JP2003286151A - レゾルシノール誘導体を含有するエアゾール化粧料 - Google Patents

レゾルシノール誘導体を含有するエアゾール化粧料

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JP2003286151A
JP2003286151A JP2002094669A JP2002094669A JP2003286151A JP 2003286151 A JP2003286151 A JP 2003286151A JP 2002094669 A JP2002094669 A JP 2002094669A JP 2002094669 A JP2002094669 A JP 2002094669A JP 2003286151 A JP2003286151 A JP 2003286151A
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Masahiro Torihara
正浩 鳥原
Hironobu Tamai
洋進 玉井
Takeshi Okamura
剛 岡村
Shinya Okabe
慎也 岡部
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Kuraray Co Ltd
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Pola Chemical Industries Inc
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を
含有する化粧料の有効性を高め、刺激感の発現を抑制す
る手段を提供する。 【解決手段】 アルキルレゾルシノール及び/又はその
塩を含有する化粧料をエアゾール剤形とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアゾール化粧料に
関する。
【0002】
【従来の技術】4−ブチルレゾルシノールに代表される
アルキルレゾルシノール及び/又はその塩は、メラニン
産生抑制作用や抗菌作用を有していることが知られてお
り、美白あるいは防腐などの目的で化粧料に含有されて
いる。しかしながら、このようなアルキルレゾルシノー
ル及び/又はその塩をエアゾール化粧料で使用すること
は行われておらず、この様な形態により、かかるアルキ
ルレゾルシノール及び/又はその塩の有効性を高め、且
つ刺激感の発現を抑制することができることも知られて
いなかった。
【0003】又、エアゾール化粧料には、噴出形態が霧
状の化粧料や泡状の化粧料などが存在し、何れも広範囲
或いは細かい構造を有する箇所に均一に投与できる特質
を有しているため、整髪用或いは髭剃り用の化粧料など
に広く使用されている。しかしながら、これを美白剤に
用いることも行われていなかった。また美白剤をエアゾ
ール化粧料として用いた場合、その効果を高めるととも
に、日焼け直後などの肌荒れを起こした部位に投与して
も刺激発現が抑制されることも全く知られていなかっ
た。
【0004】更に、エアゾール化粧料のうちのフォーム
状化粧料は、通常は石けんと高級アルコールを噴出させ
る形態のものが使用されている。このようなフォーム状
化粧料はpHが8を越えるものであるため、pH8以上
で安定な成分しか用いることができない欠点があった。
【0005】即ち、アルキルレゾルシノール及び/又は
その塩を含有する化粧料において、有効性を高め、刺激
感の発現を抑制する手段の開発が望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下為されたものであり、アルキルレゾルシノール及び
/又はその塩を含有する化粧料において、その有効性を
高め、且つ刺激感の発現を抑制することができる手段を
提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この様な状況に鑑みて、
本発明者らは、アルキルレゾルシノール及び/又はその
塩を含有する化粧料の有効性を高め且つ刺激感の発現を
抑制できる手段を求めて、鋭意研究努力を重ねた結果、
アルキルレゾルシノール及び/又はその塩を含有する化
粧料において、その剤形をフォーム状などのエアゾール
形態にすることにより、かかる課題を解決できることを
見いだし、発明を完成させるに至った。即ち、本発明は
以下に示す技術に関するものである。
【0008】(1)アルキルレゾルシノール及び/又は
その塩を含有することを特徴とするエアゾール化粧料。
【0009】(2)フォーム状であることを特徴とする
(1)のエアゾール化粧料。
【0010】(3)pHが7.5以下であることを特徴
とする(1)又は(2)のエアゾール化粧料。
【0011】(4)ポリグリセリンの脂肪酸エステルを
さらに含有することを特徴とする(1)〜(3)のいず
れかのエアゾール化粧料。
【0012】(5)噴出剤としてイソブタンとプロパン
の混合物をさらに含有することを特徴とする(1)〜
(4)のいずれかのエアゾール化粧料。
【0013】(6)ポリオキシエチレン基を有する成分
の含有量の総和がエアゾール化粧料全体の1質量%以下
であることを特徴とする(1)〜(5)のいずれかのエ
アゾール化粧料。
【0014】(7)前記アルキルレゾルシノールが4−
ブチルレゾルシノールであることを特徴とする(1)〜
(6)のいずれかのエアゾール化粧料。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明について、更に詳細
に説明する。
【0016】(1)本発明のエアゾール化粧料に含有さ
れるアルキルレゾルシノール及び/又はその塩 本発明のエアゾール化粧料は、アルキルレゾルシノール
及び/又はその塩を必須成分として含有することを特徴
とする。本発明の化粧料に使用することができるアルキ
ルレゾルシノール及びその塩としては、例えば、4−メ
チルレゾルシノール、4−エチルレゾルシノール、4−
プロピルレゾルシノール、4−(1−メチルエチル)レ
ゾルシノール、4−ブチルレゾルシノール、4−(2−
メチルプロピル)レゾルシノール、4−ターシャリーブ
チルレゾルシノールなどの4−アルキルレゾルシノール
及び生理的に許容されるそれらの塩が好ましく例示でき
る。これらの中で特に好ましいものは、4−ブチルレゾ
ルシノール及び/又は生理的に許容されるその塩であ
る。これは、上記成分がアルキルレゾルシノール誘導体
の中でも優れた美白作用や抗菌作用などの優れた生理活
性を有するからである。
【0017】ここで、生理的に許容される塩としては、
例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属
塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金
属塩;アンモニウム塩、トリエチルアミン塩、トリエタ
ノールアミン塩等の有機アミン塩;リジン塩、アルギニ
ン塩等の塩基性アミノ酸塩等を好ましく例示できる。こ
れらは唯一種を用いてもよいし、二種以上を組み合わせ
て用いてもよい。
【0018】本発明で用いられるアルキルレゾルシノー
ル及びその塩は何れも既知物質であり、その製造方法は
既に知られている。本発明に好適に用いられる4−アル
キルレゾルシノールの製法は、例えば特開平2−497
15号公報等に記載されているので、これらを参照する
ことも可能である。すなわち、アルキルレゾルシノール
は、例えば、飽和のカルボン酸とレゾルシノールを塩化
亜鉛の存在下で縮合させた後、該縮合物を亜鉛アマルガ
ム/塩酸で還元する方法(Lille.J.Bitter, LA. Peine
r. V, Tr. Nauch - Iasled. Inst.slantsev 1969,No 1
8, 127参照)、又は、レゾルシノールと対応するアルキ
ルアルコールとをアルミナ触媒を使用して200〜40
0℃の高温下で反応させる方法(英国特許第1,58
1,428号明細書参照)等によって容易に得ることが
できる。
【0019】また、上記本発明で用いられるアルキルレ
ゾルシノールの中には市販されているものもあり、かか
る市販品を利用することもできる。例えば、商品名「ル
シノール」(4−ブチルレゾルシノール:株式会社クラ
レ製)を特に好ましい市販品として例示することができ
る。アルキルレゾルシノール及び/又はその塩の好まし
い含有量は、エアゾール化粧料全量に対して、総量で
0.01〜6質量%であり、更に好ましくは、0.05
〜4質量%である。これは少なすぎると効果を発揮しな
い場合があり、多すぎても効果が頭打ちになり、却って
処方の自由度を阻害してしまう場合があるからである。
【0020】(2)本発明のエアゾール化粧料 本発明のエアゾール化粧料(以下、単に「化粧料」と表
記することがある)は、上記アルキルレゾルシノール及
び/又はその塩を含有することを特徴とする。本明細書
において、エアゾール化粧料とは、噴出形態がエアゾー
ル形態である化粧料を指す。エアゾールの種類として
は、霧状でもフォーム状でも適用可能であり、エアゾー
ル化粧料として従来より用いられている公知のものを用
いることができ、特に限定されないが、フォーム状であ
ることが特に好ましい。
【0021】本発明においては、アルキルレゾルシノー
ル及び/又はその塩を含有する化粧料がエアゾール形態
をとることにより、皮膚に化粧料を擦過せずに、或いは
極めてマイルドな擦過で広範囲に且つ均一に投与するこ
とができるため、化粧料の塗布時の刺激の発現を抑制す
ることができる。なお、本発明で言う化粧料とは医薬部
外品も含んで意味する。
【0022】また、上述したように、アルキルレゾルシ
ノール及びその塩は優れたメラニン産生抑制作用を有し
ている。しかしながら、アルキルレゾルシノール及びそ
の塩は経皮透過性に優れるため、通常の経皮投与剤形で
は皮膚貯留時間が短くなりすぎる傾向があった。本発明
者らの更なる検討によれば、化粧料をフォーム状のエア
ゾール形態とすることにより、塗布時における化粧料の
表面積が泡構造によって増大するため、アルキルレゾル
シノール及び/又はその塩の貯留性が向上することが分
かった。すなわち、本発明ではアルキルレゾルシノール
及び/又はその塩を含有する化粧料の剤形をエアゾール
形態とすることにより、皮膚への刺激の発現を抑制しつ
つ、アルキルレゾルシノール及び/又はその塩の美白化
粧料としての有効性を高めることができるのである。
【0023】又、本発明のエアゾール化粧料を日焼け後
の肌に用いる場合、日焼け後の肌には炎症が生じている
ため、化粧料の液性はなるべくアルカリに寄らない中性
域が好ましい。具体的には、エアゾール化粧料のpHは
8以下であることが好ましく、7.5以下であることが
より好ましく、6〜7.5であることが更に好ましい。
この様なpH域では従来の石けん−高級アルコール系の
フォームは使用できないので、それに代わる非イオン界
面活性剤による発泡系を使用することが好ましい。
【0024】非イオン界面活性剤を使用してフォーム状
のエアゾールを形成させるためには、ポリグリセリンの
脂肪酸エステルであって親水性のものを使用することが
好ましい。このようなポリグリセリン脂肪酸エステルと
しては、重合度8〜15のポリグリセリンの水酸基1〜
3個を脂肪酸エステルにしたものを好ましく例示でき
る。特に好ましいものはデカグリセリンのモノ脂肪酸エ
ステルであり、かかる脂肪酸部分(アシル基)として
は、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、
ステアロイル基、ベヘノイル基、オレオイル基などの炭
素数10〜24のアルキロイル基、アルケノイル基を好
ましく例示できる。ポリグリセリンの脂肪酸エステルの
好ましい含有量は、総量で、化粧料全量に対して1〜1
0質量%である。
【0025】又、フォームを形成するに当たっては、ガ
スを用いて噴出させることがきめ細かいフォームが形成
されるので好ましく、該噴出用のガス(噴出剤)とし
て、従来、通常はブタンとプロパンの混合ガスが用いら
れているが、刺激発現の抑制の観点からは、イソブタン
とプロパンの混合ガスを用いることがより好ましい。
【0026】上記混合ガスの好ましい混合比は、ブタン
又はイソブタンと、プロパンとの質量比で5:5〜8:
2である。これはブタン又はイソブタンが多くなりすぎ
ると噴出しにくくなり、プロパンが多くなりすぎるとフ
ォームの形態が損なわれるからである。
【0027】本発明の化粧料は、上記各成分以外にも、
通常化粧料で使用される任意の成分を含有することがで
きる。この様な任意成分としては、例えば、ワセリンや
マイクロクリスタリンワックス等のような炭化水素類;
ホホバ油、2−エチルヘキサン酸エチル、セチルイソオ
クタネート等のエステル類;オリーブ油等のトリグリセ
ライド類;エタノール等のアルコール類;オクタデシル
アルコールやオレイルアルコール等の高級アルコール
類;グリセリンや1,3−ブタンジオール、1,2−ペ
ンタンジオール、イソプレングリコール、ジプロピレン
グリコール等の多価アルコール類;非イオン界面活性
剤;アニオン界面活性剤;カチオン界面活性剤;両性界
面活性剤;カーボポール等の増粘剤;防腐剤;紫外線吸
収剤;抗酸化剤類等が例示できる。
【0028】上記各任意成分を本発明のエアゾール化粧
料に含有させるにあたり、ポリオキシエチレンが付加し
た形態の非イオン界面活性剤やポリエチレングリコール
などのポリオキシエチレン基を有する成分の量の総和が
化粧料全体の1質量%以下となるように、より好ましく
は上記のような成分を含まないように各任意成分の含有
量を調整することが好ましい。
【0029】又、好ましい任意成分としては、のびの良
さを具現する2−エチルヘキサン酸エチルを挙げること
ができる。2−エチルヘキサン酸エチルの好ましい含有
量は、化粧料全体の1〜10質量%であり、更に好まし
くは2〜7質量%である。本発明の化粧料は、上記必須
成分、任意成分などを常法に従って処理することによ
り、製造することができる。
【0030】
【実施例】以下に、本発明について、実施例を挙げて更
に詳細に説明するが、本発明がこれら実施例にのみ限定
されないことは言うまでもない。
【0031】<実施例1>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作製した。即ち、イとロとを75℃に加
熱し、攪拌しながらイに徐々にロを加えて乳化し、粒子
を均一化した後、攪拌冷却して中間乳液1とした。この
中間乳液1をハの成分とともにエアゾール缶に充填し、
密閉して本発明の化粧料1とした。 (イ) ベヘニルアルコール 2 質量部 ステアリルアルコール 2 質量部 2−エチルヘキサン酸エチル 5 質量部 POE(150)モノステアリン酸 0.5質量部 POE(20)ベヘニルエーテル 0.5質量部 モノオレイン酸デカグリセリル 3 質量部 ブチルパラベン 0.1質量部 (ロ) 1,3−ブタンジオール 10 質量部 グリセリン 5 質量部 4−ブチルレゾルシノール 1 質量部 水 60.9質量部 (ハ) イソブタン 7 質量部 プロパン 3 質量部
【0032】<実施例2>実施例1で得られた中間乳液
1を90質量部を下記に示すガス成分とともにエアゾー
ル缶に充填し、密閉して本発明の化粧料2とした。 (ガス成分) ブタン 7 質量部 プロパン 3 質量部
【0033】<実施例3>ハートレー系白色種モルモッ
ト(雄性300〜350g)1群5匹の背部を剃毛し、
ガムテープで3回ストリッピングし、3時間後炎症の存
在を確認することにより、4cm×4cmの炎症部位モ
デルを作製した。ここに1群は化粧料1を0.1g投与
したもの、2群は化粧料2を0.1g投与したもの、3
群は中間乳液1を0.09g投与したもの、4群は無投
与のものとした。投与後48時間に皮膚反応をドレーズ
の基準に従って判定した。即ち、++:浮腫を伴う皮膚
反応、+:明らかな紅斑を伴う反応、±:疑わしい紅斑
を伴う反応、−:無反応の基準である。結果を表1に示
す。これより本発明の化粧料が優れた刺激発現抑制作用
を有することがわかる。
【0034】
【表1】 <実施例4>以下に示す処方に従って、本発明の化粧料
を作製した。即ち、イとロとを75℃に加熱し、攪拌し
ながらイに徐々にロを加えて乳化し、粒子を均一化した
後、攪拌冷却して中間乳液2とした。この中間乳液2を
ハの成分とともにエアゾール缶に充填し、密閉して本発
明の化粧料3とした。得られた化粧料3は実施例3の評
価で全例が−(無反応)であった。これより、本発明の
化粧料においてはポリオキシエチレン鎖を有する化合物
をできる限り少なくする方が好ましいこと、即ち、前記
成分が1質量%以下が好ましく、含まない形態が更に好
ましいことがわかる。 (イ) ベヘニルアルコール 2 質量部 ステアリルアルコール 2 質量部 2−エチルヘキサン酸エチル 5 質量部 ラウリン酸ショ糖エステル 0.5質量部 モノオレイン酸デカグリセリル 3.5質量部 ブチルパラベン 0.1質量部 (ロ) 1,3−ブタンジオール 10 質量部 グリセリン 5 質量部 4−ブチルレゾルシノール 1 質量部 水 60.9質量部 (ハ) イソブタン 7 質量部 プロパン 3 質量部
【0035】<実施例5>以下に示す処方に従って、本
発明の化粧料を作製した。即ち、イとロとを75℃に加
熱し、攪拌しながらイに徐々にロを加えて乳化し、粒子
を均一化した後、攪拌冷却して中間乳液3とした。この
中間乳液3をハの成分とともにエアゾール缶に充填し、
密閉して本発明の化粧料4とした。得られた化粧料4は
実施例3の評価で3例が±(擬陽性)で2例が−(無反
応)であり、2−エチルヘキサン酸エチルを含有する化
粧料3の方が好ましい結果となった。これより、任意成
分として2−エチルヘキサン酸エチルを含有する形態が
好ましいことがわかる。 (イ) ベヘニルアルコール 2 質量部 ステアリルアルコール 2 質量部 流動パラフィン 5 質量部 POE(150)モノステアリン酸 0.5質量部 POE(20)ベヘニルエーテル 0.5質量部 モノオレイン酸デカグリセリル 3 質量部 ブチルパラベン 0.1質量部 (ロ) 1,3−ブタンジオール 10 質量部 グリセリン 5 質量部 4−ブチルレゾルシノール 1 質量部 水 60.9質量部 (ハ) イソブタン 7 質量部 プロパン 3 質量部
【0036】<実施例6〜9>アルキルレゾルシノール
の種類を変えて、上記実施例と同様の検討を行った。す
なわち、以下の処方に従って実施例1と同様の方法を用
いてエアゾール化粧料5〜8を作製し、実施例3と同様
の評価を行った。結果を表2に示す。これより、本発明
の化粧料は、何れのアルキルレゾルシノールも使用可能
であることがわかる。 (イ) ベヘニルアルコール 2 質量部 ステアリルアルコール 2 質量部 2−エチルヘキサン酸エチル 5 質量部 ラウリン酸ショ糖エステル 0.5質量部 モノオレイン酸デカグリセリル 3.5質量部 ブチルパラベン 0.1質量部 (ロ) 1,3−ブタンジオール 10 質量部 グリセリン 5 質量部 アルキルレゾルシノール* 1 質量部 水 60.9質量部 (ハ) イソブタン 7 質量部 プロパン 3 質量部 *用いたアルキルレゾルシノールの詳細は表2に示す。
【0037】
【表2】 <実施例10>実施例4の化粧料3と中間乳液2とを用
いて使用テストを行った。パネラーには美白化粧料でト
ラブルを起こしやすい人を20名選び、10名ずつ2群
に分けた。1群は化粧料3を残りの1群は中間乳液2を
渡して、朝晩1日2回3週間連日使用してもらった。こ
の間刺激感を感じた場合には、即座に試験中止とし、脱
落例とした。3週間における脱落例の出現例数を表3に
示す。これより、本発明の化粧料はエアゾール剤形を取
ることにより刺激発現を抑えていることがわかる。又、
本実施例によれば、エアゾール剤形を有する本発明の化
粧料は刺激発現性が低いため、敏感肌の人でも連続投与
が可能であり、これによってアルキルレゾルシノールの
有効性を高めうることもわかる。
【0038】
【表3】
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、アルキルレゾルシノー
ル及び/又はその塩を含有する化粧料の有効性を高め、
刺激感の発現を抑制する手段を提供することができる。
フロントページの続き (72)発明者 玉井 洋進 新潟県北蒲原郡中条町倉敷町2番28号 株 式会社クラレ内 (72)発明者 岡村 剛 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内 (72)発明者 岡部 慎也 神奈川県横浜市神奈川区高島台27番地1 ポーラ化成工業株式会社横浜研究所内 Fターム(参考) 4C083 AC011 AC012 AC022 AC072 AC122 AC182 AC352 AC402 AC421 AC422 AC471 AC472 AC482 AD041 AD042 AD222 CC01 CC02 CC05 DD08 EE10

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキルレゾルシノール及び/又はその
    塩を含有することを特徴とするエアゾール化粧料。
  2. 【請求項2】 フォーム状であることを特徴とする請求
    項1記載のエアゾール化粧料。
  3. 【請求項3】 pHが7.5以下であることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のエアゾール化粧料。
  4. 【請求項4】 ポリグリセリンの脂肪酸エステルをさら
    に含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1
    項に記載のエアゾール化粧料。
  5. 【請求項5】 噴出剤としてイソブタンとプロパンの混
    合物をさらに含有することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか1項に記載のエアゾール化粧料。
  6. 【請求項6】 ポリオキシエチレン基を有する成分の含
    有量の総和がエアゾール化粧料全体の1質量%以下であ
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載
    のエアゾール化粧料。
  7. 【請求項7】 前記アルキルレゾルシノールが4−ブチ
    ルレゾルシノールであることを特徴とする請求項1〜6
    のいずれか1項に記載のエアゾール化粧料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009023947A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Kuraray Co Ltd 皮膚外用剤
JP2009067728A (ja) * 2007-09-14 2009-04-02 Shiseido Co Ltd 皮膚外用剤
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US11178867B2 (en) 2016-02-25 2021-11-23 Nobio Ltd. Micro and nanoparticulate compositions comprising anti-microbially active groups

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