JP2003284345A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2003284345A
JP2003284345A JP2002086278A JP2002086278A JP2003284345A JP 2003284345 A JP2003284345 A JP 2003284345A JP 2002086278 A JP2002086278 A JP 2002086278A JP 2002086278 A JP2002086278 A JP 2002086278A JP 2003284345 A JP2003284345 A JP 2003284345A
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inductor
period
circuit
switching element
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JP2002086278A
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English (en)
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Yutaka Iwabori
裕 岩堀
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力電圧が入力電圧に比べて極めて高くなるよ
うな入出力条件でも使用でき、入出力間の干渉を抑制し
た小型で高効率の電源装置を提供する。 【解決手段】電源装置は、平滑コンデンサC1を有し商
用電源ACからの入力電流をスイッチングすることで平
滑コンデンサC1の両端間に所望のレベルの直流電圧を
生成する変換手段と、負荷回路LDへの供給電流を限流
する限流手段と、スイッチング素子Q1〜Q4のオン・
オフを制御する制御回路1とを備え、変換手段と限流手
段のインダクタを同一のインダクタL1で兼用してい
る。制御回路1は、少なくともインダクタL1及び平滑
コンデンサC1を含み且つ商用電源AC及び負荷回路L
Dを含まない電流ループを形成する期間を有し、全ての
期間においてインダクタL1を含む電流ループが商用電
源ACと負荷回路LDとを同時に含まないようにスイッ
チング素子Q1〜Q4のオン・オフを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電源装置の回路図を図18に示
す。この電源装置は、商用電源ACの交流電圧を全波整
流するダイオードブリッジのような整流回路DBを有
し、整流回路DBの直流出力端子間にインダクタL1
1、ダイオードD11、スイッチング素子Q12、イン
ダクタL12および負荷回路LDからなる直列回路を接
続するとともに、インダクタL11及びダイオードD1
1の接続点と整流回路DBの低圧側の出力端子との間に
スイッチング素子Q11を接続し、ダイオードD11及
びスイッチング素子Q12の接続点と整流回路DBの低
圧側の出力端子との間に平滑コンデンサC11を接続
し、さらにスイッチング素子Q12及びインダクタL1
2の接続点と整流回路DBの低圧側の出力端子との間に
ダイオードD12を接続して構成される。
【0003】ここに、インダクタL11とスイッチング
素子Q11とダイオードD11とでブーストコンバータ
を構成し、インダクタL12とスイッチング素子Q12
とダイオードD12とでバックコンバータを構成してお
り、スイッチング素子Q11,Q12は制御回路1から
入力される制御信号a,bによって電源周波数に比べて
十分高い周波数でスイッチングされる。
【0004】図19はスイッチング素子Q11,Q12
を制御する制御信号a,bと、インダクタL11,L1
2に流れるチョーク電流IL11,IL12の波形図を
示しており、スイッチング素子Q11,Q12は制御信
号a,bの信号レベルがHレベルになるとオンになる。
ここに、本回路ではスイッチング素子Q11,Q12が
共にオンする期間と、共にオフする期間とを交互に設け
ている。
【0005】スイッチング素子Q11,Q12が共にオ
ンする期間では、図20(a)に示すように、商用電源
AC→整流回路DB→インダクタL11→スイッチング
素子Q11→整流回路DB→商用電源ACの経路でチョ
ーク電流IL11が流れるとともに、平滑コンデンサC
11を電源として平滑コンデンサC11→インダクタL
12→負荷回路LD→平滑コンデンサC11の経路でチ
ョーク電流IL12が流れ、インダクタL11,L12
にエネルギが蓄積されるとともに、負荷回路LDにエネ
ルギが供給される。
【0006】また、スイッチング素子Q11,Q12が
共にオフする期間では、図20(b)に示すように、オ
ン期間にインダクタL11,L12に蓄積されたエネル
ギが放出され、インダクタL11→ダイオードD11→
平滑コンデンサC11→整流回路DB→商用電源AC→
整流回路DB→インダクタL11の経路でチョーク電流
IL11が流れて、平滑コンデンサC11を充電すると
ともに、インダクタL12→負荷回路LD→ダイオード
D12→インダクタL12の経路でチョーク電流IL1
2が流れて、負荷回路LDにエネルギが供給される。
【0007】このように、ブーストコンバータでは、ス
イッチング素子Q11がオン・オフを繰り返すことで、
入力電流歪を抑制しつつ、平滑コンデンサC11を充電
し、バックコンバータでは、スイッチング素子Q12が
オン・オフを繰り返すことで、平滑コンデンサC11を
電源として負荷回路LDに所望の電流を供給している。
【0008】ところで、この電源装置では、高調波歪改
善機能を有するブーストコンバータと限流機能を有する
バックコンバータとが直列に接続されて、2段の電力変
換を行っているため、回路効率が低下し、またブースト
コンバータのインダクタL21とバックコンバータのイ
ンダクタL22とを別々に設けており、比較的大型の部
品であるインダクタを2つ備えているので、電源装置が
大型化するという問題もあった。
【0009】そこで、図21に示すように、ブーストコ
ンバータとバックコンバータとでインダクタを共用して
回路構成を簡単にした電源装置が従来より提案されてい
る。この電源装置は、商用電源ACの交流電圧を全波整
流するダイオードブリッジのような整流回路DBを有
し、整流回路DBの直流出力端子間にスイッチング素子
Q21、インダクタL21、ダイオードD22および平
滑コンデンサC21からなる直列回路を接続するととも
に、スイッチング素子Q21及びインダクタL21の接
続点とダイオードD22及び平滑コンデンサC21の接
続点との間にスイッチング素子Q22を接続し、スイッ
チング素子Q21及びインダクタL21の接続点と整流
回路DBの低圧側の出力端子との間にダイオードD21
を接続し、さらにインダクタL21及びダイオードD2
2の接続点と整流回路DBの低圧側の出力端子との間
に、スイッチング素子Q24及び負荷回路LDの直列回
路と、スイッチング素子Q23とを接続して構成され
る。
【0010】ここで、スイッチング素子Q21〜Q24
は例えばトランジスタからなり、制御回路1より入力さ
れる制御信号a〜dによってオン・オフが制御される。
図22はインダクタL21に流れるチョーク電流IL2
1とスイッチング素子Q21〜Q24のオン・オフを制
御する制御信号a〜dの波形図を示しており、スイッチ
ング素子Q21,Q23がオン、スイッチング素子Q2
2,Q24がオフになる期間T1と、スイッチング素子
Q21がオン、スイッチング素子Q22〜Q24がオフ
になる期間T2と、スイッチング素子Q21,Q23が
オフ、スイッチング素子Q22,Q24がオンになる期
間T3と、スイッチング素子Q24がオン、スイッチン
グ素子Q21〜Q23がオフになる期間T4を順次繰り
返している。
【0011】先ず、期間T1においてスイッチング素子
Q21,Q23がオン、スイッチング素子Q22,Q2
4がオフになると、図23(a)に示すように、商用電
源AC→整流回路DB→スイッチング素子Q21→イン
ダクタL21→スイッチング素子Q23→整流回路DB
→商用電源ACの経路で入力電流が引き込まれて、チョ
ーク電流IL21が流れ、インダクタL21にエネルギ
が蓄積される。
【0012】その後、期間T2においてスイッチング素
子Q21がオン、スイッチング素子Q22〜Q24がオ
フになると、期間T1においてインダクタL21に蓄積
されたエネルギが放出され、図23(b)に示すよう
に、インダクタL21→ダイオードD22→平滑コンデ
ンサC21→整流回路DB→商用電源AC→整流回路D
B→スイッチング素子Q21→インダクタL21の経路
でチョーク電流IL21が流れて、平滑コンデンサC2
1が充電される。
【0013】次に、期間T3においてスイッチング素子
Q22,Q24がオン、スイッチング素子Q21,Q2
3がオフになると、図23(c)に示すように、平滑コ
ンデンサC21を電源として、平滑コンデンサC21→
スイッチング素子Q22→インダクタL21→スイッチ
ング素子Q24→負荷回路LD→平滑コンデンサC21
の経路で電流が流れて、負荷回路LDに負荷電流が供給
されるとともに、インダクタL21にエネルギが蓄積さ
れる。
【0014】そして、期間T4においてスイッチング素
子Q24がオン、スイッチング素子Q21〜Q23がオ
フになると、図23(d)に示すように、期間T3にお
いてインダクタL21に蓄積されたエネルギが放出さ
れ、インダクタL21→スイッチング素子Q24→負荷
回路LD→ダイオードD21→インダクタL21の経路
で電流が流れて、負荷回路LDに負荷電流が供給され
る。
【0015】制御回路1は、期間T1〜T4の繰り返し
周波数が電源周波数よりも十分高い周波数となるよう
に、スイッチング素子Q21〜Q24のオン・オフを制
御しており、上述した図18に示す電源装置と同様に、
入力電流歪を抑制しつつ、平滑コンデンサC21を充電
し、この平滑コンデンサC21を電源として負荷回路L
Dに所望の電流を供給することができる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述した後者の電源装
置では、部品数を削減するためにブーストコンバータの
インダクタとバックコンバータのインダクタとを1個の
インダクタL21で兼用しており、このような兼用型の
コンバータでは、各々のコンバータの挙動が他方のコン
バータの挙動に影響を与える虞があり、入力電圧の瞬時
的な変動によって出力電流が変動したり、負荷インピー
ダンスの急変に伴って入力電流歪が増加するなど、入出
力間の干渉が発生するという問題があった。
【0017】また、電源装置の入力電力と出力電力と
は、回路の損失を無視すると同じ値になるから、負荷回
路LDに印加される電圧が電源電圧よりも極めて高い場
合、出力電流は入力電流よりも極めて小さい値になり、
チョーク電流ILが負荷回路LDに流れる期間も短くて
済む。ここで、入力電流がインダクタL1を介して負荷
回路LDに直接流入するような電流ループを構成した場
合、入力電源から負荷への電力変換としては1段のみと
なるため、回路損失を少なくして効率を高めることがで
きるが、このような効果が得られるのは、その期間の時
比率が高い場合(1周期内でその期間の時間が比較的長
い場合)であり、上述のような入出力条件では、入力電
流がインダクタL1を介して負荷回路LDに直接流入す
るような期間の時比率は小さくなるから、効率向上の効
果はあまり期待できず、かえってスイッチングロスの増
大による悪影響の方が大きくなるという問題があった。
【0018】また、上述した後者の電源装置では、ブー
ストコンバータとバックコンバータとでインダクタL2
1を共用しているので、前者の電源装置に比べてインダ
クタL21の数を少なくできるが、ブースト動作を行う
期間Ta(=T1,T2)と、バック動作を行う期間T
b(=T3,T4)とが交互に繰り返すため、前者の電
源装置と略同じ出力とするためには、インダクタL21
に流れる電流IL21のピーク値が、前者の電源装置の
インダクタL11,L12に流れる電流IL11,IL
12のピーク値に比べて大幅に増大する。例えば、図2
4に示すように、前者の電源装置のインダクタL11,
L12に流れる電流IL11,IL12のピーク値が共
にIpであれば、インダクタL21に流れる電流IL2
1のピーク値は2×Ipとなる。そのため、インダクタ
L21に定格電流の大きな素子を用いる必要があり、そ
の結果インダクタL21が大型化し、電源装置の小型化
が難しいという問題もあった。
【0019】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、出力電圧が入力電圧
に比べて極めて高くなるような入出力条件でも使用で
き、入出力間の干渉を抑制した小型で高効率の電源装置
を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、商用電源からの入力電流に含
まれる高調波歪を改善する高調波歪改善機能と、負荷回
路に供給する電流を所望の値に限流するための限流機能
とを有する電源装置において、平滑コンデンサを有し、
入力電源からの入力電流を高周波でスイッチングするこ
とによって平滑コンデンサの両端間に所望のレベルの直
流電圧を生成する変換手段と、変換手段の出力又は入力
電源の何れかから負荷回路への供給電流を限流する限流
手段と、変換手段及び限流手段を構成するスイッチング
素子のオン・オフを制御する制御手段とを備え、変換手
段を構成するインダクタと限流手段を構成するインダク
タとを同一のインダクタで兼用してなり、制御手段は、
少なくともインダクタ及び平滑コンデンサを含み、且
つ、入力電源及び負荷回路を含まない電流ループを形成
する期間を有するとともに、全ての期間においてインダ
クタを含む電流ループが入力電源と負荷回路とを同時に
含まないようにスイッチング素子のオン・オフを制御す
ることを特徴とする。
【0021】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、制御手段は、スイッチングの1周期内に少なくと
も、インダクタに正の電圧が印加される第1の期間と、
インダクタに負の電圧が印加される第3の期間と、イン
ダクタの印加電圧が第1の期間よりも低く且つ第3の期
間よりも高い、第1の期間と第3の期間との間に設定さ
れる第2の期間とを少なくとも設定するように、スイッ
チング素子のオン・オフを制御することを特徴とする。
【0022】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、制御手段は、インダクタが、少なくとも平滑コン
デンサから放電電流が流れる第1の電流ループ、平滑コ
ンデンサに電流が流れない第2の電流ループ、平滑コン
デンサに充電電流が流れる第3の電流ループ、の順番で
各電流ループに含まれるように、スイッチング素子のオ
ン・オフを制御することを特徴とする。
【0023】請求項4の発明では、請求項1乃至3の何
れか一つの発明において、変換手段は、交流電源を全波
整流する整流回路の高圧側の出力端子に第1のスイッチ
ング素子を介して第1のダイオードのカソードとインダ
クタの一端とを接続するとともに、低圧側の出力端子に
第2のスイッチング素子の一端と第1のダイオードのア
ノードと第2のダイオードのカソードとを接続し、第2
のスイッチング素子の他端に第3のダイオードのカソー
ドと平滑コンデンサの一端とを接続し、第3のダイオー
ドのアノードに第3及び第4のスイッチング素子の一端
を接続し、インダクタの他端に第3のスイッチング素子
の他端と第4のダイオードのアノードとを接続し、第4
のダイオードのカソードと第3のダイオードのアノード
との間に負荷回路を接続し、第2のダイオードのアノー
ドに平滑コンデンサの他端及び第4のスイッチング素子
の他端を接続して構成されることを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本実施形態の電源
装置の回路図を図1に示す。この電源装置は、商用電源
ACの交流電圧を全波整流するダイオードブリッジのよ
うな整流回路DBを有し、整流回路DBの高圧側の出力
端子にスイッチング素子Q1(第1のスイッチング素
子)を介してダイオードD1(第1のダイオード)のカ
ソードとインダクタL1の一端とを接続するとともに、
低圧側の出力端子にスイッチング素子Q2(第2のスイ
ッチング素子)の一端とダイオードD1のアノードとダ
イオードD2(第2のダイオード)のカソードとを接続
し、スイッチング素子Q2の他端にダイオードD3(第
3のダイオード)のカソードと平滑コンデンサC1の一
端とを接続し、ダイオードD3のアノードにスイッチン
グ素子Q3,Q4(第3及び第4のスイッチング素子)
の一端を接続し、インダクタL1の他端にスイッチング
素子Q3の他端とダイオードD4(第4のダイオード)
のアノードとを接続し、ダイオードD4のカソードとダ
イオードD3のアノードとの間に負荷回路LDを接続
し、ダイオードD2のアノードに平滑コンデンサC1の
他端及びスイッチング素子Q4の他端を接続して構成さ
れる。尚、負荷回路LDとしては例えば放電灯を含む負
荷回路が用いられる。
【0025】スイッチング素子Q1〜Q4は例えばトラ
ンジスタからなり、制御回路1より入力される制御信号
a〜dによってオン・オフが制御される。図2はスイッ
チング素子Q1〜Q4のオン・オフを制御する制御信号
a〜dのタイムチャートを示しており、スイッチング素
子Q2〜Q4がオン、スイッチング素子Q1がオフにな
る期間T1と、スイッチング素子Q4がオン、スイッチ
ング素子Q1〜Q3がオフになる期間T2と、スイッチ
ング素子Q1,Q3がオン、スイッチング素子Q2,Q
4がオフになる期間T3を、期間T1,T2,T3の順
番で順次繰り返している。なお、制御回路1では、期間
T1〜T3の繰り返し周波数が電源周波数よりも十分高
い周波数となるように、スイッチング素子Q1〜Q4の
オン・オフを制御している。
【0026】ここで、各期間T1〜T3における本回路
の動作を図3及び図4を参照して説明する。尚、図3
(a)〜(c)はそれぞれ期間T1〜T3における電流
経路の説明図であり、電流の流れる経路を点線で示して
いる。
【0027】期間T1においてスイッチング素子Q2〜
Q4がオン、スイッチング素子Q1がオフになると、図
3(a)に示すように、期間T3において電解コンデン
サよりなる平滑コンデンサC1に充電された電荷が放出
され、平滑コンデンサC1→スイッチング素子Q2→ダ
イオードD1→インダクタL1→スイッチング素子Q3
→スイッチング素子Q4→平滑コンデンサC1の経路で
電流が流れ、インダクタL1にエネルギが蓄積される。
図4(a)は期間T1における本回路の等価回路であ
り、平滑コンデンサC1の両端間にインダクタL1が接
続されたような回路になる。
【0028】次に、期間T2においてスイッチング素子
Q4がオン、スイッチング素子Q1〜Q3がオフになる
と、図3(b)に示すように、インダクタL1に蓄積さ
れたエネルギが放出されて、インダクタL1→ダイオー
ドD4→負荷回路LD→スイッチング素子Q4→ダイオ
ードD2→ダイオードD1→インダクタL1の経路で電
流が流れ、負荷回路LDに負荷電流が供給される。図4
(b)は期間T3における本回路の等価回路であり、イ
ンダクタL1の両端間に負荷回路LDが接続されたよう
な回路になる。
【0029】その後、期間T3においてスイッチング素
子Q1,Q3がオン、スイッチング素子Q2,Q4がオ
フになると、図3(c)に示すように、商用電源ACか
ら入力電流が引き込まれて、商用電源AC→整流回路D
B→スイッチング素子Q1→インダクタL1→スイッチ
ング素子Q3→ダイオードD3→平滑コンデンサC1→
ダイオードD2→整流回路DB→商用電源ACの経路で
電流が流れ、平滑コンデンサC1が充電される。図4
(c)は期間T3における本回路の等価回路であり、商
用電源AC及び整流回路DBからなる直流電源Eの両端
間にインダクタL1と平滑コンデンサC1との直列回路
が接続されたような回路になる。
【0030】このように本回路では1個のインダクタL
1で、力率改善機能を有するブーストコンバータのチョ
ークと、出力電流制限機能を有するバックコンバータの
チョークを兼用しているので、従来例で説明した図18
の電源装置に比べて部品点数を少なくできる。
【0031】また、図5はインダクタL1に流れるチョ
ーク電流ILの波形図を示しており、チョーク電流IL
の電流波形は、期間T1では徐々に増加し、期間T2,
T3では徐々に減少するような台形波形となる。なお、
チョーク電流ILの内、入力電流に寄与する部分は期間
T3に流れる電流(図5中のA1部)であり、出力電流
に寄与する部分は期間T2に流れる電流(図5中のA2
部)である。
【0032】ここで、平滑コンデンサC1の両端電圧を
VC1、入力電圧(整流回路DBの出力電圧)をVin、負
荷回路LDの印加電圧をVLDとすると、期間T1におけ
るチョーク電圧VLT1はVLT1=VC1、期間T2におけ
るチョーク電圧VLT2はVL T2=−VLD、期間T3にお
けるチョーク電圧VLT3はVLT3=Vin−VC1となる。
本回路では変換手段としての動作によって平滑コンデン
サC1の両端電圧VC1を入力電圧Vinよりも十分高い電
圧に設定しているので(VC1>Vin)、VLT1>VLT2
>VLT3という関係が常に成立する。ここに、各期間T
1〜T3におけるチョーク電流ILの傾き(変化率)Δ
ILT1〜ΔILT3は、その期間におけるチョーク電圧V
T1〜VLT3の電圧値によって決まるので、第1の期間
T1における傾きΔILT1は正の値、第3の期間T3に
おける傾きΔILT3は負の値となる。また第1の期間T
1と第3の期間T3との間に設けた第2の期間T2にお
けるチョーク電流ILの傾きΔILT2は、期間T1中の
傾きΔILT1よりも小さく、且つ、期間T3中の傾きΔ
ILT3よりも大きい負の値となるので、チョーク電流I
Lの傾きは期間T1、T2、T3の順番で徐々に小さく
なり(ΔILT1>ΔILT2>ΔILT3)、その波形は図
5に示すような台形状の波形となる。
【0033】ところで、入出力電圧に対する電力変換量
は、インダクタL1に流れるチョーク電流ILの平均値
に比例して増減するのであるが、従来技術で説明した図
20の電源装置ではチョーク電流ILの電流波形が三角
波形となっているのに対して、本実施形態ではチョーク
電流ILの電流波形を台形波形としているので、平均電
流値及びスイッチングの周期が同じ値であれば、電流波
形が三角波形の場合に比べてチョーク電流ILのピーク
値を低減することができる。したがって、インダクタL
1に定格電流が小さい小型のものを用いることができ、
電源装置の小型化が図れる。
【0034】また、本回路では、インダクタを含む電流
ループ内に入力電源と負荷回路LDとが同時に存在する
期間が生じないように制御回路1が各スイッチング素子
Q1〜Q4のオン・オフを制御している。ここで、回路
の損失を無視すると、電力変換回路の入力電力と出力電
力とは同じ値になるから、負荷回路LDに印加される電
圧が電源電圧よりも極めて高い場合、出力電流は入力電
流よりも極めて小さい値になり、チョーク電流ILが負
荷回路LDに流れる期間も短くて済む。
【0035】ところで、入力電流がインダクタL1を介
して負荷回路LDに直接流入するような電流ループを構
成した場合、入力電源から負荷への電力変換としては1
段のみとなるため、回路損失を少なくして効率を高める
ことができるが、このような効果が得られるのは、その
期間の時比率が高い場合(1周期内でその期間の時間が
比較的長い場合)であり、上述のような入出力条件で
は、入力電流がインダクタL1を介して負荷回路LDに
直接流入するような期間の時比率は小さくなるから、効
率向上の効果はあまり期待できず、かえってスイッチン
グロスの増大による悪影響の方が大きくなる。そこで、
本回路ではインダクタを含む電流ループ内に入力電源と
負荷回路LDとが同時に存在する期間が生じないように
制御回路1が各スイッチング素子Q1〜Q4のオン・オ
フを制御しているので、スイッチングロスによる悪影響
を無くして、良好な動作を行わせることができる。
【0036】また、本回路ではインダクタL1と平滑コ
ンデンサC1のみからなる閉ループを形成して、インダ
クタL1と平滑コンデンサC1との間でエネルギを授受
する期間T1を設けている。1個のインダクタL1でブ
ーストコンバータのチョークとバックコンバータのチョ
ークを兼用するような兼用型のコンバータでは、各々の
コンバータの挙動が、他方のコンバータの挙動に影響を
与えやすいが、期間T1においてインダクタL1と平滑
コンデンサC1のみからなる閉ループを形成し、入力側
および負荷側と無関係な動作をさせることで、期間T2
の初期電流を安定させることができる。したがって、入
力電源が変動したり、負荷変動が発生したとしても、入
出力間の干渉を抑制でき、その結果入力電源又は負荷が
不安定な場合でも使用可能な小型で高効率の電源装置を
実現できる。
【0037】(実施形態2)本発明の実施形態2を図6
乃至図9を参照して説明する。尚、電源装置の回路構成
は実施形態1と同一であるので、その説明は省略し、本
実施形態の特徴である回路動作のみを以下に説明する。
【0038】図6はスイッチング素子Q1〜Q4のオン
・オフを制御する制御信号a〜dのタイムチャートを示
しており、スイッチング素子Q2〜Q4がオン、スイッ
チング素子Q1がオフになる期間T1と、スイッチング
素子Q1,Q3,Q4がオン、スイッチング素子Q2が
オフになる期間T2と、全てのスイッチング素子Q1〜
Q4がオフになる期間T3を、期間T1,T2,T3の
順番で順次繰り返している。なお、制御回路1では、期
間T1〜T3の繰り返し周波数が電源周波数よりも十分
高い周波数となるように、スイッチング素子Q1〜Q4
のオン・オフを制御している。
【0039】ここで、各期間T1〜T3における本回路
の動作を図7及び図8を参照して説明する。尚、図7
(a)〜(c)はそれぞれ期間T1〜T3における電流
経路の説明図であり、電流の流れる経路を点線で示して
いる。
【0040】期間T1においてスイッチング素子Q2〜
Q4がオン、スイッチング素子Q1がオフになると、図
7(a)に示すように、期間T3において平滑コンデン
サC1に充電された電荷が放出されて、平滑コンデンサ
C1→スイッチング素子Q2→ダイオードD1→インダ
クタL1→スイッチング素子Q3→スイッチング素子Q
4→平滑コンデンサC1の経路で電流が流れ、インダク
タL1にエネルギが蓄積される。図8(a)は期間T1
における本回路の等価回路であり、平滑コンデンサC1
の両端間にインダクタL1が接続されたような回路にな
る。
【0041】次に、期間T2においてスイッチング素子
Q1,Q3,Q4ががオン、スイッチング素子Q2オフ
になると、図7(b)に示すように、商用電源ACから
入力電流が引き込まれ、商用電源AC→整流回路DB→
スイッチング素子Q1→インダクタL1→スイッチング
素子Q3→スイッチング素子Q4→ダイオードD2→整
流回路DB→商用電源ACの経路で電流が流れ、インダ
クタL1にエネルギが蓄積される。図8(b)は期間T
2における本回路の等価回路であり、商用電源AC及び
整流回路DBからなる直流電源Eの両端間にインダクタ
L1が接続されたような回路になる。
【0042】その後、期間T3において全てのスイッチ
ング素子Q1〜Q4がオフになると、図7(c)に示す
ように、期間T1,T2にインダクタL1に蓄積された
エネルギが放出され、インダクタL1→ダイオードD4
→負荷回路LD→ダイオードD3→平滑コンデンサC1
→ダイオードD2→ダイオードD1→インダクタL1の
経路で電流が流れ、負荷回路LDに負荷電流が供給され
るとともに、平滑コンデンサC1が充電される。図8
(c)は期間T3における本回路の等価回路であり、イ
ンダクタL1の両端間に負荷回路LDと平滑コンデンサ
C1との直列回路が接続されたような回路になる。
【0043】このように本回路では1個のインダクタL
1で、力率改善機能を有するブーストコンバータのチョ
ークと、出力電流制限機能を有するバックコンバータの
チョークを兼用しているので、従来例で説明した図18
の電源装置に比べて部品点数を少なくできる。
【0044】また、図9はインダクタL1に流れるチョ
ーク電流ILの波形図を示し、チョーク電流ILの電流
波形は期間T1,T2では徐々に増加し、期間T3では
徐々に減少するような台形波形となる。なお、チョーク
電流ILの内、入力電流に寄与する部分は期間T2に流
れる電流(図9中のA1部)であり、出力電流に寄与す
る部分は期間T3に流れる電流(図9中のA2部)であ
る。
【0045】ここで、期間T1におけるチョーク電圧V
T1はVLT1=VC1、期間T2におけるチョーク電圧V
T2はVLT2=Vin、期間T3におけるチョーク電圧V
T3はVLT3=−VLD−VC1となる。本回路では変換手
段の動作によって平滑コンデンサC1の両端電圧VC1を
入力電圧Vinよりも十分高い電圧に設定しているので
(VC1>Vin)、VLT1>VLT2>VLT3という関係が
常に成立する。ここに、各期間T1〜T3におけるチョ
ーク電流ILの傾き(変化率)ΔILT1〜ΔIL T3は、
その期間におけるチョーク電圧VLT1〜VLT3の電圧値
によって決まるので、第1の期間T1における傾きΔI
T1は正の値、第3の期間T3における傾きΔILT3
負の値となる。また第1の期間T1と第3の期間T3と
の間に設けた第2の期間T2におけるチョーク電流IL
の傾きΔILT2は、期間T1中の傾きΔILT1よりも小
さく、且つ、期間T3中の傾きΔILT3よりも大きい正
の値となるので、チョーク電流ILの傾きは期間T1、
T2、T3の順番で徐々に小さくなり(ΔILT1>ΔI
T2>ΔILT3)、その波形は図9に示すような台形状
の波形となる。
【0046】上述のように本回路においても、実施形態
1と同様に、チョーク電流ILの電流波形が台形波形と
なるよう、スイッチング素子Q1〜Q4のオン・オフを
制御しているので、チョーク電流の平均電流値及びスイ
ッチングの周期が同じ値であれば、電流波形が三角波形
の場合に比べてチョーク電流ILのピーク値を低減する
ことができる。したがって、インダクタL1に定格電流
が小さい小型のものを用いることができ、電源装置の小
型化が図れる。
【0047】また、本回路でも、インダクタを含む電流
ループ内に入力電源と負荷回路LDとが同時に存在する
期間が生じないように制御回路1が各スイッチング素子
Q1〜Q4のオン・オフを制御しており、実施形態1で
説明したように、入力電圧に比べて出力電圧の方が極め
て高くなるような使用条件下では、スイッチングロスに
よる悪影響を無くして、良好な動作を行わせることがで
きる。
【0048】さらに、本回路では、インダクタL1と平
滑コンデンサC1のみからなる閉ループを形成して、イ
ンダクタL1と平滑コンデンサC1との間でエネルギを
授受する期間T1を設けている。1個のインダクタL1
でブーストコンバータのチョークとバックコンバータの
チョークを兼用するような兼用型のコンバータでは、各
々のコンバータの挙動が、他方のコンバータの挙動に影
響を与えやすいが、期間T1においてインダクタL1と
平滑コンデンサC1のみからなる閉ループを形成し、入
力側および負荷側と無関係な動作をさせることで、期間
T2の初期電流を安定させることができる。したがっ
て、入力電源が変動したり、負荷変動が発生したとして
も、入出力間の干渉を抑制でき、その結果入力電源又は
負荷が不安定な場合でも使用可能な小型で高効率の電源
装置を実現できる。
【0049】(実施形態3)本発明の実施形態3を図1
0乃至図13を参照して説明する。尚、電源装置の回路
構成は実施形態1と同一であるので、その説明は省略
し、本実施形態の特徴である回路動作のみを以下に説明
する。
【0050】図10はスイッチング素子Q1〜Q4のオ
ン・オフを制御する制御信号a〜dのタイムチャートを
示しており、スイッチング素子Q2,Q4がオン、スイ
ッチング素子Q1,Q3がオフになる期間T1と、スイ
ッチング素子Q1,Q3,Q4がオン、スイッチング素
子Q2がオフになる期間T2と、スイッチング素子Q3
がオン、スイッチング素子Q1,Q2,Q4がオフにな
る期間T3を、期間T1,T2,T3の順番で順次繰り
返している。なお、制御回路1では、期間T1〜T3の
繰り返し周波数が電源周波数よりも十分高い周波数とな
るように、スイッチング素子Q1〜Q4のオン・オフを
制御している。
【0051】ここで、各期間T1〜T3における本回路
の動作を図11及び図12を参照して説明する。尚、図
11(a)〜(c)はそれぞれ期間T1〜T3における
電流経路の説明図であり、電流の流れる経路を点線で示
している。
【0052】期間T1においてスイッチング素子Q2,
Q4がオン、スイッチング素子Q1,Q3がオフになる
と、図11(a)に示すように、期間T3において平滑
コンデンサC1に充電された電荷が放出されて、平滑コ
ンデンサC1→スイッチング素子Q2→ダイオードD1
→インダクタL1→ダイオードD4→負荷回路LD→ス
イッチング素子Q4→平滑コンデンサC1の経路で電流
が流れ、インダクタL1にエネルギが蓄積されるととも
に、負荷回路LDに負荷電流が供給される。図12
(a)は期間T1における本回路の等価回路であり、平
滑コンデンサC1の両端間にインダクタL1と負荷回路
LDとの直列回路が接続されたような回路になる。
【0053】次に、期間T2においてスイッチング素子
Q1,Q3,Q4がオン、スイッチング素子Q2がオフ
になると、図11(b)に示すように、商用電源ACか
ら入力電流が引き込まれ、商用電源AC→整流回路DB
→スイッチング素子Q1→インダクタL1→スイッチン
グ素子Q3→スイッチング素子Q4→ダイオードD2→
整流回路DB→商用電源ACの経路で電流が流れ、イン
ダクタL1にエネルギが蓄積される。図12(b)は期
間T2における本回路の等価回路であり、直流電源Eの
両端間にインダクタL1が接続されたような回路にな
る。
【0054】その後、期間T3においてスイッチング素
子Q3がオン、スイッチング素子Q1,Q2,Q4がオ
フになると、図11(c)に示すように、インダクタL
1に蓄積されたエネルギが放出されて、インダクタL1
→スイッチング素子Q3→ダイオードD3→平滑コンデ
ンサC1→ダイオードD2→ダイオードD1→インダク
タL1の経路で電流が流れ、平滑コンデンサC1が充電
される。図12(c)は期間T3における本回路の等価
回路であり、インダクタL1の両端間に平滑コンデンサ
C1が期間T1と逆向きに接続されたような回路にな
る。
【0055】このように本回路では1個のインダクタL
1で、力率改善機能を有するブーストコンバータのチョ
ークと、出力電流制限機能を有するバックコンバータの
チョークを兼用しているので、従来例で説明した図18
の電源装置に比べて部品点数を少なくできる。
【0056】また、図13はインダクタL1に流れるチ
ョーク電流ILの波形図を示し、チョーク電流ILの電
流波形は期間T1,T2では徐々に増加し、期間T3で
は徐々に減少するような台形波形となっている。なお、
チョーク電流ILの内、入力電流に寄与する部分は期間
T2に流れる電流(図13中のA1部)であり、出力電
流に寄与する部分は期間T3に流れる電流(図13中の
A2部)である。
【0057】ここで、期間T1におけるチョーク電圧V
T1はVLT1=VC1−VLD、期間T2におけるチョーク
電圧VLT2はVLT2=Vin、期間T3におけるチョーク
電圧VLT3はVLT3=−VC1となる。本回路では変換手
段の動作によって平滑コンデンサC1の両端電圧VC1を
入力電圧Vinよりも十分高い電圧に設定しているので、
VLT1>VLT2>VLT3という関係が常に成立する。こ
こに、各期間T1〜T3におけるチョーク電流ILの傾
き(変化率)ΔILT1〜ΔILT3は、その期間における
チョーク電圧VLT1〜VLT3の電圧値によって決まるの
で、第1の期間T1における傾きΔILT1は正の値、第
3の期間T3における傾きΔILT3は負の値となる。ま
た第1の期間T1と第3の期間T3との間に設けた第2
の期間T2におけるチョーク電流ILの傾きΔIL
T2は、期間T1中の傾きΔILT1よりも小さく、且つ、
期間T3中の傾きΔILT3よりも大きい正の値となるの
で、チョーク電流ILの傾きは期間T1、T2、T3の
順番で徐々に小さくなり(ΔILT1>ΔILT2>ΔIL
T3)、その波形は図13に示すような台形状の波形とな
る。
【0058】上述のように本回路においても、実施形態
1と同様に、チョーク電流ILの電流波形が台形波形と
なるよう、スイッチング素子Q1〜Q4のオン・オフを
制御しているので、チョーク電流の平均電流値及びスイ
ッチングの周期が同じ値であれば、電流波形が三角波形
の場合に比べてチョーク電流ILのピーク値を低減する
ことができる。したがって、インダクタL1に定格電流
が小さい小型のものを用いることができ、電源装置の小
型化が図れる。
【0059】また、本回路でも、インダクタを含む電流
ループ内に入力電源と負荷回路LDとが同時に存在する
期間が生じないように制御回路1が各スイッチング素子
Q1〜Q4のオン・オフを制御しているので、実施形態
1で説明したように入力電圧に比べて出力電圧の方が極
めて高くなるような使用条件下では、スイッチングロス
による悪影響を無くして、良好な動作を行わせることが
できる。
【0060】さらに、本回路では、インダクタL1と平
滑コンデンサC1のみからなる閉ループを形成して、イ
ンダクタL1と平滑コンデンサC1との間でエネルギを
授受する期間T3を設けている。1個のインダクタL1
でブーストコンバータのチョークとバックコンバータの
チョークを兼用するような兼用型のコンバータでは、各
々のコンバータの挙動が、他方のコンバータの挙動に影
響を与えやすいが、期間T1においてインダクタL1と
平滑コンデンサC1のみからなる閉ループを形成し、入
力側および負荷側と無関係な動作をさせることで、期間
T1の初期電流を安定させることができる。したがっ
て、入力電源が変動したり、負荷変動が発生したとして
も、入出力間の干渉を抑制でき、その結果入力電源又は
負荷が不安定な場合でも使用可能な小型で高効率の電源
装置を実現できる。
【0061】(実施形態4)本発明の実施形態4を図1
4乃至図17を参照して説明する。尚、電源装置の回路
構成は実施形態1と同一であるので、その説明は省略
し、本実施形態の特徴である回路動作のみを以下に説明
する。
【0062】図14はスイッチング素子Q1〜Q4のオ
ン・オフを制御する制御信号a〜dのタイムチャートを
示しており、全てのスイッチング素子Q1〜Q4がオン
になる期間T1と、スイッチング素子Q4がオン、スイ
ッチング素子Q1〜Q3がオフになる期間T2と、スイ
ッチング素子Q3がオン、スイッチング素子Q1,Q
2,Q4がオフになる期間T3を、期間T1,T2,T
3の順番で順次繰り返している。なお、制御回路1で
は、期間T1〜T3の繰り返し周波数が電源周波数より
も十分高い周波数となるように、スイッチング素子Q1
〜Q4のオン・オフを制御している。
【0063】ここで、各期間T1〜T3における本回路
の動作を図15及び図16を参照して説明する。尚、図
15(a)〜(c)はそれぞれ期間T1〜T3における
電流経路の説明図であり、電流の流れる経路を点線で示
している。
【0064】期間T1において全てのスイッチング素子
Q1〜Q4がオンになると、図155(a)に示すよう
に、期間T3において平滑コンデンサC1に蓄積された
電荷が放出されるとともに、商用電源ACから入力電流
が引き込まれ、商用電源AC→整流回路DB→スイッチ
ング素子Q1→インダクタL1→スイッチング素子Q3
→スイッチング素子Q4→平滑コンデンサC1→スイッ
チング素子Q2→整流回路DB→商用電源ACの経路で
電流が流れて、インダクタL1にエネルギが蓄積され
る。図16(a)は期間T1における本回路の等価回路
であり、商用電源AC及び整流回路DBからなる直流電
源Eと平滑コンデンサC1との直列回路の両端間にイン
ダクタL1が接続されたような回路になる。
【0065】次に、期間T2においてスイッチング素子
Q4がオン、スイッチング素子Q1〜Q3がオフになる
と、図15(b)に示すように、期間T1でインダクタ
L1に蓄積されたエネルギが放出され、インダクタL1
→ダイオードD4→負荷回路LD→スイッチング素子Q
4→ダイオードD2→ダイオードD1→インダクタL1
の経路で電流が流れ、負荷回路LDに負荷電流が供給さ
れる。図16(b)は期間T2における本回路の等価回
路であり、インダクタL1の両端間に負荷回路LDが接
続されたような回路になる。
【0066】その後、期間T3においてスイッチング素
子Q3がオン、スイッチング素子Q1,Q2,Q4がオ
フになると、図15(c)に示すように、期間T2に引
き続いてインダクタL1に蓄積されたエネルギが放出さ
れて、インダクタL1→スイッチング素子Q3→ダイオ
ードD3→平滑コンデンサC1→ダイオードD2→ダイ
オードD1→インダクタL1の経路で電流が流れ、平滑
コンデンサC1が充電される。図16(c)は期間T3
における本回路の等価回路であり、インダクタL1の両
端間に平滑コンデンサC1が期間T1と逆向きに接続さ
れたような回路になる。
【0067】このように本回路では1個のインダクタL
1で、力率改善機能を有するブーストコンバータのチョ
ークと、出力電流制限機能を有するバックコンバータの
チョークを兼用しているので、従来例で説明した図18
の電源装置に比べて部品点数を少なくできる。
【0068】また、図17はインダクタL1に流れるチ
ョーク電流ILの波形図を示し、チョーク電流ILの電
流波形は期間T1では徐々に増加し、期間T2,T3で
は徐々に減少するような台形波形となっている。なお、
チョーク電流ILの内、入力電流に寄与する部分は期間
T1に流れる電流(図17中のA1部)であり、出力電
流に寄与する部分は期間T2に流れる電流(図17中の
A2部)である。
【0069】ここで、期間T1におけるチョーク電圧V
T1はVLT1=Vin+VC1、期間T2におけるチョーク
電圧VLT2はVLT2=−VLD、期間T3におけるチョー
ク電圧VLT3はVLT3=−VC1となる。本回路では変換
手段の動作によって平滑コンデンサC1の両端電圧VC1
を入力電圧Vinよりも十分高い電圧に設定しているの
で、VLT1>VLT2>VLT3という関係が常に成立す
る。ここに、各期間T1〜T3におけるチョーク電流I
Lの傾き(変化率)ΔILT1〜ΔILT3は、その期間に
おけるチョーク電圧VLT1〜VLT3の電圧値によって決
まるので、第1の期間T1における傾きΔILT1は正の
値、第3の期間T3における傾きΔILT3は負の値とな
る。また第1の期間T1と第3の期間T3との間に設け
た第2の期間T2におけるチョーク電流ILの傾きΔI
T2は、期間T1中の傾きΔILT1よりも小さく、且
つ、期間T3中の傾きΔILT3よりも大きい負の値とな
るので、チョーク電流ILの傾きは期間T1、T2、T
3の順番で徐々に小さくなり(ΔILT1>ΔILT2>Δ
ILT3)、その波形は図17に示すような台形波形とな
る。
【0070】上述のように本回路においても、実施形態
1と同様に、チョーク電流ILの電流波形が台形波形と
なるよう、スイッチング素子Q1〜Q4のオン・オフを
制御しているので、チョーク電流の平均電流値及びスイ
ッチングの周期が同じ値であれば、電流波形が三角波形
の場合に比べてチョーク電流ILのピーク値を低減する
ことができる。したがって、インダクタL1に定格電流
が小さい小型のものを用いることができ、電源装置の小
型化が図れる。
【0071】また、本回路でも、インダクタを含む電流
ループ内に入力電源と負荷回路LDとが同時に存在する
期間が生じないように制御回路1が各スイッチング素子
Q1〜Q4のオン・オフを制御しており、実施形態1で
説明したように入力電圧に比べて出力電圧の方が極めて
高くなるような使用条件下では、スイッチングロスによ
る悪影響を無くして、良好な動作を行わせることができ
る。
【0072】さらに、本回路では、インダクタL1と平
滑コンデンサC1のみからなる閉ループを形成して、イ
ンダクタL1と平滑コンデンサC1との間でエネルギを
授受する期間T3を設けている。1個のインダクタL1
でブーストコンバータのチョークとバックコンバータの
チョークを兼用するような兼用型のコンバータでは、各
々のコンバータの挙動が、他方のコンバータの挙動に影
響を与えやすいが、期間T1においてインダクタL1と
平滑コンデンサC1のみからなる閉ループを形成し、入
力側および負荷側と無関係な動作をさせることで、期間
T1の初期電流を安定させることができる。したがっ
て、入力電源が変動したり、負荷変動が発生したとして
も、入出力間の干渉を抑制でき、その結果入力電源又は
負荷が不安定な場合でも使用可能な小型で高効率の電源
装置を実現できる。
【0073】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、商用
電源からの入力電流に含まれる高調波歪を改善する高調
波歪改善機能と、負荷回路に供給する電流を所望の値に
限流するための限流機能とを有する電源装置において、
平滑コンデンサを有し、入力電源からの入力電流を高周
波でスイッチングすることによって平滑コンデンサの両
端間に所望のレベルの直流電圧を生成する変換手段と、
変換手段の出力又は入力電源の何れかから負荷回路への
供給電流を限流する限流手段と、変換手段及び限流手段
を構成するスイッチング素子のオン・オフを制御する制
御手段とを備え、変換手段を構成するインダクタと限流
手段を構成するインダクタとを同一のインダクタで兼用
してなり、制御手段は、少なくともインダクタ及び平滑
コンデンサを含み、且つ、入力電源及び負荷回路を含ま
ない電流ループを形成する期間を有するとともに、全て
の期間においてインダクタを含む電流ループが入力電源
と負荷回路とを同時に含まないようにスイッチング素子
のオン・オフを制御することを特徴とし、部品数の削減
を目的として変換手段を構成するインダクタと限流手段
を構成するインダクタとを同一のインダクタで兼用して
いるために、変換手段および限流手段のそれぞれの動作
が他方に影響を与える虞があるが、制御手段は、少なく
ともインダクタ及び平滑コンデンサを含み、且つ、入力
電源及び負荷回路を含まない電流ループを形成する期間
を設けており、この期間では入力電源及び負荷回路に関
係なく、インダクタと平滑コンデンサとの間でエネルギ
ーの授受を行っているので、限流手段としての動作が変
換手段の動作に与える影響を少なくでき、入力電源や負
荷回路の動作が不安定な場合でも変換手段の動作を安定
させることができるという効果がある。また、入力電流
がインダクタを介して負荷回路に直接流入するような電
流ループを形成した場合、入力電源から負荷回路への電
力変換としては1段のみとなるため、回路損失の低減を
図ることができるが、出力電圧が入力電圧に比べて極め
て高い場合には、出力電流が入力電流よりも極めて小さ
い値になり、入力電流がインダクタを介して負荷回路に
直接流入する期間の時比率が短くなるため、かえってス
イッチングロスの増大による悪影響の方が大きくなる
が、本発明ではインダクタを含む電流ループ内に入力電
源と負荷回路とが同時に存在する期間が生じないように
制御回路がスイッチング素子のオン・オフを制御してい
るので、スイッチングロスによる悪影響を無くして、良
好な動作を行わせることができるという効果がある。
【0074】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、制御手段は、スイッチングの1周期内に少なくと
も、インダクタに正の電圧が印加される第1の期間と、
インダクタに負の電圧が印加される第3の期間と、イン
ダクタの印加電圧が第1の期間よりも低く且つ第3の期
間よりも高い、第1の期間と第3の期間との間に設定さ
れる第2の期間とを少なくとも設定するように、スイッ
チング素子のオン・オフを制御することを特徴とし、イ
ンダクタに流れる電流の変化率はインダクタに印加され
る電圧の値に比例するので、インダクタに流れる電流の
変化率を第1の期間では正、第3の期間では負、第1の
期間と第3の期間の間の期間では第1の期間よりも低く
且つ第3の期間よりも高い値に設定して、インダクタに
流れる電流の波形を台形状とすることができる。その結
果、インダクタに流れる電流の平均値が同じであれば、
ピーク電流を小さくでき、インダクタに定格の小さい小
型の部品を使用することができるから、電源装置の小型
化が図れるという効果がある。
【0075】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、制御手段は、インダクタが、少なくとも平滑コンデ
ンサから放電電流が流れる第1の電流ループ、平滑コン
デンサに電流が流れない第2の電流ループ、平滑コンデ
ンサに充電電流が流れる第3の電流ループ、の順番で各
電流ループに含まれるように、スイッチング素子のオン
・オフを制御することを特徴とし、請求項2の発明と同
様の効果を奏する。
【0076】請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れ
か一つの発明において、変換手段は、交流電源を全波整
流する整流回路の高圧側の出力端子に第1のスイッチン
グ素子を介して第1のダイオードのカソードとインダク
タの一端とを接続するとともに、低圧側の出力端子に第
2のスイッチング素子の一端と第1のダイオードのアノ
ードと第2のダイオードのカソードとを接続し、第2の
スイッチング素子の他端に第3のダイオードのカソード
と平滑コンデンサの一端とを接続し、第3のダイオード
のアノードに第3及び第4のスイッチング素子の一端を
接続し、インダクタの他端に第3のスイッチング素子の
他端と第4のダイオードのアノードとを接続し、第4の
ダイオードのカソードと第3のダイオードのアノードと
の間に負荷回路を接続し、第2のダイオードのアノード
に平滑コンデンサの他端及び第4のスイッチング素子の
他端を接続して構成されることを特徴とし、請求項1乃
至3の発明と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の電源装置の回路図である。
【図2】同上に用いるスイッチング素子の動作を説明す
るタイミングチャートである。
【図3】(a)〜(c)は期間T1〜T3における電流
経路の説明図である。
【図4】(a)〜(c)は期間T1〜T3における本回
路の等価回路図である。
【図5】同上のインダクタに流れるチョーク電流の波形
図である。
【図6】実施形態2の電源装置に用いるスイッチング素
子の動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】(a)〜(c)は期間T1〜T3における電流
経路の説明図である。
【図8】(a)〜(c)は期間T1〜T3における本回
路の等価回路図である。
【図9】同上のインダクタに流れるチョーク電流の波形
図である。
【図10】実施形態3の電源装置に用いるスイッチング
素子の動作を説明するタイミングチャートである。
【図11】(a)〜(c)は期間T1〜T3における電
流経路の説明図である。
【図12】(a)〜(c)は期間T1〜T3における本
回路の等価回路図である。
【図13】同上のインダクタに流れるチョーク電流の波
形図である。
【図14】実施形態4の電源装置に用いるスイッチング
素子の動作を説明するタイミングチャートである。
【図15】(a)〜(c)は期間T1〜T3における電
流経路の説明図である。
【図16】(a)〜(c)は期間T1〜T3における本
回路の等価回路図である。
【図17】同上のインダクタに流れるチョーク電流の波
形図である。
【図18】従来の電源装置の回路図である。
【図19】同上の各部の波形図である。
【図20】同上を示し、(a)はスイッチング素子Q1
1,Q12のオン時における電流経路の説明図、(b)
はスイッチング素子Q11,Q12のオフ時における電
流経路の説明図である。
【図21】従来の別の電源装置の回路図である。
【図22】同上の各部の波形図である。
【図23】同上を示し、(a)〜(d)はそれぞれ期間
T1〜T4における電流経路の説明図である。
【図24】従来の2種類の電源装置のインダクタに流れ
る電流の波形図である。
【符号の説明】
1 制御回路 AC 商用電源 C1 平滑コンデンサ L1 インダクタ LD 負荷回路 Q1〜Q4 スイッチング素子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源からの入力電流に含まれる高調波
    歪を改善する高調波歪改善機能と、負荷回路に供給する
    電流を所望の値に限流するための限流機能とを有する電
    源装置において、 平滑コンデンサを有し、入力電源からの入力電流を高周
    波でスイッチングすることによって平滑コンデンサの両
    端間に所望のレベルの直流電圧を生成する変換手段と、
    変換手段の出力又は入力電源の何れかから負荷回路への
    供給電流を限流する限流手段と、変換手段及び限流手段
    を構成するスイッチング素子のオン・オフを制御する制
    御手段とを備え、変換手段を構成するインダクタと限流
    手段を構成するインダクタとを同一のインダクタで兼用
    してなり、 前記制御手段は、少なくともインダクタ及び平滑コンデ
    ンサを含み、且つ、入力電源及び負荷回路を含まない電
    流ループを形成する期間を有するとともに、全ての期間
    においてインダクタを含む電流ループが入力電源と負荷
    回路とを同時に含まないようにスイッチング素子のオン
    ・オフを制御することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】前記制御手段は、スイッチングの1周期内
    に少なくとも、前記インダクタに正の電圧が印加される
    第1の期間と、前記インダクタに負の電圧が印加される
    第3の期間と、前記インダクタの印加電圧が第1の期間
    よりも低く且つ第3の期間よりも高い、第1の期間と第
    3の期間との間に設定される第2の期間とを少なくとも
    設定するように、前記スイッチング素子のオン・オフを
    制御することを特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】前記制御手段は、前記インダクタが、少な
    くとも平滑コンデンサから放電電流が流れる第1の電流
    ループ、平滑コンデンサに電流が流れない第2の電流ル
    ープ、平滑コンデンサに充電電流が流れる第3の電流ル
    ープ、の順番で各電流ループに含まれるように、前記ス
    イッチング素子のオン・オフを制御することを特徴とす
    る請求項2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】前記変換手段は、交流電源を全波整流する
    整流回路の高圧側の出力端子に第1のスイッチング素子
    を介して第1のダイオードのカソードとインダクタの一
    端とを接続するとともに、低圧側の出力端子に第2のス
    イッチング素子の一端と第1のダイオードのアノードと
    第2のダイオードのカソードとを接続し、第2のスイッ
    チング素子の他端に第3のダイオードのカソードと平滑
    コンデンサの一端とを接続し、第3のダイオードのアノ
    ードに第3及び第4のスイッチング素子の一端を接続
    し、インダクタの他端に第3のスイッチング素子の他端
    と第4のダイオードのアノードとを接続し、第4のダイ
    オードのカソードと第3のダイオードのアノードとの間
    に負荷回路を接続し、第2のダイオードのアノードに平
    滑コンデンサの他端及び第4のスイッチング素子の他端
    を接続して構成されることを特徴とする請求項1乃至3
    の何れか一つに記載の電源装置。
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