JP2003285668A - インストルメントパネル - Google Patents

インストルメントパネル

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JP2003285668A
JP2003285668A JP2002089664A JP2002089664A JP2003285668A JP 2003285668 A JP2003285668 A JP 2003285668A JP 2002089664 A JP2002089664 A JP 2002089664A JP 2002089664 A JP2002089664 A JP 2002089664A JP 2003285668 A JP2003285668 A JP 2003285668A
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instrument panel
air conditioning
conditioning duct
wire harness
duct body
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JP2002089664A
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English (en)
Inventor
Takaharu Wakabayashi
孝晴 若林
Takeshi Ogasawara
武 小笠原
Takashi Uchida
孝志 内田
Toshio Ohashi
利男 大橋
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤハーネスのインストルメントパネル内
への配索を簡便にすると共に異音が安価な手段で発生し
ない構造体とした自動車用インストルメントパネルを提
供する。 【解決手段】 車両幅方向の中央に配されてなる接続部
20と、該接続部20から車両幅方向に沿って配置され
る左右ダクト体34,35と、該左右ダクト体34,3
5によって抱え込まれてなるボックス37,38とより
合成樹脂により一体に形成されてなる空調用ダクト体1
9の裏面側に、I字固定部93及びL字固定部92が相
互に突出形成されてなり、該I字固定部93及びL字固
定部92によって、ワイヤハーネス87を略直線状に保
持してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用インスト
ルメントパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用インストルメントパネル
としては、特開2000−190791号公報に示すよ
うに、インストルメントパネルの内側に車両幅方向に延
在されてなるステアリングメンバに沿ってワイヤハーネ
スが配索されていて、クリップやプロテクタによって、
該ステアリングメンバへ固定する構造となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
前記従来例の構成では、ワイヤハーネスをステアリング
メンバに沿って配索するには、ステアリングメンバに締
結される空調装置やステアリングコラム部品との干渉を
避けながら配索しなければならず、ワイヤハーネスの配
索及び組付けは煩雑な作業を必要とする。また、インス
トルメントパネル側へ締結されるダクトとの隙間が小さ
くレイアウトされている場合、自動車走行時の振動によ
る部品間の接触により異音発生のおそれがあり、異音発
生を防止するために、不織布を介在させたり、ウレタン
系の防音材を貼り付けるなどを施せば、原価が高騰する
ことになる。
【0004】そこで、本発明は、ワイヤハーネスのイン
ストルメントパネル内への配索を簡便にすると共に異音
が安価な手段で発生しない構造体とした自動車用インス
トルメントパネルを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、空調用ダクト体の裏面側に、I字固定部及びL字固
定部が相互に突出形成されてなり、該I字固定部及びL
字固定部によって、車載電気機器への信号、電源等を伝
達可能なるワイヤハーネスを保持してなる。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の両固定部間の前記空調用ダクト体には、断面逆U字状
の強度部材が形成されてなる。
【0007】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載のワイヤハーネスの幹線から分岐した分岐
線の分岐配索経路は、空調用ダクト体の空調装置に接続
されてなる接続部に形成した開口より裏面側から表面側
に配索されてなると共に前記接続部から車両幅方向に沿
って配置されるダクト体及び接続部の中央ベント吹き出
し口との間の峡谷状の部位に挟持されてなる。
【0008】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、インス
トルメントパネルを構成する空調用ダクト体の裏面側
に、相互に突出形成してなるI字固定部及びL字固定部
により、車載電気機器への信号及び電源を伝達可能なる
ワイヤハーネスを保持してなることで、インストルメン
トパネル内への配索を簡便にできる。また、配索手段が
既存の空調ダクト体を用いるので、原価が高騰すること
なく異音が発生しないことになる。
【0009】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、前記空調用ダクト体の強
度部材の断面が逆U字状に形成されてなるので、ワイヤ
ハーネスの幹線を該強度部材内に差し込み易く、製造原
価が安価になる。しかも、強度部材が空調用ダクト体の
補強を兼ねているので、空調ダクト体がインストルメン
トパネルの骨格部材とすることができる。
【0010】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明の効果に加えて、ワイヤハー
ネスの分岐配索経路が、空調用ダクト体の接続部の開口
より裏面側から表面側に配索されてなるので、接続部の
表面側に配設されてなる機器との接続が容易である。ま
た、空調ダクト体のダクト体及び接続部の中央ベント吹
き出し口との間の峡谷状の部位に、ワイヤハーネスが挟
持されてなるので、ワイヤハーネスは確実に保持され
て、車両走行に伴う振動によってもワイヤハーネスが遊
動せず、異音発生が確実に予防される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
乃至図9に基づいて説明する。
【0012】符号1は、自動車用インストルメントパネ
ルであり、該自動車用インストルメントパネル1は、モ
ジュールインスト2とガーニッシュモールディング3と
より構成され、前記モジュールインスト2とガーニッシ
ュモールディング3との組み立て後の前後幅寸法がドア
開口4より大きくなるものである。該ドア開口4は、図
示しない周知のドアが開閉されるために車体に形成され
た開口のことで、フロントピラー6,アッパサイドレー
ル7、センターピラー8、サイドシル9そして「車体」
としてのフロントピラーロアパネル10とよりなる構成
部材により形成されてなる。
【0013】前記モジュールインスト2は、ステアリン
グメンバ11に固設可能なると共に予め補機部品21が
支持されてなる構造体31と、該構造体31を覆う合成
樹脂製のカバー41とにより予め組み立てられてなると
共に前記構造体31及びカバー41全体の前後幅寸法が
ドア開口4の前後幅寸法より小さい。
【0014】前記ステアリングメンバ11は、前記フロ
ントピラーロアパネル10、10間に架橋される長さの
中空丸棒状に形成されてなり、その両端部11a,11
bには、ブラケット12、13が溶接により支持され、
前記ブラケット12、13は、前記フロントピラーロア
パネル10に図示しないボルトなどで締結支持されてな
る。符号14は、ステイで、該ステイ14は、上端部が
該ステアリングメンバ11の左右略接続部に固設され、
下端部が車体の床のトンネル15にボルトなどにより締
結支持されることで、前記ステアリングメンバ11を下
側LWRから支えている。符号18は、周知のカウルボ
ックス16の上側縁部16aに前記ステアリングメンバ
11を上側UPから支持するブラケットである。
【0015】前記モジュールインスト2の「前端部」で
あるカバー41の前端部42と、前記カウルボックス1
6の上側縁部16a間には、前記ガーニッシュモールデ
ィング3が、上側UPから覆うように着脱自在に架橋さ
れてなる。即ち、前記カバー41の前端部42及びカウ
ルボックス16の上側縁部16aには、それぞれ係合部
43、17が複数形成されてなり、前記ガーニッシュモ
ールディング3の図示しないボスを該係合部43,17
に係合することで、支持されてなる。該係合部43,1
7には、ボスを狭持するスプリング状のストッパ(図示
省略)が配されている。
【0016】前記ガーニッシュモールディング3は、平
板状に形成されてなる合成樹脂製の本体51よりなり、
該本体51の前側FRの前端部52には、デフロスタ吹
き出し口53が形成されてなり、前記本体51の後ろ側
RRの後端部58は前記カバー41の前端部42の上側
UPから乗るようにして配されてなる。前記本体51の
左右の両端部の後側RRには、迫り出した部材54が形
成されてなる。該迫り出し部材54には、サイドデフロ
スタ吹き出し口55が形成されてなる。前記ガーニッシ
ュモールディング3の裏側には、フロントデフノズル5
6とサイドデフノズル57とが支持されていて、前記デ
フロスタ吹き出し口53には、前記フロントデフノズル
56が連通され、前記サイドデフロスタ吹き出し口55
には、前記サイドデフノズル57が連通されている。ま
た、必要に応じ、前記ガーニッシュモールディング3の
裏面側に、ヘッドアップディスプレイユニット、ヘッド
アップディスプレイコントローラ、ユニット一体ETC
アンテナ等の電子機器を装着することが可能である。
【0017】前記構造体31は、合成樹脂製の空調用ダ
クト体19と、空調装置5とにより、前記ステアリング
メンバ11を上下で囲むようにして形成されてなる。前
記空調用ダクト体19は、自動車の左右方向のほぼ中央
に配された前記空調装置5に接続されてなる接続部20
と、該接続部20より左右に延在されてなる左右ダクト
体34,35と、該左右ダクト体34,35により抱え
込まれてなる左右に長いボックス37,38とより一体
に形成されてなる。
【0018】符号32は、空調用ダクト体19と空調装
置5との間に配されてなる台座部で、該台座部32は、
自動車の左右中央に配されてなる空調装置5の中央ベン
ト吹き出し口61及び左右ベント吹き出し口62,62
に中央開口32a及び左右開口32b,32bにより連
通してなる。
【0019】前記接続部20は、該台座部32を介し且
つ前記空調装置5の中央ベント吹き出し口61及び中央
デフロスタ吹き出し口63に前記左右ダクト体34,3
5の連結されてなる接続部材36と、前記空調装置5の
中央ベント吹き出し口61及び左右ベント吹き出し口6
2,62に連通した中央ベント吹き出し口33、33
と、前記左右ダクト体34,35間を架橋した、図9に
示すような断面U字状の強度部材59と、該強度部材5
9に対して前後に延在されてなり且つ中央ベント吹き出
し口33に一体に形成されてなる複数のリブ60と、下
端部が前記接続部材36を介して前記空調装置5の中央
デフ吹き出し口63に連通され且つ上端部が前記フロン
トデフノズル56に連通されてなる通風路40とより一
体に形成されてなる。
【0020】一方、前記左右ダクト体34,35は、接
続部20の接続部材36から前側FRに延出させた後、
それぞれ左右方向に分岐して延びて、更に先端開口が後
ろ側RR(手前側)を向くように折曲させた平面視で後
ろ側RRが開いた略コの字状に形成されており、上側U
Pが開口したボックス37,38が、前記ダクト体3
4,35を一体に形成することで、左右ダクト体34,
35がボックス37,38を抱え込む構成になってい
る。そして、接続部20の強度部材59は、ボックス3
7,38と車幅方向に略一直線となるような位置とされ
て、接続部20の車幅方向の曲げ剛性を高め、更に、こ
の強度部材59と交差する複数のリブ60は、その前端
を通風路40の後壁に、後端を中央ベント吹き出し口3
3の前壁にそれぞれ接続されるようになっていて、接続
部20の前後方向の曲げ剛性を高めている。
【0021】前記強度部材59の開口の真下には、ステ
アリングメンバ11が配設されてなると共に前記強度部
材59の内側には、センターモニター22、オーディオ
25,通信機器26などの車載電気機器への信号や電源
等を伝達可能なるワイヤハーネス87が配されて、図6
に示すように略直線状をなす幹線配索経路88(図9参
照)が形成されていて、該ワイヤハーネス87を囲繞し
たクリップ89が強度部材59の天井に係止されること
で、確実に支持されている。
【0022】符号90は、空調用ダクト体19の接続部
20の強度部材59の左端に形成された開口で、該開口
90より、接続部20の裏面側に配索されたワイヤハー
ネス87の幹線から分岐した分岐線88aは、裏面側か
ら表面側に配索されてなると共に空調ダクト体19の左
ダクト体35及び接続部20の左側の中央ベント吹き出
し口33との間の峡谷状の部位に挟持されてなること
で、左右方向への分岐線88aの移動が阻止された分岐
配索経路91が形成される。接続部20の裏面には、前
記ワイヤーハーネス87が配設されているので、分岐線
88aを引っ張ってもずるずると出てくるようなことは
ない。
【0023】図6乃至図8に示すように、符号92は、
前記ボックス37,38の下側LWRから垂下されて手
前側(後ろ側RR)に曲がっているL字固定部であり、
符号93は、該L字固定部92の屈曲方向側で、前記ワ
イヤハーネス87の直径分の間隔をおいて、前記ボック
ス37,38の下側LWRから垂下されたI字固定部で
あり、該L字、I字固定部92,93を交互に形成する
ことで、ワイヤーハーネス87が前後方向から挟まれて
固定されている。
【0024】前記左側のボックス38の後側RRには、
エアバッグ装置27の収納庫39がボックス38に一体
に形成されてなり、該収納庫39内にエアバッグ装置2
7が収納されている。前記ダクト体34,35は、補強
部材として形成されているので、カバー41の前端部4
2の支持剛性が向上し、ガーニッシュモールディング3
を上側UPからの装着時に影響を受けない。
【0025】前記カバー41は、前記前端部42が形成
された平面状の上側部材44と、乗員に対向する側の縦
面状部材45とよりなり、上側部材44には、前記ボッ
クス37、38の開口を開閉する蓋体46,47と、前
記補記部品21のセンターモニター22の露出した開口
48aを有すると共にナビゲーションや文字通信などの
センターモニター22を内蔵するモニター収納部48
と、前記蓋体46の後ろ側RR(手前側)に配された計
器49と、前記ダクト体34,35の左右の開口に連通
するための開口50とが形成されてなる。
【0026】前記空調装置5は、エバポレータ、ヒータ
ーなど周知の空気温度調整手段を内蔵したハウジング6
4と、該ハウジング64の上側UP且つ後ろ側RRに配
された中央ベント吹き出し口61及び左右ベント吹き出
し口62,62と、同じく前記ハウジング64の上側U
Pに配された中央デフ吹き出し口63とよりなる。符号
65は、室内空気取り入れ口で、図5は、該室内空気取
り入れ口65が開いた状態を示す。符号66は、前記ス
テアリングメンバ11を下側LWRから囲繞する凹部
で、前記中央ベント吹き出し口61及び左右ベント吹き
出し口62,62と、前記中央デフ吹き出し口63とに
よる立ち上げ壁67、68及び前記中央デフ吹き出し口
63の立ち上げ壁68から迫り出したブラケット69、
69により前記ステアリングメンバ11の上側UPを囲
繞する。
【0027】前記台座部32の後ろ側RRには、第1,
第2支持部材71、72が一体に形成されてなり、第1
支持部材71には、補記部品21の1つである図示しな
い周知の自動変速機を操作可能なる操作手段24が支持
され、前記第2支持部材72と前記空調装置5のハウジ
ング64の後ろ側RRの面に支持されたブラケット69
との間に、支持手段76により補記部品21の1つであ
るオーディオ25,通信機器26が支持されている。前
記補記部品21としては、この他にステアリングメンバ
11に支持されてなるステアリングコラム23や収納庫
39に収納されてなる前記エアバッグ装置27などがあ
る。
【0028】次に、モジュールインスト2を車両へ搭載
する方法を説明する。まず、モジュールインスト2を図
示しない治具に支持させる。その状態のモジュールイン
スト2及び支持治具の前後幅寸法は、ドア開口4の前後
幅寸法より小さくなるようにしてあるので、ドア開口4
よりそのまま車両内に投入し、モジュールインスト2を
車両内の所定位置に取付ける。該取付後、支持治具は車
両外に搬出させる。次に、ガーニッシュモールディング
3をモジュールインスト2の前端部42の係合部43及
びカウルボックス16の上縁部16aの係合部17それ
ぞれに上側UPから架橋して取付ける。
【0029】この実施形態は、以上よりなるから、次に
作用を説明する。
【0030】インストルメントパネル1を構成する空調
用ダクト体19の裏面側に、相互に突出形成してなるI
字固定部93及びL字固定部92により、車載電気機器
への信号や電源等を伝達可能なるワイヤハーネス87を
略直線状に保持してなることで、インストルメントパネ
ル1内への配索を簡便にできる。また、配索手段が既存
の空調ダクト体19を用いるので、原価が高騰すること
なく異音が発生しないことになる。
【0031】前記空調用ダクト体19の強度部材59の
断面が逆U字状に形成されてなるので、ワイヤハーネス
87の幹線を該強度部材59内に差し込み易く、製造原
価が安価になる。しかも、強度部材59が空調用ダクト
体19の接続部20の補強を兼ねているので、空調ダク
ト体19がインストルメントパネル1の骨格部材とする
ことができる。
【0032】ワイヤハーネス87の分岐線88aが、空
調用ダクト体19の接続部20の開口90より裏面側か
ら表面側に配索されてなるので、接続部20の表面側に
配設されてなる機器であるモニター22などとの接続が
容易である。また、空調ダクト体19のダクト体34.
35及び接続部20の中央ベント吹き出し口33との間
の峡谷状の部位が分岐配索経路91となるので、ワイヤ
ハーネス87が分岐配索経路91に挟持されてなり、ワ
イヤハーネス87は確実に保持されて、車両走行に伴う
振動によってもワイヤハーネス87が遊動せず、異音発
生が確実に予防される。
【0033】空調用ダクト体19の左右ダクト体34,
35が、ボックス37,38により抱え込まれて一体に
形成されてなることで、フロントピラーロアパネル10
に支持されるステアリングメンバ11に固設可能な骨格
部材となり、化粧部材であるカバー41と骨格部材であ
る空調用ダクト体19の左右ダクト体34,35との二
部品というシンプル化したインストルメントパネル1と
することができる。また、前記空調用ダクト体19の左
右ダクト体34,35は、車両のほぼ中央に配された接
続部20が、空調装置5に接続されてなるので、空調装
置5と共に一体になり、強度が更に向上する。また、該
接続部20より左右に延在されてなる左右ダクト体3
4,35がボックス37,38を抱え込むことで、空調
用ダクト体19の強度が著しく向上するので、構造体3
1が合成樹脂であるにも関わらず、さまざまな補機部品
21を支持可能である。
【0034】また、空調用ダクト体19の接続部20
が、空調装置5に連結してなる接続部材36と、強度部
材59と、リブ60とより格子状に形成されてなるの
で、該接続部20の強度が著しく向上する。また、この
強度を付加する部材が、空調用ダクト体19と一体で他
の部品を必要としない分、製造原価が安価になる。
【0035】車両へのモジュールインスト2の組み込み
前は、ドア開口4の前後幅より小さなモジュールインス
ト2のみなので、ドア開口4から室内へのインストルメ
ントパネル1の挿入性を向上することができる。また、
前記ガーニッシュモールディング3が、モジュールイン
スト2のカバー41の前端部42及びカウルボックス1
6の上側縁部16a間に着脱自在に架橋されてなるの
で、車体へのインストルメントパネル1の搭載後に補修
の必要性が生じた場合、ガーニッシュモールディング3
を外すだけでカバー41の裏側及びモジュールインスト
2の車両前方部位が露出するので、インストルメントパ
ネル1、つまりカバー41を外さなくても補修できるこ
とになり、補修性を向上した。
【0036】一枚のガーニッシュモールディング3に、
デフロスタ吹き出し口53及びサイドデフロスタ吹き出
し口55が形成されてなるので、他の部品を必要としな
い分製造原価が安価になる。
【0037】前記ガーニッシュモールディング3の本体
51の後端部51aは、前記モジュールインスト2のカ
バー41の前端部42に対して上側UPから覆うように
して支持されてなるので、ガーニッシュモールディング
3の本体51の支持時は上側UPからたたき込むことで
可能である。
【0038】インストルメントパネル1の色調デザイン
において、インストルメントパネルのカバー41の上面
と手前側の面とを分割したことにより、ツートンカラー
(例えば、上面は光が反射しずらい色とし、手前側は明
るい色にするなど)の組み合わせが可能となる。また、
形状違いとすることで、さまざまな組み合わせが可能と
なり、車種間での部品の共用化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す自動車に搭載したイ
ンストルメントパネルの側面図である。
【図2】図1のインストルメントパネルとドア開口との
関係を示す側面図である。
【図3】図1のインストルメントパネルの分解斜視図で
ある。
【図4】図3のモジュールインストの斜視図である。
【図5】図4の分解斜視図である。
【図6】図4の状態におけるワイヤーハーネスの状態を
示す斜視図である。
【図7】図5のSA−SA線に沿った断面図である。
【図8】図5のSB−SB線に沿った断面図である。
【図9】図5のSC−SC線に沿った断面図である。
【符号の説明】
1 自動車用インストルメントパネル 5 空調装置 19 空調用ダクト体 20 接続部 31 構造体 33 中央ベント吹き出し口 34、35 ダクト体 36 接続部材 37、38 ボックス 41 カバー 59 強度部材 87 ワイヤハーネス 88 幹線配索経路 90 開口 91 分岐配索経路 92 L字固定部 93 I字固定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内田 孝志 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 (72)発明者 大橋 利男 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニックカンセイ株式会社内 Fターム(参考) 3D044 BA03 BA05 BA12 BA14 BB01 BC07 BC13 BC30 BD11 BD13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調用ダクト体の裏面側に、I字固定部
    及びL字固定部が相互に突出形成されてなり、 該I字固定部及びL字固定部によって、車載電気機器へ
    の信号、電源等を伝達可能なるワイヤハーネスを保持し
    てなることを特徴とするインストルメントパネル。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のインストルメントパネ
    ルであって、 前記両固定部間の前記空調用ダクト体には、断面逆U字
    状の強度部材が形成されてなることを特徴とするインス
    トルメントパネル。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のインスト
    ルメントパネルであって、 前記ワイヤハーネスの幹線から分岐した分岐線の分岐配
    索経路は、空調用ダクト体の空調装置に接続されてなる
    接続部に形成した開口より裏面側から表面側に配索され
    てなると共に前記接続部から車両幅方向に沿って配置さ
    れるダクト体及び接続部の中央ベント吹き出し口との間
    の峡谷状の部位に挟持されてなることを特徴とするイン
    ストルメントパネル。
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