JP2003283393A - アンテナ装置及び携帯無線装置 - Google Patents

アンテナ装置及び携帯無線装置

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JP2003283393A JP2002080915A JP2002080915A JP2003283393A JP 2003283393 A JP2003283393 A JP 2003283393A JP 2002080915 A JP2002080915 A JP 2002080915A JP 2002080915 A JP2002080915 A JP 2002080915A JP 2003283393 A JP2003283393 A JP 2003283393A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 開発期間を短縮でき、装置の小型化を維持し
且つ、伝送品質を損なうことなく、人体頭部方向への電
波放射を低減すること。 【解決手段】 頭部に密着させて使用する状態で良好な
SAR特性が得られるための処置が施された第1アンテ
ナ103と、このような処置が施されてない第2アンテ
ナ104の2本のアンテナを備えるとともに、第1アン
テナ103と第2アンテナ104のいずれかを使用アン
テナとして選択する選択手段105を設け、第一の検出
手段106にて送信電力を検出し、判定手段107で送
信電力が高いと判定される場合は第1アンテナ103を
選択し、送信電力が低いと判定される場合は第1アンテ
ナ103または第2アンテナ104を選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の携
帯無線装置と、携帯無線装置に搭載されて電波を送受す
るアンテナ装置に係り、特にアンテナ装置からの電波放
射の際に、利用者の頭部方向への電波放射レベルを低減
する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯無線装置(例えば、携帯電話
機)は、年々多機能化が進んでおり、その利用形態も多
様化している。従来の一般的な利用形態であった携帯無
線装置を頭部に密着して音声で通信する以外にも、画像
と音声を同時に通信するテレビ電話や、インターネット
に接続して通信するパケット通信などがある。この場合
には、人体正面に携帯無線装置を配置して使用したり、
接続ケーブルでパソコンと携帯無線装置を接続して机上
で使用したりしている。このように携帯無線装置の利用
形態は多様化している。
【0003】一方、携帯無線装置に内蔵するアンテナ装
置は、アンテナ装置から人体頭部に発せられる電磁波を
良好に保つ必要がある。人体頭部に吸収される電力量を
示す指標としてSAR(Specific Absorption Rate)が
あるが、近年SARが各国で法制化され、関心が高まっ
ている。しかし、携帯無線装置の小型化や、全てのアン
テナを携帯無線装置に内蔵させる要望が高く、良好なS
AR特性を得るための設計難易度は高くなり、開発工数
が膨大になっていた。
【0004】従来携帯無線装置に内蔵するアンテナ装置
において、SARを良好に保つためには以下の方法があ
った。まず、アンテナ装置に搭載するアンテナのアンテ
ナ利得を下げることにより、人体頭部方向への電力放射
を低減させる方法と、アンテナと人体頭部の距離を離す
ことで、人体頭部方向への電力放射を低減させる方法
と、アンテナ形状や配置を新規に設計し直して最適化す
ることで、人体頭部方向への電力放射を低減される方法
があった。また、例えば特開2001−292067公
報に記載されるように、利用者の利用形態を検出する利
用形態検出手段を有し、検出された利用形態に応じて送
信電力を制御する方法があった。
【0005】図12は特開2001−292067号公
報に開示されている従来の携帯無線装置の構成図であ
る。図12において、携帯無線装置1001は、アンテ
ナ装置1002、送信部1003、送信増幅部100
4、変調器1005、電力制御部1006、利用形態検
出部1007を有して構成される。携帯無線装置100
1において、送信部1003に内蔵する変調器1005
の出力は、送信増幅部1004に入力する。一方、利用
形態検出部1007にて検出した利用形態から、電力制
御部1006がその利用形態にあわせて、送信増幅部1
004の送信電力を制御する方式である。このことによ
り、利用者の利用形態に合わせて送信電力を制御するこ
とで、人体頭部方向への電力放射を低減し、良好なSA
R特性を得ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のアンテナ装置においては、次のような問題があ
る。まず、アンテナ利得を下げる方法は、アンテナ利得
低下に伴い、携帯無線装置や通信対向局の受信レベルが
低下するため、伝送品質が低下していた。また、アンテ
ナと人体頭部の距離を離す方法は、人体頭部との距離を
確保するスペースをアンテナ装置に設ける必要があり、
アンテナ装置が大型化していた。さらに、アンテナ形状
や配置を最適化する方法は、アンテナ装置に内蔵するア
ンテナ全てにおいて、アンテナ形状や配置を最適化する
必要があり、その開発工数が膨大となっていた。
【0007】また、利用者の使用形態に合わせて携帯端
末装置の送信出力を制御する方法は、基地局と携帯端末
装置の伝播損失が大きいエリア(弱電界エリア)におい
ては、所要の受信電界を得ることができなくなり、伝送
品質が劣化する場合があった。たとえば、携帯無線装置
と基地局で通信が行われている場合、基地局の受信所要
C/N(受信希望波電力と雑音電力の比)をR(d
B)、携帯無線装置の送信電力をP(dBm)、基地局
の受信C/Nを(R+r)dBとすると、携帯無線装置
の送信電力が(P−r)dBm以下に制御された場合、
基地局の所要C/NはR(dB)以下となり、伝送品質
は劣化してしまう。
【0008】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
のであり、開発期間を短縮でき、装置の小型化を維持し
且つ、伝送品質を損なうことなく、人体頭部方向への電
波放射を低減することができるアンテナ装置及びこのア
ンテナ装置を搭載した携帯無線装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ装置
は、携帯無線装置に用いられるアンテナ装置であって、
全ての利用形態において良好なSAR特性が得られるた
めの処置が施されたアンテナを少なくとも1本含む複数
のアンテナからなるアンテナ群と、前記携帯無線装置の
送信電力を検出する検出手段と、前記検出手段により検
出される送信電力に応じて使用するアンテナを前記アン
テナ群の中から選択する選択手段と、を具備することを
特徴とする。
【0010】上記構成により、アンテナ装置は、前記携
帯無線装置の送信電力を検出し、検出される送信電力に
応じて、全ての利用形態において良好なSAR特性が得
られるための処置が施されたアンテナを少なくとも1本
含む複数のアンテナからなるアンテナ群の中から使用す
るアンテナを選択する。
【0011】本発明のアンテナ装置は、携帯無線装置に
用いられるアンテナ装置であって、全ての利用形態にお
いて良好なSAR特性が得られるための処置が施された
第1アンテナと全ての利用形態において良好なSAR特
性が得られるための処置が施されていない第2アンテナ
とからなるアンテナ群と、前記携帯無線装置の送信電力
を検出する第1の検出手段と、前記第1の検出手段によ
り検出される送信電力と予め設定された閾値とを比較す
る判定手段と、前記判定手段により前記送信電力が前記
閾値より高いと判定された場合は、使用するアンテナと
して前記第1アンテナを選択し、前記送信電力が前記閾
値より低いと判定された場合は、使用するアンテナとし
て前記第1または第2アンテナを選択する選択手段と、
を具備することを特徴とする。
【0012】上記構成により、送信電力値に応じて第1
アンテナ、第2アンテナの中から使用するアンテナを選
択する。
【0013】本発明のアンテナ装置は、前記携帯無線装
置の外部データ通信端子が使用状態にあるか否かを検出
する第2の検出手段をさらに有し、前記選択手段は、前
記第2の検出手段により外部データ通信端子が使用状態
にあると検出された場合、前記第1の検出手段により検
出される送信電力によらず、前記第1または第2アンテ
ナを選択することを特徴とする。
【0014】上記構成により、外部データ通信端子の使
用の有無、即ちデータ通信の有無を検出し、データ通信
である場合は送信電力値に拘らず第1アンテナ、第2ア
ンテナの中から使用するアンテナを選択し、データ通信
でない場合は送信電力値に応じて第1アンテナ、第2ア
ンテナの中から使用するアンテナを選択する。
【0015】本発明のアンテナ装置は、前記携帯無線装
置の通信形態がハンズフリー通信か否かを検出する第2
の検出手段をさらに有し、前記選択手段は、前記第2の
検出手段によりハンズフリー通信状態にあると判定され
た場合、前記第1の検出手段により検出される送信電力
によらず、前記第1または第2アンテナを選択すること
を特徴とする。
【0016】上記構成により、ハンズフリー通信の有無
を検出し、ハンズフリー通信である場合は送信電力値に
拘らず第1アンテナ、第2アンテナの中から使用するア
ンテナを選択し、ハンズフリー通信でない場合は送信電
力値に応じて第1アンテナ、第2アンテナの中から使用
するアンテナを選択する。
【0017】本発明のアンテナ装置は、前記携帯無線装
置の外部音声通信端子が使用状態にあるか否かを検出す
る第2の検出手段をさらに有し、前記選択手段は、前記
第2の検出手段により外部音声通信状態にあると検出さ
れた場合、前記第1の検出手段により検出される送信電
力によらず、前記第1または第2アンテナを選択するこ
とを特徴とする。
【0018】上記構成により、外部音声通信の有無を検
出し、外部音声通信の場合は送信電力値に拘らず第1ア
ンテナ、第2アンテナの中から使用するアンテナを選択
し、外部音声通信でない場合は送信電力値に応じて第1
アンテナ、第2アンテナの中から使用するアンテナを選
択する。
【0019】本発明のアンテナ装置は、前記携帯無線装
置のカメラ部が使用状態にあるか否かを検出する第2の
検出手段をさらに有し、前記選択手段は、前記第2の検
出手段によりカメラ部が使用状態にあると検出された場
合、前記第1の検出手段により検出される送信電力によ
らず、前記第1または第2アンテナを選択することを特
徴とする。
【0020】上記構成により、カメラ使用の有無を検出
し、カメラ使用の場合は送信電力値に拘らず第1アンテ
ナ、第2アンテナの中から使用するアンテナを選択し、
カメラ使用でない場合は送信電力値に応じて第1アンテ
ナ、第2アンテナの中から使用するアンテナを選択す
る。
【0021】本発明のアンテナ装置は、前記携帯無線装
置が画像通信状態にあるか否かを検出する第2の検出手
段をさらに有し、前記選択手段は、前記第2の検出手段
が画像通信状態にあると判定された場合、前記第1の検
出手段により検出される送信電力によらず、前記第1ま
たは第2アンテナを選択することを特徴とする。
【0022】上記構成により、画像通信の有無を検出
し、画像通信の場合は送信電力値に拘らず第1アンテ
ナ、第2アンテナの中から使用するアンテナを選択し、
画像通信でない場合は送信電力値に応じて第1アンテ
ナ、第2アンテナの中から使用するアンテナを選択す
る。
【0023】本発明のアンテナ装置は、前記携帯無線装
置の通信がパケット通信状態にあるか否かを検出する第
2の検出手段をさらに有し、前記選択手段は、前記第2
の検出手段によりパケット通信使用状態にあると検出さ
れた場合、前記第1の検出手段により検出される送信電
力によらず、前記第1または第2アンテナを選択するこ
とを特徴とする。
【0024】上記構成により、パケット通信の有無を検
出し、パケット通信の場合は送信電力値に拘らず第1ア
ンテナ、第2アンテナの中から使用するアンテナを選択
し、パケット通信でない場合は送信電力値に応じて第1
アンテナ、第2アンテナの中から使用するアンテナを選
択する。
【0025】本発明のアンテナ装置は、前記携帯無線装
置と当該携帯無線装置の利用者との距離を検出する第2
の検出手段と、前記第2の検出手段により検出される前
記距離よりアンテナ装置と利用者が近接状態にあるか否
かを判定する判定手段とをさらに有し、前記選択手段
は、前記判定手段によりアンテナ装置と利用者が近接状
態にないと判定された場合、前記第1の検出手段により
検出される送信電力によらず、前記第1または第2アン
テナを選択することを特徴とする。
【0026】上記構成により、利用者とアンテナ装置が
離れているかどうかを検出し、利用者とアンテナ装置が
離れている場合は送信電力値に拘らず第1アンテナ、第
2アンテナの中から使用するアンテナを選択し、利用者
とアンテナ装置が離れていない場合は送信電力値に応じ
て第1アンテナ、第2アンテナの中から使用するアンテ
ナを選択する。
【0027】本発明のアンテナ装置は、前記携帯無線装
置と当該携帯無線装置の利用者との距離を検出する第2
の検出手段をさらに有し、前記判定手段は、予め設定さ
れている複数の閾値の中から前記第2の検出手段により
検出された前記距離に対応した閾値を選択し、当該選択
された閾値を前記第1の検出手段により検出された送信
電力とを比較することを特徴とする。
【0028】上記構成により、利用者とアンテナ装置の
距離を検出し、検出した距離を考慮して送信電力の大小
を判定して第1アンテナ、第2アンテナの中から使用す
るアンテナを選択する。
【0029】本発明のアンテナ装置は、前記携帯無線装
置の利用者が前記判定手段に閾値を設定する設定手段を
さらに有し、前記判定手段は前記設定手段により設定さ
れた閾値と第1の検出手段により検出される送信電力と
を比較することを特徴とする。
【0030】上記構成により、利用形態を考慮した閾値
を利用者が設定し、アンテナを選択することにより、伝
送品質を向上することができる。
【0031】本発明のアンテナ装置は、前記携帯無線装
置が折り畳み式の場合、当該携帯無線装置の筐体の開閉
を検出する第2の検出手段をさらに有し、前記選択手段
は、前記第2の検出手段により前記筐体が閉じた状態に
あると検出された場合、前記第1の検出手段により検出
される送信電力によらず、前記第1、第2アンテナを選
択することを特徴とする。
【0032】上記構成により、前記携帯無線装置の筐体
の開閉を検出し、筐体の閉じている場合は送信電力値に
拘らず第1アンテナ、第2アンテナの中から使用するア
ンテナを選択し、筐体が開いている場合は送信電力値に
応じて第1アンテナ、第2アンテナの中から使用するア
ンテナを選択する。
【0033】本発明の携帯無線装置は、携帯無線装置に
おいて、請求項1乃至請求項12いずれかに記載のアン
テナ装置を有することを特徴とする。
【0034】上記構成により、携帯無線装置の使用状況
や送信電力値に応じて適切なアンテナを使用して選択す
る。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1実施の形態)図1は、本発明の第1実施の形態に
係るアンテナ装置を搭載した携帯無線装置の要部の構成
を示すブロック図である。携帯無線装置100は、アン
テナ装置101と送信部102を有している。アンテナ
装置101は第1アンテナ103、第2アンテナ10
4、選択手段105、第1の検出手段106、判定手段
107を有している。
【0036】ここで、アンテナ103は、全ての使用形
態において、最大送信電力時に良好なSAR特性を得ら
れるように施されている。それに対して、第2アンテナ
104は送信電力が小さくても能率良く電波を放射でき
る特性を有している。また、第1の検出手段106は、
ダイオードなどの電力検出素子16で構成され、判定手
段107は、記憶部17と、比較部18とで構成され、
選択手段105は、入力端子13と、複数の出力素子1
4と、入力端子13と複数の出力端子14を切換え接続
する切換回路15で構成される。
【0037】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。送信部102から送出し
た送信波は、選択手段105と、第1の検出手段106
に入力する。第1の検出手段106は、入力した送信波
の電力を電力検出素子16で検出して判定手段107に
通知する。判定手段107の記憶部17は、事前に閾値
X1を記憶する。閾値X1は第2アンテナ104から送
信した場合、全ての利用形態において、良好なSAR特
性が得られるか否かとなる送信電力値以下の値で設定
し、製造時に記憶部17に設定するものである。比較部
18は送信電力値と閾値X1を比較し、送信電力値が閾
値X1より小さいときは、第1アンテナ103または第
2アンテナ104を選択するよう選択手段105に制御
信号を送出し、送信電力値が閾値X1よりも大きい場合
は、第1アンテナ103を選択するよう選択手段105
に制御信号を送出する。選択手段105の切換回路15
は前記制御信号により入力端子13と第1アンテナ10
3側に接続された出力端子14を接続するか、或いは入
力端子13と第2アンテナ104側に接続された出力端
子14を接続するかして、前記制御信号に応じて送信部
102と、第1アンテナ103或いは第2アンテナ10
4を接続する。
【0038】上記のように本実施の形態によれば、送信
電力値に応じて適切な第1、第2アンテナ103、10
4のいずれかを選択して使用することにより、人体頭部
方向への電力放射を低減することができると共に、アン
テナ開発工数の削減と、装置の小型化を図ることがで
き、また伝送品質を良好に保つことができる。
【0039】なお、送信部102は第1の検出手段10
6に送信波を直接出力するのではなく、送信電力に応じ
たアナログまたはディジタル信号を第1の検出手段10
6に出力し、第1の検出手段106は、その信号を用い
て閾値X1と比較しても良い。また、本実施の形態は2
つのアンテナを内蔵するアンテナ装置に関して説明した
が、3つ以上内蔵するアンテナ装置であってもよく、送
信波の電力レベルによって、使用するアンテナを選択す
れば良い。このことにより、全ての利用形態で良好なS
AR特性を得るアンテナを一つ搭載すればよく、たとえ
ば、n個のアンテナを搭載するアンテナ装置において
は、良好なSAR特性を得るために必要なアンテナの開
発工数を1/nにすることができる。
【0040】さらに、全てのアンテナと人体頭部の距離
を確保することによって、良好なSAR特性を得る場
合、そのアンテナの容積が従来と比較してm倍となれ
ば、アンテナ装置の容積もm倍となる。しかし、本例の
構成によれば、最大送信時に良好なSAR特性を得るア
ンテナを一つ搭載すればよく、アンテナ装置としての容
量増加は(1+(m−1)/n)倍とすることができ
る。また、本例の構成では、アンテナ利得や送信電力レ
ベルを下げることなく、良好なSAR特性が得られるた
め、伝送品質が低下することを防止することができる。
【0041】(第2実施の形態)図2は、本発明の第2
実施の形態に係るアンテナ装置を搭載した携帯無線装置
の要部の構成を示すブロック図である。但し、図1に示
した第1実施の形態と同様の部分は同一符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。図2に示す携帯無線装置100
において、アンテナ装置101は、第1の検出手段10
6の他に第2の検出手段122及びこれら第1の検出手
段106、第2の検出手段122による送信電力値から
使用するアンテナを判定する判定手段123が設けら
れ、また、第2の検出手段122には外部データ通信端
子121が接続されている。ここで、第2の検出手段1
22は、外部データ通信端子121に近接して配置した
スイッチ部で構成され、判定手段123は、記憶部17
と比較部18とで構成される。その他の構成は第1実施
の形態と同様である。
【0042】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。判定手段123の記憶部
17は事前に閾値X2を記憶する。閾値X2は第2アン
テナ104から送信した場合、全ての利用形態におい
て、良好なSAR特性が得られるか否かとなる送信電力
値以下の値で設定し、製造時に記憶部17に設定するも
のである。第2の検出手段122は、外部データ通信端
子121に外部データケーブルが挿入されているか否か
をスイッチ部にて検出し、その検出結果を判定手段12
3に通知する。判定手段123は外部データ通信端子1
21が使用されている場合、第1の検出手段106の検
出結果にか拘らず、第1アンテナ103または第2アン
テナ104を選択するよう選択手段105に制御信号を
送出する。
【0043】判定手段123では、外部データ通信端子
121が使用されていない場合、比較部18は、第1の
検出手段106が検出した送信部102の送信電力値と
閾値X2を比較する。この比較により、送信電力値が閾
値X2より小さいときは、第1アンテナ103または第
2アンテナ104を選択するよう選択手段105に制御
信号を送出し、送信電力値が閾値X2よりも大きいとき
は、第1アンテナ103を選択するよう選択手段105
に制御信号を送出する。
【0044】本実施の形態によれば、外部データ通信端
子121を使用している場合は、携帯無線装置100を
ケーブルでパソコン等の外部機器と接続して使用する利
用形態であり、人体頭部に密着して使用する利用形態で
ないため、効率のよい第2アンテナ104を選択し、最
大送信電力で効率良く送信しても、良好なSAR特性が
得られる。
【0045】したがって、外部データ通信端子121を
使用している場合は、第1アンテナ103及び第2アン
テナ104を選択できることで、送信電力によらずアン
テナダイバーシチ動作を行なうことが可能となり、伝送
品質を向上させることができる。このアンテナダイバー
シチ動作の効果は、例えばPHSで2つのアンテナでダ
イバーシチ動作を行なった場合、受信感度は6dB向上
する例がある。
【0046】結局、本実施の形態によれば、外部データ
通信端子121の使用の有無を検出し、アンテナを選択
することにより、外部データ通信端子121の使用時の
伝送品質を向上させることができる。
【0047】(第3実施の形態)図3は、本発明の第3
実施の形態に係るアンテナ装置を搭載した携帯無線装置
の要部の構成を示すブロック図である。但し、図1に示
した第1実施の形態と同様の部分は同一符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。図3に示す携帯無線装置100
において、アンテナ装置101は、第1の検出手段10
6の他に第2の検出手段132及びこれら第1の検出手
段106、第2の検出手段132による送信電力値から
使用するアンテナを判定する判定手段133が設けら
れ、また、第2の検出手段132には利用者設定記憶部
131が接続されている。ここで、第2の検出手段13
2は、データ検出部で構成され、判定手段133は、記
憶部17と比較部18とで構成される。その他の構成は
第1実施の形態と同様である。
【0048】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。判定手段133の記憶部
17は事前に閾値X3を記憶する。閾値X3は第2アン
テナ104から電波を送信した場合、全ての利用形態に
おいて良好なSAR特性が得られるか否かとなる送信電
力値以下の値で設定し、製造時に記憶部17に設定する
ものである。
【0049】第2の検出手段132は利用者設定記憶部
131に記憶されているハンズフリー通話設定を読み出
すことで、携帯無線装置100のモードがハンズフリー
通信であるか否かを検出し、検出結果は判定手段133
に通知される。判定手段133は、ハンズフリー通話の
場合、第1の検出手段106の検出結果に拘らず、第1
アンテナ103または第2アンテナ104を選択するよ
う選択手段105に制御信号を送出する。
【0050】一方、判定手段133の比較部18は、ハ
ンズフリー通話でない場合、第1の検出手段106によ
り検出された送信部102の送信電力値を記憶部17に
記憶されている閾値X3と比較し、送信電力値が閾値X
3より小さいときは、第1アンテナ103または第2ア
ンテナ104を選択するよう選択手段105に制御信号
を送出し、送信電力値が閾値X3よりも大きいときは、
第1アンテナ103を選択するよう選択手段105に制
御信号を送出する。
【0051】本実施の形態によれば、ハンズフリー通話
の場合は、携帯無線装置100を人体から離して通信す
る利用形態であり、人体頭部に密着して使用する利用形
態でないため、第2アンテナ104を選択し、最大送信
電力で効率良く送信しても、良好なSAR特性が得られ
る。
【0052】したがって、ハンズフリー通信の場合は、
第1アンテナ103及び第2アンテナ104を選択でき
ることで、送信電力によらずアンテナダイバーシチ動作
を行なうことが可能となり、伝送品質を向上することが
できる。
【0053】結局、本実施の形態によれば、ハンズフリ
ー通信か否かを検出し、その検出結果により使用するア
ンテナを選択することにより、ハンズフリー通信時の伝
送品質を向上させることができる。
【0054】(第4実施の形態)図4は、本発明の第4
実施の形態に係るアンテナ装置を搭載した携帯無線装置
の要部の構成を示すブロック図である。但し、図1に示
した第1実施の形態と同様の部分は同一符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。図4に示す携帯無線装置100
において、アンテナ装置101は、第1の検出手段10
6の他に第2の検出手段142及びこれら第1の検出手
段106、第2の検出手段142による送信電力値から
使用するアンテナを判定する判定手段143が設けら
れ、また、第2の検出手段142には外部音声通信端子
141が接続されている。ここで、第2の検出手段14
2は、外部通信端子141に近接して配置したスイッチ
部で構成され、外部音声通信端子141の使用の有無を
検出するもので、判定手段143は記憶部17と比較部
18とで構成される。その他の構成は第1実施の形態と
同様である。
【0055】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。判定手段143の記憶部
17は事前に閾値X4を記憶する。閾値X4は第2アン
テナ104から送信した場合、全ての利用形態におい
て、良好なSAR特性が得られるか否かとなる送信電力
値以下の値で設定し、製造時に記憶部17に設定するも
のである。
【0056】第2の検出手段142 は外部音声通信端
子141に外部音声ケーブルが挿入されているか否かを
スイッチ部にて検出することで、外部音声通信端子14
1の使用の有無を検出する。検出結果は、判定手段14
3に通知される。判定手段143 は、外部音声通信端
子141が使用されている場合、第1の検出手段106
の検出結果に拘らず、第1アンテナ103または第2ア
ンテナ104を選択するよう選択手段105に制御信号
を送出する。
【0057】一方、外部音声通信端子141が使用され
ていない場合、判定手段の比較部18は、第1の検出手
段106により検出された送信部102の送信電力値を
記憶部17に記憶されている閾値X4と比較し、送信電
力値が閾値X4より小さいときは、第1アンテナ103
または第2アンテナ104を選択するよう選択手段10
5に制御信号を送出し、送信電力値が閾値X4よりも大
きいときは、第1アンテナ103を選択するよう選択手
段105 に制御信号を送出する。
【0058】本実施の形態によれば、外部音声通信端子
141を使用している場合は、携帯無線装置100とヘ
ッドホンやヘッドセットの外部音声機器をケーブルで接
続して使用する利用形態であり、人体頭部に密着して使
用する利用形態でないため、第2アンテナ104を選択
して最大送信電力で効率良く送信しても、良好なSAR
特性が得られる。
【0059】したがって、外部音声通信端子141を使
用している場合は、第1アンテナ103及び第2アンテ
ナ104を選択できることで、送信電力によらずアンテ
ナダイバーシチ動作を行なうことが可能となり、伝送品
質を向上することができる。
【0060】結局、本実施の形態によれば、外部音声通
信端子141 の使用の有無を検出して適切なアンテナ
を選択することにより、外部音声通信端子使用時の伝送
品質を向上させることができる。
【0061】(第5実施の形態)図5は、本発明の第5
実施の形態に係るアンテナ装置を搭載した携帯無線装置
の要部の構成を示すブロック図である。但し、図1に示
した第1実施の形態と同様の部分は同一符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。図5に示す携帯無線装置100
において、アンテナ装置101は、第1の検出手段10
6の他に第2の検出手段152 及びこれら第1の検出
手段106、第2の検出手段152 による送信電力値
から使用するアンテナを判定する判定手段153 が設
けられ、また、第2の検出手段152 にはカメラ部1
51 が接続されている。ここで、第2の検出手段15
2 は、電圧検出部で構成され、判定手段153 は、記
憶部17と比較部18とで構成される。その他の構成は
第1実施の形態と同様である。
【0062】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。判定手段153の記憶部
17は事前に閾値X5を記憶する。閾値X5は第2アン
テナ104から送信した場合、全ての利用形態におい
て、良好なSAR特性が得られるか否かとなる送信電力
値以下の値で設定し、製造時に記憶部17に設定するも
のである。
【0063】第2の検出手段152 はカメラ部151
の電源電圧を、電圧検出部にて読み出すことでカメラ部
151が使用状態であるか否かを検出し、検出結果を判
定手段153に通知する。判定手段153 は、カメラ
部151が使用されている場合、第1の検出手段106
の検出結果に拘らず、第1アンテナ103または第2ア
ンテナ104を選択するよう選択手段105に制御信号
を送出する。
【0064】一方、カメラ部151が使用状態でない場
合、判定手段153 の比較部18は、第1の検出手段
106により検出された送信部102の送信電力値を記
憶部17に記憶されている閾値X5と比較し、送信電力
値が閾値X5より小さいときは、第1アンテナ103ま
たは第2アンテナ104を選択するよう選択手段105
に制御信号を送出し、送信電力値が閾値X5よりも大き
いときは、第1アンテナ103を選択するよう選択手段
105に制御信号を送出する。
【0065】本実施の形態によれば、カメラ部151が
使用状態の場合は、携帯無線装置100を人体から離し
て画面を見ながら通信する利用形態であり、人体頭部に
密着して使用する利用形態でない。そのため、第2アン
テナ104を選択し、最大送信電力で効率良く送信して
も、良好なSAR特性が得られる。
【0066】したがって、カメラ部151が使用状態で
の通信の場合は、第1アンテナ103及び第2アンテナ
104を選択できることで、送信電力によらずアンテナ
ダイバーシチ動作を行なうことが可能となり、伝送品質
を向上させることができる。
【0067】結局、本実施の形態によれば、カメラ部1
51が使用状態か否かを検出し、適切なアンテナを選択
することにより、カメラ部151が使用状態での通信の
伝送品質を向上させることができる。
【0068】(第6実施の形態)図6は、本発明の第6
実施の形態に係るアンテナ装置を搭載した携帯無線装置
の要部の構成を示すブロック図である。但し、図1に示
した第1実施の形態と同様の部分は同一符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。図5に示す携帯無線装置100
において、アンテナ装置101は、第1の検出手段10
6の他に第2の検出手段162 及びこれら第1の検出
手段106、第2の検出手段162 による送信電力値
から使用するアンテナを判定する判定手段163 が設
けられ、また、第2の検出手段162 には制御部16
1 が接続されている。ここで、第2の検出手段162
は、通信の種類を判別する呼判別回路で構成され、判定
手段163 は、記憶部17と比較部18とで構成され
る。その他の構成は第1実施の形態と同様である。
【0069】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。判定手段163の記憶部
17は事前に閾値X5を記憶する。閾値X5は第2アン
テナ104から送信した場合、全ての利用形態におい
て、良好なSAR特性が得られるか否かとなる送信電力
値以下の値で設定し、製造時に記憶部17に設定するも
のである。
【0070】第2の検出手段162 は制御部161の
呼判別回路から、呼が画像通信であるか否かを検出し、
検出結果を判定手段163に通知する。判定手段163
は、画像通信である場合、第1の検出手段106の検
出結果に拘らず、第1アンテナ103または第2アンテ
ナ104を選択するよう選択手段105に制御信号を送
出する。
【0071】一方、画像通信でない場合、判定手段16
3 の比較部18は、第1の検出手段106により検出
された送信部102の送信電力値を記憶部17に記憶さ
れている閾値X6と比較し、送信電力値が閾値X6より
小さいときは、第1アンテナ103または第2アンテナ
104を選択するよう選択手段105に制御信号を送出
し、送信電力値が閾値X6よりも大きいときは、第1ア
ンテナ103を選択するよう選択手段105 に制御信
号を送出する。
【0072】本実施の形態によれば、画像通信の場合
は、携帯無線装置100を人体から離して画面を見なが
ら通信する利用形態であり、人体頭部に密着して使用す
る利用形態でない。そのため、第2アンテナ104を選
択し、最大送信電力で効率良く送信しても、良好なSA
R特性が得られる。
【0073】したがって、画像通信の場合は、第1アン
テナ103及び第2アンテナ104を選択できること
で、送信電力によらずアンテナダイバーシチ動作を行な
うことが可能となり、伝送品質を向上することができ
る。
【0074】結局、本実施の形態によれば、画像通信か
否かを検出して適切なアンテナを選択することにより得
られる上記両効果により、画像通信時の伝送品質を向上
させることができる。
【0075】(第7実施の形態)図7は、本発明の第7
実施の形態に係るアンテナ装置を搭載した携帯無線装置
の要部の構成を示すブロック図である。但し、図1に示
した第1実施の形態と同様の部分は同一符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。図7に示す携帯無線装置100
において、アンテナ装置101は、第1の検出手段10
6の他に第2の検出手段172 及びこれら第1の検出
手段106、第2の検出手段172 による送信電力値
から使用するアンテナを判定する判定手段173 が設
けられ、また、第2の検出手段172 には制御部17
1 が接続されている。ここで、制御部171 は通信が
パケット通信であるか回線交換であるかを判別する呼判
別回路で構成され、第2の検出手段172は通信の種類
を検出する呼検出部で構成され、判定手段173 は、
記憶部17と比較部18とで構成される。その他の構成
は第1実施の形態と同様である。
【0076】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。判定手段173 の記憶
部17は事前に閾値X7を記憶する。閾値X7は第2ア
ンテナ104から送信した場合、全ての利用形態におい
て、良好なSAR特性が得られるか否かとなる送信電力
値以下の値で設定し、製造時に記憶部17に設定するも
のである。
【0077】制御部171の呼判別回路は、呼がパケッ
ト通信であるか回線交換であるかを判別する。この判別
方法は、利用者が発呼する際のキー操作により判別し、
判別結果は、第2の検出手段172に通知する。第2の
検出手段172 は、パケット通信か否かを検出して判
定手段173に通知する。判定手段173 は、パケッ
ト通信の場合、第1の検出手段106の検出結果に拘ら
ず、第1アンテナ103または第2アンテナ104を選
択するよう選択手段105に制御信号を送出する。
【0078】一方、パケット通信でない場合、判定手段
173 の比較部18は、第1の検出手段106により
検出された送信部102の送信電力値を記憶部17に記
憶されている閾値X7と比較し、送信電力値が閾値X7
より小さいときは、第1アンテナ103または第2アン
テナ104を選択するよう選択手段105に制御信号を
送出し、送信電力値が閾値X7よりも大きいときは、第
1アンテナ103を選択するよう選択手段105 に制
御信号を送出する。
【0079】本実施の形態によれば、メール等を送信す
るパケット通信の場合は、携帯無線装置100を人体か
ら離して画面を見ながら通信する利用形態であり、人体
頭部に密着して使用する利用形態でない。そのため、第
2アンテナ104を選択し、最大送信電力で効率良く送
信しても、良好なSAR特性が得られる。
【0080】したがって、パケット通信の場合は、第1
アンテナ103及び第2アンテナ104を選択できるこ
とで、送信電力によらずアンテナダイバーシチ動作を行
なうことが可能となり、伝送品質を向上させることがで
きる。
【0081】結局、本実施の形態によれば、パケット通
信か否かを検出してアンテナを選択することにより得ら
れる上記両効果により、パケット通信時の伝送品質を向
上することができる。
【0082】(第8実施の形態)図8は、本発明の第8
実施の形態に係るアンテナ装置を搭載した携帯無線装置
の要部の構成を示すブロック図である。但し、図1に示
した第1実施の形態と同様の部分は同一符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。図8に示す携帯無線装置100
において、アンテナ装置101は、第1の検出手段10
6の他に第2の検出手段181 及びこれら第1の検出
手段106、第2の検出手段181 による送信電力値
から使用するアンテナを判定する判定手段182 が設
けられ、ここで、第2の検出手段181 は、レーザ送
信部21と受信部22と演算部23で構成され、判定手
段183 は、記憶部17と比較部18とで構成され
る。その他の構成は第1実施の形態と同様である。
【0083】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。判定手段133の記憶部
17は事前に閾値X81とX82を記憶する。閾値X8
1は第2アンテナ104から送信した場合、全ての利用
形態において、良好なSAR特性が得られるか否かとな
る送信電力値以下の値で設定する。閾値X82は第2ア
ンテナ104から最大送信電力で送信した場合、良好な
SAR特性が得られるか否かとなる人体頭部とアンテナ
装置101の距離以上の値で設定する。ここで、人体頭
部とアンテナ装置101の距離が閾値X82より小さい
とき近接状態であると呼ぶ。
【0084】第2の検出手段181はレーザ送信部21
から利用者に向けてレーザを放射し、放射したレーザの
反射波を受信部22にて受信する。この演算部23によ
りレーザ送受信の伝播時間を求めて利用者とアンテナ装
置101の距離を検出し、検出結果を判定手段182に
通知する。判定手段182の比較部18は利用者とアン
テナ装置101の距離を記憶部の閾値X82と比較し
て、人体頭部とアンテナ装置101の距離が閾値X82
より小さいとき、人体頭部とアンテナ装置101は近接
状態である判断し、人体頭部とアンテナ装置101の距
離が閾値X82より大きいとき、人体頭部とアンテナ装
置101は近接状態にないと判断する。
【0085】判定手段182の比較部18は、人体頭部
とアンテナ装置101の距離が近接状態でない場合、第
1の検出手段106の検出結果に拘らず、第1アンテナ
103または第2アンテナ104を選択するよう選択手
段105に制御信号を送出する。
【0086】一方、人体頭部とアンテナ装置101の距
離が近接状態である場合、判定手段182の比較部18
は、第1の検出手段106により検出された送信部10
2の送信電力値を記憶部17に記憶されている閾値X8
1と比較し、送信電力値が閾値X81より小さいとき
は、第1アンテナ103または第2アンテナ104を選
択するよう選択手段105に制御信号を送出し、送信電
力値が閾値X81よりも大きいときは、第1アンテナ1
03を選択するよう選択手段105 に制御信号を送出
する。
【0087】本実施の形態によれば、人体頭部とアンテ
ナ装置の距離が近接状態でない場合は、人体頭部に密着
して使用する利用形態でない。そのため、第2アンテナ
104を選択し、最大送信電力で効率良く送信しても、
良好なSAR特性が得られる。したがって、人体頭部と
アンテナ装置101の距離が近接状態でない場合は、第
1アンテナ103及び第2アンテナ104を選択できる
ことで、送信電力によらずアンテナダイバーシチ動作を
行なうことが可能となり、伝送品質を向上させることが
できる。
【0088】結局、本実施の形態によれば、人体頭部と
アンテナ装置の距離が近接状態か否かを検出して適切な
アンテナを選択することにより、人体頭部とアンテナ装
置101の距離が近接状態でない場合の伝送品質を向上
させることができる。
【0089】(第9実施の形態)図9は、本発明の第9
実施の形態に係るアンテナ装置を搭載した携帯無線装置
の要部の構成を示すブロック図である。但し、図1に示
した第1実施の形態と同様の部分は同一符号を付し、そ
の説明を適宜省略する。図9に示す携帯無線装置100
において、アンテナ装置101は、第1の検出手段10
6の他に第2の検出手段191 、メモリ部193 及び
第1の検出手段106、第2の検出手段191 による
送信電力値から使用するアンテナを判定する判定手段1
92 が設けられている。ここで、第2の検出手段19
1 はレーザ送信部21と受信部22と演算部23で構
成され、判定手段192 は、記憶部17と比較部18
とで構成される。その他の構成は第1実施の形態と同様
である。
【0090】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。メモリ部193 には事
前に複数の閾値X9が記憶されている。この閾値X9は
送信部102の送信信号を第2アンテナ104から送信
した場合に、利用者とアンテナ装置との距離において、
良好なSAR特性が得られるか否かとなる送信電力値以
下の値で、この値は利用者とアンテナ装置の距離応じて
変化するため、装置の製造時に、利用者とアンテナ装置
の距離に対応した複数の閾値X9がメモリ部193 に
記憶されている。
【0091】第2の検出手段191 はレーザ送信部2
1から利用者に向けてレーザを放射し、放射したレーザ
の反射波を受信部22にて受信した後、演算部23によ
りレーザ送受信の伝播時間を求めて利用者とアンテナ装
置101の距離を検出し、検出結果を判定手段192
に通知する。判定手段192 は検出された利用者とア
ンテナ装置101の距離に応じた閾値X9を読み出して
記憶部17に記憶する。
【0092】次に判定手段192 の比較部は、記憶部
17の閾値X9と第1の検出手段にて検出される送信部
102からの送信電力値とを比較し、検出した送信電力
値が閾値X9より小さい場合は、第1アンテナ103ま
たは第2アンテナ104を選択するよう選択手段105
に制御信号を送出し、検出した送信電力値が閾値X9よ
りも大きい場合は、第1アンテナ103を選択する。
【0093】本実施の形態によれば、人体頭部とアンテ
ナ装置101の距離に応じて、第2アンテナ104から
送信しても良好なSAR特性が得られる送信電力値であ
る場合のみ、第2アンテナを選択して信号を送信するた
め、良好なSAR特性を保持しつつ、効率のよい送信を
行うことができる。
【0094】従って、第1アンテナ103及び第2アン
テナ104を選択できることで、送信電力によらずアン
テナダイバーシチ動作を行なうことが可能となり、伝送
品質を向上することができる。
【0095】結局、本実施の形態によれば、人体頭部と
アンテナ装置の距離に応じてアンテナを選択することに
より、良好なSAR特性を保持しつつ、信号の伝送品質
を向上させることができる。
【0096】(第10実施の形態)図10は、本発明の
第10実施の形態に係るアンテナ装置を搭載した携帯無
線装置の要部の構成を示すブロック図である。但し、図
1に示した第1実施の形態と同様の部分は同一符号を付
し、その説明を適宜省略する。図10に示す携帯無線装
置100において、アンテナ装置101には、判定手段
202 に接続される設定手段201 と、この設定手段
201 の設定値と第1の検出手段106の検出結果に
に基づいて使用するアンテナを判定する判定手段202
が設けられている。ここで、設定手段201はテンキ
ーや音声認識回路の入力装置で構成され、判定手段20
2は、記憶部17と比較部18とで構成される。その他
の構成は第1実施の形態と同様である。
【0097】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。利用者は、設定手段20
1から携帯無線装置100の利用形態に応じて判定手段
202の記憶部17に閾値X10を設定する。閾値X1
0の設定値は以下の方法で決定する。利用者の携帯無線
装置100の利用形態において、アンテナ装置101と
人体頭部の距離をD10とする。一方、距離D10で第
2アンテナ104から送信した場合、良好なSAR特性
が得られるか否かの閾値となる送信電力をX101とす
る。利用者は送信電力値がX101以下となるような閾
値X10を設定手段201から判定手段202の記憶部
17に設定する。
【0098】その後、に判定手段192 の比較部18
は、記憶部17の閾値X10と第1の検出手段106に
て検出する送信部102からの送信電力値とを比較し、
検出した送信電力値が閾値X10より小さい場合は、第
1アンテナ103または第2アンテナ104を選択する
よう選択手段105に制御信号を送出し、検出した送信
電力値が閾値X10よりも大きい場合は、第1アンテナ
103を選択する。
【0099】本実施の形態によれば、利用形態に合わせ
た閾値を利用者が設定することで、良好なSAR特性が
得られ且つ、第1アンテナ103及び第2アンテナ10
4を選択できることで、送信電力によらずアンテナダイ
バーシチ動作を行なうことが可能となり、伝送品質を向
上することができる。このため、本実施の形態によれ
ば、利用形態に合わせた閾値を利用者が設定し、設定さ
れた閾値に基づいて適切なアンテナを選択することによ
り、良好なSAR特性を保持しつつ、信号の伝送品質を
向上させることができる。
【0100】(第11実施の形態)図11は、本発明の
第11実施の形態に係るアンテナ装置を搭載した携帯無
線装置の要部の構成を示すブロック図である。但し、図
1に示した第1実施の形態と同様の部分は同一符号を付
し、その説明を適宜省略する。図11に示す携帯無線装
置100において、アンテナ装置101は、第1の検出
手段106の他に第2の検出手段211 及びこれら第
1の検出手段106、第2の検出手段211による送信
電力値から使用するアンテナを判定する判定手段212
が設けられている。ここで、第2の検出手段211 は
筐体開閉検出回路で構成され、判定手段212 は、記
憶部17と比較部18とで構成される。その他の構成は
第1実施の形態と同様である。
【0101】以上のように構成されたアンテナ装置につ
いて、次に動作の説明をする。判定手段212 の記憶
部17は事前に閾値X11を記憶する。閾値X11は第
2アンテナ104から送信した場合、全ての利用形態に
おいて、良好なSAR特性が得られるか否かとなる送信
電力値以下の値で設定し、製造時に記憶部17に設定す
るものである。
【0102】第2の検出手段211は筐体開閉検出回路
で携帯無線装置100の折り畳み式筐体の開閉を検出す
る。この開閉の検出は、ホール素子と磁石をそれぞれの
筐体に配置し、筐体を閉じた場合にはホール素子と磁石
が近接し、筐体を開いた場合にはホール素子と磁石が離
れるよう配置する構成により行うことができる。また
は、開閉される2個の筐体の夫々に突起部とスイッチを
設け、これら突起部がスイッチをオン、オフすることに
より、前記筐体の開閉を検出してもよい。
【0103】折り畳み式携帯無線装置100の筐体の開
閉は第2の検出手段211により検出され、その検出結
果は判定手段212に通知される。判定手段212 の
比較部17は、筐体が閉じている場合は、第1アンテナ
103または第2アンテナ104を選択するよう選択手
段105に制御信号を送出する。一方、筐体が開いてい
る場合、判定部212 の比較部17は、送信電力値が
閾値X11より小さいときは、第1アンテナ103また
は第2アンテナ104を選択するよう選択手段105に
制御信号を送出し、送信電力値1が閾値X11よりも大
きいときは、第1アンテナ103を選択するよう選択手
段105 に制御信号を送出する。
【0104】本実施の形態によれば、携帯無線装置10
0の筐体を閉じている場合は、携帯無線装置100を人
体から離して通信する利用形態であり、人体頭部に密着
して使用する利用形態でない。そのため、第2アンテナ
104を選択し、最大送信電力で効率良く送信しても、
良好なSAR特性が得られる。
【0105】したがって、筐体を閉じている場合は、第
1アンテナ103及び第2アンテナ104を選択できる
ことで、送信電力によらずアンテナダイバーシチ動作を
行なうことが可能となり、伝送品質を向上することがで
きる。
【0106】結局、本実施の形態によれば、折り畳み式
携帯無線装置100の筐体の開閉を検出して適切なアン
テナを選択することにより、携帯無線装置100の筐体
を閉じている場合の伝送品質を向上させることができ
る。
【0107】上述のように、本実施の形態によれば、送
信電力値によって使用するアンテナを適切に選択するこ
とにより、良好なSAR特性を確保することができると
共に、アンテナの開発期間を短縮化及び装置を小型化で
き且つ、伝送品質を向上させることができる。
【0108】また、データ通信の有無及び送信電力値に
よって使用するアンテナを適切に選択することにより、
良好なSAR特性を確保することができると共に、アン
テナの開発期間を短縮化及び装置を小型化でき且つ、伝
送品質を向上させることができ、特にデータ通信時の伝
送品質を向上させることができる。
【0109】また、ハンズフリー通信の有無及び送信電
力値によって使用するアンテナを適切に選択することに
より、良好なSAR特性を確保することができると共
に、アンテナの開発期間を短縮及び装置を小型化でき且
つ、伝送品質を向上させることができ、特にハンズフリ
ー通信時の伝送品質を向上させることができる。
【0110】また、外部通信の有無及び送信電力値によ
って使用するアンテナを適切に選択することにより、良
好なSAR特性を確保することができると共に、アンテ
ナの開発期間を短縮化及び装置を小型化でき且つ、伝送
品質を向上させることができ、特に外部通信時の伝送品
質を向上させることができる。
【0111】また、カメラ使用時の有無及び送信電力値
によって使用するアンテナを適切に選択することによ
り、良好なSAR特性を確保することができると共に、
アンテナの開発期間を短縮化及び装置を小型化でき且
つ、伝送品質を向上させることができ、特にハンズフリ
ー通信時の伝送品質を向上させることができる。
【0112】また、画像通信の有無及び送信電力値によ
って使用するアンテナを適切に選択することにより、良
好なSAR特性を確保することができると共に、アンテ
ナの開発期間を短縮化及び装置を小型化でき且つ、伝送
品質を向上させることができ、特に画像通信時の伝送品
質を向上することができる。 請求項8に記載の発明に
よれば、パケット通信の有無及び送信電力値によって使
用するアンテナを適切に選択することにより、良好なS
AR特性を確保することができると共に、アンテナの開
発期間を短縮化及び装置を小型化でき且つ、伝送品質を
向上させることができ、特にパケット通信の伝送品質を
向上させることができる。
【0113】また、利用者とアンテナ装置の距離及び送
信電力値によって使用するアンテナを適切に選択するこ
とにより、良好なSAR特性を確保することができると
共に、アンテナの開発期間を短縮化及び装置を小型化で
き且つ、伝送品質を向上させることができ、特に利用者
とアンテナ装置が離れている時の伝送品質を向上させる
ことができる。
【0114】また、利用者とアンテナ装置の距離及び送
信電力値によって使用するアンテナを適切に選択するこ
とにより、伝送品質を向上させることができる。
【0115】また、利用形態を考慮した閾値を利用者が
設定して使用するアンテナを選択することにより、伝送
品質を向上させることができる。
【0116】また、携帯無線装置の筐体の開閉の有無び
送信電力値によって使用するアンテナを適切に選択する
ことにより、良好なSAR特性を確保することができる
と共に、アンテナの開発期間を短縮化及び装置を小型化
でき且つ、伝送品質を向上させることができ、特に筐体
の閉じている時の伝送品質を向上させることができる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ア
ンテナ装置及びこのアンテナ装置を搭載した携帯無線装
置において、開発期間を短縮でき、装置の小型化を維持
し且つ、伝送品質を損なうことなく、人体頭部方向への
電波放射を低減することが可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係るアンテナ装置を
搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施の形態に係るアンテナ装置を
搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第3実施の形態に係るアンテナ装置を
搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第4実施の形態に係るアンテナ装置を
搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第5実施の形態に係るアンテナ装置を
搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図6】本発明の第6実施の形態に係るアンテナ装置を
搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図7】本発明の第7実施の形態に係るアンテナ装置を
搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図8】本発明の第8実施の形態に係るアンテナ装置を
搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図9】本発明の第9実施の形態に係るアンテナ装置を
搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図10】本発明の第10実施の形態に係るアンテナ装
置を搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図11】本発明の第11実施の形態に係るアンテナ装
置を搭載した携帯無線装置の構成を示すブロック図。
【図12】従来の形態のアンテナ装置を搭載した携帯無
線装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
100 携帯無線装置 101 アンテナ装置 102 送信部 103 第1アンテナ 104 第2アンテナ 105 選択手段 106 第1の検出手段 107、123、133、143、153、163、1
73、182、192、202、212 判定手段 121 外部データ通信端子 131 利用者設定記憶部 141 外部音声通信端子 151 カメラ部 161、171 制御部 122、132、142、152、162、172、1
81、191、211第2の検出手段 193 メモリ部 201 設定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04B 7/26 B Fターム(参考) 5J021 AA02 AA13 AB02 CA06 DB04 FA17 FA20 FA21 FA29 FA30 FA31 GA02 HA05 HA06 HA10 JA07 5J047 AA01 AA02 AA07 AA12 AA17 AB06 FD01 5K027 AA11 BB03 CC08 EE11 5K059 CC02 5K067 AA06 BB04 GG08 HH22 HH23 KK03 KK17

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯無線装置に用いられるアンテナ装置
    であって、 全ての利用形態において良好なSAR特性が得られるた
    めの処置が施されたアンテナを少なくとも1本含む複数
    のアンテナからなるアンテナ群と、 前記携帯無線装置の送信電力を検出する検出手段と、 前記検出手段により検出される送信電力に応じて使用す
    るアンテナを前記アンテナ群の中から選択する選択手段
    と、 を具備することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 携帯無線装置に用いられるアンテナ装置
    であって、 全ての利用形態において良好なSAR特性が得られるた
    めの処置が施された第1アンテナと全ての利用形態にお
    いて良好なSAR特性が得られるための処置が施されて
    いない第2アンテナとからなるアンテナ群と、 前記携帯無線装置の送信電力を検出する第1の検出手段
    と、 前記第1の検出手段により検出される送信電力と予め設
    定された閾値とを比較する判定手段と、 前記判定手段により前記送信電力が前記閾値より高いと
    判定された場合は、使用するアンテナとして前記第1ア
    ンテナを選択し、前記送信電力が前記閾値より低いと判
    定された場合は、使用するアンテナとして前記第1また
    は第2アンテナを選択する選択手段と、 を具備することを特徴とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 前記携帯無線装置の外部データ通信端子
    が使用状態にあるか否かを検出する第2の検出手段をさ
    らに有し、 前記選択手段は、前記第2の検出手段により外部データ
    通信端子が使用状態にあると検出された場合、前記第1
    の検出手段により検出される送信電力によらず、前記第
    1または第2アンテナを選択することを特徴とする請求
    項2記載のアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 前記携帯無線装置の通信形態がハンズフ
    リー通信か否かを検出する第2の検出手段をさらに有
    し、 前記選択手段は、前記第2の検出手段によりハンズフリ
    ー通信状態にあると判定された場合、前記第1の検出手
    段により検出される送信電力によらず、前記第1または
    第2アンテナを選択することを特徴とする請求項2記載
    のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 前記携帯無線装置の外部音声通信端子が
    使用状態にあるか否かを検出する第2の検出手段をさら
    に有し、 前記選択手段は、前記第2の検出手段により外部音声通
    信状態にあると検出された場合、前記第1の検出手段に
    より検出される送信電力によらず、前記第1または第2
    アンテナを選択することを特徴とする請求項2に記載の
    アンテナ装置。
  6. 【請求項6】 前記携帯無線装置のカメラ部が使用状態
    にあるか否かを検出する第2の検出手段をさらに有し、 前記選択手段は、前記第2の検出手段によりカメラ部が
    使用状態にあると検出された場合、前記第1の検出手段
    により検出される送信電力によらず、前記第1または第
    2アンテナを選択することを特徴とする請求項2記載の
    アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 前記携帯無線装置が画像通信状態にある
    か否かを検出する第2の検出手段をさらに有し、 前記選択手段は、前記第2の検出手段が画像通信状態に
    あると判定された場合、前記第1の検出手段により検出
    される送信電力によらず、前記第1または第2アンテナ
    を選択することを特徴とする請求項2記載のアンテナ装
    置。
  8. 【請求項8】 前記携帯無線装置の通信がパケット通信
    状態にあるか否かを検出する第2の検出手段をさらに有
    し、 前記選択手段は、前記第2の検出手段によりパケット通
    信使用状態にあると検出された場合、前記第1の検出手
    段により検出される送信電力によらず、前記第1または
    第2アンテナを選択することを特徴とする請求項2記載
    のアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 前記携帯無線装置と当該携帯無線装置の
    利用者との距離を検出する第2の検出手段と、前記第2
    の検出手段により検出される前記距離よりアンテナ装置
    と利用者が近接状態にあるか否かを判定する判定手段と
    をさらに有し、 前記選択手段は、前記判定手段により
    アンテナ装置と利用者が近接状態にないと判定された場
    合、前記第1の検出手段により検出される送信電力によ
    らず、前記第1または第2アンテナを選択することを特
    徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  10. 【請求項10】 前記携帯無線装置と当該携帯無線装置
    の利用者との距離を検出する第2の検出手段をさらに有
    し、 前記判定手段は、予め設定されている複数の閾値の中か
    ら前記第2の検出手段により検出された前記距離に対応
    した閾値を選択し、当該選択された閾値を前記第1の検
    出手段により検出された送信電力とを比較することを特
    徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  11. 【請求項11】 前記携帯無線装置の利用者が前記判定
    手段に閾値を設定する設定手段をさらに有し、 前記判定手段は前記設定手段により設定された閾値と第
    1の検出手段により検出される送信電力とを比較するこ
    とを特徴とする請求項2記載のアンテナ装置。
  12. 【請求項12】 前記携帯無線装置が折り畳み式の場
    合、当該携帯無線装置の筐体の開閉を検出する第2の検
    出手段をさらに有し、 前記選択手段は、前記第2の検出手段により前記筐体が
    閉じた状態にあると検出された場合、前記第1の検出手
    段により検出される送信電力によらず、前記第1または
    第2アンテナを選択することを特徴とする請求項2記載
    のアンテナ装置。
  13. 【請求項13】 携帯無線装置において、 請求項1乃至請求項12いずれかに記載のアンテナ装置
    を有することを特徴とする携帯無線装置。
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