JP2003287143A - 静圧シール及びこれを備えた冷却材ポンプ - Google Patents

静圧シール及びこれを備えた冷却材ポンプ

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JP2003287143A
JP2003287143A JP2002093853A JP2002093853A JP2003287143A JP 2003287143 A JP2003287143 A JP 2003287143A JP 2002093853 A JP2002093853 A JP 2002093853A JP 2002093853 A JP2002093853 A JP 2002093853A JP 2003287143 A JP2003287143 A JP 2003287143A
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face plate
ring
retainer
seal
static pressure
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JP2002093853A
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Hidekazu Uehara
秀和 上原
Fumihiko Ishise
文彦 石瀬
Tanehiro Shinohara
種宏 篠原
Hiroyuki Nunoyama
裕之 布山
Susumu Kimura
延 木村
Takaomi Sakuma
啓臣 佐久間
Osamu Hisai
治 久井
Naotaka Komatsu
直隆 小松
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期間安定したシール特性を維持することが
できる静圧シール及びこれを備えた冷却材ポンプを提供
する。 【解決手段】 静止側シールリングにおいて、フェース
プレート34及びリテーナ35の接触面34b,35a
における回転軸側の端部34b−1,35a−1はフェ
ースプレートとリテーナとが回転軸の半径方向に接する
ような段形状とし、この段形状部において前記半径方向
に接するフェースプレートとリテーナの接触面の間に背
面Oリング40を介設する。または、背面Oリングをリ
テーナの接触面又はフェースプレートの接触面に形成し
たOリング溝に設け、このOリング溝の低圧側内面と背
面Oリングとの隙間部分をスペーサで塞ぐ。または、リ
テーナの接触面又はフェースプレートの接触面に回転軸
の半径方向に連続的な凹凸を形成してラビリンスシール
構造を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静圧シール及びこれ
を備えた冷却材ポンプに関し、特に原子力発電プラント
の冷却材ポンプなどの各種高圧ポンプにおける回転軸の
軸シールに適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントの1次冷却材ポンプ
であるRCP(Reactor Coolant Pump;原子炉冷却材ポ
ンプ)には、軸シールとして接触式のメカニカルシール
とともに非接触式のメカニカルシールである静圧シール
も用いられている。この静圧シールは固定側に設けた静
止側シールリングと、回転軸とともに回転する回転側シ
ールリング(ランナ)とを有し、静止側シールリングに
作用するリフティングフォースとシーティングフォース
との圧力バランスにより静止側シールリングと回転側シ
ールリングとの間の微小隙間を保持する構造となってお
り、低シール流量で長寿命のシール性を有するものであ
る。
【0003】図5はRCPに備えた従来の静圧シールの
構成を示す断面図である。なお、図5では片側のみを図
示しており、この片側と省略側の断面形状は回転軸を挟
んで左右対称形となっている。
【0004】図5に示すように、従来の静圧シール(非
接触式メカニカルシール)は、固定側に設けた静止側シ
ールリング1と、RCPの回転軸3とともに回転する回
転側シールリング(ランナ)2とを有してなるものであ
り、静止側シールリング1と回転側シールリング2は回
転軸3の軸方向に対向して配置されている。静止側シー
ルリング1は回転軸3の周囲を囲むリング状のフェース
プレート4、リテーナ5及びホルダ6や背面Oリング1
0などを備えており、回転側シールリング2は回転軸3
の周囲を囲むリング状のフェースプレート7、リテーナ
8及びホルダ9や背面Oリング11などを備えている。
【0005】静止側のフェースプレート4のシール面4
aと回転側のフェースプレート7のシール面7aは10
〜20μmの微小隙間を保持して対向しており、この微
小隙間に高圧流体(高圧水)が、矢印Aで示すようにシ
ール面4a,7aの外径側(高圧側)から内径側(低圧
側)へと流れる。そして、このときにシール面4a,7
aの微小隙間を流れる流体によって静止側シールリング
1に上向きに作用するリフティングフォース(流体圧
力)が、所定の圧力分布となるように静止側のフェース
プレート4のシール面4aにはテーパ4a−1が設けら
れている。
【0006】また、静止側シールリング1では、フェー
スプレート4の背面(接触面)4bがリテーナ5の下面
(接触面)5aと接している。そして、背面Oリング1
0は、フェースプレート4とリテーナ5の接触面4b,
5aの間に介設され、この接触面間からの漏れを防止し
ている。ホルダ6はリテーナ5の外周面の段部5bと、
フェースプレート4の外周面とを囲むように装着されて
おり、ボルト12によってリテーナ5に固定され、且
つ、先端部において回転軸3の半径方向の内側に突設さ
れた凸部6aがフェースプレート4の外周面に形成され
た段部4cに係合することにより、フェースプレート4
をリテーナ5に押し付けるようにして保持している。ホ
ルダ6とリテーナ5との間には、この間からの漏れを防
止するためにOリング13,14が設けられている。
【0007】また、リテーナ5は、ケーシング15に図
示しないボルトで固定されているインサート16に装着
されている。インサート16には図示しない回り止めピ
ンが取り付けされており、このピンをリテーナ5に形成
された図示しない穴に回転軸3の軸方向に挿入すること
で静止側シールリング2の回転を防止している。リテー
ナ5とインサート16との間には、この間からの漏れを
防止するためにOリング20が設けられている。そし
て、リテーナ5の背面5cには高圧流体によって下向き
のシーティングフォースが作用する。
【0008】回転側シールリング2では、フェースプレ
ート7の背面(接触面)7bがリテーナ8の上面(接触
面)8aと接している。そして、背面Oリング11は、
フェースプレート7とリテーナ8の接触面7b,8aの
間に介設され、この接触面間からの漏れを防止してい
る。ホルダ9はリテーナ8の外周面の段部8bと、フェ
ースプレート7の外周面とを囲むように装着されてお
り、ボルト17によってリテーナ8に固定され、且つ、
先端部において回転軸3の半径方向の内側に突設された
凸部9aがフェースプレート7の外周面に形成された段
部7cに係合することにより、フェースプレート7をリ
テーナ8に押し付けるようにして保持している。ホルダ
9とリテーナ8との間には、この間からの漏れを防止す
るためにOリング18,19が設けられている。
【0009】また、リテーナ8は、回転軸3に固定され
た固定部21にボルト22で固定されている。従って、
回転側シールリング2は回転軸3ともに回転する。リテ
ーナ8と回転軸3との間には部材23が介設されてお
り、リテーナ8と部材23との間及び部材23と回転軸
3との間には、漏れを防止するためにOリング24,2
5が介設されている。
【0010】従って、この静圧シールでは流体の圧力バ
ランスにより、静止側と回転側のフェースプレート4,
7のシール面4a,7aの微小隙間が、所定の間隔に保
持される。即ち、図6(a)に示すようにシール面4
a,7aの間隔が広くなると、シーティングフォースF
1よりもリフティングフォースF2のほうが小さくなる
ため、静止側シールリング1が下方に移動してシール面
4a,7aの間隔が図6(b)に示すように正常な状態
に戻る。一方、図6(a)に示すようシール面4a,7
aの間隔が狭くなると、シーティングフォースF1より
もリフティングフォースF2のほうが大きくなるため、
静止側シールリング1が上方に移動してシール面4a,
7aの間隔が図6(b)に示すように正常な状態に戻
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
静圧シールでは、図7(a)に示すように背面Oリング
10がリテーナ5の接触面5aに形成されたOリング溝
5aに正常に装着されている間は問題ないが、フェース
プレート4とリテーナ5の接触面4b,5aの間から背
面Oリング10に矢印Bのように高圧流体の圧力が長期
間作用することにより、図7(b)に示すように背面O
リング10が経年劣化して徐々にOリング溝5dの回転
軸側(低圧側)の面に押し付けられるように変形する。
その結果、徐々にフェースプレート背面の圧力作用域
が、図7(a)に示す初期の状態から図7(b)に示す
ように回転軸側(低圧側)に増加して、フェースプレー
ト4に作用する圧力に偏りが生じるため、フェースプレ
ート4が矢印Cのように回転して一点鎖線で示すように
変形する。
【0012】このフェースプレート4の変形はシール面
4a,7aの微小隙間におけるシール流量に大きく影響
し、長期間の使用している間にシール特性が徐々に変化
することがある。シール特性が大きく変化すると、静圧
シールの取り替えを行わなければならず、コストがかか
る。
【0013】従って、本発明は上記の事情に鑑み、長期
間安定したシール特性を維持することができる静圧シー
ル及びこれを備えた冷却材ポンプ提供することを課題と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する第1
発明の静圧シールは、固定側に設けた静止側シールリン
グと、回転軸とともに回転する回転側シールリングとを
有してなる静圧シールにおいて、前記静止側シールリン
グは前記回転側シールリングのフェースプレートと対向
するフェースプレートと、このフェースプレートの背面
側に接するリテーナと、前記フェースプレートと前記リ
テーナの接触面間に介設したOリングとを有し、前記フ
ェースプレート及び前記リテーナの接触面における回転
軸側の端部は前記フェースプレートと前記リテーナとが
前記回転軸の半径方向に接するような段形状とし、この
段形状部において前記半径方向に接する前記フェースプ
レートと前記リテーナの接触面の間に前記Oリングを介
設したことを特徴とする。
【0015】また、第2発明の静圧シールは、第1発明
の静圧シールにおいて、前記Oリングは、前記段形状部
において前記半径方向に接する前記リテーナの接触面又
は前記フェースプレートの接触面に形成した横断面形状
が矩形状のOリング溝に装着したことを特徴とする。
【0016】また、第3発明の静圧シールは、固定側に
設けた静止側シールリングと、回転軸とともに回転する
回転側シールリングとを有してなる静圧シールにおい
て、前記静止側シールリングは前記回転側シールリング
のフェースプレートと対向するフェースプレートと、こ
のフェースプレートの背面側に接するリテーナと、前記
フェースプレートと前記リテーナの接触面間に介設した
Oリングとを有し、このOリングは前記リテーナの接触
面又は前記フェースプレートの接触面に形成したOリン
グ溝に設け、このOリング溝の前記低圧側内面と前記O
リングとの隙間部分をスペーサで塞いだことを特徴とす
る。
【0017】また、第4発明の静圧シールは、固定側に
設けた静止側シールリングと、回転軸とともに回転する
回転側シールリングとを有してなる静圧シールにおい
て、前記静止側シールリングは前記回転側シールリング
のフェースプレートと対向するフェースプレートと、こ
のフェースプレートの背面側に接するリテーナとを有
し、前記リテーナの接触面又は前記フェースプレートの
接触面には前記回転軸の半径方向に連続的な凹凸を形成
してラビリンスシール構造を設けたことを特徴とする。
【0018】また、第5発明の冷却材ポンプは、原子力
発電プラントの冷却材ポンプであって、ポンプ回転軸の
軸シールとして請求項1,2,3又は4に記載する静圧
シールを設けたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0020】<実施の形態1>図1は本発明の実施の形
態1に係る静圧シールの断面図、図2は前記静圧シール
の要部拡大断面図である。なお、図1では片側のみを図
示しており、この片側と省略側の断面形状は回転軸を挟
んで左右対称形となっている。図1及び図2に示す静圧
シール(非接触式メカニカルシール)は原子力発電プラ
ントの1次冷却材ポンプ(RCP)に設けたものであ
る。RCPでは、この静圧シールの他、図示は省略する
が、1つ又は複数の接触式メカニカルシールも静圧シー
ルの上方に設けられており、静圧シールでは非常に大き
な差圧が得られ、接触式メカニカルシールでは静圧シー
ルに比べて小さな差圧が得られるようになっている。
【0021】図1に示すように、本実施の形態1の静圧
シール(非接触式メカニカルシール)は、固定側に設け
た静止側シールリング31と、RCPの回転軸33とと
もに回転する回転側シールリング(ランナ)32とを有
してなるものであり、静止側シールリング31と回転側
シールリング32は回転軸33の軸方向に対向して配置
されている。
【0022】静止側シールリング31は回転軸33の周
囲を囲むリング状のフェースプレート34、リテーナ3
5及びホルダ36や背面Oリング40などを備えてい
る。詳細は後述するが、リテーナ35はフェースプレー
ト34の背面側に接しており、背面Oリング40はフェ
ースプレート34とリテーナ35との接触面間に介設さ
れている。回転側シールリング32は回転軸33の周囲
を囲むリング状のフェースプレート37、リテーナ38
及びホルダ39や背面Oリング41などを備えている。
リテーナ38はフェースプレート37の背面側に接して
おり、背面Oリング41はフェースプレート37とリテ
ーナ38との接触面間に介設されている。フェースプレ
ート34,37はセラミックス製のものであり、その他
のリテーナ35,38やホルダ36,39などは金属製
のものである。
【0023】静止側のフェースプレート34のシール面
34aと回転側のフェースプレート37のシール面37
aは10〜20μmの微小隙間を保持して対向してお
り、この微小隙間に高圧流体(高圧水)が、矢印Dで示
すようにシール面34a,37aの外径側(高圧側)か
ら内径側(低圧側)へと流れる。このときにシール面3
4a,37aの微小隙間を流れる流体によって静止側シ
ールリング31に上向きに作用するリフティングフォー
ス(流体圧力)が、所定の圧力分布となるように静止側
のフェースプレート34のシール面34aにはテーパ3
4a−1が設けられている。
【0024】そして、図1及び図2(a)に示すように
静止側シールリング31では、フェースプレート34と
リテーナ35の接触面34b,35aにおける回転軸3
3側の端部が、フェースプレート34とリテーナ35と
が回転軸33の半径方向に接するような段形状とし、こ
の段形状部において前記半径方向に接するフェースプレ
ート34とリテーナ35の接触面34b,35a(接触
面端部34b−1,35a−1)の間に背面Oリング4
0を介設して、接触面34b,35aの間からの漏れを
防止している。
【0025】詳述すると、フェースプレート34は、接
触面34aの回転軸33側の端部を、回転軸33の軸方
向に沿ってリテーナ35側へと突出させることにより
(凸部34d)、段形状としている。一方、リテーナ3
5は、接触面35aの回転軸33側の端部を、回転軸3
3の軸方向に沿い且つフェースプレート34の凸部34
dの段形状に応じて凹ませることにより(凹部35
d)、段形状としている。このことにより、フェースプ
レート34の接触面34bとリテーナ35の接触面35
aは、回転軸33側の端部34b−1,35a−1にお
いて回転軸33の半径方向に接している。
【0026】そして、リテーナ35の接触面端部35a
−1にはOリング溝35eが形成されており、このOリ
ング溝35eに背面Oリング40が装着されている。か
くして、背面Oリング40は前記半径方向に接するフェ
ースプレート34とリテーナ35の接触面34b,35
a(接触面端部34b−1,35a−1)の間に介設さ
れる。
【0027】また、図1に示すように、ホルダ36はリ
テーナ35の外周面の段部35bと、フェースプレート
34の外周面とを囲むように装着されており、ボルト4
2によってリテーナ35に固定され、且つ、先端部にお
いて回転軸33の半径方向の内側に突設された凸部36
aがフェースプレート34の外周面に形成された段部3
4cに係合することにより、フェースプレート34をリ
テーナ35に押し付けるようにして保持している。ホル
ダ36とリテーナ35との間には、この間からの漏れを
防止するためにOリング43,44が設けられている。
【0028】リテーナ35は、ケーシング45に図示し
ないボルトで固定されているインサート46に装着され
ている。インサート46には図示しない回り止めピンが
取り付けされており、このピンをリテーナ35に形成さ
れた図示しない穴に回転軸33の軸方向に挿入すること
で静止側シールリング32の回転を防止している。リテ
ーナ35とインサート46との間には、この間からの漏
れを防止するためにOリング50が設けられている。そ
して、リテーナ35の背面35cには高圧流体によって
下向きのシーティングフォースが作用する。
【0029】回転側シールリング32では、フェースプ
レート37の背面(接触面)37bがリテーナ38の上
面(接触面)38aと接している。そして、背面Oリン
グ41は、フェースプレート37とリテーナ38の接触
面37b,38aの間に介設され、この接触面間からの
漏れを防止している。ホルダ39はリテーナ38の外周
面の段部38bと、フェースプレート37の外周面とを
囲むように装着されており、ボルト47によってリテー
ナ38に固定され、且つ、先端部において回転軸33の
半径方向の内側に突設された凸部39aがフェースプレ
ート37の外周面に形成された段部37cに係合するこ
とにより、フェースプレート37をリテーナ38に押し
付けるようにして保持している。ホルダ39とリテーナ
38との間には、この間からの漏れを防止するためにO
リング48,49が設けられている。
【0030】また、リテーナ38は、回転軸33に固定
された固定部51にボルト52で固定されている。従っ
て、回転側シールリング32は回転軸33ともに回転す
る。リテーナ38と回転軸33との間には部材53が介
設されており、リテーナ38と部材53との間及び部材
53と回転軸33との間には、漏れを防止するためにO
リング54,55が介設されている。
【0031】本実施の形態1の静圧シールにおいても、
流体の圧力バランス、即ち、リフティングフォースとシ
ーティングフォースのバランスにより、静止側と回転側
のフェースプレート34,37のシール面34a,37
aの微小隙間が、所定の間隔に保持されるが、このこと
については従来と同様であるため、ここでの具体的な説
明は省略する(図6参照)。
【0032】そして、本実施の形態1によれば、上記の
ように静止側シールリング31では、フェースプレート
34とリテーナ35の接触面34b,35aにおける回
転軸33側の端部が、フェースプレート34とリテーナ
35とが回転軸33の半径方向に接するような段形状と
し、この段形状部において前記半径方向に接するフェー
スプレート34とリテーナ35の接触面34b,35a
の間に背面Oリング40を介設したことにより、次のよ
うな効果が得られる。
【0033】即ち、図2(a)に示す初期の背面Oリン
グ40の状態から、図2(b)に示すようにフェースプ
レート34とリテーナ35の接触面34b,35a間か
ら背面Oリング40に矢印Eのように高圧流体の圧力が
長期間作用することにより、背面Oリング40が経年劣
化して変形しても、従来のようにフェースプレート背面
の圧力作用域が変化することはない。従って、シール面
34a,37aの微小隙間のシール流量を長期間正常な
状態に維持して、長期間安定したシール特性を維持する
ことができる。このため、静圧シールの取り替え回数を
減らして静圧シール単体のコスト低減、ひいては一次冷
却材ポンプのコスト低減を図ることができるとともに、
一次冷却材ポンプを含む原子力発電プラント全体の信頼
性の向上にも繋がる。
【0034】なお、背面Oリング40の変形に伴ってフ
ェースプレート34を回転軸33の径方向の内側に押す
力が作用することが考えられるが、このときの力の作用
点は支点(フェースプレート34の外周面側)から遠い
ため、この力によるフェースプレート34の変形は非常
に小さく、シール面34a,37aの微小隙間の変化は
非常に小さい。
【0035】また、図2に示すように背面Oリング40
を装着するリテーナ35のOリング溝35eは横断面形
状が矩形状となっているが、Oリング溝35eのフェー
スプレート34側の部分35e−1は必ずしも設ける必
要がない。しかし、フェースプレート側部分35e−1
を設けること、即ち、矩形状のOリング溝3eに背面O
リング40を装着することにより、背面Oリング40が
外れるのを確実に防止することができる。更には、背面
Oリング40を装着するためのOリング溝は、必ずしも
リテーナ35の接触面側(接触面端部35a−1)に形
成する場合(Oリング溝35e)に限定するものではな
く、フェースプレート34の接触面側(接触面端部34
b−1)に形成してもよい。
【0036】<実施の形態2>図3は本発明の実施の形
態2に係る静圧シールの要部断面図である。同図に示す
ように、静止側シールリングのフェースプレート61に
おけるシール面61aと回転側シールリングのフェース
プレート63におけるシール面63aは10〜20μm
の微小隙間を保持して対向しており、この微小隙間に高
圧流体(高圧水)がシール面61a,63aの外径側
(高圧側)から内径側(低圧側)へと流れる。このとき
にシール面61a,63aの微小隙間を流れる流体によ
って静止側シールリングに上向きに作用するリフティン
グフォース(流体圧力)が、所定の圧力分布となるよう
に静止側のフェースプレート61のシール面61aには
テーパ61a−1が設けられている。
【0037】また、フェースプレート61の背面(接触
面)61bはリテーナ62の下面(接触面)62aと接
している。フェースプレート61とリテーナ62の接触
面61b,62aの間には背面Oリング64が介設さ
れ、この背面Oリング64によって接触面61b,62
a間からの漏れを防止している。背面Oリング64は、
静止側シールリングのリテーナ62の接触面62aに形
成したOリング溝62bに装着されている。
【0038】以上の構成は従来(図5)と同様である。
また、その他の構成についても、Oリング溝62bに装
着されたスペーサ65以外の構成は従来(図5)と同様
であるため、ここでの説明及び図示は省略する。
【0039】そして、本実施の形態2では、Oリング溝
62bの低圧側(一次冷却材ポンプの回転軸66側)の
内面62b−1と背面Oリング64との隙間を、回転軸
66の周囲を囲むリング状で且つ横断面形状が略三角形
状のスペーサ65によって塞いでいる。スペーサ65は
硬質ゴムなどからなるものであり、Oリング溝62bの
内面62b−1とフェースプレート61の接触面61b
に沿う2面65a,65bと、背面Oリング64の外径
64aに沿う面65cとを有している。
【0040】従って、本実施の形態2によれば、スペー
サ65を設けたことにより、図3(a)に示すようにフ
ェースプレート背面の圧力作用域が、初期状態からOリ
ング溝62bの低圧側内面62b−1の位置まで広がる
ことになる。このため、図3(a)に示す背面Oリング
40の初期状態から、図3(c)に示すようにフェース
プレート61とリテーナ62の接触面61b,62aの
間から背面Oリング64に矢印Fのように高圧流体の圧
力が長期間作用することにより、背面Oリング64が経
年劣化して変形しても、従来のようにフェースプレート
背面の圧力作用域が変化することはなく、シール面61
a,63aの微小隙間のシール流量を長期間正常な状態
に維持して、長期間安定したシール特性を維持すること
ができる。このため、静圧シールの取り替え回数を減ら
して静圧シール単体のコスト低減、ひいては一次冷却材
ポンプのコスト低減を図ることができるとともに、一次
冷却材ポンプを含む原子力発電プラント全体の信頼性の
向上にも繋がる。
【0041】しかも、従来の構成にスペーサ65を追加
するだけでよいため、従来の構成に対する変更コストは
小さく、実施が容易である。
【0042】なお、背面Oリング64はリテーナ62の
接触面62aに形成されたOリング溝62bに装着され
ているが、必ずしもこれに限定するものではなく、フェ
ースプレート61の接触面61bに形成したOリング溝
に装着してもよい。この場合には接触面61bのOリン
グ溝の低圧側角部にスペーサ65を設けることになる。
【0043】<実施の形態3>図4は本発明の実施の形
態3に係る静圧シールの要部断面図である。同図に示す
ように、静止側シールリングのフェースプレート71に
おけるシール面71aと回転側シールリングのフェース
プレート73におけるシール面73aは10〜20μm
の微小隙間を保持して対向しており、この微小隙間に高
圧流体(高圧水)がシール面71a,73aの外径側
(高圧側)から内径側(低圧側)へと流れる。このとき
にシール面71a,73aの微小隙間を流れる流体によ
って静止側シールリングに上向きに作用するリフティン
グフォース(流体の圧力)が、所定の圧力分布となるよ
うに静止側のフェースプレート71のシール面71aに
はテーパ71a−1が設けられている。また、フェース
プレート71の背面(接触面)71bはリテーナ72の
下面(接触面)72aと接している。
【0044】以上の構成は従来(図5)と同様である。
また、その他の構成についても、ラビリンスシール構造
以外の構成は従来(図5)と同様であるため、ここでの
説明及び図示は省略する。
【0045】そして、本実施の形態3では背面Oリング
は設けておらず、静止側シールリングのリテーナ72の
接触面72aには、一次冷却材ポンプの回転軸75の半
径方向に連続的な凹凸72bを形成することにより、ラ
ビリンスシール構造を設けている。
【0046】従って、本実施の形態3によれば、フェー
スプレート71とリテーナ72の接触面71b,72a
間のシールを、Oリングではなくラビリンスシール構造
によって行うため、従来のようにOリングの劣化(変
形)によってフェースプレート背面の圧力作用域が変化
することはなく、シール面71a,73aの微小隙間の
シール流量を長期間正常な状態に維持して、長期間安定
したシール特性を維持することができる。このため、静
圧シールの取り替え回数を減らして静圧シール単体のコ
スト低減、ひいては一次冷却材ポンプのコスト低減を図
ることができるとともに、一次冷却材ポンプを含む原子
力発電プラント全体の信頼性の向上にも繋がる。
【0047】なお、ラビリンスシール構造の場合には多
少の漏れが生じる可能性があるが、ここで多少の漏れが
生じたとしても、上記実施の形態1で述べたように静圧
シールの上方には接触式メカニカルシールがあるため、
ここで漏れを防ぐことができる。
【0048】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態とともに具体的
に説明したように、第1発明の静圧シールは、固定側に
設けた静止側シールリングと、回転軸とともに回転する
回転側シールリングとを有してなる静圧シールにおい
て、前記静止側シールリングは前記回転側シールリング
のフェースプレートと対向するフェースプレートと、こ
のフェースプレートの背面側に接するリテーナと、前記
フェースプレートと前記リテーナの接触面間に介設した
Oリングとを有し、前記フェースプレート及び前記リテ
ーナの接触面における回転軸側の端部は前記フェースプ
レートと前記リテーナとが前記回転軸の半径方向に接す
るような段形状とし、この段形状部において前記半径方
向に接する前記フェースプレートと前記リテーナの接触
面の間に前記Oリングを介設したことを特徴とする。
【0049】従って、この第1発明の静圧シールによれ
ば、フェースプレートとリテーナの接触面間からOリン
グに高圧流体の圧力が長期間作用することにより、Oリ
ングが経年劣化して変形しても、従来のようにフェース
プレート背面の圧力作用域が変化することはない。従っ
て、シール面の微小隙間のシール流量を長期間正常な状
態に維持して、長期間安定したシール特性を維持するこ
とができる。このため、静圧シールの取り替え回数を減
らして静圧シールのコスト低減を図ることができる。
【0050】また、第2発明の静圧シールは、第1発明
の静圧シールにおいて、前記Oリングは、前記段形状部
において前記半径方向に接する前記リテーナの接触面又
は前記フェースプレートの接触面に形成した横断面形状
が矩形状のOリング溝に装着したことを特徴とする。
【0051】従って、この第2発明の静圧シールによれ
ば、横断面形状が矩形状のOリング溝にOリングを装着
することにより、Oリングが外れるのを確実に防止する
ことができる。
【0052】また、第3発明の静圧シールは、固定側に
設けた静止側シールリングと、回転軸とともに回転する
回転側シールリングとを有してなる静圧シールにおい
て、前記静止側シールリングは前記回転側シールリング
のフェースプレートと対向するフェースプレートと、こ
のフェースプレートの背面側に接するリテーナと、前記
フェースプレートと前記リテーナの接触面間に介設した
Oリングとを有し、このOリングは前記リテーナの接触
面又は前記フェースプレートの接触面に形成したOリン
グ溝に設け、このOリング溝の前記低圧側内面と前記O
リングとの隙間部分をスペーサで塞いだことを特徴とす
る。
【0053】従って、この第3発明の静圧シールによれ
ば、スペーサを設けたことにより、フェースプレート背
面の圧力作用域が、初期状態からOリング溝の低圧側内
面の位置まで広がることになる。このため、フェースプ
レートとリテーナの接触面間からOリングに高圧流体の
圧力が長期間作用することにより、Oリングが経年劣化
して変形しても、従来のようにフェースプレート背面の
圧力作用域が変化することはなく、シール面の微小隙間
のシール流量を長期間正常な状態に維持して、長期間安
定したシール特性を維持することができる。このため、
静圧シールの取り替え回数を減らして静圧シールのコス
ト低減を図ることができる。しかも、従来の構成にスペ
ーサを追加するだけでよいため、従来の構成に対する変
更コストは小さく、実施が容易である。
【0054】また、第4発明の静圧シールは、固定側に
設けた静止側シールリングと、回転軸とともに回転する
回転側シールリングとを有してなる静圧シールにおい
て、前記静止側シールリングは前記回転側シールリング
のフェースプレートと対向するフェースプレートと、こ
のフェースプレートの背面側に接するリテーナとを有
し、前記リテーナの接触面又は前記フェースプレートの
接触面には前記回転軸の半径方向に連続的な凹凸を形成
してラビリンスシール構造を設けたことを特徴とする。
【0055】従って、この第4発明の静圧シールによれ
ば、フェースプレートとリテーナの接触面間のシール
を、Oリングではなくラビリンスシール構造によって行
うため、従来のようにOリングの劣化(変形)によって
フェースプレート背面の圧力作用域が変化することはな
く、シール面の微小隙間のシール流量を長期間正常な状
態に維持して、長期間安定したシール特性を維持するこ
とができる。このため、静圧シールの取り替え回数を減
らして静圧シールのコスト低減を図ることができる。
【0056】また、第5発明の冷却材ポンプは、原子力
発電プラントの冷却材ポンプであって、ポンプ回転軸の
軸シールとして請求項1,2,3又は4に記載する静圧
シールを設けたことを特徴とする。
【0057】従って、この第5発明の冷却材ポンプによ
れば、静圧シールのシール面の微小隙間のシール流量を
長期間正常な状態に維持して、長期間安定したシール特
性を維持することができるため、静圧シールの取り替え
回数を減らして静圧シール単体のコスト低減、ひいては
冷却材ポンプのコスト低減を図ることができるととも
に、一次冷却材ポンプを含む原子力発電プラント全体の
信頼性の向上にも繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る静圧シールの断面
図である。
【図2】前記静圧シールの要部拡大断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る静圧シールの要部
断面図である。
【図4】本発明の実施の形態3に係る静圧シールの要部
断面図である。
【図5】従来の静圧シールの構成を示す断面図である。
【図6】静圧シールの作用を示す説明図である。
【図7】従来の静圧シールの要部拡大断面図である。
【符号の説明】
31 静止側シールリング 32 回転側シールリング 33 回転軸 34 フェースプレート 34a シール面 34a−1 テーパ 34b 背面(接触面) 34b−1 接触面端部 34c 段部 34d 凸部 35 リテーナ 35a 接触面 35a−1 接触面端部 35b 段部 35c 背面 35d 凹部 35e Oリング溝 35e−1 フェースプレート側部分 36 ホルダ 36a 凸部 37 フェースプレート 37a シール面 37b 背面(接触面) 37c 段部 38 リテーナ 38a 接触面 38b 段部 39 ホルダ 39a 凸部 40 背面Oリング 41 背面Oリング 42 ボルト 43 Oリング 44 Oリング 45 ケーシング 46 インサート 47 ボルト 48 Oリング 49 Oリング 50 Oリング 51 固定部 52 ボルト 53 部材 54 Oリング 55 Oリング 61 フェースプレート 61a シール面 61a−1 テーパ 61b 背面(接触面) 62 リテーナ 62a 接触面 62b Oリング溝 62b−1 低圧側内面 63 フェースプレート 63a シール面 64 背面Oリング 64a 外径 65 スペーサ 65a 面 65b 面 65c 面 66 回転軸 71 フェースプレート 71a シール面 71a−1 テーパ 71b 背面(接触面) 72 リテーナ 72a 接触面 72b 凹凸(ラビリンスシール構造) 73 フェースプレート 73a シール面 75 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 種宏 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 布山 裕之 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 木村 延 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 (72)発明者 佐久間 啓臣 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂製作所内 (72)発明者 久井 治 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 (72)発明者 小松 直隆 兵庫県神戸市兵庫区和田崎町一丁目1番1 号 三菱重工業株式会社神戸造船所内 Fターム(参考) 3H022 AA01 BA06 CA28 CA32 DA13 3J042 AA05 AA11 BA02 BA08 CA05 CA07 DA06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定側に設けた静止側シールリングと、
    回転軸とともに回転する回転側シールリングとを有して
    なる静圧シールにおいて、 前記静止側シールリングは前記回転側シールリングのフ
    ェースプレートと対向するフェースプレートと、このフ
    ェースプレートの背面側に接するリテーナと、前記フェ
    ースプレートと前記リテーナの接触面間に介設したOリ
    ングとを有し、前記フェースプレート及び前記リテーナ
    の接触面における回転軸側の端部は前記フェースプレー
    トと前記リテーナとが前記回転軸の半径方向に接するよ
    うな段形状とし、この段形状部において前記半径方向に
    接する前記フェースプレートと前記リテーナの接触面の
    間に前記Oリングを介設したことを特徴とする静圧シー
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する静圧シールにおい
    て、 前記Oリングは、前記段形状部において前記半径方向に
    接する前記リテーナの接触面又は前記フェースプレート
    の接触面に形成した横断面形状が矩形状のOリング溝に
    装着したことを特徴とする静圧シール。
  3. 【請求項3】 固定側に設けた静止側シールリングと、
    回転軸とともに回転する回転側シールリングとを有して
    なる静圧シールにおいて、 前記静止側シールリングは前記回転側シールリングのフ
    ェースプレートと対向するフェースプレートと、このフ
    ェースプレートの背面側に接するリテーナと、前記フェ
    ースプレートと前記リテーナの接触面間に介設したOリ
    ングとを有し、このOリングは前記リテーナの接触面又
    は前記フェースプレートの接触面に形成したOリング溝
    に設け、このOリング溝の前記低圧側内面と前記Oリン
    グとの隙間部分をスペーサで塞いだことを特徴とする静
    圧シール。
  4. 【請求項4】 固定側に設けた静止側シールリングと、
    回転軸とともに回転する回転側シールリングとを有して
    なる静圧シールにおいて、 前記静止側シールリングは前記回転側シールリングのフ
    ェースプレートと対向するフェースプレートと、このフ
    ェースプレートの背面側に接するリテーナとを有し、前
    記リテーナの接触面又は前記フェースプレートの接触面
    には前記回転軸の半径方向に連続的な凹凸を形成してラ
    ビリンスシール構造を設けたことを特徴とする静圧シー
    ル。
  5. 【請求項5】 原子力発電プラントの冷却材ポンプであ
    って、ポンプ回転軸の軸シールとして請求項1,2,3
    又は4に記載する静圧シールを設けたことを特徴とする
    冷却材ポンプ。
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