JP2003283388A - 通信モデム及び通信方法 - Google Patents
通信モデム及び通信方法Info
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Abstract
期状態復帰を短縮し、混信発生の可能性を減らして、ス
ループットの低下を防いだ通信機器を得る。 【解決手段】 伝送路における信号衝突を監視して無衝
突時に送信を開始する通信モデムにおいて、監視中の受
信信号にフィールド・コードを検出209して、以降の
信号レベルが規定の値以下205になると、直ちに最初
の信号衝突を監視するフェーズに戻るリセット信号を出
す受信制御回路208を備えた。
Description
等、ノイズが多い回線を利用した通信における、通信確
立時間短縮に関するものである。
なう電力線通信は、既に施設してある伝送媒体を使用す
ることが可能なため、新たに伝送媒体を設置する必要が
なく、安価に通信システムを構築することができる。通
常、電灯線を使った通信システムは、通信を行なう複数
の機器(電力線モデム)が同一の電灯線上に接続されて
互いに通信を行なうため、マルチアクセスの通信システ
ムを形成する。このようなマルチアクセスの通信システ
ムで使用される通信方式の1つとして、CSMA/CS
(Carrier Sense Multiple A
ccess with Collision Avoi
dance)方式がある。CSMA/CS方式では、伝
送路上の搬送波信号(以降、キャリア)を監視し、キャ
リアを検出した際には受信動作を行ない、キャリアを検
出していない場合に限り送信を行なうことにより、同時
送信による通信信号の混信の発生確率を低下させてい
る。キャリアの検出処理(キャリアセンス)では、決め
られた期間における条件(キャリアセンス条件)と伝送
路からの入力信号とを照らし合わせて伝送路上のノイズ
か実際の通信信号かの判別を行なう。一般にキャリアセ
ンスを行うために時間をよけいにかければ、ノイズを通
信信号と誤って受信してしまう可能性はそれだけ減少す
る。
電品等が接続されており、それらから発生するノイズが
多く、かつ、時間的にも周波数的にも、あるいは、伝送
路上の位置的にも予測不可能なものであるため、伝送路
上のノイズという観点からは劣悪な環境における通信と
いえる。そのため、ノイズを通信信号と誤ってキャリア
の検出をしてしまい、受信処理を行なってしまう可能性
が高い。ノイズに対して誤ってキャリアを検出した場合
でも、通常の通信信号の場合と同様な処理手順に従って
受信処理を行なうため、受信処理後、再び、キャリアセ
ンスに復帰するまでには、ある程度の時間を要する。そ
のため、ノイズに対する受信処理中に、本来の通信信号
が伝送路上に流れた場合には、その通信信号をとりこぼ
す可能性が生じ、あるいは、送信に関して互いに同期を
とっているようなシステムにおいては同期くずれの要因
となる。前述したように、キャリア検出条件を厳しく
し、キャリア検出の判定に多くの時間を費やすようにす
れば、それだけ誤ってキャリアを検出する可能性は減少
するが、反面、スループットを低下させる。また、例え
ば、送信要求が発生した際に、キャリアを検出していな
ければ直ちに送信を開始してしまうようなシステムにお
いては、キャリア検出の判定に要する時間を長くするこ
とは、混信を発生する確率を増大してしまう。
GC制御からペイロード受信までの動作を図8に示す。
図において、通信機器は先ず受信状態で待機していてレ
ベル検出状態にあり、レベル検出するとS501でAG
C(自動利得制御)を行い、S502でシンボルを検出
すると、S504でこのシンボルが0を意味しないこと
を確認しながら、S506で6シンボル受信したことを
確認して、キャリア・センスを検出したとして、以後、
S507でフィールド・コード(FC)検出し、S50
9のペイロード受信動作を行う。なおFC検出すると、
決められたFC受信終了までは、S511の時間監視を
して、この終了まではなにもしない。更にいったんキャ
リアセンスした場合には、送信動作を禁止するための同
期タイマをリセットする方式となっている。
Nにおける混信の対策を講じている例として、特開平1
1−331185号公報で示される方式がある。上記文
献によれば、送信する際に、最大パケット長の受信を行
なった場合に返信するのに要する処理時間よりも多くの
時間分だけキャリアセンスを行ない、送受信間の間隙に
誤って送信を行なってしまい混信を発生してしまうこと
を防ぐ方法に関して開示している。また、連続してパケ
ットを送信する場合には、キャリアセンス時間を上記処
理時間よりも短くすることにより、効率よく送受信を行
なう方法について開示している。しかしながら、この方
法では、必ず処理時間分だけ第1のパケットの送信が遅
れてしまうため、例え前後に通信がない状態でも一定の
時間を費やしてしまうことになり、結果としてスループ
ットの低下を招いている。また、第1のパケット同士の
混信に関しては、何ら寄与しない。
通信では、伝送路上のノイズが多いため、誤ってキャリ
アを検出してしまう確率が高いが、この確率を下げるた
めにキャリアセンスの条件を厳しくし、判定に要する時
間を長くすることは、スループットの低下を招くととも
に、混信を発生する可能性を高めるという課題がある。
また、誤ってキャリアを検出してしまった場合には、復
帰に要する時間がかかる分だけ本来受信すべきデータを
とりこぼす可能性が出てくるとともに、互いのモデム同
士の同期がくずれる可能性があるという課題もある。
されたもので、誤ってキャリア・センスを検出した場合
の初期状態復帰を短縮し、混信発生の可能性を減らし
て、スループットの低下を防いだ通信機器を得ることを
目的とする。また同様に、受信失敗による再受信動作に
戻る時間を短縮し、または送信開始時間を短縮して、ス
ループットの低下を防いだ通信モデムを得る。
短縮通信モデムは、伝送路における信号衝突を監視して
無衝突時に送信を開始する通信モデムにおいて、監視中
の受信信号のキャリア・センス条件成立後に、このキャ
リア・センス条件が崩れると、信号衝突を監視する最初
のフェーズに戻るリセット信号を出す制御回路を備え
た。
のは、監視対象の信号レベルが所定値以下になることと
した。
のは、監視対象の信号対雑音比が悪化して所定値以下に
なることとした。
条件を変更するよう、キャリア・センス検出側に条件変
更信号を出力するようにした。
経過しているかを調べる時間判定回路を備えて、監視中
の受信信号のキャリア・センス条件成立後に、このキャ
リア・センス条件が崩れると、信号衝突を監視する最初
のフェーズに戻ることに代えて、時間判定回路が規定時
間が経過しているとした場合は同期をとり直し、規定時
間経過していない場合は信号衝突を監視する最初のフェ
ーズに戻るようにした。
て無衝突時に送信を開始する通信モデムにおいて、監視
対象であるシンボルを検出するとプレキャリア・センス
信号をセットし、このシンボル検出が途切れるとプレキ
ャリア・センス信号をリセットする受信部と、送信要求
があると、プレキャリア・センス信号がセットされてい
る間は、送信開始を抑える送信部、とを備えた。
視対象のシンボルが検出ができなくなるか、または信号
レベルが所定値以下になることとした。
をみて、所定の種別の場合は、送信要求があると、プレ
キャリア・センス信号がリセットされていることを確認
して送信開始するようにした。
伝送路における信号衝突を監視して無衝突時に送信を開
始する通信方法において、監視中の受信信号のキャリア
・センス条件成立後に、このキャリア・センス条件の消
失を検出する消失検出ステップと、上記消失検出する
と、信号衝突を監視する最初のフェーズに戻るステッ
プ、とを設けた。
経過しているかを調べる時間判定ステップを設けて、監
視中の受信信号のキャリア・センス条件成立後に、この
キャリア・センス条件が消失すると、信号衝突を監視す
る最初のフェーズに戻るステップに代えて、上記時間判
定ステップで規定時間が経過していた場合は、同期をと
り直すステップを備え、規定時間経過していない場合
は、信号衝突を監視する最初のフェーズに戻るステップ
とした。
て無衝突時に送信を開始する通信方法において、監視対
象であるシンボルを検出するとプレキャリア・センス信
号をセットするステップと、このシンボル検出が途切れ
るとプレキャリア・センス信号をリセットするステップ
と、送信要求があると、プレキャリア・センス信号がセ
ットされている間は、送信開始を抑えるステップ、とを
備えた。
状態において、リセットによる再受信動作に戻る時間を
短縮した通信モデムの構成と動作を説明する。図1は、
本実施の形態における通信機器の動作を示すフロー図で
あり、図2はその構成を示す図である。また図3は図2
に示す電力線モデムの動作を説明する図である。図2に
おいて、1は信号伝送路としての電灯線で、2は電力線
モデム全体、3は制御機器である。電力線モデム2は2
1の受信部と、22の送信部とで構成され、23の制御
機器インタフェース(I/F)経由で制御機器3と命
令、応答の交換をしている。受信部21は更に以下の要
素で構成されている。即ち、201は受信信号の振幅を
増幅するAGC(自動利得制御)回路、202はアナロ
グデータをディジタルに変換するAD変換器、203は
信号のフィルタ処理や高速フーリエ変換を行うディジタ
ル信号処理回路、204は受信信号を復調して復調結果
をトーン検定部等に出力する復調器、205は受信信号
のレベルを調べるレベル検知部、206は同じく復調結
果の受信信号が論理データか0データであるかを判別
し、CS判定部等に出力するトーン検定部、207はキ
ャリア・センスを調べる、この場合は6つの0シンボル
が続くかを調べるCS判定部、208は信号受信中の各
種の状態から動作全体を制御する受信制御部、209は
フィールド・コードを受信したかを判定するFC判定
部、210はフィールド・コードがあると、受信信号か
らヘッダを抽出するヘッダ受信部、211は同じくヘッ
ダのペイロード記載に基づいてデータを抽出して制御機
器I/Fに出力するペイロード受信部、212は制御機
器インタフェースである。
動作説明図に基づいて受信動作を説明する。通信機器の
電力線モデム2は、送信している期間以外は、常に受信
状態で待機していて、電灯線を監視している。受信監視
は、レベル検出から開始するが、ステップS101から
ペイロード受信に至る基本的な動作は、従来と同じであ
る。つまり、信号を検出するとAGC201で信号を増
幅し、復調結果でシンボルを規定回数、この場合S10
6で6個のシンボル0を検出してS107でFC検出と
判定する。このシンボル検出S102から所定数のシン
ボル検出S106までがキャリア・センスの状態であ
る。つまりこのフローを過ぎるとキャリア・センス条件
が成立する。受信した通信フレームは、キャリア検出の
ためのプリアンプルに続いて、フレーム長や制御機器の
ソース、アドレス等が記載されたヘッダと、その制御機
器に対する内容が記載されたペイロードとで構成されて
いる。本実施の形態の電力線モデムが持つ新しい機能
は、S110のレベル検知部205の動作を優先したこ
とである。すなわち、フィールド・コードの受信検出状
態まで進んだ状態でも、レベル検知部205からのレベ
ル低下通知を受けると、受信制御部208は直ちにリセ
ット信号221をアクティブにして、AGC回路201
を制御して受信初期状態(最初のフェーズ)に移る。つ
まりレベル検知部205の通知を優先する接続としてい
る。更に、常に最初のフェーズS101に戻る動作とし
てもよい。また、レベル検出に代えて信号対雑音比(S
/N)の悪化により、最初のフェーズに戻るようにして
もよい。
てキャリアセンス後はFC検出に移り、FC検出ができ
ない場合はFCタイムアウトを待って初期状態に復帰し
ていたのに対し、図3(b)に示す本実施の形態の構成
では、キャリアセンス後にFC検出状態に移っても、レ
ベル検知部205からレベル低下の通知を受ける(S1
10)と、直ちに初期状態に移り、続く正規の通信フレ
ーム受信に応答してCS処理、FC検出処理、ヘッダ受
信/ペイロード受信に移ることができる。即ち正規の通
信フレームの受信を失敗する機会を減らすことができ
る。
信制御部208の詳細を示していないが、直前にノイズ
を受信して誤ってCS処理を行い、結果としてFC検出
ができない、つまり正常受信ができなかった回数を受信
制御部208に記憶させ、図示のレベルとしてこれをレ
ベル検知部205に通知して、レベル検知部205はこ
の通知に基づいてレベル低下検知の基準値を変更するよ
うにしてもよい。あるいは失敗時のレベルを記憶させ
て、次にこれらの失敗時のレベルより高い基準値に変更
するようにしてもよい。こうして例えば失敗が多いとレ
ベル基準を上げるようにすると、ノイズに対する誤応答
を少なくすることが期待できる。レベル基準値を変更す
る代わりに、図示のCS判定部への回数信号により、キ
ャリア検出の規定値、例えば6回を多くするようにして
もよい。また、例えば受信制御部に制御プログラムを組
み込み、図1に示す動作機能を持たせて、FC検出後に
S110のレベル監視して、レベル低下で初期状態に戻
るフローを設けてもよい。
図1と、詳細構成図である図4と、動作説明図である図
5とを用いて説明する。図4は、図2における受信制御
部208の詳細を示す図であり、受信ステート制御回路
231、シンボルカウンタ232、同期タイマリセット
制御回路233からなっている。同期タイマ235自体
は、通信機器の送信禁止期間を設定しているもので、受
信優先、衝突回避等の目的で送信を行わない期間を設定
している。図4の接続で、S106でキャリアセンスが
検出されると、受信ステート制御回路231はシンボル
カウンタ232をリセットし、次のキャリアセンスに備
える。またこの状態が同期タイマリセット制御回路23
5に伝えられ、CS後時間判定回路234と比較され
る。このことは動作で云えば、図1の動作フローにおい
て、S120のキャリアセンス後規定時間経過したかを
調べるステップを設けている。つまり時間、即ちシンボ
ル数をカウントし、このシンボル数カウント値が規定値
(時間)以下であるとノイズと判定して同期をとり直さ
ない。カウント値が規定値以上の場合には衝突フレーム
やサポート外のフレームと判定して同期をとり直す。
期間を50hシンボルと設定していて、図5(c)の動
作フロー上では、FCタイムアウトまたはフレームタイ
ムアウト後に同期タイマをリセットしている(図5
(b))。これに対して図4及び図1の機能を持つ構成
では、図5(f)に示すように、S120のCS後規定
時間経過したかを調べて、時間経過している場合のみ同
期タイマをリセットしているので、この場合には同期タ
イマがリセットされない。従って自身が送信要求を持つ
場合は、禁止期間50hシンボル経過後、送信処理に入
れる。このことは対向通信先がこちらに応答を要求して
いる時、正常に応答を返して、送信処理が遅れて相手か
ら再送メッセージが届く等の、無駄な伝送を防ぐ効果が
ある。この場合もまた、例えば受信制御部に制御プログ
ラムを組み込み、図1に示す動作機能を持たせて、FC
検出後にS120の規定時間経過判定ステップを設け
て、場合により直ちに初期状態に戻るフローを設けても
よい。
までの時間を短縮してスループット低下を防ぐ他の場合
を説明する。図6は本実施の形態における通信モデムの
動作を示すフロー図である。本実施の形態においては、
プレキャリアセンスという概念を導入し、受信優先で衝
突検出時において、送信部から送信要求があっても、先
ずプレキャリアセンス状態を検出して送信準備をして、
確かに受信開始状態でないと判断するまで送信を待つ。
逆に云えば、ノイズ受信等で正しい受信では無いと判断
すると、直ちに送信を開始する。制御機器3からの送信
要求を受け取った送信部22は、キャリアが検出されて
いるか否かの判定結果に従い、キャリアが検出されてい
る場合には、混信をさけるため送信要求をキャンセルし
て実際の送信は行なわない。一方、キャリアが検出され
ていない場合には、送信部22に対して制御機器3から
送られてくる送信データの送出を行ない、送信部22で
は送信データに対して変調を行なった後、伝送路に対し
て送信データを出力する。
0連続の回数をカウントして規定の回数に達したか否か
により判定を行なっているため一定の時間を要する。こ
の規定回数よりも少ない回数、即ち、キャリアの検出の
判定よりも時間的に早期に判定可能な条件(プレキャリ
アセンス条件)を別途規定しており、このプレキャリア
センス条件を満たしている場合には、例え制御機器3か
ら送信要求が発生した場合でも、すぐに送信を開始する
ことはせずに、キャリアセンス条件を判定するのに必要
な時間分だけ送信をウェイトする。ウェイトしている間
にキャリアセンス条件を満たした場合(0連続が規定回
数に達した場合)には、送信をキャンセルして受信処理
を行ない、キャリアセンス条件を満たさなかった場合
(規定回数に達する前に0連続が途切れた場合または信
号レベルが所定値以下に低下した場合)には、プレキャ
リア・センス信号がリセットされ、ノイズが入力されて
いたと判断してその時点で送信処理を開始する。このよ
うに、プレキャリアセンス条件を設けることにより、復
調結果が0連続している状態で時間的にあと少しでキャ
リアを検出するときに送信要求が発生した場合でも、そ
のまま直ぐには送信を開始しないため、誤ってキャリア
を検出する確率は変らずに混信を避けることができる。
るタイミング図であり、比較のため、図8の従来のフロ
ーによる同様動作を説明する。即ち、図8のS551で
送信要求があると、S552でのキャリアセンスの確認
のみを行い、S553で直ちに送信を開始するので、図
7(a)に示すように、結果として受信信号とのフレー
ムの衝突を引き起こす確率が高くなる。これに対し、本
実施の形態の通信モデムは、伝送路に受信信号がある
と、1シンボル受信でS133においてプレキャリアセ
ンス信号がセットされるので、S152、S153で送
信が待たされ、伝送路における衝突が回避される。
ヘッダに種別情報を記載し、この記載による特定の種別
の通信フレームではプレキャリアセンス条件が満たされ
ているか否かを無視してすぐに送信するようにしておく
ようにしてもよい。こうすれば、例えば、フレームの種
別として、ヘッダ中のディスティネーションアドレスに
明記されたモデムだけが応答を返すような情報があった
場合に、この情報による制御機器3からの送信要求が来
た場合には、仮にプレキャリアセンス条件を満たしてい
る場合でも、それはノイズによるもでのある可能性が高
く、そのまま送信を開始することにより不用意に送信を
遅らせることなく効率よく通信を行なうことができる。
あるいは、複数のプレキャリアセンス条件を設けて、種
別の優先順位に応じて条件を選択するようにしてもよ
い。または、所定の送信フレーム信号を得て、この送信
フレームの送信時のみ、待機するようにしてもよい。さ
らにまた、受信回数に対するプレキャリア検出回数に応
じてプレキャリアセンス条件を変更することにより、伝
送路の特性に合わせて、過度にノイズに反応して送信開
始を遅延させることなく効率よく通信を行なうことがで
きる。
ア・センス条件成立後に、キャリア・センス条件が崩れ
ると、信号衝突を監視する最初のフェーズに戻るリセッ
ト信号を出す制御回路を設けたので、誤ってキャリア・
センスを検出した場合の初期状態復帰を短縮し、結果と
してスループットの低下を防ぐ効果がある。
調べる時間判定回路を備えたので、送信制御を早く開始
出来るだけでなく、場合により無駄な伝送を防ぐ効果も
ある。
ス信号をセットし、キャリア・センスが途切れるとリセ
ットする受信部と、送信要求があると、プレキャリア・
センス信号のリセットを確認して送信開始する送信部、
とを備えたので、衝突を回避してスループットの低下を
防ぐ効果がある。
の動作フローを示す図である。
す図である。
テップ付加の効果を説明するタイミング図である。
を示す図である。
判定ステップ付加の効果を説明するタイミング図であ
る。
の動作フローを示す図である。
信の効果を説明するタイミング図である。
レベル検知部、206 トーン検定部、207 キャ
リアセンス判定部、208 受信制御部、209 フィ
ールド・コード判定部、210 ヘッダ受信部、211
ペイロード受信部、231 受信ステート制御回路、
233 同期タイマリセット制御回路、235 同期タ
イマ回路、S106 キャリアセンス判定ステップ、S
107フィールド・コード検出ステップ、S110 レ
ベル低下検出ステップ、S120 キャリアセンス後の
規定時間経過判定ステップ、S132 プレキャリアセ
ンス信号ネゲート・ステップ、S133 プレキャリア
センス信号アサート・ステップ、S152 プレキャリ
アセンス信号アサート確認ステップ、S153プレキャ
リアセンス信号ネゲート確認ステップ。
Claims (11)
- 【請求項1】 伝送路における信号衝突を監視して無衝
突時に送信を開始する通信モデムにおいて、 上記監視中の受信信号のキャリア・センス条件成立後
に、該キャリア・センス条件が崩れると、信号衝突を監
視する最初のフェーズに戻るリセット信号を出す制御回
路を備えたことを特徴とする通信モデム。 - 【請求項2】 キャリア・センス条件が崩れるのは、監
視対象の信号レベルが所定値以下になることとしたこと
を特徴とする請求項1記載の通信モデム。 - 【請求項3】 キャリア・センス条件が崩れるのは、監
視対象の信号対雑音比が悪化して所定値以下になること
としたことを特徴とする請求項1記載の通信モデム。 - 【請求項4】 制御回路は、キャリア・センス条件を変
更するよう、キャリア・センス検出側に条件変更信号を
出力するようにしたことを特徴とする請求項1記載の通
信モデム。 - 【請求項5】 キャリア・センス後に規定時間経過して
いるかを調べる時間判定回路を備えて、 監視中の受信信号のキャリア・センス条件成立後に、該
キャリア・センス条件が崩れると、信号衝突を監視する
最初のフェーズに戻ることに代えて、上記時間判定回路
が規定時間が経過しているとした場合は、同期をとり直
し、規定時間経過していない場合は、信号衝突を監視す
る最初のフェーズに戻るようにしたことを特徴とする請
求項1記載の通信モデム。 - 【請求項6】 伝送路における信号衝突を監視して無衝
突時に送信を開始する通信モデムにおいて、 監視対象であるシンボルを検出するとプレキャリア・セ
ンス信号をセットし、該シンボル検出が途切れると該プ
レキャリア・センス信号をリセットする受信部と、 送信要求があると、上記プレキャリア・センス信号がセ
ットされている間は、送信開始を抑える送信部、とを備
えたことを特徴とする通信モデム。 - 【請求項7】 キャリア・センス信号が途切れるのは、
監視対象のシンボルが検出ができなくなるか、または信
号レベルが所定値以下になることとしたことを特徴とす
る請求項6記載の通信モデム。 - 【請求項8】 送信部は、送信フレームの種別をみて、
所定の種別の場合は、送信要求があると、プレキャリア
・センス信号がリセットされていることを確認して送信
開始するようにしたことを特徴とする請求項6記載の通
信モデム。 - 【請求項9】 伝送路における信号衝突を監視して無衝
突時に送信を開始する通信方法において、 上記監視中の受信信号のキャリア・センス条件成立後
に、該キャリア・センス条件の消失を検出する消失検出
ステップと、 上記消失検出すると、信号衝突を監視する最初のフェー
ズに戻るステップ、とを設けたことを特徴とする通信方
法。 - 【請求項10】 キャリア・センス後に規定時間経過し
ているかを調べる時間判定ステップを設けて、 監視中の受信信号のキャリア・センス条件成立後に、該
キャリア・センス条件が消失すると、信号衝突を監視す
る最初のフェーズに戻るステップに代えて、上記時間判
定ステップで規定時間が経過していた場合は、同期をと
り直すステップを備え、 規定時間経過していない場合は、信号衝突を監視する最
初のフェーズに戻るステップとしたことを特徴とする請
求項9記載の通信方法。 - 【請求項11】 伝送路における信号衝突を監視して無
衝突時に送信を開始する通信方法において、 監視対象であるシンボルを検出するとプレキャリア・セ
ンス信号をセットするステップと、 上記シンボル検出が途切れると上記プレキャリア・セン
ス信号をリセットするステップと、 送信要求があると、上記プレキャリア・センス信号がセ
ットされている間は、送信開始を抑えるステップ、とを
備えたことを特徴とする通信方法。
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JP2002089169A JP4132916B2 (ja) | 2002-03-27 | 2002-03-27 | 通信モデム及び通信方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007019663A (ja) * | 2005-07-05 | 2007-01-25 | Sony Corp | 通信装置、通信方法、電力線搬送通信システム |
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2002
- 2002-03-27 JP JP2002089169A patent/JP4132916B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4667983B2 (ja) * | 2005-07-05 | 2011-04-13 | ソニー株式会社 | 通信装置、通信方法、電力線搬送通信システム |
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