JP2003282066A - 電池用集電材及びこれを用いた電池 - Google Patents

電池用集電材及びこれを用いた電池

Info

Publication number
JP2003282066A
JP2003282066A JP2002084777A JP2002084777A JP2003282066A JP 2003282066 A JP2003282066 A JP 2003282066A JP 2002084777 A JP2002084777 A JP 2002084777A JP 2002084777 A JP2002084777 A JP 2002084777A JP 2003282066 A JP2003282066 A JP 2003282066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
current collector
treatment
nickel
nonwoven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002084777A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Nishibori
寧 西堀
Kazuya Sato
和哉 佐藤
Noritoshi Kimura
文紀 木村
Masanao Tanaka
政尚 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Vilene Co Ltd
Original Assignee
Japan Vilene Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Vilene Co Ltd filed Critical Japan Vilene Co Ltd
Priority to JP2002084777A priority Critical patent/JP2003282066A/ja
Publication of JP2003282066A publication Critical patent/JP2003282066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)
  • Cell Electrode Carriers And Collectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高率放電特性に優れ、内部抵抗が低い電池を
製造でき、しかも活物質充填時等に座屈や折損が起こり
にくい電池用集電材、及びこれを用いた電池を提供する
こと。 【解決手段】 本発明の電池用集電材は、厚さが0.2
5mm以下のスパンボンド不織布にメッキが施されたも
のである。本発明のスパンボンド不織布の空隙率は75
〜98%であるのが好ましい。また、スパンボンド不織
布にメッキが施される前に、スルホン化処理、フッ素ガ
ス処理、ビニルモノマーのグラフト重合処理、界面活性
剤処理、放電処理、或は親水性樹脂付与処理などの親水
化処理がスパンボンド不織布に施されているのが好まし
い。本発明の電池は前記電池用集電材を用いたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスパンボンド不織布
をメッキ処理した電池用集電材、及びこれを用いた電池
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アルカリ2次電池は高信頼性かつ
小型軽量化が可能であるため、ポータブル機器から産業
用大型設備までの各種装置の電源として多用されてい
る。このアルカリ2次電池には、ほとんどの場合、正極
としてニッケル電極が使用される。このニッケル電極と
しては、集電機能を分担する集電材に、電池反応を生起
させるための正極活物質を担持させた構造とされる。そ
の場合の集電材としては、従来からニッケル粉末を焼結
した焼結ニッケル板やパンチングニッケル板などが広く
用いられてきた。電池の容量はこのようなニッケル板の
空隙中に充填させる活物質の量によって決定され、当該
活物質の充填量はニッケル板の空隙率によって決定され
るため、ニッケル板の空隙率をできるだけ大きくするこ
とが望まれる。
【0003】ところが焼結ニッケル板やパンチングニッ
ケル板では、空隙率が75〜80%と低い上、硝酸塩溶
液中のニッケル含有量が少ないため、活物質を所定量充
填するためには含浸及び中和の充填サイクルを数回以上
繰り返す必要があり、充填サイクル数を繰り返すに従
い、硝酸塩溶液のニッケル板内部への浸透が悪化するた
め、活物質を高密度に充填することが困難である。
【0004】そこで、最近では、電池の小型化、高容量
化の要請に伴い、集電材の活物質の充填密度を高めるた
めに、空隙率が大きく、それ故活物質の充填密度を高め
ることができる3次元網状構造体からなる集電材が採用
されている。
【0005】この3次元網状構造の集電材は、通常、例
えばウレタン樹脂の発泡体シートや有機繊維の不織布等
の多孔質網状構造体に公知のニッケルメッキを施し、更
に還元性雰囲気下で焼成して、そのウレタン樹脂や有機
繊維を熱分解除去し、メッキされたニッケルを網状骨格
として残存させることによって製造されている。この集
電材に対しては、集電用外部端子を取り付ける箇所を押
しつぶした後、全体の空隙部に活物質合成ペーストを充
填し、そして押しつぶした箇所に例えばニッケル片をス
ッポト溶接することにより電極が製造される。このよう
に作られた集電材は多孔質であり、その孔径が大きく、
空隙率が90〜98%と非常に大きい性質を有し、ペー
スト状の水酸化ニッケルを直接充填できることから活物
質を高密度に充填することができ、アルカリ2次電池の
更なる高容量化が期待できる。
【0006】しかし、この3次元網状構造の集電材は、
その空隙率があまりに大きいことから必要な強度が得ら
れず、かつ柔軟性に乏しいことから、この集電材を用い
て電極を製造し、それを電池に組み込む際に問題が生じ
ていた。即ち、活物質合成ペーストを集電材に充填する
ときは、高粘性の活物質合成ペーストを集電材の表面か
ら所定の圧力で内部の空隙に圧入する。また、活物質合
成ペーストの充填後には、活物質合成ペーストの乾燥処
理を行い、ついで高密度化や電極厚みの調整などのため
に圧延処理を施した後、所定のサイズに切断するという
処理が施される。メッキされたニッケルを網状骨格とし
て残存させた上述の集電材では、活物質合成ペーストの
充填密度を高めることを目的としてペーストの圧力を高
めると、そのニッケルからなる網状骨格が座屈や折損を
起こす不具合がある。この座屈や折損を回避するには、
その活物質合成ペーストの充填圧力を小さくする必要が
あるが、圧力を小さくすると、ペーストの期待した充填
密度が得られない問題点がある。
【0007】また、この集電材を用いて円筒形の蓄電池
を組み立てる場合には、網状骨格を構成するニッケル自
体が柔軟性に劣るため、電池を構成するセパレータと一
緒にこの集電材を巻回すると、集電材の網状骨格が折損
して、その集電材を使用した電極の外周面にクラックや
毛羽立ちなどの突起を発生することが多くなる。このよ
うな突起はセパレータを突き破って内部短絡を起こすこ
とがあり、またこれらの突起は、電極の電気抵抗を高
め、集電材の集電機能、更には電池の充放電特性の悪化
させる不具合がある。また、この集電材を用いて角型の
蓄電池を組み立てる場合には、特に電池ケースの耐圧が
低いので、充放電反応に伴う活物質の体積変化で、集電
材自体が膨張して、集電材と活物質或いは活物質同士の
密着性が損なわれ、集電機能が悪化して充放電特性を悪
化させることがあった。
【0008】更に、この3次元網状構造の集電材は比較
的製造工程が長く、かつ複雑であり、生産性や量産性が
悪く、その生産コストが比較的高い不具合があり、ま
た、この集電材は金属のみから構成されるために、集電
材の厚みを薄くすること、或いは軽くすることには限界
があり、近年の軽量化及びコンパクト化に要求に十分対
応できない問題点もある。
【0009】これらの問題を解決するために、ウレタン
樹脂の発泡体シートやポリオレフィン系繊維の不織布に
所定量のニッケルメッキを施し、不織布を熱分解除去す
ることなしに、不織布の表面のみが導電性を発揮できる
ようにした3次元網状構造からなる集電材が知られてい
る。例えば、特開平8−329956号公報には、「有
機繊維を抄造して成る不織布芯体にニッケルメッキが施
されている集電体において、前記ニッケルのメッキ量が
350g/m以上であることを特徴とする電池電極用
の集電体」が開示されている。しかしながら、この集電
体はメッキ量が多いにもかかわらず、高率放電特性が悪
く、また内部抵抗が高いものであった。更には、活物質
充填時等に座屈や折損が起こりやすい、などの問題が発
生するものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点を
解決するためになされたもので、高率放電特性に優れ、
内部抵抗が低い電池を製造でき、しかも活物質充填時等
に座屈や折損が起こりにくい電池用集電材、及びこれを
用いた電池を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは従来の電池
用集電材について検討した結果、高率放電特性が悪いの
は、従来の電池用集電材は厚さが厚いためであることを
つきとめた。そのため、電池用集電材の厚さを薄くすれ
ば、高率放電特性を高めることができるが、従来の電池
用集電材と同じ繊維量で厚さを薄くすると、単位体積あ
たりの繊維量が多くなる、つまり空隙率が低くなり、活
物質を十分に充填することができないため、高容量の電
池を製造することができない。他方、従来の電池用集電
材よりも繊維量を減らして厚さを薄くすると、繊維同士
の接点が少ないため、抵抗が高く使用できないものであ
った。そこで、本発明者らは繊維が連続していれば、繊
維量が少なくなっても抵抗が低くなることを見出し、本
発明を完成するに至った。つまり、本発明の電池用集電
材は、「厚さが0.25mm以下のスパンボンド不織布
にメッキが施されていることを特徴とする電池用集電
材」である。このスパンボンド不織布は繊維が連続して
いるため、内部抵抗が低い電池を製造でき、活物質充填
時等に座屈や折損が起こりにくいものである。また、厚
さが0.25mm以下と薄いため、高率放電特性に優れ
る電池を製造できるものである。
【0012】本発明の電池は、上記電池用集電材を用い
たものであるため、高率放電特性に優れ、内部抵抗が低
い電池である。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の電池用集電材(以下、
「集電材」という)は、厚さが0.25mm以下のスパ
ンボンド不織布にメッキが施されたものである。厚さが
0.25mmを超えると、高率放電特性が悪くなるばか
りでなく、集電材の厚さ方向における集電性が悪くなり
やすく、また抵抗も上がりやすい傾向があるためで、よ
り好ましくは0.22mm以下である。他方、集電材の
厚さが0.10mm未満であると、集電材の機械的強度
が不十分になりやすく、電池を製造する(例えば、集電
材を使用した電極とセパレータとを一緒に巻回する)の
が困難になる傾向があるため、0.10mm以上である
のが好ましい。なお、本発明の「厚さ」はJISB 7
502:1994に規定されている外側マイクロメータ
ー(0〜25mm)を用いて、JIS C 2111
5.1(1)の測定法により測定した値を意味する。
【0014】本発明のスパンボンド不織布の目付は、1
2〜55g/mであるのが好ましい。目付が12g/
未満であると集電材の機械的強度が不充分となり、
電池を製造するのが困難になる傾向があるため、12g
/m以上であるのが好ましく、15g/m以上であ
るのがより好ましい。一方、目付が55g/mを超え
ると、十分な空隙を確保できず、活物質の充填が不充分
となる傾向があるため、55g/m以下であるのが好
ましく、45g/m以下であるのがより好ましい。
【0015】なお、本発明における「目付」はP 81
24(紙及び板紙−坪量測定法)に規定されている方法
に基づいて得られる坪量を意味する。
【0016】本発明のスパンボンド不織布の空隙率は7
5〜98%であるのが好ましい。空隙率が75%未満で
あると、集電材の体積占有率が高く、活物質の充填性が
不充分となりやすいため、75%以上であるのが好まし
く、82%以上であるのがより好ましい。他方、空隙率
が98%を超えると、集電材の強度が不十分となりやす
く、電池製造(例えば、セパレータと一緒に巻回する)
が困難になる傾向があるため、98%以下であるのが好
ましく、93%以下であるのがより好ましい。
【0017】本発明における「空隙率(P)」は次の式
により得られる値をいう。 空隙率(P)={1−W/(T×d)}×100 ここで、Wは目付(g/m)を意味し、Tはスパンボ
ンド不織布の厚さ(μm)を意味し、dはスパンボンド
不織布を構成する樹脂の密度(g/cm)を意味す
る。なお、スパンボンド不織布を構成する樹脂が2種類
以上存在している場合、樹脂の密度は各樹脂の質量平均
をいう。例えば、密度dの樹脂Aがa(mass%)
と、密度dの樹脂Bがb(mass%)存在している
場合、樹脂の密度は次の式により得られる値をいう。 d=d×a/100+d×b/100
【0018】本発明の集電材はスパンボンド不織布をも
とにしているが、このスパンボンド不織布はスパンボン
ド法により形成された不織布をいい、このスパンボンド
不織布を構成する繊維は連続しているため、本発明のよ
うに厚さを薄くして高率放電特性を向上させたとして
も、内部抵抗が低く、高容量の電池を製造できるのであ
る。このスパンボンド法とは、紡糸口金から溶融樹脂を
押し出す紡糸工程、押し出した溶融樹脂を冷却しながら
細化及び延伸して配向結晶化した繊維を形成する延伸工
程、延伸した繊維を均一に分散させる開繊工程、及び分
散させた繊維を堆積させて繊維ウエブを形成する堆積工
程とから構成されている。なお、繊維ウエブをカレンダ
ー等により加熱加圧して繊維同士を結合させると、繊維
同士の結合点が多くなり、より抵抗を低くすることがで
きる。
【0019】この本発明のスパンボンド不織布の繊維を
構成する樹脂成分は溶融押し出しできる熱可塑性樹脂で
あれば良く、特に限定するものではないが、例えば、ポ
リオレフィン(例えば、エチレン、プロピレン、ブテン
等のオレフィン単独重合体であるポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合
体、プロピレン−ブテン共重合体等のオレフィン共重合
体など)、ポリアミド(例えば、6ナイロン、66ナイ
ロンなど)、ポリエステル(例えば、ポリエチレンテレ
フタレートなど)などを挙げることができる。これらの
中でも、プロピレンからなる単独重合体、又はプロピレ
ンを含む共重合体は、繊維径が小さく、均一な繊維であ
ることができ、また機械的強度も優れているため好適で
ある。
【0020】本発明のスパンボンド不織布を構成する繊
維の繊度は特に限定するものではないが、20dtex
以下であるのが好ましい。20dtexを超える繊度で
あると、繊維表面積が小さく、活物質との接触が十分に
確保できない場合があるためで、15dtex以下であ
るのがより好ましい。一方、下限については特に限定す
るものではないが、スパンボンド不織布の製造上、0.
2dtex以上であるのが好ましく、1.0dtex以
上であるのがより好ましい。
【0021】本発明における「繊度」は、JIS L
1015、8.5.1(正量繊度)A法により得られる
値をいう。
【0022】なお、スパンボンド不織布を構成する繊維
は単一樹脂から構成されている必要はなく、2種類以上
の樹脂から構成されていても良い。例えば、融点差のあ
る2種類の樹脂からなり、融点の低い樹脂が繊維表面に
存在するように構成されているのが好ましい。このよう
に構成されていることによって、繊維表面に存在する融
点の低い樹脂によって、繊維同士が強固に融着できるた
め、薄いにもかかわらず機械的強度に優れており、また
抵抗が低くなるという効果を奏する。このような繊維横
断面形状としては、例えば、芯鞘型(偏芯型を含む)、
海島型、貼り合せ型、オレンジ型、多層貼り合せ型など
を挙げることができる。これらの中でも融着面積の広い
芯鞘型(偏芯型を含む)又は海島型が好適である。
【0023】また、スパンボンド不織布を構成する繊維
が、相溶性の低い2種類以上の樹脂からなり、いずれの
樹脂も繊維表面の一部を占めているように存在している
と、熱及び/又は外力(例えば、水流、摩擦)によって
個々の樹脂からなるより繊維径の小さい繊維を発生させ
ることができ、繊維の表面積が増加し、活物質との接点
が増加するため好適である。このような繊維横断面形状
として、例えば、貼り合せ型、オレンジ型、多層貼り合
せ型などを挙げることができる。
【0024】本発明の集電材は上述のようなスパンボン
ド不織布にメッキが施されたものであるが、メッキ液の
浸透性を高め、繊維とメッキとの密着性を高め、結果と
して長期間におけるメッキの脱落を防止でき、また表面
抵抗の上昇が生じないように、スパンボンド不織布にメ
ッキを施す前に、親水化処理を実施するのが好ましい。
【0025】この親水化処理としては、例えば、スルホ
ン化処理、フッ素ガス処理、ビニルモノマーのグラフト
重合処理、界面活性剤処理、放電処理、或は親水性樹脂
付与処理などを挙げることができる。
【0026】スルホン化処理としては、特に限定するも
のではないが、例えば、発煙硫酸、硫酸、三酸化イオ
ウ、クロロ硫酸、又は塩化スルフリルからなる溶液中に
前述のようなスパンボンド不織布を浸漬してスルホン酸
基を導入する方法や、一酸化硫黄ガス、二酸化硫黄ガス
或いは三酸化硫黄ガスなどの存在下で放電を作用させて
スパンボンド不織布にスルホン酸基を導入する方法等が
ある。
【0027】フッ素ガス処理についても、特に限定する
ものではないが、例えば、不活性ガス(例えば、窒素ガ
ス、アルゴンガスなど)で希釈したフッ素ガスと、酸素
ガス、二酸化炭素ガス、及び二酸化硫黄ガスなどの中か
ら選んだ少なくとも1種類のガスとの混合ガスに、スパ
ンボンド不織布をさらすことによりスパンボンド不織布
構成繊維の表面を親水化することができる。なお、スパ
ンボンド不織布に二酸化硫黄ガスをあらかじめ付着させ
た後に、フッ素ガスを接触させると、より効率的に親水
性を付与することができる。
【0028】ビニルモノマーのグラフト重合としては、
ビニルモノマーとして、例えば、アクリル酸、メタクリ
ル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、ビ
ニルピリジン、ビニルピロリドン、或いはスチレンを使
用することができる。なお、スチレンをグラフト重合し
た場合には、メッキ液との親和性を付与するために、ス
ルホン化するのが好ましい。これらの中でも、アクリル
酸はメッキ液との親和性に優れているため好適に使用で
きる。
【0029】これらビニルモノマーの重合方法として
は、例えば、ビニルモノマーと重合開始剤を含む溶液中
にスパンボンド不織布を浸漬して加熱する方法、スパン
ボンド不織布にビニルモノマーを塗布した後に放射線を
照射する方法、スパンボンド不織布に放射線を照射した
後にビニルモノマーと接触させる方法、増感剤を含むビ
ニルモノマー溶液をスパンボンド不織布に含浸した後に
紫外線を照射する方法などがある。なお、ビニルモノマ
ー溶液とスパンボンド不織布とを接触させる前に、紫外
線照射、コロナ放電、プラズマ放電などにより、スパン
ボンド不織布表面を改質処理すると、ビニルモノマー溶
液との親和性が高いため、効率的にグラフト重合でき
る。
【0030】界面活性剤処理としては、例えば、アニオ
ン系界面活性剤(例えば、高級脂肪酸のアルカリ金属
塩、アルキルスルホン酸塩、もしくはスルホコハク酸エ
ステル塩など)、又はノニオン系界面活性剤(例えば、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、もしくはポリオ
キシエチレンアルキルフェノールエーテルなど)の溶液
中にスパンボンド不織布を浸漬したり、この溶液をスパ
ンボンド不織布に塗布又は散布して付着させることがで
きる。
【0031】放電処理としては、例えば、コロナ放電処
理、プラズマ処理、グロー放電処理、沿面放電処理又は
電子線処理などがある。これら放電処理の中でも、空気
中の大気圧下で、それぞれが誘電体を担持する一対の電
極間に、これら両方の誘電体と接触するようにスパンボ
ンド不織布を配置し、これら両電極間に交流電圧を印加
し、スパンボンド不織布内部空隙で放電を発生させる方
法であると、スパンボンド不織布の外側だけではなく、
スパンボンド不織布の内部を構成する繊維表面も処理す
ることができる。したがって、スパンボンド不織布内部
にもメッキ液が浸透しやすく、スパンボンド不織布内部
における繊維とメッキとの密着性を高めることができ
る。
【0032】親水性樹脂付与処理としては、例えば、カ
ルボキシメチルセルロース、ポリビニルアルコール、架
橋可能なポリビニルアルコール、又はポリアクリル酸な
どの親水性樹脂を付着させることができる。これらの親
水性樹脂は適当な溶媒に溶解又は分散させた後、この溶
媒中にスパンボンド不織布を浸漬したり、この溶媒をス
パンボンド不織布に塗布又は散布し、乾燥して付着させ
ることができる。なお、親水性樹脂の付着量はスパンボ
ンド不織布全体の0.3〜5mass%であるのが好ま
しい。
【0033】この架橋可能なポリビニルアルコールとし
ては、例えば、水酸基の一部を感光性基で置換したポリ
ビニルアルコールがあり、より具体的には、感光性基と
してスチリルピリジニウム系のもの、スチリルキノリニ
ウム系のもの、スチリルベンゾチアゾリウム系のもので
置換したポリビニルアルコールがある。この架橋可能な
ポリビニルアルコールも他の親水性樹脂と同様にしてス
パンボンド不織布に付着させた後、光照射によって架橋
させることができる。
【0034】本発明の集電材は上述のようなスパンボン
ド不織布にメッキが施されたものである。そのメッキ方
法は特に限定されるものではないが、無電解メッキ法、
必要により電解メッキ法を併用するのが好ましい。
【0035】この無電解メッキ法は、触媒付与化工程と
無電解メッキ工程とに分けられる。触媒付与化工程は、
塩化第一錫の塩酸水溶液で処理した後に塩化パラジウム
の塩酸水溶液で触媒化する方法と、硬化剤のアミノ基を
含む塩化バラジウムの塩酸溶液のみで固定化する方法な
どがあるが、前者による方法の方が、メッキ膜厚の均一
性に優れているため好ましい。
【0036】無電解メッキ工程は、一般的に硝酸ニッケ
ル、塩化ニッケル、硫酸ニッケル等のニッケル塩を含有
する水溶液中でニッケルを還元剤にて還元する方法であ
り、必要に応じて錯化剤、pH調整剤、緩衝剤、安定化
剤等が投入される。特に純度の高いニッケル皮膜を得る
ため、還元剤として水和ヒドラジン、硫酸ヒドラジン、
酸化ヒドラジン等のヒドラジン誘導体を使用する方法が
好ましい。
【0037】この無電解メッキは、連続した長尺状のス
パンボンド不織布を触媒付与槽からメッキ槽へと連続的
に供給してメッキする方法や、スパンボンド不織布をロ
ール状に巻き取った状態のまま、チーズ染色機に投入
し、強制的に液を循環させてメッキする方法、などを挙
げることができる。スパンボンド不織布をロール状に巻
き取った状態のままメッキ工程を実施する場合には、触
媒付与工程のみ、又は無電解メッキ工程のみをロール状
に巻き取った状態のまま実施しても良いし、或いは両工
程をロール状に巻き取った状態のまま実施しても良い。
【0038】なお、必要に応じて電解メッキ膜を更に形
成することができる。電解メッキ法は、メッキ浴を用い
て行われる。メッキ浴としては、ワット浴、塩化浴、ス
ルファミン酸浴が知られている。これに、pH緩衝剤、
界面緩衝剤等の添加剤が使用される場合もある。この浴
に前記無電解メッキしたスパンボンド不織布を陰極に接
続し、ニッケル対極板を陽極に接続して、直流或いはパ
ルス断続電流を通電させることにより、無電解メッキ膜
上に更に電解メッキ膜を形成することができる。
【0039】本発明の電池は上述のような集電材を使用
したものであるため、高率放電特性に優れ、内部抵抗が
低い電池である。この電池の種類は特に限定されるもの
ではないが、ニッケル−カドミニウム電池やニッケル−
水素電池等のアルカリ2次電池であるのが好ましい。
【0040】この好適であるアルカリ2次電池につい
て、図1及び図2に基づいて説明する。図1はアルカリ
2次電池の一部を切り欠いた斜視図であり、図2は図1
のA−A線断面図である。図1及び図2に示すように、
本発明の電池101はスパンボンド不織布(好ましく
は、スルホン化処理、フッ素ガス処理、又はビニルモノ
マーのグラフト処理の親水化処理を実施したスパンボン
ド不織布)にメッキ(好ましくはニッケルメッキ)を施
した上述のような集電材を用いたアルカリ2次電池であ
り、この集電材からなる帯状の正極102と帯状の負極
103を備えている。そして正極102と負極103と
の間には第1セパレータ104aが介装されており、正
極102の内側に第2セパレータ104bが介装された
ロール状発電体106を備えている。そしてこの電池1
01は発電体106を収容し負極を兼ねる導電性の電池
ケース107と、このケース107を封止し正極を兼ね
る封入板108とを備えている。
【0041】正極102は、上述した集電材を帯状に形
成し、端子を取り付ける箇所を押しつぶした後、集電体
全体の空隙部に正極活物質を含む正極ペーストを充填
し、その後、乾燥及び圧延する。そして押しつぶした箇
所に集電用外部端子としてのニッケル片102aをスポ
ット溶接することにより作られる。また、負極103は
上述の集電材を帯状に形成し、端子を取り付ける箇所を
押しつぶした後、集電材全体の空隙部に負極活物質を含
む負極ペーストを充填し、その後、乾燥及び圧延する。
そして、その押しつぶした箇所に集電用外部端子として
のニッケル片(図示せず)をスポット溶接することによ
り作られる。一方、セパレータ104は多孔質シートに
より帯状に形成され、上記正極102及び負極103間
に介装された第1セパレータ104aと、正極102の
内面に積層された第2セパレータ104bとを有する。
第1及び第2セパレータ104a、104bは正極10
2及び負極103の短絡を防止し、かつ電解液を保持す
るように構成される。
【0042】導電性電池ケース107は缶底107aを
有する筒状に形成され、封入板108はこの電池ケース
107の上端の開口部を塞ぐように構成される。電池ケ
ース107はその内周面に負極103が接触するように
発電体106が収容可能に構成される。また、封入板1
08の中央には電池の正極端子を形成する突起108a
が形成される。また、缶底107aと発電体106との
間にはロア絶縁体109aが介装される。発電体106
はロア絶縁体109aが挿入された電池ケース107に
挿入され、発電体106の上端にはアッパ絶縁体109
bが配置される。
【0043】ロア絶縁体109aには負極103にスポ
ット溶接されたニッケル片が挿通可能なスリットが形成
され、アッパ絶縁体109bには正極102にスポット
溶接されたニッケル片102aが挿通可能なスリットが
形成される。負極103にスポット溶接されたニッケル
片はロア絶縁体109aに形成されたスリットを挿通し
て缶底107a側に突出し、正極102にスポット溶接
されたニッケル片102aはアッパ絶縁体109bに形
成されたスリットを挿通して封止板108側に突出する
ように構成される。ロア絶縁体109aのスリットから
突出したニッケル片は缶底107aに接続され、アッパ
絶縁体109bのスリットから突出したニッケル片10
2aは封止板108に接続される。
【0044】アッパ絶縁体109bが電池ケース107
に挿入された状態で、電池ケース107の開口部近傍の
上部にリング状のくびれ部107bが形成され、その後
正極102のニッケル片102aが接続された封止板1
08がそのくびれ部107bにリング状の絶縁用パッキ
ン111を介して配置される。その後電池ケース107
の上端縁を折返して封入板108の外周縁に絶縁用パッ
キン111とともに被せることにより封入板108が電
池ケース107と電気的に絶縁され、電池ケースはその
封入板108により封止される。
【0045】このように構成された電池101では、第
2セパレータ104b、正極102、第1セパレータ1
04a、負極103の順に積層する。このように積層さ
れた状態で、負極103が外側となるようにロール状に
巻回することにより発電体106は製造されるが、本発
明の集電材は柔軟であるため、この集電材を用いた正極
102及び負極103も比較的柔軟なものになり、ロー
ル状に巻回することが比較的容易であり、電池101自
体の組み立てが容易になる。
【0046】また、親水化処理したスパンボンド不織布
にニッケルメッキを施した集電材の場合、ニッケルメッ
キの密着性が高いので、電池の組み立てや充放電を繰り
返してもメッキ膜質が変化することや部分的に欠落する
ことはないため、この集電材を用いたアルカリ2次電池
では、高率放電特性及びサイクル特性を従来の電池より
向上させることができる。
【0047】なお、上述した実施の形態では円筒状の電
池ケース107にロール状に巻かれた発電体106が挿
入された電池を説明したが、電池ケースは角筒状のもの
であっても良い。例えば、発電体は図3に示すように、
正極102及び負極103を渦巻き角状に巻回したも
の、又は図4に示すように、蛇腹状に屈曲積層したもの
であっても良い。
【0048】以下に、本発明の実施例を記載するが、本
発明は以下の実施例に限定されるものではない。
【0049】
【実施例】(集電材の製造) (実施例1)常法のスパンボンド法により、ポリプロピ
レン繊維(繊度:3.3dtex)からなるスパンボン
ド不織布(目付:20g/m、厚さ:0.22mm、
空隙率:90%)を作製した。
【0050】次いで、このスパンボンド不織布を温度6
0℃の発煙硫酸液に浸漬することによりスルホン化処理
を行ない、スルホン化スパンボンド不織布を製造した。
【0051】次いで、このスルホン化スパンボンド不織
布を染色機のキャリヤーに巻き付け、精錬剤を循環、水
洗いし、次に、塩化第1スズ10g/リットル、塩酸2
0ml/リットルを含んだ水溶液を循環させ、水洗後、
塩化パラジウム1g/リットル、塩酸20ml/リット
ルを含む水溶液を循環させて触媒化を行った。
【0052】その後、更に水洗を行い、硫酸ニッケル1
8g/リットル、クエン酸ナトリウム10g/リット
ル、水和ヒドラジン50ml/リットル、25%アンモ
ニア水100ml/リットルに各濃度となる無電解ニッ
ケルメッキ液を、メッキ後の集電材の全重量に対するニ
ッケルメッキ重量が55重量%となる分のニッケルを含
有する液量で、温度60℃に加熱して循環させた。1時
間加熱循環させてメッキ液がほぼ透明となった後に、そ
の循環を止めてメッキしたスルホン化スパンボンド不織
布を取り出し、水洗し、更に乾燥を行って集電材を得
た。このときの実際に得られた集電材の重量変化から計
算したニッケルメッキ量は50重量%であった。
【0053】(比較例1)常法のスパンボンド法によ
り、ポリプロピレン繊維(繊度:3.3dtex)から
なるスパンボンド不織布(目付:27g/m、厚さ:
0.30mm、空隙率:90%)を作製した。
【0054】その後、このスパンボンド不織布を使用し
たこと以外は実施例1と全く同様にして、集電材を製造
した。この集電材のニッケルメッキ量は50重量%であ
った。
【0055】(比較例2)芯成分がポリプロピレンから
なり、鞘成分がポリエチレンからなる芯鞘型複合繊維
(繊度:6.6dtex、繊維長:5mm)を100%
使用し、湿式抄造法により湿式繊維ウエブを形成した
後、この湿式繊維ウエブを温度135℃に設定されたド
ライヤーへ供給し、前記芯鞘型複合繊維の鞘成分を融着
させて、湿式融着不織布(目付:27g/m、厚さ:
0.23mm、空隙率:88%)を作製した。
【0056】その後、この湿式融着不織布を使用したこ
と以外は実施例1と全く同様にして、集電材を製造し
た。この集電材のニッケルメッキ量は50重量%であっ
た。
【0057】(比較例3)ウレタン樹脂の発泡体シート
に公知のニッケルメッキを施し、更に還元性雰囲気下で
焼成してそのウレタン樹脂を熱分解除去し、メッキされ
たニッケルを網状骨格とする3次元網状構造の集電材
(目付:420g/m、厚さ:0.8mm、空隙率:
92%)を作製した。
【0058】(正極の作製)実施例1及び比較例1〜3
の集電材の隙間部に正極ペースト剤を充填した後、乾燥
し、室温でロール圧延して所定の大きさに切り揃えた
後、これらの集電材に集電用外部端子としてニッケル片
をそれぞれスポット溶接することにより正極を作製し
た。ここで、正極ペースト剤としては、水酸化ニッケル
粉末を90重量%、導電助剤としてカルボニルニッケル
粉末を8重量%、一酸化コバルト粉末を2重量%、増粘
剤としてカルボキシメチルセルロース、更に粘着剤とし
てポリテトラフルオロエチレンを含むものを使用した。
なお、このような正極は実施例1及び比較例1〜3の集
電材を用いて3枚づつ作製した。
【0059】(負極の作製)比較例3と同一の3次元網
状構造の集電材の隙間部に負極ペースト剤を充填した
後、乾燥し、室温でロール圧延して所定の大きさに切り
揃えた後、これらの集電材に集電用外部端子としてニッ
ケル片をそれぞれスポット溶接することにより負極を作
製した。ここで、負極ペースト剤としては、水素吸蔵合
金粉末をベースとし、増粘剤としてカルボキシメチルセ
ルロース、更に粘着剤としてポリテトラフルオロエチレ
ンを含むものを使用した。なお、このような負極は12
枚作製した。
【0060】(電池の作製)AA電池サイズの円筒形電
池ケースを12個用意した。一方、芯成分がポリプロピ
レンからなり、鞘成分がポリエチレンからなる芯鞘型複
合繊維(繊度:2.2dtex、繊維長:5mm)を1
00%使用した融着不織布からなるセパレータを準備し
た。実施例1及び比較例1〜3から任意の正極を選択
し、前記セパレータ、正極、前記セパレータ、負極の順
に重ね合わせた。次いで、この重ね合わせた積層体を、
図2に示すように正極が内側となるように渦巻き円状に
巻いて発電体を形成し、それぞれの発電体を前記円筒形
電池ケースに挿入した。そして、負極を兼ねた円筒形電
池ケースに負極の集電用外部端子を缶底に溶接し、その
後ネッキングを行い、アルカリ電解液を所定量注入し
た。その後、円筒形電池ケース上部を正極端子を兼ねた
封入板で密閉してアルカリ2次電池を作製した。
【0061】(内部抵抗の測定)LCRメーター(HI
OKI製)を用いて、交流1KHzでの比抵抗を測定し
た。この結果は表1に示す通りであった。
【0062】(高率放電特性)各電池のそれぞれの容量
をCと表した場合に、C/5で表される充電速度で6時
間充電した後15分間放置し、その後放電速度8Cにお
いて電圧が0.8Vになるまで放電し、この時の放電容
量を測定した。この結果は表1に示す通りであった。
【0063】
【表1】
【0064】表1から明らかなように、本発明の集電体
を用いた電池は内部抵抗が低く、しかも高率放電特性に
優れていることがわかった。
【0065】
【発明の効果】本発明の電池用集電材は内部抵抗が低い
電池を製造でき、活物質充填時等に座屈や折損が起こり
にくいものである。また、高率放電特性に優れる電池を
製造できるものである。
【0066】本発明の電池は高率放電特性に優れ、内部
抵抗が低い電池である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アルカリ2次電池の一部を切り欠いた斜視図
【図2】 図1のA−A線断面図
【図3】 集電体が渦巻き角状に巻回された図2に対応
する断面図
【図4】 集電体が蛇腹状に屈曲積層された図2に対応
する断面図
【符号の説明】
101 アルカリ2次電池 102 正極 102a ニッケル片 103 負極 104 セパレータ 104a 第1セパレータ 104b 第2セパレータ 106 発電体 107 電池ケース 107a 缶底 107b くびれ部 108 封入板 108a 突起 109a ロア絶縁体 109b アッパ絶縁体 111 絶縁用パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 政尚 茨城県猿島郡総和町大字北利根7番地 日 本バイリーン株式会社内 Fターム(参考) 5H017 AA02 BB16 CC25 EE04 EE07 HH03 5H028 BB10 EE01 EE06 HH05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚さが0.25mm以下のスパンボンド
    不織布にメッキが施されていることを特徴とする電池用
    集電材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電池用集電材を用いて
    いることを特徴とする電池。
JP2002084777A 2002-03-26 2002-03-26 電池用集電材及びこれを用いた電池 Pending JP2003282066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002084777A JP2003282066A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 電池用集電材及びこれを用いた電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002084777A JP2003282066A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 電池用集電材及びこれを用いた電池

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003282066A true JP2003282066A (ja) 2003-10-03

Family

ID=29231975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002084777A Pending JP2003282066A (ja) 2002-03-26 2002-03-26 電池用集電材及びこれを用いた電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003282066A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005235421A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 角型ニッケル−水素電池
CN100435404C (zh) * 2004-06-04 2008-11-19 三樱工业株式会社 碱性电池、集电材料、电极、及电极的制造方法
JP2010266462A (ja) * 2005-12-06 2010-11-25 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置用反応セルの製造方法
US7998621B2 (en) 2005-01-14 2011-08-16 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Collector, battery electrode substrate, and methods for producing the same
WO2022118692A1 (ja) 2020-12-01 2022-06-09 クラレクラフレックス株式会社 集電体、電極および非水電解質電池

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005235421A (ja) * 2004-02-17 2005-09-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 角型ニッケル−水素電池
CN100435404C (zh) * 2004-06-04 2008-11-19 三樱工业株式会社 碱性电池、集电材料、电极、及电极的制造方法
US7998621B2 (en) 2005-01-14 2011-08-16 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Collector, battery electrode substrate, and methods for producing the same
JP2010266462A (ja) * 2005-12-06 2010-11-25 Hitachi High-Technologies Corp 自動分析装置用反応セルの製造方法
WO2022118692A1 (ja) 2020-12-01 2022-06-09 クラレクラフレックス株式会社 集電体、電極および非水電解質電池
KR20230113753A (ko) 2020-12-01 2023-08-01 구라레 구라후렛쿠스 가부시키가이샤 집전체, 전극 및 비수 전해질 전지

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100739914B1 (ko) 알칼리 2차 전지용 집전기, 이의 제조 방법 및 이를이용한 알칼리 2차 전지
JP3221337B2 (ja) アルカリ蓄電池用セパレータ
JP4903959B2 (ja) 電池用集電材及びそれを用いた電池
US6994935B2 (en) Process for producing separator for batteries, the separator for batteries, and alkaline storage batteries using the same
JP2005347177A (ja) アルカリ電池
JP3527586B2 (ja) アルカリ蓄電池用ニッケル電極の製造法
JP2003282066A (ja) 電池用集電材及びこれを用いた電池
KR100456709B1 (ko) 알칼리전지용격리판및그의제조방법
JP4776876B2 (ja) 電池用セパレータ及びこれを備えた電池
JP2002319410A (ja) アルカリ二次電池用電極及びそれを用いたアルカリ二次電池
JP4220718B2 (ja) 電池用集電材及びそれを用いた電池
JP4450518B2 (ja) 電池用セパレータ及び電池
JP4065637B2 (ja) 電池用セパレータ及びその製造方法
JP4474148B2 (ja) アルカリ二次電池用電極及びその製造方法
JP4580139B2 (ja) 電池用集電材及びこれを用いた電池
JPH07134979A (ja) 電 池
JP3781058B2 (ja) 電池用電極基板及びその製造方法
JP2011054544A (ja) 蓄電デバイス用セパレータ
JP2009026562A (ja) 電池用電極基材、電池用電極、及び電池
JPH10106527A (ja) アルカリ蓄電池
JP2008181825A (ja) アルカリ電池用ニッケル極
JP2008117579A (ja) アルカリ電池用水素吸蔵合金負極
JP3993718B2 (ja) 親水化処理方法及び電池用セパレータの製造方法
JPH08138680A (ja) 電池用電極基板及びその製造方法
JP2011054545A (ja) 蓄電デバイス用セパレータ