JP2003281193A - 検針データ管理システム及び検針方法 - Google Patents

検針データ管理システム及び検針方法

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JP2003281193A
JP2003281193A JP2002087486A JP2002087486A JP2003281193A JP 2003281193 A JP2003281193 A JP 2003281193A JP 2002087486 A JP2002087486 A JP 2002087486A JP 2002087486 A JP2002087486 A JP 2002087486A JP 2003281193 A JP2003281193 A JP 2003281193A
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guideline
value
meter
determination
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Application number
JP2002087486A
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English (en)
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Yoshizo Nakai
喜三 中井
Yasuhiro Ide
康弘 井出
Kosuke Nakatani
浩介 中谷
Hirosaku Matsui
啓作 松居
Takeshi Mizutani
健 水谷
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Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02B90/20Smart grids as enabling technology in buildings sector

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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、需要者による検針方法を実
施するための検針データ管理システム10において、そ
の申告された指針値が適正であるかを判定すると共に、
指針値の不申告を抑制することができる技術を確立する
点にある。 【解決手段】 受付手段21が、複数の申告者A,Bが
読み取った同一のメータ装置7の指針値の夫々を申告指
針値として受け付けるように構成され、受付手段21で
受け付けた複数の申告指針値の内の1つの申告指針値を
判定対象指針値とし、他の申告指針値を判定基準指針値
として、判定対象指針値が少なくとも判定基準指針値に
対して適正であるか否かを判定し、適正であると判定し
た判定対象指針値を需要者への料金計算用の確定指針値
として出力する判定手段22を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】需要者側への供給対象の供給
量を計測するメータ装置に対して、申告者が読み取った
前記メータ装置の指針値を申告指針値として受け付ける
受付手段を備えた検針データ管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】上記メータ装置として、ガスメータ、電
力メータ、水道メータ、及びカロリーメータ等がある。
かかるメータ装置は、ガス、電気、水、冷温熱等の供給
対象を供給するエネルギー業者が、供給対象が供給され
る需要者宅に設置するものであり、供給対象の需要者へ
の積算供給量を計測する積算ガス流量計、積算電力計、
積算水流量計、及び積算熱量計等の計測器が設けられて
おり、その計測された積算供給量が指針値として表示さ
れる。
【0003】そして、このような供給者自身若しくはそ
の供給者から依頼された検針員は、例えば一ヶ月毎の検
針時期にメータ装置の実際の指針値を収集する所謂検針
を行なう。そして、このように収集された指針値に関す
る検針データが検針データベース等に格納され、エネル
ギー業者は、このように検針データベースに格納された
検針データから1ヶ月等の期間供給量を算出し、その期
間供給量とエネルギー業者が設定する供給対象の料金計
算表(料金計算式)とから需要者に1ヶ月毎に課金する
料金を算出する。
【0004】また、現在一般的に行われている検針方法
としては、検針員が、ハンディーターミナルを持参し
て、例えば、一ヶ月毎に所定の需要者宅に出向き、各需
要者宅に設けられたメータ装置の申告指針値を読み取
り、その申告指針値をハンディーターミナルに入力して
収集する検針方法がある。
【0005】他の検針方法としては、需要者宅に設けら
れたメータ装置に、申告指針値を計測する計測手段と、
センタに無線若しくは電話回線等を利用して通信可能な
通信装置とを設け、センタから通信手段により通信装置
に対して実測指針値を要求し、計測された申告指針値を
通信手段を介して受信して収集し、収集した申告指針値
を前記センタに設けられた検針データ管理システムにお
ける申告指針値登録手段により検針データベースに格納
する所謂自動検針方法がある。
【0006】しかしながら、前者の検針員が需要者宅に
出向く検針方法では多くの人件費がかかり、後者の自動
検針方法では、メータ装置に高価な通信装置等を設ける
必要が有るので、何れの検針方法においても検針にかか
る費用が高くなる。
【0007】そこで、近年、検針方法として、例えば、
需要者側に設けられた携帯電話又はコンピュータ等の入
力端末からメータ装置の指針値に関するデータをインタ
ーネット網等を介して受信可能なサーバシステムからな
る検針データ管理システムを用い、需要者自身にメータ
装置の指針値の読み取りとその読み取った指針値の検針
データ管理システムへの送信とを依頼し、検針員等が需
要者宅へ出向くことなく、需要者自身が読み取り送信し
た指針値を検針データ管理システムにおいて受信するこ
とで指針値の収集を行なうという需要者による検針方法
が検討されている。そして、このような検針方法は、指
針値の収集にかかる人件費を低減することで、検針の費
用を安価に抑え、例えば、供給対象の割引という形で需
要者に還元したり、指針値の申告をした需要者へのその
申告に対する対価を支払うことで、需要者の経済的負担
を軽減することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
需要者による検針方法において、不慣れな需要者自身が
メータ装置の指針値を読み取るので、読取ミス等によ
り、誤った指針値が申告されることが考えられるが、申
告された指針値が適正であるかを判定することができる
有効な方法はない。
【0009】また、需要者は、予め指定された検針時期
にメータ装置の指針値を読み取るように依頼されるが、
需要者自身の都合(休暇及び病気等)により指針値を申
告することができない場合には、その期間の料金を計算
することができないため、次の期間の料金が高くなり、
需要者への経済的負担が大きくなる。
【0010】従って、本発明は、上記の事情に鑑みてな
されたものであり、その目的は、需要者による検針方法
において、その申告された指針値が適正であるかを判定
すると共に、指針値の不申告を抑制することができる技
術を確立する点にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る検針データ管理システムの第一の特徴構
成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した如く、
需要者側への供給対象の供給量を計測するメータ装置に
対して、申告者が読み取った前記メータ装置の指針値を
申告指針値として受け付ける受付手段を備えた検針デー
タ管理システムであって、前記受付手段が、複数の前記
申告者が読み取った同一の前記メータ装置の指針値の夫
々を前記申告指針値として受け付けるように構成され、
前記受付手段で受け付けた前記複数の申告指針値の内の
1つの前記申告指針値を判定対象指針値とし、他の前記
申告指針値を判定基準指針値として、前記判定対象指針
値が少なくとも前記判定基準指針値に対して適正である
か否かを判定し、前記適正であると判定した前記判定対
象指針値を前記需要者への料金計算用の確定指針値とし
て出力する判定手段を備えた点にある。
【0012】即ち、上記第一の特徴構成によれば、上記
受付手段により、例えば、同一のメータ装置の指針値を
読み取った複数の申告者側の携帯電話又はクライアント
端末等の入力端末から、夫々が読み取った複数の指針値
を、インターネット網等の通信ネットワークを介して夫
々受信し、そのように受信することで複数の指針値の夫
々を申告指針値として受け付けることができる。尚、本
願において、申告者が読み取った指針値を検針データ管
理システム側に送信することで申告した申告指針値を、
申告者の申告指針値と呼ぶ。
【0013】さらに、上記判定手段により、その複数の
申告指針値の内の1つである判定対象指針値と、その他
の申告指針値である判定基準指針値とを比較し、例え
ば、判定対象指針値が判定基準指針値に対して許容範囲
内である場合には判定対象指針値が正確なメータ装置の
指針値であり適正であるとするように、判定対象指針値
が判定基準指針値に対して適正であるかを判定すること
ができる。そして、適正であると判定した判定対象指針
値は、メータ装置の実際の指針値である可能性が高いと
判断できるので、上記確定指針値として出力して、需要
者へ課金される料金を算出するために利用することがで
きる。
【0014】従って、上記申告者から申告された申告指
針値が適正であるかを簡単な構成により判定することが
でき、さらに、複数の申告者により複数の申告指針値が
登録されるので、指針値が全く申告されないことを抑制
することができる。
【0015】同第二の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項2に記載した如く、上記第一の特徴構成に加え
て、前記判定対象指針値が、前記受付手段で受け付けた
前記複数の申告指針値の内、前記複数の申告者の夫々に
対して予め設定された優先順位において最上位の前記申
告者側から受付けた前記申告指針値である点にある。
【0016】即ち、上記第二の特徴構成によれば、複数
の申告者の申告指針値を受け付ける場合、その申告指針
値を入力した複数の申告者の内予め設定された優先順位
が最上位である申告者の申告指針値を、後に指針値判定
手段により上記確定指針値として出力される可能性があ
る上記判定対象指針値とすることが好ましい。また、メ
ータ装置と夫々の申告者の居所との距離や、そのメータ
装置により供給対象の供給量が計測される需要者と夫々
の申告者との関係等を考慮して、上記夫々の申告者の優
先順位を設定することができる。
【0017】同第三の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項3に記載した如く、上記第二の特徴構成に加え
て、前記複数の申告者が前記需要者を含むものであると
共に、前記優先順位が前記需要者を最上位とする順位で
ある点にある。
【0018】即ち、上記第三の特徴構成によれば、上記
複数の申告者が需要者を含み、需要者自ら指針値の読み
取りを行なう場合には、上記第二の特徴構成で説明した
優先順位を、前記需要者が最上位となるように設定する
ことにより、需要者の申告指針値を後に確定指針値とな
る可能性がある判定対象指針値とすることが好ましい。
【0019】同第四特徴構成は、特許請求の範囲の欄の
請求項4に記載した如く、上記第一乃至三の何れかの特
徴構成に加えて、前記判定手段で前記判定基準指針値と
される前記他の申告指針値を、前記判定対象指針値に対
する検針時期の差に基づいて補正する補正手段を備えた
点にある。
【0020】複数の申告者がメータ装置の指針値の検針
時期(即ち、申告者が実際の指針値を読み取った時期)
の夫々は、予め夫々の申告者に対して通知された期間内
において、差が生じることが多く、複数の申告指針値の
夫々において、その検針時期の差に起因する若干の差が
存在する場合がある。そして、判定手段は、判定対象指
針値と判定基準指針値との間に、そのような差が存在す
る場合に、判定対象指針値が適正でないと誤判定してし
まうことがある。そこで、上記第四の特徴構成によれ
ば、判定手段により判定対象指針値が適正であるかを判
定する前に、その判定に用いられる判定基準指針値とさ
れる上記判定対象指針値以外の他の申告指針値を、判定
対象指針値と判定基準指針値との検針時期が同じであっ
たと仮定した場合の指針値に補正するなどして、上記検
針時期の差に基づいて補正することができ、その補正後
の申告指針値を判定基準指針値とし、その判定基準指針
値を用いて判定対象指針値が適正であるかを判定するこ
とで、検針時期の差による誤判定を抑制することができ
る。
【0021】同第五の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項5に記載した如く、上記第一乃至四の何れかの
特徴構成に加えて、過去の検針時期における前記確定指
針値に関する検針データを格納する検針データベース
と、前記検針データベースに格納されている前記検針デ
ータを用いて前記申告指針値に対応する推定指針値を推
定する推定手段とを備え、前記判定手段が、前記他の申
告指針値と前記推定指針値とを前記判定基準指針値とす
る点にある。
【0022】即ち、上記第五の特徴構成によれば、検針
データベースには、過去の検針時期において判定手段で
出力された確定指針値自身又はその確定指針値から算出
された各測定期間における供給対象の供給量又はその供
給量から算出された料金等の確定指針値に関する検針デ
ータが夫々格納され、上記推定手段により、その過去の
検針データを用いて、今回の検針時期の指針値を推定指
針値として推定することができる。
【0023】そして、判定手段は、判定対象指針値が判
定基準指針値としての他の申告指針値及び推定指針値の
両方または一方に対して適正である場合には、その判定
対象指針値を確定指針値として出力し、逆に、判定対象
指針値が他の申告指針値及び推定指針値の両方または一
方に対して適正でない場合には、判定対象指針値が誤申
告によるものである確率が高いと判断できるので、その
判定対象指針値は確定指針値とせずに、例えば各申告者
に対して再度指針値の申告を依頼することができる。
【0024】同第六の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項6に記載した如く、上記第一乃至五の何れかの
特徴構成に加えて、過去の検針時期における前記確定指
針値に関する検針データを格納する検針データベース
と、前記検針データベースに格納されている前記検針デ
ータを用いて前記申告指針値に対応する推定指針値を推
定する推定手段とを備え、前記判定手段が、前記受付手
段で受け付けた前記申告指針値が単数であった場合に、
前記受付手段で受け付けた前記申告指針値を判定対象指
針値とし、前記推定指針値を前記判定基準指針値とする
ように構成されている点にある。
【0025】即ち、上記第六の特徴構成によれば、上記
第五の特徴構成と同様に、確定指針値自身又は供給量又
は料金等の確定指針値に関する検針データが夫々格納さ
れ、上記推定手段により、その過去の検針データを用い
て、今回の検針時期の指針値を推定指針値として推定す
ることができる。
【0026】そして、判定手段は、一人の申告者からし
か申告指針値の申告がなく、受付手段で受け付けた申告
指針値が単数であった場合には、判定対象指針値として
の申告指針値が、判定基準指針値としての推定指針値に
対して適正である場合には、その申告指針値を確定指針
値として出力し、逆に、申告指針値が推定指針値に対し
て適正でない場合には、申告指針値が誤申告によるもの
である確率が高いと判断できるので、その申告指針値は
確定指針値とせずに、例えば各申告者に対して再度指針
値の申告を依頼することができる。
【0027】従って、本発明の検針データ管理システム
は、複数の申告者に対して深刻指針値の申告を依頼した
にも関わらず、一人の申告者からしか申告指針値の申告
がなかった場合でも、その申告指針値が適正であった場
合に確定指針値として出力することができる。
【0028】同第七の特徴構成は、特許請求の範囲の欄
の請求項7に記載した如く、上記第一乃至六の何れかの
特徴構成に加えて、前記判定手段が前記判定対象指針値
を適正でないと判定した場合に、前記申告者側に前記申
告指針値の再申告依頼処理を行なう再申告依頼処理手段
を備えた点にある。
【0029】即ち、上記第七の特徴構成によれば、再申
告指依頼処理手段を設けることで、判定手段において判
定対象指針値が判定基準指針値等に対して適正でないと
判定し、その判定対象指針値を料金算出陽の確定指針値
として出力することができない場合には、申告者全員又
は優先順位が高い一部の申告者等の申告者側に再度指針
値を申告するように依頼するための電子メールを送信す
るなどする再申告処理を行い、その申告者から再度申告
指針値の入力を受付けることができる。
【0030】この目的を達成するための本発明に係る検
針方法の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項8に
記載した如く、需要者側への供給対象の供給量を計測す
るメータ装置に対して、複数の申告者が読み取った同一
の前記メータ装置の指針値の夫々を申告指針値として受
け付ける受付工程と、前記受付工程で受け付けた前記複
数の申告指針値の内の1つの前記申告指針値を判定対象
指針値とし、他の前記申告指針値を判定基準指針値とし
て、前記判定対象指針値が少なくとも前記判定基準指針
値に対して適正であるか否かを判定し、前記適正である
と判定した前記判定対象指針値を前記需要者への料金計
算用の確定指針値として出力する判定工程とを実行する
点にある。
【0031】即ち、上記本発明に係る検針方法は、上記
第一の特徴構成の検針データ管理システムにより好適に
実行されて同様の作用効果を発揮することができる。従
って、判定工程において、上記申告者から申告された申
告指針値が適正であるかを簡単な構成により判定するこ
とができ、さらに、受付工程において、複数の申告者に
より複数の申告指針値の申告を受け付けるので、指針値
が全く申告されないことを抑制することができる。
【0032】さらに、本発明に係る検針方法の特徴構成
は、特許請求の範囲の欄の請求項9に記載した如く、上
記の検針方法の特徴構成に加えて、前記受付工程を実行
する前に、前記複数の申告者の夫々に対して前記申告指
針値の申告依頼処理を行なう申告依頼処理工程を実行す
る点にある。
【0033】即ち、本特徴構成によれば、上記申告依頼
処理工程において、複数の申告者側に指針値を申告する
ように依頼するための電子メールを送信するなどの申告
依頼処理を行なってから、上記受付工程を実行するの
で、申告者が申告指針値の申告を忘れてしまうことを抑
制し、複数の申告指針値を確実に受け付けることができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明に係る検針データ管理シス
テムの実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1に示す検針データ管理システム10(以下、本シス
テム10と略称する。)は、需要者側に設けられた携帯
電話又はコンピュータ等の入力端末1から、需要者へ供
給されるガス,電気,水等の供給対象の積算供給量を計
測するメータ装置7の表示部8に表示されている指針値
に関するデータを、インターネット網又は公衆回線又は
専用回線等の通信ネットワーク5を介して受信可能な通
信部11を備えたサーバシステムからなる。また、本シ
ステム10は、需要者等の申告者A,Bに対してメータ
装置7の指針値の読み取りとその読み取った指針値の本
システム10への送信とを依頼し、複数の申告者A,B
(本実施形態では、申告者の人数を2名としている。)
が読み取り送信した指針値を受信することで指針値の収
集を行なうという需要者による検針方法に利用される。
【0035】上記入力端末1は、供給対象の供給業者か
ら、同一のメータ装置7の指針値を所定の検針時期に読
み取り、その指針値を申告するように委託された複数の
申告者A,B側に設けられている。また、各申告者A,
B側に設けられている入力端末1は、通信ネットワーク
5に対して上記申告指針値の送信等を行なうことができ
る携帯電話又はパーソナルコンピュータ等で構成されて
いる。また、このような入力端末1は、検針データ管理
システム10との間で所定の情報に関する通信を行うた
めの通信部2と、検針データ管理システム10から受信
した所定の情報をディスプレイ等に表示するための出力
部4と、上記指針値等の入力を行なうキーボード等の入
力部3とを備えて構成されている。
【0036】夫々の申告者A,Bは、上記メータ装置7
の指針値を、供給業者が指定した所定の指定日までに読
み取り、申告者A,Bの認証情報等の付加情報と共に、
その指針値と検針日(検針時期の一例)とを入力部3か
ら入力端末1に入力して、通信ネットワーク5を介して
検針データベース10側に送信する。尚、申告者A,B
が、検針時期として、検針日以外に、検針時間(時、
分、秒等)を入力するように構成しても構わない。
【0037】本システム10は、通信部11で受信した
申告指針値及び読取日時やハードディスク等からなる記
憶部15に構築された後述の検針データベースDBに格
納されている各種データを用いて所定の演算処理を行な
うCPUからなる演算部20、通信部11で受信した申
告指針値や演算部20の演算結果等のデータを記憶する
記憶部10、及び、演算部20の演算結果や記憶部15
に記憶されているデータ等をディスプレイ又はプリンタ
に出力したり電子データとして他の端末の出力するため
の出力部12等を備えたコンピュータで構成されてい
る。また、記憶部15には、上記検針データベース以外
に、複数の申告者とメータ装置7とを関連付けるための
申告者データベース等が構築される。
【0038】記憶部15に構築される検針データベース
DBは、図2に示すように、後述の判定手段22で適正
と判定された判定対象指針値XMである確定指針値X
や、後述の料金データ生成手段24で生成された期間供
給量I及びその期間供給量Iから算出された料金等と、
後述の推定手段24により推定された推定指針値XE
その推定指針値XEと前月の確定指針値Xとの差である
推定期間供給量IEとが、1ヶ月毎の検針データとして
各測定期間の年y及び月mに関連付けて格納し、さら
に、それら検針データを需要者のID番号等に関連付け
て需要者毎に格納するように構成されている。また、図
2に示す検針データベースDBの各検針データには、説
明を簡略化するために、各月毎に1ずつ増加するデータ
番号Nを付してある。
【0039】本システム10の演算部20は、所定のプ
ログラムを実行することにより、各申告者A,B側の入
力端末1に電子メール等を送信して、所定の検針日まで
にメータ装置7の指針値を読み取って申告するように依
頼する申告依頼工程を実行するための申告依頼手段25
と、上記申告依頼手段25により指針値の申告が依頼さ
れた申告者A,B側の入力端末1から通信ネットワーク
5を介して通信部11で受信した複数の指針値を申告指
針値(本実施例において、申告者Aから申告された申告
指針値をXA、申告者Bから申告された申告指針値をXB
とする。)として受け付ける受付工程を実行する受付手
段21として機能するように構成されている。
【0040】また、上記夫々の申告者A,Bには、予め
供給業者により、ランダムに又は所定のルールに従っ
て、優先順位が設定されている。そして、夫々の申告者
A,B側から申告された複数の申告指針値の内、上記優
先順位において最上位の申告者側から申告された申告指
針値を後述の判定対象指針値XMとして取り扱い、その
他の申告者側から申告された申告指針値を後述の判定基
準指針値XSとして取り扱う。尚、上記判定対象指針値
Mとされる申告指針値は、実際に受付手段21により
申告指針値の受け付けを行なった複数の申告者の中で、
最も優先順位が高い申告者が申告した申告指針値であ
り、申告指針値の申告を行なわなかった申告者の優先順
位は問題とならない。例えば、4人の申告者の内、優先
順位が2番目の申告者と、優先順位が3番目の申告者と
の夫々が、申告指針値の申告を行なった場合には、優先
順位が2番目の申告者の申告指針値を判定対象指針値と
して取り扱うことになる。
【0041】さらに、上記複数の申告者A,Bが、メー
タ装置7を介して供給対象が供給される需要者である申
告者A(本実施形態においては、申告者Aを需要者とす
る。)を含む者である場合には、上記優先順位を、需要
者である申告者Aを最上位として設定することが好まし
く、需要者である申告者Aから申告指針値XAを受付け
た場合には、その申告指針値XAを後述の判定対象指針
値XMとすることが好ましい。
【0042】また、申告者Bは、需要者宅の近隣に住む
者などとすることができるが、需要者宅がマンション等
の集合住宅である場合には、申告者Bを、不在時期が少
ないと想定される集合住宅の管理人とすることができ、
申告指針値の不申告を大幅に抑制することができる。こ
のように、集合住宅における各住居に設置されたメータ
装置7に対して、本システム10を用いて実行される需
要者による検針方法を行なう場合には、申告者Aを集合
住宅における各住居人とし、申告者Bを管理人とし、各
住居人である各申告者Aの夫々によって指針値が申告さ
れる複数のメータ装置7に対して、1人の管理人である
申告者Bが指針値を申告することで、各メータ装置7に
対して複数の申告指針値が申告されることになる。ま
た、このように、集合住宅に設けられたメータ装置7に
対して各住居人と管理人とを複数の申告者として設定す
る場合には、それらを関連付けるべく、本システム10
の記憶部15には、メータ装置7と集合住宅の管理人と
住居人とを関連付ける集合住宅情報データベース等が構
築される。また、管理人を申告者として設定すること
で、申告依頼用の電子メールを一括して管理人に送付す
ることができる。さらに、管理人のように複数のメータ
装置の指針値の申告を行なう申請者に対して、複数のメ
ータ装置の指針値を一括して申告することができるよう
なインターフェースを設けることで、その申告者の複数
の指針値の申告作業を支援することができる。さらに、
集合住宅だけでなく、町内会を想定した場合には、管理
人の代わりに、自治会役員などを申告者として設定して
おけば、管理人を申告者に設定した場合と同様の効果を
期待することができる。
【0043】本システム10の演算部20は、上記のよ
うに検針データベースDBに登録された各月の所定日
(検針時期)毎の確定指針値Xを用いて、1ヶ月(測定
期間の一例)毎の供給対象の期間供給量Iと、その期間
供給量Iと供給対象の料金計算表とから導出される供給
対象の料金等とを料金データとして生成する料金データ
生成手段26として機能するように構成されている。ま
た、この料金データ生成手段24は、生成した料金デー
タを需要者へ課金するための課金データとして出力部1
2から出力すると共に、上記料金データとしての期間供
給量を検針データベースDBに格納する。
【0044】本システム10の演算部20は、上記のよ
うに検針データベースDBに格納された過去の各月の確
定指針値X又は確定指針値Xから算出された期間供給量
Iに基づいて、当月の指針値を推定し、推定した推定指
針値XEを検針データベースDBに格納する推定手段2
3として機能するように構成されている。
【0045】例えば、図2において、データ番号Nの測
定期間における推定指針値XE(N)は、下記の数1に
示すように、1年前の同月の期間供給量I(N−12)
に1年前の前月の期間供給量I(N−13)に対する前
月の期間供給量I(N−1)の比を掛けた値(推定期間
供給量IE(N)に相当する。)と、前月末の検針時期
における確定指針値X(N−1)を足した値として算出
される。また、このような推定指針値XEは、上記例え
ば申告指針値XAである判定対象指針値XMが適正である
かの判定に用いられる判定基準指針値XSとして取り扱
われる。
【0046】
【数1】
【0047】また、本システム10の演算部20は、判
定手段22で用いられる判定基準指針値XSとなる指針
値を、判定対象指針値XMに対する検針時期(指針値を
読み取った時期)の差に基づいて補正し、補正後の指針
値を判定基準指針値とする補正手段23として機能する
ように構成されている。この補正手段23による補正後
の判定基準指針値XSは、判定対象指針値XMの検針時期
と同じ検針時期に読み取られた場合の指針値と推測する
ことができる。
【0048】具体的には、補正手段23は、下記の数2
に示すように、申告指針値XA,XBや推定指針値XE
ある補正前の判定基準指針値XS’を、その補正前の判
定基準指針値XS’から前回の検針時期における確定指
針値Xを引いて算出した期間供給量ISを前回の検針時
期から今回の検針時期までの日数DT(各測定期間の日
数でもよく、例えば30等の固定値でもよい。)で割っ
た値(1日毎の供給量の推定値に相当する。)に、判定
対象指針値XMの検針時期に対する上記補正前の判定基
準指針値XS’の検針時期の超過日数Dを掛けた値を、
補正前の判定基準指針値XS’から差し引くことで、夫
々を補正して判定基準指針値XSとすることができるの
である。
【0049】
【数2】
【0050】尚、本実施形態においては、補正手段23
は、判定基準指針値XSとなる指針値を、判定対象指針
値XMに対する検針時期の差に基づいて補正するため
に、上記検針時期の差として上記超過日数Dを用いてい
るが、上記検針時期の差として超過時間(時、分、秒
等)を用いることで、一層精度を向上することできる。
【0051】さらに、本システム10の演算部20は、
受付手段21により複数の申告者A,B側から申告され
た複数の申告指針値XA,XBの内の1つの判定対象指針
値X Mが判定基準指針値XSに対して適正であるか否かを
判定し、適正であると判定した判定対象指針値XMを需
要者への料金計算用の確定指針値Xとして検針データベ
ースDBに登録する判定処理工程を実行する判定手段2
2として機能する。
【0052】具体的には、上記判定手段22は、下記の
数3に示すように、上記判定対象指針値XMが、上記補
正手段23により補正された判定基準指針値XSに対し
て夫々設定された下限値から上限値までの許容範囲内で
ある場合に、判定対象指針値X Mが適正であると判定す
る。
【0053】
【数3】
【0054】また、判定基準指針値XSに対する上記下
限値及び上記上限値の夫々の差は、前述の推定期間供給
量IEに許容範囲係数α1又は許容範囲係数α2を掛けた
値とされており、下限値及び上限値における夫々の許容
範囲係数α1,α2は等しい値でも異なる値でも構わな
い。特に、判定対象指針値XMが正確な指針値よりも非
常に高い値であった場合には、需要者に課金する料金が
非常に高くなり問題であるので、このような問題を抑制
するためには、上限値における許容範囲係数α2を、下
限値における許容範囲係数α1よりも小さく設定するこ
とがこのましい。
【0055】そして、判定手段22は、上記のようにし
て、判定対象指針値XMが適正であると判定した場合に
は、その判定対象指針値XMを確定指針値Xとして検針
データベースDBに格納するのである。
【0056】一方、申告依頼手段25は、判定手段22
において判定対象指針値XMが適正でないと判定した場
合に、各申告者A,B側の入力端末1に電子メール等を
送信して、所定の検針日までにメータ装置7の指針値を
読み取って再申告するように依頼する再申告依頼処理を
行なう再申告依頼処理手段として働く。
【0057】そして、本システム10の判定手段22
は、再度申告された申告指針値の内の判定対象指針値X
Mを、再度申告された他の指針値又は前に申告された指
針値等の判定基準指針値XS対して適正であるかを判定
し、適正と判定した場合には、再度申告された判定対象
指針値XMを確定指針値Xとして検針データベースDB
に格納し、適正でないと判定した場合には、例えば、各
申告者A,Bに対してさらに再申告依頼処理をが行なわ
れる。尚、再申告依頼処理の後に申告された判定対象指
針値XMは、適正であるかを判定すること無しに、確定
指針値として検針データベースDBに格納しても構わな
い。
【0058】本システム10の演算部20は、上記のよ
うに検針データベースDBに登録された各月の所定日
(検針時期の一例)毎の確定指針値Xを用いて、1ヶ月
(測定期間の一例)毎の供給対象の期間供給量Iと、そ
の期間供給量Iと供給対象の料金計算表とから導出され
る供給対象の料金等とを料金データとして生成する料金
データ生成手段26として機能するように構成されてい
る。また、この料金データ生成手段24は、生成した料
金データを需要者へ課金するための課金データとして出
力部12から出力すると共に、上記料金データとしての
期間供給量を検針データベースDBに格納する。
【0059】本システム10において、申告者A,Bか
ら申告された申告指針値の判定処理等の具体的な処理フ
ローについて、以下に説明する。また、本処理フローに
おいて、ある検針時期に対して、申告依頼手段25が、
需要者である申告者Aと、需要者以外の申告者Bとに対
して同一のメータ装置7の指針値を申告指針値として申
告するように依頼し、さらに、上記申告指針値が適正で
ない場合には、再度申告依頼するのであるが、一回目の
依頼時において、申告者Aから申告された申告指針値を
A1とし、申告者Bから申告された申告指針値をXB1
し、さらに、二回目の依頼時において、申告者Aから申
告された申告指針値をXA2とし、申告者Bから申告され
た申告指針値をXB2とする。
【0060】また、判定手段22は、上記申告指針値X
A1,XA2,XB1,XB2の内、1つの判定対象としての判
定対象指針値XMを、補正手段23による補正後の他の
指針値又は推定指針値XEである判定基準指針値XSを判
定基準として適正であるかを判定する。
【0061】即ち、判定手段22は、下記の表1に示す
各判定処理を夫々行ない、判定対象指針値XMが適正で
あるかを判定する。そして、各判定処理において判定対
象指針値XMが適正であった場合に、その判定対象指針
値XMを確定指針値Xとして検針データベースDBに格
納し、不適性であった場合には、判定対象指針値XM
は判定基準指針値XSを変更して再度判定処理を行なっ
たり、申告依頼手段25により再申告依頼処理を行な
う。尚、判定手段22は、表1の各行に示された各判定
処理を、判定対象指針値X Mが適正であると判定するま
で上側から下側に向って順に実行する。また、判定基準
指針値XSは、その項目に記載されている指針値を補正
手段23により補正した後の値である。また、表中の処
理番号において左側の数は申告指針値を申告依頼の回数
を示し、左側の数は夫々の申告依頼後の判定処理におけ
る処理順序を示す。
【0062】
【表1】
【0063】即ち、判定手段22は、1回目の申告依頼
後の判定処理においては、申告指針値XA1を判定対象指
針値XMとして、その判定対象指針値XMを判定基準指針
値X Sとしての補正後の申告指針値XB1を判定基準とし
て適正であるかを判定し、適正でないと判定した場合に
は、さらに、判定対象指針値XMを判定基準指針値XS
しての補正後の推定指針値XEを判定基準として適正で
あるかを判定する(上記表1における処理番号(1−
),(1−)に示す判定処理)。
【0064】さらに、判定手段22は、1回目の申告依
頼後の全ての判定処理において、申告者Aから申告され
た申告指針値XA1が適正ではないと判定したときには、
再申告依頼処理を行なって、2回目の申告依頼後の判定
処理において、申告指針値X A1,XA2を判定対象指針値
Mとして、その判定対象指針値XMを、判定基準指針値
Sとしての補正後の申告指針値XB1,XB2や、判定基
準指針値XSとしての補正後の申告指針値XA2や、判定
基準指針値XSとしての補正後の推定指針値XEを判定基
準として適正であるかを判定する(上記表1における処
理番号(2−)〜(2−)に示す判定処理)。
【0065】このように、2回目の申告依頼後において
は、これまでに申告された申告指針値の数が多くなるの
で、多くの判定処理を行なって、判定精度を高めること
ができる。
【0066】また、表1の(2−)に示された判定処
理においても判定対象指針値XMが判定基準指針値XS
対して適正でないと判定した場合には、下記のような処
理を行なうことができる。即ち、申告者Bから1回目に
申告された申告指針値XB1を判定対象指針値XMとし、
2回目に申告された補正後の申告指針値XB2を判定基準
指針値XSとして、判定対象指針値XMが適正であるかを
判定する。そして、適正であると判定した場合には、表
1の(1−)及び(2−)の判定処理において、許
容範囲係数が小さいために適正でないと判定された可能
性があると考えられるので、許容範囲係数を若干大き目
に設定し、その適正であると判断された申告指針値XB1
又はXB2を判定基準指針値XSとして、再度、表1の
(1−)及び(2−)の判定処理を行い、適正と判
定した場合には、申告指針値申告指針値XA1又はXA2
確定指針値Xとしても構わない。
【0067】尚、本実施形態においては、申告者Bの申
告指針値XB1又はXB2を確定指針値Xとしないが、上記
の全ての判定処理において判定対象指針値XMが適正で
ないと判定した場合に、申告指針値XB1又はXB2を確定
指針値Xとしても構わない。さらに、再申告依頼処理の
限度回数を予め設定しておき、その限度回数内の全判定
処理において判定対象指針値XMが適正でないと判定し
た場合に、推定指針値XEを確定指針値Xとしても構わ
ない。
【0068】さらに、申告指針値の申告をした申告者が
3人以上の場合、申告指針値の内の1つを判定対象指針
値とし、他の複数の申告指針値を判定基準指針値とする
ことができる。また、このような場合、判定対象指針値
が複数の判定基準指針値の何れか1つに対して適正であ
ると判定したときに判定対象指針値を確定指針値とする
か、又は、判定対象指針値が全ての判定基準指針値に対
して適正であると判定したときに、判定対象指針値を確
定指針値とすることができる。
【0069】また、各申告者A,Bに対しては、申告指
針値の申告に対するインセンティブを与えるために、対
価等に相当するポイントが付与される。そして、このよ
うな各申告者A,Bに付与されるポイント数は、上記表
1に示すように、各判定処理において異なるように設定
することができる。
【0070】即ち、例えば、1人の申告者により申告指
針値の申告を依頼する需要者による検針方法において、
1回の指針値の申告により付与される総ポイント数をP
とした場合に、基本的には、1回目の申告指針値が適正
であると判定された各申告者A,Bに対してその総ポイ
ント数Pを人数(例えば2)で割ったポイント数が付与
され、2回目の申告指針値が適正であると判定された各
申告者A,Bに対して、その総ポイント数Pを人数(例
えば2)で割ったポイント数に再申告依頼による手間を
考慮した削減率で削減されたポイント数が付与される。
また、表1において、※1を付した申告者Bに付与され
るポイント数は、その判定処理において、申告者Bの申
告指針値が適正であるかを判定することができないの
で、申告者Bから1回目に申告された申告指針値XB1
判定対象指針値X Mとし2回目に申告された補正後の申
告指針値XB2を判定基準指針値XSとして申告指針値X
B1が適正であるかを判定して、適正であると判定した場
合のみ、P/2等のポイントが付与される。また、総ポ
イント数は、複数の申告者が申告指針値の申告を行なう
ことによる申告指針値の信頼性向上等を考慮した値とし
ても構わない。また、上記ポイントを各申告者に対し
て、均等に分配する代わりに、予め設定した各申告者に
対する重み付けに応じて分配しても構わない。
【0071】上記実施形態において、複数の申告者を、
例えば需要者及び管理人等としたが、別に、複数の申告
者の内の一人を自動検針により又は需要者宅に出向いて
メータ装置の指針値を得る検針業者としても構わない。
即ち、このように構成することで、自動検針システムの
故障や需要者宅に出向く検針員の都合や気象条件の悪化
等により、検針業者が指針値を得ることができない場合
や、検針業者が得た指針値が正確でない場合などでも、
その他の申告者が申告した指針値を用いて、需要者に課
金する料金を算出することができる。また、検針業者が
得た指針値が適正であるか否かが不明な場合でも、この
検針業者が得た指針値を判定対象指針値とし、その他の
申告者が申告した申告指針値を判定基準指針値として、
検針業者が得た指針値が適正であるか否かを他の申告指
針値を用いて判定することができ、適正であると判定し
たときには、検針業者が得た指針値を確定指針値として
料金算出用に用いることができる。一方、検針業者が得
た指針値を判定基準指針値とすることで、例えば、検針
業者が指針値を得た検針時期が予め定められた通常の検
針時期からずれている場合でも、その検針業者が得た比
較的正確な指針値を、需要者等の申告者が申告した申告
指針値である判定対象指針値の判定基準として用いて、
判定精度を向上することができ、適正であると判定した
ときには、需要者の申告指針値を確定指針値として料金
算出用に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検針データ管理システムの概略構成図
【図2】検針データベースに格納された各種データを示
す図
【符号の説明】
1:入力端末 2:通信部 3:入力部 4:出力部 5:通信ネットワーク 7:メータ装置 8:表示部 10:検針データ管理システム 11:通信部 12:出力部 15:記憶部 20:演算部 21:受付手段 22:判定手段 23:補正手段 24:推定手段 25:申告依頼手段(再申告依頼処理手段) 26:料金データ生成手段 DB:検針データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301B 311 311H (72)発明者 中谷 浩介 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 松居 啓作 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 水谷 健 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 2F073 AA07 AA08 AA09 AB02 AB03 AB12 CC01 CC09 GG01 GG09 2F075 GG04 GG06 GG16 GG17 5K048 AA06 BA36 EB10 HA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 需要者側への供給対象の供給量を計測す
    るメータ装置に対して、申告者が読み取った前記メータ
    装置の指針値を申告指針値として受け付ける受付手段を
    備えた検針データ管理システムであって、 前記受付手段が、複数の前記申告者が読み取った同一の
    前記メータ装置の指針値の夫々を前記申告指針値として
    受け付けるように構成され、 前記受付手段で受け付けた前記複数の申告指針値の内の
    1つの前記申告指針値を判定対象指針値とし、他の前記
    申告指針値を判定基準指針値として、前記判定対象指針
    値が少なくとも前記判定基準指針値に対して適正である
    か否かを判定し、前記適正であると判定した前記判定対
    象指針値を前記需要者への料金計算用の確定指針値とし
    て出力する判定手段を備えた検針データ管理システム。
  2. 【請求項2】 前記判定対象指針値が、前記受付手段で
    受け付けた前記複数の申告指針値の内、前記複数の申告
    者の夫々に対して予め設定された優先順位において最上
    位の前記申告者側から受付けた前記申告指針値である請
    求項1に記載の検針データ管理システム。
  3. 【請求項3】 前記複数の申告者が前記需要者を含むも
    のであると共に、前記優先順位が前記需要者を最上位と
    する順位である請求項2に記載の検針データ管理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記判定手段で前記判定基準指針値とさ
    れる前記他の申告指針値を、前記判定対象指針値に対す
    る検針時期の差に基づいて補正する補正手段を備えた請
    求項1から3の何れか1項に記載の検針データ管理シス
    テム。
  5. 【請求項5】 過去の検針時期における前記確定指針値
    に関する検針データを格納する検針データベースと、 前記検針データベースに格納されている前記検針データ
    を用いて前記申告指針値に対応する推定指針値を推定す
    る推定手段とを備え、 前記判定手段が、前記他の申告指針値と前記推定指針値
    とを前記判定基準指針値とするように構成されている請
    求項1から4の何れか1項に記載の検針データ管理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 過去の検針時期における前記確定指針値
    に関する検針データを格納する検針データベースと、 前記検針データベースに格納されている前記検針データ
    を用いて前記申告指針値に対応する推定指針値を推定す
    る推定手段とを備え、 前記判定手段が、前記受付手段で受け付けた前記申告指
    針値が単数であった場合に、前記受付手段で受け付けた
    前記申告指針値を判定対象指針値とし、前記推定指針値
    を前記判定基準指針値とするように構成されている請求
    項1から5の何れか1項に記載の検針データ管理システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記判定手段が前記判定対象指針値を適
    正でないと判定した場合に、前記申告者側に前記申告指
    針値の再申告依頼処理を行なう再申告依頼処理手段を備
    えた請求項1から6の何れか1項に記載の検針データ管
    理システム。
  8. 【請求項8】 需要者側への供給対象の供給量を計測す
    るメータ装置に対して、複数の申告者が読み取った同一
    の前記メータ装置の指針値の夫々を申告指針値として受
    け付ける受付工程と、 前記受付工程で受け付けた前記複数の申告指針値の内の
    1つの前記申告指針値を判定対象指針値とし、他の前記
    申告指針値を判定基準指針値として、前記判定対象指針
    値が少なくとも前記判定基準指針値に対して適正である
    か否かを判定し、前記適正であると判定した前記判定対
    象指針値を前記需要者への料金計算用の確定指針値とし
    て出力する判定工程とを実行することを特徴とする検針
    方法。
  9. 【請求項9】 前記受付工程を実行する前に、前記複数
    の申告者の夫々に対して前記申告指針値の申告依頼処理
    を行なう申告依頼処理工程を実行することを特徴とする
    請求項8に記載の検針方法。
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Cited By (4)

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