントリ内における位置(即ち、
評価項目)を特定するための上記BSC評価項目軸は、
図12に示すように、各評価項目名を、夫々の上位階層
である顧客の指定,プロセスの視点,株主の視点及び組
織と学習の視点によってまとめ、さらに、顧客の視点及
びプロセスの視点をその上位階層である競争力改善イン
デックス(X軸)によってまとめるとともに、株主の視
点及び組織・人材の視点をその上位階層である業務改善
インデックス(Y軸)によってまとめて、シリアルに並
べてなる軸である。従って、このBSC評価項目軸上で
の位置を指定することによって、各データセット内にお
ける各評価項目のうちから抽出対象項目を選択すること
も可能となっている。
評価項目)を特定するための上記BSC評価項目軸は、
図12に示すように、各評価項目名を、夫々の上位階層
である顧客の指定,プロセスの視点,株主の視点及び組
織と学習の視点によってまとめ、さらに、顧客の視点及
びプロセスの視点をその上位階層である競争力改善イン
デックス(X軸)によってまとめるとともに、株主の視
点及び組織・人材の視点をその上位階層である業務改善
インデックス(Y軸)によってまとめて、シリアルに並
べてなる軸である。従って、このBSC評価項目軸上で
の位置を指定することによって、各データセット内にお
ける各評価項目のうちから抽出対象項目を選択すること
も可能となっている。
【0044】ハードディスク13内に格納されている各
評価項目軸テーブルは、各評価項目軸(PPM評価項目
軸,BSC評価項目軸,等)毎に、その評価項目軸にお
ける項目名及びその階層構造を定義している。 (事業ポジション表示システムを用いた経営分析手法)
以上のような構成を有する経営分析データベース17を
用いての経営分析手法の概略を、以下に述べる。なお、
各評価項目軸に関するデータは、同一の処理が施され得
るように、統一フォーマットに従って経営分析データベ
ース17内に格納されているので、以下、PPM評価項
目軸に関するデータを代表例として、説明を行う。
評価項目軸テーブルは、各評価項目軸(PPM評価項目
軸,BSC評価項目軸,等)毎に、その評価項目軸にお
ける項目名及びその階層構造を定義している。 (事業ポジション表示システムを用いた経営分析手法)
以上のような構成を有する経営分析データベース17を
用いての経営分析手法の概略を、以下に述べる。なお、
各評価項目軸に関するデータは、同一の処理が施され得
るように、統一フォーマットに従って経営分析データベ
ース17内に格納されているので、以下、PPM評価項
目軸に関するデータを代表例として、説明を行う。
【0045】また、ここでは、説明を簡単にするため
に、特定の複数の商品(商品01〜商品05)につい
て、現在(年度軸及び期間軸上の特定時点)における実
績(予実軸上の実績)を特定評価者(評価者軸上の特定
評価者)が評価した結果である5個のデータセットの全
評価項目に基づいて、分析がなされるものとする。
に、特定の複数の商品(商品01〜商品05)につい
て、現在(年度軸及び期間軸上の特定時点)における実
績(予実軸上の実績)を特定評価者(評価者軸上の特定
評価者)が評価した結果である5個のデータセットの全
評価項目に基づいて、分析がなされるものとする。
【0046】図13は、各商品(商品01〜商品05)
に対応した5個のデータセットの具体値を一覧した表で
ある。この図13に示したように、個々のデータセット
内の各評価項目の評価値は、「業界の競争構造」,「市
場の魅力度」,「事業の競争力」,及び、「財務構造」
といった4つの群に分類される。そして、「業界の競争
構造」に分類された8個の評価値の平均値が算出されて
平均スコアY2に代入される。同様に、「市場の魅力
度」に分類された8個の評価値の平均値が算出されて平
均スコアX1に代入される。同様に、「事業の競争力」
に分類された9個の評価値の平均値が算出されて平均ス
コアX2に代入される。同様に、「財務構造」に分類さ
れた8個の評価値の平均値が算出されて平均スコアY1
に代入される。ここでは、各平均スコアは、各評価値を
単純平均することによって算出したが、各評価項目毎に
評価値に重み付けを行って加重平均を算出しても良い。
この際、例えば、分析対象事項である事業ユニット毎に
重み付けを個別に設定しても良い。
に対応した5個のデータセットの具体値を一覧した表で
ある。この図13に示したように、個々のデータセット
内の各評価項目の評価値は、「業界の競争構造」,「市
場の魅力度」,「事業の競争力」,及び、「財務構造」
といった4つの群に分類される。そして、「業界の競争
構造」に分類された8個の評価値の平均値が算出されて
平均スコアY2に代入される。同様に、「市場の魅力
度」に分類された8個の評価値の平均値が算出されて平
均スコアX1に代入される。同様に、「事業の競争力」
に分類された9個の評価値の平均値が算出されて平均ス
コアX2に代入される。同様に、「財務構造」に分類さ
れた8個の評価値の平均値が算出されて平均スコアY1
に代入される。ここでは、各平均スコアは、各評価値を
単純平均することによって算出したが、各評価項目毎に
評価値に重み付けを行って加重平均を算出しても良い。
この際、例えば、分析対象事項である事業ユニット毎に
重み付けを個別に設定しても良い。
【0047】次に、各平均スコアX1,X2,Y1,Y2に
対して下記演算(1),(2)が実行されて、ポートフ
ォリオマップ(多次元空間)上での座標値(X座標,Y
座標)が算出される。
対して下記演算(1),(2)が実行されて、ポートフ
ォリオマップ(多次元空間)上での座標値(X座標,Y
座標)が算出される。
【0048】 X=2X1+2(X2−6) ………(1) Y=2Y1+2(Y2−6) ………(2) 図13の例では、商品01については座標値(0.11,-0.
68)が、商品02については座標値(-0.44,3.79)が、
商品03については座標値(-1.97,-2.64)が、商品0
4については座標値(-2.44,-2.89)が、商品05につ
いては座標値(-1.56,-3.64)が、夫々算出される。
68)が、商品02については座標値(-0.44,3.79)が、
商品03については座標値(-1.97,-2.64)が、商品0
4については座標値(-2.44,-2.89)が、商品05につ
いては座標値(-1.56,-3.64)が、夫々算出される。
【0049】ポートフォリオマップは、本実施形態にお
いては、図14に示すように、X軸及びY軸を直交させ
てなる直交座標によって定義される二次元空間として表
される。そして、上記した各商品は、ポートフォリオマ
ップ上において、夫々について算出された座標値が示す
位置に、方向の意義を有さないオブジェクト(バブル)
によって表示されるのである。なお、ポートフォリオマ
ップにおける各商品の座標値を示すオブジェクト(バブ
ル)の径は、その商品の売上高,その商品に対する投下
資本,その商品に携わる人員規模,その商品の経済的付
加価値,等の中から任意に選択されたものに対応する。
従って、上述した経営分析データベース17内に格納さ
れた個々の事業ユニットについてのデータセットには、
これら売上高,投下資本,人員規模又は経済的付加価値
が、付記されているものとする。また、ポートフォリオ
マップ上においては、分析対象事項の座標値を示すオブ
ジェクト(バブル)には、引出線が描かれ、その分析対
象事項を表す文字列が記述されている。
いては、図14に示すように、X軸及びY軸を直交させ
てなる直交座標によって定義される二次元空間として表
される。そして、上記した各商品は、ポートフォリオマ
ップ上において、夫々について算出された座標値が示す
位置に、方向の意義を有さないオブジェクト(バブル)
によって表示されるのである。なお、ポートフォリオマ
ップにおける各商品の座標値を示すオブジェクト(バブ
ル)の径は、その商品の売上高,その商品に対する投下
資本,その商品に携わる人員規模,その商品の経済的付
加価値,等の中から任意に選択されたものに対応する。
従って、上述した経営分析データベース17内に格納さ
れた個々の事業ユニットについてのデータセットには、
これら売上高,投下資本,人員規模又は経済的付加価値
が、付記されているものとする。また、ポートフォリオ
マップ上においては、分析対象事項の座標値を示すオブ
ジェクト(バブル)には、引出線が描かれ、その分析対
象事項を表す文字列が記述されている。
【0050】ポートフォリオマップにおけるX軸は、上
述した演算(1)から明らかなように、市場の魅力(X
1)と事業の競争力(X2)との関係を表す尺度(競争力
インデックス)であり、正方向に大きくなるほど収益が
大きくなることを示している。従って、業界が成長期で
あって商品(分析対象事業ユニット)の技術が複雑であ
れば、多少当該商品(分析対象事業ユニット)の競争力
が劣っていても収益が確保できることが、理解される。
一方、業界の成長が落ちた場合には、競争力が弱い商品
(分析対象事業ユニット)の収益が確保できなくなるこ
とも、また、理解されるところである。
述した演算(1)から明らかなように、市場の魅力(X
1)と事業の競争力(X2)との関係を表す尺度(競争力
インデックス)であり、正方向に大きくなるほど収益が
大きくなることを示している。従って、業界が成長期で
あって商品(分析対象事業ユニット)の技術が複雑であ
れば、多少当該商品(分析対象事業ユニット)の競争力
が劣っていても収益が確保できることが、理解される。
一方、業界の成長が落ちた場合には、競争力が弱い商品
(分析対象事業ユニット)の収益が確保できなくなるこ
とも、また、理解されるところである。
【0051】また、ポートフォリオマップにおけるY軸
は、上述した演算(2)から明らかなように、業界の環
境及び競争構造(Y2)と事業に関する財務構造(Y1)
との関係を示す尺度(財務力インデックス)であり、正
方向に大きくなるほど収益が大きくなることを示してい
る。従って、業界が変化せず、新規参入もない場合に
は、借金が多かったり低収益でも当該事業(分析対象事
業ユニット)は収益を確保できることが、理解される。
一方、環境や競争が激しくなった場合には、財務構造が
悪い事業(分析対象事業ユニット)は収益を確保できな
くなることも、また、理解されるところである。
は、上述した演算(2)から明らかなように、業界の環
境及び競争構造(Y2)と事業に関する財務構造(Y1)
との関係を示す尺度(財務力インデックス)であり、正
方向に大きくなるほど収益が大きくなることを示してい
る。従って、業界が変化せず、新規参入もない場合に
は、借金が多かったり低収益でも当該事業(分析対象事
業ユニット)は収益を確保できることが、理解される。
一方、環境や競争が激しくなった場合には、財務構造が
悪い事業(分析対象事業ユニット)は収益を確保できな
くなることも、また、理解されるところである。
【0052】従って、第1象限(X座標及びY座標がと
もに正である範囲)にオブジェクト(バブル)が存在す
る商品(分析対象事業ユニット)については、最も収益
が見込めるので、積極的拡大戦略を採り、コンピタンス
拡大,M&A,ベストプラクティスといった戦略を進め
るべきであると、分析することができる。また、第2象
限(Y座標が正であるがX座標が負である範囲)にオブ
ジェクト(バブル)が存在する商品(分析対象事業ユニ
ット)については、財務構造は良いもののそもそも競争
力が低いために売上が上がらない状況であるので、競争
力を高めるために、コストダウン,投資,他社との提
携,プロセスの効率改善,新コンピタンスの構築といっ
た戦略を採るべきであると、分析することができる。ま
た、第3象限(X座標及びY座標がともに負である範
囲)にオブジェクト(バブル)が存在する商品(分析対
象事業ユニット)については、現状では収益を見込み難
いので、ビジネスモデルの変革(事業の仕組みの見直
し),コストの構造変革,資産圧縮,他社との戦略提携
や事業の撤退といった守勢な戦略を採らざるを得ない
と、分析することができる。また、第4象限(X座標が
正であるがY座標が負である範囲)にオブジェクト(バ
ブル)が存在する商品(分析対象事業ユニット)につい
ては、競争力があるために粗利は得られるものの財務構
造が悪いために収益があまり確保できない状況であるの
で、財務構造を健全化するために、生産革新,資産効率
化,コストダウン,資金力のある企業と連携したり若し
くはこれを買収するといった戦略を採るべきであると、
分析することができる。
もに正である範囲)にオブジェクト(バブル)が存在す
る商品(分析対象事業ユニット)については、最も収益
が見込めるので、積極的拡大戦略を採り、コンピタンス
拡大,M&A,ベストプラクティスといった戦略を進め
るべきであると、分析することができる。また、第2象
限(Y座標が正であるがX座標が負である範囲)にオブ
ジェクト(バブル)が存在する商品(分析対象事業ユニ
ット)については、財務構造は良いもののそもそも競争
力が低いために売上が上がらない状況であるので、競争
力を高めるために、コストダウン,投資,他社との提
携,プロセスの効率改善,新コンピタンスの構築といっ
た戦略を採るべきであると、分析することができる。ま
た、第3象限(X座標及びY座標がともに負である範
囲)にオブジェクト(バブル)が存在する商品(分析対
象事業ユニット)については、現状では収益を見込み難
いので、ビジネスモデルの変革(事業の仕組みの見直
し),コストの構造変革,資産圧縮,他社との戦略提携
や事業の撤退といった守勢な戦略を採らざるを得ない
と、分析することができる。また、第4象限(X座標が
正であるがY座標が負である範囲)にオブジェクト(バ
ブル)が存在する商品(分析対象事業ユニット)につい
ては、競争力があるために粗利は得られるものの財務構
造が悪いために収益があまり確保できない状況であるの
で、財務構造を健全化するために、生産革新,資産効率
化,コストダウン,資金力のある企業と連携したり若し
くはこれを買収するといった戦略を採るべきであると、
分析することができる。
【0053】以上のように、本実施形態の多面的経営分
析システムによると、ビジネス環境における分析対象事
業ユニットのポジションをポートフォリオマップ上に示
す手段として、バブルチャートが用いられているので、
ポートフォリオマップ上に、同時に複数のオブジェクト
(バブル)を表示可能である。従って、複数の商品につ
いての比較分析を、行うことができる。上記した図13
及び図14の例は、他の全ての軸上での位置を共通とす
るとともに組織軸に沿って分散して存在する5個の商品
01〜商品05についての5個のデータセットに基づい
て、ポートフォリオマップ上でのオブジェクト(バブ
ル)の表示を行った例を示すものである。
析システムによると、ビジネス環境における分析対象事
業ユニットのポジションをポートフォリオマップ上に示
す手段として、バブルチャートが用いられているので、
ポートフォリオマップ上に、同時に複数のオブジェクト
(バブル)を表示可能である。従って、複数の商品につ
いての比較分析を、行うことができる。上記した図13
及び図14の例は、他の全ての軸上での位置を共通とす
るとともに組織軸に沿って分散して存在する5個の商品
01〜商品05についての5個のデータセットに基づい
て、ポートフォリオマップ上でのオブジェクト(バブ
ル)の表示を行った例を示すものである。
【0054】なお、BSC評価項目軸に関するデータに基
づいた分析を行う場合には、X軸は顧客の視点(X1)と
プロセスの視点(X2)との関係を表わす尺度となる。ま
た、Y軸は株主の視点(Y1)と組織と人材の視点(Y2)
との関係を表わす尺度となる。BSCによる分析対象事業
単位のポートフォリオマップ上のポジションはPPMと同
様、演算(1)(2)によって得られる座標によって表示され
る。オブジェクトはPPMと同様に投下資本規模もしくは
売上高あるいは人員規模などの任意の値を示すバブルと
して表示することができる。また、単一の事業ユニット
として、時系列推移や計画目標のポジション等の表示、
下位組織単位へのドリルダウン、上位組織単位へのロー
ルアップも可能である。また、企業全体の複数の事業ユ
ニットを同時に表示し、全体的な傾向を確認することも
でき、これにより、全社計画部門は、翌期以降の全社共
通改善方針を設定することも可能になる。BSCの場合は
第1象限(X座標およびY座標がともに正である範囲)に
オブジェクトが存在する分析対象事業ユニットについて
は、顧客の視点、株主の視点、プロセスの視点、組織と
人材の視点のいずれにおいても目標達成もしくは大幅改
善が見られる高いパフォーマンスが評価される。評価項
目のうち相対的に評価点の低いものがあればそれを翌期
の改善課題とすること、さらに高い目標を設定してチャ
レンジすることなどの基本的な方向づけを行う。第2象
限(X座標が負、Y座標が正である範囲)にオブジェクト
が存在する分析対象事業ユニットについては、株主の視
点つまり財務的な業績評価と組織と人材の視点について
は改善等が見られるが、顧客の視点もしくはプロセス競
争力からは改善目標未達があることになる。この場合
は、顧客関係の改善あるいは大幅なプロセスイノベーシ
ョンを計画する必要があることになる。第3象限(X座
標、Y座標ともに負である範囲)にオブジェクトが存在
する分析対象ユニットについては、全ての項目について
問題があり、組織オペレーションの抜本的再編が必要に
なってくる。第4象限(X座標が正、Y座標が負である範
囲)にオブジェクトがある分析対象事業ユニットの場合
は、競争力は目標達成あるいは改善しているが、株主の
視点あるいは組織と人材の視点の評価項目に問題がある
ため、財務マネジメントと組織モチベーションのバラン
スをとるリーダーシップの変革が必要になってくる。
づいた分析を行う場合には、X軸は顧客の視点(X1)と
プロセスの視点(X2)との関係を表わす尺度となる。ま
た、Y軸は株主の視点(Y1)と組織と人材の視点(Y2)
との関係を表わす尺度となる。BSCによる分析対象事業
単位のポートフォリオマップ上のポジションはPPMと同
様、演算(1)(2)によって得られる座標によって表示され
る。オブジェクトはPPMと同様に投下資本規模もしくは
売上高あるいは人員規模などの任意の値を示すバブルと
して表示することができる。また、単一の事業ユニット
として、時系列推移や計画目標のポジション等の表示、
下位組織単位へのドリルダウン、上位組織単位へのロー
ルアップも可能である。また、企業全体の複数の事業ユ
ニットを同時に表示し、全体的な傾向を確認することも
でき、これにより、全社計画部門は、翌期以降の全社共
通改善方針を設定することも可能になる。BSCの場合は
第1象限(X座標およびY座標がともに正である範囲)に
オブジェクトが存在する分析対象事業ユニットについて
は、顧客の視点、株主の視点、プロセスの視点、組織と
人材の視点のいずれにおいても目標達成もしくは大幅改
善が見られる高いパフォーマンスが評価される。評価項
目のうち相対的に評価点の低いものがあればそれを翌期
の改善課題とすること、さらに高い目標を設定してチャ
レンジすることなどの基本的な方向づけを行う。第2象
限(X座標が負、Y座標が正である範囲)にオブジェクト
が存在する分析対象事業ユニットについては、株主の視
点つまり財務的な業績評価と組織と人材の視点について
は改善等が見られるが、顧客の視点もしくはプロセス競
争力からは改善目標未達があることになる。この場合
は、顧客関係の改善あるいは大幅なプロセスイノベーシ
ョンを計画する必要があることになる。第3象限(X座
標、Y座標ともに負である範囲)にオブジェクトが存在
する分析対象ユニットについては、全ての項目について
問題があり、組織オペレーションの抜本的再編が必要に
なってくる。第4象限(X座標が正、Y座標が負である範
囲)にオブジェクトがある分析対象事業ユニットの場合
は、競争力は目標達成あるいは改善しているが、株主の
視点あるいは組織と人材の視点の評価項目に問題がある
ため、財務マネジメントと組織モチベーションのバラン
スをとるリーダーシップの変革が必要になってくる。
【0055】本実施形態において、ポートフォリオマッ
プ上におけるオブジェクト(バブル)の表示は、経営分
析データベース17に対して上述したのとは異なった切
り口にて検索することによって得られたデータセットに
基づいても、可能である。
プ上におけるオブジェクト(バブル)の表示は、経営分
析データベース17に対して上述したのとは異なった切
り口にて検索することによって得られたデータセットに
基づいても、可能である。
【0056】例えば、組織軸上にて各商品01〜商品0
5の上位階層に存在する要素(例えば、自動車事業部)
に関して、ポートフォリオマップ上でオブジェクト(バ
ブル)を表示させることも、可能である。この場合、経
営分析データベース17内において、他の軸上での位置
を共通とする当該上位階層の要素(自動車事業部)に関
するデータセットが存在する時には、当該データセット
に基づいて、オブジェクト(バブル)を表示させるべき
ポートフォリオマップでの座標値が計算される。また、
当該上位階層の要素(自動車事業部)に関するデータセ
ットが存在しない場合には、その直下の階層に属する全
ての要素に関するデータセット群が読み出され、これら
データセット群間における各評価項目毎の平均値が算出
され、算出された各評価項目毎の平均値からなるデータ
セットに基づいて、オブジェクト(バブル)を表示させ
るべきポートフォリオマップでの座標値が計算される。
このようにして、下位階層に属する要素に関するオブジ
ェクト(バブル)を表示している状態から上位階層に存
在する要素に関するオブジェクト(バブル)を表示する
状態に切り替える事を、「ロールアップ」という。逆
に、上位階層に存在する要素に関するオブジェクト(バ
ブル)を表示している状態から下位階層に属する要素に
関するオブジェクト(バブル)を表示する状態に切り換
えることを、「ドリルダウン」という。このようなロー
ルアップ及びドリルダウンを行うと、例えば、ある上位
階層の事業ユニット(例えば、事業部)の収益が悪化し
た時に、その原因となった下位階層の事業ユニット(例
えば、商品)をつきとめることが可能になる。
5の上位階層に存在する要素(例えば、自動車事業部)
に関して、ポートフォリオマップ上でオブジェクト(バ
ブル)を表示させることも、可能である。この場合、経
営分析データベース17内において、他の軸上での位置
を共通とする当該上位階層の要素(自動車事業部)に関
するデータセットが存在する時には、当該データセット
に基づいて、オブジェクト(バブル)を表示させるべき
ポートフォリオマップでの座標値が計算される。また、
当該上位階層の要素(自動車事業部)に関するデータセ
ットが存在しない場合には、その直下の階層に属する全
ての要素に関するデータセット群が読み出され、これら
データセット群間における各評価項目毎の平均値が算出
され、算出された各評価項目毎の平均値からなるデータ
セットに基づいて、オブジェクト(バブル)を表示させ
るべきポートフォリオマップでの座標値が計算される。
このようにして、下位階層に属する要素に関するオブジ
ェクト(バブル)を表示している状態から上位階層に存
在する要素に関するオブジェクト(バブル)を表示する
状態に切り替える事を、「ロールアップ」という。逆
に、上位階層に存在する要素に関するオブジェクト(バ
ブル)を表示している状態から下位階層に属する要素に
関するオブジェクト(バブル)を表示する状態に切り換
えることを、「ドリルダウン」という。このようなロー
ルアップ及びドリルダウンを行うと、例えば、ある上位
階層の事業ユニット(例えば、事業部)の収益が悪化し
た時に、その原因となった下位階層の事業ユニット(例
えば、商品)をつきとめることが可能になる。
【0057】また、特定の分析対象事業ユニットに関し
て、他の軸上での位置を共通とするとともに年度軸上に
て所定範囲に分散して存在する複数のデータセットに基
づいて、ポートフォリオマップ上でオブジェクト(バブ
ル)を表示させることも、可能である。この場合、期間
軸にて指定された要素が「日」である場合には、期間軸
に沿って分散して存在する各データセットに基づいて、
夫々、ポートフォリオマップでの座標値が計算されて、
それぞれに対応するオブジェクト(バブル)が、ポート
フォリオマップ上に表示される。このようにして表示さ
れた一連のオブジェクト(バブル)は、分析対象事業ユ
ニットについてのポジションの推移を、日単位で表した
ものとなる。これに対して、期間軸にて指定された要素
が「月」等、上位階層の要素であった場合には、期間軸
に沿って所定範囲に分散して存在する複数のデータセッ
トが指定された要素の単位で分類されるとともに、分類
された各データセット間における各評価項目毎の平均値
が算出され、算出された各評価項目毎の平均値からなる
データセットに基づいて、オブジェクト(バブル)が、
ポートフォリオマップ上に表示される。このようにして
表示された一連のオブジェクト(バブル)は、分析対象
事業ユニットについてのポジションの推移を、指定され
た要素の単位で表したものとなる。このような分析対象
事業ユニットのポジションの推移が表示されると、分析
対象事業ユニットのライフサイクルを知ることができる
ので、今後の推移を予測して、それに対処するための方
策を事前に採ることが可能となる。
て、他の軸上での位置を共通とするとともに年度軸上に
て所定範囲に分散して存在する複数のデータセットに基
づいて、ポートフォリオマップ上でオブジェクト(バブ
ル)を表示させることも、可能である。この場合、期間
軸にて指定された要素が「日」である場合には、期間軸
に沿って分散して存在する各データセットに基づいて、
夫々、ポートフォリオマップでの座標値が計算されて、
それぞれに対応するオブジェクト(バブル)が、ポート
フォリオマップ上に表示される。このようにして表示さ
れた一連のオブジェクト(バブル)は、分析対象事業ユ
ニットについてのポジションの推移を、日単位で表した
ものとなる。これに対して、期間軸にて指定された要素
が「月」等、上位階層の要素であった場合には、期間軸
に沿って所定範囲に分散して存在する複数のデータセッ
トが指定された要素の単位で分類されるとともに、分類
された各データセット間における各評価項目毎の平均値
が算出され、算出された各評価項目毎の平均値からなる
データセットに基づいて、オブジェクト(バブル)が、
ポートフォリオマップ上に表示される。このようにして
表示された一連のオブジェクト(バブル)は、分析対象
事業ユニットについてのポジションの推移を、指定され
た要素の単位で表したものとなる。このような分析対象
事業ユニットのポジションの推移が表示されると、分析
対象事業ユニットのライフサイクルを知ることができる
ので、今後の推移を予測して、それに対処するための方
策を事前に採ることが可能となる。
【0058】また、特定の分析対象事業ユニットに関し
て、他の軸上での位置を共通とするとともに予実軸上で
分散して存在する予定及び実績に関する各データセット
に基づいて、ポートフォリオマップ上において、分析対
象事業ユニットの予定されていたポジションを示すオブ
ジェクト(バブル)と実際のポジションを示すオブジェ
クト(バブル)とを、同時に表示することも可能であ
る。このような表示がなされれば、予定と実績とを比較
して、目的達成度を知ることができるとともに、目的達
成のためには何が足りないかを分析することができる。
て、他の軸上での位置を共通とするとともに予実軸上で
分散して存在する予定及び実績に関する各データセット
に基づいて、ポートフォリオマップ上において、分析対
象事業ユニットの予定されていたポジションを示すオブ
ジェクト(バブル)と実際のポジションを示すオブジェ
クト(バブル)とを、同時に表示することも可能であ
る。このような表示がなされれば、予定と実績とを比較
して、目的達成度を知ることができるとともに、目的達
成のためには何が足りないかを分析することができる。
【0059】また、他の軸上での位置を共通するととも
に評価者軸上で分散して存在する複数のデータセットに
基づいて、ポートフォリオマップ上でオブジェクト(バ
ブル)を表示させることも、可能である。この場合、読
み出された複数のデータセット間における各評価項目毎
の平均値が算出され、算出された各評価項目毎の平均値
からなるデータセットに基づいて、分析対象事業ユニッ
トのポートフォリオマップ上での座標値が計算されて、
それに対応するオブジェクト(バブル)がポートフォリ
オマップ上に表示される。このようにして複数の評価者
による評価が平均化されれば、評価値がより客観的にな
るので、分析結果の信頼性が向上する。しかも、この場
合においても、評価者軸上における階層構造に従って、
上述したようなロールアップ及びドリルダウンが可能で
ある。従って、評価者軸上においてロールアップ及びド
リルダウンを行うことにより、各評価者間や各評価部署
間における評価の傾向の相違を知ることができ、それに
よって、データセットに補正を加えてデータの信頼性を
向上させることも可能になる。
に評価者軸上で分散して存在する複数のデータセットに
基づいて、ポートフォリオマップ上でオブジェクト(バ
ブル)を表示させることも、可能である。この場合、読
み出された複数のデータセット間における各評価項目毎
の平均値が算出され、算出された各評価項目毎の平均値
からなるデータセットに基づいて、分析対象事業ユニッ
トのポートフォリオマップ上での座標値が計算されて、
それに対応するオブジェクト(バブル)がポートフォリ
オマップ上に表示される。このようにして複数の評価者
による評価が平均化されれば、評価値がより客観的にな
るので、分析結果の信頼性が向上する。しかも、この場
合においても、評価者軸上における階層構造に従って、
上述したようなロールアップ及びドリルダウンが可能で
ある。従って、評価者軸上においてロールアップ及びド
リルダウンを行うことにより、各評価者間や各評価部署
間における評価の傾向の相違を知ることができ、それに
よって、データセットに補正を加えてデータの信頼性を
向上させることも可能になる。
【0060】また、同一評価対象事項に対してPPMによ
るポジションとBSCによるポジションとを相互に往来可
能に表示することによって、多面的な分析を行うことが
できる。図27は、PPMによるポジション(同図a)とB
SCによるポジション(同図b)とを合わせて表示し、比
較分析するための例を、示している。この例において、
事業ユニットAはPPMでは第1象限に位置し、積極的投資
方針が適合するが、BSCのポジションは第2象限に位置
し、何らかのイノベーションが必要であると示される。
これによって、戦略計画担当者は、たとえば、事業ユニ
ットAについては単純な拡大投資ではなく、イノベーシ
ョンにつながる投資を優先するといったオプションを検
討することになる。
るポジションとBSCによるポジションとを相互に往来可
能に表示することによって、多面的な分析を行うことが
できる。図27は、PPMによるポジション(同図a)とB
SCによるポジション(同図b)とを合わせて表示し、比
較分析するための例を、示している。この例において、
事業ユニットAはPPMでは第1象限に位置し、積極的投資
方針が適合するが、BSCのポジションは第2象限に位置
し、何らかのイノベーションが必要であると示される。
これによって、戦略計画担当者は、たとえば、事業ユニ
ットAについては単純な拡大投資ではなく、イノベーシ
ョンにつながる投資を優先するといったオプションを検
討することになる。
【0061】なお、本実施形態においては、一旦ポート
フォリオマップ上に表示されたオブジェクト(バブル)
について、その内容を詳しく知りたい場合には、各平均
スコアを図示することが可能であり、各平均スコアの内
容を詳しく知りたい場合には、それを構成する各評価項
目の評価値を図示することも可能である。 (経営分析サーバの処理内容)次に、上記した経営分析
手法を実現する経営分析サーバ14に基づいたCPU1
0の処理内容を、説明する。この説明の前提として、オ
ペレータ(評価者又は分析者)は、何れかのクライアン
トコンピュータ2から、ホストコンピュータ1に対して
Java定義文書のURLを送信するものとする。する
と、ホストコンピュータ1からクライアントコンピュー
タ2に対してJava定義文書が送信される。クライア
ントコンピュータ2内において実行されているWebブ
ラウザ27は、このJava定義文書を受信すると、J
avaアプレットの実行領域を確保するとともに、ホス
トコンピュータ1に対して、クラスファイル16の要求
を行う。ホストコンピュータ1は、要求されたクラスフ
ァイル16を、要求元のクライアントコンピュータ2に
対して送信する。このクラスファイル16を受信したク
ライアントコンピュータ2内のWebブラウザ27は、
クラスファイル16をコンパイルして、それによって生
成されたJavaアプレット26を起動する。このよう
にして起動されたJavaアプレット26は、ホストコ
ンピュータ1内の経営分析サーバ14と相互通信するこ
とによって、図15乃至図21の処理を実行する。な
お、以下の説明において、「ボタンの押下」,「クリッ
ク」,「ドラッグ」,「入力」,「書込」とは、クライ
アントコンピュータ2における入力装置23への操作内
容が、Javaアプレット26によって送信され、経営
分析サーバ14がこれを受信したことを、意味する。ま
た、以下の説明において、「画面表示する」とは、クラ
イアントコンピュータ2においてJavaアプレット2
6がディスプレイ22に画面を表示するために必要なパ
ラメータを、経営分析サーバ14がJavaアプレット
26へ送信することを、意味する。
フォリオマップ上に表示されたオブジェクト(バブル)
について、その内容を詳しく知りたい場合には、各平均
スコアを図示することが可能であり、各平均スコアの内
容を詳しく知りたい場合には、それを構成する各評価項
目の評価値を図示することも可能である。 (経営分析サーバの処理内容)次に、上記した経営分析
手法を実現する経営分析サーバ14に基づいたCPU1
0の処理内容を、説明する。この説明の前提として、オ
ペレータ(評価者又は分析者)は、何れかのクライアン
トコンピュータ2から、ホストコンピュータ1に対して
Java定義文書のURLを送信するものとする。する
と、ホストコンピュータ1からクライアントコンピュー
タ2に対してJava定義文書が送信される。クライア
ントコンピュータ2内において実行されているWebブ
ラウザ27は、このJava定義文書を受信すると、J
avaアプレットの実行領域を確保するとともに、ホス
トコンピュータ1に対して、クラスファイル16の要求
を行う。ホストコンピュータ1は、要求されたクラスフ
ァイル16を、要求元のクライアントコンピュータ2に
対して送信する。このクラスファイル16を受信したク
ライアントコンピュータ2内のWebブラウザ27は、
クラスファイル16をコンパイルして、それによって生
成されたJavaアプレット26を起動する。このよう
にして起動されたJavaアプレット26は、ホストコ
ンピュータ1内の経営分析サーバ14と相互通信するこ
とによって、図15乃至図21の処理を実行する。な
お、以下の説明において、「ボタンの押下」,「クリッ
ク」,「ドラッグ」,「入力」,「書込」とは、クライ
アントコンピュータ2における入力装置23への操作内
容が、Javaアプレット26によって送信され、経営
分析サーバ14がこれを受信したことを、意味する。ま
た、以下の説明において、「画面表示する」とは、クラ
イアントコンピュータ2においてJavaアプレット2
6がディスプレイ22に画面を表示するために必要なパ
ラメータを、経営分析サーバ14がJavaアプレット
26へ送信することを、意味する。
【0062】図15の処理がスタートして最初のS00
1では、経営分析サーバ14は、ログイン画面を、クラ
イアントコンピュータ2のディスプレイ22上に表示す
る。このログイン画面には、図23に示されるように、
予め経営分析サーバ14に登録されている一組のユーザ
ID及びパスワードが夫々書き込まれる2つのテキスト
ボックス(ユーザーIDテキストボックス30,パスワ
ードテキストボックス31)と、ログインボタン32と
が、表示されている。
1では、経営分析サーバ14は、ログイン画面を、クラ
イアントコンピュータ2のディスプレイ22上に表示す
る。このログイン画面には、図23に示されるように、
予め経営分析サーバ14に登録されている一組のユーザ
ID及びパスワードが夫々書き込まれる2つのテキスト
ボックス(ユーザーIDテキストボックス30,パスワ
ードテキストボックス31)と、ログインボタン32と
が、表示されている。
【0063】次のS002では、経営分析サーバ14
は、ログイン画面のユーザIDテキストボックス30及
びパスワードテキストボックス31に夫々書き込まれた
内容が、自己に予め登録されているユーザID及びパス
ワードの組合せと合致しているか否かに基づいて、クラ
イアントコンピュータ2のオペレータが正規ユーザであ
るか否かをチェックする。そして、ログインボタン30
がクリックされると、経営分析サーバ14は、S003
において、両テキストボックス30の内容及びパスワー
ドテキストボックス31の内容が自己に登録されている
何れのユーザID及びパスワードの組合せにも合致しな
い場合には、処理をS002に戻し、両テキストボック
ス30の内容及びパスワードテキストボックス31の内
容が自己に登録されている何れかのユーザID及びパス
ワードの組合せに合致している場合には、正規ユーザに
よるアクセスであると判断して、処理をS004に進め
る。
は、ログイン画面のユーザIDテキストボックス30及
びパスワードテキストボックス31に夫々書き込まれた
内容が、自己に予め登録されているユーザID及びパス
ワードの組合せと合致しているか否かに基づいて、クラ
イアントコンピュータ2のオペレータが正規ユーザであ
るか否かをチェックする。そして、ログインボタン30
がクリックされると、経営分析サーバ14は、S003
において、両テキストボックス30の内容及びパスワー
ドテキストボックス31の内容が自己に登録されている
何れのユーザID及びパスワードの組合せにも合致しな
い場合には、処理をS002に戻し、両テキストボック
ス30の内容及びパスワードテキストボックス31の内
容が自己に登録されている何れかのユーザID及びパス
ワードの組合せに合致している場合には、正規ユーザに
よるアクセスであると判断して、処理をS004に進め
る。
【0064】S004では、経営分析サーバ14は、後
述するメイン画面をクライアントコンピュータ2のディ
スプレイ22上に表示するために必要な初期データを、
取得する。
述するメイン画面をクライアントコンピュータ2のディ
スプレイ22上に表示するために必要な初期データを、
取得する。
【0065】次のS005では、経営分析サーバ14
は、S004にて取得した初期データに基づいて、クラ
イアントコンピュータ2のディスプレイ22上に、メイ
ン画面を表示する。このメイン画面は、図24に示した
ように、複数のボタン(モード選択ボタン401,チャ
ートボタン402,表示ボタン403,ユニット詳細ボ
タン404,データ操作ボタン405,PPM/BSC
切替ボタン407,スタートボタン408)及び現在モ
ード表示欄406を表示するボタン入力領域40,図1
4を用いてその概念を既に説明したポートフォリオマッ
プを表示するマップ領域41、並びに、ポートフォリオ
マップ上にオブジェクト(バブル)が表示されている各
分析対象事業ユニット毎にその詳細を一覧表示する明細
表領域42に、区分けされている。なお、詳細表領域4
2において、各分析対象事業ユニットの詳細は、表形式
にて表示される。この表におけるヘッダ項目は、具体的
には、各分析対象事業ユニットについてのデータセット
を経営分析データベース17から抽出するための抽出条
件(即ち、各軸上で指定された要素名),及び、組織軸
上での要素名が示す事業ユニットの投下資本である。ま
た、この表に掲載された数値は、個々の分析対象事業ユ
ニットに関して上記抽出条件に従って経営分析データベ
ース17から抽出された全てのデータセット間における
各評価項目毎の平均値である。但し、このS007の時
点では、未だ、各軸上での要素名が指定されていないの
で、詳細表領域42には、枠のみが表示される。
は、S004にて取得した初期データに基づいて、クラ
イアントコンピュータ2のディスプレイ22上に、メイ
ン画面を表示する。このメイン画面は、図24に示した
ように、複数のボタン(モード選択ボタン401,チャ
ートボタン402,表示ボタン403,ユニット詳細ボ
タン404,データ操作ボタン405,PPM/BSC
切替ボタン407,スタートボタン408)及び現在モ
ード表示欄406を表示するボタン入力領域40,図1
4を用いてその概念を既に説明したポートフォリオマッ
プを表示するマップ領域41、並びに、ポートフォリオ
マップ上にオブジェクト(バブル)が表示されている各
分析対象事業ユニット毎にその詳細を一覧表示する明細
表領域42に、区分けされている。なお、詳細表領域4
2において、各分析対象事業ユニットの詳細は、表形式
にて表示される。この表におけるヘッダ項目は、具体的
には、各分析対象事業ユニットについてのデータセット
を経営分析データベース17から抽出するための抽出条
件(即ち、各軸上で指定された要素名),及び、組織軸
上での要素名が示す事業ユニットの投下資本である。ま
た、この表に掲載された数値は、個々の分析対象事業ユ
ニットに関して上記抽出条件に従って経営分析データベ
ース17から抽出された全てのデータセット間における
各評価項目毎の平均値である。但し、このS007の時
点では、未だ、各軸上での要素名が指定されていないの
で、詳細表領域42には、枠のみが表示される。
【0066】次のS006では、経営分析サーバ14
は、評価項目軸の数を示す変数Nを“0”に初期化す
る。
は、評価項目軸の数を示す変数Nを“0”に初期化す
る。
【0067】次のS007では、経営分析サーバ14
は、N番目の評価項目軸テーブル18から、評価項目名
の行列を読み出す。
は、N番目の評価項目軸テーブル18から、評価項目名
の行列を読み出す。
【0068】次のS008では、経営分析サーバ14
は、変数Nを一つインクリメントする。
は、変数Nを一つインクリメントする。
【0069】次のS009では、経営分析サーバ14
は、全ての評価項目軸テーブル18から評価項目名の行
列を読み込んだか否かをチェックする。そして、未だ全
ての評価項目軸テーブル18から評価項目名の行列を読
み込んでいない場合には、経営分析サーバ14は、処理
をS007に戻す。これに対して、全ての評価項目軸テ
ーブル18から評価項目名の行列を読み込んだ場合に
は、経営分析サーバ14は、処理をS010へ進める。
は、全ての評価項目軸テーブル18から評価項目名の行
列を読み込んだか否かをチェックする。そして、未だ全
ての評価項目軸テーブル18から評価項目名の行列を読
み込んでいない場合には、経営分析サーバ14は、処理
をS007に戻す。これに対して、全ての評価項目軸テ
ーブル18から評価項目名の行列を読み込んだ場合に
は、経営分析サーバ14は、処理をS010へ進める。
【0070】S010では、経営分析サーバ14は、現
在の変数Nを、Nの最大値を示す変数Nmaxに代入す
る。
在の変数Nを、Nの最大値を示す変数Nmaxに代入す
る。
【0071】次のS011では、経営分析サーバ14
は、変数Nを“1”に設定し直して、N=1番目の評価
項目軸テーブル18からS007にて読み込んだ評価項
目名を、詳細表領域42中の表に、上記ヘッダ項目とし
て表示する。
は、変数Nを“1”に設定し直して、N=1番目の評価
項目軸テーブル18からS007にて読み込んだ評価項
目名を、詳細表領域42中の表に、上記ヘッダ項目とし
て表示する。
【0072】次のS012では、経営分析サーバ14
は、メイン画面中のスタートボタン408の入力を受け
付ける。換言すると、スタートボタン408を、入力装
置23を用いたクリックが可能な状態にする。そして、
次のS013では、経営分析サーバ14は、スタートボ
タン408が押下(クリック)されたか否かを、チェッ
クする。そして、未だスタートボタン408が押下(ク
リック)されていない場合には、処理をS012に戻
す。これに対し、スタートボタン408が押下(クリッ
ク)された場合には、経営分析サーバ14は、処理をS
014へ進める。
は、メイン画面中のスタートボタン408の入力を受け
付ける。換言すると、スタートボタン408を、入力装
置23を用いたクリックが可能な状態にする。そして、
次のS013では、経営分析サーバ14は、スタートボ
タン408が押下(クリック)されたか否かを、チェッ
クする。そして、未だスタートボタン408が押下(ク
リック)されていない場合には、処理をS012に戻
す。これに対し、スタートボタン408が押下(クリッ
ク)された場合には、経営分析サーバ14は、処理をS
014へ進める。
【0073】このS014では、経営分析サーバ14
は、メイン画面におけるモード選択ボタン401へのク
リックイベントが発生するのを待つ。そして、モード選
択ボタン401へのクリックイベントが発生すると、経
営分析サーバ14は、3つのモード(ブラウズモード,
シュミレーションモード,エディットモード)を選択枝
とするドロップダウンメニューを、モード選択ボタン4
01に隣接して表示する。続いて、S009において、
このドロップダウンメニュー中の何れかの選択枝が選択
されるのを待ち、ブラウズモードが選択されると処理を
S016のブラウズモード処理(詳細については後述す
る)へ進め、シュミレーションモードが選択されると処
理をS017のシュミレーションモード処理(詳細は後
述する)へ進め、エディットモードが選択されると処理
をS018のエディットモード処理(詳細は後述する)
へ進める。そして、これら各処理(S016,S01
7,S018)が完了すると、経営分析サーバ14は、
処理をS014へ戻す。以後、経営分析サーバ14は、
これらS014乃至S018のループ処理を、繰り返し
実行し続ける。
は、メイン画面におけるモード選択ボタン401へのク
リックイベントが発生するのを待つ。そして、モード選
択ボタン401へのクリックイベントが発生すると、経
営分析サーバ14は、3つのモード(ブラウズモード,
シュミレーションモード,エディットモード)を選択枝
とするドロップダウンメニューを、モード選択ボタン4
01に隣接して表示する。続いて、S009において、
このドロップダウンメニュー中の何れかの選択枝が選択
されるのを待ち、ブラウズモードが選択されると処理を
S016のブラウズモード処理(詳細については後述す
る)へ進め、シュミレーションモードが選択されると処
理をS017のシュミレーションモード処理(詳細は後
述する)へ進め、エディットモードが選択されると処理
をS018のエディットモード処理(詳細は後述する)
へ進める。そして、これら各処理(S016,S01
7,S018)が完了すると、経営分析サーバ14は、
処理をS014へ戻す。以後、経営分析サーバ14は、
これらS014乃至S018のループ処理を、繰り返し
実行し続ける。
【0074】図17は、上述したS016にて実行され
るブラウズモード処理サブルーチンを示すフローチャー
トである。このサブルーチンに入って最初のS101で
は、経営分析サーバ14は、現在モード表示欄406に
「ブラウズ」と表示した後に、クリックイベントの発生
を待つ。そして、クリックイベントが発生した場合に
は、次のS102において、クリックされたボタンを判
別する。
るブラウズモード処理サブルーチンを示すフローチャー
トである。このサブルーチンに入って最初のS101で
は、経営分析サーバ14は、現在モード表示欄406に
「ブラウズ」と表示した後に、クリックイベントの発生
を待つ。そして、クリックイベントが発生した場合に
は、次のS102において、クリックされたボタンを判
別する。
【0075】そして、チャートボタン402がクリック
されたとS102にて判別した場合には、経営分析サー
バ14は、S103において、ブラウズチャート操作処
理を実行する。このブラウズチャート操作処理は、経営
分析データベース17に対する抽出条件(即ち、各軸上
における要素名の範囲)及びポートフォリオマップの表
示条件(即ち、バブルの径に関連付けるべき項目)を設
定するための処理である。
されたとS102にて判別した場合には、経営分析サー
バ14は、S103において、ブラウズチャート操作処
理を実行する。このブラウズチャート操作処理は、経営
分析データベース17に対する抽出条件(即ち、各軸上
における要素名の範囲)及びポートフォリオマップの表
示条件(即ち、バブルの径に関連付けるべき項目)を設
定するための処理である。
【0076】図18は、このS103にて実行されるブ
ラウズチャート操作処理サブルーチンの内容を示すフロ
ーチャートである。このサブルーチンに入って最初のS
201では、経営分析サーバ14は、複数の選択枝(即
ち、“組織”,“年度”,“期間”,“予実”,“評価
者”,“バブル”,“評価項目”,等)をリストアップ
しているメニュー画面(図示略)を、メイン画面に重ね
て表示する。続いて、S202において、このメニュー
画面中の何れかの選択枝が選択されるのを待ち、“組
織”が選択されると処理をS203へ進め、“年度”が
選択されると処理をS204へ進め、“期間”が選択さ
れると処理をS205へ進め、“予実”が選択されると
処理をS206へ進め、“評価者”が選択されると処理
をS207へ進め、“バブル”が選択されると処理をS
208へ進め、“評価項目”が選択されると処理をS2
09へ進め、その他の選択枝が選択されると処理をS2
10へ進める。
ラウズチャート操作処理サブルーチンの内容を示すフロ
ーチャートである。このサブルーチンに入って最初のS
201では、経営分析サーバ14は、複数の選択枝(即
ち、“組織”,“年度”,“期間”,“予実”,“評価
者”,“バブル”,“評価項目”,等)をリストアップ
しているメニュー画面(図示略)を、メイン画面に重ね
て表示する。続いて、S202において、このメニュー
画面中の何れかの選択枝が選択されるのを待ち、“組
織”が選択されると処理をS203へ進め、“年度”が
選択されると処理をS204へ進め、“期間”が選択さ
れると処理をS205へ進め、“予実”が選択されると
処理をS206へ進め、“評価者”が選択されると処理
をS207へ進め、“バブル”が選択されると処理をS
208へ進め、“評価項目”が選択されると処理をS2
09へ進め、その他の選択枝が選択されると処理をS2
10へ進める。
【0077】S203では、経営分析サーバ14は、組
織軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サーバ14
は、図6に示す様なツリー図として組織軸を示すリスト
ボックスを、メイン画面内に表示する。このリストボッ
クス内に表示された各要素名(ノード)のうち、現在抽
出条件として設定されているものは、ハイライト表示さ
れている。また、クライアントコンピュータ2のオペレ
ータによって何れかの要素名がクリックされると、新た
にクリックされた要素名が抽出条件として設定されてハ
イライト表示されるとともに、その時点でハイライト表
示されていた要素名が抽出条件から解除されて通常色に
戻される。但し、特定のキー(例えばCtrlキー)が押下
されている間に要素名がクリックされると、その時点で
ハイライト表示されている要素名は抽出条件として残
り、新たにクリックされた要素名が抽出条件として追加
されてハイライト表示される。また、複数の要素名にわ
たってドラッグが行われると、ドラッグされた範囲に含
まれる全要素名が抽出条件として選択されて、ハイライ
ト表示される。上述したロールアップとは、このリスト
ボックスにおいて現在抽出条件として設定されている要
素名の上位階層の要素名がクリックされることであり、
上述したドリルダウンとは、このリストボックスにおい
て現在抽出条件として設定されている要素名の直下の階
層に属する全要素名がドラッグされることである。そし
て、クライアントコンピュータ2のオペレータによる操
作によって、このリストボックスが閉じられると、経営
分析サーバ14は、このブラウズチャート操作処理サブ
ルーチンを終了して、処理を図17に戻す。
織軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サーバ14
は、図6に示す様なツリー図として組織軸を示すリスト
ボックスを、メイン画面内に表示する。このリストボッ
クス内に表示された各要素名(ノード)のうち、現在抽
出条件として設定されているものは、ハイライト表示さ
れている。また、クライアントコンピュータ2のオペレ
ータによって何れかの要素名がクリックされると、新た
にクリックされた要素名が抽出条件として設定されてハ
イライト表示されるとともに、その時点でハイライト表
示されていた要素名が抽出条件から解除されて通常色に
戻される。但し、特定のキー(例えばCtrlキー)が押下
されている間に要素名がクリックされると、その時点で
ハイライト表示されている要素名は抽出条件として残
り、新たにクリックされた要素名が抽出条件として追加
されてハイライト表示される。また、複数の要素名にわ
たってドラッグが行われると、ドラッグされた範囲に含
まれる全要素名が抽出条件として選択されて、ハイライ
ト表示される。上述したロールアップとは、このリスト
ボックスにおいて現在抽出条件として設定されている要
素名の上位階層の要素名がクリックされることであり、
上述したドリルダウンとは、このリストボックスにおい
て現在抽出条件として設定されている要素名の直下の階
層に属する全要素名がドラッグされることである。そし
て、クライアントコンピュータ2のオペレータによる操
作によって、このリストボックスが閉じられると、経営
分析サーバ14は、このブラウズチャート操作処理サブ
ルーチンを終了して、処理を図17に戻す。
【0078】また、S204では、経営分析サーバ14
は、年度軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サーバ
14は、図7に示す様なツリー図として組織軸を示すリ
ストボックスを、メイン画面内に表示する。このリスト
ボックス内に表示された各要素名(ノード)のうち、現
在抽出条件として設定されているものは、ハイライト表
示されている。また、このリストボックス内において
は、S203と同様な抽出条件の設定が行われる。そし
て、クライアントコンピュータ2のオペレータによる操
作によって、このリストボックスが閉じられると、経営
分析サーバ14は、このブラウズチャート操作処理サブ
ルーチンを終了して、処理を図17に戻す。
は、年度軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サーバ
14は、図7に示す様なツリー図として組織軸を示すリ
ストボックスを、メイン画面内に表示する。このリスト
ボックス内に表示された各要素名(ノード)のうち、現
在抽出条件として設定されているものは、ハイライト表
示されている。また、このリストボックス内において
は、S203と同様な抽出条件の設定が行われる。そし
て、クライアントコンピュータ2のオペレータによる操
作によって、このリストボックスが閉じられると、経営
分析サーバ14は、このブラウズチャート操作処理サブ
ルーチンを終了して、処理を図17に戻す。
【0079】また、S205では、経営分析サーバ14
は、期間軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サーバ
14は、図8に示す様なツリー図として組織軸を示すリ
ストボックスを、メイン画面内に表示する。このリスト
ボックス内に表示された各要素名(ノード)のうち、現
在集計条件として設定されているものは、ハイライト表
示されている。また、クライアントコンピュータ2のオ
ペレータによって何れかの要素名がクリックされると、
新たにクリックされた要素名が集計条件として設定され
てハイライト表示されるとともに、その時点でハイライ
ト表示されていた要素名が集計条件から解除されて通常
色に戻される。但し、S205においては、上述したS
203及びS204とは異なり、複数の要素名が同時に
集計条件として設定されることはない。そして、クライ
アントコンピュータ2のオペレータによる操作によっ
て、このリストボックスが閉じられると、経営分析サー
バ14は、このブラウズチャート操作処理サブルーチン
を終了して、処理を図17に戻す。
は、期間軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サーバ
14は、図8に示す様なツリー図として組織軸を示すリ
ストボックスを、メイン画面内に表示する。このリスト
ボックス内に表示された各要素名(ノード)のうち、現
在集計条件として設定されているものは、ハイライト表
示されている。また、クライアントコンピュータ2のオ
ペレータによって何れかの要素名がクリックされると、
新たにクリックされた要素名が集計条件として設定され
てハイライト表示されるとともに、その時点でハイライ
ト表示されていた要素名が集計条件から解除されて通常
色に戻される。但し、S205においては、上述したS
203及びS204とは異なり、複数の要素名が同時に
集計条件として設定されることはない。そして、クライ
アントコンピュータ2のオペレータによる操作によっ
て、このリストボックスが閉じられると、経営分析サー
バ14は、このブラウズチャート操作処理サブルーチン
を終了して、処理を図17に戻す。
【0080】また、S206では、経営分析サーバ14
は、予実軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サーバ
14は、図9に示す様なツリー図として予実軸を示すリ
ストボックスを、メイン画面内に表示する。このリスト
ボックス内に表示された各要素名(ノード)のうち、現
在抽出条件として設定されているものは、ハイライト表
示されている。また、クライアントコンピュータ2のオ
ペレータによって何れかの要素名がクリックされると、
新たにクリックされた要素名が抽出条件として設定され
てハイライト表示されるとともに、その時点でハイライ
ト表示されていた要素名が抽出条件から解除されて通常
色に戻される。そして、クライアントコンピュータ2の
オペレータによる操作によって、このリストボックスが
閉じられると、経営分析サーバ14は、このブラウズチ
ャート操作処理サブルーチンを終了して、処理を図17
に戻す。
は、予実軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サーバ
14は、図9に示す様なツリー図として予実軸を示すリ
ストボックスを、メイン画面内に表示する。このリスト
ボックス内に表示された各要素名(ノード)のうち、現
在抽出条件として設定されているものは、ハイライト表
示されている。また、クライアントコンピュータ2のオ
ペレータによって何れかの要素名がクリックされると、
新たにクリックされた要素名が抽出条件として設定され
てハイライト表示されるとともに、その時点でハイライ
ト表示されていた要素名が抽出条件から解除されて通常
色に戻される。そして、クライアントコンピュータ2の
オペレータによる操作によって、このリストボックスが
閉じられると、経営分析サーバ14は、このブラウズチ
ャート操作処理サブルーチンを終了して、処理を図17
に戻す。
【0081】また、S207では、経営分析サーバ14
は、評価者軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サー
バ14は、図10に示す様なツリー図として評価者軸を
示すリストボックスを、メイン画面内に表示する。この
リストボックス内に表示された各要素名(ノード)のう
ち、現在抽出条件として設定されているものは、ハイラ
イト表示されている。また、このリストボックス内にお
いては、S203と同様な抽出条件の設定が行われる。
そして、クライアントコンピュータ2のオペレータによ
る操作によって、このリストボックスが閉じられると、
経営分析サーバ14は、このブラウズチャート操作処理
サブルーチンを終了して、処理を図17に戻す。
は、評価者軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サー
バ14は、図10に示す様なツリー図として評価者軸を
示すリストボックスを、メイン画面内に表示する。この
リストボックス内に表示された各要素名(ノード)のう
ち、現在抽出条件として設定されているものは、ハイラ
イト表示されている。また、このリストボックス内にお
いては、S203と同様な抽出条件の設定が行われる。
そして、クライアントコンピュータ2のオペレータによ
る操作によって、このリストボックスが閉じられると、
経営分析サーバ14は、このブラウズチャート操作処理
サブルーチンを終了して、処理を図17に戻す。
【0082】また、S208では、経営分析サーバ14
は、バブルの大きさを示す項目設定処理を実行する。即
ち、経営分析サーバ14は、“売上高”,“投下資
本”,“人員規模”,及び“経済的付加価値”を選択枝
とするリストボックスを、メイン画面内に表示する。こ
のリストボックス内に表示された各選択枝のうち、現在
バブルの大きさを示す項目として設定されているもの
は、ハイライト表示されている。また、クライアントコ
ンピュータ2のオペレータによって何れかの選択枝がク
リックされると、新たにクリックされた選択枝がバブル
の大きさを示す項目として設定されてハイライト表示さ
れるとともに、その時点でハイライト表示されていた選
択枝のバブルの大きさを示す項目としての設定が解除さ
れて通常色に戻される。そして、クライアントコンピュ
ータ2のオペレータによる操作によって、このリストボ
ックスが閉じられると、経営分析サーバ14は、このブ
ラウズチャート操作処理サブルーチンを終了して、処理
を図17に戻す。
は、バブルの大きさを示す項目設定処理を実行する。即
ち、経営分析サーバ14は、“売上高”,“投下資
本”,“人員規模”,及び“経済的付加価値”を選択枝
とするリストボックスを、メイン画面内に表示する。こ
のリストボックス内に表示された各選択枝のうち、現在
バブルの大きさを示す項目として設定されているもの
は、ハイライト表示されている。また、クライアントコ
ンピュータ2のオペレータによって何れかの選択枝がク
リックされると、新たにクリックされた選択枝がバブル
の大きさを示す項目として設定されてハイライト表示さ
れるとともに、その時点でハイライト表示されていた選
択枝のバブルの大きさを示す項目としての設定が解除さ
れて通常色に戻される。そして、クライアントコンピュ
ータ2のオペレータによる操作によって、このリストボ
ックスが閉じられると、経営分析サーバ14は、このブ
ラウズチャート操作処理サブルーチンを終了して、処理
を図17に戻す。
【0083】また、S209では、経営分析サーバ14
は、評価項目軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サ
ーバ14は、現在の変数Nに対応する評価項目軸の要素
を図11又は図12に示すようなツリー形式で示すリス
トボックスを、メイン画面に重ねて表示する。ここで表
示される各評価項目のうち、現在抽出条件として設定さ
れているものは、ハイライト表示されている。また、こ
のようにして表示される各評価項目に対しては、S20
3と同様な抽出条件の設定が行われる。そして、クライ
アントコンピュータ2のオペレータによる操作によっ
て、この評価項目を表示しているリストボックスが閉じ
られると、経営分析サーバ14は、このブラウズチャー
ト操作処理サブルーチンを終了して、処理を図17に戻
す。
は、評価項目軸操作処理を実行する。即ち、経営分析サ
ーバ14は、現在の変数Nに対応する評価項目軸の要素
を図11又は図12に示すようなツリー形式で示すリス
トボックスを、メイン画面に重ねて表示する。ここで表
示される各評価項目のうち、現在抽出条件として設定さ
れているものは、ハイライト表示されている。また、こ
のようにして表示される各評価項目に対しては、S20
3と同様な抽出条件の設定が行われる。そして、クライ
アントコンピュータ2のオペレータによる操作によっ
て、この評価項目を表示しているリストボックスが閉じ
られると、経営分析サーバ14は、このブラウズチャー
ト操作処理サブルーチンを終了して、処理を図17に戻
す。
【0084】また、S210では、経営分析サーバ14
は、S202にてメニュー画面内でクリックされた選択
枝に対応した処理を実行した後に、このブラウズチャー
ト操作処理サブルーチンを終了して、処理を図17のル
ーチンに戻す。
は、S202にてメニュー画面内でクリックされた選択
枝に対応した処理を実行した後に、このブラウズチャー
ト操作処理サブルーチンを終了して、処理を図17のル
ーチンに戻す。
【0085】処理が戻された図17において、経営分析
サーバ14は、S103のブラウズチャート操作処理が
完了すると、処理をS101に戻す。
サーバ14は、S103のブラウズチャート操作処理が
完了すると、処理をS101に戻す。
【0086】一方、表示ボタン403がクリックされた
とS102にて判断した場合には、経営分析サーバ14
は、処理をS104に進める。このS104では、経営
分析サーバ14は、表示操作処理を実行する。この表示
操作処理は、現在設定されている各抽出条件に従って、
各抽出条件の組合せを満足する全てのデータセット(評
価項目軸において抽出条件として設定された1又は複数
の評価項目からなる部分データセット)を経営分析デー
タベース17から抽出し、抽出したデータセットに基づ
いてメイン画面のマップ領域41内にポートフォリオマ
ップを表示するための処理である。
とS102にて判断した場合には、経営分析サーバ14
は、処理をS104に進める。このS104では、経営
分析サーバ14は、表示操作処理を実行する。この表示
操作処理は、現在設定されている各抽出条件に従って、
各抽出条件の組合せを満足する全てのデータセット(評
価項目軸において抽出条件として設定された1又は複数
の評価項目からなる部分データセット)を経営分析デー
タベース17から抽出し、抽出したデータセットに基づ
いてメイン画面のマップ領域41内にポートフォリオマ
ップを表示するための処理である。
【0087】図19は、このS104にて実行される表
示操作処理サブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンに入って最初のS301では、経営分
析サーバ14は、組織軸上,年度軸上,予実軸上,評価
者軸,及び評価項目軸上において現在設定されている各
抽出条件を同時に満たす全てのデータセット(評価項目
軸において抽出条件として設定された1又は複数の評価
項目からなる部分データセット)を、経営分析データベ
ース17から抽出する(抽出手段に相当)。但し、同一
の軸上において複数の要素名が抽出条件として設定され
ている場合には、これらの抽出条件同士は論理和の抽出
条件をなす(このような論理和の抽出条件が設定されて
いる場合には抽出されるデータセットの個数は複数とな
る)。また、上述したように、各軸において上位階層の
要素名が抽出条件として設定されているが対応するデー
タセットが存在していなかった場合には、経営分析サー
バ14は、その下位階層に属する全ての要素名の位置に
夫々存在するデータセットを、抽出する。
示操作処理サブルーチンを示すフローチャートである。
このサブルーチンに入って最初のS301では、経営分
析サーバ14は、組織軸上,年度軸上,予実軸上,評価
者軸,及び評価項目軸上において現在設定されている各
抽出条件を同時に満たす全てのデータセット(評価項目
軸において抽出条件として設定された1又は複数の評価
項目からなる部分データセット)を、経営分析データベ
ース17から抽出する(抽出手段に相当)。但し、同一
の軸上において複数の要素名が抽出条件として設定され
ている場合には、これらの抽出条件同士は論理和の抽出
条件をなす(このような論理和の抽出条件が設定されて
いる場合には抽出されるデータセットの個数は複数とな
る)。また、上述したように、各軸において上位階層の
要素名が抽出条件として設定されているが対応するデー
タセットが存在していなかった場合には、経営分析サー
バ14は、その下位階層に属する全ての要素名の位置に
夫々存在するデータセットを、抽出する。
【0088】次のS302では、経営分析サーバ14
は、S301にて抽出したデータセットを、表示対象オ
ブジェクト毎に分類する。即ち、経営分析サーバ14
は、S301にて抽出条件として設定された上位階層の
要素名の位置にデータセットが存在しないためにその下
位階層に属する全ての要素名の位置に夫々存在するデー
タセットを抽出した場合には、これら複数のデータセッ
トを、同一表示対象オブジェクトに関するものとして、
ひとまとめに分類する。但し、年度軸に沿って分散して
いるデータセットについては、年度軸上において指定さ
れた要素の単位に応じて、日単位,週単位,月単位,四
半期単位,半期単位又は1年単位で、分類する。
は、S301にて抽出したデータセットを、表示対象オ
ブジェクト毎に分類する。即ち、経営分析サーバ14
は、S301にて抽出条件として設定された上位階層の
要素名の位置にデータセットが存在しないためにその下
位階層に属する全ての要素名の位置に夫々存在するデー
タセットを抽出した場合には、これら複数のデータセッ
トを、同一表示対象オブジェクトに関するものとして、
ひとまとめに分類する。但し、年度軸に沿って分散して
いるデータセットについては、年度軸上において指定さ
れた要素の単位に応じて、日単位,週単位,月単位,四
半期単位,半期単位又は1年単位で、分類する。
【0089】次に、経営分析サーバ14は、各表示対象
オブジェクトをポートフォリオマップ上に表示するため
に、S303乃至S311のループ処理を実行する。こ
のループ処理に入って最初のS303では、経営分析サ
ーバ14は、表示対象オブジェクトを一つ特定する。即
ち、S302にて分類されたデータセットの群(データ
セットが一つのみからなる群もあり得る)を、一つ特定
する。
オブジェクトをポートフォリオマップ上に表示するため
に、S303乃至S311のループ処理を実行する。こ
のループ処理に入って最初のS303では、経営分析サ
ーバ14は、表示対象オブジェクトを一つ特定する。即
ち、S302にて分類されたデータセットの群(データ
セットが一つのみからなる群もあり得る)を、一つ特定
する。
【0090】次のS304では、経営分析サーバ14
は、S303にて特定した表示対象オブジェクトにおけ
る各評価項目毎の平均値,即ち、データセット群相互間
における各評価項目毎の平均値を算出し、全体としての
データセットとする。勿論、表示対象オブジェクトに関
連するデータセットが一つのみである場合には、このS
304では、何も処理しない。
は、S303にて特定した表示対象オブジェクトにおけ
る各評価項目毎の平均値,即ち、データセット群相互間
における各評価項目毎の平均値を算出し、全体としての
データセットとする。勿論、表示対象オブジェクトに関
連するデータセットが一つのみである場合には、このS
304では、何も処理しない。
【0091】次のS305では、経営分析サーバ14
は、S304の処理を経たデータセットにおける各評価
項目を、評価項目軸における上位階層項目毎に分類す
る。即ち、PPM評価項目軸上の各評価項目が抽出条件
として設定されている場合には、市場の魅力度に関する
もの,事業の競争力に関するもの,財務構造に関するも
の,及び、業界の競争構造に関するものに、分類する。
また、BSC評価項目軸上の各評価項目が抽出条件とし
て設定されている場合には、プロセスの視点に関するも
の,組織と学習の視点に関するもの,株主の視点に関す
るもの,及び、顧客の視点に関するものに、分類する。
さらに、経営分析サーバ14は、分類された各評価項目
五との平均スコアを計算し、更に上位階層の項目毎に分
類し、X軸に関する一対の平均スコアを、夫々、X1,
X2とし、Y軸に関する一対の平均スコアを、夫々、
Y1,Y2とする。即ち、PPM評価項目軸上の各評価項
目が抽出条件として設定されている場合には、市場の魅
力度に関する評価項目の平均スコアをX1とし、事業の
競争力に関する評価項目の平均スコアをX2とし、財務
構造に関する評価項目の平均スコアをY1とし、業界の
競争構造に関する評価項目の平均スコアをY2とする。
また、BSC評価項目軸上の各評価項目が抽出条件とし
て設定されている場合には、プロセスの視点に関する評
価項目の平均スコアをX 1とし、組織と学習の視点に関
する評価項目の平均スコアをX2とし、株主の視点に関
する評価項目の平均スコアをY1とし、顧客の視点に関
する評価項目の平均スコアをY2とする。
は、S304の処理を経たデータセットにおける各評価
項目を、評価項目軸における上位階層項目毎に分類す
る。即ち、PPM評価項目軸上の各評価項目が抽出条件
として設定されている場合には、市場の魅力度に関する
もの,事業の競争力に関するもの,財務構造に関するも
の,及び、業界の競争構造に関するものに、分類する。
また、BSC評価項目軸上の各評価項目が抽出条件とし
て設定されている場合には、プロセスの視点に関するも
の,組織と学習の視点に関するもの,株主の視点に関す
るもの,及び、顧客の視点に関するものに、分類する。
さらに、経営分析サーバ14は、分類された各評価項目
五との平均スコアを計算し、更に上位階層の項目毎に分
類し、X軸に関する一対の平均スコアを、夫々、X1,
X2とし、Y軸に関する一対の平均スコアを、夫々、
Y1,Y2とする。即ち、PPM評価項目軸上の各評価項
目が抽出条件として設定されている場合には、市場の魅
力度に関する評価項目の平均スコアをX1とし、事業の
競争力に関する評価項目の平均スコアをX2とし、財務
構造に関する評価項目の平均スコアをY1とし、業界の
競争構造に関する評価項目の平均スコアをY2とする。
また、BSC評価項目軸上の各評価項目が抽出条件とし
て設定されている場合には、プロセスの視点に関する評
価項目の平均スコアをX 1とし、組織と学習の視点に関
する評価項目の平均スコアをX2とし、株主の視点に関
する評価項目の平均スコアをY1とし、顧客の視点に関
する評価項目の平均スコアをY2とする。
【0092】次のS306では、経営分析サーバ14
は、S305にて算出した各平均スコアX1,X2,
Y1,Y2に対して、上述した演算(1)及び(2)を実
行して、X座標及びY座標を算出する。即ち、以上のS
302乃至S306の処理が、座標値算出手段に相当す
る。
は、S305にて算出した各平均スコアX1,X2,
Y1,Y2に対して、上述した演算(1)及び(2)を実
行して、X座標及びY座標を算出する。即ち、以上のS
302乃至S306の処理が、座標値算出手段に相当す
る。
【0093】次のS307では、経営分析サーバ14
は、現在バブルの大きさを示すものとして設定されてい
る項目に対応するデータの平均値を算出して、この平均
値に基づいて表示対象オブジェクトのバブルの大きさを
決定する。
は、現在バブルの大きさを示すものとして設定されてい
る項目に対応するデータの平均値を算出して、この平均
値に基づいて表示対象オブジェクトのバブルの大きさを
決定する。
【0094】次のS308では、経営分析サーバ14
は、一意の色を、表示対象オブジェクトのバブルに設定
する。
は、一意の色を、表示対象オブジェクトのバブルに設定
する。
【0095】次のS309では、経営分析サーバ14
は、メイン画面のマップ表示領域41に表示されている
ポートフォリオマップ上において、S308にて決定し
た大きさとS309にて設定した色とを有するオブジェ
クト(バブル)を、S306にて算出された座標値(X
座標,Y座標)によって指定される位置に表示する(画
面表示手段に相当)。図24の例に即して述べると、組
織軸上での要素名が“自動車事業部”であって、期間軸
上での要素名が年であって、年度軸上での要素名が19
99年であって、予実軸上での要素名が予定であるとい
う抽出条件の組合せを満たすデータセットは、組織軸上
における“自動車事業部”及びその下位階層の要素名数
の総和をαとし、評価者軸上における最下位階層の要素
名(評価者名)の総和をβとすると、経営分析データベ
ース17内に、最大α×β×365個存在する。これら
のデータセットが全て抽出されて、抽出されたデータセ
ット群間における各評価項目毎の平均値が計算されて、
夫々の平均値が詳細領域42に表示されるとともに、各
評価項目の平均値に基づいて算出された座標値(X座
標,Y座標)が示すポートフォリオマップ上の位置に、
上記検索条件の組合せによって特定される分析対象事業
ユニットのポジションを示すオブジェクト(バブル)が
表示されるのである。
は、メイン画面のマップ表示領域41に表示されている
ポートフォリオマップ上において、S308にて決定し
た大きさとS309にて設定した色とを有するオブジェ
クト(バブル)を、S306にて算出された座標値(X
座標,Y座標)によって指定される位置に表示する(画
面表示手段に相当)。図24の例に即して述べると、組
織軸上での要素名が“自動車事業部”であって、期間軸
上での要素名が年であって、年度軸上での要素名が19
99年であって、予実軸上での要素名が予定であるとい
う抽出条件の組合せを満たすデータセットは、組織軸上
における“自動車事業部”及びその下位階層の要素名数
の総和をαとし、評価者軸上における最下位階層の要素
名(評価者名)の総和をβとすると、経営分析データベ
ース17内に、最大α×β×365個存在する。これら
のデータセットが全て抽出されて、抽出されたデータセ
ット群間における各評価項目毎の平均値が計算されて、
夫々の平均値が詳細領域42に表示されるとともに、各
評価項目の平均値に基づいて算出された座標値(X座
標,Y座標)が示すポートフォリオマップ上の位置に、
上記検索条件の組合せによって特定される分析対象事業
ユニットのポジションを示すオブジェクト(バブル)が
表示されるのである。
【0096】次のS310では、経営分析サーバ14
は、所定の軸(各表示対象オブジェクトに関するデータ
セットが分散して存在している軸)上における当該表示
対象オブジェクトに対応する要素名を、表示対象オブジ
ェクト(バブル)の説明文としてポートフォリオマップ
上に書き込み、この説明文と表示対象オブジェクトとの
間に引出線を描く。
は、所定の軸(各表示対象オブジェクトに関するデータ
セットが分散して存在している軸)上における当該表示
対象オブジェクトに対応する要素名を、表示対象オブジ
ェクト(バブル)の説明文としてポートフォリオマップ
上に書き込み、この説明文と表示対象オブジェクトとの
間に引出線を描く。
【0097】次のS311では、経営分析サーバ14
は、全ての表示対象オブジェクト(S302にて分類さ
れたデータセット群)に対してS303乃至S310の
処理を完了したか否かをチェックする。そして、未だ全
ての表示対象オブジェクトに対する処理を完了していな
い場合には、経営分析サーバ14は、処理をS303に
戻し、次の表示対象オブジェクトを特定する。
は、全ての表示対象オブジェクト(S302にて分類さ
れたデータセット群)に対してS303乃至S310の
処理を完了したか否かをチェックする。そして、未だ全
ての表示対象オブジェクトに対する処理を完了していな
い場合には、経営分析サーバ14は、処理をS303に
戻し、次の表示対象オブジェクトを特定する。
【0098】これに対して、S303乃至S311のル
ープ処理を繰り返した結果、全ての表示対象オブジェク
トに対する処理を完了した場合には、経営分析サーバ1
4は、S311からこのループ処理を抜けて、この表示
操作サブルーチンを終了し、処理を図17のルーチンに
戻す。
ープ処理を繰り返した結果、全ての表示対象オブジェク
トに対する処理を完了した場合には、経営分析サーバ1
4は、S311からこのループ処理を抜けて、この表示
操作サブルーチンを終了し、処理を図17のルーチンに
戻す。
【0099】処理が戻された図17において、経営分析
サーバ14は、処理をS104からS101に戻す。
サーバ14は、処理をS104からS101に戻す。
【0100】一方、ユニット詳細ボタン404がクリッ
クされたとS102にて判断した場合には、経営分析サ
ーバ14は、処理をS105に進める。このS105で
は、経営分析サーバ14は、バブル詳細表示処理を実行
する。このバブル詳細表示処理処理は、ポートフォリオ
マップ上に表示されている個々のオブジェクト(バブ
ル)について、そのオブジェクトの内訳,即ち、S30
5にて算出された各平均スコアX1,X2,Y1,Y2を表
示したり、各平均値の内訳,即ち、各平均値算出の基礎
となった各評価項目の評価値を表示するための処理であ
る。
クされたとS102にて判断した場合には、経営分析サ
ーバ14は、処理をS105に進める。このS105で
は、経営分析サーバ14は、バブル詳細表示処理を実行
する。このバブル詳細表示処理処理は、ポートフォリオ
マップ上に表示されている個々のオブジェクト(バブ
ル)について、そのオブジェクトの内訳,即ち、S30
5にて算出された各平均スコアX1,X2,Y1,Y2を表
示したり、各平均値の内訳,即ち、各平均値算出の基礎
となった各評価項目の評価値を表示するための処理であ
る。
【0101】図20は、このS105にて実行されるバ
ブル詳細表示処理サブルーチンを示すフローチャートで
ある。このサブルーチンに入って最初のS400では、
経営分析サーバ14は、ポートフォリオマップ上におい
て何れかのオブジェクト(バブル)がクリックされるの
を待つ。そして、何れかのオブジェクト(バブル)がク
リックされると、経営分析サーバ14は、次のS401
において、クリックされたオブジェクト(バブル)に関
してS305にて算出された平均スコアX1(市場の魅
力度に関する評価値の平均値又はプロセスの視点に関す
る評価値の平均値),X2(事業の競争力に関する評価
値の平均値又は組織と学習の視点に関する評価値の平均
値),Y1(財務構造に関する評価値の平均値又は株主
の視点に関する評価値の平均値),Y2(業界の競争構
造に関する評価値の平均値又は顧客の視点に関する評価
値の平均値)を、読み込む。
ブル詳細表示処理サブルーチンを示すフローチャートで
ある。このサブルーチンに入って最初のS400では、
経営分析サーバ14は、ポートフォリオマップ上におい
て何れかのオブジェクト(バブル)がクリックされるの
を待つ。そして、何れかのオブジェクト(バブル)がク
リックされると、経営分析サーバ14は、次のS401
において、クリックされたオブジェクト(バブル)に関
してS305にて算出された平均スコアX1(市場の魅
力度に関する評価値の平均値又はプロセスの視点に関す
る評価値の平均値),X2(事業の競争力に関する評価
値の平均値又は組織と学習の視点に関する評価値の平均
値),Y1(財務構造に関する評価値の平均値又は株主
の視点に関する評価値の平均値),Y2(業界の競争構
造に関する評価値の平均値又は顧客の視点に関する評価
値の平均値)を、読み込む。
【0102】次のS402では、経営分析サーバ14
は、S401にて読み込んだ各平均スコアに基づいて、
図25に示すようなレーダーチャートを表示する画面
(ウインドウ)を、メイン画面に重ねて表示する。この
レーダーチャートは、従来のポートフォリオマップに相
当する図であり、各評価項目軸における最下位階層の上
位階層の要素に夫々対応した4つの軸(PPM評価項目
軸においては、市場の魅力度に関する軸,財務構造に関
する軸,事業の競争力に関する軸,及び競争構造に関す
る軸,BSC評価項目軸においては、プロセスの視点に
関する軸,組織と学習の視点に関する軸,株主の視点に
関する軸,及び顧客の視点に関する軸)を、原点同士を
接触させて、原点の回りに90度づつの角度間隔で順番
に配置した構造を有する。そして、各軸上において夫々
に対応する平均スコアが示す点同士が斜線で結ばれて、
全体として四角形として描かれる。なお、このレーダー
チャートを表示するウインドウには、また、戻るボタン
が含まれている。
は、S401にて読み込んだ各平均スコアに基づいて、
図25に示すようなレーダーチャートを表示する画面
(ウインドウ)を、メイン画面に重ねて表示する。この
レーダーチャートは、従来のポートフォリオマップに相
当する図であり、各評価項目軸における最下位階層の上
位階層の要素に夫々対応した4つの軸(PPM評価項目
軸においては、市場の魅力度に関する軸,財務構造に関
する軸,事業の競争力に関する軸,及び競争構造に関す
る軸,BSC評価項目軸においては、プロセスの視点に
関する軸,組織と学習の視点に関する軸,株主の視点に
関する軸,及び顧客の視点に関する軸)を、原点同士を
接触させて、原点の回りに90度づつの角度間隔で順番
に配置した構造を有する。そして、各軸上において夫々
に対応する平均スコアが示す点同士が斜線で結ばれて、
全体として四角形として描かれる。なお、このレーダー
チャートを表示するウインドウには、また、戻るボタン
が含まれている。
【0103】次のS403では、経営分析サーバ14
は、レーダーチャート上において何れかの軸の名称(ス
コア名)又は戻るボタンがクリックされるのを待つ。そ
して、何れかのスコア名又は戻るマップがクリックされ
た場合には、経営分析サーバ14は、S404におい
て、クリックされたのがスコア名であるのか戻るボタン
であるのかを判定する。そして、スコア名がクリックさ
れた場合には、経営分析サーバ14は、S405におい
て、クリックされたスコア名によって示される平均スコ
アのS305での計算の基礎となった評価値(S304
にて算出された平均値)を読み込む。
は、レーダーチャート上において何れかの軸の名称(ス
コア名)又は戻るボタンがクリックされるのを待つ。そ
して、何れかのスコア名又は戻るマップがクリックされ
た場合には、経営分析サーバ14は、S404におい
て、クリックされたのがスコア名であるのか戻るボタン
であるのかを判定する。そして、スコア名がクリックさ
れた場合には、経営分析サーバ14は、S405におい
て、クリックされたスコア名によって示される平均スコ
アのS305での計算の基礎となった評価値(S304
にて算出された平均値)を読み込む。
【0104】次のS406では、経営分析サーバ14
は、S405にて読み込んだ評価値(平均値)に基づい
て、図26に示す詳細レーダーチャートを表示する画面
(ウインドウ)を、メイン画面に重ねて表示する。この
詳細レーダーチャートは、各評価項目に対応する軸を、
原点同士を接触させて、等角度間隔で配置した構造を有
する。そして、各軸上において夫々に対応する評価値
(平均値)が示す点同士が斜線で結ばれて、全体として
多角形として描かれる。なお、この詳細レーダーチャー
トを表示するウインドウには、また、戻るボタンが含ま
れている。
は、S405にて読み込んだ評価値(平均値)に基づい
て、図26に示す詳細レーダーチャートを表示する画面
(ウインドウ)を、メイン画面に重ねて表示する。この
詳細レーダーチャートは、各評価項目に対応する軸を、
原点同士を接触させて、等角度間隔で配置した構造を有
する。そして、各軸上において夫々に対応する評価値
(平均値)が示す点同士が斜線で結ばれて、全体として
多角形として描かれる。なお、この詳細レーダーチャー
トを表示するウインドウには、また、戻るボタンが含ま
れている。
【0105】次のS407では、経営分析サーバ14
は、詳細レーダーチャートを表示している画面(ウイン
ドウ)に含まれる戻るボタンがクリックされるのを待
つ。そして、戻るボタンがクリックされると、経営分析
サーバ14は、S408において、S406にて表示し
た詳細レーダーチャートを画面(ウインドウ)ごと消去
した後に、処理をS402に戻す。
は、詳細レーダーチャートを表示している画面(ウイン
ドウ)に含まれる戻るボタンがクリックされるのを待
つ。そして、戻るボタンがクリックされると、経営分析
サーバ14は、S408において、S406にて表示し
た詳細レーダーチャートを画面(ウインドウ)ごと消去
した後に、処理をS402に戻す。
【0106】以上に対して、レーダーチャートを表示し
ている画面(ウインドウ)に含まれる戻るボタンがクリ
ックされたとS404にて判断した場合には、経営分析
サーバ14は、S409において、このレーダーチャー
トを画面(ウインドウ)ごと消去した後に、このバブル
詳細表示処理サブルーチンを終了して、処理を図17の
ルーチンに戻す。
ている画面(ウインドウ)に含まれる戻るボタンがクリ
ックされたとS404にて判断した場合には、経営分析
サーバ14は、S409において、このレーダーチャー
トを画面(ウインドウ)ごと消去した後に、このバブル
詳細表示処理サブルーチンを終了して、処理を図17の
ルーチンに戻す。
【0107】処理が戻された図17において、経営分析
サーバ14は、処理をS105からS101に戻す。
サーバ14は、処理をS105からS101に戻す。
【0108】一方、PPM/BSC切替ボタン407が
クリックされたとS102にて判断した場合には、経営
分析サーバ14は、処理をS107に進める。このS1
07では、経営分析サーバ14は、PPM/BSC切替
処理を実行する。このPPM/BSC切替処理は、詳細
表領域42中の表に表示されている各ヘッダ項目を、P
PM評価項目軸のものからBSC評価項目軸のものへ、
若しくは、BSC評価項目軸のものからPPM評価項目
軸のものへ、切り替えるための処理である。
クリックされたとS102にて判断した場合には、経営
分析サーバ14は、処理をS107に進める。このS1
07では、経営分析サーバ14は、PPM/BSC切替
処理を実行する。このPPM/BSC切替処理は、詳細
表領域42中の表に表示されている各ヘッダ項目を、P
PM評価項目軸のものからBSC評価項目軸のものへ、
若しくは、BSC評価項目軸のものからPPM評価項目
軸のものへ、切り替えるための処理である。
【0109】図22は、このS107にて実行されるP
PM/BSC切替処理サブルーチンを示すフローチャー
トである。このサブルーチンに入って最初のS601で
は、経営分析サーバ14は、評価項目軸を示す現在の変
数Nが最大値Nmaxに一致しているか否かをチェック
する。そして、変数Nが最大値Nmaxよりも小さけれ
ばS602において変数Nを一つインクリメントし、ま
た、変数Nが最大値Nmaxに一致していればS603
において変数Nを“1”に設定しなおした後に、経営分
析サーバ14は、処理をS604へ進める。
PM/BSC切替処理サブルーチンを示すフローチャー
トである。このサブルーチンに入って最初のS601で
は、経営分析サーバ14は、評価項目軸を示す現在の変
数Nが最大値Nmaxに一致しているか否かをチェック
する。そして、変数Nが最大値Nmaxよりも小さけれ
ばS602において変数Nを一つインクリメントし、ま
た、変数Nが最大値Nmaxに一致していればS603
において変数Nを“1”に設定しなおした後に、経営分
析サーバ14は、処理をS604へ進める。
【0110】このS604では、経営分析サーバ14
は、N番目の評価項目軸テーブル18から評価項目名の
行列を読み込んで、詳細表領域42中の表に、上記ヘッ
ダ項目として表示する。
は、N番目の評価項目軸テーブル18から評価項目名の
行列を読み込んで、詳細表領域42中の表に、上記ヘッ
ダ項目として表示する。
【0111】次のS605では、経営分析サーバ14
は、詳細表領域42中の表にヘッダ項目として表示され
ている評価項目軸上の評価項目名を、全て抽出条件とし
て設定する。その上で、経営分析サーバ14は、S30
1と同様に、組織軸上,年度軸上,予実軸上,評価者
軸,及び評価項目軸上において現在設定されている各抽
出条件を同時に満たす全てのデータセットを、経営分析
データベース17から抽出する(抽出手段に相当)。こ
のS605を完了すると、経営分析サーバ14は、処理
をS302へ進め、S302以下の処理を実行する。
は、詳細表領域42中の表にヘッダ項目として表示され
ている評価項目軸上の評価項目名を、全て抽出条件とし
て設定する。その上で、経営分析サーバ14は、S30
1と同様に、組織軸上,年度軸上,予実軸上,評価者
軸,及び評価項目軸上において現在設定されている各抽
出条件を同時に満たす全てのデータセットを、経営分析
データベース17から抽出する(抽出手段に相当)。こ
のS605を完了すると、経営分析サーバ14は、処理
をS302へ進め、S302以下の処理を実行する。
【0112】一方、チャート表示ボタン402,表示ボ
タン403,ユニット詳細ボタン404,PPM/BS
C切替ボタン407,モード選択ボタン401以外のボ
タンがクリックされたとS102にて判断した場合に
は、経営分析サーバ14は、処理をS106に進める。
このS106では、経営分析サーバ14は、クリックさ
れたボタンに応じた処理を実行した後に、処理をS10
1に戻す。
タン403,ユニット詳細ボタン404,PPM/BS
C切替ボタン407,モード選択ボタン401以外のボ
タンがクリックされたとS102にて判断した場合に
は、経営分析サーバ14は、処理をS106に進める。
このS106では、経営分析サーバ14は、クリックさ
れたボタンに応じた処理を実行した後に、処理をS10
1に戻す。
【0113】一方、モード選択ボタン401がクリック
されたとS102にて判断した場合には、経営分析サー
バ14は、このブラウズモードを終了する。
されたとS102にて判断した場合には、経営分析サー
バ14は、このブラウズモードを終了する。
【0114】図21は、図15のメインルーチンにおけ
るS018にて事項されるエディットモード処理サブル
ーチンを示すフローチャートである。このエディットモ
ード処理は、経営分析データベース17中に新たなデー
タセットを格納したり、既存のデータセットを削除した
り更新するための処理である。このサブルーチンに入っ
て最初のS501では、経営分析サーバ14は、モード
表示欄406に“エディット”を記述するとともに、
“新規”,“更新”及び“削除”を選択枝とするドロッ
プダウンメニューを表示した後に、このメニュー中の何
れかの選択枝がクリックされるのを待つ。そして、何れ
かの選択枝がクリックされると、経営分析サーバ14
は、どの選択枝がクリックされたかを、S502にて判
定する。
るS018にて事項されるエディットモード処理サブル
ーチンを示すフローチャートである。このエディットモ
ード処理は、経営分析データベース17中に新たなデー
タセットを格納したり、既存のデータセットを削除した
り更新するための処理である。このサブルーチンに入っ
て最初のS501では、経営分析サーバ14は、モード
表示欄406に“エディット”を記述するとともに、
“新規”,“更新”及び“削除”を選択枝とするドロッ
プダウンメニューを表示した後に、このメニュー中の何
れかの選択枝がクリックされるのを待つ。そして、何れ
かの選択枝がクリックされると、経営分析サーバ14
は、どの選択枝がクリックされたかを、S502にて判
定する。
【0115】S502にて“新規”がクリックされたと
判断した場合には、経営分析サーバ14は、S503に
おいて、データ追加処理を実行する。このデータ追加処
理では、経営分析サーバ14は、入力画面を、メイン画
面に重ねて表示する。この入力画面は、事業ユニット名
を記入するための組織欄,評価者名を記入するための評
価者名欄及び予定又は実績を指定するための予実欄を含
む頁,現在の変数Nに対応した各評価項目毎の評価点記
入欄を含む4枚の頁,並びに、各頁へリンクしたボタン
とOKボタンとを含むメイン頁から、構成されている。
上記評価点記入欄を含む4枚の頁は、現在の変数NがP
PM評価項目軸に対応している場合には、業界の競争構
造に関する各評価項目毎の評価点記入欄を含む頁,市場
の魅力度に関する各評価項目毎の評価点記入欄を含む
頁,事業の競争力に関する各評価項目毎の評価点記入欄
を含む頁,及び、財務構造に関する各評価項目毎の評価
点記入欄を含む頁である。また、上記評価点記入欄を含
む4枚の頁は、現在の変数NがBSC評価項目軸に対応
している場合には、プロセスの視点に関する各評価項目
毎の評価点記入欄を含む頁,組織と学習の視点に関する
各評価項目毎の評価点記入欄を含む頁,株主の視点に関
する各評価項目毎の評価点記入欄を含む頁,及び、顧客
の視点に関する各評価項目毎の評価点記入欄を含む頁で
ある。そして、クライアントコンピュータ2のオペレー
タがこの入力画面の各頁における各欄に必要事項を記入
した上でOKボタンをクリックすると、経営分析サーバ
14は、各評価点記入欄に記入された内容に基づいてデ
ータセットを作成して、このデータセットを、年度軸上
での本日の位置、評価者軸での評価者名欄に記入された
評価者名の位置,予実軸上での予実欄に記入された要素
名の位置,及び評価項目軸上での夫々の評価項目の位置
に夫々一致する論理空間に配置されるように、経営分析
データベース17内に格納する。以上のようにしてS5
03を完了すると、経営分析サーバ14は、このエディ
ットモード処理サブルーチンを完了する。
判断した場合には、経営分析サーバ14は、S503に
おいて、データ追加処理を実行する。このデータ追加処
理では、経営分析サーバ14は、入力画面を、メイン画
面に重ねて表示する。この入力画面は、事業ユニット名
を記入するための組織欄,評価者名を記入するための評
価者名欄及び予定又は実績を指定するための予実欄を含
む頁,現在の変数Nに対応した各評価項目毎の評価点記
入欄を含む4枚の頁,並びに、各頁へリンクしたボタン
とOKボタンとを含むメイン頁から、構成されている。
上記評価点記入欄を含む4枚の頁は、現在の変数NがP
PM評価項目軸に対応している場合には、業界の競争構
造に関する各評価項目毎の評価点記入欄を含む頁,市場
の魅力度に関する各評価項目毎の評価点記入欄を含む
頁,事業の競争力に関する各評価項目毎の評価点記入欄
を含む頁,及び、財務構造に関する各評価項目毎の評価
点記入欄を含む頁である。また、上記評価点記入欄を含
む4枚の頁は、現在の変数NがBSC評価項目軸に対応
している場合には、プロセスの視点に関する各評価項目
毎の評価点記入欄を含む頁,組織と学習の視点に関する
各評価項目毎の評価点記入欄を含む頁,株主の視点に関
する各評価項目毎の評価点記入欄を含む頁,及び、顧客
の視点に関する各評価項目毎の評価点記入欄を含む頁で
ある。そして、クライアントコンピュータ2のオペレー
タがこの入力画面の各頁における各欄に必要事項を記入
した上でOKボタンをクリックすると、経営分析サーバ
14は、各評価点記入欄に記入された内容に基づいてデ
ータセットを作成して、このデータセットを、年度軸上
での本日の位置、評価者軸での評価者名欄に記入された
評価者名の位置,予実軸上での予実欄に記入された要素
名の位置,及び評価項目軸上での夫々の評価項目の位置
に夫々一致する論理空間に配置されるように、経営分析
データベース17内に格納する。以上のようにしてS5
03を完了すると、経営分析サーバ14は、このエディ
ットモード処理サブルーチンを完了する。
【0116】一方、S502にて“更新”がクリックさ
れたと判断した場合には、経営分析サーバ14は、S5
04において、データ更新処理を実行する。このデータ
更新処理では、経営分析サーバ14は、ポートフォリオ
マップ上に表示されている何れかのオブジェクト(バブ
ル)がクリックされるのを待つ。そして、何れかのオブ
ジェクト(バブル)がクリックされると、経営分析サー
バ14は、そのオブジェクトに関するデータセット群の
一覧表を表示する。そして、この一覧表内から何れかの
データセットが選択されると、選択されたデータセット
を経営分析データベース17から読み出す。そして、上
記したS503にて表示したのと同じ構成の入力画面を
メイン画面に重ねて表示して、表示された入力画面の各
頁における各欄に、経営分析データベース17から読み
出したデータセットの値を記述する。その後、クライア
ントコンピュータ2のオペレータが、入力画面中の各頁
における各欄の内容を書き直した上でOKボタンをクリ
ックすると、経営分析サーバ14は、その時点における
入力画面の各頁における各欄の内容に基づいて、経営分
析データベース17中の当該データセットを更新する。
以上のようにしてS504を完了すると、経営分析サー
バ14は、このエディットモード処理サブルーチンを完
了する。
れたと判断した場合には、経営分析サーバ14は、S5
04において、データ更新処理を実行する。このデータ
更新処理では、経営分析サーバ14は、ポートフォリオ
マップ上に表示されている何れかのオブジェクト(バブ
ル)がクリックされるのを待つ。そして、何れかのオブ
ジェクト(バブル)がクリックされると、経営分析サー
バ14は、そのオブジェクトに関するデータセット群の
一覧表を表示する。そして、この一覧表内から何れかの
データセットが選択されると、選択されたデータセット
を経営分析データベース17から読み出す。そして、上
記したS503にて表示したのと同じ構成の入力画面を
メイン画面に重ねて表示して、表示された入力画面の各
頁における各欄に、経営分析データベース17から読み
出したデータセットの値を記述する。その後、クライア
ントコンピュータ2のオペレータが、入力画面中の各頁
における各欄の内容を書き直した上でOKボタンをクリ
ックすると、経営分析サーバ14は、その時点における
入力画面の各頁における各欄の内容に基づいて、経営分
析データベース17中の当該データセットを更新する。
以上のようにしてS504を完了すると、経営分析サー
バ14は、このエディットモード処理サブルーチンを完
了する。
【0117】一方、S502にて“削除”がクリックさ
れたと判断した場合には、経営分析サーバ14は、S5
05において、データ削除処理を実行する。このデータ
削除処理では、経営分析サーバ14は、ポートフォリオ
マップ上に表示されている何れかのオブジェクト(バブ
ル)がクリックされるのを待つ。そして、何れかのオブ
ジェクト(バブル)がクリックされると、経営分析サー
バ14は、そのオブジェクトに関するデータセット群の
一覧表を表示する。そして、この一覧表内から何れかの
データセットが選択されると、選択されたデータセット
を経営分析データベース17から削除する。以上のよう
にしてS505を完了すると、経営分析サーバ14は、
このエディットモード処理サブルーチンを完了する。
れたと判断した場合には、経営分析サーバ14は、S5
05において、データ削除処理を実行する。このデータ
削除処理では、経営分析サーバ14は、ポートフォリオ
マップ上に表示されている何れかのオブジェクト(バブ
ル)がクリックされるのを待つ。そして、何れかのオブ
ジェクト(バブル)がクリックされると、経営分析サー
バ14は、そのオブジェクトに関するデータセット群の
一覧表を表示する。そして、この一覧表内から何れかの
データセットが選択されると、選択されたデータセット
を経営分析データベース17から削除する。以上のよう
にしてS505を完了すると、経営分析サーバ14は、
このエディットモード処理サブルーチンを完了する。
【0118】なお、上述した図15のS017で実行さ
れるシミュレーションモード処理においては、図21に
示すエディットモード処理相当の処理と、図17に示す
ブラウズモード処理相当の処理とが、オペレータによっ
て選択されて実行される。但し、このS017内で実行
されるエディットモード処理相当の処理においては、デ
ータ追加処理(S503参照),データ変更処理(S5
04参照),及びデータ削除処理(S505参照)の結
果は、ハードディスク13内に保存されている経営分析
データベース17の本体に対しては反映されず、クライ
アントコンピュータ2のRAM24上にコピーされたも
のに対してのみ反映される。また、このS017内で実
行されるブラウズモード処理相当の処理においては、表
示操作処理(S104参照)は、クライアントコンピュ
ータ2のRAM24上に存在する経営分析データベース
17のコピーに基づいて行われる。従って、ホストコン
ピュータ1のハードディスク13内に保存されている経
営分析データベース17そのものに対しては何ら改変を
行うことなく、この経営分析データベース17に格納さ
れている各データセットの内容を任意に変更,追加,削
除することによって、ポートフォリオマップ上におい
て、オフジェクト(バブル)の変化をシュミレーション
することができる。このシュミレーションモード処理実
行中にモード選択ボタン401がクリックされると、経
営分析サーバ14は、このシュミレーションモード処理
を完了する。 (実施形態による利点)次に、以上のように構成される
本実施形態によるポジション表示システムによると、分
析対象事業ユニットのビジネス環境におけるポジション
が、ポートフォリオマップ上の絶対的な位置として、方
向の意義を有さないバブル形状(円形)のオブジェクト
によって表示される。従って、複数の分析対象事業ユニ
ットのポジションを、共通の評価基準である同一のポー
トフォリオマップ上において、同時に表示することがで
きる。しかも、表示されるオブジェクトは、複数の分析
対象事業ユニットに対する様々な視点からの評価値(デ
ータセット)を様々な基準(軸)で定義付けて格納した
多次元データベースから、各軸上での所望の抽出条件に
基づいて抽出されて所望の集計条件に基づいて集計した
データセットに基づいて、表示される。従って、各抽出
条件及び集計条件を任意に設定することによって、様々
な意味を持ったオブジェクト群を表示させることができ
る。例えば、時間経過に従って変遷する分析対象事業ユ
ニットのポジションを、同時に表示させることもでき
る。また、分析対象事業ユニットの実績と予定とを同時
に表示させることもできる。また、自社と他社のポジシ
ョンを同時に表示させることや、自社の各事業グループ
のポジション分布を表示させることや、特定事業グルー
プに含まれる各事業部のポジション分布を表示させるこ
とや、特定事業部が取り扱う商品のポジション分布を表
示させることも、可能である。この場合、表示対象とな
る分析対象事業ユニットの階層を相互に切り換えること
も、任意である。また、個々の評価者によって評価され
た分析対象事業ユニットのポジションを夫々表示させた
り、複数の評価者からなるグループ全体によって評価さ
れた分析対象事業ユニットのポジションを表示させるこ
とも、可能である。この場合、分析対象事業ユニットに
対する評価者の階層を相互に切り換えることも、任意で
ある。さらに、オブジェクト表示の基礎となる評価値を
任意に編集(追加、更新、削除)することも、可能であ
る。また、PPM/BSC切替ボタン407がクリック
される毎に、評価項目軸が切り替わり、抽出されるデー
タがPPM評価項目軸上のものからBSC評価項目軸上
のものへ、また、BSC評価項目軸上のものからPPM
評価項目軸上のものへ、交互に変更される。その結果、
ポートフォリオマップ上に表される経営分析の手法を、
SPACEに相当する手法とBSCに相当する手法との間
で、交互に切り替えることが可能となっている。
れるシミュレーションモード処理においては、図21に
示すエディットモード処理相当の処理と、図17に示す
ブラウズモード処理相当の処理とが、オペレータによっ
て選択されて実行される。但し、このS017内で実行
されるエディットモード処理相当の処理においては、デ
ータ追加処理(S503参照),データ変更処理(S5
04参照),及びデータ削除処理(S505参照)の結
果は、ハードディスク13内に保存されている経営分析
データベース17の本体に対しては反映されず、クライ
アントコンピュータ2のRAM24上にコピーされたも
のに対してのみ反映される。また、このS017内で実
行されるブラウズモード処理相当の処理においては、表
示操作処理(S104参照)は、クライアントコンピュ
ータ2のRAM24上に存在する経営分析データベース
17のコピーに基づいて行われる。従って、ホストコン
ピュータ1のハードディスク13内に保存されている経
営分析データベース17そのものに対しては何ら改変を
行うことなく、この経営分析データベース17に格納さ
れている各データセットの内容を任意に変更,追加,削
除することによって、ポートフォリオマップ上におい
て、オフジェクト(バブル)の変化をシュミレーション
することができる。このシュミレーションモード処理実
行中にモード選択ボタン401がクリックされると、経
営分析サーバ14は、このシュミレーションモード処理
を完了する。 (実施形態による利点)次に、以上のように構成される
本実施形態によるポジション表示システムによると、分
析対象事業ユニットのビジネス環境におけるポジション
が、ポートフォリオマップ上の絶対的な位置として、方
向の意義を有さないバブル形状(円形)のオブジェクト
によって表示される。従って、複数の分析対象事業ユニ
ットのポジションを、共通の評価基準である同一のポー
トフォリオマップ上において、同時に表示することがで
きる。しかも、表示されるオブジェクトは、複数の分析
対象事業ユニットに対する様々な視点からの評価値(デ
ータセット)を様々な基準(軸)で定義付けて格納した
多次元データベースから、各軸上での所望の抽出条件に
基づいて抽出されて所望の集計条件に基づいて集計した
データセットに基づいて、表示される。従って、各抽出
条件及び集計条件を任意に設定することによって、様々
な意味を持ったオブジェクト群を表示させることができ
る。例えば、時間経過に従って変遷する分析対象事業ユ
ニットのポジションを、同時に表示させることもでき
る。また、分析対象事業ユニットの実績と予定とを同時
に表示させることもできる。また、自社と他社のポジシ
ョンを同時に表示させることや、自社の各事業グループ
のポジション分布を表示させることや、特定事業グルー
プに含まれる各事業部のポジション分布を表示させるこ
とや、特定事業部が取り扱う商品のポジション分布を表
示させることも、可能である。この場合、表示対象とな
る分析対象事業ユニットの階層を相互に切り換えること
も、任意である。また、個々の評価者によって評価され
た分析対象事業ユニットのポジションを夫々表示させた
り、複数の評価者からなるグループ全体によって評価さ
れた分析対象事業ユニットのポジションを表示させるこ
とも、可能である。この場合、分析対象事業ユニットに
対する評価者の階層を相互に切り換えることも、任意で
ある。さらに、オブジェクト表示の基礎となる評価値を
任意に編集(追加、更新、削除)することも、可能であ
る。また、PPM/BSC切替ボタン407がクリック
される毎に、評価項目軸が切り替わり、抽出されるデー
タがPPM評価項目軸上のものからBSC評価項目軸上
のものへ、また、BSC評価項目軸上のものからPPM
評価項目軸上のものへ、交互に変更される。その結果、
ポートフォリオマップ上に表される経営分析の手法を、
SPACEに相当する手法とBSCに相当する手法との間
で、交互に切り替えることが可能となっている。
【0119】本実施形態によると、以上に述べたような
様々な切り口からの分析対象事業ユニットのポジション
表示が可能であるので、以下に述べるような利便性があ
る。
様々な切り口からの分析対象事業ユニットのポジション
表示が可能であるので、以下に述べるような利便性があ
る。
【0120】例えば、市場環境や各事業ユニットの業績
動向は常に変化し、レイティングは固定的なものではな
いので、変化をセンシングする度に、素早くマトリクス
上の位置付けを確認することができる。
動向は常に変化し、レイティングは固定的なものではな
いので、変化をセンシングする度に、素早くマトリクス
上の位置付けを確認することができる。
【0121】また、事業のポジションや投資のポートフ
ォリオを検討する場合、対象は、会社/事業グループ/
事業部/商品という事業ユニットの階層構造となるが各
階層について同一基準で評価できるようになるので、任
意の階層の評価状況を簡単に確認することができるよう
になる。
ォリオを検討する場合、対象は、会社/事業グループ/
事業部/商品という事業ユニットの階層構造となるが各
階層について同一基準で評価できるようになるので、任
意の階層の評価状況を簡単に確認することができるよう
になる。
【0122】また、事業ユニットのポジション推移と目
標ポジションを明確にすることができるので、それらの
間のギャップ分析が可能になる。
標ポジションを明確にすることができるので、それらの
間のギャップ分析が可能になる。
【0123】また、競業他社のポジションも同時に検討
することができるので、業界マップの機能を併せ持つこ
とになる。
することができるので、業界マップの機能を併せ持つこ
とになる。
【0124】また、ポートフォリオマップ(直交座標系
で表されたマトリクス)上の分析対象事業ユニットのポ
ジション(オブジェクトの座標値)は、複数の評価項目
についての評価値に基づいて計算されたものである。こ
れら各評価値は、レーダーチャート及び詳細レーダーチ
ャートによって表示されるので、そのポジションをとる
ことになった原因を簡便に確認することができる。
で表されたマトリクス)上の分析対象事業ユニットのポ
ジション(オブジェクトの座標値)は、複数の評価項目
についての評価値に基づいて計算されたものである。こ
れら各評価値は、レーダーチャート及び詳細レーダーチ
ャートによって表示されるので、そのポジションをとる
ことになった原因を簡便に確認することができる。
【0125】また、任意の評価項目につき、評価点を変
えることによって、分析対象事業ユニットのポートフォ
リオマップ上でのポジションがどの程度変化するかとい
う、簡便なインパクト分析(シュミレーション)を行う
ことができる。
えることによって、分析対象事業ユニットのポートフォ
リオマップ上でのポジションがどの程度変化するかとい
う、簡便なインパクト分析(シュミレーション)を行う
ことができる。
【0126】また、複数の評価者が、遠隔地にあったも
同時に評価検討を行って、ディスカッションしながら評
価点を決定することができるようになる。このことによ
り、組織学習や意思決定のスピードを改善することがで
きる。
同時に評価検討を行って、ディスカッションしながら評
価点を決定することができるようになる。このことによ
り、組織学習や意思決定のスピードを改善することがで
きる。
【0127】また、過去の実績等の比較や環境予測を変
更することによって、計画方向の現実性を確認すること
ができる。また、レーティングの変動幅の大きい評価項
目を重点課題として識別することができる。
更することによって、計画方向の現実性を確認すること
ができる。また、レーティングの変動幅の大きい評価項
目を重点課題として識別することができる。
【0128】また、最近ではBalanced ScorecardやBusi
ness Process Managementの管理項目などの財務指標や
非財務指標の管理を企業ごとに行うようになってきてい
る。そのような管理項目の評価を事業ポートフォリオの
評価項目に取り入れて(例えば、プロセス競争力という
項目を設定する)、週単位、月単位で評価の見直しがな
されるデータベースから自動的に、ポートフォリオの評
価項目に評価データを反映するようにしておく。また、
業界の評価項目を決めておき、その評価点をデータベー
ス化し、そこから事業ポートフォリオにおける業界評価
の項目にデータを反映させる。これらによって、ポート
フォリオの自動更新と、短期間での見直しが可能にな
る。 <変形例>上述した実施形態においては、各データセッ
トに関する平均スコアX1,X2,Y1,Y2は、各データ
セットが経営分析データベース17から抽出される毎
に、抽出されたデータセットを構成する各評価値に基づ
いて計算されている。しかしながら、一旦計算された各
平均スコアX1,X2,Y1,Y2が、経営分析データベー
ス17内に格納されているデータセットに組み込まれて
保存されても良い。この場合には、一旦各平均スコアX
1,X2,Y1,Y2がデータセットに組み込まれた後にお
いて当該データセットを構成する何れかの評価値が更新
されない限り、当該データセットに組み込まれた各平均
スコアX1,X2,Y1,Y2は有効である。従って、経営
分析サーバ14は、経営分析データベース17から当該
データセット中の各評価値を読み出す代わりに、各平均
スコアX1,X2,Y1,Y2を読み出すことによって、各
評価値に基づいた各平均スコアX1,X2,Y1,Y2の算
出を省略することができる。
ness Process Managementの管理項目などの財務指標や
非財務指標の管理を企業ごとに行うようになってきてい
る。そのような管理項目の評価を事業ポートフォリオの
評価項目に取り入れて(例えば、プロセス競争力という
項目を設定する)、週単位、月単位で評価の見直しがな
されるデータベースから自動的に、ポートフォリオの評
価項目に評価データを反映するようにしておく。また、
業界の評価項目を決めておき、その評価点をデータベー
ス化し、そこから事業ポートフォリオにおける業界評価
の項目にデータを反映させる。これらによって、ポート
フォリオの自動更新と、短期間での見直しが可能にな
る。 <変形例>上述した実施形態においては、各データセッ
トに関する平均スコアX1,X2,Y1,Y2は、各データ
セットが経営分析データベース17から抽出される毎
に、抽出されたデータセットを構成する各評価値に基づ
いて計算されている。しかしながら、一旦計算された各
平均スコアX1,X2,Y1,Y2が、経営分析データベー
ス17内に格納されているデータセットに組み込まれて
保存されても良い。この場合には、一旦各平均スコアX
1,X2,Y1,Y2がデータセットに組み込まれた後にお
いて当該データセットを構成する何れかの評価値が更新
されない限り、当該データセットに組み込まれた各平均
スコアX1,X2,Y1,Y2は有効である。従って、経営
分析サーバ14は、経営分析データベース17から当該
データセット中の各評価値を読み出す代わりに、各平均
スコアX1,X2,Y1,Y2を読み出すことによって、各
評価値に基づいた各平均スコアX1,X2,Y1,Y2の算
出を省略することができる。
【0129】
【発明の効果】以上のように構成された本発明のポジシ
ョン表示システムによると、分析対象事項の事業環境に
おけるポジションを、他の事項のポジションの表示も許
容できる形態で、画面上に表示された多次元空間中に示
すことができる。
ョン表示システムによると、分析対象事項の事業環境に
おけるポジションを、他の事項のポジションの表示も許
容できる形態で、画面上に表示された多次元空間中に示
すことができる。
【図1】 本発明の一実施形態としてのポジション表示
システムのブロック図
システムのブロック図
【図2】 事業の競争力に関する評価項目及び評価点の
基準を一覧する表
基準を一覧する表
【図3】 財務構造に関する評価項目及び評価点の基準
を一覧する表
を一覧する表
【図4】 業界の競争原理に関する評価項目及び評価点
の基準を一覧する表
の基準を一覧する表
【図5】 市場の魅力度に関する評価項目及び評価点の
基準を一覧する表
基準を一覧する表
【図6】 組織軸の構造を示すツリー図
【図7】 年度軸の構造を示すツリー図
【図8】 期間軸の構造を示すツリー図
【図9】 予実軸の構造を示すツリー図
【図10】 評価者軸の構造を示すツリー図
【図11】 PPM評価項目軸の構造を示すツリー図
【図12】 BSC評価項目軸の構造を示すツリー図
【図13】 各評価項目の評価値及び各平均スコアの数
値例を示す表
値例を示す表
【図14】 図13に基づいて表示されるポートフォリ
オマップ
オマップ
【図15】 経営分析サーバによる処理内容を示すフロ
ーチャート
ーチャート
【図16】 経営分析サーバによる処理内容を示すフロ
ーチャート
ーチャート
【図17】 図15のS016にて実行されるブラウズ
モード処理サブルーチンを示すフローチャート
モード処理サブルーチンを示すフローチャート
【図18】 図17のS103にて実行されるブラウズ
チャート操作処理サブルーチンを示すフローチャート
チャート操作処理サブルーチンを示すフローチャート
【図19】 図17のS104にて実行される表示操作
処理サブルーチンを示すフローチャート
処理サブルーチンを示すフローチャート
【図20】 図17のS105にて実行されるバブル詳
細表示処理サブルーチンを示すフローチャート
細表示処理サブルーチンを示すフローチャート
【図21】 図15のS018にて実行されるエディッ
トモード処理サブルーチンを示すフローチャート
トモード処理サブルーチンを示すフローチャート
【図22】 図17のS107にて実行されるPPM/
BSC切替処理サブルーチンを示すフローチャート
BSC切替処理サブルーチンを示すフローチャート
【図23】 ログイン画面を示す図
【図24】 メイン画面を示す図
【図25】 レーダーチャートを示す図
【図26】 詳細レーダーチャートを示す図
【図27】 PPMによるポジションとBSCによるポ
ジションとの関係を示すグラフ
ジションとの関係を示すグラフ
1 ホストコンピュータ 2 クライアントコンピュータ 10 CPU 13 データベース 14 経営分析サーバ 17 経営分析データベース 20 CPU 22 ディスプレイ 23 入力装置 26 Javaアプレット 27 ブラウザ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮牧 秀宇 東京都品川区北品川五丁目9番11号 住友 重機械工業株式会社内 Fターム(参考) 5B049 BB07 CC00 EE41 FF01
Claims (11)
- 【請求項1】分析対象事項のポジションを図示するため
のポジション表示システムであって、 個々の分析対象事項について、複数の評価項目毎に夫々
設定された評価値を格納する記憶手段と、 前記記憶手段から前記分析対象事項についての評価値を
所定の抽出条件に従って抽出する抽出手段と、 この抽出手段によって抽出された各評価値に基づいて、
多次元空間内での座標値を算出する座標値算出手段と、 前記多次元空間を表す画面上において、前記座標値算出
手段によって算出された座標値に対応した位置をオブジ
ェクトによって示す画面表示手段とを備えたことを特徴
とするポジション表示システム。 - 【請求項2】前記記憶手段において、各分析対象事項の
各評価項目毎の評価値は、論理的に複数の基準を示す軸
によって定義される多次元空間内で前記各評価値の格納
位置を定義して格納する多次元データベースとして、格
納されており、 前記抽出手段は、前記多次元空間を定義する各軸上にお
いて設定された抽出条件に基づいて、前記評価値を抽出
することを特徴とする請求項1記載のポジション表示シ
ステム。 - 【請求項3】前記抽出条件を任意に設定する条件設定手
段を更に備えたことを特徴とする請求項2記載のポジシ
ョン表示システム。 - 【請求項4】前記多次元データベースにおいて多次元空
間を定義する軸のうちの少なくとも一つは、互いに階層
構造を有する複数の要素を並べた軸であることを特徴と
する請求項2記載のポジション表示システム。 - 【請求項5】前記座標値算出手段は、前記抽出手段によ
って複数の分析対象事項についての評価値が抽出された
場合には、分析対象事項毎に、前記評価値に基づいて前
記座標値を計算可能であり、 前記画面表示手段は、前記座標値算出手段によって計算
された座標値が複数ある場合には、夫々の座標値が示す
位置を前記オブジェクトによって示すことを特徴とする
請求項2記載のポジション表示システム。 - 【請求項6】前記座標値算出手段は、前記抽出手段によ
って抽出された各抽出値が他の抽出値との間に所定の集
計条件を満たしている場合には、前記集計条件を満たす
これら評価値を集計して新たな評価値を算出した後に、
当該新たな評価値に基づいて座標値を算出することを特
徴とする請求項2記載のポジション表示システム。 - 【請求項7】前記画面表示手段が表す多次元空間は、直
交座標によって定義される二次元空間であることを特徴
とする請求項1又は2記載のポジション表示システム。 - 【請求項8】前記各評価値は、業界の競争構造に関する
もの,市場の魅力度に関するもの,分析対象事項の競争
力に関するもの,及び分析対象事項の財務構造に関する
ものに大別され、 前記座標値算出手段は、前記市場の魅力度に関する評価
値及び前記分析対象事項の競争力に関する評価値に基づ
いて前記直交座標を構成する第1軸上での座標値を算出
し、前記業界の競争構造に関する評価値及び前記分析対
象事項の財務構造に関する評価値に基づいて前記直交座
標を構成する第2軸上での座標値を算出することを特徴
とす請求項7記載のポジション表示システム。 - 【請求項9】前記各評価値は、プロセスの視点に関する
もの,組織と学習の視点に関するもの,株主の視点に関
するもの,及び顧客の視点に関するものに大別され、 前記座標値算出手段は、前記プロセスの視点に関する評
価値及び前記組織と学習の視点に関する評価値に基づい
て前記直交座標を構成する第1軸上での座標値を算出
し、前記株主の視点に関する評価値及び前記顧客の視点
に関する評価値に基づいて前記直交座標を構成する第2
軸上での座標値を算出することを特徴とす請求項7記載
のポジション表示システム。 - 【請求項10】前記多次元データベース内において、前
記各評価項目は、前記各評価項目の種類を示す軸である
評価項目軸によって、業界の競争構造に関するもの,市
場の魅力度に関するもの,分析対象事項の競争力に関す
るもの,及び分析対象事項の財務構造に関するものから
なる第1グループと、プロセスの視点に関するもの,組
織と学習の視点に関するもの,株主の視点に関するも
の,及び顧客の視点に関するものからなる第2グループ
に区分されており、 前記抽出手段は、前記評価項目軸に設定された抽出条件
に従って、前記第1グループ及び前記第2グループの何
れか一方に属する評価項目のみを選択的に抽出すること
を特徴とする請求項2記載のポジション表示システム。 - 【請求項11】個々の分析対象事項について複数の評価
項目毎に夫々設定された評価値を格納するとともに、 コンピュータに対して、 分析対象事項についての評価値を所定の抽出条件に従っ
て抽出させ抽出された評価値に基づいて多次元空間内で
の座標値を算出させ前記多次元空間を表す画面上におい
て、前記算出された座標値に対応した位置をオブジェク
トによって示す画面データを出力させるプログラムを格
納したコンピュータ可読媒体。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000150087A JP2001357197A (ja) | 2000-04-11 | 2000-05-22 | ポジション表示システム及びコンピュータ可読媒体 |
US09/828,900 US20020013720A1 (en) | 2000-04-11 | 2001-04-10 | Business position display system and computer-readable medium |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000109740 | 2000-04-11 | ||
JP2000-109740 | 2000-04-11 | ||
JP2000150087A JP2001357197A (ja) | 2000-04-11 | 2000-05-22 | ポジション表示システム及びコンピュータ可読媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001357197A true JP2001357197A (ja) | 2001-12-26 |
Family
ID=26589877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000150087A Pending JP2001357197A (ja) | 2000-04-11 | 2000-05-22 | ポジション表示システム及びコンピュータ可読媒体 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20020013720A1 (ja) |
JP (1) | JP2001357197A (ja) |
Cited By (11)
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CN109992626A (zh) * | 2019-04-09 | 2019-07-09 | 福建奇点时空数字科技有限公司 | 一种多维数据模型的数据处理方法及装置 |
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