JP2003284406A - 動力農機のローリング制御装置 - Google Patents

動力農機のローリング制御装置

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JP2003284406A JP2002091842A JP2002091842A JP2003284406A JP 2003284406 A JP2003284406 A JP 2003284406A JP 2002091842 A JP2002091842 A JP 2002091842A JP 2002091842 A JP2002091842 A JP 2002091842A JP 2003284406 A JP2003284406 A JP 2003284406A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】傾斜地での作業時に本機の姿勢が左右に大きく
変わっても作業機のローリング姿勢が変わらないように
する。 【解決手段】走行車体の左右傾斜角を検出する傾斜セン
サ14と、走行車体の左右傾斜姿勢を設定された角度に
修正する姿勢変更手段12aとを備えた移動農機1であ
って、この移動農機1は走行車体の左右ローリング姿勢
に拘わらず作業機を設定された対地角度に維持する自動
ローリングモードと、走行車体のローリング状態に追従
しながら走行車体と作業機との関係を常に平行状態に維
持する本機平行制御モードを設け、更に走行車体の左右
傾斜速度を検出する角速度センサ33を設け、本機平行
制御モード時における傾斜の変化速度が大であるときに
は、作業機の姿勢変化を小さくするローリング角度補正
を行い、変化速度が小のときは、本機平行制御を継続さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トラクタ等の動
力農機に連結されるロータリ耕耘装置の如き作業機をロ
ーリング制御するものに関する。
【0002】
【従来の技術】トラクタの後部に3点リンク機構を介在
させてロータリ耕耘装置等を連結し、このうち、3点リ
ンク機構を構成する片側リフトロッドを複動式の油圧シ
リンダで構成し、トラクタ側には本機の左右傾斜角度を
検出する傾斜センサを搭載して設け、油圧シリンダの横
側部には油圧シリンダの伸縮量を検出するストロークセ
ンサを固着して、作業機を常に設定されたローリング姿
勢に制御するものが知られている。
【0003】この種トラクタの操作部には、作業機を自
動的に水平姿勢に制御させる自動水平モードと手動で作
業機を傾ける手動モードとを選択する設定器が設けられ
るのが普通で、さらに作業機を本機に対して常に平行に
するために本機平行スイッチを設けるようにしている。
【0004】本機平行状態とは、動力農機と作業機とを
連結する左右のリフトロッドの長さが等しい状態を云
い、動力農機が左右に傾くと作業機は平行な状態を維持
して動力農機と一体で傾き、片側油圧リフトロッド内の
作動油がリークしても常に固定側(左側)のリフトロッ
ドの長さに可動側(右側)のリフトロッドの長さが一致
するように制御が働いている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、こうした従
来装置において、平行制御モードを使用するのは普通、
路上を走行する場合が多いが、例えば、畦塗作業を行な
うときに本機平行制御モードにすることがある。
【0006】この本機平行制御モードを設定して畦塗作
業を行なっているときに本機が左右方向に傾くと機体後
部に連結された畦塗機も同じ方向に傾いてしまい、その
瞬間だけ畦に段差が生じて滑らな畦が形成されないとい
う欠点があった。また、ロータリ作業の場合も同様で、
機体が瞬間的に大きく左右に傾くとそれに連結されたロ
ータリ耕耘装置も同じ方向に傾き、耕深が変化したり、
土壌表面が大きく波打つといった不具合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記した問
題点に鑑みて提案するものであって、次のような技術的
手段を講じた。即ち、請求項1の発明は、走行車体の左
右傾斜角を検出する傾斜センサ14と、走行車体の左右
傾斜姿勢を設定された角度に修正する姿勢変更手段12
aとを備えた移動農機であって、この移動農機は走行車
体の左右ローリング姿勢に拘わらず作業機を設定された
対地角度に維持する自動ローリングモードと、走行車体
のローリング状態に追従しながら走行車体と作業機との
関係を常に平行状態に維持する本機平行制御モードを有
し、更に走行車体の左右傾斜速度を検出する角速度セン
サ33を設け、本機平行制御モード時における傾斜の変
化速度が大であるときには、作業機の姿勢変化を小さく
するローリング角度補正を行い、変化速度が小のとき
は、本機平行制御を継続させる手段を設けたことを特徴
とする動力農機のローリング制御装置の構成とした。
【0008】また、請求項2では、前記ローリング角度
補正は、角速度センサ33の変化量に応じて作業機の傾
斜角度を制御させてなる請求項1記載の動力農機のロー
リング制御装置の構成とした。前記構成による作用は次
の通りである。
【0009】ローリング制御モードを本機平行制御モー
ドに設定し、機体を前進させる。前進作業中、後輪が凹
部に入るか凸部に乗り上げると機体後部に連結された作
業機も同じ方向に傾く。油圧リフトロッド12a内の作
動油のリーク等によりトラクタ本機に対する作業機の位
置関係が変わった場合、ローリング制御が働いているた
めに油圧式リフトロッドに対して常に左と右の長さが等
しくなるように伸縮制御され、この結果、作業機はトラ
クタに対して常に平行関係を維持したままの状態にな
る。
【0010】機体に搭載した角速度センサ33がこの本
機平行制御モード時の傾斜変化速度を検出し、その変化
速度が大である場合には、その変化量に応じて作業機の
傾斜角度を制御する。例えば、機体が左に瞬間的に大き
く傾いたときには、本機に対して平行関係にある作業機
を右側に傾けてその変化を吸収する。反対に本機が右に
傾いたときであって、角速度変化が大である場合には、
作業機を左に傾けて作業姿勢が大きく変わらないように
している。姿勢変化を吸収するべく油圧リフトロッドを
伸縮させる制御量は、角速度センサの変化量分を作業機
傾斜角度に換算した値を用いる。
【0011】
【実施の形態】以下、図面に示す実施例に基づいて、こ
の発明の実施例を説明する。まず、構成から説明する
と、図1に示す符号1はトラクタであって、機体前部に
エンジン2を搭載して設け、このエンジン2の回転動力
をミッションケース3内の変速装置4に伝え、この変速
装置4で減速された回転動力を前輪5と後輪6とに伝え
るようにしている。ミッションケース3の上部には油圧
シリンダケース7が搭載され、この油圧シリンダケース
7の左右両側にリフトアーム8,8を回動自由に枢着し
ている。油圧シリンダケース7内の油圧シリンダ9内に
作動油が供給されるとリフトアーム8,8が上昇回動
し、反対に作動油が排出されるとリフトアーム8,8は
下降するように構成している。
【0012】さらに、リフトアーム8,8と左右のロワ
ーリンク10,10とはリフトロッド12,12で相互
に連結され、このうち片側(右側)のリフトロッド12
aは複動式の油圧シリンダで構成される。この油圧シリ
ンダ12aの横にはシリンダ長さを検出するストローク
センサ13が固着されている。14はトラクタ1の左右
方向の傾斜角度を検出する傾斜センサで、油圧シリンダ
ケース7横に取り付けられ、後述するようにこの傾斜セ
ンサ14の検出値と前記ストロークセンサ13の検出値
と傾斜設定器15の設定値とから作業機の傾斜制御量が
算出され、コントローラ35からの指示により作業機を
設定された左右傾斜角度に維持するようにしている。
【0013】なお、この実施例では、作業機としてロー
タリ耕耘装置18を例に挙げているが、ロータリ耕耘装
置18以外の、例えば畦塗機や薬剤散布機等であっても
よい。前記ロータリ耕耘装置18は耕耘爪20とこの耕
耘爪20の上方を覆うロータリカバー22と、ロータリ
カバー22の後部に枢着されたリヤカバー23等からな
り、トラクタ1側のPTO軸から動力を受けて耕耘軸1
9を回転させ、耕耘軸19に取り付けられた複数個の耕
耘爪20によって土壌を耕起する。
【0014】ロータリ耕耘装置18のロータリカバー2
2の後上部には耕深を検出するポテンショ式の耕深セン
サ24が設けられ、トラクタ1の操縦席側に設けられた
ダイヤル調整式の耕深設定器25によって設定された耕
深となるようにリフトアーム8,8が回動操作されてロ
ータリ耕耘装置18全体が昇降し、設定耕深を維持する
ようにしている。
【0015】次に図2に示すブロック図について説明す
る。作業機の昇降制御、及び傾斜制御を司るコントロー
ラ35の入力側には、ポジション設定器26とリフトア
ーム角センサ27が接続される。ポジション設定器26
は油圧操作レバー28の回動基部に取り付けられ、リフ
トアーム角センサ27はリフトアーム8の回動基部に取
り付けられる。
【0016】コントローラ35に接続される上げ位置設
定器31はリフトアーム8の最大吊上げ高さを設定する
もので、油圧操作レバー28の後方に配設されている。
前記耕深センサ24、耕深設定器25もコントローラ3
5に接続され、デプス制御時に耕深設定器25で設定し
た耕深設定値と耕深センサが検出した値が一致するよう
にデプス制御がなされる。
【0017】作業機の左右ローリングモードを種々設定
する傾斜モード切換スイッチ32、傾斜設定器15、傾
斜センサ14、ストロークセンサ13、角速度センサ3
3もコントローラ35に接続される。角速度センサ33
は作業機が左右にローリングした際の変化速度を検出す
る。
【0018】なお、この実施例では、油圧リフトロッド
12aを手動で伸縮させる右下(伸長)スイッチ37と
右上(短縮)スイッチ38、機体を後退させたときに作
業機を自動的に上昇させるモード選択用のバックアップ
スイッチ40、水平感度スイッチ41、オート(デプ
ス)感度スイッチ42をコントローラ35の入力側に接
続している。
【0019】コントローラ35の出力側には、リフトア
ーム8を昇降させる上昇SOL43と下降SOL44、
油圧リフトロッド12aを伸縮させる伸長SOL45と
短縮SOL46を接続している。図3は操作ボックス4
8内のつまみやスイッチ類のレイアウトを示すものであ
る。図3において、傾斜モード切換スイッチ32を「自
動」の位置にすると共に傾斜設定器15をダイヤル中央
の「水平」位置にセットすると、作業機はトラクタ1の
左右ローリング変化に拘わらず常に水平に維持される。
【0020】傾斜モード切換スイッチ32を「平行」位
置にセットすると本機に対する作業機の左右姿勢が平行
状態となり、すなわち、左右のリフトロッド12,12
の長さが一致する状態となる。「平行」位置は更に2位
置の設定が可能で「固定位置」にすると作業機は本機に
対して常に平行になり、「揺動」の位置にすると平行状
態を維持しながら角速度センサ33の値に応じてローリ
ング角度補正が加わるようにしている。
【0021】このローリング角度補正は、機体が傾いた
ときに作業機も同じ方向に傾こうとしているのを阻止す
べく、傾斜方向とは逆の方向の出力を油圧リフトロッド
12aに与えるものであり、この発明では、角速度セン
サ33の検出値が大の場合だけ、その変化量を作業機傾
斜角度に換算し、作業機を逆方向側に傾けるように出力
する。
【0022】傾斜モード切換スイッチ32を「手動」位
置にセットすると、自動のローリング制御はカットさ
れ、シーソー式の右下スイッチ37又は右上スイッチ3
8を押したときだけ油圧リフトロッド12aが伸縮制御
される。このような構成において、ロータリ耕耘作業を
行なう場合、通常は傾斜モード切換スイッチ32を自動
水平位置にセットして耕耘作業を行なう。このモードに
設定すると、トラクタ1が左右方向に小刻みに揺動して
もその後方のロータリ耕耘装置18は常に水平となるよ
うに制御され、この結果、ロータリ耕耘装置18に畦立
器を装着して畦立作業を行なうと上面が水平な畦が形成
されることになる。
【0023】また、本機に作業機を装着して、本機平行
制御で作業を行なう場合、例えば畦塗り作業を行なう場
合には、前記傾斜モード切換スイッチ32を「揺動」位
置にセットする。この状態で機体を前進させると、機体
が傾いた方向に作業機も傾くが、その変化が速い場合、
言い換えると変化速度が設定された値よりも大きいとき
には角速度センサ33がそれを検知し、変化量分を作業
機傾斜角度に換算する。そして、作業機姿勢を算出され
た傾斜分だけ逆方向側に修正し、本機といっしょに傾こ
うとしている作業機の変化を抑える。
【0024】このため、トラクタ1の後輪6が凹凸部に
入り込んでも作業機側の方の姿勢変化は少なくなり、耕
耘畦立作業にあっては畦上面が水平で滑らかに形成さ
れ、畦塗作業にあっては変化の前後で畦上面に段差が生
じたり、亀裂が入ったりすることがなく、美麗な畦が形
成できるものである。
【0025】なお、この実施例においては、作業機傾斜
変更後の本機平行復帰出力は、角速度センサ変化検出値
が一定以下になったときに行なうようにしている。この
ように構成すれば、本機姿勢が安定した後、作業機を平
行復帰させることができ作業跡が滑らかになるものであ
る。この場合において、平行復帰出力は作業姿勢変更出
力よりも遅くするようにした。即ち、本機が左右方向に
傾いたために作業機の姿勢が大きく変わる際には油圧リ
フトロッドに対して速い制御出力を出すが、作業機を元
の対本機平行位置に復帰させる場合にはやや遅めの制御
出力を出すようにした。また、この場合において、平行
に戻すときの復帰出力はトラクタ1の速度に応じて変え
てもよい。
【0026】車速が速いときには平行復帰出力を速めに
出し、車速が遅いときには平行復帰出力を遅めに出すよ
うにすれば作業跡が不揃いとなることがない。また、こ
の実施例では、角速度センサの検出値が短い周期で左右
に小刻みに変化している場合には本機が左右に激しく揺
動していることが多いので、このような場合には強制的
に平行位置に戻すようにしている。
【0027】次に図4乃至図7について構成と作用を説
明する。図4、図5はロータリの鋤き込み制御に関する
ものである。鋤き込み制御とは、畦際で吊上げていたロ
ータリ耕耘装置」18を着地させて耕耘作業を開始する
ときの降下速度制御であり、吊上げているロータリ耕耘
装置18を下降させて耕耘部が地表面近くになるとその
降下速度を遅くして衝撃と抵抗が少ない状態でロータリ
耕耘作業を行なわそうとするものである。
【0028】このような鋤き込み作業開始時にローリン
グ制御が過剰に働くとリヤカバー23による耕深検出が
安定せず、鋤き込み跡も悪くなるので、鋤き込み制御中
だけローリング制御の動作速度を遅くするようにした。
図4では鋤き込み制御中はローリング制御の動作速度が
遅く(ステップS3)、鋤き込み制御でないとき、即
ち、畦際以外の部分を耕起しているときには、水平感度
スイッチ41で設定された感度でローリング制御が働く
ようにしている。
【0029】図5は同じ鋤き込み制御で傾きによってロ
ーリング制御の動作速度を変えたものである。トラクタ
1本機があまりにも大きく傾斜した場合には、作業機を
ある程度速く動かさないと耕耘跡が目立つ場合がある。
【0030】例えば、作業機の左右傾斜が3〜4度を検
出した場合は、水平復帰出力を通常の速度で行い、それ
より小さい角度では遅めの動作速度で水平復帰出力を出
すようにしたものである。図6、図7はトラクタ1のフ
ロントアクスル60にその揺動角を検出するポテンショ
メータ62を取り付けて後輪6の沈下量を算出し、沈下
量を考慮して油圧リフトロッド12aの制御量を補正す
るようにしたものである。
【0031】一般的に前輪5に掛かる重量は後輪6に掛
かる重量よりも小さい。また、フロントアクスル60は
揺動可能な構成のために前輪5の地面傾斜による沈下量
は後輪6に比べかなり小さい。従って、フロントアクス
ル60の揺動角と本機傾斜角との関係より後輪6の沈下
量を算出し、傾斜地制御における制御量補正を行なうこ
とでより精度の高い傾斜地平行制御が行なえる。
【0032】図7により作用を説明すると、図7(a)
は後輪6の正面図、図7(b)は前輪5の正面図、図7
(c)は傾斜地での後輪6の正面図、図7(d)は傾斜
地での前輪5の正面図である。図7(c)において、角
度αは水平面に対する機体の傾きで傾斜センサ14によ
って検出される。角度γは傾斜地の角度であり、同図は
後輪6が地面に沈下した状態を示している。図7(d)
における角度βはフロントアクスル60の揺動角を示
す。前輪5は沈下量が少ないので、(角度α−角度γ)
は、(角度α−角度β)に略等しいと見なされる。
【0033】従って、常に(角度α−角度β)を求めて
これを後輪6の沈下に基づく補正量として算出し、油圧
リフトロッド12aの伸縮量を決定すれば傾斜地であっ
ても、本機平行制御や自動ローリング制御を良好に行な
える。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明は、走行車体の左右傾斜
角を検出する傾斜センサと、走行車体の左右傾斜姿勢を
設定された角度に修正する姿勢変更手段とを備えた移動
農機であって、この移動農機は走行車体の左右ローリン
グ姿勢に拘わらず作業機を設定された対地角度に維持す
る自動ローリングモードと、走行車体のローリング状態
に追従しながら走行車体と作業機との関係を常に平行状
態に維持する本機平行制御モードを有し、更に走行車体
の左右傾斜速度を検出する角速度センサを設け、本機平
行制御モード時における傾斜の変化速度が大であるとき
には、作業機の姿勢変化を小さくするローリング角度補
正を行い、変化速度が小のときは、本機平行制御を継続
させる手段を設けたことを特徴とする動力農機のローリ
ング制御装置としたので、本機平行制御中に後輪が凹凸
部に入り込んで機体の傾きが瞬間的に大きく変わっても
作業機の方は姿勢が大きく変わらず、従って、畦や耕耘
跡に段差が生じたり、不連続状になるといった不具合が
なく、耕耘跡は美麗で同時に成形された畦もきれいに仕
上がる。
【0035】また、請求項2では、前記ローリング角度
補正は、角速度センサの変化量に応じて作業機の傾斜角
度を制御させてなる請求項1記載の動力農機のローリン
グ制御装置としたので、本機が左右方向に瞬間的に傾
き、その傾きの変化速度が大きい場合には本機平行制御
モードであってもローリング角度補正がなされることに
なって作業機の姿勢変化が抑えられ、耕耘跡が滑らかに
なると共に、段差のない良好な畦が形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体側面図である。
【図2】制御ブロック図である。
【図3】制御ボックスの平面図である。
【図4】鋤き込み制御のフローチャートである。
【図5】制御フローチャートである。
【図6】フロントアクスル部の正面図である。
【図7】作用説明図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 エンジン 3 ミッションケース 4 変速装置 5 前輪 6 後輪 7 油圧シリンダケース 8 リフトアーム 18 ロータリ耕耘装置 24 耕深センサ 25 耕深設定器 27 リフトアーム角センサ 32 傾斜モード切換スイッチ 33 角速度センサ 35 コントローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行車体の左右傾斜角を検出する傾斜セン
    サ14と、走行車体の左右傾斜姿勢を設定された角度に
    修正する姿勢変更手段12aとを備えた移動農機1であ
    って、この移動農機1は走行車体の左右ローリング姿勢
    に拘わらず作業機を設定された対地角度に維持する自動
    ローリングモードと、走行車体のローリング状態に追従
    しながら走行車体と作業機との関係を常に平行状態に維
    持する本機平行制御モードを有し、更に走行車体の左右
    傾斜速度を検出する角速度センサ33を設け、本機平行
    制御モード時における傾斜の変化速度が大であるときに
    は、作業機の姿勢変化を小さくするローリング角度補正
    を行い、変化速度が小のときは、本機平行制御を継続さ
    せる手段35を設けたことを特徴とする動力農機のロー
    リング制御装置。
  2. 【請求項2】前記ローリング角度補正は、角速度センサ
    33の変化量に応じて作業機の傾斜角度を制御させてな
    る請求項1記載の動力農機のローリング制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116979A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Ishikawajima Shibaura Mach Co Ltd 農用作業車
JP2007116980A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Ishikawajima Shibaura Mach Co Ltd 農用作業車

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116979A (ja) * 2005-10-27 2007-05-17 Ishikawajima Shibaura Mach Co Ltd 農用作業車
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