JP2003285809A - 小袋処理装置 - Google Patents

小袋処理装置

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JP2003285809A
JP2003285809A JP2002085736A JP2002085736A JP2003285809A JP 2003285809 A JP2003285809 A JP 2003285809A JP 2002085736 A JP2002085736 A JP 2002085736A JP 2002085736 A JP2002085736 A JP 2002085736A JP 2003285809 A JP2003285809 A JP 2003285809A
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Japan
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pouch
endless belts
pulley
cutting blade
cut
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Pending
Application number
JP2002085736A
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English (en)
Inventor
Takeshi Ishiwatari
健 石渡
Teruo Shirai
輝夫 白井
Masahiro Ogushi
雅洋 大串
Tetsuya Sugiyama
哲也 杉山
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Knorr Foods Co Ltd
Original Assignee
Knorr Foods Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、小袋を開封し内容物と小袋片
とを確実に分離することができる小袋処理装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明による小袋処理装置(10)は、内容
物を収容した小袋(12)を上下方向に挟持しながら搬送経
路に沿って搬送する搬送装置(15)と、搬送中の小袋(12)
を解袋する解袋装置(16)と、解袋された小袋片と、小袋
に収容されていた内容物とを分離する分離装置(18)と、
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は小袋処理装置に関
し、更に詳細には、粉体材料、固形具材などの内容物を
収容した小袋を切断することによって解袋し、小袋の内
容物と、切断した小袋片とを分離する小袋処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】粉末スープ等の粉体材料、乾燥処理され
た固形具材などの内容物が封入された小袋が、製造され
ている。これらの小袋は、紙、アルミニウム、または、
ポリエチレンテレフタレート(PET)などの軟質材料
の包材を筒状体に成形し、この筒状体の一端をシールし
て袋状に加工した後、他端の開口部から内容物を充填
し、さらに、開口部をシールする生産ラインで製造され
ている。
【0003】このような生産ラインでは、種々の理由に
より、形状、内容物の量等が規格に適合しない不良小袋
が生産されることがある。このような不良小袋の発生
は、現状では不可避であり、その数は、1日で1ライン
あたり2000袋に及ぶこともある。
【0004】これらの不良小袋は、市場に流通させるこ
とはできないため廃棄されるが、近年の資源保護の観点
から、不良小袋の内容物及び包材をリサイクルすること
が望ましい。例えば、粉体材料や固形具材等の内容物
は、家畜の餌等に加工することが可能であり、包材は、
その原材料に戻して再利用することが可能である。かか
るリサイクルのために、不良小袋を開封して、その内容
物を包材から分離・回収する必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、不良小袋を開
封してその内容物と包材(小袋片)とを分離する解袋作
業を人手によって行おうとすると、毎分10袋程度しか
処理できず、開封作業に多大な労力と膨大な時間が費や
されるため、現実的にリサイクルを達成することができ
ないという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みなされたもので
あり、簡単な構成で、小袋を開封して内容物と小袋片と
を確実に分離することができる小袋処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内容物
を収容した小袋を上下方向に挟持しながら搬送経路に沿
って搬送する搬送手段と、搬送中の小袋を解袋する解袋
手段と、解袋された小袋片と、小袋に収容されていた内
容物とを分離する分離手段とを備えている小袋処理装置
が提供される。
【0008】このような構成を有する本発明によれば、
小袋は、上下方向から挟持された状態で切断されるので
確実に切断され、小袋片と内容物の分離が確実に行われ
る。
【0009】本発明の好ましい実施形態では、前記搬送
手段が、前記搬送経路と直交する方向に間隔をおいて並
列的に配置された複数の上側エンドレスベルトと、該上
側エンドレスベルトの各々と上下方向の対をなすように
対向して配置された複数の下側エンドレスベルトと、前
記上側および下側エンドレスベルトを回転駆動する駆動
機構とを備え、前記解袋手段が、外縁部に切断刃が形成
された円形ブレードと受けローラとを備え、前記円形ブ
レードが、隣接する上側エンドレスベルトの間から前記
搬送経路に突出するように配置され、前記受けローラが
前記切断刃を受け入れる外周溝を備え、前記小袋が前記
切断ブレードと前記受けローラとによって切断される。
【0010】このような構成によれば、切断ブレード
は、隣接する上側エンドレスベルト間に一枚ずつ配置さ
れている。従って、搬送中の小袋は、切断位置の両側を
隣接する上下エンドレスベルトで挟持されて、切断ブレ
ードによって確実に切断される。
【0011】また、小袋は、受けローラの外周溝に受け
入れられる切断刃によって切断されることになるので、
重なった状態で切断手段に供給されても、確実に切断さ
れ、また、切断されにくいPET材料のような軟包材で
作られていても、確実に切断される。
【0012】解袋する小袋の内容物が固形の具材を含む
場合は、隣接する切断ブレードの間隔は、これら具材の
径(寸法)より広く設定されていることが好ましい。こ
のような構成によれば、切断ブレードによって切断され
た小袋片の大きさは常に具材より大きくなり、小袋片と
具材とを篩分け等によって分離することが容易になる。
【0013】本発明のもう一つの好ましい実施形態で
は、前記分離手段が篩を備えている。このような構成に
よれば、解袋された小袋の断片(小袋片)と、内容物と
が、篩によって分離される。篩の目の粗さは、切断ブレ
ードの間隔、内容物の径(寸法)などを考慮し、解袋さ
れた小袋の断片(小袋片)が篩上に残り、内容物が落下
するように選定されるのが好ましい。
【0014】本発明のもう一つの好ましい実施形態で
は、前記篩が、目の細かい第1部分と、該第1部分より
目の粗い第2部分とを備えている。このような構成によ
れば、第1の篩部分で細かい内容物が分離され、第2の
篩部分でより大きな内容物が分離される。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明の実施形態の小袋処理装置10の構成を詳細に説明す
る。この小袋処理装置10は、粉末材料であるスープの
素と、固形具材であるクルトン、乾燥コーン等とを含む
所謂カップスープの素が内容物として収容されているア
ルミニウム製の小袋が不良であったときに、内容物を、
小袋(包材)から分離・回収する装置である。
【0016】図1は、小袋処理装置10の構成を示す概
略的な側面図である。図1に示されているように、小袋
処理装置10は、不良品の小袋12を供給する供給装置
14と、供給された小袋を搬送する搬送装置15と、搬
送中の小袋を切断することによって解袋する解袋装置1
6と、この解袋装置16によって切断された小袋の断片
と、小袋に収容されていた内容物とを分離・回収する分
離装置18とを有する。
【0017】供給装置14は、不良品の小袋12が投入
されるホッパー20と、ホッパー内の小袋を、搬送装置
15に向けて搬出するコンベヤ22とを備えている。ホ
ッパー20は、下端がコンベヤ上に開口しており、投入
された小袋12が、コンベヤ22上に、順次、送り出さ
れるように構成されている。コンベヤ22は、2本の軸
24、26に巻回された、ゴム等の可撓性材料で形成さ
れたエンドレスベルト28を備えている。エンドレスベ
ルト28は、軸24、26の少なくとも一方を図示しな
い駆動装置によって回転駆動することにより、矢印A方
向に回転駆動させられ、ホッパー20から送り出された
不良な小袋12を、搬送装置15に向けて供給するよう
に構成されている。エンドレスベルト28の材質は、ゴ
ム等に限定されるものではないが、小袋12との間であ
る程度の摩擦を確保できる材質であることが好ましい。
【0018】また、エンドレスベルト28には、小袋1
2を確実に搬送装置15に供給するための滑り止め部材
30が複数、取付けられている。滑り止め部材30は、
エンドレスベルト28の表面から直立するように取付け
られた板状部材であり、エンドレスベルト28の回転駆
動方向と直交する方向にエンドレスベルト28の全幅に
わたって延び、エンドレスベルト28の回転方向に所定
間隔をおいて配置されている。図1に示されているよう
に、本実施形態の小袋処理装置10では、コンベア22
は、搬送装置15側の端部の高さ位置が高くなるように
傾けて配置されているが、ホッパー20からコンベヤ2
2のエンドレスベルト28上に送り出された不良小袋1
2は、滑り止め部材30によって後方から支持されて搬
送装置15に供給されることになる。
【0019】搬送装置15は、回転駆動される複数本の
上側エンドレスベルト32を備えている。上側エンドレ
スベルト32は、略円形の断面形状を有するロープ状の
部材であり、回転駆動される方向と直交する方向に等間
隔に並べて(並列的に)配置されている。また、搬送装
置15は、回転駆動される複数本の下側エンドレスベル
ト34を備えている。下側エンドレスベルト34も、略
円形の断面形状を有するロープ状の部材であり、上側エ
ンドレスベルト32と上下方向に対をなすように、回転
駆動される方向と直交する方向に並べて(並列的に)配
置されている。従って、上側エンドレスベルト32と下
側エンドレスベルト34の本数は、同一である。上側及
び下側エンドレスベルト32、34は、ゴム又はポリウ
レタン等の弾性材料で形成されている。
【0020】これらの上側及び下側エンドレスベルト3
2、34によって小袋12が挟持されて搬送される。す
なわち、これらの上側及び下側エンドレスベルト32、
34に沿った面によって小袋12の搬送経路が構成さ
れ、上側及び下側エンドレスベルト32、34の回転駆
動方向が、矢印Bで示される小袋12の搬送方向とな
る。このため、上側エンドレスベルト32の間隔は、小
袋12を確実に挟持するため、搬送する小袋12の幅及
び長さの短いほうより狭く設定される。
【0021】図1に示されているように、上側エンドレ
スベルト32は、3つのプーリ、すなわち、上側第1プ
ーリ36、上側第2プーリ38および上側第3プーリ4
0に巻回されており、下側エンドレスベルト34も、3
つのプーリ、すなわち、下側第1プーリ42、下側第2
プーリ44および下側第3プーリ46に巻回されてい
る。上述したように、本実施形態の小袋処理装置10に
は、上側及び下側エンドレスベルト32、34が複数本
ずつ設けられているので、これらが巻回される上側プー
リ36、38、40および下側プーリ42、44、46
も、上側及び下側エンドレスベルト32、34と同じ数
だけ設けられている。また、こららの各プーリの外周部
には、上側または下側エンドレスベルト32、34が掛
けられるV字型の溝が形成されている。
【0022】図2は、上側及び下側エンドレスベルト3
2、34を回転駆動する駆動機構を説明するための搬送
装置15および解袋装置16の平面図である。尚、この
図面では、明確化のために、上側及び下側エンドレスベ
ルト32、34およびプーリの一部を省略している。
【0023】図2に示されているように、各上側第1プ
ーリ36は、シャフト48に等間隔で取付けられてい
る。同様に、各上側第2プーリ38および各上側第3プ
ーリ40も、それぞれ、シャフト50、52に等間隔で
取付けられている。各シャフト48、50および52
は、矢印Bで示される小袋12の搬送方向に直交して延
びるように配置されている。また、各下側第1プーリ4
2および下側第3プーリ46も、それぞれ、シャフト5
4、56に等間隔で取付けられている。各シャフト54
および56も、矢印Bで示される小袋12の搬送方向に
直交して延びるように配置されている。図2には示され
ていないが、各下側第2プーリ44も、同様に、小袋1
2の搬送方向に直交して延びるように配置されているシ
ャフト58に等間隔で取付けられている。
【0024】上側第1プーリ36、上側第2プーリ3
8、上側第3プーリ40、下側第1プーリ42、下側第
2プーリ44および下側第3プーリ46は、それぞれ、
搬送方向に整列するように配置されている。従って、各
プーリに巻回された上側および下側エンドレスベルト3
2、34は、互いに上下方向に整列することになる。
【0025】図2に示されているように、上側第3プー
リ40が取付けられているシャフト52と、下側第3プ
ーリ46が取付けられているシャフト56の先端には、
それぞれ、駆動用プーリ60、62が取り付けられてい
る。これら駆動用プーリ60、62には、モータ64の
出力軸66に取付けられた出力プーリ68に巻回された
駆動ベルト70が巻回されている。従って、本実施形態
の小袋処理装置10は、モータ64の回転が、出力軸6
6、出力プーリ68、駆動ベルト70、駆動用プーリ6
0、62を介して、シャフト52、56及びこれらに取
付けられた上側第3プーリ40および下側第3プーリ4
6に伝えられ、上側及び下側エンドレスベルト32、3
4を矢印B方向に回転駆動させるように構成されてい
る。
【0026】また、図1に示されているように、上側第
2プーリ38と上側第3プーリ40は、これらの間で上
側エンドレスベルト32が略水平に走行するように配置
されている。また、下側第1プーリ42、下側第2プー
リ44および下側第3プーリ46は、これらの間で下側
エンドレスベルト34が、略水平に走行するように配置
されている。また、上側エンドレスベルト32の略水平
に走行する区間と、下側エンドレスベルト34の略水平
に走行する区間とは、所定間隔をおいた状態で上下に対
向した状態で配置され、これらによって小袋12の搬送
経路が構成される。上側エンドレスベルト32の略水平
に走行する区間と下側エンドレスベルト34の略水平に
走行する区間との間隔は、処理する小袋12を挟持した
状態で上側および下側エンドレスベルト32、34が小
袋を搬送できるように、処理する小袋12の厚みに合わ
せて設定される。又、上側及び下側エンドレスベルト3
2、34は、略水平に走行する区間のうちのプーリ間で
上下方向に撓むことができる。
【0027】上側第1プーリ36は、上側第2プーリ3
8および上側第3プーリ40より高く、且つ、下側第1
プーリ42より搬送方向上流側に配置されているので、
コンベヤ22のエンドレスベルト28から送られてくる
不良小袋12は、下側エンドレスベルト34の搬送方向
上流側の端部上に載置されることになる。
【0028】上側第2プーリ38が取付けられているシ
ャフト50は、バネ72によって下方に付勢されてい
る。この結果、上側エンドレスベルト32は上側第2プ
ーリ38の位置で下方に向けて付勢されて、下側エンド
レスベルト34との間で小袋12が確実に挟持される。
【0029】また、下側第3プーリ46は、上側第3プ
ーリ40より搬送方向上流側に配置されているので、上
側及び下側エンドレスベルト32、34に挟持されて搬
送されたきた小袋(小袋片)は、下側第3プーリ46の
越えた位置で、挟持から解放され下方に落下する。
【0030】図1に示されているように、上側第2プー
リ38と上側第3プーリ40との間には、搬送中の小袋
12を切断することによって解袋する解袋装置16が設
けられている。解袋装置16は、隣接した下側第2プー
リ44間の上方に配置された複数の切断ブレード74
と、下側第2プーリ44の上流側に配置された複数の受
けローラ76とを備えている。切断ブレード74は、外
縁部に切断刃が形成された円形ブレードであり、小袋の
搬送方向に直交して延びるシャフト78に等間隔に取付
けられている。シャフト78はモータ80の出力軸に連
結されており(図2)、切断ブレード74は、モータ80
により、シャフト78と共に矢印C方向に回転させられ
る。切断ブレード74の外縁部における円周方向の移動
速度は、上側及び下側エンドレスベルト32、34の走
行速度よりも速く設定されており、本実施形態では、上
側及び下側エンドレスベルト32、34の走行速度の約
1.2倍程度である。
【0031】図1のIII−III線に沿った断面図である図
3に示されているように、各切断ブレード74は、隣接
する上側および下側エンドレスベルト32、34の間
で、下端が搬送経路に突出するように配置されている。
また、各受けローラ76は、外周部に切断ブレード74
の外縁部を受け入れる外周溝82を備えた円板状の形状
を有し、搬送方向に直交して延びるシャフト84に回転
可能に取付けられている。各受けローラ76は、切断ブ
レード74の外縁部を外周溝82の底との間に一定の間
隙が設けられた状態で受け入れるように、各切断ブレー
ド74の下方に配置されている。
【0032】切断ブレード74と受けローラ76の寸法
及び相対位置は、搬送経路に沿って搬送されてくる小袋
12が、切断ブレード74と受けローラ76との間に挟
まれて確実に切断されるように設定されている。また、
下側第2プーリ44の搬送方向の位置は、切断時に切断
ブレード74によって下方に向けて押される小袋12を
下側エンドレスベルト34を介して下方から支持して、
小袋12の切断を確実に行わせるような位置とされてい
る。
【0033】隣接する切断ブレード74間の距離は、小
袋12の内容物である具材の寸法よりも大きくなるよう
に且つ切断された小袋片から内容物が出やすいように設
定される。これにより、切断ブレードによって切断され
た小袋片の大きさは常に具材より大きくなるとともに、
小袋片から内容物が確実に出てくるので、小袋片と粉末
材料と具材とを篩分け等によって分離することが容易に
なる。この距離は約15乃至40mmであるのが好まし
く、約20乃至30mmであるのが更に好ましい。
【0034】図1に示すように、分離装置18が、搬送
装置15および解袋装置16の下方に配置されている。
分離装置18は、解袋装置16で切断された小袋12の
切断片および内容物を受ける細長い受け部材86を備え
ている。受け部材86は、搬送装置15および解袋装置
16より大きな幅(搬送方向に直交する方向の長さ)を
有し、横断面が略矩形の樋状部材である。受け部材86
の一端は解袋装置16より搬送方向上流側に配置され、
解袋装置16で切断された落下する小袋12の切断片お
よび内容物を確実に受け入れるように構成されている。
また、受け部材86は、搬送方向下流側にかけて下方に
向かって傾斜しており、下側に取付けられた機械式振動
装置88による振動によって、受け入れた小袋12の切
断片および内容物を下流側に向かって搬送するように構
成されている。
【0035】受け部材86の下流側には、第1篩部90
と、第1篩部90の下流に配置された第2篩部92とが
形成されている。第1篩部90は、第2篩部92より目
が細かく設定されている。本実施形態では、第1篩部9
0の目の粗さは、小袋12の内容物の内の粉体材料のみ
が落下するように選定され、第2篩部92の目の粗さ
は、小袋12の切断片は落下しないが内容物の固形の具
材が落下するように選定されている。第1篩部90およ
び第2篩部92の下方には、それぞれ、第1及び第2の
回収容器94、96が配置されて、第1篩部90、第2
篩部92で篩い落とされた内容物が収容される。また、
受け部材86の下流端の下方には、第3の回収容器98
が配置され、第1篩部90および第2篩部92で篩い落
とされなかった小袋12の切断片が収容される。
【0036】以下に小袋処理装置10の作動を説明す
る。ホッパー20内に投入された小袋12はコンベヤ2
2によって搬送装置15に向けて搬送され、下側エンド
レスベルト32上に供給され、下側エンドレスベルト3
4によって搬送される。小袋12は、上側および下側エ
ンドレスベルト32、34が平行に走行している区間に
達すると、これら上側および下側エンドレスベルト3
2、34によって上下方向に挟持され、解袋装置16に
向けて搬送される。小袋12は重なった状態で搬送装置
15に供給されても良い。小袋12が重なった状態で搬
送装置15に供給された場合、上側及び下側エンドレス
ベルト32、34が小袋12の重なりに応じて上下方向
に撓み、小袋12は上側および下側エンドレスベルト3
2、34によって上下方向に挟持され、解袋装置16に
向けて搬送される。最大5枚まで重なっても良い。
【0037】解袋装置16に達した小袋12は、切断ブ
レード74と受けローラ76とに挟まれて、切断ブレー
ド74に最適迎え角で係合して切断される。このとき、
切断ブレード74の周速度は上側及び下側エンドレスベ
ルト32、34の移動速度よりも速いので、小袋12の
切断ブレード74への進入抵抗が軽減され円滑な切断が
行われる。
【0038】小袋12は、両端が上側および下側エンド
レスベルト32、34によって挟持されている部分12
aと、片端だけが上側及び下側エンドレスベルト及びロ
ープベルト32、34によって片持ち状態で保持されて
いる部分12bとを含んでいる(図3)。
【0039】両端が上側および下側エンドレスベルト3
2、34によって挟持されている部分12aは、切断ブ
レード74に進入する際、両端が上側および下側エンド
レスベルト32、34によってしっかりと保持されてい
るので、切断しにくいPET材料のような軟包材の場合
でも確実に切断される。また、片端だけが上側および下
側エンドレスベルト32、34によって挟持されている
部分12bは、切断ブレード74に係合しても、片側し
か上側および下側エンドレスベルト32、34によって
挟持されていないので、下方に撓み切断されない。従っ
て、小袋12の端部、特にコーナー部が切断されなくな
り、切断された小袋片が切断ブレードの間隔より小さく
なることはなくなる。この結果、小袋12を搬送方向に
対して斜めに下側エンドレスベルト34に供給しても良
く、即ち、小袋12の長さ方向又は幅方向を搬送方向に
整列させる必要はない。
【0040】切断された小袋片の大部分は、上側及び下
側エンドレスベルト32、34間に挟持されたまま下側
第3プーリ46まで搬送され、分離装置16の受け部材
86に落下する。小袋12が切断された際に小袋12の
切り口からこぼれ出た粉体材料、具材および袋片の一部
は、解袋装置16の近傍で、下側エンドレス34の間を
通って、受け部材86上に落下する。
【0041】受け部材86に落下した粉体材料、具材及
び小袋片は、受け部材86の傾斜及び振動により、下流
方向に移動させられる。小袋片内に残っている粉体材料
及び具材は、振動によって小袋片から出て、小袋片から
分離される。粉体材料は、第1篩部90でふるい落とさ
れ第1の回収容器94に落下し、具材は、第2篩部92
でふる落とされ第2の回収容器96に落下し、さらに、
袋片は受け部材86の下流端から第3の回収容器98に
落下して分離が完了する。
【0042】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内で種
々の変更・変形が可能である。
【0043】上記実施形態では、所謂カップスープの素
を収容したアルミニウム製小袋を処理する装置であった
が、本発明は、他の材料、例えば、紙、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)などの軟質材料で形成された小
袋を処理する装置であってもよい。また、小袋の内容物
も、粉体材料、あるいは、固形具材のみであってもよ
い。
【0044】また、上記実施形態では、上側及び下側エ
ンドレスベルトは、断面が略円形のロープ状部材であっ
たが、本発明はこれに限定されるものではなく他の形態
のエンドレスベルト、例えば、他の断面形状を有するロ
ープ状部材、ストリップ状のベルト部材も使用可能であ
る。
【0045】さらに、上記実施形態は搬送装置に小袋を
供給する供給装置を備えていたが、この供給装置は必須
のものではない。
【0046】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
成で、小袋を開封し、その内容物と包材(小袋片)とを
確実に分離することができる小袋処理装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の小袋処理装置の構成を示す
概略的な側面図である。
【図2】上側及び下側エンドレスベルトを回転駆動する
駆動機構を説明するための搬送装置および解袋装置の平
面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿った断面図である。
【符号の説明】
10:小袋処理装置 12:小袋 14:供給装置 15:搬送装置 16:解袋装置 18:分離装置(分離手段) 32:上側エンドレスベルト 34:下側エンドレスベルト 74:切断ブレード 76:受けローラ 82:外周溝 90:第1篩部 92:第2篩部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大串 雅洋 神奈川県川崎市高津区下野毛2丁目12番1 号 クノール食品株式会社内 (72)発明者 杉山 哲也 神奈川県川崎市高津区下野毛2丁目12番1 号 クノール食品株式会社内 Fターム(参考) 3E058 AA04 BA03 CA03 DA01 EA01 EA10 FA05 4D021 AA03 AB01 AB02 BA20 CA07 EA10 EB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内容物を収容した小袋を上下方向に挟持
    しながら搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、 搬送中の小袋を解袋する解袋手段と、 解袋された小袋片と、小袋に収容されていた内容物とを
    分離する分離手段と、 を備えていることを特徴とする小袋処理装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段が、前記搬送経路と直交す
    る方向に間隔をおいて並列的に配置された複数の上側エ
    ンドレスベルトと、該上側エンドレスベルトの各々と上
    下方向の対をなすように対向して配置された複数の下側
    エンドレスベルトと、前記上側および下側エンドレスベ
    ルトを回転駆動する駆動機構とを備え、 前記解袋手段が、外縁部に切断刃が形成された円形ブレ
    ードと受けローラとを備え、 前記円形ブレードが、隣接する上側エンドレスベルトの
    間から前記搬送経路に突出するように配置され、前記受
    けローラが前記切断刃を受け入れる外周溝を備え、前記
    小袋が前記切断ブレードと前記受けローラとによって切
    断される、請求項1に記載の小袋処理装置。
  3. 【請求項3】 前記分離手段が篩を備えている請求項1
    または2に記載の小袋処理装置。
  4. 【請求項4】 前記篩が、目の細かい第1部分と、該第
    1部分より目の粗い第2部分とを備えている請求項3に
    記載の小袋処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102199393B1 (ko) * 2020-05-25 2021-01-06 주식회사 우제산업 파포기

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