JP2003287415A - 上下変位測定装置 - Google Patents

上下変位測定装置

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JP2003287415A
JP2003287415A JP2002088496A JP2002088496A JP2003287415A JP 2003287415 A JP2003287415 A JP 2003287415A JP 2002088496 A JP2002088496 A JP 2002088496A JP 2002088496 A JP2002088496 A JP 2002088496A JP 2003287415 A JP2003287415 A JP 2003287415A
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JP
Japan
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cylinder
protection cylinder
protective cylinder
vertical displacement
measuring device
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Application number
JP2002088496A
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English (en)
Inventor
Toru Nakao
徹 中尾
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Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】雨天時でも正確な測定値が得られる上下変位測
定装置を提供する。 【解決手段】上下変位測定装置は、上下に離間している
上側体11と下側体12の垂直方向の変位を測定するも
のである。上側体と下側体が相対的に水平方向に移動す
る場合や振動がある場合には、超音波やレーザ光を利用
した非接触式のものが使用されている。本発明は、最小
測定高さ位置Lsより短い縦型筒状の上部保護筒4を上
側体11に固設し、これに非接触式の変位センサ1を内
装している。そして、下端が下側体12の表面に接触し
上部保護筒4より短い下部保護筒5を上部保護筒4に摺
動可能に嵌合させて設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下に離間してい
る上側体と下側体の垂直方向の変位を測定する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、複数の油圧ジャッキで構造物を
支持する場合、各油圧ジャッキの支持力を均等にするた
め、各油圧ジャッキのストローク、すなわち、垂直方向
の変位を測定することが行われている。
【0003】垂直方向の変位を測定する上下変位測定装
置は種々のものが使用されているが、大別すると、伸縮
可能な棒ゲージを測定面に当接させる接触式のものと、
レーザ光や超音波を使用した非接触式のものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上下変位測定装置は一
般には簡便な接触式のものが多く使用されているが、上
側体と下側体が相対的に水平方向に移動する場合や振動
がある場合には耐久性に問題があり、非接触式の上下変
位測定装置が使用されている。
【0005】しかしながら、非接触式の変位センサの場
合には、雨天時にレーザ光の光軸または超音波の進路な
ど進行軸上に雨が進入して乱反射を起こすなどして、正
確な測定値が得られないという問題がある。そこで、本
発明は、雨天時でも正確な測定値が得られる上下変位測
定装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を採った。即ち、上下に離間し
ている上側体と下側体の垂直方向の変位を測定する上下
変位測定装置において、最小測定高さ位置より短い縦型
筒状の上部保護筒を該上側体に固設し、該上部保護筒に
非接触式の変位センサを内装し、下端が該下側体の表面
に接触し該上部保護筒より短い下部保護筒を該上部保護
筒に摺動可能に嵌合させて設けたことを特徴としてい
る。
【0007】本発明は、上側体と下側体との垂直方向の
変位を非接触式の変位センサによって計測するもので、
雨天時でも正確な測定値が得られるようにしたものであ
る。変位センサは、非接触式であり、レーザ式や超音波
式など下側体に光、超音波などを当てて位置を検出でき
るものであれば、特に限定されない。
【0008】上部保護筒および下部保護筒は変位センサ
の進行軸に水滴などの異物が進入しないようにするた
め、進行軸を中心とする所定の範囲を囲うものである。
上部保護筒および下部保護筒は円筒または角筒とすれば
よく、材質は特に問わない。上部保護筒は上側体に固設
され、下部保護筒は上部保護筒に外嵌または内嵌してお
り、上側体と下側体の距離が変動したときは上部保護筒
に摺動する。
【0009】上部保護筒は最小測定高さ位置より短いも
のとし、下部保護筒は上部保護筒の長さより短いもので
ある。したがって、最小測定位置から最大測定位置まで
の測定範囲はほぼ下部保護筒の長さである。測定範囲が
上部保護筒の長さより大きい場合は、請求項2に記載の
ように、上部保護筒の下端と下部保護筒の上端を互いに
係止する係止部材を付設し、下部保護筒は上部保護筒よ
り短い長さに分割して互いに摺動可能に嵌合する。
【0010】測定範囲が大きくなると、分割された下部
保護筒の上側の第1保護筒の上端は上部保護筒の下端に
係止し、第1保護筒の下端が第2保護筒の上端に係止
し、さらに、順次下方へ伸びて下側体の表面に当接す
る。また、上側体と下側体とが水平方向に移動する場合
は、請求項3に記載のように、下部保護筒の下端に転が
り軸受けを周設するのが望ましい。なお、下部保護筒が
分割されている場合は下側体に接する最下段のものに付
設する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の上下変位の測定装
置の実施の形態を橋梁の架設工法に適用したもので説明
する。図4および図5に示すように、渓谷上や鉄道上な
ど桁下空間を使用できない場所での橋梁の架設は、予め
組み立てられた橋桁14を台車16と手延べ機15を用
いて橋脚18から橋脚20へ送り出して据え付ける送り
出し架設工法によっている。なお、19は軌道設備であ
る。
【0012】橋桁14は、台車16に設けた複数の油圧
ジャッキ17によって支持されており、橋桁14の移動
中に各油圧ジャッキ17の支持力が平均化するように各
油圧ジャッキ17の油圧を検出して補正している。ま
た、各油圧ジャッキ17の近傍には、そのストロークを
検知するための上下変位測定装置10がそれぞれ設けら
れている。
【0013】この上下変位測定装置10は、上側体11
としての橋桁14の底面に取り付けられ、下側体12と
しての台車16の上面までの高さを測定している。上下
変位測定装置10は、上側体11に固設された取付金具
3に支持金具2を介して取り付けられた反射型レーザ式
の変位センサ1と、変位センサ1の光軸を囲んで取り付
けられた円筒状の上部保護筒4および下部保護筒5とで
構成されている。
【0014】この変位センサ1は投光部1aと受光部1
bを備え、投光部1aからレーザ光を下側体12に微小
なスポットで照射し、反射光を受光部1bで受光してい
る。上部保護筒4は上側体11に固設された取付金具3
に固設され、変位センサは投光部1aが上部保護筒4の
ほぼ中心に位置するように内装されている。
【0015】そして、下部保護筒5は上部保護筒4に外
嵌し、下端は下側体12に当接している。上側体11と
下側体12の間隔が変動すると、下部保護筒5は上部保
護筒4の外周に沿って上下に摺動する。また、上部保護
筒4の下端と下部保護筒5の上端には、それぞれ互いに
係止する係止部材4a,5aが設けられている。
【0016】上部保護筒4の長さは、上側体11と下側
体12の間隔が最小となる最小測定高さLsとしてお
り、下部保護筒5の長さは、上部保護筒4の長さLsよ
り小さくしている。したがって、測定範囲Lmは下部保
護筒5の係止部材5aが上部保護筒4の係止部材4aに
係止した状態における下部保護筒5の下端の位置までで
ある。
【0017】なお、係止部材4a,5aは上側体11と
下側体12の間隔が測定範囲Lmを越えた場合に下部保
護筒5が落下することを防止するためのもので、測定範
囲Lmを越えることがない場合は設けなくてもよい。測
定範囲が上部保護筒4の長さより大きい場合は、図2に
示すように、下部保護筒5を上部保護筒4の長さより短
い第1保護筒5A,第2保護筒5Bおよび第3保護筒5
Cに分割する。そして、それぞれについて上端と下端に
係止部材5a,5bを設ける。
【0018】図2では、上側体11と下側体12の間隔
が最大(測定範囲Lm)の場合を示しており第1保護筒
5A,第2保護筒5Bおよび第3保護筒5Cの各係止部
材5a,5bは互いに係止している。また、図3は図2
の状態から上側体11と下側体12の間隔が小さくなっ
たときの状態を示しており、下部保護筒5は分割されて
いる第1保護筒5A,第2保護筒5Bおよび第3保護筒
5Cが重なった状態となる。
【0019】なお、この送り出し架設工法では、台車1
6によって橋桁14を移動させているが、台車16を用
いずに、水平方向のスライドジャッキを設けて橋桁14
をそのストローク分ずつ尺取り虫のように移動させるよ
うにしたものもある。この場合は、下部保護筒5の下端
は頻繁に摺動することになるので、移動をスムーズにす
るため、下部保護筒5の下端(図2の場合では第3保護
筒5Cの下端)に支持部材7を固設して複数の転がり軸
受け8を取り付ける。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の上下変位
測定装置は、最小測定高さ位置より短い縦型筒状の上部
保護筒を該上側体に固設し、該上部保護筒に非接触式の
変位センサを内装し、下端が該下側体の表面に接触し該
上部保護筒より短い下部保護筒を該上部保護筒に摺動可
能に嵌合させて設けたので、雨天のときでも、変位セン
サの進行軸に水滴などの異物が入ることがなく、また下
側体の測定部に水たまりができることも防止され、正確
な測定値が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の上下変位測定装置の実施の形態の構成
を示す側面図である。
【図2】同 測定範囲が大きい場合の測定状態を示す側
面図である。
【図3】同 測定範囲が小さくなった場合の測定状態を
示す側面図である。
【図4】送り出し架設工法の説明図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【符号の説明】
1…変位センサ 1a…投光部 1b…受光部 2…支持金具 3…取付金具 4…上部保護筒 4a…係止部材 5…下部保護筒 5A…第1保護筒 5B…第2保護筒 5C…第3保護筒 5a,5b…係止部材 7…取付金具 8…転がり軸受け 10…上下変位測定装置 11…上側体 12…下側体 14…橋桁 15…手延べ機 16…台車 17…油圧ジャッキ 18…橋脚 19…軌道設備 20…橋脚

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下に離間している上側体と下側体の垂直
    方向の変位を測定する上下変位測定装置において、最小
    測定高さ位置より短い縦型筒状の上部保護筒を該上側体
    に固設し、該上部保護筒に非接触式の変位センサを内装
    し、下端が該下側体の表面に接触し該上部保護筒より短
    い下部保護筒を該上部保護筒に摺動可能に嵌合させて設
    けたことを特徴とする上下変位測定装置。
  2. 【請求項2】前記上部保護筒の下端と前記下部保護筒の
    上端を互いに係止する係止部材を付設し、前記下部保護
    筒は前記上部保護筒より短い長さに分割して互いに摺動
    可能に嵌合したことを特徴とする請求項1記載の上下変
    位測定装置。
  3. 【請求項3】前記下部保護筒の下端に転がり軸受けを周
    設したことを特徴とする請求項1記載の上下変位測定装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7535554B2 (en) 2004-07-30 2009-05-19 Kyoto University Displacement measuring method, displacement measuring instrument, displacement measuring target and civil structure

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US7535554B2 (en) 2004-07-30 2009-05-19 Kyoto University Displacement measuring method, displacement measuring instrument, displacement measuring target and civil structure

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