JP2003285171A - レーザ除去加工装置、ハンディトーチ及びレーザ除去加工方法 - Google Patents

レーザ除去加工装置、ハンディトーチ及びレーザ除去加工方法

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JP2003285171A
JP2003285171A JP2002087041A JP2002087041A JP2003285171A JP 2003285171 A JP2003285171 A JP 2003285171A JP 2002087041 A JP2002087041 A JP 2002087041A JP 2002087041 A JP2002087041 A JP 2002087041A JP 2003285171 A JP2003285171 A JP 2003285171A
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Ryuichi Togawa
隆一 外川
Hiroshi Ito
弘 伊藤
Motohisa Abe
素久 阿部
Hajime Sato
一 佐藤
Hironobu Kimura
博信 木村
Yukimoto Okazaki
幸基 岡崎
Kiyoshi Kurosawa
潔 黒澤
Kazuomi Shirakawa
和臣 白川
Katsuaki Ohashi
克明 大橋
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Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属製設備の酸化物を設備に損傷を与えること
なく、かつ、高い作業効率と装置運転効率で除去できる
レーザ除去加工装置を提供すること。 【解決手段】レーザ光を発生させるためのレーザ発振器
21と、レーザ発振器21にその一端側が接続され、レ
ーザ光Lを伝送する光ファイバ30と、光ファイバ30
の他端側が接続されたハンディトーチ100とを備え、
ハンディトーチ100は、レーザ光Lの断面形状を矩形
に、かつ、強度分布を一定に成形して照射するためのシ
リンドリカルアレイレンズ123,152を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送電線鉄塔等の金
属性設備の表面に発生した酸化物等を除去するレーザ除
去装置、ハンディトーチ及びレーザ除去加工方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】送電線鉄塔等の屋外設置型の金属製設備
は、長年の風雨にさらされることにより、表面に酸化物
(錆)が発生する。従来、このような酸化物発生の進行
を止めるための対策として、金ブラシ等を使用して酸化
物を除去する方法がとられてきた。しかしながら、金ブ
ラシ等を用いた方法では、設備表面に酸化物が残留した
り、酸化物の除去と共に設備表面に損傷を与えてしまう
虞があった。
【0003】このため、設備表面に損傷を与えることな
く、かつ、酸化物を良好に除去できる方法として、レー
ザ光を設備表面に照射する方法が知られている。例え
ば、レーザ発振器から光ファイバを介して出射されたレ
ーザ光を、作業者が持つハンディトーチに導入し、レン
ズで収束して設備表面に照射する方法がある。このよう
な場合、レーザ光の照射パターンは通常円形となる。
【0004】この他、レーザ光を反射ミラーにより伝播
し、シリンドリカルレンズにより線状の照射パターンと
なるよう集光して照射する方法がある。この場合、照射
部分を線に垂直な方向に沿って移動させながら作業を行
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した金属製設備の
酸化物の除去方法であると次のような問題があった。す
なわち、ハンディトーチで除去作業を行う場合、円形の
照射パターンを重ねて除去していくことになるため、ト
ーチの移動距離が大きくなり、作業効率が悪いという問
題があった。また、線状の照射パターンとした場合に
は、移動距離は小さくなるものの、線方向に沿ってレー
ザ強度分布を有するため、位置によって除去性能が異な
ることから作業効率が悪いという問題があった。
【0006】一方、屋外金属製設備では、位置や対象部
材の材質によって発生している酸化物の厚さが異なる場
合が多い。このため、除去に必要とされるレーザ照射強
度が異なる。レーザ出力を調整することにより照射強度
を変更できるようにした場合、レーザの最大出力時に、
最も厚さの大きい酸化物が除去できるように設定する。
しかしながら、厚さの小さい酸化物の場合には、レーザ
出力を下げて使用することになることから、装置運転効
率が下がるという問題があった。
【0007】そこで本発明は、金属製設備の酸化物を設
備に損傷を与えることなく、かつ、高い作業効率と装置
運転効率で除去できるレーザ除去加工装置、ハンディト
ーチ及びレーザ除去加工方法を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のレーザ除去加工装置、ハンデ
ィトーチ及びレーザ除去加工方法は次のように構成され
ている。
【0009】(1)金属製設備の表面に発生した酸化物
を除去するためのレーザ除去加工装置において、レーザ
光を発生させるためのレーザ発振器と、このレーザ発振
器にその一端側が接続され、レーザ光を伝送する光ファ
イバと、この光ファイバの他端側が接続されたハンディ
トーチとを備え、上記ハンディトーチは、上記レーザ光
の断面形状を矩形に、かつ、強度分布を一定に成形して
上記酸化物に照射するための成形光学系とを備えている
ことを特徴とする。
【0010】(2)上記(1)に記載されたレーザ除去
加工装置であって、上記成形光学系は、対向配置された
一対のシリンドリカルアレイレンズを具備することを特
徴とする。
【0011】(3)上記(2)に記載されたレーザ除去
加工方法であって、上記成形光学系は、上記一対のシリ
ンドリカルアレイレンズの間隔を変更する移動機構を具
備することを特徴とする。
【0012】(4)上記(2)に記載されたレーザ除去
加工方法であって、上記成形光学系は、上記一対のシリ
ンドリカルアレイレンズを上記レーザ光の光軸回りに回
転させる回転機構を具備することを特徴とする。
【0013】(5)金属製設備の表面に発生した酸化物
を除去するためのハンディトーチにおいて、導入された
レーザ光の断面形状を矩形に、かつ、強度分布を一定に
成形して上記酸化物に照射するための成形光学系を備え
ていることを特徴とする。
【0014】(6)上記(5)に記載されたハンディト
ーチであって、上記成形光学系は、対向配置された一対
のシリンドリカルアレイレンズを具備することを特徴と
する。
【0015】(7)レーザ光を光ファイバにより伝送
し、送電線鉄塔の表面に発生した酸化物に照射すること
により上記酸化物を除去するレーザ除去加工方法におい
て、光ファイバより出射されるレーザ光の断面形状を矩
形に、かつ、強度分布を一定に成形して上記酸化物に照
射する工程を備えていることを特徴とする。
【0016】(8)上記(7)に記載されたレーザ除去
加工方法であって、上記成形工程は、上記レーザ光を対
向配置された一対のシリンドリカルアレイレンズを通過
させるものであることを特徴とする。
【0017】(9)上記(7)に記載されたレーザ除去
加工方法であって、上記成形工程は、上記矩形の一辺の
長さを調整する長さ調整工程を具備することを特徴とす
る。
【0018】(10)上記(7)に記載されたレーザ除
去加工方法であって、上記成形工程は、上記矩形の向き
を調整する向き調整工程を具備することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施の形態に係
るレーザ除去加工装置10の構成を示す図、図2はレー
ザ除去加工装置10に組み込まれたハンディトーチ10
0を示す縦断面図、図3はハンディトーチによる成型原
理を示す説明図、図4〜図6は照射方法及び照射領域調
整方法を示す説明図である。
【0020】レーザ除去加工装置10は、制御部20
と、この制御部20に光ファイバ30及び制御ケーブル
40を介して接続されたハンディトーチ100とを備え
ている。なお、200は金属製設備である鉄塔、300
は作業車を示している。また、図中Lは成型前のレーザ
光、L′は分割されたレーザ光、Mは成型後のレーザ
光、Pは照射パターンを示している。さらに、Cはハン
ディトーチ100の光軸、Tは酸化物を示している。
【0021】制御部20は、例えば、Nd−YAGレー
ザ発振器を用いたレーザ発振器21と、レーザ発振器2
1を駆動させるための発電機22と、発振されたレーザ
光Lを光ファイバ30に入射させる入射レンズ23とを
備えている。光ファイバ30は、一端側から入力された
レーザ光Lを他端側に接続されたハンディトーチ100
に伝送する機能を有している。
【0022】ハンディトーチ100は、図2中左側から
接続部110と、レンズホルダ120と、レンズ間隔調
整用リング130と、シリンドリカルレンズ回転用リン
グ140と、レンズホルダ150と、ノズル部160と
が一体に設けられている。また、レンズホルダ150に
はグリップハンド170が取り付けられている。
【0023】接続部110は中空状に形成された接続部
本体111を有しており、図2中左端には光ファイバ3
0が接続されている。光ファイバ30から導入されたレ
ーザ光Lはレンズホルダ120に案内される。
【0024】レンズホルダ120には、円筒状のホルダ
本体121と、このホルダ本体121に支持されるとと
もに、レーザ光Lを平行光にするコリメータレンズ12
2と、ホルダ本体121に支持されるとともに、円筒面
をもつシリンドリカルレンズを複数個並べた第1のシリ
ンドリカルアレイレンズ123とが設けられている。ホ
ルダ本体121の外周面にはネジ部121aが設けられ
ている。
【0025】レンズ間隔調整用リング130は、円筒状
に形成されたリング本体131と、シリンドリカルレン
ズ回転用リング140に対し光軸C回りに回転自在に保
持される回転支持部132とを備えている。リング本体
131の内周面にはネジ部131aが設けられている。
このレンズ間隔調整用リング130を光軸C回りに回転
させることにより、ネジ部131aと前述したネジ部1
21aとの螺合量が変化し、シリンドリカルアレイレン
ズ123,152の間隔を調整することができる。この
調整により、後述するようにレーザ光Mの照射パターン
Pの一辺の長さを変化させることができる。
【0026】シリンドリカルレンズ回転用リング140
は、円筒状に形成されたリング本体141と、レンズ間
隔調整用リング130に対し光軸C回りに回転自在に支
持される回転支持部142と、レンズホルダ150に対
し光軸C回りに回転自在に支持される回転支持部143
とを備えている。このシリンドリカルレンズ回転用リン
グ140を光軸C回りに回転させることで、レンズホル
ダ150に対して、接続部110、レンズホルダ12
0、レンズ間隔調整用リング130、シリンドリカルレ
ンズ回転用リング140が一体になって光軸C回りに回
転する。これにより、後述するようにレーザ光Mの照射
パターンPの向きを変化させることができる。
【0027】レンズホルダ150には、円筒状のホルダ
本体151と、このホルダ本体151に支持されるとと
もに、ホルダ本体151に支持されるとともに、円筒面
をもつシリンドリカルレンズを複数個並べた第2のシリ
ンドリカルアレイレンズ152と、ホルダ本体151に
支持される集光レンズ153が設けられている。ホルダ
本体151の図2中左端にはシリンドリカルレンズ回転
用リング140に対し光軸C回りに回転自在に支持され
る回転支持部154が設けられている。
【0028】ノズル部160は中空状に形成されたノズ
ル本体161を有しており、図2中右端が開口してい
る。ノズル本体161は、照射領域からの散乱光を遮蔽
すると共に、ハンディトーチ100の操作時に焦点距離
を所定距離に確保する機能を有している。
【0029】グリップハンド170は、グリップ本体1
71と、このグリップ本体171の図2中右側面に設け
られ、照射をON・OFFするためのレーザ照射スイッ
チ172とを備えている。なお、レーザ照射スイッチ1
72は制御ケーブル40を介してレーザ発振器21に接
続されている。
【0030】次に、レーザ光Lの成型原理について説明
する。図3に示すように、光ファイバ30から出射され
た円形の断面を持つレーザ光Lは、コリメータレンズ1
22により平行光とされた後、第1のシリンドリカルア
レイレンズ123により分割され、分割レーザ光L′と
なる。分割レーザ光L′はそれぞれが第2のシリンドリ
カルアレイレンズ152と集光レンズ153により長方
形に成形されるとともに重畳されて、長方形で、かつ、
強度分布が一定のレーザ光Mとなって照射される。
【0031】このように構成されたレーザ除去加工装置
10を用いて、次のようにして金属製設備に発生した酸
化物Tを除去する。すなわち、作業車300を予め鉄塔
200の近傍に移動させる。次に、作業者がハンディト
ーチ100を持ち、ノズル部160の先端を酸化物Tに
近付ける。
【0032】次に、図4の(a)に示すように、レーザ
照射スイッチ172をONとして、レーザ発振器21か
らレーザ光Lを発生させる。レーザ光Lは成型されてレ
ーザ光Mとなり、図4の(b)に示すように、照射パタ
ーンPで酸化物T上に照射する。そして、矢印α方向に
沿って往復動させ、酸化物Tの表面にレーザ光Mを一様
に照射する。
【0033】次に、照射パターンPの一辺の長さの長さ
調整方法について説明する。図5の(a)に示すよう
に、ハンディトーチ100のレンズ間隔調整用リング1
30を光軸C回りに回転させることにより、レンズホル
ダ120を光軸C方向に沿って移動させ、第1のシリン
ドリカルアレイレンズ123と第2のシリンドリカルア
レイレンズ152との間隔を調整する。そして、例え
ば、図5の(b)に示すような照射パターンPで酸化物
T上に照射する。そして、矢印α方向に沿って往復動さ
せ、酸化物Tの表面にレーザ光Mを一様に照射する。な
お、レーザ光Lの強度は一定であるため、レーザ光Mの
単位面積当たりの強度は大きくなり、より厚さの大きな
酸化物Tを除去することができる。
【0034】次に、照射パターンPの向きを調整する方
法について説明する。図6の(a)に示すように、シリ
ンドリカルレンズ回転用リング140を光軸C回りに矢
印R方向に90°回転させることで、コリメータレンズ
122、第1のシリンドリカルアレイレンズ123、第
2のシリンドリカルアレイレンズ152、集光レンズ1
53を光軸C回りに90°回転できる。これにより、図
6の(b)に示すように、照射パターンPの向きを変え
ることができる。酸化物Tや鉄塔の構造に応じて、照射
パターンPの往復動方向を変えたい場合に、ハンディト
ーチ100の全体の向きを変えることなく、移動方向を
変更することができるため、作業効率を向上させること
ができる。
【0035】(実施例)レーザ発振器21として、パル
ス発振をするNd−YAGレーザ発振器を用い、パルス
繰り返し数を10kHz、平均出力を300Wとした場
合、で発振されたレーザ光Lを長さ50m、コア径0.
6mmの石英製の光ファイバ30の片端より入射、伝送
し、先端に接続したハンディトーチ100に導入した。
ハンディトーチ100においてレーザ光Lは断面形状が
長方形のレーザ光Mに成型され、SS400材表面に発
生した赤錆に照射した。
【0036】シリンドリカルアレイレンズ123,15
2の間隔を最も小さく設定した場合、照射されるレーザ
光の断面形状は10mm×0.6mmの長方形であり、
照射強度は400mJ/cmであった。約120m
m/sの速度でハンディトーチ100を図4中矢印α方
向に移動させ、平均約30μm厚さの赤錆を、母材に損
傷を与えることなく除去することができた。
【0037】また、シリンドリカルアレイレンズ12
3,152の間隔を最も大きく設定した場合、照射され
るレーザ光の断面形状は約2mm×0.6mmの長方形
であり、照射強度は約2000mJ/cmであっ
た。約20mm/sの速度でハンディトーチ100を移
動させ、平均厚さ約80μmの赤錆を、母材に損傷を与
えることなく除去することができた。
【0038】上述したように本実施の形態に係るレーザ
除去加工装置10によれば、一対のシリンドリカルアレ
イレンズ123,152により、断面形状が長方形で、
かつ、照射強度分布が一定のレーザ光Mを成型すること
ができる。このため、同一面積の円形断面の場合よりも
ハンディトーチ100の移動距離を少なくすることがで
き、除去作業を効率よく行うことができる。その結果と
して設備に損傷を与えることなく均一な除去加工が可能
である。
【0039】また、一対のシリンドリカルアレイレンズ
123,152の間隔を変更することが可能であるた
め、照射パターンPの一辺の長さを連続的に変更するこ
とが可能である。これに伴い、レーザ発振器21の出力
を一定にしたままレーザ照射強度(フルエンス)を変更す
ることができ、レーザ発振器21の運転効率を高めるこ
とができる。さらに、一対のシリンドリカルアレイレン
ズ123,152を光軸C回りに回転することができる
ので、照射パターンPの向きを変更することが可能とな
る。これにより、送電線鉄塔の各部材の多様な形状に対
応して照射パターンPの方向を変更することにより、ハ
ンディトーチ100の向きを変更することなくハンディ
トーチ100の移動方向を変更することができ、高い作
業効率が得られる。
【0040】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。すなわち、上述した実施の形態では、
金属製設備として鉄塔を例示したが、他の金属製設備に
用いても良い。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、金属製設備の酸化物を
設備に損傷を与えることなく、かつ、高い作業効率と装
置運転効率で除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るレーザ除去加工装
置の構成を示す図。
【図2】同レーザ除去加工装置に組み込まれたハンディ
トーチを示す縦断面図。
【図3】同ハンディトーチによるレーザ光の成型の原理
を示す説明図。
【図4】同ハンディトーチによる照射方法を示す説明
図。
【図5】同ハンディトーチによる照射パターンの一辺の
長さを調整する原理を示す説明図。
【図6】同ハンディトーチによる照射パターンの向きを
調整する原理を示す説明図。
【符号の説明】
10…レーザ除去加工装置 20…制御部 30…光ファイバ 40…制御ケーブル 100…ハンディトーチ 120…レンズホルダ 122…コリメータレンズ 123…第1のシリンドリカルアレイレンズ 130…レンズ間隔調整用リング 140…シリンドリカルレンズ回転用リング 150…レンズホルダ 152…第2のシリンドリカルアレイレンズ 153…集光レンズ 160…ノズル部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 3/00 G02B 3/00 A 3/06 3/06 H01S 3/00 H01S 3/00 B (72)発明者 伊藤 弘 神奈川県横浜市磯子区新磯子町33番地 株 式会社東芝生産技術センター内 (72)発明者 阿部 素久 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 佐藤 一 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 木村 博信 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 岡崎 幸基 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 黒澤 潔 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 白川 和臣 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 (72)発明者 大橋 克明 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力株式会社電力技術研究所内 Fターム(参考) 4E068 AH00 CD05 CD12 CD15 CE08 DA00 4K053 PA02 PA11 QA01 SA01 SA20 XA50 YA30 5F072 AB02 JJ08 SS10 YY06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属製設備の表面に発生した酸化物を除去
    するためのレーザ除去加工装置において、 レーザ光を発生させるためのレーザ発振器と、 このレーザ発振器にその一端側が接続され、レーザ光を
    伝送する光ファイバと、 この光ファイバの他端側が接続されたハンディトーチと
    を備え、 上記ハンディトーチは、上記レーザ光の断面形状を矩形
    に、かつ、強度分布を一定に成形して上記酸化物に照射
    するための成形光学系とを備えていることを特徴とする
    レーザ除去加工装置。
  2. 【請求項2】上記成形光学系は、対向配置された一対の
    シリンドリカルアレイレンズを具備することを特徴とす
    る請求項1記載のレーザ除去加工装置。
  3. 【請求項3】上記成形光学系は、上記一対のシリンドリ
    カルアレイレンズの間隔を変更する移動機構を具備する
    ことを特徴とする請求項2記載のレーザ除去加工装置。
  4. 【請求項4】上記成形光学系は、上記一対のシリンドリ
    カルアレイレンズを上記レーザ光の光軸回りに回転させ
    る回転機構を具備することを特徴とする請求項2記載の
    レーザ除去加工装置。
  5. 【請求項5】金属製設備の表面に発生した酸化物を除去
    するためのハンディトーチにおいて、 導入されたレーザ光の断面形状を矩形に、かつ、強度分
    布を一定に成形して上記酸化物に照射するための成形光
    学系を備えていることを特徴とするハンディトーチ。
  6. 【請求項6】上記成形光学系は、対向配置された一対の
    シリンドリカルアレイレンズを具備することを特徴とす
    る請求項5記載のハンディトーチ。
  7. 【請求項7】レーザ光を光ファイバにより伝送し、送電
    線鉄塔の表面に発生した酸化物に照射することにより上
    記酸化物を除去するレーザ除去加工方法において、光フ
    ァイバより出射されるレーザ光の断面形状を矩形に、か
    つ、強度分布を一定に成形して上記酸化物に照射する工
    程を備えていることを特徴とするレーザ除去加工方法。
  8. 【請求項8】上記成形工程は、上記レーザ光を対向配置
    された一対のシリンドリカルアレイレンズを通過させる
    ものであることを特徴とする請求項7に記載のレーザ除
    去加工方法。
  9. 【請求項9】上記成形工程は、上記矩形の一辺の長さを
    調整する長さ調整工程を具備することを特徴とする請求
    項7に記載のレーザ除去加工方法。
  10. 【請求項10】上記成形工程は、上記矩形の向きを調整
    する向き調整工程を具備することを特徴とする請求項7
    に記載のレーザ除去加工方法。
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