JP2003284051A - 映像伝送システム及び映像伝送制御方法 - Google Patents

映像伝送システム及び映像伝送制御方法

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JP2003284051A JP2002084887A JP2002084887A JP2003284051A JP 2003284051 A JP2003284051 A JP 2003284051A JP 2002084887 A JP2002084887 A JP 2002084887A JP 2002084887 A JP2002084887 A JP 2002084887A JP 2003284051 A JP2003284051 A JP 2003284051A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラからの映像信号を圧縮符号化して伝送
する映像伝送システム及び映像伝送制御方法に関し、カ
メラ操作を容易にする表示を可能とする。 【解決手段】 カメラ1からの映像信号を圧縮符号化し
て送出する映像伝送装置2と、この映像伝送装置2から
受信した圧縮符号化映像信号を復号化して映像表示部1
1に表示すると共に、カメラ1を制御する操作端末3と
を含む映像伝送システム及び映像伝送制御方法であっ
て、映像伝送装置2は、カメラ1からの映像信号を圧縮
符号化する低遅延モード符号化部7と、高品質モード符
号化部8と、モード選択部6と、操作端末3からのカメ
ラ制御信号を受信した時に、モード選択部6を制御して
低遅延モード符号化部7を選択させる制御信号処理部9
とを備え、カメラ1の撮像方向又は撮像範囲を制御する
時に、低遅延モードとして、操作端末1の映像表示部1
1に遅延時間を少なくして表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被監視部分を撮像
するカメラを旋回,ズーム,ピント合わせ等の操作を行
うと共に、カメラからの映像信号を圧縮符号化して、カ
メラを操作する操作端末に伝送して表示する映像伝送シ
ステム及び映像伝送制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】監視,観測システムとして、例えば、河
川氾濫の監視、道路の渋滞や事故の監視、群衆の事故の
監視、地震等の災害監視等のシステムが知られている。
それらのシステムに於いては、単一又は複数のカメラに
より被監視部分を撮像し、撮像した映像信号を例えば圧
縮符号化して監視部等に伝送し、その監視部に於いて復
号化して表示画面に被監視部分の映像を表示し、又その
監視部等からカメラを遠隔操作する構成が一般的であ
る。その場合、カメラを遠隔操作して、広範囲にわたり
順次監視する為の旋回制御や、詳細な再生画像とする為
のズームアップ制御等を行う手段を備えている。又カメ
ラからの映像信号を伝送する場合、圧縮符号化する場合
が一般的であり、この圧縮符号化の手段として、標準化
されたMPEG(Moving Picture Ex
sperts Group)−2を適用することができ
る。
【0003】このMPEG−2は、Iピクチャ(Int
ra−coded Picture)と、Pピクチャ
(Predictive−coded Pictur
e)と、Bピクチャ(Bi−directonal P
redictive−codedPicture)との
3タイプのピクチャ構造を有し、固定ビットレート(C
BR;Constant Bit Rate)の符号化
と、可変ビットレート(VBR;Variable B
it Rate)の符号化と、スライス層にイントラブ
ロックを分散するイントラスライス符号化とが定められ
ている。
【0004】CBR符号化とVBR符号化とに於いて
は、最も符号化情報量が多くなるIピクチャに対応した
受信バッファ領域を用意する必要がある。又双方向予測
によるBピクチャ生成の為に、約3フレーム分の時間を
必要とする。従って、カメラにより撮像した被監視部分
の状態を、操作端末の表示部に表示するまでに要する遅
延時間が大きくなる要因となっている。これに対して、
イントラピクチャをフレーム内にスライス状に挿入する
イントラスライス符号化は、ピクチャサイズを小さく
し、且つ変動が少ないことから、受信バッファ領域を小
さくすることが可能であり、又遅延時間も小さくするこ
とが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】圧縮符号化として、前
述のイントラスライス符号化は、Bピクチャを求める双
方向予測符号化を行わない為、CBR符号化やVBR符
号化に比較して、遅延時間を小さく抑えることが可能で
あるが、同一ビットレートとした場合に、相対的に再生
画質が劣る問題がある。又操作端末側では、動画像とし
て表示するものであるが、静止画像を抽出して保存する
ことがある。その場合に、イントラスライス符号化は、
孤立したIピクチャが存在しない為に、静止画像として
抽出することが困難である問題がある。
【0006】又操作端末からカメラを、前述のように、
旋回制御やズーミング制御等を行った場合に、フレーム
間差分が大きくなるから、前述のCBR符号化やVBR
符号化に於いては発生情報量が多くなって、遅延時間が
更に大きくなる。即ち、カメラ制御を行ってから被監視
部分の画像が表示されるまでに要する時間が長くなる問
題がある。本発明は、前述の従来の問題点を解決するも
ので、カメラ操作に基づいて高品質モードと低遅延モー
ドとに切替えることにより、被監視部分を高画質で再生
表示及びカメラ操作時に迅速に被監視部分の異なる撮像
領域を迅速に表示させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の映像伝送システ
ムは、図1を参照して説明すると、カメラ1からの映像
信号を圧縮符号化して送出する映像伝送装置2と、この
映像伝送装置2から受信した圧縮符号化映像信号を復号
化して映像表示部11に表示すると共に前記カメラ1を
制御する操作端末3とを含む映像伝送システムであっ
て、映像伝送装置2は、カメラ1からの映像信号を圧縮
符号化する低遅延モード符号化部7と、高品質モード符
号化部8と、これらの低遅延モード符号化部7と高品質
モード符号化部8とを切替えるモード選択部6と、操作
端末3からのカメラ制御信号を受信した時に、モード選
択部6を制御して低遅延モード符号化部7を選択させる
制御信号処理部9とを備えている。
【0008】又映像伝送装置2の制御信号処理部9は、
操作端末3のカメラ操作部13からのカメラ1を制御す
る制御信号を受信識別して、モード選択部6を制御し、
高品質モード符号化部8から低遅延モード符号化部7に
切替え、且つカメラ1の一連の制御終了後に、低遅延モ
ード符号化部7から高品質モード符号化部8へ切替える
構成を有するものであり、又映像伝送装置2の低遅延モ
ード符号化部7は、カメラの上下左右等の撮像方向及び
ズーミング等の撮像範囲の制御による画面の動きの方向
に従ったイントラブロックの発生分布を制御する構成を
備えることができる。
【0009】又本発明の映像伝送制御方法は、操作端末
3からカメラ1を制御し、このカメラ1からの映像信号
を映像伝送装置2に於いて圧縮符号化して、操作端末3
へ伝送して表示させる映像信号伝送制御方法であって、
操作端末3からカメラ1の撮像方向及び撮像範囲を制御
する過程に於いては、カメラ1からの映像信号を低遅延
モードにより圧縮符号化して操作端末3へ送出し、その
後に高品質モードにより圧縮符号化して操作端末3へ送
出する過程を含むものである。
【0010】又カメラ1の上下左右等の撮像方向及びズ
ーミング等の撮像範囲を制御する過程に於いて低遅延モ
ードによる圧縮符号化を行い、且つ画面の動きの方向に
従ってイントラブロックの発生分布を制御する過程を含
むことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態の
説明図であり、1はカメラ、2は映像伝送装置、3は操
作端末、4は制御機構部、5は画像符号化部、6はモー
ド選択部、7は低遅延モード符号化部、8は高品質モー
ド符号化部、9は制御信号処理部、10は画像復号化
部、11は映像表示部、12は静止画蓄積部、13はカ
メラ操作部を示す。
【0012】カメラ1は、制御機構部4によって広範囲
にわたる被監視部分を監視する為の上下左右の撮像方向
の制御及びズームインやズームアウト等による撮像範囲
の制御更には遠景又は近景に対するピント合わせ等の制
御が行われるもので、制御機構部4は、旋回台を回転さ
せる為のモータ、カメラ1のレンズのズーミングの為の
モータ、又は遠景や近景に対するピント合わせの為のモ
ータ等を含むものであり、既に知られている各種の構成
を適用することができる。
【0013】又映像伝送装置2は、カメラ1からの映像
信号(アナログ映像信号)をモード選択部6を介して低
遅延モード符号化部7又は高品質モード符号化部8に入
力し、圧縮符号化を行った映像信号(ディジタル映像信
号)を操作端末3に送出する。又映像伝送装置2は、制
御信号処理部9を備え、操作端末3からの制御信号に従
ってモード選択部6を制御し、又カメラ1の制御機構部
4にカメラ制御信号を送出する。
【0014】画像符号化部5の低遅延モード符号化部7
は、前述のMPEG2に於けるイントラスライス符号化
を適用することにより遅延時間を小さくして、カメラ1
からの映像信号を圧縮符号化するものであり、又高品質
モード符号化部8は、CBR符号化又はVBR符号化を
適用して、遅延時間が多少大きくなっても、再生画質を
向上することができる符号化を行うものである。
【0015】又各種の監視システムや観測システム等に
於いては、カメラ1と操作端末3とを離れた位置に配置
し、又映像伝送装置2は、カメラ1側に配置する場合が
一般的である。この映像伝送装置2と操作端末3との間
をディジタル伝送路で接続し、映像伝送装置2に於いて
圧縮符号化したディジタルの映像信号を操作端末3へ送
出する。又操作端末3は、画像復号化部10と映像表示
部11と静止画蓄積部12とカメラ操作部13とを備え
た場合を示し、又図示を省略した各部を制御するプロセ
ッサ等による制御手段を備えている。そして、画像復号
化部10により受信ディジタル映像信号を復号化して、
映像表示部11にカメラ1の撮像画像を表示し、又一定
時間間隔等により、復号した映像信号から抽出した静止
画を静止画蓄積部12に蓄積する。この静止画は、被監
視部分の詳細状態を解析する場合等に於いて再生表示さ
れる。
【0016】又操作端末3のカメラ操作部13は、スイ
ッチやボタン等による構成、又は映像表示部11の表示
画面上の一部のエリアを利用した操作部とし、その操作
に従ったカメラ1に対する旋回制御信号やズーミング制
御信号等を送出する。このような制御信号は、操作端末
3と映像伝送装置2との間の信号線を介して伝送する場
合が一般的であるが、ディジタルの映像信号を伝送する
伝送路を利用して伝送する構成とすることも可能であ
る。
【0017】又映像伝送装置2の制御信号処理部9は、
操作端末3からのカメラ1の旋回制御やズーミング制御
等の制御信号を受信していない場合に、モード選択部6
に対して高品質モード符号化部8を選択するモード切替
制御信号を加える。即ち、カメラ1の操作を行っていな
い状態では、高品質モードにより再生画質が良い高品質
モードにより圧縮符号化される。又操作端末13からの
制御信号を受信した時は、モード選択部6に対して低遅
延モード符号化部7を選択するモード切替制御信号を加
える。
【0018】従って、カメラ1を操作しない状態に於い
ては、カメラ1からの映像信号を高品質モードとなる前
述のCBR符号化やVBR符号化により圧縮符号化し、
又カメラ1を旋回制御又はズーミング制御等を行う時
は、低遅延モードとなるイントラスライス符号化により
圧縮符号化を行うものである。それにより、カメラ1を
旋回やズーミングの制御を行わない場合に、一定の被監
視部分を撮像した高画質の再生画面とすることができ、
又カメラ1の旋回やズーミングの制御を行っている時
は、被監視部分の撮像範囲の変化した撮像画面を、低遅
延時間で再生表示し、カメラ操作中の被監視部分の状態
を迅速に監視することができる。
【0019】図2は高品質モードから低遅延モードへの
切替時の説明図であり、画像符号化部に入力されるビデ
オ入力フレームとして、フレームV1,V2,V3,・
・・が順次入力される状態に対して、モード切替タイミ
ングと、高品質モード遅延時間と、高品質モード符号化
データと、低遅延モード遅延時間と、低遅延モード符号
化データと、受信側切替時間と、表示映像データとを示
す。
【0020】又送信側、即ち、映像伝送装置2に於ける
切替えに要する時間Ts、高品質モード符号化に於ける
遅延時間Th、低遅延モード符号化に於ける遅延時間T
l、高品質モード符号化と低遅延モード符号化とに於け
る遅延時間の差Td=Th−Tl、受信側、即ち、操作
端末3に於ける切替えに要する時間Trとすると、高品
質モードに於ける遅延時間Thは、前後のフレームを参
照して符号化する過程を含むことにより、少なくとも3
フレーム分の遅延時間となる。例えば、ビデオ入力フレ
ームのV1に対応する高品質モード符号化データは、遅
延時間Th後のV1で示すものとなる。
【0021】これに対して、低遅延モード符号化に於い
ては、前後のフレームを参照することなく符号化する過
程を含むことにより、Tl<Thの遅延時間となる。例
えば、ビデオ入力フレームのV4に対応する低遅延モー
ド符号化データは、遅延時間Tl後のV4で示すものと
なる。受信側に於いては、高品質モード符号化データの
復号化から低遅延モード符号化データの復号化に切替え
ることになり、この切替えに要する時間Trは、Tr=
Ts−Tdで表すことできる。従って、切替えに要する
時間Tsが遅延時間の差Tdに等しいか又は小さい場合
には、受信側の切替えに要する時間Trはほぼ零とな
る。即ち、高品質モード符号化から低遅延モード符号化
に切替える場合、受信側の復号再生表示画面の切替えの
過程はスムーズに行われることになる。
【0022】これに対して、低遅延モードから高品質モ
ードへの切替えは、図2に対応して示す図3を参照する
と、低遅延モード符号化に於いては、ビデオ入力フレー
ムのV1に対応した低遅延モード符号化データは、遅延
時間Tl後のV1として示すように出力される。そし
て、低遅延モード符号化から高品質モード符号化へ切替
えると、ビデオ入力フレームの例えばV4に対応するフ
レームについては、遅延時間Th後に高品質モード符号
化データとして出力される。
【0023】従って、画像復号化部に於ける復号再生さ
れた表示映像データは、低遅延モード符号化データを復
号再生した後、高品質モード符号化データを復号再生す
ることになり、例えば、低遅延モード符号化データを復
号したV2のフレーム後、高品質モード符号化データを
復号再生して表示する為には、Trの切替時間を必要と
するから、その間は、例えばV2のフレームについて静
止画像として表示を続ける等の対策を必要とする。その
為に、低遅延モード符号化から高品質モード符号化に切
替える要因発生の時間間隔は、動画像表示を行う為に
は、少なくともTrより大きいことが必要となる。
【0024】図4は制御信号の説明図であり、操作端末
3のカメラ操作部13からの制御信号を、映像伝送装置
2の制御信号処理部9を介して、モード選択部6と制御
機構部4とに送出するシーケンスを示す。カメラ操作部
13によりカメラ1の旋回やズーミングの制御入力を行
うことにより、先ず、低遅延モード符号化へ切替える為
の切替指示信号を、映像伝送装置2の制御信号処理部9
に転送する。制御信号処理部9は、その切替指示信号に
よりモード選択部6に、高品質モード符号化から低遅延
モード符号化へ切替えるモード切替制御信号を加える。
そして、カメラ操作部13から、カメラ1の制御入力に
従ったカメラ制御信号を送出する。
【0025】制御信号処理部9は、カメラ制御信号を制
御機構部4に送出する。それによって、制御機構部4
は、カメラ1の旋回やズーミングを行う。このカメラ1
の制御操作が終了すると、カメラ操作部13から高品質
モード符号化への切替指示信号を送出する。映像伝送装
置2の制御信号処理部9は、モード選択部6に、低遅延
モード符号化から高品質モード符号化に切替える為のモ
ード切替制御信号を加える。
【0026】図5はカメラ操作部の説明図であり、映像
表示部11(図1参照)の画面を利用したカメラ操作部
の機能を示し、(A)は動画表示部として示す被監視部
分の表示領域の上下左右と中央との何れかをカーソルで
指示して例えばクリックすることにより、右の領域であ
れば、カメラ1を右に旋回させる入力であり、中央の領
域であれば、ズーミングの入力とすることができる。又
(B)は動画表示部の横に、上下左右のボタンとズーム
のボタンとを表示させて、カーソル指示によるクリック
で旋回やズーミングの入力を行う場合を示す。このよう
にモニタ画面内に各種の入力操作用のエリアを形成し、
カーソル指示等により入力操作を行う制御手段は、既に
知られているコンピュータの技術により容易に実現する
ことができる。
【0027】図6はカメラ操作部の処理の概要フローチ
ャートであり、マウス等の操作により、図5の(A)の
動画表示部のエリア又は(B)の操作ボタンのエリアに
カーソルを移動させて、クリックすると(A5)、低遅
延モードへの遷移を開始する(A4)。即ち、図4に示
すように、カメラ操作部から制御信号処理部へ低遅延モ
ード符号化に切替える切替指示信号を送出する。そし
て、クリック内容に従ったカメラ制御信号を送出する。
例えば、操作ボタンの「左」をクリックすると、左旋回
制御信号を送出する。
【0028】又図5の(A)の動画表示部のエリア又は
(B)の操作ボタンのエリアにカーソルを移動させて
も、クリックしない場合(A1)、n秒間のタイマを起
動する(A2)。n秒後にカーソル位置を判定し(A
3)、カーソルがエリア外へ移動した場合は、元のステ
ップに移行し、エリア内の場合は、カメラ制御入力を行
うことを予想して、低遅延モードへの遷移開始(A
4)、即ち、カメラ操作部から制御信号処理部へ低遅延
モード符号化に切替える切替指示信号を送出する。
【0029】又操作端末3に於いて、高品質モードと低
遅延モードへの遷移中と低遅延モードとの状態を、マウ
スポインタの形状を変更して表示することができる。マ
ウスポインタの形状としては、例えば、矢印、十字状、
処理中を示す砂時計等の各種の形状が知られているが、
高品質モードを表示する形状と、低遅延モードへの遷移
中を表示する形状と、低遅延モードを表示する形状とを
それぞれ用意し、モード識別によってマウスポインタ形
状を切替えることができる。
【0030】例えば、図7のマウスポインタ形状制御の
説明図に示すように、映像伝送装置2(図1参照)から
高品質モード映像データを受信している時は、マウスポ
インタ形状を高品質モード表示形状とし、カメラ制御の
操作入力に従って前述の切替指示信号送出を行った時
は、低遅延モードへの遷移中表示形状とし、映像伝送装
置2からモード切替えによる低遅延モード映像データを
受信すると、低遅延モード表示形状に変更することがで
きる。
【0031】それにより、図5の(A),(B)に示す
ように、モニタ画面中のカーソル位置及びクリックによ
るカメラ操作入力に於けるマウスポインタの形状によっ
て、現在、高品質モードか、低遅延モード遷移中か、低
遅延モードかを識別することができる。従って、高品質
モードに於いてのみ、カメラ操作入力を可能とすること
ができる。又低遅延モード遷移中の場合には、カメラ操
作ボタンのクリック受付を無効にする処理とすることが
できる。このようなマウスポインタの形状やクリック受
付無効処理等は容易に実現することができる。
【0032】又映像伝送装置2と操作端末3とをローカ
ルエリアネットワーク(LAN)により接続した場合、
その伝送フォーマットは、所定長のデータにヘッダを付
加したパケットとするもので、例えば、図8に示すよう
に、所定長のMPEGデータ(前述の高品質モード符号
化データ又は低遅延モード符号化データ)のヘッダとし
て、モード識別ヘッダを付加し、そのモード識別ヘッダ
に、高品質モードと低遅延モードとの何れかを識別する
情報を付加することにより、操作端末3に於いて、例え
ば、画像復号化部10に於いて又はその前段(図示せ
ず)に於ける受信処理部に於いてモード識別ヘッダを抽
出し、高品質モード映像データの受信中か、低遅延モー
ド映像データの受信中かを判定して、図7に於いて説明
したマウスポインタ形状を変更することができる。
【0033】図9はMPEG−2ビデオストリームの説
明図であり、シーケンスヘッダ、シーケンス拡張等と共
に、拡張&ユーザの領域にモード情報を付加することも
可能である。それによって、ビデオストリームとして伝
送する場合に、前述の高品質モード符号化と低遅延モー
ド符号化との何れの符号化によるデータかを、画像復号
化部10又はその前段に於ける図示を省略した受信処理
部に於いて識別し、マウスポインタの形状を切替えるこ
とができる。
【0034】図10は高品質モードと低遅延モードとの
ビデオストリームの概要説明図であり、図9に示すMP
EG−2ビデオストリームの要点のみを示し、(A)は
高品質モード、(B)は低遅延モードを示す。図10の
(A)の高品質モードの場合のグループオブピクチャヘ
ッダ(GOPヘッダ)が、図10の(B)の低遅延モー
ドの場合に省略されている。従って、映像伝送装置2と
操作端末3との間に、MPEG−2ビデオストリームと
して伝送する場合に於いても、操作端末3に於いて、図
示を省略した制御処理手段によって、ビデオストリーム
に於けるグループオブピクチャヘッダの有無によってモ
ード判定を行うことができる。それによって、高品質モ
ードか低遅延モードかの状態を、前述のマウスポインタ
の形状の切替えを行うことができる。
【0035】図11は低遅延モードから高品質モードへ
切替える遷移開始のフローチャートを示し、前述のモニ
タ画面上の操作ボタンをマウスポインタ(又はカーソ
ル)により指示してクリックすると(B1)、計測を開
始し、操作ボタンのクリック終了(B2)により計測終
了を行い、計測開始から計測終了までの操作量を計測す
る(B3)。即ち、操作ボタンをクリックすることによ
り、カメラ1の旋回、ズーム、ピント合わせ等の操作を
行うものであり、カメラ操作部13に於いては、1回の
操作による旋回量、ズーム量、ピント遠近移動量を求め
る。
【0036】そして、求めた操作量に対応したタイマ値
を算出する(B4)、即ち、カメラの旋回制御量やズー
ミング制御量に従って機械的な動作が完了するまでの時
間を算出することになる。そして、タイマを起動し(B
5)、別の操作があった否かを判定し(B6)、タイマ
のタイムアウト前に別の操作があった場合は、ステップ
(B1)に移行する。又別の操作がなかった場合は、高
品質モードへの遷移を開始する(B7)。例えば、図4
に示す高品質モードへの切替指示信号の送出制御等を開
始する。
【0037】図12はマウスポインタ形状制御の説明図
であり、低遅延モード表示形状と、高品質モードへ間も
なく切替えることを示す表示形状と、高品質モードへの
遷移中表示形状と、高品質モード表示形状との4段階に
切替える場合を示す。映像伝送装置2から低遅延モード
映像データを受信中は、マウスポインタ形状を、低遅延
モード表示形式とするものであるが、最終操作から一定
時間経過後に、高品質モードへ間もなく切替えることを
示す表示形状とする。
【0038】又映像伝送装置2から低遅延モード映像デ
ータを受信中は、前述のように、低遅延モード表示形状
とし、カメラ操作部13によるカメラ旋回やズーミング
等の入力操作の終了から一定時間後に、高品質モードへ
間もなく切替えることを示すマウスポインタ表示形状に
変更する。そして、切替信号送出により高品質モードへ
の遷移中表示形状に変更し、映像伝送装置2から高品質
モード映像データの受信により、高品質モード表示形状
に変更する。
【0039】図13は静止画像取得処理のフローチャー
トを示し、操作端末3に於いては、一定時間間隔で静止
画像を静止画蓄積部12に蓄積するものであり、この静
止画像保存のタイミングまでの残りをm秒とすると(C
1)、現在のモードを判定し(C2)、高品質モードの
場合は、静止画像取得まで低遅延モードへの遷移を抑止
し(C3)、m秒経過か否かを判定し(C4)、経過す
ると、静止画像の取得を行う(C5)。即ち、画像復号
化部10に於ける高品質モード符号化データを復号化し
て映像表示部11に表示する1画面分の静止画像を静止
画蓄積部12に蓄積する。
【0040】又ステップ(C2)に於いて、現在のモー
ドが低品質モードの場合は、切替指示等による高品質モ
ードの遷移を促進し(C6)、それによる現在のモード
を判定し(C7)、低遅延モードの場合は、ステップ
(C6)に移行し、高品質モードに以降した場合は、ス
テップ(C3)に移行して、静止画像取得まで低遅延モ
ードへの遷移を抑止する。
【0041】図14は制御信号処理部の処理フローチャ
ートを示し、図1の映像伝送装置2の制御信号処理部9
に於ける処理の要部を示す。制御信号処理部9は、操作
端末3のカメラ操作部13からのカメラ操作信号を受信
すると(D1)、現在のモードを判定し(D2)、高品
質モードの場合は、低遅延モードへの切替信号をモード
選択部6に送出し(D3)、所定時間のタイマを起動す
る(D4)。又ステップ(D2)に於ける判定で、現在
低遅延モードの場合は、ステップ(D4)に移行する。
【0042】起動されたタイマのタイムアウトにより、
現在のモードを判定し(D5)、低遅延モードの場合
は、高品質モードへの切替信号をモード選択部6に送出
し(D6)、又カメラ制御信号をカメラ1の制御機構部
4に送出する。又ステップ(D5)に於いて現在高品質
モードであると、モード選択部6をそのままの状態とし
て、カメラ制御信号をカメラ1の制御機構部4に送出す
る。
【0043】図15はカメラ旋回時の説明図であり、
(A)に示す被監視部分をカメラ1で撮像して、操作端
末3の映像表示部11に表示し、カメラ1を左にパンし
た場合の表示状態を時間の経過に従って示し、その場
合、左側を注視部位として、左パンを行うことが一般的
であるから、(B)に時間の経過に従って示す画面内の
左側の量子化スケールを小さくして表示品質の向上を図
る。この場合、低遅延モード符号化部7がモード選択部
6により選択されて、カメラ1からの映像信号を符号化
するものであるが、画面の左半分については、量子化ス
テップを小さくしたイントラブロックを多く分布させ、
右半分については、量子化ステップを大きくしたノンイ
ントラブロックを分布させる制御を行う。このような制
御についても、1画面内の所定のブロックについての量
子化スケール制御が可能であるから、カメラ制御信号の
内容を判定して制御することができる。それにより、操
作者が注視する部分の画質を向上することができる。
【0044】図16はイントラスライスの更新の説明図
であり、(A)は上から下に向かって時間の経過に従っ
たイントラスライスISの更新方向を示す。このイント
ラスライスISの更新が1画面分について行われると、
Iピクチャに相当する画面を構成することになる。又
(B)は左から右に向かって時間の経過に従ったイント
ラスライスISの更新方向とした場合を示す。
【0045】又(C)は、イントラスライスの前方参照
から作成するノンイントラブロックの動き補償に於ける
動きベクトルの大半は、イントラスライスの更新方向と
一致した右方向であることを示す。このように、動きベ
クトルとイントラスライスの更新方向とを一致させる
と、IDCT(逆離散コサイン変換)のミスマッチ回数
を低減することできるから、カメラの旋回方向に合わせ
て、動的にイントラスライスの更新方向を変化させる制
御を行うものである。更に、操作者の注視部分に相当す
る領域についてのイントラスライスの更新回数を増加す
るように制御することができる。
【0046】図17はズーミング操作時の説明図であ
り、(A)は、ズームインを行う場合の操作者の注視部
位が時間が経過しても、画面の中央部分であることを示
す。そこで、(B)に示すように、画面の中央部分の領
域に対しては量子化スケールの細かいイントラブロック
を多く分布させ、周辺部分の領域に対しては量子化スケ
ールの粗いノンイントラブロックを多く分布させる。そ
れにより、画面の中央部分の画質を向上させる。又
(C)はズームアウトを行う場合について示すもので、
(B)のズームインの場合と反対に、画面の中央部分の
領域に対しては量子化スケールの粗いノンイントラブロ
ックを多く分布させ、画面の周辺部分の領域に対しては
は量子化スケールの細かいイントラブロックを多く分布
させる。
【0047】図18はイントラスライス更新の説明図で
あり、Pは予測符号化ピクチャを示し、(A)は図16
の(A)の場合のイントラスライスの更新の場合と類似
するものであるが、更にこの更新の回数を上側に多くし
た場合を示す。この場合は、カメラを下から上に向かっ
て動かした場合に、画面の上側が注視部位となることに
より、画面の上側の領域の画質を向上することができ
る。又(B)は、図18の(A)と反対にカメラを上か
ら下に向かって動かした場合に対応したイントラスライ
スの更新の例を示す。この場合、画面の下側の更新回数
を多くして、画面の下側の注視部位を画質を向上する。
【0048】又図18の(C)は、図16の(B)の場
合にイントラスライスの更新の場合と類似してカメラを
左旋回した場合を示し、注目部位に相当する画面の左側
の更新回数を多くして、画面の左側の画質を向上する。
又図18の(D)は、図18の(C)と反対にカメラを
右旋回した場合を示し、注目部位に相当する画面の右側
の更新回数を多くして、画面の右側の画質を向上する。
【0049】図19はズーミング時のイントラスライス
更新の説明図であり、(A)はズームインの場合を示
し、斜線の領域で示すイントラスライスを、中央部分に
於いて多くなるように制御して、注視部位の画質を向上
する。又(B)はズームアウトの場合を示し、周辺部分
を注視部位とするから、その周辺部分のイントラスライ
ス更新を多くして、周辺部分の画質を向上する。
【0050】本発明は、前述の各実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々付加変更することが可能であ
り、複数のカメラを設けたシステムに於いても、操作端
末からカメラを指定して撮像方向や撮像範囲の制御を行
う場合にも適用可能であり、又映像表示部11は、カメ
ラ対応の分割画面で表示することも可能である。
【0051】(付記1)カメラからの映像信号を圧縮符
号化して送出する映像伝送装置と、該映像伝送装置から
受信した圧縮符号化映像信号を復号化して映像表示部に
表示すると共に前記カメラを制御する操作端末とを含む
映像伝送システムに於いて、前記映像伝送装置は、前記
カメラからの映像信号を圧縮符号化する低遅延モード符
号化部と、高品質モード符号化部と、前記低遅延モード
符号化部と前記高品質モード符号化部とを切替えるモー
ド選択部と、前記操作端末からのカメラ制御信号を受信
した時に前記モード選択部を制御して低遅延モード符号
化部を選択させる制御信号処理部とを備えたことを特徴
とする映像伝送システム。 (付記2)前記映像伝送装置の前記制御信号処理部は、
前記操作端末の前記カメラ操作部からの前記カメラを制
御する制御信号を受信識別して、前記モード選択部を制
御し、高品質モード符号化部から低遅延モード符号化部
に切替え、且つ前記カメラの一連の制御終了後に、前記
低遅延モード符号化部から前記高品質モード符号化部へ
切替える構成を有することを特徴とする付記1記載の映
像伝送システム。
【0052】(付記3)前記操作端末の前記カメラ操作
部は、カメラ操作入力動作を解析して予測し、該予測結
果により高品質モードから低遅延モードへの切替えの指
示信号を送出する構成を備えたことを特徴とする付記1
又は2記載の映像伝送システム。 (付記4)前記操作端末の前記カメラ操作部は、モニタ
画面上に形成した入力操作部に於けるマウスポインタ形
状により高品質モードか低遅延モードか又は遷移中かの
モード表示を行う構成を有することを特徴とする付記1
又は2又は3記載の映像伝送システム。 (付記5)前記映像伝送装置の前記低遅延モード符号化
部は、前記カメラの撮像方向及び撮像範囲の制御による
画面の動きの方向に従ったイントラブロックの発生分布
を制御する構成を有することを特徴とする付記1〜4の
何れかに記載の映像伝送システム。 (付記6)前記映像伝送装置の前記低遅延モード符号化
部は、前記カメラの撮像方向及び撮像範囲の制御による
画面の動きの方向に従ったイントラスライス更新の頻度
を制御する構成を有することを特徴とする付記1〜5の
何れかに記載の映像伝送システム。
【0053】(付記7)操作端末からカメラを制御し、
該カメラからの映像信号を映像伝送装置に於いて圧縮符
号化して前記操作端末へ伝送して表示させる映像信号伝
送制御方法に於いて、前記操作端末から前記カメラの撮
像方向及び撮像範囲を制御する過程に於いては、前記カ
メラからの映像信号を低遅延モードにより圧縮符号化し
て前記操作端末へ送出し、その後に高品質モードにより
圧縮符号化して前記操作端末へ送出する過程を含むこと
を特徴とする映像伝送制御方法。 (付記8)前記高品質モードか又は前記低遅延モードか
又はモード遷移中かを、それぞれ異なるマウスポインタ
形状を切替えて、前記カメラを制御するモニタ画面上の
入力操作画面に表示する過程を含むことを特徴とする付
記7記載の映像伝送制御方法。 (付記9)前記カメラの撮像方向及び撮像範囲を制御す
る過程に於いて前記低遅延モードによる圧縮符号化を行
い、且つ画面の動きの方向に従ってイントラブロックの
発生分布を制御する過程を含むことを特徴とする付記7
又は8記載の映像伝送制御方法。 (付記10)前記カメラの撮像方向及び撮像範囲の制御
による画面の動きの方向に従ったイントラスライス更新
の頻度を、前記画面の動きの方向と反対側の領域につい
て高くする制御を行う過程を含むことを特徴とする付記
9記載の映像伝送制御方法。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、カメラ
1を操作する時に、高品質モード符号化から自動的に低
遅延モード符号化に切替えることにより、カメラ1の撮
像方向又は撮像範囲を変更する過程に於ける画面を、操
作端末3の映像表示部11に少ない遅延時間で表示する
ことができる。それにより、カメラ1の制御を適切に行
うことが可能となる。又カメラ1の一連の操作が終了す
ると、自動的に高品質モード符号化に切替えることがで
きるから、被監視部分を高画質で表示して監視すること
ができる利点がある。
【0055】又カメラ操作過程に於ける符号化として、
イントラスライス更新方向を、カメラの撮像方向又は撮
像範囲の制御内容に従って制御することにより、例え
ば、左旋回の場合は、左側からイントラスライス更新を
行うことにより、注視部分の左側の画面の画質を改善す
ることができる利点がある。又その更新頻度を制御する
ことにより、注視部分の画質を更に改善することができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の説明図である。
【図2】高品質モードから低遅延モードへの切替時の説
明図である。
【図3】低遅延モードから高品質モードへの切替時の説
明図である。
【図4】制御信号の説明図である。
【図5】カメラ操作部の説明図である。
【図6】カメラ操作部の処理の概要フローチャートであ
る。
【図7】マウスポインタ形状制御の説明図である。
【図8】LANの伝送フォーマットの説明図である。
【図9】MPEG−2ビデオストリームの説明図であ
る。
【図10】高品質モードと低遅延モードとのビデオスト
リームの概要説明図である。
【図11】高品質モードへの遷移のフローチャートであ
る。
【図12】マウスポインタ形状制御の説明図である。
【図13】静止画像取得処理のフローチャートである。
【図14】制御信号処理部の処理フローチャートであ
る。
【図15】カメラ旋回時の説明図である。
【図16】イントラスライスの更新の説明図である。
【図17】ズーミング操作時の説明図である。
【図18】イントラスライス更新の説明図である。
【図19】ズーミング時のイントラスライス更新の説明
図である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 映像伝送装置 3 操作端末 4 制御機構部 5 画像符号化部 6 モード選択部 7 低遅延モード符号化部 8 高品質モード符号化部 9 制御信号処理部 10 画像復号部 11 映像表示部 12 静止画蓄積部 13 カメラ操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 宣治 埼玉県さいたま市北袋町1丁目21番2 国 土交通省関東地方整備局内 (72)発明者 井原 範幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小林 賢造 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 新谷 洋人 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5C054 AA01 AA05 CF07 CG08 DA08 EA01 EG01 EG06 FE04 GB02 HA18 5C059 MA00 MA14 NN01 PP05 PP06 PP07 SS06 TA17 TA46 TB06 TC45 TC47 UA02 UA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラからの映像信号を圧縮符号化して
    送出する映像伝送装置と、該映像伝送装置から受信した
    圧縮符号化映像信号を復号化して映像表示部に表示する
    と共に前記カメラを制御する操作端末とを含む映像伝送
    システムに於いて、 前記映像伝送装置は、前記カメラからの映像信号を圧縮
    符号化する低遅延モード符号化部と、高品質モード符号
    化部と、前記低遅延モード符号化部と前記高品質モード
    符号化部とを切替えるモード選択部と、前記操作端末か
    らのカメラ制御信号を受信した時に前記モード選択部を
    制御して低遅延モード符号化部を選択させる制御信号処
    理部とを備えたことを特徴とする映像伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記映像伝送装置の前記制御信号処理部
    は、前記操作端末のカメラ操作部からの前記カメラを制
    御する制御信号を受信識別して、前記モード選択部を制
    御し、高品質モード符号化部から低遅延モード符号化部
    に切替え、且つ前記カメラの一連の制御終了後に、前記
    低遅延モード符号化部から前記高品質モード符号化部へ
    切替える構成を有することを特徴とする請求項1記載の
    映像伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記映像伝送装置の前記低遅延モード符
    号化部は、前記カメラの撮像方向及び撮像範囲の制御に
    よる画面の動きの方向に従ったイントラブロックの発生
    分布を制御する構成を有することを特徴とする請求項1
    又は2記載の映像伝送システム。
  4. 【請求項4】 操作端末からカメラを制御し、該カメラ
    からの映像信号を映像伝送装置に於いて圧縮符号化して
    前記操作端末へ伝送して表示させる映像信号伝送制御方
    法に於いて、 前記操作端末から前記カメラの撮像方向及び撮像範囲を
    制御する過程に於いては、前記カメラからの映像信号を
    低遅延モードにより圧縮符号化して前記操作端末へ送出
    し、その後に高品質モードにより圧縮符号化して前記操
    作端末へ送出する過程を含むことを特徴とする映像伝送
    制御方法。
  5. 【請求項5】 前記カメラの撮像方向及び撮像範囲を制
    御する過程に於いて前記低遅延モードによる圧縮符号化
    を行い、且つ画面の動きの方向に従ってイントラブロッ
    クの発生分布を制御する過程を含むことを特徴とする請
    求項4記載の映像伝送制御方法。
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