JP2003283645A - 車載用ハンズフリー装置及びその調整データ配信装置、並びに車載用ハンズフリーシステム - Google Patents

車載用ハンズフリー装置及びその調整データ配信装置、並びに車載用ハンズフリーシステム

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JP2003283645A
JP2003283645A JP2002088681A JP2002088681A JP2003283645A JP 2003283645 A JP2003283645 A JP 2003283645A JP 2002088681 A JP2002088681 A JP 2002088681A JP 2002088681 A JP2002088681 A JP 2002088681A JP 2003283645 A JP2003283645 A JP 2003283645A
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hands
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free device
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Application number
JP2002088681A
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Yoshihisa Takeda
能久 武田
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Original Assignee
Clarion Co Ltd
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信手段を介して遠隔地よりハンズフリー装
置のパラメータ情報を入手し、任意の車種に適した通話
状態を車内で自動的に確立する。 【解決手段】 車両等の移動体に搭載されて外部との通
話を行うための車載ハンズフリー装置において、当該移
動体の車種等を特定するための識別情報を外部のサーバ
ーへ送信し、当該識別情報に対応した調整データを前記
サーバーのデータベースから入手し、前記調整データに
基づいて、通話状態が車両に適するようにハンズフリー
装置のパラメータを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の移動体に
搭載される車載用ハンズフリー装置及びその調整データ
を配信する調整データ配信装置、並びにハンズフリーシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両等の移動体内でハンズフリー通話に
際しては、遠端話者からの音声はスピーカを通して受話
され、近端話者からの音声はマイクロホンを通して送話
される。この時、受話音声は車内で反射等の伝達特性の
影響を受けた後、マイクロホンを通して遠端話者にエコ
ー信号として送信されてしまう。このようなエコー信号
を消去するために、エコーキャンセラーが利用されてい
る。
【0003】このようなエコーキャンセラーを利用した
車載用ハンズフリー装置が、例えば、特開平5−416
81号に開示されている。この公報によれば、エコー経
路内に内在する非線形特性とほぼ同一の非線形特性を有
する非線形要素を、線形フィルタである適応ディジタル
フィルタにより構成される擬似エコー発生手段と従属接
続することにより、通常の線形特性のエコー信号のみな
らず、エコー経路に存在する非線形特性に起因するエコ
ー信号をも消去することができ、特に直線性に劣る安価
なスピーカやマイクロホンを用いた場合に、通話品質の
劣化防止に効果があった。
【0004】図9は従来のエコーキャンセラーを備えた
ハンズフリー装置の基本構成を示した概略図である。
【0005】図9に示されるように、ハンズフリー装置
1は携帯電話2と接続されており、携帯電話2の無線通
信機能を利用して第三者との通話がおこなわれる。ハン
ズフリー装置1は、携帯電話2を介して入力された遠端
話者からの音声(受話音声)を増幅してスピーカSPに
出力する増幅器4と、受話音声に基づいて擬似エコー信
号を生成するエコーキャンセラー3と、マイクロホンM
ICを介して入力された近端話者の音声に対してゲイン
調整を行うゲイン調整回路5、及びエコーキャンセラー
3のフィルター係数の設定を行うエコー処理時間設定ス
イッチ6とを備えている。
【0006】マイクロホンMICには、近端話者による
音声に加え、スピーカSPから出力された後、車両の壁
等から反射された遠端話者の受話音声も入力する(音響
エコー)。マイクロホンMICから入力したこれらの音
声信号は、ゲイン調整回路5にてゲイン調整を受けた
後、エコーキャンセラー3にて、受話音声に基づいて生
成された擬似エコー信号との間で減算処理(エコーキャ
ンセル処理)が行わる。この処理により、音響エコー等
のノイズ信号がある程度除去されて、近端話者の音声に
近い送話音声として携帯電話2から遠端話者へ出力され
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような車載用ハン
ズフリー装置を車両等の移動体に搭載する場合、車両の
種別によって、マイクロホンの取り付け位置が異なり、
また、運転者(搭乗者)の口とマイクロホンとの距離が
異なるため、マイクゲインを車種毎に個別に調節する必
要がある。例えば、図9のハンズフリー装置1では、ゲ
イン調整回路5を用いて車種別にこのような調整作業を
手動で行う必要がある。また、運転者(搭乗者)によっ
て発生音量が異なるために、個々にマイクゲインを設定
することが望しいが、自らマイクゲインを調整しても、
確認できるのは通話相手のみであることから、このよう
な調整作業は困難であった。
【0008】さらに、ハンズフリー装置のスピーカとマ
イクロホンとの位置関係(スピーカの取り付け位置、マ
イクロホンの取り付け位置)や、ハンズフリー装置が搭
載される車両の車内空間の形状等が車種毎に異なる(す
なわち、伝達特性が車種毎に異なる)ので、エコーキャ
ンセラーで利用される適応フィルタのフィルタ係数も車
種毎に設定する必要があった。例えば図9のハンズフリ
ー装置1では、エコー処理時間設定スイッチ6を用いて
フィルター係数の変更設定を手作業で行う必要があっ
た。しかしながら、これらの設定作業は車種毎に個別に
行わなければならず、非常に面倒な作業であった。
【0009】また、通話品質は主観評価に依存するた
め、利用者がこれらのハンズフリー装置の音質に不満が
あった場合、カーディーラやサービスセンター等に車両
を運んでパラメータ等を調節し直す必要があり、不便で
ある。このような設定作業をディップスイッチを用いて
行うハンズフリー装置も提案されたが、設定作業自体は
依然面倒なものであった。
【0010】そこで本発明の目的は、遠隔地から入手し
た車種毎に最適なハンズフリー装置のパラメータ(マイ
クゲイン値、及び適応フィルタ係数等のエコーキャンセ
ラのパラメータ値)を自動的に設定可能にすることで、
多種多様な車両に対して、簡単な操作で常に最適な通話
状態が維持されるようにハンズフリー装置を設定維持す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明によれば、車両等の移動体に
搭載されて外部との通話を行うための、音声入出力手段
を有するハンズフリー装置であって、当該移動体の通話
環境等を特定するための識別情報を外部へ送信し、当該
識別情報に対応した調整データを受信するための通信手
段と、該通信手段を介して受信した前記調整データに基
づいて、当該移動体の通話環境に適した通話状態が得ら
れるように、前記音声入出力手段を介して入力される音
声信号に対するハンズフリーパラメータを設定する設定
手段とを備えたハンズフリー装置を提供する。
【0012】請求項2記載の発明によれば、前記識別情
報が、車両の種類を特定する車種情報であることを特徴
とする。
【0013】請求項3記載の発明によれば、前記ハンズ
フリー装置がエコーキャンセラー備えており、前記調整
データは該エコーキャンセラーのパラメータ値であるこ
とを特徴とする。
【0014】請求項4記載の発明によれば、前記エコー
キャンセラーが適応フィルタを備えており、前記パラメ
ータ値は該適応フィルタのフィルタ係数であることを特
徴とする。
【0015】請求項5記載の発明によれば、前記適応フ
ィルタがFIR型適応フィルタからなることを特徴とす
る。
【0016】請求項6記載の発明によれば、前記適応フ
ィルタがIIR型適応フィルタからなることを特徴とす
る。
【0017】請求項7記載の発明によれば、前記ハンズ
フリー装置がゲイン調整回路を備えており、前記調整デ
ータは前記ゲイン調整回路により調整されるマイクゲイ
ン値であることを特徴とする。
【0018】請求項8記載の発明によれば、前記音声入
出力手段がマイクロホンとスピーカとからなり、前記調
整データは、前記移動体の車室内空間形状、前記マイク
ロホンの取り付け位置及び前記スピーカの取り付け位置
の少なくとも一つの要素に基づいて、あらかじめ設定登
録されたものであることを特徴とする。
【0019】請求項9記載の発明によれば、前記ハンズ
フリー装置が、前記調整データを記憶する記憶手段ーを
備えていることを特徴とする。
【0020】請求項10記載の発明によれば、前記調整
データが、前記移動体の通話環境に基づいて予め設定登
録されていることを特徴とする。
【0021】請求項11記載の発明によれば、前記移動
体の通話環境とは、前記移動体の車室内空間形状、前記
音声入出力手段の位置関係並びに当該移動体内の送話者
の発声音量の少なくとも一つであることを特徴とする。
【0022】請求項12記載の発明によれば、車両等の
移動体の通話環境等を特定するための識別情報に対応し
てハンズフリー装置の調整データを記憶した記憶手段
と、当該移動体から送信されてきた前記識別情報に基づ
いて、対応する調整データを前記記憶手段から検索し、
当該移動体へ送信する制御手段とを備えたハンズフリー
装置用調整データ配信装置を提供する。
【0023】請求項13記載の発明によれば、前記識別
情報が、車両の種類を特定する車種情報であることを特
徴とする。
【0024】請求項14記載の発明によれば、前記調整
データが、前記ハンズフリー装置に備えられたマイクロ
ホンのマイクゲイン値及び前記ハンズフリー装置に備え
られたエコーキャンセラーのパラメータ値のうちの少な
くとも一つであることを特徴とする。
【0025】請求項15記載の発明によれば、前記調整
データが、前記移動体の車室内空間形状、及び前記ハン
ズフリー装置に備えられたマイクロホンの取り付け位置
及びスピーカの取り付け位置の少なくとも一つに基づい
て設定されていることを特徴とする。
【0026】請求項16記載の発明によれば、車両等の
移動体に搭載されたハンズフリー装置の通話状態を当該
移動体に適するように調整するためのハンズフリーシス
テムであって、音声の入力及び出力を行う音声入出力手
段と、移動体の通話環境等を特定するための識別情報を
外部へ送信し、当該識別情報に対応した調整データを受
信する通信手段と、当該受信調整データに基づいて、当
該移動体の通話環境に適した通話状態が得られるよう
に、前記音声入出力手段を介して入力される音声信号に
対するハンズフリーパラメータを設定する設定手段とを
有したハンズフリー装置と、各種移動体の車種等を特定
するための識別情報に対応してハンズフリー装置の調整
データを記憶した記憶手段と、当該移動体から送信され
てきた前記識別情報に基づいて、対応する調整データを
前記記憶手段から検索し、当該移動体へ送信する制御手
段とを備えた調整データ配信装置とを有するハンズフリ
ーシステムを提供する。
【0027】請求項17記載の発明では、前記識別情報
が、車両の種類を特定する車種情報であることを特徴と
する。
【0028】請求項18記載の発明では、前記音声入出
力手段がマイクロホンとスピーカとからなり、前記調整
データは、前記マイクロホンのマイクゲイン値及び前記
ハンズフリー装置に備えられたエコーキャンセラーのパ
ラメータ値のうちの少なくとも一つであることを特徴と
する。
【0029】請求項19記載の発明では、前記調整デー
タが、前記移動体の通話環境に基づいて予め設定登録さ
れていることを特徴とする。
【0030】請求項20記載の発明では、前記移動体の
通話環境とは、前記移動体の車室内空間形状、前記音声
入出力手段の位置関係並びに当該移動体内の送話者の発
声音量の少なくとも一つであることを特徴とする。
【0031】本発明によれば、車両等の移動体の車種情
報(車室内の空間形状)やハンズフリー装置のスピー
カ、マイクロホンの位置を気にすることなく、簡単な入
力操作を行うだけで、遠隔地にあるサーバーから通信回
線を介して入手したハンズフリー装置のエコーキャンセ
ラー等のパラメータデータに基づいてハンズフリー装置
に必要な調整作業を自動的に行うことができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。
【0033】本実施態様では、車種毎に異なっていたマ
イクゲイン値やエコーキャンセラーのフィルター係数等
の車種別データを、利用者自らが設定変更することな
く、通信にてこれらの情報を自動的に取得し、且つ、車
種毎に最良の調整を行うことができるものである。
【0034】図1は本実施態様のハンズフリーシステム
を説明するための概略ブロック図である。
【0035】図1に示されるハンズフリーシステムで
は、各車両等の移動体8には、本実施態様のハンズフリ
ー装置9が搭載されている。ハンズフリー装置9は通信
手段(携帯電話等)10を介して外部との通話のみなら
ず、通信が行えるように設計されている。なお、本実施
態様では、通信モデムを携帯電話に接続することで通話
及び通信を行うものとして説明するが、通信装置として
単独通信可能なものを用いてもよい(すなわち、専用の
通信機を用いても良い)。ハンズフリー装置9は携帯電
話10を介して携帯電話の基地局(BS)と無線通信可
能に接続され、さらに、サーバー12には携帯電話基地
局11等と通信可能に接続される送受信装置が備えられ
ているので、ハンズフリー装置9は携帯電話基地局(B
S)11等を介してサーバ12と通信可能に接続され
る。
【0036】サーバ12には、マイクゲイン値、エコー
キャンセラーのフィルタ係数等の必要な情報(パラメー
タ調整情報)があらかじめ車種毎に記憶されているデー
タベース13が備えられており、ハンズフリー装置9は
必要な情報をデータベース13を介して入手することが
できる。すなわち、サーバー12のデータベース13に
は、車種毎にマイクゲイン値、エコーキャンセラーのパ
ラメータ値が登録されており、車両側では、その車種デ
ータを携帯電話等の通信手段によりサーバー12に送信
して、該当する車種のデータ(マイクゲイン値、エコー
キャンセラーのパラメータ値)をサーバーから受信し
て、これらの受信データ値に基づいてハンズフリー装置
9(ゲイン調整回路、エコーキャンセラー)を調整す
る。
【0037】図2は、データベース13のデータ構造を
示したものである。
【0038】データベース13には、各車種番号に対応
して、車両情報(車両の種類)、マイクゲイン値、エコ
ーキャンセラーのフィルタ係数等があらかじめ記録され
ている。従って、車両側から、自車情報(車種、搭載機
器情報、使用携帯機情報等)サーバーへ送信するだけ
で、自社情報に対応したパラメータ調整情報を取得し、
ハンズフリー装置9の調整処理が自動的に行われる。
【0039】図3は本実施態様のハンズフリー装置9の
構成を示したブロック図である。
【0040】図9と同様な機能を有する部材には同一の
番号を付している。
【0041】図9の従来のハンズフリー装置と異なる点
は、本実施態様では、ハンズフリー装置のパラメータ調
整に必要なパラメータ調整データを外部(サーバー)か
ら無線通信を介して取得するために、通信モデム16が
備えられており、さらに、無線通信を介して取得したデ
ータに基づいてゲイン調整回路とエコーキャンセラーの
フィルタ係数等のパラメータ値を自動的に調整するため
の演算等を行うCPU14と、受信したパラメータデー
タやCPU14での処理に必要なデータを記憶したメモ
リー15とが備えられている点である。
【0042】図で示されているように、通信モデム16
並びに携帯電話2を介して、遠端話者と通話を行う以外
に、サーバー12へ自車情報を送信し、サーバー12か
らパラメータ調整データを受信する。受信したパラメー
タ調整データはメモリー15に記憶され、CPU14は
これらのデータに基づいて、ゲイン調整回路23及びエ
コーキャンセラー22のパラメータ値を設定・変更す
る。図中、9−1はハンズフリー装置の本体部を示して
いる。
【0043】図4は、図3で示されているエコーキャン
セラー22の内部構成を示したブロック図である。図5
は、図4のエコーキャンセラー22の適応フィルタ(A
DF)として用いられたFIR(Finite Impulse Respo
nse)型適応フィルタの回路構成図である。さらに、図
6は、適応フィルタ(ADF)への入力信号x(n)、
目標信号(エコー信号)d(n)、適応フィルタ出力信
号(擬似エコー信号:キャンセル信号)y(n)及び誤
差信号e(n)の各波形図である。
【0044】いま、遠端話者による受話音声のみが存在
し、近端話者の音声が無いものとする(すなわち、相手
側からの音声のみがスピーカSPを通して出力されてお
り、この反射音等(音響エコー)のみがマイクロホンM
ICを介して入力されている)。
【0045】図4で、携帯電話2,通信モデム16を介
して受信した遠端話者からの受話音声は、エコーキャン
セラー22のA/D変換器17に入力し、アナログ信号
からデジタル信号に変換される。このデジタル信号は、
D/A変換器18によりアナログ信号に変換されて、増
幅器4を通ってスピーカSPに出力されると同時に、適
応フィルタ(ADF)19にも入力される。適応フィル
タ(図5のFIR型適応フィルタ)19は、入力信号x
(n)から式(1)で表される擬似エコー信号y(n)
を生成する。
【0046】
【数1】 一方、スピーカSPから出力された受話音声は、車両の
室内空間を伝搬し、壁等から反射され、マイクロホンM
ICに入力される。この音声信号(音響エコー信号)
は、入力信号x(n)に対して音響遅延分位相がずれて
おり、マイクロホンMICから入力し、エコーキャンセ
ラー22のA/D変換器24によりデジタル信号に変換
された後、この音響エコー信号d(n)と適応フィルタ
19の出力信号(擬似エコー信号y(n))との間で減
算処理がなされる。ここで、音響エコー信号d(n)と
擬似エコー信号y(n)との差(d(n)―y(n))
が誤差信号e(n)となる。誤差信号e(n)が完全に
ゼロになる場合が、音響エコーに起因するノイズが無い
場合である。
【0047】適応型フィルタ(FIR型適応フィルタ)
19のフィルタ係数(h0,h1,h2,...h(N
−1))はフィルタ係数適応制御部21により調整され
ており、フィルタ係数適応制御部21により、誤差信号
e(n)がゼロになるように適応型フィルタ(FIR型
適応フィルタ)19のフィルタ係数(h0,h1,h
2,...h(N−1))が調整されることで(LMS
法)、適応型フィルタが実現される。これは、外部のサ
ーバー12より取得したパラメータ調整データに基づい
て、CPU14によりフィルタ係数抵抗制御部21を介
してフィルター係数を可変調整することで実現される。
すなわち、本実施態様では、外部サーバーから入手した
パラメータ調整データに基づいて適応フィルタ19のフ
ィルター係数を自動的に調整することで、誤差信号e
(n)をゼロにすることができる。
【0048】実際の車両では、車両のマイクロホンとス
ピーカSPとの距離の違いにより、音響エコーを消去す
べき時間が異なる。消去時間が少ない小型車では、FI
R型適応フィルタの遅延タップ数を減らせば、DSP
(デジタル信号処理装置)の演算時間を短縮できる。ま
た、フィルタ係数の初期値も車両毎に測定して最適値に
しておけば、適応フィルタの収束時間を短縮できる。
【0049】なお、図4の符号20はD/A変換器であ
り、図5のD1,D2,...,D(N−1)は遅延素
子であり、M0,M1,M2,..,M(N−1)は乗
算部であり、ADは加算部を示している。
【0050】次に、本実施態様のハンズフリーシステム
において、エコーキャンセラーのパラメータ値を設定・
変更する場合の動作手順について図7,図8A及び図8
Bを参照して説明する。
【0051】図7は、図1で示される本実施態様のハン
ズフリーシステムにおける、ハンズフリー装置9,携帯
電話10,携帯電話基地局11及びサーバー12間の通
信シーケンスを示した図であり、 図8Aはハンズフリ
ー装置9側の動作フローを示したものであり、図8Bは
サーバー12側の動作フローを示したものである。
【0052】ハンズフリー装置9側では、CPU14
は、電源投入(S1)後に初期設定を行い(S2)、メ
モリー15を検査して、ハンズフリー装置9のハンズフ
リーパラメータ値(フィルタ係数、マイクゲイン値等:
HFパラメータ)がすでにメモリー14に記憶されてい
るかどうかを調べる。これらのパラメータ値がすでにメ
モリー14に記憶されていると判断した場合は(S3:
YES)、そのまま、通常動作に移り、マイクゲイン、
フィルタ係数をハンズフリー装置9に設定する(すなわ
ち、ハンズフリー装置のパラメータ値がすでにハンズフ
リー装置9に設定されているかどうかを調べる(S
3))。一方、メモリーに記憶されていないと判断した
場合は(S3:NO)、通信モデム16、携帯電話2を
介して管理センターのサーバー12を呼び出す(S
4)。接続を確認したら(S5:YES)、データ通信
を確立する。この段階で、車両側(ハンズフリー装置9
側)から、自車情報(車種、搭載機器情報、使用携帯機
情報等)をサーバー12に送信し(S6)、管理センタ
ーのサーバー12のデータベース13から自車情報に対
応したHFパラメータの受信の確認を行う(S7)。受
信が確認されれば、終話処理を行う(S8)。さらに、
受信したHFパラメータ値をメモリー15に記憶すると
共に、ハンズフリー装置9のパラメータ値としてハンズ
フリー装置9に設定し(S9)、通常動作に戻る。
【0053】一方、サーバー12側では、電源投入(S
11)後に、通常の初期設定を行い(S12)、外部か
らアクセス(呼び出し)がなされるまで待機する。外部
(車両等の移動体のハンズフリー装置)からの呼び出し
がなされた判断した場合(S13:YES)、外部より
送信された車両情報を受信し(S14)、当該車両情報
に基づいてデータベース13内を検索し(S15)、当
該車両情報と一致する車両情報(ID)をデータベース
13から抽出し(S16)、対応するHFパラメータを
アクセスした移動体へ送信する(S17)。HFパラメ
ータ送信後、送信先のハンズフリー装置から「終話」の
通知(切断通知)があれば(S18)、終話処理を行い
再び待機状態となる。
【0054】なお、上述のハンズフリー装置9とサーバ
ー12との通信で利用される通信プロトコルとしてTC
P/IP,FTP等のプロトコルが利用できる。
【0055】以上の実施態様において、パラメータ調整
データは、車種情報(車両等の種別)毎に設定登録され
ていたが、必ずしも車両等の種別情報毎にパラメータ調
整データを設定登録する必要はなく、例えば、車室内空
間の形状、マイクロホンの取り付け位置、及びスピーカ
の取り付け位置、利用者の発声音量等、移動体内での通
話環境を決定する要因のうちの少なくとも一つの要素に
基づいて設定登録されていてもよい。また、車種情報は
車両の種別等を直接的に表す必要はなく、特定の車種ま
たは車両であることを識別できるものや、マイクロホン
とスピーカの相対的な位置関係等を識別できるものであ
れば任意の識別情報を用いることができる。
【0056】また、上述の実施態様では、適応フィルタ
として、FIR型適応フィルタを用いていたが、FIR
型適応フィルタの代わりに、IIR型適応フィルタを用
いても同様な効果を得ることができる。さらに、本実施
態様では、主に音響エコーキャンセラーに適応した場合
について説明したが、回線側エコーキャンセラーに対し
ても同様に適応できる。また、調整用パラメータとし
て、ノイズキャンセラー消却量の設定値も含むようにし
てもよい。
【0057】さらに、上述の本実施態様では、通信手段
として携帯電話や通信モデムが利用されていたが、DS
RC(狭域無線通信)、衛生デジタル放送、ブルートゥ
ース(Bluetooth)等の通信メディアを利用す
るようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
車両等の移動体の利用者は、車両の車種(車室内の空間
形状)やハンズフリー装置のスピーカ、マイクロホンの
位置を気にすることなく、簡単な入力操作を行うだけ
で、遠隔地にあるサーバーから通信回線を介して入手し
たデータに基づいてハンズフリー装置に必要な調整作業
を自動的に行うことができる。これにより、利用者は面
倒な設定作業を行うことなく、各移動体に搭載されたハ
ンズフリー装置の通話状態が、当該移動体に最適な状態
になるように自動制御された状態で、エコー等のノイズ
が除去された通話を行うことができる。また、多様な車
種に対してハンズフリー装置の統一した管理が可能とな
り、また、利用へのサービスも向上され、サービス費用
も削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施態様のハンズフリーシステムを説明する
ための概略ブロック図である。
【図2】データベース13のデータ構造を示したもので
ある。
【図3】本実施態様のハンズフリー装置9の構成を示し
たブロック図である。
【図4】図3で示されているエコーキャンセラー22の
内部構成を示したブロック図である。
【図5】図4のエコーキャンセラー22の適応フィルタ
(ADF)として用いられたFIR(Finite Impulse R
esponse)型適応フィルタの回路構成図である。
【図6】適応フィルタ(ADF)への入力信号x
(n)、目標信号(エコー信号)d(n)、適応フィル
タ出力信号(擬似エコー信号:キャンセル信号)y
(n)及び誤差信号e(n)の各波形図である。
【図7】本実施態様の通信シークエンスを示した図であ
る。
【図8】(A)は、本実施態様のハンズフリーシステム
におけるハンズフリー装置の動作フローチャートを示し
た図であり、(B)は、本実施態様のハンズフリーシス
テムにおけるサーバーの動作を示した図である。
【図9】従来のエコーキャンセラーを備えたハンズフリ
ー装置の基本構成を示した概略図である。
【符号の説明】
MIC マイクロホン SP スピーカ 8 移動体 9 ハンズフリー装置 10 携帯電話 12 サーバー 13 データベース 14 CPU 15 メモリー 19 適応アダプタ 21 フィルタ係数適応制御部 22 エコーキャンセラー 23 ゲイン調整回路

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両等の移動体に搭載されて外部との通
    話を行うための、音声入出力手段を有するハンズフリー
    装置であって、当該移動体の通話環境等を特定するため
    の識別情報を外部へ送信し、当該識別情報に対応した調
    整データを受信するための通信手段と、該通信手段を介
    して受信した前記調整データに基づいて、当該移動体の
    通話環境に適した通話状態が得られるように、前記音声
    入出力手段を介して入力される音声信号に対するハンズ
    フリーパラメータを設定する設定手段とを備えたことを
    特徴とするハンズフリー装置。
  2. 【請求項2】 前記識別情報は、車両の種類を特定する
    車種情報であることを特徴とする請求項1記載のハンズ
    フリー装置。
  3. 【請求項3】 前記ハンズフリー装置はエコーキャンセ
    ラー備えており、前記調整データは該エコーキャンセラ
    ーのパラメータ値であることを特徴とする請求項1記載
    のハンズフリー装置。
  4. 【請求項4】 前記エコーキャンセラーは適応フィルタ
    を備えており、前記パラメータ値は該適応フィルタのフ
    ィルタ係数であることを特徴とする請求項3記載のハン
    ズフリー装置。
  5. 【請求項5】前記適応フィルタはFIR型適応フィルタ
    からなることを特徴とする請求項4記載のハンズフリー
    装置。
  6. 【請求項6】 前記適応フィルタはIIR型適応フィル
    タからなることを特徴とする請求項4記載のハンズフリ
    ー装置。
  7. 【請求項7】 前記ハンズフリー装置はゲイン調整回路
    を備えており、前記調整データは前記ゲイン調整回路に
    より調整されるマイクゲイン値であることを特徴とする
    請求項1記載のハンズフリー装置。
  8. 【請求項8】 前記音声入出力手段はマイクロホンとス
    ピーカとからなり、前記調整データは、前記移動体の車
    室内空間形状、前記マイクロホンの取り付け位置及び前
    記スピーカの取り付け位置の少なくとも一つの要素に基
    づいて、あらかじめ設定登録されたものであることを特
    徴とする請求項1記載のハンズフリー装置。
  9. 【請求項9】 前記ハンズフリー装置は、前記調整デー
    タを記憶する記憶手段ーを備えていることを特徴とする
    請求項1記載のハンズフリー装置。
  10. 【請求項10】 前記調整データは、前記移動体の通話
    環境に基づいて予め設定登録されていることを特徴とす
    る請求項1記載のハンズフリー装置。
  11. 【請求項11】 前記移動体の通話環境とは、前記移動
    体の車室内空間形状、前記音声入出力手段の位置関係並
    びに当該移動体内の送話者の発声音量の少なくとも一つ
    であることを特徴とする請求項10記載のハンズフリー
    装置。
  12. 【請求項12】 車両等の移動体の通話環境等を特定す
    るための識別情報に対応してハンズフリー装置の調整デ
    ータを記憶した記憶手段と、当該移動体から送信されて
    きた前記識別情報に基づいて、対応する調整データを前
    記記憶手段から検索し、当該移動体へ送信する制御手段
    とを備えたハンズフリー装置用調整データ配信装置。
  13. 【請求項13】 前記識別情報は、車両の種類を特定す
    る車種情報であることを特徴とする請求項12記載の調
    整データ配信装置。
  14. 【請求項14】 前記調整データは、前記ハンズフリー
    装置に備えられたマイクロホンのマイクゲイン値及び前
    記ハンズフリー装置に備えられたエコーキャンセラーの
    パラメータ値のうちの少なくとも一つであることを特徴
    とする請求項12記載の調整データ配信装置。
  15. 【請求項15】 前記調整データは、前記移動体の車室
    内空間形状、及び前記ハンズフリー装置に備えられたマ
    イクロホンの取り付け位置及びスピーカの取り付け位置
    の少なくとも一つに基づいて設定されていることを特徴
    とする請求項12記載の調整データ配信装置。
  16. 【請求項16】 車両等の移動体に搭載されたハンズフ
    リー装置の通話状態を当該移動体に適するように調整す
    るためのハンズフリーシステムであって、 音声の入力及び出力を行う音声入出力手段と、移動体の
    通話環境等を特定するための識別情報を外部へ送信し、
    当該識別情報に対応した調整データを受信する通信手段
    と、当該受信調整データに基づいて、当該移動体の通話
    環境に適した通話状態が得られるように、前記音声入出
    力手段を介して入力される音声信号に対するハンズフリ
    ーパラメータを設定する設定手段とを有したハンズフリ
    ー装置と、 各種移動体の車種等を特定するための識別情報に対応し
    てハンズフリー装置の調整データを記憶した記憶手段
    と、当該移動体から送信されてきた前記識別情報に基づ
    いて、対応する調整データを前記記憶手段から検索し、
    当該移動体へ送信する制御手段とを備えた調整データ配
    信装置とを有するハンズフリーシステム。
  17. 【請求項17】 前記識別情報は、車両の種類を特定す
    る車種情報であることを特徴とする請求項16記載のハ
    ンズフリーシステム。
  18. 【請求項18】 前記音声入出力手段はマイクロホンと
    スピーカとからなり、前記調整データは、前記マイクロ
    ホンのマイクゲイン値及び前記ハンズフリー装置に備え
    られたエコーキャンセラーのパラメータ値のうちの少な
    くとも一つであることを特徴とする請求項16記載のハ
    ンズフリーシステム。
  19. 【請求項19】 前記調整データは、前記移動体の通話
    環境に基づいて予め設定登録されていることを特徴とす
    る請求項16記載のハンズフリー装置。
  20. 【請求項20】 前記移動体の通話環境とは、前記移動
    体の車室内空間形状、前記音声入出力手段の位置関係並
    びに当該移動体内の送話者の発声音量の少なくとも一つ
    であることを特徴とする請求項10記載のハンズフリー
    装置。
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