JP2003286012A - ガスリサイクルシステムおよび方法、ガス絶縁機器、六弗化硫黄供給システム並びに電力事業システム - Google Patents
ガスリサイクルシステムおよび方法、ガス絶縁機器、六弗化硫黄供給システム並びに電力事業システムInfo
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Abstract
地球温暖化ガスの大気放出量および新規製造量を極少化
する。 【解決手段】ガスリサイクルシステムは、二酸化炭素ガ
ス発生源2から、二酸化炭素ガスを回収する二酸化炭素
回収手段4と、二酸化炭素回収手段で得られた二酸化炭
素ガスの純度を向上させる二酸化炭素精製手段6と、六
弗化硫黄ガスを電気絶縁媒体として使用した電気絶縁機
器の当該六弗化硫黄ガスを、二酸化炭素精製手段で得ら
れた二酸化炭素ガスで置き換える置換手段と、電気絶縁
機器に使用していた六弗化硫黄ガスを回収する六弗化硫
黄回収手段20と、六弗化硫黄回収手段で回収された六
弗化硫黄ガスの純度を向上させる六弗化硫黄精製手段2
2と、六弗化硫黄精製手段で得られた六弗化硫黄ガスを
電気絶縁媒体以外の用途26に再利用する手段と、を有
する。
Description
6)ガスあるいは二酸化炭素(CO2)ガスのガスリサイ
クルシステムおよびガスリサイクル方法、並びにそれら
に関連するガス絶縁機器、六弗化硫黄供給システム、電
力事業システムに関する。
スとしては、主に発電設備から排出される二酸化炭素ガ
ス、および高電圧変電機器の電気絶縁媒体として使用さ
れている六弗化硫黄ガスの二つが挙げられる。
および日常生活の快適さのさらなる追求などにより、二
酸化炭素ガスの排出量は増大の一途をたどっている。電
力業界では主に火力発電設備などにより二酸化炭素ガス
の排出が行なわれており、1995年のデータによると
発電により年間1億トンのオーダの二酸化炭素ガスが排
出されいている。二酸化炭素ガスの回収法としてさまざ
まな研究が進められており、アミン系の化学吸着法、分
子吸着などの物理的方法、複合酸化物を利用した吸収材
料などが提案されている。
不活性なガスで、無色、無臭、無毒、不燃性ガスとして
知られている。その特性から、電力機器の電気絶縁、半
導体製造プロセスでのエッチング、アルミニウムの精
錬、防音、電子線加速器、靴底クッション、ショックア
ブソーバなどの用途で広く使用されている。その中で
も、六弗化硫黄ガスの優れた電気絶縁特性に着目した電
力機器への適用は、我が国の都心を中心とした高密度な
電力需要にこたえる不可欠な技術として近年急速な普及
をとげている。六弗化硫黄ガスを絶縁媒体として使用し
た代表的機器として、変電所などに設置されるガス絶縁
開閉装置(GIS)が挙げられるが、全世界に存在する
ガス絶縁開閉装置の約3割が日本国内で使用されてい
る。
の、二酸化炭素ガスと比較して23900倍もの高い地
球温暖化効果を有するガスといわれており、地球温暖化
への影響が懸念されている。現在、電力業界では六弗化
硫黄ガスの回収・リサイクルを推進し、大気放出量を抑
制することにより対応している。また、電気絶縁媒体と
して六弗化硫黄ガスに替わる環境に優しい代替ガスの研
究も行なわれている。
暖化は予想以上の速度で進行しており、温暖化ガスの排
出抑制対策を全世界規模でさらに強力かつ早急に取り組
んでゆく必要が出てきた。図4に、1995年における
我が国の六弗化硫黄ガスの流通、排出状況を示す。数値
は「電気協同研究 第54巻 第3号 電力用SF6ガ
ス取り扱い基準」記載のものを参照した。図4に示すと
おり、現有の電力機器の電気絶縁媒体として使用されて
いる六弗化硫黄ガスは1995年の時点で6400トン
に及ぶ。電力機器で使用される六弗化硫黄ガスは基本的
には密閉タンク内に封入されているため、通常使用時に
おいては大気に放出される量はごくわずかである。しか
しながら、長期的な視点で見ると、新規製造したガス
は、破壊されない限りはいつかは大気に排出されると考
えられため、地球温暖化防止への根本的な解決策は、新
規生産ガス量を極少化してゆくことであると考えられ
る。
により理論的には可能ではあるが、大量のエネルギーが
必要となるため、現時点では実施の可能性は低い。ま
た、電力業界では六弗化硫黄ガスの回収・リサイクル利
用の努力が進められているが、それでも、年間で240
0トンもの六弗化硫黄ガスが新規に製造されている。回
収・リサイクルとは別に、六弗化硫黄ガスの新規製造量
を削減してゆくことが地球温暖化防止への根本的解決に
つながると考えられる。
より年間1億トンのオーダの二酸化炭素ガスが排出され
いている。しかしその一方では、ガスメーカは二酸化炭
素ガスを新規製造し、必要とする事業者などへ提供、販
売している。これらの現状により、二酸化炭素ガスおよ
び六弗化硫黄ガスが大気排出および新規製造され、地球
温暖化の進行に影響を及ぼしていた。
スや六弗化硫黄ガスの地球温暖化ガスを有効にリサイク
ルすることにより、必要となる供給量を維持しながら、
これら地球温暖化ガスの大気放出量および新規製造量を
極少化することを目的とする。
するものであって、請求項1の発明は、二酸化炭素ガス
発生源から、二酸化炭素を含むガスを回収する二酸化炭
素回収手段と、前記二酸化炭素回収手段で得られた二酸
化炭素を含むガスのうちの二酸化炭素の純度を向上させ
る二酸化炭素精製手段と、六弗化硫黄を含むガスを電気
絶縁媒体として使用した電気絶縁機器の当該六弗化硫黄
を含むガスの少なくとも一部を、前記二酸化炭素精製手
段で得られた二酸化炭素ガスで置き換える置換手段と、
前記電気絶縁機器に使用していた六弗化硫黄を含むガス
を回収する六弗化硫黄回収手段と、前記六弗化硫黄回収
手段で回収された六弗化硫黄を含むガスの六弗化硫黄の
純度を向上させる六弗化硫黄精製手段と、前記六弗化硫
黄精製手段で得られた六弗化硫黄ガスを前記電気絶縁媒
体以外の用途に再利用する手段と、を有することを特徴
とするガスリサイクルシステムである。
発生源から、二酸化炭素を含むガスを回収する二酸化炭
素回収工程と、前記二酸化炭素回収工程で得られた二酸
化炭素を含むガスのうちの二酸化炭素の純度を向上させ
る二酸化炭素精製工程と、六弗化硫黄を含むガスを電気
絶縁媒体として使用した電気絶縁機器の当該六弗化硫黄
を含むガスの少なくとも一部を、前記二酸化炭素精製工
程で得られた二酸化炭素を含むガスで置き換える置換工
程と、前記電気絶縁機器に使用していた六弗化硫黄を含
むガスを回収する六弗化硫黄回収工程と、前記六弗化硫
黄回収工程で回収された六弗化硫黄を含むガスの六弗化
硫黄の純度を向上させる六弗化硫黄精製工程と、前記六
弗化硫黄精製工程で得られた六弗化硫黄ガスを前記電気
絶縁媒体以外の用途に再利用する工程と、を有すること
を特徴とするガスリサイクル方法である。
炭素ガスを単体もしくは他のガスと混合した形態で、六
弗化硫黄を含むガスの代わりに電気絶縁媒体として置換
使用することにより、すでに電気絶縁媒体として機器内
に保有されている六弗化硫黄ガスが不要となる。また、
その六弗化硫黄ガスを必要に応じて精製することによ
り、新規製造ガスの代わりに六弗化硫黄ガスを必要とし
ている他産業などへ提供することができる。
素ガスは、もともと大気排出されていたものを回収、精
製して使用しているため、新規の二酸化炭素発生を伴わ
ない。このように、地球温暖化ガスである二酸化炭素ガ
スおよび六弗化硫黄ガスを有効にリサイクル使用するこ
とが可能となる。これにより、必要となるガス供給量を
維持しながら、地球温暖化ガスの大気放出量および新規
製造量を極少化することができる。
源から二酸化炭素を含むガスを回収し、その回収された
二酸化炭素を含むガスのうちの二酸化炭素の純度を向上
させてこの二酸化炭素を保存しておき、この保存してお
いた二酸化炭素を電気絶縁媒体の少なくとも一部として
使用すること、を特徴とするガス絶縁機器である。
発生源から二酸化炭素ガスを回収し、必要に応じて精製
した二酸化炭素ガスを、単体もしくは他のガスと混合し
た形態で電気絶縁媒体として使用することにより、新規
製造機器に対して使用する六弗化硫黄ガスを削減するこ
とができる。
スは、もともと排出されていたものを回収しているた
め、新規の二酸化炭素発生を伴わない。このように、地
球温暖化ガスである二酸化炭素ガスおよび六弗化硫黄ガ
スを有効にリサイクル使用することが可能となり、また
六弗化硫黄ガスの新規製造量を削減することが可能とな
る。これにより、必要となるガス供給量を維持しなが
ら、地球温暖化ガスの大気放出量および新規製造量を極
少化することができる。
を含むガスを電気絶縁媒体として使用したガス絶縁機器
の当該六弗化硫黄を含むガスを、当該六弗化硫黄を含む
ガスよりも地球温暖化係数が小さいガスの電気絶縁媒体
で置換し、置換により前記ガス絶縁機器から排出された
六弗化硫黄を含むガスを回収する回収手段と、この回収
手段で回収された六弗化硫黄を含むガスの六弗化硫黄の
純度を向上させる精製手段と、前記精製手段で純度を向
上させた六弗化硫黄を含むガスを保存しておく保存手段
と、を有することを特徴とする六弗化硫黄供給システム
である。
対して使用する六弗化硫黄ガスを削減することができ
る。また、新規製造ガスの代わりに六弗化硫黄ガスを必
要としている他産業などへ必要に応じて提供することが
できる。
硫黄ガスを有効にリサイクル使用することが可能とな
る。絶縁媒体として置換使用するガスは、六弗化硫黄ガ
スよりも地球温暖化係数が小さいため、本ガスが大気排
出された場合の影響は、六弗化硫黄ガスを使用する従来
の場合に比べて小さくすることができる。これにより、
必要となるガス供給量を維持しながら、地球温暖化ガス
の大気放出量および新規製造量を極少化することができ
る。
の六弗化硫黄供給システムにおいて、前記電気絶縁機器
内に保有する六弗化硫黄を含むガスよりも地球温暖化係
数が小さいガスのガス量を記録する手段と、前記電気絶
縁機器内に保有する六弗化硫黄を含むガスの保存量を記
録する手段と、前記電気絶縁機器に使用していた六弗化
硫黄を含むガスの回収量を記録する手段と、前記保存手
段により保存されている六弗化硫黄を含むガスの保存量
を記録する手段と、をさらに有すること、を特徴とす
る。
給システムにおいては、請求項4の発明の作用・効果が
得られるほか、電気絶縁機器内に保有する六弗化硫黄ガ
スよりも地球温暖化係数が小さいガスのガス量、電気絶
縁機器内に保有する六弗化硫黄ガスのガス量、電気絶縁
機器に使用していた六弗化硫黄ガスの回収量、保存手段
により保存されている六弗化硫黄ガスの保存量を把握す
ることができる。また、上記の値から、ガスの大気排出
量をおおむね算出することができる。また、必要な場所
へ必要な量のガスを適切かつスムーズに供給することが
できる。また、地球温暖化への影響を把握することがで
きる。
し、六弗化硫黄ガスよりも地球温暖化係数が小さいガス
を電気絶縁媒体として使用するガス絶縁機器において、
前記ガスタンクの少なくとも一部が、六弗化硫黄ガスを
電気絶縁媒体としてすでに使用されたガス絶縁機器を再
利用したものであること、を特徴とするガス絶縁機器で
ある。
対して使用する六弗化硫黄ガスを削減することができ
る。絶縁媒体として使用するガスは、六弗化硫黄ガスよ
りも地球温暖化係数が小さいため、本ガスが大気排出さ
れた場合の影響は、六弗化硫黄ガスを使用する従来の場
合に比べて小さくすることができる。
体として使用するガスの種類に大きく影響を受ける。そ
のため、六弗化硫黄ガス以外のガスを電気絶縁媒体とし
て使用する場合、そのガスの特性に適した機器構成とす
る必要がある。しかしながら、機器を構成する部品の一
つであるタンクは、内部の絶縁ガスを確実に封入するこ
とが主目的であり、使用する絶縁ガスの種類が変わって
も機器性能に及ぼす影響は小さい。したがって、絶縁ガ
スの種類が変わってもタンク構成を必ずしも変える必要
はなく、少なくともその一部は流用することができる。
および新規製造量を極少化することができる。さらに、
六弗化硫黄ガスよりも地球温暖化係数が小さいガスを電
気絶縁媒体として使用したガス絶縁機器の製作におい
て、新規製作する部品点数を少なくでき、地球環境への
影響をさらに小さくすることができる。
発電手段と、六弗化硫黄を含むガスを電気絶縁媒体とし
て使用するガス絶縁機器と、を有する電力事業システム
において、六弗化硫黄を含むガスを電気絶縁媒体として
利用するガス絶縁機器を、前記発電手段で発電に伴って
発生するガスの中から回収した二酸化炭素ガスを電気絶
縁媒体の少なくとも一部として利用するガス絶縁機器で
置換し、その置換により当該ガス絶縁機器の電気絶縁媒
体として不要となった六弗化硫黄ガスを回収し、回収し
た六弗化硫黄ガスを外部に供給するものであること、を
特徴とする電力事業システムである。
媒体として機器内に保有されている六弗化硫黄ガスが不
要となる。その六弗化硫黄ガスを回収すれば、これを新
規製造ガスの代わりに六弗化硫黄ガスを必要としている
他産業などへ提供することができる。
素ガスは、もともと大気排出されていたものを回収して
使用しているため、新規の二酸化炭素発生を伴わない。
このように、地球温暖化ガスである二酸化炭素ガスおよ
び六弗化硫黄ガスを、電力業界内において有効にリサイ
クル使用することが可能となる。これにより、必要とな
るガス供給量を維持しながら、地球温暖化ガスの大気放
出量および新規製造量を極少化することができる。
明に係るガスリサイクルシステムの一実施の形態を図1
を用いて説明する。図1において、二酸化炭素ガス発生
源2としては、一般産業や火力発電所などがある。二酸
化炭素ガス発生源2から排出されるガスの中から二酸化
炭素ガスを回収する二酸化炭素回収手段4が設けられて
いる。二酸化炭素回収手段4は、たとえば、ゼオライト
などの吸着材を充填した吸着塔である。
炭素ガスの純度を向上し、不純物を除去する二酸化炭素
精製手段6が設けられている。二酸化炭素精製手段6
は、たとえば、ダストフィルタである。さらに、回収、
精製された二酸化炭素ガスをたとえば液化して保存する
二酸化炭素保存手段8が設けられている。二酸化炭素保
存手段8は、たとえば、コンプレッサとボンベである。
二酸化炭素の保存は、必ずしも液体である必要はなく、
気体または固体状態で保存することも可能である。
段6、二酸化炭素保存手段8は、たとえば、火力発電所
敷地内に設置される。二酸化炭素保存手段8に保存され
た液化ガスは、トラックなどの輸送するガス輸送手段1
4によって、電力機器を製造する機器メーカ10や一般
産業など12に輸送される。機器メーカ10では二酸化
炭素ガスを、電気絶縁媒体として使用する。機器メーカ
10で製造された電力機器は、トレーラなどの機器輸送
手段によって電力事業者18に輸送され、既設の六弗化
硫黄ガスを用いた電気機器から二酸化炭素ガスを用いた
電気機器への置き換え16が行なわれる。この置き換え
16については、図2を用いて後述する。
絶縁媒体として使用した電力機器をたとえば変電所内に
保有している。この、既存保有している電力機器で電気
絶縁媒体として使用されている六弗化硫黄ガスは、電動
ポンプなどの六弗化硫黄回収手段20によって回収され
る。この回収された六弗化硫黄ガスは、六弗化硫黄精製
手段22によって、純度向上、不純物除去が行なわれ
る。六弗化硫黄精製手段22は、たとえば、ダストフィ
ルタおよびゼオライトなどの吸着材を充填した精製塔で
ある。回収、精製された六弗化硫黄ガスは液化されて、
六弗化硫黄保存手段24により保存される。六弗化硫黄
保存手段24は、たとえば、コンプレッサおよびボンベ
である。
サなどの六弗化硫黄回収・精製装置は、たとえば電力事
業者18が管理する変電所内に設置されており、六弗化
硫黄精製手段22および六弗化硫黄保存手段24は、た
とえばガスメーカの敷地内に設置される。
体以外の目的で使用する一般産業26に提供されて再利
用される。この再利用のときの六弗化硫黄ガスは、気体
でも液体でもよい。
ステムの作用を説明する。火力発電所(二酸化炭素ガス
発生源2)においてガスタービンより排出される高温の
排ガスには、二酸化炭素ガス、水蒸気、窒素ガスなどが
含まれる。この排ガスを常温程度にまで冷却し、ゼオラ
イトなどの吸着材を充填した吸着塔に供給することによ
り、二酸化炭素を分離回収する。その後、吸着塔を減圧
あるいは減圧・加温することにより吸着した二酸化炭素
ガスを脱着分離する(二酸化炭素回収手段4)。
ルタ(二酸化炭素精製手段6)により不純物を除去し、
必要に応じて純度向上を図る。このようにして精製され
た二酸化炭素ガスをコンプレッサにより液化し、ボンベ
(二酸化炭素保存手段8)にて保存する。ボンベ内に保
存された液化二酸化炭素ガスは、トラック(ガス輸送手
段14)により機器メーカ10へと提供される。また、
機器メーカ以外の一般産業12にも必要に応じて提供さ
れる。
れた二酸化炭素ガスを、単体もしくは他のガスと混合し
た形態で電気絶縁媒体として適用し、ガス絶縁開閉装置
や変圧器などの電力機器を製作する。このようにして製
作された電力機器は、トレーラなどにより変電所(電力
事業者18)へと搬送される。二酸化炭素ガスを適用し
た電力機器は、変電所において現存保有している六弗化
硫黄ガスを電気絶縁媒体として使用した電力機器の代わ
りに置き換えられる(置き換え16)。
黄ガス絶縁電力機器の中から、ダストフィルタ、電動ポ
ンプ、コンプレッサなどを有する六弗化硫黄精製回収装
置(六弗化硫黄回収手段20)により、使用済みとなっ
た六弗化硫黄ガスを回収する。ガス精製回収装置により
不純物除去がなされた使用済み六弗化硫黄ガスは、液化
されボンベに保存される。
硫黄ガスは、トラックによりガスメーカへと搬送され
る。ガスメーカへ搬送された使用済み六弗化硫黄ガス
は、ゼオライトなどの吸着材を充填した精製塔(六弗化
硫黄精製手段22)により混入している不純ガスを除去
する。
た六弗化硫黄ガスを、コンプレッサにより液化し、ボン
ベ(六弗化硫黄保存手段24)にて保存する。ガスメー
カは、精製されボンベにて液化保存された六弗化硫黄ガ
スを、半導体製造などの六弗化硫黄ガスを必要としてい
る一般産業26へと、新規製造ガスの代わりとして提供
する。
機器に置き換えられ、さらに 内部の六弗化硫黄ガスを
回収された電力機器は、トレーラなどにより機器メーカ
へと搬送され、タンクなどの再利用可能な部品は、必要
に応じて再塗装などの処理を施して有効に再利用され
る。電気絶縁媒体として適用する二酸化炭素ガスは、も
ともとは火力発電所において大気に放出されていたもの
を回収、精製して使用しているため、新規の二酸化炭素
発生を伴わない。
酸化炭素ガスを、二酸化炭素ガスよりも絶縁性能が高い
ガスと混合し、二酸化炭素ガス単体よりも絶縁性能の高
い混合ガスの形態で電力機器に適用することも考えられ
る。この際は、混合ガスを六弗化硫黄ガスと比較して地
球温暖化係数が小さくなるようにすれば、六弗化硫黄ガ
スを使用する従来の場合に比べて地球温暖化への影響を
低減することができる。
素回収手段4、二酸化炭素精製手段6、二酸化炭素保存
手段8は、二酸化炭素ガス発生源2である火力発電所と
同じ敷地内に存在し、二酸化炭素ガスの回収、精製、保
存は電力事業者18が実施することを想定して記述した
が、これらは、ガスメーカや、機器メーカにより実施す
ることも考えられる。また、変電所内において使用済み
六弗化硫黄ガスの精製、液化保存を行ない、変電所から
直接一般産業26へと六弗化硫黄ガスを供給することも
考えられる。このように、本発明におけるガスリサイク
ルシステムにおいては、システムの各構成要素の実施者
区分についてはさまざまなパターンが考えられる。
温暖化ガスである二酸化炭素ガスおよび六弗化硫黄ガス
を有効にリサイクル使用することが可能となる。これに
より、必要となるガス供給量を維持しながら、地球温暖
化ガスである二酸化炭素ガスおよび六弗化硫黄ガスの大
気放出量および新規製造量を極少化することができる。
ガスリサイクルシステムにおける変電所(電力事業者1
8)でのガス絶縁機器の置き換え16について、図2を
参照して説明する。置き換える電力機器としてはガス遮
断器、ガス絶縁開閉装置、変圧器などが挙げられるが、
ここではガス遮断器32を例にとって説明する。
接触子(図示せず)の開極により電流遮断を行なう消弧
室34、電路を構成する導体36、開極動作を行なう駆
動機構38、絶縁・消弧媒体として使用されているガ
ス、消弧室34およびガスを封入しているタンク40が
挙げられる。タンク40には、機器内部の点検や清掃が
できるように、開閉可能な蓋42が設けられている。現
存保有する従来のガス遮断器においては、上記ガスとし
て六弗化硫黄ガスが使用されている。なお、図2で、各
導体36の外側には碍管46が配置され、また、各導体
36は、断路器48を経由して電力系統網50に接続さ
れている。
数が小さい代替ガス(二酸化炭素ガスやそれを含む混合
ガスなど)、および本代替ガスの絶縁特性、消弧特性に
適するように設計された代替ガス用消弧室34aが、別
途用意されている。代替ガス用消弧室34aと区別する
ため、ここでは従来の六弗化硫黄ガスの特性に適するよ
うに設計された消弧室を六弗化硫黄ガス用消弧室34b
と称す。
および消弧特性(電流遮断特性)は、使用する絶縁媒体
および消弧媒体に大きく左右される。そのため、ガス遮
断器の消弧室34は、使用する絶縁消弧媒体の特性に適
するように設計、製作する必要がある。しかしながら、
導体36、タンク40、駆動装置38などはガス種が変
わっても機器性能に及ぼす影響が小さいため、同一のも
のを流用して使用できる。また、前記代替ガス用消弧室
34aは、導体36および駆動装置38との締結部44
の構造が、現存の六弗化硫黄ガス用消弧室34bと同一
となっている。
を説明する。置き換え作業においては、初めに、対象と
なっているガス遮断器32の両端子に接続されている断
路器48を開極し、当ガス遮断器32を電力系統網50
より電気的に切り離す。その後、安全のためにガス遮断
器32の金属部を接地する。
図1を用いて説明したように、電動ポンプを用いて回収
する。このようにして六弗化硫黄ガスを回収した後、タ
ンク40内を大気で置換する。
弧室34と導体36および駆動装置38との締結部44
を切り離し、内部の六弗化硫黄ガス用消弧室34bをタ
ンク40から取り出す。
計された代替ガス用消弧室34aをタンク40内に入
れ、導体36および駆動装置38と、締結部44で締結
する。代替ガス用消弧室34aは、締結部の構造が六弗
化硫黄ガス用消弧室34bと同一となっているため、問
題なく締結することができる。代替ガス消弧室34aを
締結後、機器の絶縁性能を劣化させる異物がタンク40
内にないことを十分に確認し、必要に応じてタンク40
内部の清掃を行なう。
ンク40内を真空に引き、その後、六弗化硫黄ガスより
も地球温暖化係数が小さい代替ガスを規定の圧力となる
ように充填する。
を交換し、ガスの種類が変わっても機器性能に対して及
ぼす影響の少ない、導体36、タンク40、駆動装置3
8は流用することにより、機器全体を置き換えることな
く、六弗化硫黄ガスを代替ガスで置換することができ
る。
ステムでは、ガス絶縁機器の置き換え作業をスムーズに
行なうことが可能となり、置き換え作業に起因する変電
所停止時間を短縮することができる。また、機器構成部
品のうち、再利用可能な部品は流用されるため、本ガス
リサイクルシステムにおいて新規製作する部品点数を少
なくでき、地球環境への影響を小さくすることができ
る。
6、タンク40、駆動装置38などの消弧室以外の構成
部品は変電所から移動せずに流用するとしたが、必要に
応じて、機器メーカ等が引き取り、再塗装などのメンテ
ナンスを施した後に再利用することも考えられる。ま
た、導体、タンク、駆動装置以外にも再利用が可能な構
成部品が考えられる。
ガスリサイクルシステムにおけるガス管理システムにつ
いて、図3を参照して説明する。全体の基本的な構成
は、図1のシステムと共通である。共通の部分には共通
の符号を付して、重複説明は省略する。図3で、ガスリ
サイクルシステムの各部にあってガス管理室データベー
ス60と接続して示す楕円は、各データの記憶手段を示
す。
では、ガス管理室データベース60が、ガスリサイクル
システムの各部の記録手段62〜80と、ネットワーク
82を介して接続されている。
手段4での二酸化炭素回収量を記録する手段62、二酸
化炭素保存手段8での二酸化炭素保存量を記録する手段
64、一般産業12への二酸化炭素供給量を記録する手
段66、機器メーカ10への二酸化炭素供給量を記録す
る手段68、機器メーカ10における二酸化炭素保存量
を記録する手段70、機器内に絶縁ガスとして封入され
た二酸化炭素ガスの変電所(電力事業者18)への供給
量を記録する手段72がある。
に封入された絶縁ガスとしての二酸化炭素保有量を記録
する手段74、機器内に封入された絶縁ガスとしての六
弗化硫黄保有量を記録する手段76、六弗化硫黄回収手
段20での使用済み六弗化硫黄の回収量を記録する手段
78、精製の後に六弗化硫黄保存手段で液化保存してい
る六弗化硫黄の保存量を記録する手段80がある。
よりガスの出入量を管理し、そのデータをネットワーク
化された端末コンピュータにインプットすることなどが
考えられる。端末コンピュータにインプットされた各ガ
ス量は、ネットワーク82を通じてガス管理室のデータ
ベース60に全て一括して記録される。
いて説明する。本ガス管理システムにおいては、ガスの
流れがガス管理室のデータベース60により集中管理さ
れているため、ガスリサイクルシステム内の各所におけ
る二酸化炭素ガスあるいは六弗化硫黄ガスの過不足量を
リアルタイムに把握することができる。また、各所にお
けるガス出入量から、その場所におけるガスの大気排出
量をおおむね算出することができる。
は、各ガスを必要な場所へ必要な量だけ適切かつスムー
ズに供給することができる。また、ガスの大気排出量を
おおむね算出することができるので、ガスリサイクルシ
ステムにおける地球温暖化への影響を把握することがで
きる。
地球温暖化ガスである二酸化炭素ガスおよび/または六
弗化硫黄ガスを有効にリサイクルすることができ、必要
となる供給量を維持しながら、これら地球温暖化ガスの
大気放出量および新規製造量を極少化することができ
る。
の形態の模式的ブロック図。
縁機器の置き換えシステムの一実施の形態の模式図。
理システムの一実施の形態の模式的ブロック図。
素ガスの流通・排出状況を示す模式図。
6…二酸化炭素精製手段、8…二酸化炭素保存手段、1
0…機器メーカ、12…一般産業、14…ガス輸送手
段、16…機器置き換え、18…電力事業者、20…六
弗化硫黄回収手段、22…六弗化硫黄精製手段、24…
六弗化硫黄保存手段、26…一般産業、32…ガス遮断
器、34…消弧室、34a…代替ガス用消弧室、34b
…六弗化硫黄ガス用消弧室、36…導体、38…駆動機
構、40…タンク、42…蓋、44…締結部、46…碍
管、48…断路器、50…電力系統網、60…ガス管理
室データベース、62…二酸化炭素回収量記録手段、6
4…二酸化炭素保存量記録手段、66…一般産業への二
酸化炭素供給量記録手段、68…機器メーカへの二酸化
炭素供給量記録手段、70…機器メーカにおける二酸化
炭素保存量記録手段、72…機器内に絶縁ガスとして封
入された二酸化炭素の変電所への供給量記録手段、74
…機器内に封入された絶縁ガスとしての二酸化炭素保有
量記録手段、76…機器内に封入された絶縁ガスとして
の六弗化硫黄保有量記録手段、78…使用済み六弗化硫
黄の回収量記録手段、80…精製の後に液化保存してい
る六弗化硫黄の保存量記録手段、82…ネットワーク。
Claims (7)
- 【請求項1】 二酸化炭素ガス発生源から、二酸化炭素
を含むガスを回収する二酸化炭素回収手段と、 前記二酸化炭素回収手段で得られた二酸化炭素を含むガ
スのうちの二酸化炭素の純度を向上させる二酸化炭素精
製手段と、 六弗化硫黄を含むガスを電気絶縁媒体として使用した電
気絶縁機器の当該六弗化硫黄を含むガスの少なくとも一
部を、前記二酸化炭素精製手段で得られた二酸化炭素ガ
スで置き換える置換手段と、 前記電気絶縁機器に使用していた六弗化硫黄を含むガス
を回収する六弗化硫黄回収手段と、 前記六弗化硫黄回収手段で回収された六弗化硫黄を含む
ガスの六弗化硫黄の純度を向上させる六弗化硫黄精製手
段と、 前記六弗化硫黄精製手段で得られた六弗化硫黄ガスを前
記電気絶縁媒体以外の用途に再利用する手段と、 を有することを特徴とするガスリサイクルシステム。 - 【請求項2】 二酸化炭素ガス発生源から、二酸化炭素
を含むガスを回収する二酸化炭素回収工程と、 前記二酸化炭素回収工程で得られた二酸化炭素を含むガ
スのうちの二酸化炭素の純度を向上させる二酸化炭素精
製工程と、 六弗化硫黄を含むガスを電気絶縁媒体として使用した電
気絶縁機器の当該六弗化硫黄を含むガスの少なくとも一
部を、前記二酸化炭素精製工程で得られた二酸化炭素を
含むガスで置き換える置換工程と、 前記電気絶縁機器に使用していた六弗化硫黄を含むガス
を回収する六弗化硫黄回収工程と、 前記六弗化硫黄回収工程で回収された六弗化硫黄を含む
ガスの六弗化硫黄の純度を向上させる六弗化硫黄精製工
程と、 前記六弗化硫黄精製工程で得られた六弗化硫黄ガスを前
記電気絶縁媒体以外の用途に再利用する工程と、 を有することを特徴とするガスリサイクル方法。 - 【請求項3】 二酸化炭素発生源から二酸化炭素を含む
ガスを回収し、その回収された二酸化炭素を含むガスの
うちの二酸化炭素の純度を向上させてこの二酸化炭素を
保存しておき、この保存しておいた二酸化炭素を電気絶
縁媒体の少なくとも一部として使用すること、を特徴と
するガス絶縁機器。 - 【請求項4】 六弗化硫黄ガスを含むガスを電気絶縁媒
体として使用したガス絶縁機器の当該六弗化硫黄を含む
ガスを、当該六弗化硫黄を含むガスよりも地球温暖化係
数が小さいガスの電気絶縁媒体で置換し、置換により前
記ガス絶縁機器から排出された六弗化硫黄を含むガスを
回収する回収手段と、 この回収手段で回収された六弗化硫黄を含むガスの六弗
化硫黄の純度を向上させる精製手段と、 前記精製手段で純度を向上させた六弗化硫黄を含むガス
を保存しておく保存手段と、 を有することを特徴とする六弗化硫黄供給システム。 - 【請求項5】 請求項4に記載の六弗化硫黄供給システ
ムにおいて、 前記電気絶縁機器内に保有する六弗化硫黄を含むガスよ
りも地球温暖化係数が小さいガスのガス量を記録する手
段と、 前記電気絶縁機器内に保有する六弗化硫黄を含むガスの
保存量を記録する手段と、 前記電気絶縁機器に使用していた六弗化硫黄を含むガス
の回収量を記録する手段と、 前記保存手段により保存されている六弗化硫黄を含むガ
スの保存量を記録する手段と、 をさらに有すること、を特徴とする六弗化硫黄供給シス
テム。 - 【請求項6】 ガスタンクを有し、六弗化硫黄ガスより
も地球温暖化係数が小さいガスを電気絶縁媒体として使
用するガス絶縁機器において、 前記ガスタンクの少なくとも一部が、六弗化硫黄ガスを
電気絶縁媒体としてすでに使用されたガス絶縁機器を再
利用したものであること、を特徴とするガス絶縁機器。 - 【請求項7】 電力を発生する発電手段と、六弗化硫黄
を含むガスを電気絶縁媒体として使用するガス絶縁機器
と、を有する電力事業システムにおいて、 六弗化硫黄を含むガスを電気絶縁媒体として利用するガ
ス絶縁機器を、前記発電手段で発電に伴って発生するガ
スの中から回収した二酸化炭素ガスを電気絶縁媒体の少
なくとも一部として利用するガス絶縁機器で置換し、そ
の置換により当該ガス絶縁機器の電気絶縁媒体として不
要となった六弗化硫黄ガスを回収し、回収した六弗化硫
黄ガスを外部に供給するものであること、を特徴とする
電力事業システム。
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