JP2003283420A - 無線通信システム,及び中継器並びに移動局 - Google Patents

無線通信システム,及び中継器並びに移動局

Info

Publication number
JP2003283420A
JP2003283420A JP2002086449A JP2002086449A JP2003283420A JP 2003283420 A JP2003283420 A JP 2003283420A JP 2002086449 A JP2002086449 A JP 2002086449A JP 2002086449 A JP2002086449 A JP 2002086449A JP 2003283420 A JP2003283420 A JP 2003283420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
repeater
communication system
mobile station
wireless communication
base station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002086449A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Nagata
伊弘 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2002086449A priority Critical patent/JP2003283420A/ja
Publication of JP2003283420A publication Critical patent/JP2003283420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、公衆回線に接続される移動局を使用す
ることができないとされている環境においても、移動局
を使用することを可能とする無線通信システムを提供す
る。 【解決手段】 リピータ3は、基地局1との間で周波数
A群を用い相対的に高い出力により通信を行うと共に、
携帯電話機2との間で第2の周波数を用い相対的に低い
出力により通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動局が基地局と
無線信号を介して通信を行うことにより、他の通信端末
との通信を行うための無線通信システム、及びそのシス
テムに使用される中継器並びに移動局に関する。
【0002】
【従来の技術】移動局たる例えば携帯電話機は、病院の
内部や電車の車両内においては送信電波が周囲に存在す
る医療機器などの動作に影響を及ぼすおそれがあること
から使用することが禁止されている。しかし、PHS(P
ersonal Handyphone System )は、携帯電話機に比較す
ると基地局との通信距離が短く設定されていることから
送信電力も小さい。そこで、病院においては、屋内に事
業者用のPHS網を設置して、医師や看護婦などの勤務
者がPHSを使用しているところもある。これは、PH
Sが発する電磁波は医療機器に影響を与えないことを示
すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
システムはあくまでも事業者用PHS専用のものである
から、外来または入院患者や来院者などが公衆用のPH
Sを携帯していても使用することはできない。本発明は
上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、従
来、公衆回線に接続される移動局を使用することができ
ないとされている環境においても、移動局を使用するこ
とを可能とする無線通信システム、及びそのシステムに
使用される移動局並びに中継器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の無線通信
システムによれば、中継器は、基地局との間で第1の周
波数群を用い相対的に高い出力により通信を行うと共
に、移動局との間で第2の周波数群を用い相対的に低い
出力により通信を行う。従って、移動局を携帯するユー
ザは、中継器が設置されている環境にあっては当該中継
器を介して基地局との通信を行うことになる。そして、
中継器との間では低い出力による通信を行うので、移動
局が発する電磁波が他の機器に影響を及ぼすことを極力
防止でき、更に、移動局は、電力の消費を抑えることが
できる。
【0005】請求項2記載の無線通信システムによれ
ば、中継器は、基地局との間で第1の通信用コード群を
用い相対的に高い出力により通信を行うと共に、移動局
との間で第2の通信用コード群を用い相対的に低い出力
により通信を行う。従って、移動局が例えばCDMA方
式で通信を行う構成である場合も、請求項1と同様の効
果を得ることができる。
【0006】請求項3記載の無線通信システムによれ
ば、中継器は、指向性アンテナを用いて基地局との間で
通信を行うと共に、無指向性アンテナを用いて移動局と
の間で通信を行う。即ち、中継器の高出力通信用アンテ
ナの指向性を基地局側に持たせることで、中継器が発す
る電磁波の影響を低出力通信側に分布している他の機器
に対して及ぼし難くすることができる。そして、低出力
通信用アンテナは無指向性とすることで、移動局との通
信を行い易くすることができる。
【0007】請求項4記載の無線通信システムによれ
ば、移動局は、中継局との通信が可能であるか否かを判
断し、当該通信が可能であると判断すると中継局との通
信を行う。そして、前記通信が不能であると判断すると
基地局との通信を直接行うように切り替える。従って、
移動局が通信環境を判断して自動的に通信形態の切り替
えを行うので、移動局を携帯したユーザは自ら判断して
手動で切り替えを行う必要がなくなり、利便性が向上す
る。
【0008】請求項5記載の無線通信システムによれ
ば、中継器を病院の内部に設置する。即ち、上述したよ
うに病院には多数の医療機器が存在することから、本発
明のシステムを適用すれば、移動局を携帯するユーザは
中継器を介すことでそれらに影響を及ぼすことなく公衆
回線を利用して無線通信を行うことができる。
【0009】請求項6記載の無線通信システムによれ
ば、中継器を車両の内部に設置する。例えば、電車の車
両内では、「医療機器に影響を及ぼすことがあるため携
帯電話の電源はお切り頂くようお願いします」といった
ようなアナウンスが行われているが、実際にこのアナウ
ンスの指示に従うマナーの良い乗客はほとんどいないの
が現状である。また、乗合自動車(所謂バス)において
も事情は同様である。そこで、本発明のシステムを車両
に適用すれば、より現実的な対応を取ることができる。
【0010】請求項7記載の無線通信システムによれ
ば、中継器を自動車の車室内部に設置する。即ち、自動
車に乗車した場合に良好な環境で移動通信を行うために
は、自動車電話機を用いることが好ましい。自動車電話
機は、自動車本体のバッテリから電源供給を受けること
が可能であると共に、車外に取り付けられたアンテナを
使用することも可能であるから、基地局に対して十分な
電力により送信を行うことができる。
【0011】そして、移動局たる携帯電話機を自動車の
車室内に持ち込んだ場合に自動車電話機と同様の性能で
通信を行うことを想定すると、携帯電話機を自動車本体
のバッテリと車外アンテナとに接続する必要がある。従
って、ユーザが携帯電話機を身につけた状態では使用が
困難となってしまう。そこで、本発明のシステムを適用
すれば、ユーザは移動局を携帯した状態のまま、中継器
を介すことで自動車電話システムと同様の性能で通信を
行うことが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施例)以下、本発明を移
動局たる携帯電話機の通信システムに適用した場合の第
1実施例について図1乃至図5を参照して説明する。図
3は、本発明の無線通信システムの構成を概念的に示す
ものである。既存の通信システムの末端側は、基地局1
と携帯電話機(移動局)2とのみで構成され、両者が直
接通信を行うようになっている。
【0013】本実施例の無線通信システムでは、両者の
間にリピータ(中継器)3が介在する構成である。リピ
ータ3は、既存のシステムでは携帯電話機に相当する位
置付けにあり、基地局1との間では送信出力が例えば最
大で3W程度(自動車電話の送信電力に相当する)に設
定されている。リピータ3は、基地局1との間の通信で
は指向性を有する第1アンテナ4を使用し、周波数A群
(第1の周波数群)によって通信を行う。
【0014】また、リピータ3は、携帯電話機2との間
の通信では無指向性の第2アンテナ5を使用すると共
に、送信電力は例えば最大で10mW程度(携帯電話機
の最低出力)に設定されている。そして、その通信には
周波数B群(第2の周波数群)を使用する。ここで、周
波数A群,B群とは、通常の携帯電話システムにおいて
基地局と移動局との間における通信で、回線の使用状況
や通信状況などに応じて適宜切り替えられて使用される
周波数帯の何れかを示す。
【0015】そして、リピータ3は、基地局1より送信
された信号を受信すると、受信データの内容はそのまま
とし、通信周波数を周波数B群に切り替え、また、送信
電力設定を低出力に切り替えて携帯電話機2側に送信す
る。一方、リピータ3は、携帯電話機2より送信された
信号を受信すると、受信データの内容はそのままとし、
通信周波数を周波数A群に切り替え、また、送信電力設
定を高出力に切り替えて携帯電話機2側に送信する。
【0016】図4は、携帯電話機2の電気的構成を示す
機能ブロック図である。この図4において、携帯電話機
2は、二次電池10から供給される電力に基づいて動作
するようになっている。制御部11は、CPUを主体と
した電気回路で構成されており、ROM12に記憶され
た制御プログラムに基づいて動作する。具体的には、こ
の制御プログラムにより、キー操作部13に対する操作
に応じて、通話処理や電子メールの送受信処理を行った
り、表示部14に所定の文字を表示したり、ワークデー
タ(例えば電子メールのテキストデータ)を不揮発性の
RAM15に一時的に記憶するなど、携帯電話機2全体
の電気的な制御が行われる。
【0017】マイク16から入力される音声信号は、音
声処理部17において音声データに変換され、その音声
データが無線部18において変調されて、ロッドアンテ
ナ19より電波信号として外部に送信される。
【0018】一方、ロッドアンテナ19が受信した電波
信号は無線部18において復調され、テキストデータの
場合には、電子メールとして表示部14に表示される。
また、音声データの場合には音声処理部17において音
声信号に変換されて、スピーカ19から音声として出力
される。これら音声処理部17及び無線部18は、制御
部11からの指令に応じて動作するようになっている。
加えて、無線部18は、受信電界強度の測定が可能とな
るように構成されており、その測定結果は制御部11に
与えられるようになっている。
【0019】図5は、リピータ3の電気的構成を示す機
能ブロック図である。リピータ3は、基地局1との間で
は基地局側送受信部20が第1アンテナ4によって通信
を行い、携帯電話機2との間では移動局側送受信部21
が第2アンテナ5によって通信を行う。これらの送受信
部20,21によって受信・復調された信号は一旦制御
回路部23に与えられてから、送受信部21,20に出
力されることで変調・送信される。
【0020】即ち、基地局側送受信部20によって受信
された周波数A群の信号は、周波数B群の信号に変換さ
れて移動局側送受信部21により送信され、逆に、移動
局側送受信部21が受信した周波数B群の信号は、波数
A群の信号に変換されて基地局側送受信部20により送
信される。
【0021】また、記憶部24は、制御回路部23の制
御プログラムが記憶されているROMや、制御回路部2
3がワークエリアとして使用するRAMなどで構成され
ている。電源部25は、以上の各機能部に動作用電源を
供給するものであるが、これは、バッテリを含んで構成
されるもの、或いは商用交流電源から直流電源を生成す
る構成の何れであっても良い。
【0022】図1は、本実施例のより具体的な適用形態
を示すものである。本実施例では、病院の病室内にリピ
ータ3を配置して、病室を利用する患者や病室を訪れる
外来者が携帯電話機2を使用できるようにしたものであ
る。リピータ3は病室の窓辺に配置されており、第1ア
ンテナ4は、病室外部側に存在する基地局1側を指向す
るように設定されている。
【0023】次に、本実施例の作用について図2をも参
照して説明する。図2は、携帯電話機2の制御部11に
よる本発明の要旨に関する処理内容を概略的に示すフロ
ーチャートである。制御部11は、無線部18を介して
受信電界強度(この場合、周波数A群,B群の双方につ
いて)の測定を行う(ステップS0)。
【0024】そして、リピータ3が送信している周波数
B群の電波信号が受信可能なレベルにあるか否かを判断
し(ステップS1)、受信が不能であれば(「NO」)
一般的な携帯電話機と同様に基地局1が送信を行ってい
る周波数A群で待ち受けを行う(ステップS2)。
【0025】また、周波数B群が受信可能なレベルにあ
る場合は(ステップS1,「YES」)、周波数B群に
ゾーン移行(受信帯域をB群に切り替える)する(ステ
ップS3)。それから、リピータ3より指定される送信
電力レベルの設定を行うと(ステップS4)、周波数B
群で待ち受けを行う(ステップS5)。尚、ステップS
4においてリピータ3より指定される送信電力レベル
は、携帯電話機では最低レベルでPHS並みの電力とな
る10mWとする。斯様に設定を行うことで、携帯電話
機2は、リピータ3との通信を行うようになり、基地局
1とはリピータ3を介して通信することになる。
【0026】周波数B群で待ち受けを行っている間、制
御部11は、無線部18を介して受信電界強度(この場
合、周波数B群)の測定を行い(ステップS6)、周波
数B群の電波信号が受信可能なレベルにあれば(ステッ
プS7,「YES」)、ステップS5に戻り待ち受け状
態を保持する。また、周波数B群の受信が不能な状態に
なると(ステップS7,「NO」)周波数A群にゾーン
移行してから(ステップS8)ステップS2に戻り、周
波数A群での待ち受けに切り替える。
【0027】以上のように本実施例によれば、リピータ
3は、基地局1との間で周波数A群を用い相対的に高い
出力により通信を行うと共に、携帯電話機2との間で周
波数B群を用い相対的に低い出力により通信を行うよう
にした。
【0028】従って、携帯電話機2を携帯するユーザ
は、リピータ3が設置されている環境にあっては当該リ
ピータ3を介して基地局1との通信を低い出力により行
うので、携帯電話機2が発する電磁波が他の機器に影響
を及ぼすことを極力防止することができる。更に、携帯
電話機2は、電力の過剰な消費が抑制されるので、二次
電池10による駆動時間を長期化することができる。
【0029】そして、リピータ3は、基地局1との間で
は指向性アンテナである第1アンテナ4を用いて基地局
1との間で通信を行うと共に、携帯電話機2との間では
無指向性アンテナである第2アンテナ5を用いて通信を
行うので、リピータ3が発する電磁波の影響を低出力通
信側に分布している他の機器に対して及ぼし難くするこ
とができる。そして、第2アンテナ5を無指向性とする
ことで、携帯電話機2との通信を行い易くすることがで
きる。
【0030】また、携帯電話機2は、周波数B群によっ
てリピータ3との通信が可能であるか否かを判断し、当
該通信が可能であると判断すると周波数群Bを使用して
リピータ3との通信を行い、当該通信が不能であると判
断すると周波数群Aを使用して基地局1との通信を直接
行うように切り替えるようにした。従って、携帯電話機
2が通信環境を判断して自動的に通信形態の切り替えを
行うことで、携帯電話機2を携帯したユーザは自ら判断
して手動で切り替えを行う必要がなくなり、利便性が向
上する。
【0031】更に、本実施例によれば、リピータ3を病
院の内部に設置したので、ユーザは、病院の内部に配置
されている多数の医療機器に影響を及ぼすことなく、携
帯電話機2により公衆回線を利用して無線通信を行うこ
とができる。
【0032】(第2実施例)図6は、本発明を自動車に
適用した場合の一例である。自動車(車両)31の車室内
における天井部分にはリピータ3が設置されており、外
部のルーフ部及びリア部には、2つの第1アンテナ4
a,4bが設置されている。これらの第1アンテナ4a,
4bは、より効果的にダイバーシティ受信を行うために
設けられている。尚、リピータ3の動作用電源は、自動
車31のバッテリ(図示せず)から供給が可能となって
いる。そして、ユーザは、車室内に携帯電話機2を持ち
込んだ場合は、第1実施例と同様にしてリピータ3を介
して基地局1との通信を行うようにする。
【0033】ここで、自動車31に乗車した場合に良好
な環境で移動通信を行うためには、自動車電話機を用い
ることが好ましい。自動車電話機は、自動車31本体の
バッテリから電源供給を受けることが可能であると共
に、車外に取り付けられたアンテナを使用することも可
能であり、基地局1に対して十分な電力により送信を行
うことができるからである。
【0034】そして、従来のシステムにおいて、携帯電
話機2を自動車31の車室内に持ち込んだ場合に自動車
電話機と同様の性能で通信を行うことを想定すると、携
帯電話機2を自動車31本体のバッテリと車外アンテナ
とに接続しなければならず、ユーザが携帯電話機2を身
につけた状態では使用が困難となってしまう。これに対
して、上記の構成を採用することで、ユーザは、携帯電
話機2を自動車31側と有線接続することなしに、自動
車電話システムと同様の環境で通信を行うことが可能と
なる。
【0035】以上のように構成された第2実施例によれ
ば、リピータ3を自動車31の車室内部に設置したの
で、ユーザは携帯電話機2を携帯した状態のまま、リピ
ータ3を介して自動車電話システムと同様の性能で通信
を行うことが可能となる。
【0036】(第3実施例)図7は、本発明を電車に適
用した場合の一例である。電車(車両)32の客室内に
おける天井部分にはリピータ3が設置されており、外部
のルーフ部及びリア部には、2つの第1アンテナ4a,
4bが設置されている。これらの第1アンテナ4a,4
bは、第2実施例と同様にダイバーシティ受信を行うた
めに設けられている。そして、ユーザは、電車32の客
室内に携帯電話機2を持ち込んだ場合は、第1または第
2実施例と同様にしてリピータ3を介して基地局1との
通信を行うようにする。
【0037】ところで、電車の車両内では、「医療機器
に影響を及ぼすことがあるため携帯電話の電源はお切り
頂くようお願いします」といったようなアナウンスが行
われているが、実際にこのアナウンスの指示に従うマナ
ーの良い乗客はほとんどいないのが現状である。また、
乗合自動車(所謂バス)においても事情は同様である。
そこで、本発明のシステムを上記のように電車32等に
適用すれば、より現実的な対応を取ることができる。
【0038】以上のように構成された第3実施例によれ
ば、リピータ3を電車32の客室内部に設置したので、
客室内で携帯電話機2が使用される場合は、リピータ3
を介して基地局1との間での通信が行われることにな
る。従って、客室内に、例えばペースメーカなどの医療
機器を身につけた乗客が同乗しているとしても、携帯電
話機2が発生させる電磁波がその医療機器に影響を及ぼ
すことを回避できる。
【0039】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。第1実施例において、リピータ3が
基地局1と通信を行うための送信電力は、0.8W程度
に設定しても良い。また、携帯電話機2がリピータ3と
の通信を行う場合の送信電力設定は、通信環境に応じて
10mW未満に設定しても良い。リピータ3を病院の待
合室に設置しても良い。ユーザが必要に応じて手動で切
り替えを行うことで、移動局に中継器との通信を行わせ
るように構成しても良い。移動局は、携帯電話機2に限
ることなく、基地局との間で無線通信を行うものであれ
ば適用が可能である。
【0040】本発明の無線通信システムは、従来の移動
局であっても、ハードウエア構成については一切変更す
ることなく、ソフトウエアのみを変更することで適用す
ることが可能である。また、上記実施例ではTDMA(T
ime Division Multiple Access)方式の携帯電話機2に
ついて適用したが、CDMA(Code Division Multiple
Access)方式の携帯電話機であっても同様に適用するこ
とができる。この場合、第1,第2の周波数群を、第
1,第2の通信用コード群に置き換えることで同様に実
施が可能である。即ち、CDMA方式に適用すれば、通
信に用いる周波数が同じとなる場合でも、通信に用いる
拡散コードが異なれば、それらが相互に干渉することは
無いからである。また、これらに限ることなく、要は、
相互に干渉することが無い2つの異なる(第1,第2
の)通信帯を用いれば、同様に適用することができる。
無線通信システムの適用例は、病院内、自動車、電車に
限ることなく、移動局が発生する電磁波の影響を受ける
ことが想定される電子機器などが配置されている環境で
あれば適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を移動局たる携帯電話機の通信システム
に適用した場合の第1実施例であり、病院の病室内にリ
ピータを配置した状態を示す図
【図2】携帯電話機の制御部による本発明の要旨に関す
る処理内容を概略的に示すフローチャート
【図3】本発明の無線通信システムの構成を概念的に示
す図
【図4】携帯電話機の電気的構成を示す機能ブロック図
【図5】リピータの電気的構成を示す機能ブロック図
【図6】本発明を自動車の車室内に適用した場合の第2
実施例であり、システム構成を示す図
【図7】本発明を電車の客室内に適用した場合の第3実
施例であり、システム構成を示す図
【符号の説明】
1は基地局、2は携帯電話機(移動局)、3はリピータ
(中継器)、4は第1アンテナ、5は第2アンテナ、3
1は自動車(車両)、32は電車(車両)を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局と、この基地局と無線信号を介し
    て通信を行うことにより、他の通信端末との通信を行う
    移動局とで構成される無線通信システムにおいて、 前記基地局との間で第1の周波数群を用い相対的に高い
    出力により通信を行うと共に、前記移動局との間で第2
    の周波数群を用い相対的に低い出力により通信を行う中
    継器を備えたことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 基地局と、この基地局と無線信号を介し
    て通信を行うことにより、他の通信端末との通信を行う
    移動局とで構成される無線通信システムにおいて、 前記基地局との間で第1の通信用コード群を用い相対的
    に高い出力により通信を行うと共に、前記移動局との間
    で第2の通信用コード群を用い相対的に低い出力により
    通信を行う中継器を備えたことを特徴とする無線通信シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記中継器は、前記基地局との間で通信
    を行うための指向性アンテナと、前記移動局との間で通
    信を行うための無指向性アンテナとを備えていることを
    特徴とする請求項1または2記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 前記移動局は、前記中継局との通信が可
    能であるか否かを判断し、当該通信が可能であると判断
    すると前記中継局との通信を行い、当該通信が不能であ
    ると判断すると前記基地局との通信を直接行うように切
    り替えることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記
    載の無線通信システム。
  5. 【請求項5】 前記中継器は、病院の内部に設置されて
    いることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    無線通信システム。
  6. 【請求項6】 前記中継器は、車両の内部に設置されて
    いることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の
    無線通信システム。
  7. 【請求項7】 前記中継器は、自動車の車室内部に設置
    されていることを特徴とする請求項6記載の無線通信シ
    ステム。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載の無線通
    信システムに使用されることを特徴とする中継器。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7の何れかに記載の無線通
    信システムに使用されることを特徴とする移動局。
JP2002086449A 2002-03-26 2002-03-26 無線通信システム,及び中継器並びに移動局 Pending JP2003283420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002086449A JP2003283420A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 無線通信システム,及び中継器並びに移動局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002086449A JP2003283420A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 無線通信システム,及び中継器並びに移動局

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003283420A true JP2003283420A (ja) 2003-10-03

Family

ID=29233046

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002086449A Pending JP2003283420A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 無線通信システム,及び中継器並びに移動局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003283420A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005229187A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Futaba Corp 無線システム
WO2009063537A1 (ja) * 2007-11-12 2009-05-22 Fujitsu Limited 無線中継装置、無線中継車両、無線中継方法
JP2009530972A (ja) * 2006-03-20 2009-08-27 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド 誤作動バックホール通信リンクでネットワークを介して緊急呼出しを完了すること
JP2012249307A (ja) * 2006-06-06 2012-12-13 Qualcomm Inc 指向性アンテナ及び全方向性アンテナを用いた無線通信に関する装置及び方法
JP2020078040A (ja) * 2018-11-05 2020-05-21 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 通信システム及び通信端末装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005229187A (ja) * 2004-02-10 2005-08-25 Futaba Corp 無線システム
JP2009530972A (ja) * 2006-03-20 2009-08-27 アルカテル−ルーセント ユーエスエー インコーポレーテッド 誤作動バックホール通信リンクでネットワークを介して緊急呼出しを完了すること
JP2012249307A (ja) * 2006-06-06 2012-12-13 Qualcomm Inc 指向性アンテナ及び全方向性アンテナを用いた無線通信に関する装置及び方法
US8630590B2 (en) 2006-06-06 2014-01-14 Qualcomm Incorporated Apparatus and method for wireless communication via at least one of directional and omni-direction antennas
WO2009063537A1 (ja) * 2007-11-12 2009-05-22 Fujitsu Limited 無線中継装置、無線中継車両、無線中継方法
JP2020078040A (ja) * 2018-11-05 2020-05-21 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 通信システム及び通信端末装置
JP7202917B2 (ja) 2018-11-05 2023-01-12 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 通信システム及び通信端末装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4566443B2 (ja) 無線通信システム
US7444117B2 (en) Wireless network system and communications method
US11283478B2 (en) Methods and apparatus for reducing cellular telephone radiation exposure using different power levels
JP2012205253A (ja) 無線通信装置
KR20130061868A (ko) 휴대용 단말기에서 다이버시티 서비스를 제공하기 위한 장치 및 방법
JP2003283420A (ja) 無線通信システム,及び中継器並びに移動局
JP4805241B2 (ja) 無線中継機
JP3834490B2 (ja) 無線通信システムおよび無線中継機
JP2865135B2 (ja) 無線通信装置
JP2000092570A (ja) 基地局装置、移動局装置及びこれらを用いた移動通信システム、並びに移動通信方法
JPH02274017A (ja) 携帯電話用アンテナ接続装置
JP4158688B2 (ja) 車載通信装置
JP2002204482A (ja) 携帯無線端末及び中継装置
JP4142056B2 (ja) 無線通信システムおよび無線中継機
JP3487402B2 (ja) 列車無線通信方法
KR20020079166A (ko) 차량간 통신 장치
JP2015061177A (ja) 車載機器
JP3018724B2 (ja) コードレス電話装置
KR200423093Y1 (ko) 티알에스 알에프 모뎀이 내장된 수신전용 티알에스 무선단말기
JPH11145894A (ja) 中継機能付き無線装置
CN116620191A (zh) 车辆模式控制系统、方法、设备及存储介质
JP2002344587A (ja) 携帯電話無線機
JP2004222061A (ja) 列車無線システム
JPH11306497A (ja) 移動体管理システム
JP2002320270A (ja) 無線移動局制御システム、制御局及び移動局

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060117

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060905