JP2003282519A - エアロゾル洗浄装置、そのスロット特定方法、ロボットハンド位置判定方法、被洗浄物有無判定方法、及び、復帰/初期化方法 - Google Patents

エアロゾル洗浄装置、そのスロット特定方法、ロボットハンド位置判定方法、被洗浄物有無判定方法、及び、復帰/初期化方法

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JP2003282519A
JP2003282519A JP2002081896A JP2002081896A JP2003282519A JP 2003282519 A JP2003282519 A JP 2003282519A JP 2002081896 A JP2002081896 A JP 2002081896A JP 2002081896 A JP2002081896 A JP 2002081896A JP 2003282519 A JP2003282519 A JP 2003282519A
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Kiyouko Takanashi
今日子 高梨
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアロゾル洗浄装置における起動時及び故障
復帰時の初期化操作を安全、迅速、簡単に行ない、オペ
レータの負荷を軽減する。 【解決手段】 ロボットハンド86、87の高さとカセ
ット70の昇降位置に基づいて特定されたロボットハン
ド挿入中のスロットや、ロボットハンドの伸縮位置や回
転及び/又は昇降位置を検出するエンコーダの出力に基
づいて判定されたロボットハンド位置に応じて、カセッ
トとロボットハンド間でやり取りの途中であったウェハ
10はカセットに格納し、バッファ室90、91で受け
渡しの途中であったウェハはロボットハンドに載せ、ロ
ボットハンド、プロセスハンド46、47及びカセット
エレベータ74、75を初期位置に移動した後、ウェハ
検出センサ100、102、103の出力に基づいてウ
ェハの有無を判定し、各位置におけるウェハの有無に応
じて、ウェハをカセットに格納し、ゲートバルブ76、
77、92、93、均圧用バルブや各機器を初期状態と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エアロゾル洗浄装
置、そのスロット特定方法、ロボットハンド位置判定方
法、被洗浄物有無判定方法、及び、復帰/初期化方法に
係り、特に、半導体用ウェハのような基板の表面を洗浄
する際に用いるのに好適な、エアロゾル洗浄装置におけ
る起動時や故障復帰時の初期化操作を安全、迅速、簡単
に行ない、オペレータの負荷を軽減することが可能な、
エアロゾル洗浄装置、そのスロット特定方法、ロボット
ハンド位置判定方法、被洗浄物有無判定方法、及び、復
帰/初期化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSI製造工程における半導体用ウェハ
の表面上や、液晶(LCD)あるいは太陽電池等の表面
上の微粒子(パーティクル)や汚れは、最終製品の歩留
りを大きく低下させるため、前記ウェハ等の表面洗浄が
極めて重要である。
【0003】従って従来から、種々の表面洗浄方法が提
案されており、半導体製造を例に採ると、超音波併用の
純水洗浄、純水中に薬液(例えばアンモニア過酸化水素
液や硫酸過酸化水素液)を加えた溶液中に被洗浄物を浸
漬し、洗浄する等の湿式洗浄方式が用いられている。
【0004】しかしながら、この種の湿式洗浄方式は、
各種設備の設置面積が大きく、廃液処理も必要であると
いう問題がある。
【0005】一方、液体を用いない乾式洗浄方式とし
て、ガスを加え化学反応を利用したドライクリーニング
があるが、パーティクル上の汚染物が除去できないとい
う問題がある。
【0006】更に、ドライアイスや氷、アルゴン固体等
の微粒子を、被洗浄物表面に衝突させて、パーティクル
を除去することも考えられているが、氷を用いた場合に
は、被洗浄物の表面が損傷を受ける恐れがあり、ドライ
アイスを用いた場合には、特に鉄鋼や石油精製の廃ガス
を原料とする市販品では、ドライアイス自体が汚れてい
るため、不純物汚染の問題がある。
【0007】これらに対して、特開平6−252114
や特開平6−295895に記載された、アルゴン固体
の微粒子を含むエアロゾル(アルゴンエアロゾルと称す
る)を減圧零囲気中で衝突させて表面洗浄を行う方法に
よれば、上記のような問題は存在しない。
【0008】このアルゴンエアロゾルを用いたウェハ洗
浄装置の一例の管路図を図1(簡単のため、一方の洗浄
室42側のみ図示)に、同じく全体構成の平面図を図2
に示す。
【0009】この例において、マスフローコントローラ
30、32によりその流量を制御されたアルゴンガスと
窒素ガスは、フィルタ34を通過した後、例えばヘリウ
ム(He)クライオ冷凍機36を用いた熱交換器38、
39内で冷却されてから、エアロゾルノズル20に開け
られた多数の微細なノズル孔22より、エアロゾル24
となって、真空ポンプ40で真空引きされている、ウェ
ハ洗浄用の洗浄室42、43内に噴出する。
【0010】ウェハ10は、ウェハスキャン機構(図示
省略)によりX軸方向及びY軸方向にスキャンされるプ
ロセスハンド(XYスキャンステージとも称する)4
6、47上に載っており、ウェハ全面が洗浄可能となっ
ている。
【0011】洗浄力を向上させるために加速ノズル56
を設置することが考えられており、マスフローコントロ
ーラ52及びフィルタ54を介して該加速ノズル56に
供給され、そのノズル孔から吹き出す加速ガス(例えば
窒素ガス)58が、前記エアロゾルノズル20から噴出
されたエアロゾル24を加速する。
【0012】又、パーティクルのウェハ面への再付着防
止の目的で、洗浄室42、43の一端(図1の左端)か
ら、マスフローコントローラ62及びフィルタ64を介
して流入される窒素ガスをパージガス66として、洗浄
室42、43内に供給することも考えられている。
【0013】図2に示す如く、カセット交換用に2つ設
けられた、装置外部からカセット70に格納されたウェ
ハ10を搬入するための、真空状態に排気されるカセッ
ト室(ロードロックと称する)68又は69内のウェハ
10は、図3(ロボット室の平面図)及び図4(図3の
IV―IV線に沿う横断面図)に詳細に示す如く、ウェハ1
0をハンドリングするロボット室(搬送室とも称する)
80内に配設された真空内搬送ロボット(真空ロボット
と称する)82のロボットアーム84、85の先端に取
付けられたロボットハンド86、87(通常は上側ロボ
ットハンド86により洗浄後のきれいなウェハを搬送
し、下側ロボットハンド87により、洗浄前のウェハを
搬送)により、ロードロックゲートバルブ76又は7
7、及び、ゲートバルブ92又は93を通過して、図5
(一方のバッファ室90のみ図示)に詳細に示す如く、
洗浄室42又は43へのウェハ10の受け渡しをするバ
ッファ室90又は91内の前記プロセスハンド46又は
47上に移送される。
【0014】図2において、72、73は、各ロードロ
ック68、69内に配設された、カセット70を載置す
るためのカセットステージであり、図6及び図7に示す
如く、その下側に配設されたカセットエレベータ74、
75により昇降自在とされている。
【0015】94、95は、図5に示すバッファピンフ
レーム96(バッファピン94の場合)、又は、バッフ
ァピンフレーム97(バッファピン95の場合)(図示
省略)により上下動自在とされたバッファピンであり、
図8に、その教示位置を示す如く、ロボットハンド8
6、87のレベルとプロセスハンド46、47のレベル
より高い上段位置、ロボットハンド86、87のレベル
とプロセスハンド46、47のレベルの間の中段位置、
及び、ロボットハンド86、87のレベルとプロセスハ
ンド46、47のレベルより低い下段位置をとり得るよ
うにされている。
【0016】ウェハスキャン機構により駆動されるプロ
セスハンド46又は47上のウェハ10は、バッファ室
90又は91からゲートバルブ92又は93を通過して
洗浄室42又は43内に運ばれ、エアロゾルノズル20
の下で、Y軸方向及びX軸方向にスキャンされる。
【0017】このようにしてエアロゾルノズル20から
吹き出すエアロノズル24により表面全面が洗浄された
ウェハ10は、バッファ室90又は91に搬入された経
路を逆に辿って、ロードロック68又は69に戻され
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、エアロゾル洗浄装置の起動時、あるいは、重故障に
よって停止した後の復帰時において、エアロゾル洗浄装
置のコントローラ及びソフトウェアは、現在の真空ロボ
ット82の状態や、カセットエレベータ74、75、プ
ロセスハンド46、47、バッファピン94、95の現
在位置を特定できず、装置内にウェハ10があるかどう
かも特定できない。
【0019】従って、オペレータは、装置内にウェハ1
0があるかどうかを目視にて確認した後、次のような初
期化操作を手動で行なう必要があった。
【0020】(1)ロボット室80内に配設された真空
ロボット82のロボットアーム84、85の先端に取付
けられたロボットハンド86、87、洗浄室42、43
をスキャンしながら駆動するプロセスハンド46、4
7、バッファ室90、91に配置されたバッファピン9
4、95等の上にウェハ10が存在しているかどうか、
オペレータが目視で確認する。
【0021】(2)ロボットハンド86又は87上にウ
ェハ10が存在している場合、オペレータは手動操作
で、ロボットハンド86又は87上にあるウェハ10を
カセット70内に格納する。
【0022】(3)プロセスハンド46又は47上にウ
ェハ10が存在している場合、オペレータは手動操作
で、バッファピン94又は95にウェハ10を受け渡
し、その後、ロボットハンド86又は89にウェハ10
を受け渡して、カセット70内に格納する。
【0023】(4)ロボットハンド86、87、プロセ
スハンド46、47、バッファピン94、95上にウェ
ハ10が存在しない状態になったら、全ての駆動軸を初
期化又はホーム位置に移動する。
【0024】このように従来は、オペレータが装置内に
ウェハ10があるかどうかを目視にて確認し、初期化操
作を手動で行なう必要があるため、起動時や故障復帰時
の初期化操作が面倒である。特に、装置内にウェハがあ
った場合は、手動操作によるウェハハンドリングを行な
う必要があるため、オペレータの負荷が大きく、操作ミ
スの可能性もある等の問題点を有していた。
【0025】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、エアロゾル洗浄装置の起動時や故障
復帰時の初期化操作を安全、迅速、簡単に行ない、オペ
レータの負荷を軽減することを課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、被洗浄物が収
納されたカセットを交換するための複数のカセット室
と、前記カセットから被洗浄物を取出すと共に、洗浄後
の被洗浄物をカセットに戻すための搬送ロボットが設け
られたロボット室と、前記搬送ロボットのロボットハン
ドにより所定位置に置かれた被洗浄物を洗浄室に搬入す
ると共に、洗浄後の被洗浄物を所定位置に戻すためのプ
ロセスハンドが設けられたバッファ室と、前記プロセス
ハンドにより搬送される被洗浄物を洗浄するための洗浄
室と、を備えたエアロゾル洗浄装置において、少なくと
も前記ロボット室及びバッファ室に、被洗浄物が所定位
置にあることを検出するための被洗浄物検出センサを設
けることにより、目視による被洗浄物の確認を不要とし
て、前記課題を解決したものである。
【0027】又、前記ロボット室に設けられた被洗浄物
検出センサは、被洗浄物が、一つのカセット室の前にあ
るか否かを検出するようにしたものである。
【0028】又、前記バッファ室に設けられた被洗浄物
検出センサは、被洗浄物がホーム位置にあるか否かを検
出するようにしたものである。
【0029】本発明は、又、被洗浄物を格納するための
スロットが上下方向に多数設けられ、カセットエレベー
タにより昇降自在とされたカセットの各スロットに、被
洗浄物搬送用のロボットハンドが挿入されるエアロゾル
洗浄装置において、前記ロボットハンドの高さとカセッ
トの昇降位置に基づいて、ロボットハンドが挿入してい
るスロットを特定するようにして、前記課題を解決した
ものである。
【0030】本発明は、又、被洗浄物を搬送するため
の、伸縮自在とされたロボットハンドが設けられ、該ロ
ボットハンド全体が回転及び/又は昇降自在とされたエ
アロゾル洗浄装置において、前記ロボットハンドの伸縮
位置や回転及び/又は昇降位置を検出するエンコーダの
出力に基づいて、ロボットハンドの位置を判定するよう
にして、前記課題を解決したものである。
【0031】本発明は又、前記の方法により特定された
ロボットハンド挿入中のスロットや、前記の方法により
判定されたロボットハンド位置に応じて、カセットとロ
ボットハンド間でやり取りの途中であった被洗浄物はカ
セットに格納し、バッファ室で受け渡しの途中であった
被洗浄物はロボットハンドに載せることを特徴とするエ
アロゾル洗浄装置の復帰方法を提供するものである。
【0032】又、前記の方法により復帰させ、ロボット
ハンド、プロセスハンド及びカセットエレベータを初期
位置に移動した後、前記の被洗浄物検出センサの出力に
基づいて、被洗浄物の有無を判定することを特徴とする
エアロゾル洗浄装置の被洗浄物有無判定方法を提供する
ものである。
【0033】又、前記の方法により判定した、各位置に
おける被洗浄物の有無に応じて、被洗浄物をカセットに
格納し、各室のゲートバルブや各室をつなぐ配管上に設
けられた均圧用バルブや、各機器を初期状態とするよう
にして、前記課題を解決したものである。
【0034】本発明は、又、起動時に立ち上げておくべ
き機器の電源をオンとする手順と、搬送ロボットの現在
のエンコーダ値から現在位置を特定する手順と、カセッ
ト室内のカセットにロボットハンドが挿入されている場
合、現在スロットを特定する手順と、各軸を初期化又は
ホーム位置へ移動して、ウェハ有無判定を実地する手順
と、装置内にウェハが有れば、カセットスロットに格納
する手順と、バルブを閉じる手順と、各軸を初期化又は
ホーム位置へ移動する手順とを含むことを特徴とするエ
アロゾル洗浄装置の初期化方法を提供するものである。
【0035】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0036】本実施形態は、図1乃至図8に示したよう
な、洗浄室42、43、熱交換器38、39、プロセス
ハンド46、47、バッファ室90、91、バッファピ
ン94、95、ゲートバルブ92、93が2組設けら
れ、これに対応して、真空ロボット82のロボットアー
ム84、85及びロボットハンド86、87が2組設け
られたエアロゾル洗浄装置において、図2に示す如く、
ロボット室80のロードロック68の前、及び、各バッ
ファ室90、91のホーム位置に、それぞれウェハ検出
センサ100、102、103を設け、真空ロボット8
2のロボットハンド86、87上と、プロセスハンド4
6、47上のウェハ10の有無を判定可能としている。
【0037】前記ウェハ検出センサ100は、図9に詳
細に示す如く、ロボット室80のチャンバ上部に配設さ
れた発光側センサ100Aと、チャンバ下部に配設され
た受光側センサ100Bからなり、ロボットハンド86
及び/又は87が、ホーム位置、ここでは、真空ロボッ
ト82の教示位置を示す図10のロードロックゲートバ
ルブ76の前のF(Front)LGV1位置にあるときに、ウ
ェハ有りで遮光、ウェハ無しで受光となるように設置さ
れている。なお、ウェハ検出センサ100の配設位置
は、これに限定されず、ロードロックゲートバルブ77
の前のF(Front)LGV2位置や、ゲートバルブ92、9
3の前のF(Front)GV1位置、F(Front)GV2位置をホ
ーム位置として、そこに設置してもよい。
【0038】前記ウェハ検出センサ102は、図11に
詳細に示す如く、バッファ室90、91のチャンバ上部
に配設された発光側センサ102A、103Aと、チャ
ンバ下部に配設された受光側センサ102B、103B
からなる。ここで、ウェハ検出センサ102は、プロセ
スハンド46がホーム位置にあるときにウェハ有りで遮
光、ウェハ無しで受光となるように設置されている。同
様に、ウェハ検出センサ103は、プロセスハンド47
がホーム位置にあるときにウェハ有りで遮光、ウェハ無
しで受光となるように設置されている。
【0039】ここで、発光側センサ100A、102
A、103Aをチャンバの上部に配設し、下方に向けて
発光しているのは、逆向きであると、センサ出力(例え
ばレーザ光)がオペレータの目に入る恐れがあるからで
ある。
【0040】又、ウェハ10を載せたロボットハンド8
6がロードロック68の中へ挿入し、カセットエレベー
タ74を上昇させてウェハ10をカセット70に格納し
ている途中であった場合や、ロボットハンド87がロー
ドロック69の中へ挿入し、カセットエレベータ74を
下降させてウェハ10をロボットハンド87に載せる途
中であった場合は、ロボットハンド86又は87が挿入
しているスロットを特定して、カセットエレベータ72
を動作させ、ウェハ10がカセット70内に確実に格納
された状態とする。そのためのスロット特定は、次のよ
うにして行なう。
【0041】まず、カセットエレベータ74、75の教
示位置から、現在のスロットを特定するための、次の4
つのテーブルを作成する。ここで、スロット特定テーブ
ル1は、ロードロック68に対するロボットハンド86
用、スロット特定テーブル2は、ロードロック68に対
するロボットハンド87用、スロット特定テーブル3
は、ロードロック69に対するロボットハンド86用、
スロット特定テーブル4は、ロードロック69に対する
ロボットハンド87用である。
【0042】まず、図6、そのN番目スロットの拡大図
である図12(ウェハ戻し時)及び図13(ウェハ戻し
時)を参照して、スロット特定テーブル1のテーブル作
成方法を説明する。
【0043】図6に示したように、スロットNとスロッ
トN+1にあるウェハ間の距離をスロット間増分値1と
し、次式により計算する。 スロット間増分値1 =(Z1#A#Slot26−Z1#A#Slot1)/(全スロット数−1) …(1) ここで、全スロット数は、カセット70に格納できるウ
ェハ10の枚数で、ここでは26枚である。又、Z1#A#S
lot26は、図6に示す如く、最上段スロット26に対す
るロボットハンド86の高さ、Z1#A#slot1は、最下段ス
ロット1に対するロボットハンド86の高さである。
【0044】すると、あるスロットに対して取り得るカ
セットエレベータ低側の教示位置Z1#A#Low#slotは、次
式により計算できる。 Z1#A#Low#slot=スロット間増分値1×(slot−1) +Z1#A#slot1−Z1#Return#Offset−β …(2) ここで、slotはスロット番号1〜26、βはカセットエ
レベータ高さ測定用エンコーダの誤差範囲の値である。
【0045】同様に、あるスロットに対して取り得るカ
セットエレベータ高側の教示位置Z1#A#High#slotは、次
式により計算できる。 Z1#A#High#slot=スロット間増分値1×(slot−1) +Z1#A#Slot1+Z1#Pickup#Offset+β …(3)
【0046】従って、ロードロックA68にロボットハ
ンド86が挿入されていた時、次式の条件が整った所が
現在のスロットである。 Z1#A#Low#slot≦カセットエレベータエンコーダ現在値(Z1axis) ≦Z1#A#High#slot …(4)
【0047】又、この装置では、必ず次の関係が成立す
る。 Z1#A#High#slot≦Z1#A#Low#(slot-1) …(5)
【0048】この条件を表にまとめたのが、図14に示
すスロット特定テーブル1である。
【0049】次に、図15を参照して、スロット特定テ
ーブル2の作成方法を説明する。
【0050】この場合は、スロットNとスロットN+1
にあるウェハ間の距離をスロット間増分値2とし、次式
により計算する。 スロット間増分値2 =(Z1#B#Slot26−Z1#B#Slot1)/(全スロット数−1) …(6) ここで、Z1#B#Slot26は、図15に示す如く、最上段ス
ロット26に対するロボットハンド87の高さ、Z1#B#S
lot1は、最下段スロット1に対するロボットハンド87
の高さである。
【0051】すると、あるスロットに対して取り得るカ
セットエレベータ低側の教示位置Z1#B#Low#slotは、次
式により計算できる。 Z1#B#Low#slot=スロット間増分値2×(slot−1) +Z1#B#Slot1−Z1#Return#Offset−β …(7)
【0052】同様に、あるスロットに対して取り得るカ
セットエレベータ高側の教示位置Z1#B#High#slotは、次
式により計算できる。 Z1#B#High#slot=スロット間増分値2×(slot−1) +Z1#B#Slot1+Z1#Pickup#Offset+β …(8)
【0053】従って、ロードロック68にロボットハン
ド87が挿入されていた時、次式の条件が整った所が現
在のスロットである。 Z1#B#Low#slot≦カセットエレベータエンコーダ現在値(Z1axis) ≦Z1#B#High#slot …(9)
【0054】又、この装置では、必ず次式の関係が成立
する。 Z1#B#High#slot≦Z1#B#Low#(slot-1) …(10)
【0055】このようにして作成されるスロット特定テ
ーブル2の例を図16に示す。
【0056】図7の関係に基づいて作成されるスロット
特定テーブル3の例を図17に、同様に、図18の関係
に基づいて作成されるスロット特定テーブル4の例を図
19に示す。
【0057】本実施形態においては、更に、オペレータ
の負荷を軽減するために、装置初期化処理として立ち上
げておくべき機器の電源オン、ウェハの有無判定、ウェ
ハ有りの場合はオペレータが指定したカセットのスロッ
トへの格納、各駆動軸(真空ロボット82、プロセスハ
ンド46、47、バッファピン94、95、カセットエ
レベータ74、75)の初期化又はホーム位置への移動
を、一連の処理としてエアロゾル洗浄装置に実装してい
る。
【0058】以下、各処理について、順を追って詳細に
説明する。
【0059】(1)電源オン まず、エアロゾル洗浄装置において、起動時に立ち上げ
ておくべき機器(真空ポンプ40、ロボットコントロー
ラ(図示省略)、熱交換器38、39に冷媒を送るため
のクライオ冷凍機36のコンプレッサ駆動用のインバー
タ等)の電源をオンとしておく。
【0060】(2)ロボットハンド86、87の現在位
置判定 真空ロボット82には、図3及び図4に示した如く、
ロボットハンド86を半径方向に伸縮するためのR−A
軸、ロボットハンド87を半径方向に伸縮するためのR
−B軸、真空ロボット82全体が回転するためのθ軸、
真空ロボット82全体が昇降するためのZ−R軸の計4
軸ある。但し、Z−R軸は通常、使用されず固定されて
いる。
【0061】そこで、真空ロボット82のθ軸の現在の
エンコーダ値THaxisと、予め記憶しておいた教示位置
(図10参照)の値とを比較して、現在のロボットハン
ド86と87の位置を、次の(A)〜(E)のように分
類する。ここで、(A)〜(D)の場合はへ、(E)
の場合はへ進む。
【0062】(A)ロードロックゲートバルブ76の前
のFLGV1の位置 次式の条件が整っている場合 |FLGV1−THaxis|≦α …(11)
【0063】即ち、図10に示す教示位置FLGV1のθ軸
とPuwLL(Pick up wafer Loadlock)1又はRwLL(Ret
urn wafer Loadlock)1又はRwLL1-Lのθ軸との差をと
った値の絶対値Xが、−α≦X≦αを満たす場合は、
(a)へ進む。
【0064】(B)ロードロックゲートバルブ77の前
のFLGV2の位置 次式の条件が整っている場合 |FLGV2−THaxis|≦α …(12)
【0065】即ち、図10に示す教示位置FGV2のθ軸と
PuwLL2又はRwLL2又はRwLL2−Lのθ軸との差をとった値
の絶対値Xが、−α≦X≦αを満たす場合は、(b)
へ進む。
【0066】(C)ゲートバルブ92の前のF(Front)
GV1位置 次式の条件が整っている場合 |FGV1−THaxis|≦α
【0067】即ち、図10に示す教示位置FGV1のθ軸と
L(Load)1又はUL(Unload)1のθ軸との差をとった値の
絶対値Xが、−α≦X≦αを満たす場合。
【0068】(D)ゲートバルブ93の前のF(Front)
GV2位置 次式の条件が整っている場合、 |FGV2−THaxis|≦α 即ち、図10に示す教示位置FGV2のθ軸とL2又はUL2の
θ軸との差をとった値の絶対値Xが、−α≦X≦αを満
たす場合。
【0069】(E)上記(A)〜(D)以外
【0070】(A)〜(D)の場合、ロボットハンド
86のR−A軸の現在エンコーダ値RUaxisと、予め記憶
しておいた教示位置の値を比較する。具体的には、 (a)カセット1ウェハ戻し位置RwLL1の場合 カセットエレベータ74のZ1軸の現在のエンコーダ値Z1
axisとカセットスロット特定テーブル1の値を比較し、
現在のスロットを特定してに進む。
【0071】(b)カセット2ウェハ戻し位置RwLL2の
場合 カセットエレベータ75のZ2軸の現在のエンコーダ値Z2
axisとカセットスロット特定テーブル3の値を比較し、
現在のスロットを特定してに進む。
【0072】(c)(a)〜(b)以外の場合、へ進
む。
【0073】ロボットハンド87のR−B軸の現在エ
ンコーダ値RLaxisと、予め記憶しておいた教示位置とを
比較する。具体的には、 (a)カセット1ウェハ取り出し位置PuwLL1の場合 カセットエレベータ74のZ1軸の現在エンコーダ値Z1ax
isとカセットスロット特定テーブル2の値を比較し、現
在のスロットを特定してへ進む。
【0074】(b)カセット2ウェハ取り出し位置PuwL
L2の場合 カセットエレベータ75のZ2軸の現在エンコーダ値Z2ax
isとカセットスロット特定テーブル4の値を比較し、現
在のスロットを特定してへ進む。
【0075】(c)ロボットハンド87のカセット1ウ
ェハ戻し位置RwLL1-Lの場合 カセットエレベータ74のZ1軸の現在エンコーダ値Z1ax
isとカセットスロット特定テーブル2の値を比較し、現
在のスロットを特定してへ進む。
【0076】(d)ロボットハンド87のカセット2ウ
ェハ戻し位置RwLL2-Lの場合 カセットエレベータ75のZ2軸の現在エンコーダ値Z2ax
isとカセットスロット特定テーブル4の値を比較し、現
在のスロットを特定してへ進む。
【0077】(e)(a)〜(d)以外の場合、そのま
まへ進む。
【0078】ロボットハンド86と87の現在位置
と、特定したスロットを記憶しておく。
【0079】(3)ロボットハンドの現在位置を修正し
て、初期化準備 ロボットハンド86又は87の現在位置によって、次の
〜の動作を行ない、ウェハ10が、カセット70に
格納されるか、ロボットハンド86又は87に載るよう
にする。
【0080】ロボットハンド86の位置が、RwLL1の
場合、カセットエレベータ74の位置をZ1#A#High#slot
(slotは、特定されている現在のスロット)に移動す
る。このとき、ロボットハンド86上にウェハ10が載
っていたら、カセット70に格納される。
【0081】ロボットハンド86の位置が、RwLL2の
場合、カセットエレベータ75の位置をZ2#A#High#slot
に移動する。このとき、ロボットハンド86上にウェハ
10が載っていたら、カセット70に格納される。
【0082】ロボットハンド87の位置が、PuwLL1の
場合、カセットエレベータ74の位置をZ1#B#High#slot
に移動する。このとき、ロボットハンド87上にウェハ
10が載っていたら、カセット70に格納される。
【0083】ロボットハンド87の位置が、PuwLL2の
場合、カセットエレベータ75の位置をZ2#B#High#slot
に移動する。このとき、ロボットハンド87上にウェハ
10が載っていたら、カセット70に格納される。
【0084】ロボットハンド86の位置がUL1又はロ
ボットハンド87の位置がL1の場合、バッファピン94
の位置を、図8に示す下段に移動する。このとき、ウェ
ハ10があれば、ロボットハンド86又は87にウェハ
10が載る。
【0085】ロボットハンド86の位置がUL2又はロ
ボットハンド87の位置がL2の場合、バッファピン95
の位置を、図8に示す下段に移動する。このとき、ウェ
ハ10があれば、ロボットハンド86又は87にウェハ
10が載る。
【0086】真空ロボット82の位置が〜の場合
以外の場合は、そのまま次の(4)へ進む。
【0087】(4)各軸初期化又はホーム位置へ移動 前記(3)までで、カセット70からウェハ10をロボ
ットハンド87に載せる途中、又は、カセット70へロ
ボットハンド86から格納する途中の状態であったウェ
ハ10は、カセット70に格納されている。又、バッフ
ァ室90及び/又は91でウェハ受け渡しの状態であっ
たウェハ10は、ロボットハンド86及び/又は87に
載っている。
【0088】従って、この状態で次の〜を実施し、
次にウェハ有無判定を行なえる状態にする。
【0089】真空ロボット82をFLGV1の位置に移動
して、初期化する。
【0090】バッファピン94を下段に移動して、次
のにおけるプロセスハンド46の動きを妨げないよう
にする。
【0091】プロセスハンド46をホーム位置へ移動
して初期化する。このとき、バッファピン94上にウェ
ハ10があれば、プロセスハンド46上に載る。
【0092】バッファピン95を下段に移動して、次
のにおけるプロセスハンド47の動きを妨げないよう
にする。
【0093】プロセスハンド47をホーム位置に移動
して、初期化する。このとき、バッファピン95上にウ
ェハ10があれば、プロセスハンド47上に載る。
【0094】カセットステージ72を図2に示すカセ
ットドア78側へ回転移動し、ドア正面の位置とする。
【0095】カセットエレベータ74をホーム位置に
移動し、オペレータがカセット70を搬入する位置とす
る。
【0096】カセットステージ73を図2に示すカセ
ットドア79側へ回転移動し、ドア正面の位置とする。
【0097】カセットエレベータ75をホーム位置に
移動し、オペレータがカセット70を搬入する位置とす
る。
【0098】(5)ウェハの有無判定 真空ロボット82は、FLGV1位置にあるので、この状態
でウェハ検出センサ100が遮光の場合はウェハ有り、
受光の場合はウェハ無しとなる。
【0099】ウェハ有りの場合、ロボットハンド86上
のウェハか、ロボットハンド87上のウェハか区別でき
ないため、まずロボットハンド86についてウェハ10
のカセット70への格納処理を実施した後、真空ロボッ
ト82をFLGV1位置に再び移動し、二度目のウェハ有無
判定を行う。ここで、ウェハ有りの場合は、ロボットハ
ンド87について、ウェハ10のカセット70への格納
処理を実施する。
【0100】更に、ウェハ有りの場合、オペレータにウ
ェハを戻すロードロック(ロードロック68又は69)
の選択を促すために、図20に例示する如く、マンマシ
ンインターフェイス画面上にメッセージを表示し、オペ
レータが選択したロードロックのカセットを準備する。
【0101】更に、ロボットハンド86上のウェハを、
どのスロットに格納するかの選択を促すために、図21
に例示する如く、マンマシンインターフェイス画面上に
メッセージを表示し、オペレータが選択したスロットに
ウェハを格納する。
【0102】二度目のウェハ有無判定でウェハ有りの場
合も、ロボットハンド87上のウェハを、どのスロット
に格納するかの選択を促すため、図21に示したような
マンマシンインターフェイス画面上にメッセージを表示
し、オペレータが選択したスロットに、ウェハを格納す
る。
【0103】ここで、プロセスハンド46はホーム位置
にあるので、ウェハ検出センサ102が遮光であればウ
ェハ有り、受光であればウェハ無しとなる。
【0104】ウェハ有りの場合、プロセスハンド46上
のウェハを、どのスロットに格納するか選択を促すため
に、図21に示したような、マンマシンインターフェイ
ス画面上にメッセージを表示する。オペレータがスロッ
トを選択すると、プロセスハンド46上のウェハはアン
ロードされ、カセット70に格納される。
【0105】続いて、プロセスハンド47はホーム位置
にあるので、ウェハ検出センサ103が遮光ならばウェ
ハ有り、受光ならばウェハ無しとなる。
【0106】ウェハ有りの場合、プロセスハンド47上
のウェハを、どのスロットに格納するか選択を促すため
に、図21に示したようなマンマシンインターフェイス
画面上にメッセージを表示する。オペレータがスロット
を選択すると、プロセスハンド47上のウェハはアンロ
ードされ、カセットに格納される。
【0107】上記の操作により、ウェハの格納は完了す
る。
【0108】(6)バルブ閉 次いで、ゲートバルブ92、93、ロードロック68と
ロボット室80をつなぐ配管上にある均圧用バルブ、ロ
ードロック69とロボット室80をつなぐ配管上にある
均圧用バルブ、バッファ室90とロボット室80とをつ
なぐ配管上にある均圧用バルブ、バッファ室91とロボ
ット室80をつなぐ配管上にある均圧用バルブを閉じ
る。
【0109】(7)各軸初期化又はホーム位置へ移動 (3)の〜の順に従って、各軸を初期化又はホーム
位置へ移動する。
【0110】これでエアロゾル洗浄装置の初期化操作は
終了する。
【0111】上記の初期化操作(1)〜(7)を一連の
処理とし、図22に例示するような、マンマシンインタ
ーフェイス画面上の一つのボタンを押すことで、図23
に示すような初期化処理が実行される。
【0112】即ち、まずステップ1000で、起動時に
立ち上げておくべき機器の電源をオンとする。
【0113】次いでステップ1010で、真空ロボット
82の現在のエンコーダ値から、現在位置を特定する。
【0114】次いでステップ1020で、ロードロック
68又は69内のカセット70にロボットハンド86又
は87が挿入されているか判定し、挿入されていれば、
ステップ1030で、現在スロットを特定する。
【0115】次いでステップ1040で、各軸を初期化
又はホーム位置へ移動して、ステップ1050でウェハ
有無判定を実施する。
【0116】次いでステップ1060で、装置内にウェ
ハ10が有るか判定し、ウェハ10が装置内に有れば、
ステップ1070で、オペレータが指示したロードロッ
クのカセットスロットに格納する。
【0117】次いでステップ1080で、ゲートバルブ
76、77、92、93及び均圧用バルブを閉じる。
【0118】次いでステップ1090で、各軸を初期化
又はホーム位置へ移動して、初期化を終了する。
【0119】本実施形態においては、洗浄室が2組設け
られていたので、効率良く洗浄することができる。な
お、洗浄室の数は2組に限定されず、1組又は3組以上
であってもよい。
【0120】又、前記実施形態においては、エアロゾル
としてアルゴンエアロゾルが用いられ、加速ガス及びパ
ージガスとして窒素ガスが用いられていたが、エアロゾ
ルや加速ガスやパージガスの種類は、これらに限定され
ない。ウェハ検出センサも、レーザを用いた光学式セン
サに限定されない。
【0121】又、前記実施形態においては、本発明が、
半導体用ウェハの洗浄装置に適用されていたが、本発明
の適用対象はこれに限定されず、半導体用マスク、フラ
ットパネル用基板、磁気ディスク基板、フライイング用
基板等の洗浄装置にも同様に適用できることは明らかで
ある。
【0122】
【発明の効果】本発明によれば、エアロゾル洗浄装置の
初期化操作が安全、迅速、簡単に行なえる。特に装置内
に被洗浄物があった場合は、手動操作によるハンドリン
グが無くなるため、オペレータの負荷も軽減され、操作
ミス防止にもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される、エアロゾルによるウェハ
洗浄装置の一例の全体構成を示す管路図
【図2】同じく平面図
【図3】同じくロボット室を拡大して示す平面図
【図4】図3のIV−IV線に沿う横断面図
【図5】前記ウェハ洗浄装置のバッファ室のプロセスハ
ンドのホーム位置を示す平面図
【図6】同じく一方のカセットエレベータの一方のロボ
ットハンドに対する教示位置を示す断面図
【図7】同じく他方のカセットエレベータの一方のロボ
ットハンドに対する教示位置を示す断面図
【図8】同じくバッファピンの教示位置を示す側面図
【図9】本発明の実施形態において、ロボット室に配設
されたウェハ検出センサを示す側面図
【図10】同じく真空ロボットの教示位置を示す平面図
【図11】同じくバッファ室に配設されたウェハ検出セ
ンサを示す側面図
【図12】同じくウェハ取出し時の図6のN番目スロッ
トの拡大図
【図13】同じくウェハ戻し時の図6のN番目スロット
の拡大図
【図14】同じく、一方のロードロックに対する一方の
ロボットハンド用のスロット特定テーブル1の例を示す
線図
【図15】同じく、他方のカセットエレベータの一方の
ロボットハンドに対する教示位置を示す断面図
【図16】同じく、一方のロードロックに対する他方の
ロボットハンド用のスロット特定テーブル2の例を示す
線図
【図17】同じく、他方のロードロックに対する一方の
ロボットハンド用のスロット特定テーブル3の例を示す
線図
【図18】同じく、他方のカセットエレベータに対する
他方のロボットハンドの教示位置を示す断面図
【図19】同じく、他方のロードロックに対する他方の
ロボットハンド用のスロット特定テーブル4の例を示す
線図
【図20】同じくロードロック指定画面を示す線図
【図21】同じくスロット番号指定画面を示す線図
【図22】同じく初期化指令画面を示す線図
【図23】同じく初期化手順を示す流れ図
【符号の説明】
10…ウェハ(被洗浄物) 38、39…熱交換器 40…真空ポンプ 42、43…洗浄室 46、47…プロセスハンド 68、69…ロードロック(カセット室) 70…カセット 72、73…カセットステージ 74、75…カセットエレベータ 76、77…ロードロックゲートバルブ 80…ロボット室(搬送室) 82…真空(搬送)ロボット 84、85…ロボットアーム 86、87…ロボットハンド 90、91…バッファ室 92、93…ゲートバルブ 94、95…バッファピン 100、102、103…ウェハ検出センサ 100A、102A、103A…発光側センサ 100B、102B、103B…受光側センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/68 H01L 21/68 L Fターム(参考) 3B116 AA01 AB02 BB22 CD41 5F031 CA01 CA02 CA05 DA01 FA01 FA02 FA07 FA11 FA12 GA43 GA47 GA49 GA50 HA08 JA05 JA22 JA40 MA23 NA04 NA05 NA09

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被洗浄物が収納されたカセットを交換する
    ための複数のカセット室と、 前記カセットから被洗浄物を取出すと共に、洗浄後の被
    洗浄物をカセットに戻すための搬送ロボットが設けられ
    たロボット室と、 前記搬送ロボットのロボットハンドにより所定位置に置
    かれた被洗浄物を洗浄室に搬入すると共に、洗浄後の被
    洗浄物を所定位置に戻すためのプロセスハンドが設けら
    れたバッファ室と、 前記プロセスハンドにより搬送される被洗浄物を洗浄す
    るための洗浄室と、 を備えたエアロゾル洗浄装置において、 少なくとも前記ロボット室及びバッファ室に、被洗浄物
    が所定位置にあることを検出するための被洗浄物検出セ
    ンサを設けたことを特徴とするエアロゾル洗浄装置。
  2. 【請求項2】前記ロボット室に設けられた被洗浄物検出
    センサは、被洗浄物が、一つのカセット室の前にあるか
    否かを検出するようにされていることを特徴とする請求
    項1に記載のエアロゾル洗浄装置。
  3. 【請求項3】前記バッファ室に設けられた被洗浄物検出
    センサは、被洗浄物がホーム位置にあるか否かを検出す
    るようにされていることを特徴とする請求項1に記載の
    エアロゾル洗浄装置。
  4. 【請求項4】被洗浄物を格納するためのスロットが上下
    方向に多数設けられ、カセットエレベータにより昇降自
    在とされたカセットの各スロットに、被洗浄物搬送用の
    ロボットハンドが挿入されるエアロゾル洗浄装置におい
    て、 前記ロボットハンドの高さとカセットの昇降位置に基づ
    いて、ロボットハンドが挿入しているスロットを特定す
    ることを特徴とするエアロゾル洗浄装置のスロット特定
    方法。
  5. 【請求項5】被洗浄物を搬送するための、伸縮自在とさ
    れたロボットハンドが設けられ、該ロボットハンド全体
    が回転及び/又は昇降自在とされたエアロゾル洗浄装置
    において、 前記ロボットハンドの伸縮位置や回転及び/又は昇降位
    置を検出するエンコーダの出力に基づいて、ロボットハ
    ンドの位置を判定することを特徴とするエアロゾル洗浄
    装置のロボットハンド位置判定方法。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の方法により特定されたロ
    ボットハンド挿入中のスロットや、請求項5に記載の方
    法により判定されたロボットハンド位置に応じて、カセ
    ットとロボットハンド間でやり取りの途中であった被洗
    浄物はカセットに格納し、バッファ室で受け渡しの途中
    であった被洗浄物はロボットハンドに載せることを特徴
    とするエアロゾル洗浄装置の復帰方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の方法により復帰させ、ロ
    ボットハンド、プロセスハンド及びカセットエレベータ
    を初期位置に移動した後、請求項1乃至3のいずれかに
    記載の被洗浄物検出センサの出力に基づいて、被洗浄物
    の有無を判定することを特徴とするエアロゾル洗浄装置
    の被洗浄物有無判定方法。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の方法により判定した、各
    位置における被洗浄物の有無に応じて、被洗浄物をカセ
    ットに格納し、各室のゲードバルブや各室をつなぐ配管
    上に設けられた均圧用バルブや、各機器を初期状態とす
    ることを特徴とするエアロゾル洗浄装置の初期化方法。
  9. 【請求項9】起動時に立ち上げておくべき機器の電源を
    オンとする手順と、 搬送ロボットの現在のエンコーダ値から現在位置を特定
    する手順と、 カセット室内のカセットにロボットハンドが挿入されて
    いる場合、現在スロットを特定する手順と、 各軸を初期化又はホーム位置へ移動して、ウェハ有無判
    定を実地する手順と、 装置内にウェハが有れば、カセットスロットに格納する
    手順と、 バルブを閉じる手順と、 各軸を初期化又はホーム位置へ移動する手順と、 を含むことを特徴とするエアロゾル洗浄装置の初期化方
    法。
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