JP2003287244A - 空気調和システム - Google Patents
空気調和システムInfo
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- JP2003287244A JP2003287244A JP2002092157A JP2002092157A JP2003287244A JP 2003287244 A JP2003287244 A JP 2003287244A JP 2002092157 A JP2002092157 A JP 2002092157A JP 2002092157 A JP2002092157 A JP 2002092157A JP 2003287244 A JP2003287244 A JP 2003287244A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファンコイルと蓄熱部と熱源機を配管により
接続された住宅空調システムにおいて夜間の蓄熱運転か
ら日中のファンコイルによる運転開始直後においては十
分に冷媒の熱源が充分でないことから空調運転を素早く
行うことができない。 【解決手段】 空調機の運転開始時に蓄熱用弁制御手段
によって、蓄熱用弁の開度を任意の開度で開き、ファン
コイル側配管経路内に蓄熱時の冷媒が流れるようにし
て、熱源機を循環する冷媒配管経路内の保有する熱源を
ファンコイル側の配管内に供給しファンコイル運転開始
時の立ち上り性能の向上を提供できる空調システムが得
られる。
接続された住宅空調システムにおいて夜間の蓄熱運転か
ら日中のファンコイルによる運転開始直後においては十
分に冷媒の熱源が充分でないことから空調運転を素早く
行うことができない。 【解決手段】 空調機の運転開始時に蓄熱用弁制御手段
によって、蓄熱用弁の開度を任意の開度で開き、ファン
コイル側配管経路内に蓄熱時の冷媒が流れるようにし
て、熱源機を循環する冷媒配管経路内の保有する熱源を
ファンコイル側の配管内に供給しファンコイル運転開始
時の立ち上り性能の向上を提供できる空調システムが得
られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、床下、壁体、柱、
天井等に設置された床冷暖房用の蓄熱装置と室内の床
上、壁体、柱、天井等に設置されたファンコイル等の空
調装置を併用する建物の空気調和システムに関する。
天井等に設置された床冷暖房用の蓄熱装置と室内の床
上、壁体、柱、天井等に設置されたファンコイル等の空
調装置を併用する建物の空気調和システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の空調運転は、図４に示すように屋
外に設置された熱源機１０１で生成された冷水または温
水をポンプ１０２により配管１０３内を介して空調機１
０４内の熱交換器１０５に搬送し、空調機１０４内の送
風装置で熱交換器１０５に送風して、室内に冷風または
温風を送ることで冷房または暖房を行うことが一般的で
あった。
外に設置された熱源機１０１で生成された冷水または温
水をポンプ１０２により配管１０３内を介して空調機１
０４内の熱交換器１０５に搬送し、空調機１０４内の送
風装置で熱交換器１０５に送風して、室内に冷風または
温風を送ることで冷房または暖房を行うことが一般的で
あった。
【０００３】また、特開平１０−１３２３６１号公報に
は、ヒートポンプと蓄熱槽、床冷暖房用の熱交換器とを
組み合わせた空調システムにおいて、床暖房のみならず
床冷房を可能とする空調システムについて記載されてお
り、その構成としてヒートポンプと住宅床下内部の蓄熱
部とファンコイルユニットとその各々への配管設備があ
り、配管内の３方弁により蓄熱槽とファンコイルには共
通の冷媒を流すようになっている。
は、ヒートポンプと蓄熱槽、床冷暖房用の熱交換器とを
組み合わせた空調システムにおいて、床暖房のみならず
床冷房を可能とする空調システムについて記載されてお
り、その構成としてヒートポンプと住宅床下内部の蓄熱
部とファンコイルユニットとその各々への配管設備があ
り、配管内の３方弁により蓄熱槽とファンコイルには共
通の冷媒を流すようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の方式では、冬期の空調機運転開始時においては配管
内の保有水の水温が低温であることから熱源機の運転開
始直後においては保有水の温度上昇がなく充分な暖房能
力が得られないのが現状であった。本発明は、上記従来
の課題を解決するものであり、蓄熱時に冷媒として使用
した温水を空調開始時のファンコイル空調の配管経路内
に供給することにより建物の暖房運転を素早く行うこと
を目的としている。
来の方式では、冬期の空調機運転開始時においては配管
内の保有水の水温が低温であることから熱源機の運転開
始直後においては保有水の温度上昇がなく充分な暖房能
力が得られないのが現状であった。本発明は、上記従来
の課題を解決するものであり、蓄熱時に冷媒として使用
した温水を空調開始時のファンコイル空調の配管経路内
に供給することにより建物の暖房運転を素早く行うこと
を目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の空調システムは
上記目的を達成するために、建物の床下に断熱材で断熱
された蓄熱部材内部に冷媒または温水を通す配管を備え
た床冷暖房用の蓄熱装置と、室内に設置された空調装置
と、冷媒または温水の熱源となる熱源機と、この熱源機
により生成した冷媒または温水を接続配管を介して前記
蓄熱装置と前記空調装置に搬送するポンプと、前記熱源
機から前記蓄熱装置への配管の経路内に設けた蓄熱用開
閉弁と、前記空調装置の運転状態および／またはタイマ
ーによって前記蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開
閉弁制御手段を備え、前記空調装置の運転開始時に前記
蓄熱装置の配管内の冷媒または温水を循環させるように
した空気調和システムの構成とした。
上記目的を達成するために、建物の床下に断熱材で断熱
された蓄熱部材内部に冷媒または温水を通す配管を備え
た床冷暖房用の蓄熱装置と、室内に設置された空調装置
と、冷媒または温水の熱源となる熱源機と、この熱源機
により生成した冷媒または温水を接続配管を介して前記
蓄熱装置と前記空調装置に搬送するポンプと、前記熱源
機から前記蓄熱装置への配管の経路内に設けた蓄熱用開
閉弁と、前記空調装置の運転状態および／またはタイマ
ーによって前記蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開
閉弁制御手段を備え、前記空調装置の運転開始時に前記
蓄熱装置の配管内の冷媒または温水を循環させるように
した空気調和システムの構成とした。
【０００６】本発明によれば、空調装置運転開始時には
蓄熱用開閉弁制御手段によって、蓄熱用開閉弁を任意の
開度で開くことで、空調装置の配管経路内に蓄熱時の冷
媒または温水が供給され、熱源機による熱供給が充分で
は無い時点での空調装置の配管内の冷媒または温水の温
度低下を防止し、空調装置の運転能力としての立ち上り
性能の向上を図ることができる空気調和システムが得ら
れる。
蓄熱用開閉弁制御手段によって、蓄熱用開閉弁を任意の
開度で開くことで、空調装置の配管経路内に蓄熱時の冷
媒または温水が供給され、熱源機による熱供給が充分で
は無い時点での空調装置の配管内の冷媒または温水の温
度低下を防止し、空調装置の運転能力としての立ち上り
性能の向上を図ることができる空気調和システムが得ら
れる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の請求項１記載の発明は、
輻射熱により冷暖房をするための蓄熱装置と、熱伝達に
より冷暖房をするための空調装置と、前記蓄熱装置およ
び／または前記空調装置の冷媒の熱源となる熱源機と、
この熱源機と前記蓄熱装置および／または前記空調装置
に接続された配管部と、この配管部を介し前記蓄熱装置
および／または前記空調装置に冷媒を搬送するポンプと
により構成された空調システム。
輻射熱により冷暖房をするための蓄熱装置と、熱伝達に
より冷暖房をするための空調装置と、前記蓄熱装置およ
び／または前記空調装置の冷媒の熱源となる熱源機と、
この熱源機と前記蓄熱装置および／または前記空調装置
に接続された配管部と、この配管部を介し前記蓄熱装置
および／または前記空調装置に冷媒を搬送するポンプと
により構成された空調システム。
【０００８】また、請求項２記載の発明は、前記請求項
１を引用し、空調装置の運転開始時に、蓄熱装置の蓄熱
部において保有されている蓄熱を前記空調装置に利用す
ることを特徴とする空気調和システム。
１を引用し、空調装置の運転開始時に、蓄熱装置の蓄熱
部において保有されている蓄熱を前記空調装置に利用す
ることを特徴とする空気調和システム。
【０００９】また、請求項３記載の発明は、建物の床下
に断熱材で断熱された蓄熱部材内部に冷媒または温水を
通す配管を備えた床冷暖房用の蓄熱装置と、室内に設置
された空調装置と、冷媒または温水の熱源となる熱源機
と、この熱源機により生成した冷媒または温水を接続配
管を介して前記蓄熱装置と前記空調装置に搬送するポン
プと、前記熱源機から前記蓄熱装置への配管の経路内に
設けた蓄熱用開閉弁と、前記空調装置の運転状態および
／またはタイマーによって前記蓄熱用開閉弁の開閉を決
定する蓄熱用開閉弁制御手段を備え、前記空調装置の運
転開始時に前記蓄熱装置の配管内の冷媒または温水を循
環させるようにした空気調和システム。
に断熱材で断熱された蓄熱部材内部に冷媒または温水を
通す配管を備えた床冷暖房用の蓄熱装置と、室内に設置
された空調装置と、冷媒または温水の熱源となる熱源機
と、この熱源機により生成した冷媒または温水を接続配
管を介して前記蓄熱装置と前記空調装置に搬送するポン
プと、前記熱源機から前記蓄熱装置への配管の経路内に
設けた蓄熱用開閉弁と、前記空調装置の運転状態および
／またはタイマーによって前記蓄熱用開閉弁の開閉を決
定する蓄熱用開閉弁制御手段を備え、前記空調装置の運
転開始時に前記蓄熱装置の配管内の冷媒または温水を循
環させるようにした空気調和システム。
【００１０】の構成としたものであり、空調装置の運転
開始時は、タイマーと開度調節可能な蓄熱用開閉弁側の
開放により、蓄熱時に生成された蓄熱配管経路内に保有
する冷媒の熱量を一定時間空調装置側配管経路内に流れ
るようにすることにより空調装置の運転能力としての立
ち上り性能を大幅に向上させるという作用を有するもの
である。
開始時は、タイマーと開度調節可能な蓄熱用開閉弁側の
開放により、蓄熱時に生成された蓄熱配管経路内に保有
する冷媒の熱量を一定時間空調装置側配管経路内に流れ
るようにすることにより空調装置の運転能力としての立
ち上り性能を大幅に向上させるという作用を有するもの
である。
【００１１】また、請求項４記載の発明は、前記請求項
３を引用し、タイマーに代えて空調装置の冷媒または温
水の配管内に温度検知手段を具備し、検知された温度に
より蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開閉弁制御手
段を備え、前記空調装置の運転開始時に蓄熱装置の配管
内の冷媒または温水を循環させるようにした空気調和シ
ステム。
３を引用し、タイマーに代えて空調装置の冷媒または温
水の配管内に温度検知手段を具備し、検知された温度に
より蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開閉弁制御手
段を備え、前記空調装置の運転開始時に蓄熱装置の配管
内の冷媒または温水を循環させるようにした空気調和シ
ステム。
【００１２】の構成としたものであり、蓄熱用開閉弁の
調整と開放時間を空調装置側の配管内の温度検知により
制御をおこない、蓄熱用開閉弁の適正な開度と適正な弁
開放時間を設定することにより空調装置の運転能力とし
ての立ち上り性能を向上させるという作用を有する。
調整と開放時間を空調装置側の配管内の温度検知により
制御をおこない、蓄熱用開閉弁の適正な開度と適正な弁
開放時間を設定することにより空調装置の運転能力とし
ての立ち上り性能を向上させるという作用を有する。
【００１３】また、請求項５記載の発明は、前記請求項
３を引用し、タイマーに代えて蓄熱装置の戻りの冷媒ま
たは温水配管内部に温度検知手段を具備し、検知された
温度により蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開閉弁
制御手段を備え、前記空調装置の運転開始時に蓄熱装置
の配管内の冷媒または温水を循環させるようにした空気
調和システム。
３を引用し、タイマーに代えて蓄熱装置の戻りの冷媒ま
たは温水配管内部に温度検知手段を具備し、検知された
温度により蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開閉弁
制御手段を備え、前記空調装置の運転開始時に蓄熱装置
の配管内の冷媒または温水を循環させるようにした空気
調和システム。
【００１４】の構成としたものであり、蓄熱用開閉弁の
開閉弁調整と開放時間を蓄熱装置側の配管内の温度検知
により制御をおこない、蓄熱用開閉弁の適正な開度と適
正な弁開放時間を設定することにより空調装置の運転能
力としての立ち上り性能を向上させるという作用を有す
る。
開閉弁調整と開放時間を蓄熱装置側の配管内の温度検知
により制御をおこない、蓄熱用開閉弁の適正な開度と適
正な弁開放時間を設定することにより空調装置の運転能
力としての立ち上り性能を向上させるという作用を有す
る。
【００１５】また、請求項６記載の発明は、前記請求項
３を引用し、前記請求項４または請求項５記載の温度検
知手段を配管内に具備し、空調装置および／または蓄熱
装置の配管内の温度検出により選られた温度をもとに空
調装置の運転開始時に蓄熱装置の配管内の冷媒または温
水を空調装置の配管経路内に供給させるようにした空気
調和システム。
３を引用し、前記請求項４または請求項５記載の温度検
知手段を配管内に具備し、空調装置および／または蓄熱
装置の配管内の温度検出により選られた温度をもとに空
調装置の運転開始時に蓄熱装置の配管内の冷媒または温
水を空調装置の配管経路内に供給させるようにした空気
調和システム。
【００１６】の構成としたものであり、請求項４または
請求項５記載の温度検知装置をそれぞれ具備し開度調節
可能な蓄熱用開閉弁の弁調整と開放時間を空調装置側と
蓄熱装置側の配管内の温水温度検知から制御をおこな
い、蓄熱用開閉弁の適正な開度と適正な弁開放時間と時
間を設定することにより空調装置の運転能力としての立
ち上り性能を大幅に向上させるという作用を有するもの
である。
請求項５記載の温度検知装置をそれぞれ具備し開度調節
可能な蓄熱用開閉弁の弁調整と開放時間を空調装置側と
蓄熱装置側の配管内の温水温度検知から制御をおこな
い、蓄熱用開閉弁の適正な開度と適正な弁開放時間と時
間を設定することにより空調装置の運転能力としての立
ち上り性能を大幅に向上させるという作用を有するもの
である。
【００１７】以下本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【００１８】
【実施例】（実施例１）図１〜図３を参照しながら説明
する。
する。
【００１９】図１において、蓄熱手段１は建物の床下に
断熱材で断熱された蓄熱部材内部に温水が通水可能な配
管２と開度調節可能な蓄熱用弁３を備え、熱源機４によ
り生成された温水がポンプ５によって通水されるように
配管接続されている。
断熱材で断熱された蓄熱部材内部に温水が通水可能な配
管２と開度調節可能な蓄熱用弁３を備え、熱源機４によ
り生成された温水がポンプ５によって通水されるように
配管接続されている。
【００２０】空調機６は建物内に設置され、蓄熱手段と
同様に熱源機４により生成された温水がポンプ５によっ
て通水されそれぞれ蓄熱手段１または空調機６に供給さ
れている。
同様に熱源機４により生成された温水がポンプ５によっ
て通水されそれぞれ蓄熱手段１または空調機６に供給さ
れている。
【００２１】制御装置８は蓄熱開始判断手段９、蓄熱用
弁制御手段１０、熱源機制御手段１１、空調開始判断手
段１２、空調機制御手段１３、によって構成され、空調
開始判断手段は運転スイッチ１４の指令を受けるように
なっている。
弁制御手段１０、熱源機制御手段１１、空調開始判断手
段１２、空調機制御手段１３、によって構成され、空調
開始判断手段は運転スイッチ１４の指令を受けるように
なっている。
【００２２】上記構成において、蓄熱開始判断手段９は
電気料金の安価な夜間に蓄熱の運転開始を自動で判断
し、熱源機制御手段１１を介して熱源機４とポンプ５を
運転するとともに、蓄熱用弁制御手段を介して開度調節
可能な蓄熱用弁３を開とし、蓄熱手段１の配管２に温水
を流通するようにして蓄熱運転をおこなう。
電気料金の安価な夜間に蓄熱の運転開始を自動で判断
し、熱源機制御手段１１を介して熱源機４とポンプ５を
運転するとともに、蓄熱用弁制御手段を介して開度調節
可能な蓄熱用弁３を開とし、蓄熱手段１の配管２に温水
を流通するようにして蓄熱運転をおこなう。
【００２３】また、運転スイッチ１４の操作によって空
調開始判断手段１２は、熱源機制御手段１１を介して熱
源機４とポンプ５を運転し、空調機制御手段１３を介し
て空調機６の運転すると同時に温水を流通し、空調運転
をおこなう。蓄熱運転は夜間におこなうので、空調運転
の時間とは通常は重なりあわない。
調開始判断手段１２は、熱源機制御手段１１を介して熱
源機４とポンプ５を運転し、空調機制御手段１３を介し
て空調機６の運転すると同時に温水を流通し、空調運転
をおこなう。蓄熱運転は夜間におこなうので、空調運転
の時間とは通常は重なりあわない。
【００２４】空調機の運転を開始する場合、空調機６を
運転するように運転スイッチ１４を操作した場合には、
空調開始判断手段１２は、熱源機制御手段１１を介して
熱源機４とポンプ５を運転し、空調機制御手段１３を介
して空調機６を運転させ空調運転をおこなうことにな
る。このとき同時に蓄熱用弁制御手段に指令して、開度
調節可能な蓄熱用弁３の開度をあらかじめ定められたタ
イマーによる一定時間全開とし蓄熱手段１の配管２経路
の温水を空調機６の配管経路内に流すようにする。
運転するように運転スイッチ１４を操作した場合には、
空調開始判断手段１２は、熱源機制御手段１１を介して
熱源機４とポンプ５を運転し、空調機制御手段１３を介
して空調機６を運転させ空調運転をおこなうことにな
る。このとき同時に蓄熱用弁制御手段に指令して、開度
調節可能な蓄熱用弁３の開度をあらかじめ定められたタ
イマーによる一定時間全開とし蓄熱手段１の配管２経路
の温水を空調機６の配管経路内に流すようにする。
【００２５】このように、空調機６の運転開始時に、開
度調節可能な蓄熱用弁３を一定時間全開で開くことによ
り、夜間運転時に蓄熱側に供給していた温水を空調機の
配管２に流すことにより空調機の立ち上り性能を向上さ
せ熱源機４の運転能力を適正に維持することを可能とす
る。
度調節可能な蓄熱用弁３を一定時間全開で開くことによ
り、夜間運転時に蓄熱側に供給していた温水を空調機の
配管２に流すことにより空調機の立ち上り性能を向上さ
せ熱源機４の運転能力を適正に維持することを可能とす
る。
【００２６】なお、本実施例で冷媒には水を用いたが他
の冷媒としてブライン、不活性オイルを使用することも
考えられる。
の冷媒としてブライン、不活性オイルを使用することも
考えられる。
【００２７】（実施例２）次に本発明の実施例２につい
て、図２を参照しながら説明する。
て、図２を参照しながら説明する。
【００２８】なお、実施例１と同一部分は同一番号と
し、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省
略する。
し、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省
略する。
【００２９】図１の構成において空調機６の配管２の経
路内で温度検出手段７を設置したことにより空調機６の
運転開始時に蓄熱用弁３を全開とさせ空調機６の配管２
に蓄熱手段１の配管２内の温水を空調機６に流れるよう
にする。
路内で温度検出手段７を設置したことにより空調機６の
運転開始時に蓄熱用弁３を全開とさせ空調機６の配管２
に蓄熱手段１の配管２内の温水を空調機６に流れるよう
にする。
【００３０】空調機６の配管２の経路内に設置された温
度検出手段７により配管２内の温水の温度検出をおこな
う。温度検出手段７により検出される温水温度を常時監
視し、空調機６の暖房能力が安定する温度となった場合
に蓄熱開閉弁制御手段１０を介して蓄熱用弁３を全閉に
することで蓄熱手段１の配管２経路内に温水が流れるこ
となく空調機６側の配管２内にのみ熱源機４で生成され
た温水を供給できるようにすることで空調機６の立ち上
り能力の向上を可能にする。
度検出手段７により配管２内の温水の温度検出をおこな
う。温度検出手段７により検出される温水温度を常時監
視し、空調機６の暖房能力が安定する温度となった場合
に蓄熱開閉弁制御手段１０を介して蓄熱用弁３を全閉に
することで蓄熱手段１の配管２経路内に温水が流れるこ
となく空調機６側の配管２内にのみ熱源機４で生成され
た温水を供給できるようにすることで空調機６の立ち上
り能力の向上を可能にする。
【００３１】（実施例３）次に本発明の実施例３につい
て、図３を参照しながら説明する。
て、図３を参照しながら説明する。
【００３２】なお、実施例１と同一部分は同一番号と
し、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省
略する。
し、同一の作用効果を有するものとし、詳細な説明は省
略する。
【００３３】図３は図１の構成において空調機６と蓄熱
手段１の配管２との間に温度検出手段７を設置したこと
により空調機６の運転開始時に蓄熱用弁３を全開させ空
調機６の配管２に蓄熱手段１の配管２内の温水を空調機
６に流れるようにする。蓄熱手段１の配管２の経路内に
設置された温度検出手段７により配管２内の温水の温度
検出をおこなう。
手段１の配管２との間に温度検出手段７を設置したこと
により空調機６の運転開始時に蓄熱用弁３を全開させ空
調機６の配管２に蓄熱手段１の配管２内の温水を空調機
６に流れるようにする。蓄熱手段１の配管２の経路内に
設置された温度検出手段７により配管２内の温水の温度
検出をおこなう。
【００３４】温度検出手段７により蓄熱手段１に供給さ
れる配管２内の温水の温度を検出し空調機６の暖房能力
が安定する温度域と判断された場合に蓄熱開閉弁制御手
段１０を介して蓄熱用弁３の全閉とし蓄熱手段１の配管
２経路内に温水が供給されることなく空調機６側の配管
２内にのみ熱源機４で生成された温水を供給できるよう
にすることで空調機６の立ち上り能力の向上を可能にす
る。
れる配管２内の温水の温度を検出し空調機６の暖房能力
が安定する温度域と判断された場合に蓄熱開閉弁制御手
段１０を介して蓄熱用弁３の全閉とし蓄熱手段１の配管
２経路内に温水が供給されることなく空調機６側の配管
２内にのみ熱源機４で生成された温水を供給できるよう
にすることで空調機６の立ち上り能力の向上を可能にす
る。
【００３５】また、他の実施例として実施例２、実施例
３の温度検出手段７を蓄熱手段１、空調機６のおのおの
の配管２経路内に温水温度を検知させ一方が空調機６の
適正な暖房機能を満足する温水温度となった場合に蓄熱
開閉弁制御手段１０を介して蓄熱用弁３を全閉とさせ空
調機６の能力向上と熱源機４の運転効率を向上させる。
また、実施例１〜３のシステムにおいては暖房時のみな
らず冷房時おいても同様の機能を有するシステムであ
る。
３の温度検出手段７を蓄熱手段１、空調機６のおのおの
の配管２経路内に温水温度を検知させ一方が空調機６の
適正な暖房機能を満足する温水温度となった場合に蓄熱
開閉弁制御手段１０を介して蓄熱用弁３を全閉とさせ空
調機６の能力向上と熱源機４の運転効率を向上させる。
また、実施例１〜３のシステムにおいては暖房時のみな
らず冷房時おいても同様の機能を有するシステムであ
る。
【００３６】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、建物の床下に断熱材で断熱された蓄熱部材
内部に冷媒または温水を通す配管を備えた床冷暖房用の
蓄熱装置と、室内に設置された空調装置と、冷媒または
温水の熱源となる熱源機と、この熱源機により生成した
冷媒または温水を接続配管を介して前記蓄熱装置と前記
空調装置に搬送するポンプと、前記熱源機から前記蓄熱
装置への配管の経路内に設けた蓄熱用開閉弁と、前記空
調装置の運転状態および／またはタイマーによって前記
蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開閉弁制御手段を
備え、前記空調装置の運転開始時に前記蓄熱装置の配管
内の冷媒または温水を循環させるように構成することに
より、空調装置の運転開始時は、タイマーと開度調節可
能な蓄熱用開閉弁側の開放により、蓄熱時に生成された
蓄熱配管経路内に保有する冷媒の熱量を一定時間空調装
置側配管経路内に流れるようにすることにより空調装置
の運転能力としての立ち上り性能を大幅に向上させると
とともに、省エネルギーになるという大きな効果のある
空気調和システムを提供できる。
明によれば、建物の床下に断熱材で断熱された蓄熱部材
内部に冷媒または温水を通す配管を備えた床冷暖房用の
蓄熱装置と、室内に設置された空調装置と、冷媒または
温水の熱源となる熱源機と、この熱源機により生成した
冷媒または温水を接続配管を介して前記蓄熱装置と前記
空調装置に搬送するポンプと、前記熱源機から前記蓄熱
装置への配管の経路内に設けた蓄熱用開閉弁と、前記空
調装置の運転状態および／またはタイマーによって前記
蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開閉弁制御手段を
備え、前記空調装置の運転開始時に前記蓄熱装置の配管
内の冷媒または温水を循環させるように構成することに
より、空調装置の運転開始時は、タイマーと開度調節可
能な蓄熱用開閉弁側の開放により、蓄熱時に生成された
蓄熱配管経路内に保有する冷媒の熱量を一定時間空調装
置側配管経路内に流れるようにすることにより空調装置
の運転能力としての立ち上り性能を大幅に向上させると
とともに、省エネルギーになるという大きな効果のある
空気調和システムを提供できる。
【００３７】また、タイマーに代えて空調装置の冷媒ま
たは温水の配管内に温度検知手段を具備し、検知された
温度により蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開閉弁
制御手段を備え、前記空調装置の運転開始時に蓄熱装置
の配管内の冷媒または温水を循環させるようにした構成
とすることで、蓄熱用開閉弁の調整と開放時間を空調装
置側の配管内の温度検知により制御をおこない、蓄熱用
開閉弁の適正な開度と適正な弁開放時間を設定すること
により空調装置の運転能力としての立ち上り性能を向上
させるとともに、省エネルギー効果のある空気調和シス
テムを提供できる。
たは温水の配管内に温度検知手段を具備し、検知された
温度により蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開閉弁
制御手段を備え、前記空調装置の運転開始時に蓄熱装置
の配管内の冷媒または温水を循環させるようにした構成
とすることで、蓄熱用開閉弁の調整と開放時間を空調装
置側の配管内の温度検知により制御をおこない、蓄熱用
開閉弁の適正な開度と適正な弁開放時間を設定すること
により空調装置の運転能力としての立ち上り性能を向上
させるとともに、省エネルギー効果のある空気調和シス
テムを提供できる。
【００３８】また、タイマーに代えて蓄熱装置の戻りの
冷媒または温水配管内部に温度検知手段を具備し、検知
された温度により蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用
開閉弁制御手段を備え、前記空調装置の運転開始時に蓄
熱装置の配管内の冷媒または温水を循環させるようにし
た構成とすることで、蓄熱用開閉弁の開閉弁調整と開放
時間を蓄熱装置側の配管内の温度検知により制御をおこ
ない、蓄熱用開閉弁の適正な開度と適正な弁開放時間を
設定することにより空調装置の運転能力としての立ち上
り性能を向上させるとともに、省エネルギー効果のある
空気調和システムを提供できる。
冷媒または温水配管内部に温度検知手段を具備し、検知
された温度により蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用
開閉弁制御手段を備え、前記空調装置の運転開始時に蓄
熱装置の配管内の冷媒または温水を循環させるようにし
た構成とすることで、蓄熱用開閉弁の開閉弁調整と開放
時間を蓄熱装置側の配管内の温度検知により制御をおこ
ない、蓄熱用開閉弁の適正な開度と適正な弁開放時間を
設定することにより空調装置の運転能力としての立ち上
り性能を向上させるとともに、省エネルギー効果のある
空気調和システムを提供できる。
【００３９】また、温度検知手段を配管内に具備し、空
調装置および／または蓄熱装置の配管内の温度検出によ
り選られた温度をもとに空調装置の運転開始時に蓄熱装
置の配管内の冷媒または温水を空調装置の配管経路内に
供給させるようにした構成とすることで、温度検知装置
をそれぞれ具備し開度調節可能な蓄熱用開閉弁の弁調整
と開放時間を空調装置側と蓄熱装置側の配管内の温水温
度検知から制御をおこない、蓄熱用開閉弁の適正な開度
と適正な弁開放時間と時間を設定することにより空調装
置の運転能力としての立ち上り性能を大幅に向上させる
とともに、省エネルギー効果を奏する空気調和システム
を提供できるものである。
調装置および／または蓄熱装置の配管内の温度検出によ
り選られた温度をもとに空調装置の運転開始時に蓄熱装
置の配管内の冷媒または温水を空調装置の配管経路内に
供給させるようにした構成とすることで、温度検知装置
をそれぞれ具備し開度調節可能な蓄熱用開閉弁の弁調整
と開放時間を空調装置側と蓄熱装置側の配管内の温水温
度検知から制御をおこない、蓄熱用開閉弁の適正な開度
と適正な弁開放時間と時間を設定することにより空調装
置の運転能力としての立ち上り性能を大幅に向上させる
とともに、省エネルギー効果を奏する空気調和システム
を提供できるものである。
【図１】本発明の実施例１によるシステムの概略図
【図２】本発明の実施例２によるシステムの概略図
【図３】本発明の実施例３によるシステムの概略図
【図４】従来のシステム概略図
１ 蓄熱装置
２ 配管
３ 蓄熱用開閉弁
４ 熱源機
５ ポンプ
６ 空調装置
７ 温度検出手段
８ 制御装置
９ 蓄熱開始判断手段
１０ 蓄熱用弁制御手段
１１ 熱源機制御手段
１２ 空調開始判断手段
１３ 空調機制御手段
１４ 運転スイッチ
１５ タイマー
Claims (6)
- 【請求項１】 冷暖房をするための蓄熱装置と、冷暖房
をするための空調装置と、前記蓄熱装置および／または
前記空調装置の冷媒の熱源となる熱源機と、この熱源機
と前記蓄熱装置および／または前記空調装置に接続され
た配管部と、この配管部を介し前記蓄熱装置および／ま
たは前記空調装置に冷媒を搬送するポンプとにより構成
された空調システム。 - 【請求項２】 空調装置の運転開始時に、蓄熱装置の蓄
熱部において保有されている蓄熱を前記空調装置に利用
することを特徴とする請求項１記載の空気調和システ
ム。 - 【請求項３】 断熱材で断熱された蓄熱部材内部に冷媒
または温水を通す配管を備えた冷暖房用の蓄熱装置と、
室内に設置された空調装置と、冷媒または温水の熱源と
なる熱源機と、この熱源機により生成した冷媒または温
水を接続配管を介して前記蓄熱装置と前記空調装置に搬
送するポンプと、前記熱源機から前記蓄熱装置への配管
の経路内に設けた蓄熱用開閉弁と、前記空調装置の運転
状態および／またはタイマーによって前記蓄熱用開閉弁
の開閉を決定する蓄熱用開閉弁制御手段を備え、前記空
調装置の運転開始時に前記蓄熱装置の配管内の冷媒また
は温水を循環させるようにした空気調和システム。 - 【請求項４】 タイマーに代えて空調装置の冷媒または
温水の配管内に温度検知手段を具備し、検知された温度
により蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開閉弁制御
手段を備え、前記空調装置の運転開始時に蓄熱装置の配
管内の冷媒または温水を循環させるようにした請求項３
記載の空気調和システム。 - 【請求項５】 タイマーに代えて蓄熱装置の戻りの冷媒
または温水配管内部に温度検知手段を具備し、検知され
た温度により蓄熱用開閉弁の開閉を決定する蓄熱用開閉
弁制御手段を備え、前記空調装置の運転開始時に蓄熱装
置の配管内の冷媒または温水を循環させるようにした請
求項３記載の空気調和システム。 - 【請求項６】 請求項４または請求項５記載の温度検知
手段を配管内に具備し、空調装置および／または蓄熱装
置の配管内の温度検出により選られた温度をもとに空調
装置の運転開始時に蓄熱装置の配管内の冷媒または温水
を空調装置の配管経路内に供給させるようにした請求項
３記載の空気調和システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002092157A JP2003287244A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 空気調和システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002092157A JP2003287244A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 空気調和システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003287244A true JP2003287244A (ja) | 2003-10-10 |
Family
ID=29237070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002092157A Pending JP2003287244A (ja) | 2002-03-28 | 2002-03-28 | 空気調和システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003287244A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006052900A (ja) * | 2004-08-12 | 2006-02-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 除湿システム |
| JP2015105781A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 株式会社 テスク資材販売 | 空調システム |
| CN109489153A (zh) * | 2018-10-11 | 2019-03-19 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种制热共用方法及系统 |
| JP7370827B2 (ja) | 2019-11-25 | 2023-10-30 | オルガノ株式会社 | 配管とその施工方法 |
-
2002
- 2002-03-28 JP JP2002092157A patent/JP2003287244A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006052900A (ja) * | 2004-08-12 | 2006-02-23 | Sanyo Electric Co Ltd | 除湿システム |
| JP4522190B2 (ja) * | 2004-08-12 | 2010-08-11 | 三洋電機株式会社 | 除湿システム |
| JP2015105781A (ja) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 株式会社 テスク資材販売 | 空調システム |
| CN109489153A (zh) * | 2018-10-11 | 2019-03-19 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种制热共用方法及系统 |
| CN109489153B (zh) * | 2018-10-11 | 2020-05-22 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种制热共用方法及系统 |
| JP7370827B2 (ja) | 2019-11-25 | 2023-10-30 | オルガノ株式会社 | 配管とその施工方法 |
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