JP2003282283A - 照明装置、照明制御装置および照明システム - Google Patents

照明装置、照明制御装置および照明システム

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JP2003282283A
JP2003282283A JP2002087230A JP2002087230A JP2003282283A JP 2003282283 A JP2003282283 A JP 2003282283A JP 2002087230 A JP2002087230 A JP 2002087230A JP 2002087230 A JP2002087230 A JP 2002087230A JP 2003282283 A JP2003282283 A JP 2003282283A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の条件に関連づけてユーザが所望する照
明の形態を容易に設定することができる照明制御装置を
提供する。 【解決手段】 照明制御装置3160は、独立に制御可
能な複数の画素16を含む照明装置3010を制御す
る。照明制御装置3160は、条件を特定する条件特定
情報3177と条件に関連づけられた所定の照明パター
ンを特定する照明パターン特定情報3178とを含むユ
ーザデータ3170を格納するメモリ3165と、条件
が成立したか否かを判定する判定部3162と、条件が
成立したと判定された場合には照明パターン特定情報3
177を照明装置3010に送信する送信部3161と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンターテインメ
ント性を実現することができる照明装置、照明制御装置
および照明システムに関する。
【0002】
【従来の技術】人類は、生活のために、夜になって周り
が暗くなると明かりを灯すという行為を太古の昔から現
在まで続けてきた。従って、明かりの目的は、できるだ
け昼間と同じように周囲の環境が見えるようにすること
であった。
【0003】このような観点から、従来、照明装置は、
照明装置が発する光の明るさ、および、照明装置が発す
る光の平均演色評価指数(Ra)を高めることを目的に
設計されてきた。平均演色評価指数とは、照明装置が発
する光の下での物体の色の見え方の忠実性を表す指標の
1つである。また、近年、人の肌をより健康そうに見せ
たり、肉や魚をよりおいしそうに見せたりするための照
明が提案されていきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した設計思想に基
づく照明装置では、照明装置の点灯中には、できるだけ
明るさや平均演色評価指数が設計値から変化しないこと
が望まれる。従って、従来の照明装置では、照明の形態
が固定されていた。このような照明装置では、ユーザの
所望の形態で空間を照明することができないため、エン
ターテインメント性を実現することができなかった。
【0005】また、エンターテインメント性を実現する
ことができるように照明装置を制御する照明サービス
は、従来、考えられていなかった。
【0006】本発明者は、このような課題に鑑みて、エ
ンターテインメント性を実現することができる照明装置
を提供することによって新たな照明文化を構築すること
を提案する。
【0007】本発明は、エンターテインメント性を実現
することができる照明装置、照明制御装置および照明シ
ステムを提供することを目的とする。
【0008】本発明は、さらに、所定の条件に関連づけ
てユーザが所望する照明の形態を容易に設定することが
できる照明装置、照明制御装置および照明システムを提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の照明制御装置
は、独立に制御可能な複数の画素を含む照明装置を制御
する照明制御装置であって、条件を特定する条件特定情
報と前記条件に関連づけられた所定の照明パターンを特
定する照明パターン特定情報とを含むユーザデータを格
納するメモリと、前記条件が成立したか否かを判定する
判定部と、前記条件が成立したと判定された場合には、
前記照明パターン特定情報を前記照明装置に送信する送
信部とを備え、前記照明制御装置は、前記照明パターン
特定情報を前記照明装置に送信することによって、前記
照明パターン特定情報によって特定された前記所定の照
明パターンを表示するように前記照明装置に指示し、こ
れにより、上記目的が達成される。
【0010】前記条件は、前記照明装置が前記所定の照
明パターンを表示する時刻または時間帯を示す条件を含
んでいてもよい。
【0011】前記所定の照明パターンは、時刻を表示す
るための照明パターン、メッセージを表示するための照
明パターンおよびユーザの気分を調整するための照明パ
ターンのいずれか1つまたはその組み合わせであっても
よい。
【0012】前記条件は、前記照明装置が設置された空
間に人がいるか否かを示す条件をさらに含んでいてもよ
い。
【0013】前記条件は、前記照明装置が設置された空
間に特定の人がいるか否かを示す条件をさらに含んでい
てもよい。
【0014】前記照明制御装置は、複数の照明装置を制
御可能に構成されており、前記複数の照明装置のそれぞ
れは独立に制御可能な複数の画素を含み、前記ユーザデ
ータは、前記所定の照明パターンを表示すべき少なくと
も1つの照明装置を特定する照明装置特定情報をさらに
含み、前記条件が成立したと判定された場合には、前記
送信部は、前記照明装置特定情報によって特定された前
記少なくとも1つの照明装置に前記照明パターン特定情
報を送信してもよい。
【0015】前記照明制御装置は、複数の照明装置を制
御可能に構成されており、前記複数の照明装置のそれぞ
れは独立に制御可能な複数の画素を含み、前記照明装置
特定情報は、前記所定の照明パターンを表示すべき照明
装置が未定であることを示し、前記判定部は、前記条件
の判定結果に応じて、前記複数の照明装置のうち前記所
定の照明パターンを表示すべき少なくとも1つの照明装
置を特定し、前記条件が成立したと判定された場合に
は、前記送信部は、前記判定部によって特定された前記
少なくとも1つの照明装置に前記照明パターン特定情報
を送信してもよい。
【0016】前記照明パターン特定情報は、前記所定の
照明パターンを表すデータを含んでいてもよい。
【0017】前記照明パターン特定情報は、前記所定の
照明パターンを識別する識別子を含んでいてもよい。
【0018】本発明の照明装置は、独立に制御可能な複
数の画素と、複数の状態モードの遷移を管理する状態管
理部と、照明制御装置から所定の照明パターンを特定す
る照明パターン特定情報を受信する受信部とを備えた照
明装置であって、前記照明制御装置は、前記照明パター
ン特定情報を前記照明装置に送信することによって、前
記照明パターン特定情報によって特定された前記所定の
照明パターンを表示するように前記照明装置に指示し、
前記状態管理部は、前記受信部が前記照明パターン特定
情報を受信したことに応答して、現在の状態モードであ
る第1の状態モードでの処理を中断させ、前記第1の状
態モードを前記照明パターン特定情報に基づく表示処理
を行う状態モードである第2の状態モードに遷移させ、
前記照明パターン特定情報に基づく表示処理が終了した
ことに応答して、前記第2の状態モードを前記第1の状
態モードに復帰させ、前記第1の状態モードにおいて前
記中断した処理を再開し、これにより、上記目的が達成
される。
【0019】前記第1の状態モードは、通常点灯モード
およびローパワーモードのいずれかであってもよい。
【0020】前記所定の照明パターンは、時刻を表示す
るための照明パターン、メッセージを表示するための照
明パターンおよびユーザの気分を調整するための照明パ
ターンのいずれか1つまたはその組み合わせであっても
よい。
【0021】本発明の照明システムは、独立に制御可能
な複数の画素を含む照明装置と、前記照明装置を制御す
る照明制御装置とを備えた照明システムであって、前記
照明制御装置は、条件を特定する条件特定情報と前記条
件に関連づけられた所定の照明パターンを特定する照明
パターン特定情報とを含むユーザデータを格納するメモ
リと、前記条件が成立したか否かを判定する判定部と、
前記条件が成立したと判定された場合には、前記照明パ
ターン特定情報を前記照明装置に送信する送信部とを備
え、前記照明制御装置は、前記照明パターン特定情報を
前記照明装置に送信することによって、前記照明パター
ン特定情報によって特定された前記所定の照明パターン
を表示するように前記照明装置に指示し、これにより、
上記目的が達成される。
【0022】前記照明システムは、複数の照明装置を備
え、前記複数の照明装置のそれぞれは独立に制御可能な
複数の画素を含み、前記ユーザデータは、前記所定の照
明パターンを表示すべき少なくとも1つの照明装置を特
定する照明装置特定情報をさらに含み、前記条件が成立
したと判定された場合には、前記送信部は、前記照明装
置特定情報によって特定された前記少なくとも1つの照
明装置に前記照明パターン特定情報を送信してもよい。
【0023】前記条件は、前記照明装置が前記所定の照
明パターンを表示する時刻または時間帯を示す条件を含
んでいてもよい。
【0024】前記照明システムは、前記複数の照明装置
のうちの少なくとも1つの照明装置が設置された空間に
人がいることを検出する人検出装置をさらに備え、前記
条件は、前記空間に人がいるか否かを示す条件を含み、
前記判定部は、前記人検出装置の出力に基づいて前記条
件が成立したか否かを判定し、前記条件が成立したと判
定された場合には、前記送信部は、前記少なくとも1つ
の照明装置に前記照明パターン特定情報を送信してもよ
い。
【0025】前記照明システムは、前記複数の照明装置
のうちの少なくとも1つの照明装置が設置された空間に
特定の人がいることを検出する特定人検出装置をさらに
備え、 前記条件は、前記空間に前記特定の人がいるか
否かを示す条件を含み、前記判定部は、前記特定人検出
装置の出力に基づいて前記条件が成立したか否かを判定
し、前記条件が成立したと判定された場合には、前記送
信部は、前記少なくとも1つの照明装置に前記照明パタ
ーン特定情報を送信してもよい。
【0026】前記所定の照明パターンは、時刻を表示す
るための照明パターン、メッセージを表示するための照
明パターンおよびユーザの気分を調整するための照明パ
ターンのいずれか1つまたはその組み合わせであっても
よい。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。
【0028】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1の照明サービスを提供するシステム100の構成
を示す。
【0029】システム100は、サービスセンタ1と、
家庭102と、サービスセンタ1と家庭102とを接続
するネットワーク101とを含む。なお、ネットワーク
101には、ホテル110が接続されていてもよい。ネ
ットワーク101は、任意のネットワーク(例えば、イ
ンターネット)である。ネットワーク101は、無線L
ANを含む各種のLAN、WAN、電話回線、無線電話
回線、等を含み得る。
【0030】家庭102には、パーソナルコンピュータ
(PC)104、照明装置10などの機器(情報家電)
が置かれている。家庭102には、さらに、テレビ(T
V)105、電子レンジ106などの機器が置かれてい
てもよい。これらの機器は、家庭102内に設置された
ホームLAN103を介して互いに接続されている。ホ
ームLAN103は、ネットワーク101に接続されて
いる。
【0031】照明装置10は、独立に制御可能な複数の
画素を含んでいる。
【0032】家庭102では、これらの機器のユーザ3
01が暮らしている。ユーザ301は、例えば、PC1
04を用いて、サービスセンタ1に照明サービスの注文
121を送信する。送信された注文121は、ネットワ
ーク101を介してサービスセンタ1によって受信され
る。
【0033】サービスセンタ1は、ネットワーク101
を介して家庭2の機器と通信するネットワーク通信部3
と、CPU2と、メモリ4と、表示部5とを含む。サー
ビスセンタ1は、任意のコンピュータであり得る。
【0034】CPU2は、ネットワーク通信部3によっ
て受け取られた照明サービスの注文121に応じて適切
な照明制御データ131を生成(取得)し、照明制御デ
ータ131を照明装置10に提供する照明サービス提供
処理を実行する。
【0035】メモリ4には、例えば、複数の定形メッセ
ージおよび照明パターンの表示を実現する照明制御デー
タが、照明装置の型名ごとに格納されている。ここで、
照明パターンとは、照明装置の各画素についての照明の
形態(例えば、各画素の照明光の色および/または明る
さ)を規定した、照明装置に表示されるパターンをい
う。照明の形態は、時間的に変化してもよいし(動
画)、変化しなくてもよい(静止画)。
【0036】表示部5は、サービスセンタ1(コンピュ
ータ)の管理者が、サービスセンタ1の状態をモニタす
るために使用される。表示部5は、例えば、CRTディ
スプレイである。
【0037】サービスセンタ1と家庭102に置かれて
いる照明装置10との間の通信は、例えば、パケット転
送によって行われる。パケットは、転送先を示すヘッダ
部と、転送すべきデータ(例えば、照明制御データ13
1)を担持するデータ部とを含む。ヘッダ部は、家庭1
02に置かれている各機器に割り当てられ、各機器をネ
ットワーク101上で一意に特定するアドレスを含む。
このようなアドレスとしては、例えば、IPv6(In
ternet protocol version
6)規格に従って各機器に割り当てられたIPアドレス
が用いられ得る。IPアドレスは、インターネットに接
続された機器をインターネット上で一意に特定する。
【0038】パケットのヘッダ部をこのように構成する
ことにより、サービスセンタ1から家庭102に置かれ
ている特定の照明装置10にパケットを転送したり、家
庭2に置かれている特定の照明装置10からサービスセ
ンタ1にパケットを転送することができる。
【0039】ホテル110にも、家庭102と同様に、
パーソナルコンピュータ(PC)104、照明装置10
などの機器(情報家電)が置かれている。
【0040】図2は、本発明の照明装置10の構成を示
す。照明装置10は、ホームLAN103に接続され、
ネットワーク101を介して照明制御データ131を受
け取るネットワーク通信部11と、独立に制御可能な複
数の画素16を含む表示部14と、受け取った照明制御
データ131に応じて複数の画素16を制御する表示制
御部13とを含む。照明装置10は、ネットワーク通信
部11が受け取った照明制御データ131を記憶するメ
モリ12を備えていてもよい。
【0041】照明装置10が照明制御データ131を受
け取る形態は、ホームLAN103を介してネットワー
ク通信部11から照明制御データ131を受け取る形態
に限定されない。照明装置10は、ネットワーク通信部
11に代えて、あるいは、ネットワーク通信部11に加
えて、記録媒体アクセス部15を含んでいてもよい。記
録媒体アクセス部15は、記録媒体に記録された照明制
御データ131を読み出すことにより、その記録媒体か
ら照明制御データ131を受け取る。
【0042】照明装置10が記録媒体アクセス部15を
含んでいる場合には、サービスセンタ1から送られた照
明制御データ131を記録媒体に記録してもよい。ユー
ザ301は、所望の照明制御データ131が記録された
記録媒体を記録媒体アクセス部15に接続することによ
り、所望の時に、所望の形態で照明装置10が置かれて
いる部屋を照明することができる。
【0043】照明制御データ131が記録される記録媒
体としては、任意の記録媒体が使用され得る。例えば、
ハードディスク、CD−ROM、MO、MD、DVD、
SDカードなどの記録媒体が好適に使用され得る。
【0044】ネットワーク通信部11または記録媒体ア
クセス部15は、照明制御データ131を照明装置10
の外部から受け取るインタフェース部17として機能す
る。
【0045】表示制御部13は、照明制御データ131
から、表示部14の複数の画素16を制御するための制
御信号を生成する。複数の画素のそれぞれが発光ダイオ
ード(LED)を含む場合、表示制御部13は、制御信
号として、そのLEDを駆動するパルス電圧信号を生成
する。
【0046】表示部14は、複数の画素16を含む。複
数の画素16は、例えば、マトリクス状に配列されてい
る。表示部14に含まれる画素16の個数は、例えば、
約500個である。画素16のそれぞれは、照明光を発
する。表示制御部13は、複数の画素16のそれぞれが
発する照明光の明るさと色とを独立に制御する。これに
より、さまざまな照明の形態が実現される。
【0047】通常の照明の形態(エンターテインメント
性が要求されないような照明の形態)において、表示制
御部13は、照明制御データ131とはかかわりなく、
画素16のそれぞれが最大の輝度で白色の照明光を発す
る(表示する)ように、画素16を制御する。これによ
り、照明装置10により提供される照明の明るさおよび
平均演色評価指数を高くすることができる。
【0048】エンターテインメント性が要求されるよう
な照明の形態において、表示制御部13は、照明制御デ
ータ131に応じて複数の画素16を制御する。これに
より、所望の形態で、1つの部屋等の所定の空間を照明
することが可能になる。このような照明の形態では、照
明装置10は、例えば、照明パターンを表示する。
【0049】このように、表示制御部13は、照明装置
10が、動作モードとして通常の照明の形態で動作する
第1の動作モードとエンターテインメント性が要求され
るような照明の形態で動作する第2の動作モードとを有
するように、照明装置10を制御する。
【0050】複数の画素16の配列は、図2に示される
マトリクス状の配列に限定されない。複数の画素16
は、デルタ状に配列していてもよい。
【0051】さらに、表示部14は、複数の隔たったブ
ロックに分割されていてもよい。それらの複数のブロッ
クは、異なる位置に配置され得る。例えば、1つのブロ
ックが壁面に配置され得、他のブロックが天井に配置さ
れ得る。
【0052】図3Aは、照明装置10の1つの画素16
の構成の例を示す。画素16は、3つのLED17R、
17Gおよび17Bを含む。LED17R、17Gおよ
び17Bのそれぞれは、表示制御部13に接続されてい
る。LED17R、17Gおよび17Bは、それぞれ、
赤色光51R、緑色光51Gおよび青色光51Bを発す
る。光51R、51Gおよび51Bは、全体として、画
素16が発する照明光51を構成する。
【0053】表示制御部13がLED17R、17Gお
よび17Bのそれぞれの輝度を独立に制御することによ
り、画素16が発する照明光51を所望の明るさおよび
色にすることができる。LED17R、17Gおよび1
7Bのそれぞれの輝度は、LEDを駆動するパルス電圧
信号を制御して、LEDに流れる電流量を変化させるこ
とによって制御することができる。
【0054】図3Bは、照明装置10の1つの画素16
の構成の他の例を示す。図3Bにおいて、図3Aに示さ
れる構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を付
し、その説明を省略する。図3Bに示される例では、画
素16は、2個のLED17Rおよび17Bを含む。L
ED17Bの近くの位置に、蛍光体18Gが設けられて
いる。緑色蛍光体18Gは、LED17Bが発する光の
一部61Bで照らされることにより、緑色の蛍光61G
を発する。光51R、61Gおよび51Bは、全体とし
て、画素16が発する照明光51を構成する。
【0055】図3Bに示される画素16の構成によれ
ば、図3Aに示される構成と比較して、LED17Gが
省略されるので、照明装置10(図2)のコストを低減
することができる。ただし、図3Bに示される画素16
の構成によれば、画素16が発する照明光51の色再現
性は、図3Aに示される構成よりも劣る。
【0056】図3Cは、照明装置10の1つの画素16
の構成のさらに他の例を示す。図3Cにおいて、図3A
に示される構成要素と同一構成要素には同一の参照番号
を付し、その説明を省略する。図3Cに示される例で
は、画素16は、1個のLED17Bを含む。LED1
7Bを覆うように、白色蛍光体18Wが塗布されてい
る。白色蛍光体18Wは、LED17Bが発する青色の
光で照らされることにより、白色の蛍光61Wを発す
る。蛍光61Wは、画素16が発する照明光51を構成
する。図3Cに示される画素16の構成によれば、画素
16が発する照明光51の明るさを変化させることはで
きるが、照明光51の色を変化させることはできない。
ただし、図3Cに示される画素16の構成によれば、図
3Aおよび図3Bに示される構成と比較して、照明装置
10(図2)のコストを低減することができる。図3C
に示される画素16の構成は、照明光51の色を変化さ
せる必要がない用途に好適に採用され得る。
【0057】なお、照明装置10に含まれる画素の構成
は、図3A〜図3Cに示される構成に限定されない。複
数の画素のLEDに代えて、有機EL発光素子またはプ
ラズマ発光素子が用いられてもよい。また、照明装置1
0は、独立に制御可能な複数の画素16に加えて、従来
の蛍光ランプおよび/または白熱電球をさらに制御して
もよい。照明装置10は、例えば、部屋の全体的な照明
を蛍光ランプによって行い、局所的な照明を独立に制御
可能な複数の画素16によって行ってもよい。
【0058】図4は、照明装置10が家庭102に配置
された状態を示す。図4に示される例では、照明装置1
0は、ユーザ301が暮らしている部屋の壁面に取り付
けられている。あるいは、照明装置10は、部屋の天井
の位置10aに取り付けられていてもよい。
【0059】図5は、サービスセンタ1のCPU2によ
って実行される、照明サービス提供処理の手順を示す。
【0060】ステップST1:照明サービスの注文(注
文121)が受け取られる。注文121は、例えば、ユ
ーザ301(図1)によって、家庭102のPC104
から、ホームLAN103、ネットワーク101を介し
て送信される。送信された注文121が、ネットワーク
通信部3によって受け取られる。
【0061】注文121は、例えば、照明サービスの種
類の指定を含む。照明サービスの種類は、例えば、「メ
ーセージ表示サービス」と、「照明パターン表示サービ
ス」とを含む。以下の説明において、特に断らない限
り、照明サービスの種類として「メーセージ表示サービ
ス」と、「照明パターン表示サービス」との2種類があ
るものとする。
【0062】注文121は、メーセージまたは照明パタ
ーンを表示する照明装置(送信先の照明装置)を指定し
て行われる。照明装置の指定は、例えば、照明装置に割
り当てられたアドレスによって行われる。
【0063】ユーザ301が、照明サービスの種類とし
て、「メーセージ表示サービス」を指定した場合には、
照明装置に表示される定形メッセージとユーザメッセー
ジとを指定する。ここで、定形メッセージとは、サービ
スセンタ1が予め用意した定形文の中から、ユーザ30
1によって選択されるメッセージである。ユーザメッセ
ージとは、ユーザ301によって作成される任意のメッ
セージである。
【0064】ユーザ301が、照明サービスの種類とし
て、「照明パターン表示サービス」を指定した場合に
は、サービスセンタ1が予め用意した照明パターン中か
ら、照明装置に表示すべき照明パターンを指定する。
【0065】ユーザ301は、例えば、図6A〜図6H
を参照して後述されるウェブページを用いて、注文12
1を送信し得る。このようなウェブページは、サービス
センタ1によって提供される。
【0066】ステップST2:注文121に含まれる照
明サービスの種類が「メッセージ表示サービス」である
か否かが判定される。ステップST2における判定の結
果が「Yes」である場合には、処理はステップST5
に進む。ステップST2における判定の結果が「No」
である場合には、処理はステップST3に進む。
【0067】ステップST3:指定された照明パターン
を表示するための照明制御データ131をメモリ4(デ
ータベース)(図1)から読み出すことにより、照明制
御データ131が取得される。ここで、照明制御データ
131の読み出しは、照明パターンを表示すべき照明器
具の型名を考慮して行われてもよい。これにより、照明
装置の型名ごとに表示面の形状や大きさが異なる場合で
も、それぞれの照明装置に適した照明制御データ131
が読み出される。この場合には、ステップST1で受け
取られる照明サービスの注文121は、照明器具の型名
の指定を含み得る。
【0068】ステップST4:ステップST1で受け取
られた照明サービスの注文121に含まれる送信先の照
明装置に照明制御データ131が送信される。送信され
た照明制御データ131は、ネットワーク101および
ホームLAN103(図1)を介して照明装置10によ
って受け取られる。
【0069】なお、この例では、照明制御データ131
は、照明装置10に直接的に(照明装置以外の機器を介
することなく)送信されることにより、照明装置10に
提供されていた。しかし、照明制御データ131は、送
信先の照明装置に間接的に送信されることにより、照明
装置10に提供されてもよい。例えば、照明制御データ
131は、家庭102に置かれているPC104に送信
されてもよい。PC104が受信した照明制御データ1
31は、自動的に、あるいは、ユーザ301によって手
動で、適切なタイミングで照明装置10に転送される。
さらに、照明制御データ131は、ユーザ301の携帯
電話機(PHSを含む)に送信されてもよい。携帯電話
機が受信した照明制御データ131は、例えば、無線通
信によって照明装置10に転送され得る。
【0070】ステップST5:定形メッセージと、ユー
ザメッセージとが照明装置の表示面に表示されるよう
に、照明制御データ131を作成することにより、照明
制御データ131が取得される。照明制御データ131
の作成は、照明パターンを表示すべき照明器具の型名を
考慮して行われてもよい。これにより、照明装置の型名
ごとに表示面の形状や大きさが異なる場合でも、それぞ
れの照明装置に適した照明制御データ131が作成され
る。
【0071】上述したステップST3またはステップS
T5は、照明サービスの注文121に応じて、照明装置
10に含まれる複数の画素16を制御する照明制御デー
タ131を取得するステップとして機能する。
【0072】ユーザ301がサービスセンタ1に注文1
21(図1)を送信する際のユーザインタフェースとし
ては、任意のユーザインタフェースが使用され得る。し
かし、アクセスの容易さを考慮すると、このユーザイン
タフェースとして、ワールドワイドウェブ上のウェブペ
ージが使用されることが好ましい。
【0073】図6Aは、ユーザ301がサービスセンタ
1に注文121を送信する際のユーザインタフェースと
して機能するウェブページ601の例を示す。
【0074】ウェブページ601は、任意のページ記述
言語(例えば、HTML言語)によって記述される。ウ
ェブページ601を記述するファイルは、サービスセン
タ1のメモリ4に格納されている。このファイルは、ネ
ットワーク101上でこのファイルが格納されている位
置を一意に特定するURLアドレスを有している。ユー
ザ301が、PC104で実行されるウェブページ閲覧
ソフトウェアにこのURLアドレスを入力することによ
り、PC104にウェブページ601が表示される。
【0075】ウェブページ601は、ボタン602〜6
04を含む。「照明サービスの紹介」ボタン602、
「使用可能な照明器具一覧」ボタン603、および「照
明サービス検索」ボタン604のそれぞれをユーザ30
1が選択する(例えば、マウスポインタ605を各ボタ
ンの位置に合わせた状態で、PC104に接続されたマ
ウスのボタンをクリックする)ことにより、各ボタンに
対応する内容のウェブページがPC104に表示され
る。
【0076】図6Bは、照明サービスの紹介のためのウ
ェブページ610の一例を示す。ウェブページ610
は、例えば、図6Aに示されるウェブページ601にお
いて、ユーザ301が「照明サービスの紹介」ボタン6
02を選択した場合に、PC104に表示される。
【0077】ウェブページ610は、「メッセージ表示
サービス一覧」ボタン611と「照明パターン表示サー
ビス一覧」ボタン612とを含む。
【0078】図6Cは、メッセージ表示サービスの一覧
を表示するウェブページ620の一例を示す。ウェブペ
ージ620は、例えば、図6Bに示されるウェブページ
610において、ユーザ301が「メッセージ表示サー
ビス一覧」ボタン611を選択した場合に、PC104
に表示される。
【0079】図6Cは、サービスセンタ1が提供するメ
ッセージ表示サービスとして、「誕生日祝い」のメッセ
ージ、「結婚祝い」のメッセージ、「入学・入社祝い」
のメッセージ、「その他」のメッセージを照明装置に表
示するサービスがあることを示す。
【0080】図6Dは、ユーザ301がサービスセンタ
1に「誕生日祝い」のメッセージを表示するサービスを
注文するためのウェブページ630の一例を示す。ウェ
ブページ630は、例えば、図6Cに示されるウェブペ
ージ620において、ユーザ301が「誕生日祝い」ボ
タン621を選択した場合に、PC104に表示され
る。
【0081】ウェブページ630は、領域631〜64
1と、送信ボタン642とを含む。ユーザ301が、領
域631〜641のそれぞれに必要な情報を入力した後
に、送信ボタン642を選択することにより、注文12
1がサービスセンタ1に送信される。これにより、図5
に示される照明サービス提供処理が開始される。
【0082】領域631には、ユーザ301がメッセー
ジを表示することを希望する照明装置を特定するための
アドレスとして、例えば、その照明装置に割り当てられ
たIPアドレスが入力される。領域631には、照明制
御データ131の送信先となる任意の機器(例えば、ユ
ーザ301のPC104)のアドレスが入力されてもよ
い。
【0083】領域632には、照明装置の型名が入力さ
れる。ただし、領域631に入力されたアドレスが照明
装置のアドレスであり、サービスセンタ1が照明装置の
アドレスと照明器具の型名との対応を記述したデータベ
ースを有しているか、そのようなデータベースにサービ
スセンタ1がアクセスすることができる場合には、領域
632への照明装置の型名の入力は省略され得る。照明
器具の型名は、領域631に入力された照明装置のアド
レスと、そのデータベースとを用いて求めることができ
るからである。
【0084】領域633と領域634とは、定形メッセ
ージ「HAPPY BIRTHDAY」と、定形メッセ
ージ「誕生日おめでとう!」とのうち、ユーザ301が
どちらを好むかに応じて二者択一的に選択される。図6
Dに示される例では定形メッセージの数は2であるが、
この数をより多くしてもよい。定形メッセージの数を多
くすることにより、ユーザ301の選択肢を増やすこと
ができる。
【0085】領域635には、ユーザメッセージが入力
される。
【0086】領域636〜640は、照明サービスが提
供される日時、すなわち、指定されたメッセージが照明
装置10に表示される日時を指定するために使用され
る。なお、このような表示は、サービスセンタ1が指定
された日時に照明装置10に照明制御データ131を提
供し、照明制御データ131を受け取った照明装置10
が直ちに照明制御データ131に基づいてメッセージを
表示する方法(方法)によって実現されてもよい。あ
るいは、サービスセンタ1は照明制御データ131が取
得された後、直ちに照明装置10に照明制御データ13
1を提供し、照明制御データ131を受け取った照明装
置10が指定された日時に照明制御データ131に基づ
いてメッセージを表示する方法(方法)によって実現
されてもよい。この場合には、サービスセンタ1から照
明装置10には、照明制御データ131とともに、メッ
セージを表示する日時を示す情報が提供される。照明制
御データ131の送信先が照明装置ではない場合には、
方法が用いられる。
【0087】ユーザ301が、照明サービスが提供され
る日時を領域636〜640に入力することにより、所
望の日(例えば、ユーザ301の家族の誕生日)の所望
の時刻に照明サービスが提供されるように、照明サービ
スの注文を行うことができる。
【0088】領域636〜640への入力が省略された
場合には、サービスセンタ1は照明制御データ131が
取得された後、直ちに照明装置10に照明制御データ1
31を送信し、照明制御データ131を受け取った照明
装置10は、直ちに、照明制御データ131に基づいて
メッセージを表示する。従って、メッセージは注文12
1の送信後、照明装置10に直ちに表示される。
【0089】領域641には、ユーザ301の銀行口座
番号が入力される。ここで指定される銀行口座に、照明
サービスの料金が課金される。
【0090】図6Eは、照明パターン表示サービスの一
覧を表示するウェブページ645の一例を示す。ウェブ
ページ645は、例えば、図6Bに示されるウェブペー
ジ610において、ユーザ301が「照明パターン表示
サービス一覧」ボタン612を選択した場合に、PC1
04に表示される。
【0091】図6Eは、サービスセンタ1が提供する照
明パターン表示サービスとして、「シチュエーション照
明」、「リラクゼーション照明」、「その他」の照明パ
ターンを照明装置に表示するサービスがあることを示
す。
【0092】図6Fは、「シチュエーション照明」の照
明パターンの一覧を表示するウェブページ650の一例
を示す。ウェブページ650は、例えば、図6Eに示さ
れるウェブページ645において、ユーザ301が「シ
チュエーション照明」ボタン646を選択した場合に、
PC104に表示される。
【0093】図6Fは、「シチュエーション照明」の照
明パターンとして、「季節」、「自然」、「世界の有名
観光地」、「感情」を主題とした照明パターンがあるこ
とを示す。
【0094】図6Gは、「自然」を主題とした照明パタ
ーンの一覧を表示するウェブページ660の一例を示
す。ウェブページ660は、例えば、図6Fに示される
ウェブページ650において、ユーザ301が「自然」
ボタン651を選択した場合に、PC104に表示され
る。
【0095】なお、「自然」を主題とした照明パターン
とは、その照明パターンを照明装置に表示した場合に、
ユーザ301に自然を想起させるような照明パターンで
ある。
【0096】図6Gは、「自然」を主題とした照明パタ
ーンとして、「海」、「川」、「山」、「草原」を主題
とした照明パターンがあることを示す。
【0097】図6Hは、ユーザ301がサービスセンタ
1に「草原」を主題とした照明サービスを注文するため
のウェブページ670の例を示す。ウェブページ670
は、例えば、図6Gに示されるウェブページ660にお
いて、ユーザ301が「草原」ボタン661を選択した
場合に、PC104に表示される。
【0098】ウェブページ670は、領域631、63
2、636〜641と、送信ボタン642とを含む。こ
れらの領域およびボタンは、図6Dに示される同一の参
照番号を有する領域およびボタンと同一であるので、そ
の説明を省略する。
【0099】ユーザ301がサービスセンタ1に照明サ
ービスの注文を送信する際のユーザインタフェースとし
て、図6A〜図6Hに示されるウェブページを使用する
ことによって、ユーザ301は、インターネットに接続
することが可能な任意の端末から、照明サービスの注文
を送信することができる。ユーザ301は、他人の家庭
に置かれている照明装置10に、照明制御データ131
を提供するように注文を行うことも可能である。また、
外出先から、自宅に置かれている照明装置10に、照明
制御データ131を提供するように注文を行うことも可
能である。
【0100】図7Aは、照明制御データ131の構造の
例を示す。図7Aに示される例では、画素指定データ#
1〜画素指定データ#nのそれぞれについて、輝度デー
タが指定されている。画素指定データ#1〜画素指定デ
ータ#nのそれぞれは、照明装置10(図2)の表示部
14に含まれる画素16の1つに対応している。以下、
説明のために、画素16のそれぞれは、図3Aに示され
る構造を有しているものとする。
【0101】画素指定データ#1〜画素指定データ#n
のそれぞれは、例えば、図2に示されるXY座標に基づ
いて、対応する画素を指定する。例えば、図2に示され
る表示面の左上隅に配置される画素に対応する画素指定
データは、(1,1)と表される。
【0102】輝度データは、少なくとも1つのリストを
含む。リストのそれぞれは、(開始時刻、終了時刻、R
輝度、G輝度、B輝度)と表される。このリストは、
「開始時刻」から「終了時刻」までの間、LED17
R、17Gおよび17Bの輝度をそれぞれ、「R輝
度」、「G輝度」、「B輝度」に設定することを示す。
【0103】LED17R、17Gおよび17Bのそれ
ぞれの輝度は、例えば、0〜255の256段階の輝度
レベルで表され得る。
【0104】図7Bは、特定の画素についての輝度デー
タの構造の例を示す。図7Bに示される例では、時刻0
〜時刻t1の間、特定の画素に含まれるLED17R、
17Gおよび17Bの輝度をそれぞれ、0、255、0
の輝度レベルに設定し、時刻t1〜時刻t2の間、LED
17R、17Gおよび17Bの輝度をそれぞれ、25
5、148、0の輝度レベルに設定し、時刻t2〜時刻
3の間、LED17R、17Gおよび17Bの輝度を
それぞれ、255、255、255の輝度レベルに設定
することを示す。
【0105】図7Cは、図7Bに示される輝度データに
よりLED17R、17Gおよび17Bの輝度が制御さ
れる様子を示す。1つの画素16に含まれるLED17
R、17Gおよび17Bの輝度を図7Cに示されるよう
に制御した場合には、その画素16が発する照明光51
は、時刻0〜時刻t1の間は緑色に見える。また、時刻
1〜時刻t2の間はオレンジ色に見え、時刻t2〜時刻
3の間は白色に見える。もちろん、それぞれの色を表
現するためのLED17R、17Gおよび17Bの輝度
が図7Cに示される例に限定されるわけではない。例え
ば、「緑」、「オレンジ」および「白」のそれぞれの色
が人間の目に同程度の明るさに見えるように、LED1
7R、17Gおよび17Bの輝度が人間の目の感度(視
感度特性)を考慮して調整されてもよい。
【0106】図7Aに示される照明制御データ131に
よれば、複数の画素16のそれぞれについて輝度データ
が指定されるので、複数の画素を独立に制御することが
できる。このように、照明制御データ131は、照明装
置10に表示される照明パターンを表している。
【0107】照明制御データ131の構造は、図7Aに
示されるデータ構造に限定されない。照明制御データ1
31は、照明装置10(図2)に含まれる複数の画素1
6を独立に制御することが可能な任意のデータ構造を有
し得る。各画素に含まれるLEDが制御される輝度のレ
ベルも、256段階に限定されない。
【0108】照明パターンが時間的に繰り返されるパタ
ーンを含む場合には、そのような繰り返しのパターンの
それぞれを共通のデータによって表すようにしてもよ
い。これにより、照明制御データ131のサイズを低減
させることができる。
【0109】照明制御データ131は、照明装置10の
構成に依存しないデータ構造を有していてもよい。例え
ば、照明制御データ131は、照明装置10の表示部1
4の水平方向および垂直方向の画素数(例えば、102
4(水平)×768(垂直)、1280(水平)×76
8(垂直)等)に依存しないデータ構造を有していても
よい。この場合には、照明制御データ131は、任意の
構成を有する照明装置10に適用することができる。ま
た、この場合には、サービスセンタ1のメモリ4が照明
制御データ131を照明装置の型名ごとに格納する必要
がないことは言うまでもない。
【0110】あるいは、表示制御部13が、異なる構成
を有する照明装置のための照明制御データを適切に変換
して表示部14に表示する機能を有していてもよい。例
えば、表示制御部13は、1024(水平)×768
(垂直)の画素を有する照明装置のための照明制御デー
タを変換し、1280(水平)×768(垂直)の画素
を有する表示部14に表示する機能を有していてもよ
い。このような変換は、例えば、補間を用いた拡大、縮
小であり得る。あるいは、このような変換は、同一のパ
ターンを空間的に繰り返すことであってもよい。
【0111】図8は、照明装置10に、メッセージを表
示した例を示す。図8において、白抜きで示される画素
は、白色の照明光を発している画素16を示し、ハッチ
ングで示される画素16は、消灯している画素を示す。
【0112】表示部14には、「HAPPY BIRT
HDAYよしこ」というメッセージが表示されている。
このうち、「HAPPY BIRTHDAY」が定形メ
ッセージであり、「よしこ」がユーザメッセージであ
る。
【0113】図8に示されるメッセージは、例えば、家
族の一員(例えば、娘)のために開催する誕生日会の開
催時刻に合わせて照明装置10に表示され得る。誕生日
会の参加者には、照明装置10にこのようなメッセージ
が表示されることは知らされていない。誕生日会の開催
時刻にこのようなメッセージが照明装置10に表示され
れば、誕生日会の参加者が驚くとともに、その場が盛り
上がることが予想される。このように、照明装置10は
エンターテインメント性を実現することができる。
【0114】以下、図9A、図9B、図10A、図10
B、図11A、図11Bおよび図12を参照して、照明
装置10に、照明パターンを表示する例を示す。以下に
示す例では、照明装置10には「草原」を主題とする照
明パターンが表示される。この照明パターンでは、草原
における木漏れ日が照明装置10によって再現される。
【0115】図9Aは、木漏れ日の原理を説明する図で
ある。太陽903が発する光線907は、木905を通
って地面906に達する。その際に、葉904で光線9
07の一部がさえぎられ、葉904の隙間を通った光線
907aが地面906に達する。光線907aは、木漏
れ日と呼ばれる。
【0116】図9Bは、木漏れ日によって照らされる地
面906の様子を示す。地面906には、光線907a
の1つに対応して、明るい領域909が存在する。
【0117】図10Aは、天井に取り付けられた照明装
置10によって、部屋の床面1006が照らされる様子
を示す。
【0118】照明装置10の画素16のそれぞれは、照
明光51を発する。照明光51は、できるだけ、太陽が
発する光線907の色に近くなるように設定される。画
素16のそれぞれは、比較的高い指向性を有する。すな
わち、1つの照明光51は、床面1006の比較的狭い
範囲を照明する。
【0119】このような高い指向性は、例えば、反射鏡
または光ファイバ等を用いて、画素16に含まれるLE
Dが発する光を特定の方向に集光することによって実現
され得る。あるいは、高い指向性を実現するために、L
EDに代えて半導体レーザが用いられてもよい。
【0120】図10Bは、照明光51によって照明され
た床面1006の状態を示す。円の領域910のそれぞ
れは、複数の画素16の1つが発する照明光51により
照らされる床面上の領域を示す。領域910のそれぞれ
は、照明装置10の画素16のそれぞれに対応する。図
10Bに白抜きで示された円は、対応する画素16が点
灯しており、その画素16が発する照明光51によって
床面1006が照らされていることを示す。図10Bに
ハッチングで示される円は、対応する画素16が消灯し
ていることを示す。すなわち、図10Bに白抜きで示さ
れる円のそれぞれは、床面1006の明るい領域を示
す。
【0121】図9Bに示される明るい領域909のそれ
ぞれと同様の位置関係にあるように、照明装置10に含
まれる複数の画素16が制御される。これにより、木漏
れ日によって照らされている地面906と同様の形態
で、床面1006を照明することができる。
【0122】実際の木漏れ日では、風で葉904が揺れ
ることに応答して、地面906上の明るい領域909が
矢印908(図9B)のように動く。以下、図11A、
図11Bおよび図12を参照して、このような動きを照
明装置10によって実現する例を示す。
【0123】図11Aは、照明装置10に含まれる2つ
の画素によって照明される床面1006上の領域を示
す。図11Aに示される例では、床面1006上の領域
910−1は、画素16−1によって照明され、床面1
006上の領域910−2は、画素16−2によって照
明される。
【0124】図11Bは、画素16−1および画素16
−2の明るさの制御の例を示す。画素16−1および画
素16−2のそれぞれは、図3Aに示される構造を有し
ているものとする。画素の明るさは、画素に含まれる3
つのLEDの輝度から導かれる。
【0125】図11Bに示される例では、画素16−1
の明るさが時刻t1〜t3の間にレベル0からレベルL1
まで徐々に増加し、画素16−2の明るさが時刻t1
3の間にレベルL1からレベル0まで徐々に減少してい
る。すなわち、照明装置10には、時間の経過とともに
明るさが変化するように、照明パターンが表示される。
なお、画素16−1および画素16−2の明るさが徐々
に増加または減少する際に、その画素の照明光の色が変
化しないように、各画素に含まれる3つのLEDの輝度
が制御される。
【0126】図12は、図11Bに示されるように画素
16−1および画素16−2の明るさを制御した場合
の、床面1006の状態の変化を示す。
【0127】時刻t1では、領域910−2のみが画素
16−2によって照明される。
【0128】時刻t2(t1<t2<t3)では、領域91
0−1および領域910−2がそれぞれ画素16−1お
よび画素16−2によって照明される。画素16−1お
よび画素16−2のそれぞれの輝度は、時刻t1におけ
る画素16−2の輝度よりも低い。
【0129】時刻t3では、領域910−1のみが画素
16−1によって照明される。
【0130】領域910−1および領域910−2の照
明の状態がこのように変化すると、人間の目には、時刻
1から時刻t3にかけて、領域910−2から領域91
0−1へと、明るい領域が移動したように知覚される。
この原理を図10Bに白抜きで示される円のそれぞれに
適用することにより、白抜きで示される円(明るい領
域)が揺れ動くように人間の目に知覚させることができ
る。すなわち、実際の木漏れ日のような動きが照明装置
10によって実現される。
【0131】照明装置10にこのような照明パターンを
表示することにより、照明装置10によって照明される
部屋にいるユーザ301は、実際に草原にいるような爽
快感やリラックス感を得ることが予想される。このよう
に、照明装置10はエンターテインメント性を実現する
ことができる。
【0132】照明パターンの例が図9A、図9B、図1
0A、図10B、図11A、図11Bおよび図12を参
照して説明した例に限定されないことは言うまでもな
い。照明パターンとして、例えば、風景画が照明装置1
0に表示されるようにしてもよい。
【0133】また、照明装置10には、メッセージまた
は照明パターンが表示された。照明装置10には、これ
らが混在して表示されてもよい。例えば、照明パターン
を背景として、メッセージが表示されてもよいし、メッ
セージの文字を構成する画素の明るさおよび/または色
が時間の経過とともに変化するようにしてもよい。
【0134】(実施の形態2)図13は、本発明の実施
の形態2の照明システム3100の構成を示す。図13
において、図1に示される構成要素と同一の構成要素に
は同一の参照番号を付し、その説明を省略する。
【0135】家庭102には、所定の条件に関連づけて
ユーザが所望する照明の形態を設定することができる照
明システム3100が置かれている。照明システム31
00は、n個の照明装置3010と、n個の照明装置3
010を制御する照明制御装置3160とを含む。ここ
で、nは2以上の任意の整数である。以下の説明では、
n個の照明装置3010を区別するために、照明装置#
1、照明装置#2、・・・、照明装置#nと呼ぶ。
【0136】なお、以下の説明では、照明装置#1〜#
nのそれぞれが、独立に制御可能な複数の画素を含むも
のとする。しかし、本発明はこれに限定されない。家庭
102に置かれている照明装置#1〜#nのうちの少な
くとも1つが独立に制御可能な複数の画素を含んでいれ
ばよい。照明制御装置3160は、独立に制御可能な複
数の画素を含む1以上の照明装置3010を制御し得
る。
【0137】家庭102には、パーソナルコンピュータ
(PC)104、テレビ(TV)105、電子レンジ1
06などの機器(情報家電)がさらに置かれていてもよ
い。これらの情報家電、照明装置#1〜#nおよび照明
制御装置3160は、家庭102内に設置されたホーム
LAN103を介して互いに接続されている。ホームL
AN103は、ネットワーク101に接続されている。
【0138】なお、家庭102には、通常、ホームLA
N103に接続された情報家電を統括的に制御するホー
ムサーバ(図示せず)が置かれる。このホームサーバと
照明制御装置3160とは別個の装置であってもよい
が、ホームサーバが照明制御装置3160を兼ねること
が好ましい。照明制御装置3160の機能は、通常のホ
ームサーバによって実現可能だからである。
【0139】図14は、照明制御装置3160の構成を
示す。照明制御装置3160は、ホームLAN103に
接続されたネットワーク通信部3161と、ユーザがユ
ーザデータを照明制御装置3160に入力することを可
能にする入力部3166と、ユーザデータを格納するメ
モリ3165と、ユーザデータを表示する表示部316
4と、時刻を計時する計時部3163と、ネットワーク
通信部3161と計時部3163と表示部3164とメ
モリ3165と入力部3166とを制御することにより
所定の処理を実行する処理部3162とを含む。処理部
3162は、例えば、CPUなどのプロセッサによって
実現され得る。
【0140】図15は、照明装置3010の構成を示
す。照明装置#1〜#nのそれぞれが、図15に示され
る構成を有していてもよい。図15において、図2に示
される構成要素と同一の構成要素には同一の参照番号を
付し、その説明を省略する。
【0141】照明装置3010は、所定の条件を検知す
るためのセンサ3012と、ネットワーク通信部11と
メモリ12と表示制御部13とセンサ3012とを制御
することにより所定の処理を実行する処理部3011と
を含む。処理部3011は、例えば、CPUなどのプロ
セッサによって実現され得る。
【0142】センサ3012は、照明装置3010が設
置された部屋に誰か(特定の人か不特定の人かを問わな
い)がいることを検知するセンサ(例えば、焦電型の赤
外線センサ)であってもよいし、照明装置3010が設
置された部屋に特定の人がいること検知するセンサ(例
えば、バイオメトリックセンサ)であってもよい。
【0143】あるいは、照明装置3010に内蔵される
センサ3012を設ける代わりに、または、照明装置3
010に内蔵されるセンサ3012を設けることに加え
て、照明装置#1〜#nの少なくとも1つに関連づけて
読み取り装置3020を設けるようにしてもよい。
【0144】図22は、照明装置#1に関連づけて読み
取り装置3020を設置した例を示す。読み取り装置3
020は、ホームLAN103(図13)に接続され
る。読み取り装置3020の出力は、ホームLAN10
3を介して照明制御装置3160に提供される。
【0145】例えば、ユーザが自分の所在を通知するた
めの電子タグ(非接触型ICチップ)を衣服に埋め込ん
でこの電子タグ付きの衣服を着用していると仮定する。
電子タグとしては、例えば、公知のRF−IDタグが好
適に使用され得る。読み取り装置3020は、無線技術
を用いることで、電子タグの記憶部に格納されたユーザ
名を検知することによって照明装置#1が設置された空
間(例えば、寝室)に特定の人(または不特定の人)が
いるか否かを判定することが可能になる。
【0146】また、ユーザが常に携帯機器3030(携
帯電話など)を持ち運ぶ場合には、ユーザが携帯機器3
030を用いて自分の所在を読み取り装置3020に通
知することによって、読み取り装置3020が照明装置
#1が設置された空間(例えば、寝室)に特定の人(ま
たは不特定の人)がいるか否かを判定することが可能に
なる。
【0147】このように、読み取り装置3020は、少
なくとも1つの照明装置が設置された空間に人(特定の
人か不特定の人かは問わない)がいることを検出する人
検出装置として機能する。あるいは、読み取り装置30
20は、少なくとも1つの照明装置が設置された空間に
特定の人がいることを検出する特定人検出装置として機
能し得る。
【0148】なお、後述するユーザデータ3170にお
いて人(特定の人または不特定の人)が部屋に存在する
か否かに関する条件を設定しない場合には、照明装置3
010に内蔵されるセンサ3012および読み取り装置
3020は省略され得る。
【0149】図16は、図14に示される照明制御装置
3160のメモリ3165に格納されているユーザデー
タ3170の構造を示す。ユーザが入力部3166(例
えば、キーボードやマウス)を操作することにより、ユ
ーザデータ3170を照明制御装置3160に入力する
と、入力されたユーザデータ3170がメモリ3165
に格納される。
【0150】ユーザデータ3170は、条件特定情報3
177と、照明パターン特定情報3178と、照明装置
特定情報3179とを含む。ユーザデータ3170はユ
ーザ特定情報3176をさらに含んでいてもよい。
【0151】条件特定情報3177は、条件を特定する
ための情報である。条件特定情報3176によって特定
される条件は、照明パターンを照明装置に表示すべき
時刻(または時間帯)を指定する条件、照明装置が設
置された空間(例えば、部屋)に人(特定の人または不
特定の人)がいることを指定する条件、照明装置が設
置された空間(例えば、部屋)に特定の人がいることを
指定する条件のいずれか1つ、もしくは、条件〜の
任意の組み合わせである。
【0152】照明パターン特定情報3178は、条件特
定情報3177によって特定された条件が成立した場合
に1以上の照明装置3010に表示されるべき照明パタ
ーンを特定するための情報である。照明パターン特定情
報3178によって特定される照明パターンは、時刻
を表示するための照明パターン、メッセージを表示す
るための照明パターン、ユーザの気分を調整するため
の照明パターンのいずれか1つ、もしくは、照明パター
ン〜の任意の組み合わせである。
【0153】照明装置特定情報3179は、条件特定情
報3177によって特定された条件が成立した場合に照
明パターン特定情報3178によって特定された照明パ
ターンを表示すべき1以上の照明装置3010を特定す
るための情報である。
【0154】このように、条件特定情報3177によっ
て特定された条件が成立した場合において、「何」を表
示するかが照明パターン特定情報3178によって特定
され、「どこ」に表示するかが照明装置特定情報317
9によって特定される。
【0155】ユーザ特定情報3176は、ユーザデータ
3170を照明制御装置3160に入力したユーザを特
定するための情報である。
【0156】図16は、ユーザデータ3170の例とし
て、5つのユーザデータ3171、3172、317
3、3174、3175がメモリ3165に格納されて
いる状態を示す。
【0157】ここでは、家庭のモデルとして、家庭10
2には3人家族(父Aさん、母Bさん、子供Cさん)が
住んでおり、家庭102には図17に示される4部屋が
あると仮定する。図17に示されるように、Aさん、B
さんの寝室には照明装置#1が設置されており、Cさん
の寝室には照明装置#2が設置されており、居間には照
明装置#3が設置されており、食堂には照明装置#4が
設置されていると仮定する。
【0158】ユーザデータ3171は、「毎日午前7時
30分になったら、「目覚まし#1」という照明パター
ンを寝室の照明装置#1、#2に表示せよ」という指示
がAさんによって設定されたことを示す。「目覚まし#
1」という照明パターンとしては、例えば、徐々に照明
輝度を上げていく(明るくしていく)照明パターンを用
いることができる。
【0159】ユーザデータ3172は、「毎週、月曜か
ら金曜まで午前8時になったら、「登校#3」という照
明パターンを食堂の照明装置#4に表示せよ」という指
示がBさんによって設定されたことを示す。「登校#
3」という照明パターンとしては、例えば、「Cさん、
登校時刻です」というメッセージを表示する照明パター
ンを用いてもよいし、テンポのよい行進曲風の照明パタ
ーン(動画)を用いてもよい。
【0160】ユーザデータ3173は、「毎週、金曜の
午後8時から10時までに誰かが照明装置#3のある部
屋(すなわち、居間)にいれば、「癒し#2」という照
明パターンを居間の照明装置#3に表示せよ」という指
示がAさんによって設定されたことを示す。「癒し#
2」という照明パターンとしては、例えば、図9A〜図
12を参照して説明した「木漏れ日」を表す照明パター
ンを用いることができる。
【0161】ユーザデータ3174は、「毎日、午後1
0時にCさんがいる部屋の照明装置に「お休み#5」と
いう照明パターンを表示せよ」という指示がAさんによ
って設定されたことを示す。「お休み#5」という照明
パターンとしては、例えば、「そろそろお休みの時間で
す。Cさん」というメッセージを表示する照明パターン
を用いてもよいし、図18に示されるように、徐々に照
明輝度を下げていく(暗くしていく)照明パターンを用
いてもよい。
【0162】ここで、照明装置特定情報3179に設定
されている「*」は、「お休み#5」という照明パター
ンを表示すべき照明装置が未定であることを示す。この
場合には、「お休み#5」という照明パターンは、午後
10時にCさんが居間にいる場合には居間の照明装置#
3に表示され、午後10時にCさんが寝室にいる場合に
は寝室の照明装置#1に表示されることになる。このよ
うに、照明装置特定情報3179に「*」が設定されて
いる場合には、照明パターンを表示する前に、Cさんが
いる場所を特定する必要がある。そのような場所の特定
は、例えば、照明装置3010に内蔵されたセンサ30
12の出力、もしくは、読み取り装置3020の出力に
基づいてなされ得る。
【0163】ユーザデータ3175は、「Bさんがいる
部屋の照明装置に「メッセージ#1」という照明パター
ンを表示せよ」という指示がCさんによって設定された
ことを示す。「メッセージ#1」という照明パターンと
しては、例えば、「お母さん、ごめんなさい」というメ
ッセージを表示する照明パターンを用いることができ
る。このようなメッセージは、子供Cがお母さんBにこ
っそり謝りたい場合に有効である。「メッセージ#1」
は、定型のメッセージであってもよいし、ユーザによっ
て作成された非定型のメッセージであってもよい。
【0164】ここで、照明装置特定情報3179に設定
されている「*」は、「メッセージ#1」という照明パ
ターンを表示すべき照明装置が未定であることを示す。
この場合には、「メッセージ#1」という照明パターン
は、Bさんが居間にいる場合には居間の照明装置#3に
表示され、Bさんが寝室にいる場合には寝室の照明装置
#1に表示されることになる。このように、照明装置特
定情報3179に「*」が設定されている場合には、照
明パターンを表示する前に、Bさんがいる場所を特定す
る必要がある。そのような場所の特定は、例えば、照明
装置3010に内蔵されたセンサ3012の出力、もし
くは、読み取り装置3020の出力に基づいてなされ得
る。
【0165】なお、ユーザデータ3170はユーザが自
由に作成することができる。これにより、照明パターン
や時刻や照明装置をユーザが自由に選択し、設定するこ
とができる。その結果、ユーザだけが知り得る楽しみを
つくることが可能になる。例えば、照明装置3010を
ユーザだけに分かる秘密の時計として活用することもで
きる。例えば、所定の時間(例えば、3時間)が経過す
るごとに所定の照明パターン(例えば、特定の色でフラ
ッシュするような照明パターン)を照明装置3010に
表示するようにユーザデータ3170を作成しておくこ
とにより、その照明装置3010を秘密の時計として活
用することが可能になる。あるいは、3時になると泡が
3つでるような照明パターンを照明装置3010に表示
するようにユーザデータ3170を作成しておくことに
より、その照明装置3010を秘密の時計として活用す
るようにしてもよい。このようにして、ユーザがユーザ
データ3170を創意工夫することにより、エンターテ
インメント性の高い照明を実現することが可能になる。
【0166】なお、ユーザは、ユーザデータ3170を
複数の照明装置3010を制御する照明制御装置316
0に設定すれば足り、複数の照明装置3010の個々に
設定する必要はない。これにより、ユーザは、複数の照
明装置のそれぞれに多種多様な照明パターンを表示する
ことを容易に設定することが可能になる。
【0167】なお、照明パターン特定情報3178によ
って特定される照明パターンを表すデータ(照明パター
ンのコンテンツ)は、照明制御装置3160内のメモリ
3165に格納されていてもよいし、照明装置3010
内のメモリ12に格納されていてもよい。
【0168】照明パターン特定情報3178によって特
定される照明パターンを表すデータ(照明パターンのコ
ンテンツ)が照明制御装置3160内のメモリ3165
に格納されている場合には、その照明パターンを照明装
置3010に表示するために、その照明パターンを表す
データ(照明パターンのコンテンツ)を含む照明パター
ン特定情報3178を照明制御装置3160から照明装
置3010に送信する必要がある。
【0169】照明パターン特定情報3178によって特
定される照明パターンを表すデータ(照明パターンのコ
ンテンツ)が照明装置3010内のメモリ12に格納さ
れている場合には、その照明パターンを照明装置301
0に表示するために、その照明パターンを識別する識別
子を含む照明パターン特定情報3178を照明制御装置
3160から照明装置3010に送信する必要がある。
【0170】照明パターンを表すデータ(照明パターン
のコンテンツ)は、ユーザ自身によって作成されてもよ
いし、実施の形態1で説明した照明サービスを利用して
サービスセンタ1から取り寄せてもよい。いずれにして
も、照明パターンを表すデータ(照明パターンのコンテ
ンツ)は、後述する図19に示される処理を実行する前
に、照明制御装置3160内のメモリ3165、もしく
は、照明装置3010内のメモリ12に格納しておく必
要がある。
【0171】なお、照明パターンを識別する識別子を照
明制御装置3160から照明装置3010に送信し、そ
の識別子に対応する照明パターンを表すデータ(照明パ
ターンのコンテンツ)が照明装置3010内のメモリ1
2に格納されているか否かを判定し、否と判定されたと
きのみ、照明パターンを表すデータ(照明パターンのコ
ンテンツ)を照明制御装置3160から照明装置301
0に送信するようにするようにしてもよい。これによ
り、照明制御装置3160から照明装置3010に送信
すべきデータの量を低減することができる。
【0172】なお、ユーザがユーザデータ3170を照
明制御装置3160に入力するために使用される入力イ
ンタフェース(例えば、表示部3164に表示される入
力画面)は、ユーザデータ3170の形式に適合するよ
うに容易に設計され得る。例えば、条件特定情報317
7を入力するために使用される入力インタフェースの一
例としては、条件(照明パターンを照明装置に表示す
べき時刻(または時間帯)を指定する条件)を入力する
ための入力領域と、条件(照明装置が設置された空間
(例えば、部屋)に人(特定の人または不特定の人)が
いることを指定する条件)を入力するための入力領域
と、条件(照明装置が設置された空間(例えば、部
屋)に特定の人がいることを指定する条件)を入力する
ための入力領域とを含む入力画面を用いることができ
る。例えば、ユーザデータ3171に対応する条件特定
情報3177を入力するには、条件を入力するための
入力領域に「毎日午前7時30分」を入力し、条件を
入力するための入力領域に「−」を入力し、条件を入
力するための入力領域に「−」を入力するようにすれば
よい。ここで、「−」を入力することは、その入力領域
に対応する条件を設定しないことを示す。
【0173】なお、条件の照明パターンを照明装置に
表示すべき時刻(または時間帯)を指定する方法として
は、公知のタイマーの時刻(または時間帯)設定などで
用いられている任意の方法が採用され得る。また、時刻
(または時間帯)は、特定の日(例えば、×月×日、誕
生日、結婚記念日など)の時刻(時間帯)であってもよ
いし、何日か分(毎日、毎金曜、土日、平日、毎月第2
日曜、3月の第1週)の時刻(または時間帯)であって
もよい。このような日を指定する方法としては、公知の
ビデオの録画予約などで用いられている任意の方法が採
用され得る。
【0174】なお、上述した照明パターンを音楽にあわ
せて表示することも可能である。このように照明パター
ンと音楽とを併用すると視覚と聴覚とに同時にはたらき
かけることができるのでさらに効果的である。
【0175】図19は、所定の条件に関連づけてユーザ
が所望する照明の形態を提供するために、照明制御装置
3160側で実行される処理の手順を示す。図19に示
される処理の手順は、例えば、プログラムの形式でメモ
リ3165に格納され得る。処理部3165は、所定の
時間(例えば、10msec)ごとにこのプログラムを
実行する。
【0176】ステップST3181:処理部3162
は、メモリ3165に格納されている各ユーザデータ3
170について、条件特定情報3177によって特定さ
れる条件が成立したか否かを判定する。このように、処
理部3162は、条件特定情報3177によって特定さ
れる条件が成立したか否かを判定する判定部として機能
する。
【0177】例えば、条件特定情報3177によって特
定される条件が、条件(照明パターンを照明装置に表
示すべき時刻(または時間帯)を指定する条件)を含む
場合には、処理部3162は、計時部3163によって
計時される現在の時刻と条件によって指定されている
時刻(または時間帯)とを比較することによって、条件
特定情報3177によって特定される条件が成立するか
否かを判定する。例えば、条件特定情報3177によっ
て特定される条件が、条件(照明装置が設置された空
間(例えば、部屋)に人(特定の人または不特定の人)
がいることを指定する条件)または条件(照明装置が
設置された空間(例えば、部屋)に特定の人がいること
を指定する条件)を含む場合には、処理部3162は、
照明装置3010に内蔵されるセンサ3012の出力、
もしくは、読み取り装置3020の出力に応じて、条件
特定情報3177によって特定される条件が成立するか
否かを判定する。
【0178】ステップST3181における判定結果が
「はい」の場合には、処理はステップST3182に進
む。ステップST3181における判定結果が「いい
え」の場合には、処理は終了する。
【0179】ステップST3182:処理部3162
は、成立した条件に対応する照明装置特定情報3179
を参照することにより、成立した条件に対応する照明パ
ターン特定情報3178によって特定される照明パター
ンを表示すべき1以上の照明装置3010を特定する。
【0180】なお、成立した条件に対応する照明装置特
定情報3179に「照明パターン特定情報3178によ
って特定される照明パターンを表示すべき照明装置30
10が未定である」ことを示す「*」が設定されていた
場合には、該当する人がいる場所に設置された1以上の
照明装置3010が「成立した条件に対応する照明装置
特定情報3178によって特定される照明パターンを表
示すべき1以上の照明装置3010」として特定され
る。
【0181】ステップST3183:処理部3162
は、ステップST3182において特定された1以上の
照明装置3010に、照明パターン特定情報3178を
送信するようにネットワーク通信部3161を制御す
る。もちろん、処理部3162は、照明パターン特定情
報3178を含む送信データを生成し、その送信データ
を送信するようにネットワーク通信部3161を制御し
てもよい。例えば、送信データは、ヘッダ部と、照明パ
ターン特定情報3178を含むデータ部とから構成され
る。ヘッダ部は、送信データを送信する少なくとも1つ
の照明装置3010を識別する識別情報を含む。図17
に示される例では、識別情報は4つの照明装置#1〜照
明装置#4を識別可能なように構成される。この場合、
識別情報は、例えば、2ビットのデータで表現され得
る。ネットワーク通信部3161は、ステップST31
82において特定された1以上の照明装置3010に、
照明パターン特定情報3178を送信する送信部として
機能する。
【0182】ネットワーク送信部3161によって送信
された送信データは、ホームLAN103を介してネッ
トワーク通信部11によって受信される。このように、
ネットワーク通信部11は、照明制御装置3160から
送信された照明パターン特定情報3178を含む送信デ
ータを受信する受信部として機能する。
【0183】図20は、所定の条件に関連づけてユーザ
が所望する照明の形態を提供するために、照明装置30
10側で実行される処理の手順を示す。図20に示され
る処理の手順は、例えば、プログラムの形式でメモリ1
2に格納され得る。処理部3011は、所定の時間(例
えば、10msec)ごとにこのプログラムを実行す
る。あるいは、ネットワーク通信部11が照明制御装置
3160からの送信データを受信した場合に限り処理部
3011を起動して、起動された処理部3011がこの
プログラムを実行するようにしてもよい。
【0184】ステップST3191:処理部3011
は、照明制御装置3160から照明パターン特定情報3
178を含む送信データをネットワーク通信部11が受
信したか否かを判定する。ネットワーク通信部11によ
って受信された送信データは、処理部3011に出力さ
れる。
【0185】ステップST3191における判定結果が
「はい」の場合には、処理はステップST3192に進
む。ステップST3191における判定結果が「いい
え」の場合には、処理は終了する。
【0186】ステップST3192:処理部3011
は、現在の状態モード(第1の状態モード)での処理を
中断し、現在の状態モード(第1の状態モード)を照明
パターン特定情報3178によって特定された照明パタ
ーンを表示する状態モード(第2の状態モード)に遷移
させる。
【0187】ステップST3193:処理部3011
は、照明パターン特定情報3178によって特定された
照明パターンが表示部14に表示されるように表示制御
部13を制御する。
【0188】ステップST3194:処理部3011
は、照明パターン特定情報3178によって特定された
照明パターンの表示が終了したか否かを判定する。この
ような終了判定は、例えば、照明パターンごとに予め決
められた時間が経過したか否かを判定することによって
なされてもよいし、同じ照明パターンが何秒間かつづい
たことを検出することによってなされてもよい。
【0189】ステップST3194における判定結果が
「はい」の場合には、処理はステップST3195に進
む。ステップST3194における判定結果が「いい
え」の場合には、処理はステップST3194に戻る。
【0190】ステップST3195:処理部3011
は、照明パターン特定情報3178によって特定された
照明パターンを表示する状態モード(第2の状態モー
ド)を前の状態モード(第1の状態モード)に復帰さ
せ、前の状態モード(第1の状態モード)において中断
した処理を再開する。
【0191】図21は、照明装置3010における状態
モードの遷移を模式的に示す。照明装置3010は、3
つの状態モード(「ローパワーモード」、「通常点灯モ
ード」、「照明パターン表示モード」)を有している。
「ローパワーモード」は、「通常点灯モード」よりも低
消費電力で動作する状態モードであり、待機時などに用
いられる状態モードである。「通常点灯モード」は、単
一色(通常は、白色)で点灯させる状態モードである。
「照明パターン表示モード」は、照明パターン特定情報
3178によって特定された照明パターンを表示する状
態モードである。
【0192】図21に示されるように、3つの状態モー
ドは互いに遷移し得る。このような状態モードの遷移
は、処理部3011によって管理される。すなわち、処
理部3011は、複数の状態モードの遷移を管理する状
態管理部として機能する。
【0193】処理部3011が照明制御装置3160か
ら照明パターン特定情報3178を含む送信データを受
信した時の「現在の状態モード」は、「ローパワーモー
ド」、「通常点灯モード」および「照明パターン表示モ
ード」のいずれでもあり得る。
【0194】送信データを受信した時の「現在の状態モ
ード」が「ローパワーモード」であった場合には、処理
部3011は、図20を参照して説明した「第1のモー
ド」=「ローパワーモード」として処理を実行する。こ
の場合、「ローパワーモード」において中断した処理を
再開するためには、中断時の状態モードが「ローパワー
モード」であることをメモリ12に格納しておき、復帰
時にメモリ12に格納された状態モードを参照するよう
にすればよい。
【0195】送信データを受信した時の「現在の状態モ
ード」が「通常点灯モード」であった場合には、処理部
3011は、図20を参照して説明した「第1のモー
ド」=「通常点灯モード」として処理を実行する。この
場合、「通常点灯モード」において中断した処理を再開
するためには、中断時の状態モードが「通常点灯モー
ド」であることをメモリ12に格納しておき、復帰時に
メモリ12に格納された状態モードを参照するようにす
ればよい。
【0196】送信データを受信した時の「現在の状態モ
ード」が「照明パターン表示モード」であった場合に
は、処理部3011は、図20を参照して説明した「第
1のモード」=「照明パターン表示モード」として処理
を実行する。この場合、「照明パターン表示モード」に
おいて中断した処理を再開するためには、中断時の状態
モードが「照明パターン表示モード」であることと、実
行が中断した照明パターン表示プログラムの復帰アドレ
スとをメモリ12に格納しておき、復帰時にメモリ12
に格納された状態モードを参照するともに、その復帰ア
ドレスから照明パターン表示プログラムの実行を再開す
るようにすればよい。
【0197】なお、上述した実施の形態では、状態管理
部は3つの状態モードの遷移を管理する例を説明した
が、管理の対象となる状態モードの数は3に限定されな
い。管理の対象となる状態モードの数は3以上の任意の
数であってもよいし、2であってもよい。例えば、照明
装置3010が「通常点灯モード」と「照明パターン表
示モード」の2つの状態モードを有する場合でも、本発
明を同様に適用することができる。
【0198】このように、状態管理部(処理部301
1)は、照明パターン特定情報3178を含む送信デー
タを受信したことに応答して割り込み的に発生する照明
パターンの表示処理が終了した後は、元の状態モードに
自動的に復帰するように複数の状態モードの遷移を管理
する。これにより、ユーザがいちいち状態モードの変更
を指示する必要がないので便利である。
【0199】ただし、照明パターン特定情報3178を
含む送信データを受信した時の現在の状態モードが「照
明パターン表示モード」である場合には、状態管理部
(処理部3011)は、必ずしも、現在の状態モードで
の処理を中断しなくてもよい。例えば、受信した照明パ
ターン特定情報3178を無視するようにしてもよい
し、受信した照明パターン特定情報3178をいったん
メモリ12に格納しておき、現在の状態モードでの処理
が終了した後に、受信した照明パターン特定情報317
8に基づく表示処理を行うようにしてもよい。
【0200】なお、上述した実施の形態2では、家庭1
02に置かれている複数の照明装置3010のそれぞれ
が独立に制御可能な複数の画素を含んでいる例を説明し
たが、本発明はこれに限定されない。照明制御装置31
60が独立に制御可能な複数の画素を含む単一の照明装
置3010を制御するようにしてもよい。この場合に
は、照明パターン特定情報の送信先は常に単一の照明装
置3010に固定されるので、ユーザが照明制御装置3
160に照明装置特定情報を設定する必要がなくなる。
【0201】実施の形態1または実施の形態2に記載の
照明装置(照明装置10または照明装置3010)に表
示されるパターンが時間の経過とともに変化することに
合わせて、照明装置が照明する部屋の香りが変化するよ
うにしてもよい。
【0202】図23は、照明装置が照明する部屋の香り
を制御するための香り制御装置1300の例を示す。
【0203】香り制御装置1300は、照明装置に追加
的に備えられ、表示制御部13に接続される。香り制御
装置1300は、モータ1302と、香水ビン1301
と、フタ1303とを含む。香水ビン1301には、香
水1304が入れられている。
【0204】照明装置が香り制御装置1300を備える
場合、照明装置に提供される照明制御データは、モータ
1302を制御するためのデータを含む。モータ130
2が動作することにより、フタ1303が開閉する。フ
タ1303が開くと、香水1304が放つ香りが、照明
装置が置かれている部屋に満たされる。香りの強さは、
フタ1303が開く量を調節することによって制御され
る。
【0205】照明パターンの時間的変化に合わせて、部
屋の香りを制御することにより、ユーザ301をより爽
快にさせたり、よりリラックスさせたりすることができ
る。これにより、より高いエンターテインメント性を実
現することが可能になる。
【0206】なお、図23に示される例では、照明装置
が制御することの可能な香りの種類は1種類であるが、
香水1304の種類が異なる香り制御装置1300を複
数個用いることにより、照明装置は複数の香りを制御す
ることができる。また、複数の香り制御装置1300の
フタ1303を同時に開くことにより、複数の香りを混
ぜることができるので、多くの種類の香りを実現するこ
とができ、さらに高いエンターテインメント性を実現す
ることができる。
【0207】実施の形態1または実施の形態2に記載の
照明装置(照明装置10または照明装置3010)に表
示される照明パターンが、例えば、放送または記録媒体
によって提供される音楽および/または映像に連動して
変化するようにしてもよい。
【0208】照明パターンを放送によって提供される音
楽および/または映像に連動して変化させるためには、
例えば、照明パターンを表す照明制御データをその放送
とともにストリーミング技術を使用して送信すればよ
い。そのようにして送信された照明制御データは、適切
な放送受信機によって受信され、照明装置に渡され得
る。
【0209】あるいは、単に放送される番組の中で、そ
の番組と組み合わせることが好適な照明パターンを表す
照明制御データのタイトル情報をユーザ301に通知す
ればよい。
【0210】照明パターンを記録媒体(例えば、DV
D)によって提供される音楽および/または映像に連動
して変化させるためには、例えば、その記録媒体に、音
楽および/または映像を表すデータとともに照明制御デ
ータを記録しておけばよい。そのようにして記録された
照明制御データは、適切な再生装置によって再生され、
照明装置に渡され得る。
【0211】
【発明の効果】本発明の照明制御装置によれば、条件が
成立したか否かが判定され、条件が成立したと判定され
た場合には、所定の照明パターンを特定する照明パター
ン特定情報が照明装置に送信される。このように、照明
制御装置は、照明パターン特定情報を照明装置に送信す
ることによって、照明パターン特定情報によって特定さ
れた所定の照明パターンを表示するように照明装置に指
示する。これにより、所定の照明装置に対して多種多様
の照明パターンを表示することを容易に指示することが
できる。
【0212】本発明の照明装置によれば、複数の状態モ
ードの遷移を管理する状態管理部が設けられており、状
態管理部は、照明パターン特定情報を受信したことに応
答して割り込み的に発生する照明パターンの表示処理が
終了した後は、元の状態モードに自動的に復帰するよう
に複数の状態モードの遷移を管理する。これにより、ユ
ーザがいちいち状態モードの変更を指示する必要がない
ので便利である。
【0213】本発明の照明システムは、照明装置と照明
装置を制御する照明制御装置とを含む。この照明制御装
置は、上述した照明制御装置と同様に動作する。従っ
て、上述した照明制御装置と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の照明サービスを提供す
るシステム100の構成を示すブロック図
【図2】本発明の照明装置10の構成を示すブロック図
【図3A】照明装置10の1つの画素16の構成の例を
示す図
【図3B】照明装置10の1つの画素16の構成の他の
例を示す図
【図3C】照明装置10の1つの画素16の構成のさら
に他の例を示す図
【図4】照明装置10が家庭102に配置された状態を
示す図
【図5】サービスセンタ1のCPU2によって実行され
る、照明サービス提供処理の手順を示すフローチャート
【図6A】ユーザ301がサービスセンタ1に注文12
1を送信する際のユーザインタフェースとして機能する
ウェブページ601の例を示す図
【図6B】照明サービスの紹介のためのウェブページ6
10の一例を示す図
【図6C】メッセージ表示サービスの一覧を表示するウ
ェブページ620の一例を示す図
【図6D】ユーザ301がサービスセンタ1に「誕生日
祝い」のメッセージを表示するサービスを注文するため
のウェブページ630の一例を示す図
【図6E】照明パターン表示サービスの一覧を表示する
ウェブページ645の一例を示す図
【図6F】「シチュエーション照明」の照明パターンの
一覧を表示するウェブページ650の一例を示す図
【図6G】「自然」を主題とした照明パターンの一覧を
表示するウェブページ660の一例を示す図
【図6H】ユーザ301がサービスセンタ1に「草原」
を主題とした照明サービスを注文するためのウェブペー
ジ670の例を示す図
【図7A】照明制御データ131の構造の例を示す図
【図7B】特定の画素についての輝度データの構造の例
を示す図
【図7C】図7Bに示される輝度データによりLED1
7R、17Gおよび17Bの輝度が制御される様子を示
す図
【図8】照明装置10に、メッセージを表示した例を示
す図
【図9A】木漏れ日の原理を説明する図
【図9B】木漏れ日によって照らされる地面906の様
子を示す図
【図10A】天井に取り付けられた照明装置10によっ
て、部屋の床面1006が照らされる様子を示す図
【図10B】照明光51によって照明された床面100
6の状態を示す図
【図11A】照明装置10に含まれる2つの画素によっ
て照明される床面1006上の領域を示す図
【図11B】画素16−1および画素16−2の明るさ
の制御の例を示す図
【図12】図11Bに示されるように画素16−1およ
び画素16−2の明るさを制御した場合の、床面100
6の状態の変化を示す図
【図13】本発明の実施の形態2の照明システム310
0の構成を示すブロック図
【図14】照明制御装置3160の構成を示すブロック
【図15】照明装置3010の構成を示すブロック図
【図16】図14に示される照明制御装置3160のメ
モリ3165に格納されているユーザデータ3170の
構造を示す図
【図17】家庭102にある4部屋を模式的に示す図
【図18】「お休み」用の照明パターンの一例を示す図
【図19】所定の条件に関連づけてユーザが所望する照
明の形態を提供するために、照明制御装置3160側で
実行される処理の手順を示すフローチャート
【図20】所定の条件に関連づけてユーザが所望する照
明の形態を提供するために、照明装置3010側で実行
される処理の手順を示すフローチャート
【図21】照明装置3010における状態モードの遷移
を模式的に示す図
【図22】照明装置#1に関連づけて読み取り装置30
20を設置した例を示す図
【図23】照明装置が照明する部屋の香りを制御するた
めの香り制御装置1300の例を示す図
【符号の説明】
3100 照明システム 3010 照明装置 3160 照明制御装置 3161 ネットワーク通信部 3162 処理部 3163 計時部 3164 表示部 3165 メモリ 3166 入力部

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立に制御可能な複数の画素を含む照明
    装置を制御する照明制御装置であって、 条件を特定する条件特定情報と前記条件に関連づけられ
    た所定の照明パターンを特定する照明パターン特定情報
    とを含むユーザデータを格納するメモリと、 前記条件が成立したか否かを判定する判定部と、 前記条件が成立したと判定された場合には、前記照明パ
    ターン特定情報を前記照明装置に送信する送信部とを備
    え、 前記照明制御装置は、前記照明パターン特定情報を前記
    照明装置に送信することによって、前記照明パターン特
    定情報によって特定された前記所定の照明パターンを表
    示するように前記照明装置に指示する、照明制御装置。
  2. 【請求項2】 前記条件は、前記照明装置が前記所定の
    照明パターンを表示する時刻または時間帯を示す条件を
    含む、請求項1に記載の照明制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の照明パターンは、時刻を表示
    するための照明パターン、メッセージを表示するための
    照明パターンおよびユーザの気分を調整するための照明
    パターンのいずれか1つまたはその組み合わせである、
    請求項2に記載の照明制御装置。
  4. 【請求項4】 前記条件は、前記照明装置が設置された
    空間に人がいるか否かを示す条件をさらに含む、請求項
    2に記載の照明制御装置。
  5. 【請求項5】 前記条件は、前記照明装置が設置された
    空間に特定の人がいるか否かを示す条件をさらに含む、
    請求項2に記載の照明制御装置。
  6. 【請求項6】 前記照明制御装置は、複数の照明装置を
    制御可能に構成されており、前記複数の照明装置のそれ
    ぞれは独立に制御可能な複数の画素を含み、 前記ユーザデータは、前記所定の照明パターンを表示す
    べき少なくとも1つの照明装置を特定する照明装置特定
    情報をさらに含み、 前記条件が成立したと判定された場合には、前記送信部
    は、前記照明装置特定情報によって特定された前記少な
    くとも1つの照明装置に前記照明パターン特定情報を送
    信する、請求項1に記載の照明制御装置。
  7. 【請求項7】 前記照明制御装置は、複数の照明装置を
    制御可能に構成されており、前記複数の照明装置のそれ
    ぞれは独立に制御可能な複数の画素を含み、前記照明装
    置特定情報は、前記所定の照明パターンを表示すべき照
    明装置が未定であることを示し、 前記判定部は、前記条件の判定結果に応じて、前記複数
    の照明装置のうち前記所定の照明パターンを表示すべき
    少なくとも1つの照明装置を特定し、 前記条件が成立したと判定された場合には、前記送信部
    は、前記判定部によって特定された前記少なくとも1つ
    の照明装置に前記照明パターン特定情報を送信する、請
    求項6に記載の照明制御装置。
  8. 【請求項8】 前記照明パターン特定情報は、前記所定
    の照明パターンを表すデータを含む、請求項1に記載の
    照明制御装置。
  9. 【請求項9】 前記照明パターン特定情報は、前記所定
    の照明パターンを識別する識別子を含む、請求項1に記
    載の照明制御装置。
  10. 【請求項10】 独立に制御可能な複数の画素と、 複数の状態モードの遷移を管理する状態管理部と、 照明制御装置から所定の照明パターンを特定する照明パ
    ターン特定情報を受信する受信部とを備えた照明装置で
    あって、 前記照明制御装置は、前記照明パターン特定情報を前記
    照明装置に送信することによって、前記照明パターン特
    定情報によって特定された前記所定の照明パターンを表
    示するように前記照明装置に指示し、 前記状態管理部は、 前記受信部が前記照明パターン特定情報を受信したこと
    に応答して、現在の状態モードである第1の状態モード
    での処理を中断させ、前記第1の状態モードを前記照明
    パターン特定情報に基づく表示処理を行う状態モードで
    ある第2の状態モードに遷移させ、 前記照明パターン特定情報に基づく表示処理が終了した
    ことに応答して、前記第2の状態モードを前記第1の状
    態モードに復帰させ、前記第1の状態モードにおいて前
    記中断した処理を再開する、照明装置。
  11. 【請求項11】 前記第1の状態モードは、通常点灯モ
    ードおよびローパワーモードのいずれかである、請求項
    10に記載の照明装置。
  12. 【請求項12】 前記所定の照明パターンは、時刻を表
    示するための照明パターン、メッセージを表示するため
    の照明パターンおよびユーザの気分を調整するための照
    明パターンのいずれか1つまたはその組み合わせであ
    る、請求項10に記載の照明装置。
  13. 【請求項13】 独立に制御可能な複数の画素を含む照
    明装置と、 前記照明装置を制御する照明制御装置とを備えた照明シ
    ステムであって、 前記照明制御装置は、 条件を特定する条件特定情報と前記条件に関連づけられ
    た所定の照明パターンを特定する照明パターン特定情報
    とを含むユーザデータを格納するメモリと、 前記条件が成立したか否かを判定する判定部と、 前記条件が成立したと判定された場合には、前記照明パ
    ターン特定情報を前記照明装置に送信する送信部とを備
    え、 前記照明制御装置は、前記照明パターン特定情報を前記
    照明装置に送信することによって、前記照明パターン特
    定情報によって特定された前記所定の照明パターンを表
    示するように前記照明装置に指示する、照明システム。
  14. 【請求項14】 前記照明システムは、複数の照明装置
    を備え、前記複数の照明装置のそれぞれは独立に制御可
    能な複数の画素を含み、 前記ユーザデータは、前記所定の照明パターンを表示す
    べき少なくとも1つの照明装置を特定する照明装置特定
    情報をさらに含み、 前記条件が成立したと判定された場合には、前記送信部
    は、前記照明装置特定情報によって特定された前記少な
    くとも1つの照明装置に前記照明パターン特定情報を送
    信する、請求項13に記載の照明システム。
  15. 【請求項15】 前記条件は、前記照明装置が前記所定
    の照明パターンを表示する時刻または時間帯を示す条件
    を含む、請求項13に記載の照明システム。
  16. 【請求項16】 前記照明システムは、前記複数の照明
    装置のうちの少なくとも1つの照明装置が設置された空
    間に人がいることを検出する人検出装置をさらに備え、 前記条件は、前記空間に人がいるか否かを示す条件を含
    み、 前記判定部は、前記人検出装置の出力に基づいて前記条
    件が成立したか否かを判定し、 前記条件が成立したと判定された場合には、前記送信部
    は、前記少なくとも1つの照明装置に前記照明パターン
    特定情報を送信する、請求項13に記載の照明システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記照明システムは、前記複数の照明
    装置のうちの少なくとも1つの照明装置が設置された空
    間に特定の人がいることを検出する特定人検出装置をさ
    らに備え、 前記条件は、前記空間に前記特定の人がいるか否かを示
    す条件を含み、 前記判定部は、前記特定人検出装置の出力に基づいて前
    記条件が成立したか否かを判定し、 前記条件が成立したと判定された場合には、前記送信部
    は、前記少なくとも1つの照明装置に前記照明パターン
    特定情報を送信する、請求項13に記載の照明システ
    ム。
  18. 【請求項18】 前記所定の照明パターンは、時刻を表
    示するための照明パターン、メッセージを表示するため
    の照明パターンおよびユーザの気分を調整するための照
    明パターンのいずれか1つまたはその組み合わせであ
    る、請求項13に記載の照明システム。
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