JP2003281986A - 温度ヒューズ - Google Patents

温度ヒューズ

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JP2003281986A
JP2003281986A JP2002084816A JP2002084816A JP2003281986A JP 2003281986 A JP2003281986 A JP 2003281986A JP 2002084816 A JP2002084816 A JP 2002084816A JP 2002084816 A JP2002084816 A JP 2002084816A JP 2003281986 A JP2003281986 A JP 2003281986A
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JP
Japan
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fuse element
lead
fuse
present
case
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JP2002084816A
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Kunihiko Moriya
邦彦 守屋
Yoshitaka Sato
佳孝 佐藤
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Anzen Dengu KK
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Anzen Dengu KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛は人体にとって有害であり、いわゆる環境
性に欠ける。この発明はそのことに着目し、鉛を含有し
ていないヒューズエレメントを用い、環境性を良好とし
た温度ヒューズを提供することを目的とする。 【解決手段】 この発明は、ヒューズエレメントは、合
金組成がIn45〜47重量%、残部Biからなり、P
bを含有していないものを用いることに特徴を有してい
る。このため、かかるヒューズエレメントを用いた温度
ヒューズは、いわゆる安全性が向上し、また、品質が良
好となる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電子機器等に用
いられる温度ヒューズに関する。 【0002】 【従来の技術】温度ヒューズは、過昇温度を感知して溶
断する可溶合金からなるヒューズエレメントが一対のリ
ード線間またはシート状のリード導体間に設けられて構
成されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来、このヒューズエ
レメントとしては、鉛(Pb)を含有するヒューズエレ
メントを使用していた。しかしながら、鉛は人体に対し
有害であるため、最近、環境性を考慮し、例えば半田付
け用の半田はいわゆる鉛フリーを用いる傾向にある。 【0004】本発明でもこのことを考慮し、その目的と
するところは、鉛を含有していないヒューズエレメント
を用い、環境性を良好とした温度ヒューズを提供するこ
とにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、リード線間
またはシート状のリード導体間に可溶合金からなるヒュ
ーズエレメントが設けられた温度ヒューズにおいて、前
記ヒューズエレメントは、合金組成がIn45〜47重
量%、残部Biに構成することにより、上記目的を達成
している。 【0006】 【発明の実施の形態】この発明は、ヒューズエレメント
を、Pbを含有することなく、合金組成がIn45〜4
7重量%、残部Biからなるものを用いるようにしてい
る。また、これは種々のタイプの温度ヒューズに適用し
得る。 【0007】 【実施例1】図1は温度ヒューズが筒型アキシャルタイ
プからなる本発明の第1実施例を示す。 【0008】この温度ヒューズ1は、周囲に、精製ロジ
ンに活性剤を混合してなるロジン系フラックス2が塗布
された可溶合金3からなるヒューズエレメント4の両端
にそれぞれリード線4を接続し、これをフェノール樹脂
またはセラミック製等の両端が開口した筒状のケース5
内に収納し、かつケース5の両端の開口部をエポキシ系
の合成樹脂からなる封止部6により封止して構成されて
いる。リード線4の半田付け接続は鉛フリータイプによ
って行われる。 【0009】上記においてロジン系フラックス2はヒュ
ーズエレメント3の酸化防止や、ヒューズエレメント3
が溶断した際にその球状化分断を促すために用いられて
いる。 【0010】この実施例で用いられるヒューズエレメン
ト3は、Bi54重量%、In46重量%の合金組成の
母材を線引きにして直径670μmの線に加工し、この
線を5mmの長さに切断したものを用い、温度ヒューズ
とした。 【0011】この実施例品100個を、0.1Aの電流
を通電しつつ、昇温速度1℃/分のオイルバスに浸漬
し、溶断による通電遮断時のオイルの温度を測定したと
ころ、動作温度は93±1℃であった。また、上記した
合金組成の範囲であれば、93℃を中心としてプラスマ
イナス3℃の範囲に納めることができ、この実施例品は
十分実用に供することができた。また、鉛を含有してい
ないため、人体にとって無害である。 【0012】図2はその特性図を示し、横軸は動作温
度、縦軸は吸熱量を示す。この図より、この可溶合金は
約92℃で固相単独の一相状態から、固相と液相とのニ
相共存状態となり、約94℃でニ相共存状態から液相単
独の一相状態に相変化することがわかる。 【0013】 【実施例2】図3は本発明の第2の実施例を示す。 【0014】この実施例における温度ヒューズ1は、ヒ
ューズエレメント3を箱型のケース5A内に収納された
ラジアル型のものにて構成してある。 【0015】すなわち、ケース5Aは断面ほぼU字状を
なす有底筒状をなしている。そして、このケース5Aは
フェノール樹脂やセラミック等からなり、内側の底部ヒ
ューズエレメント3が収納されている。このヒューズエ
レメント3の両端にはリード線4の一端がそれぞれ接続
され、これらのリード線4の他端は必要に応じ適宜屈曲
されケース5Aの上方から外部に引き出されている。 【0016】そして、ヒューズエレメント3の周囲に
は、上述の実施例と同様、ロジン系フラックス2が設け
られている。また、ケース5Aの上方開口部はエポキシ
系の如き合成樹脂からなる封止部6によって塞がれてい
る。 【0017】 【実施例3】図4は薄型基板タイプの本発明の第3実施
例を示す。 【0018】図中5BはセラミックまたはPBT等から
なる絶縁性の樹脂成形品等からなる薄型矩形状の絶縁基
板であり、下ケースとして機能し、この絶縁基板5Bの
両側には薄いシート状の一対のリード導体4Aが設けら
れている。このリード導体4Aは、Cuメッキを施した
Ni板、Snメッキをした真ちゅう板またはSnメッキ
したCu板からなる。 【0019】これらリード導体4Aの内端は間隔を介し
絶縁基板5B上に対向配置され、各リード導体4Aの内
端部間はヒューズエレメント3によって接続されてい
る。 【0020】このヒューズエレメント3周囲はロジン系
のフラックス2が塗布され、上部に上ケースとして機能
する蓋5Cが設けられる。 【0021】この蓋5Cは絶縁基板5Bと同様の素材か
らなり、絶縁基板5Bと蓋5C間の外周にエポキシ樹脂
等の封止剤6を塗布することによって一体化され、温度
ヒューズ1が構成されている。 【0022】上記第2、第3実施例におけるヒューズエ
レメント3も第1実施例と同様の素材から構成されてい
る。 【0023】なお、温度ヒューズとしては上記構成例の
みに限定されるものでなく、本発明の精神を逸脱しない
範囲で種々の設計変更が可能であることは勿論である。 【0024】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、ヒューズ
エレメントは鉛を含有していないものからなるため、人
体に無害であり、耐環境性に優れる、という効果があ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施例の断面説明図を示す。 【図2】本発明の特性図を示す。 【図3】本発明の第2実施例の断面図を示す。 【図4】本発明の第3実施例の一部を破断した概略平面
図を示す。 【符号の説明】 1 温度ヒューズ 2 フラックス 3 ヒューズエレメント 4 リード線 4A リード導体 5、5A ケース 5B 絶縁基板 5C 蓋 6 封止剤

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 リード線間またはシート状のリード導体
    間に可溶合金からなるヒューズエレメントが設けられた
    温度ヒューズにおいて、 前記ヒューズエレメントは、合金組成がIn45〜47
    重量%、残部Biからなることを特徴とする温度ヒュー
    ズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7016570B1 (ja) * 2021-03-05 2022-02-07 エス・オー・シー株式会社 ヒューズ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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