JP2003280796A - 情報入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 押し間違えや煩雑な操作を不要とした情報入
力装置を提供する。 【解決手段】 基体２上に形成された文字表示を行う入
力表示部３と、キーボードの文字配列を記憶する記憶部
４と、基体２上に入力表示部３と並列に設けられ、かつ
重心部Ｏ付近に傾斜センサー５を有し、前記キーボード
に配列されているキー配列の一部分をスクロール表示可
能なスクロール表示部６と、傾斜センサー５で検出され
る傾きに応じて記憶部４から前記キーボードの文字配列
をスクロール表示部６及び入力表示部３に出力する出力
部７と、傾斜センサー５で検出される傾きにより選択さ
れた入力表示部３に表示された文字又は文字列を確定す
る確定部８と、入力表示部３に表示された文字列を所定
の文字表示に変換する文字変換部９と、前記文字列を漢
字に変換する漢字変換部１０と、からなる。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話等の小型
の情報入力装置に関するものである。 【０００２】 【従来の技術】携帯電話等の小型の情報入力装置に配列
された０〜９までの数字キーには、複数のアルファベッ
トやひらがなを配分させてあり、この情報入力装置にお
ける数字以外の文字入力は、特殊キーを押した後、数字
キーを操作を複数回押すことにより希望の文字を選択さ
せるといった方法で行われている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、数字キ
ーは小さいので、押し間違えをしないように気を使って
操作をしなければならないといった煩雑さがあった。 【０００４】そこで、本発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、押し間違えや煩雑な操
作を不要とした情報入力装置を提供することを目的とす
る。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、基体上に形成
された文字表示を行う入力表示部と、キーボードの文字
配列を記憶する記憶部と、前記基体上に前記入力表示部
と並列に設けられ、かつ重心部付近に傾斜センサーを有
し、前記キーボードに配列されているキー配列の一部分
をスクロール表示可能なスクロール表示部と、前記傾斜
センサーで検出される傾きに応じて前記記憶部から前記
キーボードの文字配列を前記スクロール表示部及び前記
入力表示部に出力する出力部と、前記傾斜センサーで検
出される傾きにより選択された前記入力表示部に表示さ
れた文字又は文字列を確定する確定部と、前記入力表示
部に表示された文字列を所定の文字表示に変換する文字
変換部と、前記文字列を漢字に変換する漢字変換部と、
からなることを特徴とする情報入力装置を提供する。 【０００６】 【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図１〜
図３を用いて説明する。図１は、本発明の実施形態の情
報入力装置を示す平面図である。図２は、本発明の実施
形態における情報入力装置を用いて位置“き”キーを選
択した際のキーボード上での位置を示す図である。図３
は、本発明の実施形態における情報入力装置を用いて位
置“え”キーを選択した際のキーボード上での位置を示
す図である。 【０００７】図１に示すように、本発明の実施形態の情
報入力装置１は、基体２上に形成された文字表示を行う
入力表示部３と、キーボードの文字配列を記憶する記憶
部４と、入力表示部３に並列に設けられ、かつ中央重心
部Ｏに傾斜センサー５を有し、傾斜センサー５の傾きに
応じて文字を入力するキーボードに配列されているキー
配列の一部分をスクロール表示可能なスクロール表示部
６と、傾斜センサー５で検出される傾きに応じて記憶部
４からキーボードの文字配列をスクロール表示部４に出
力する出力部７と、基体２の上部２ｃに取り付けられ、
傾斜センサー５で検出される傾きにより選択された文字
又は文字列を確定する確定部８と、基体２の一方の側部
２ａに取り付けられ、入力表示部３に表示された文字列
を所定の文字表示に変換する文字変換部９と、他方の側
部２ｂに取り付けられ、前記した文字列を漢字に変換す
る漢字変換部１０と、からなる。 【０００８】図１では、入力表示部３には、既に“お
お”が確定して表示され、“き”が選択された状態で表
示され、スクロール表示部４には、キーボード上の
“き”キーを中心とする文字配列部分が表示されてい
る。そして、“き”キーは、傾斜センサー５のある重心
Ｏと一致している。以下では、キーボードのひらがな配
列は、ＪＩＳ配列である。 【０００９】次に、この情報入力装置１の動作について
説明する。今、この情報入力装置１が水平に保たれてい
る状態では、図１に示すようにスクロール表示部４に
は、“き”を中心とするキーの文字配列領域が表示され
ているとする。そして、“き”キー、即ち重心Ｏを中心
として、“き”キーから“か”キーへの方向をＸ方向と
し、“き”キー、即ち重心の鉛直下をＹ方向とする。 【００１０】水平に保たれた情報入力装置１をＸ方向か
らＹ方向に傾斜させると、傾斜センサー５がＸ方向を検
出し、スクロール表示部４には、図１に示すキーボード
上のキー配列領域から図２に示すキー“か”を中心とす
るキー配列領域が表示される。この時、キーは、“き”
キー“か”キー“え”キーと移動させることができる。
この状態で、文字変換部９を何回か押すと、ひらがな、
英字大文字、英字小文字、カタカナの順に変化し、前記
のいずれかを選択できる。また、漢字変換部１０を押す
と、漢字変換することができる。更に、確定部８を押す
と、“え”が確定する。更に、確定部８を５秒継続して
押すと、押し始めた時点での傾斜を基準にして、前記と
同様な動作を行わせることができる。 【００１１】このように、本発明の実施形態によれば、
基体２上に形成された文字表示を行う入力表示部３と、
キーボードの文字配列を記憶する記憶部４と、入力表示
部３に並列に設けられ、かつ中央重心部Ｏに傾斜センサ
ー５を有し、傾斜センサー５の傾きに応じて文字を入力
するキーボードに配列されているキー配列の一部分をス
クロール表示可能なスクロール表示部６と、傾斜センサ
ー５で検出される傾きに応じて記憶部４からキーボード
の文字配列をスクロール表示部４に出力する出力部７
と、基体２の上部２ｃに取り付けられ、傾斜センサー５
で検出される傾きにより選択された文字又は文字列を確
定する確定部８と、基体２の一方の側部２ａに取り付け
られ、入力表示部３に表示された文字列を所定の文字表
示に変換する文字変換部９と、他方の側部２ｂに取り付
けられ、前記した文字列を漢字に変換する漢字変換部１
０と、からなるので、キーが小さいために生じる押し間
違えや気を使って操作をするといった煩雑な操作を解消
することができる。 【００１２】なお、文字変換部９、漢字変換部１０及び
確定部８を独立させたが、これらの代わりに複数の機能
を持つ十字キーやジョグダイヤルキーにしても良い。 【００１３】 【発明の効果】本発明によれば、基体上に形成された文
字表示を行う入力表示部と、キーボードの文字配列を記
憶する記憶部と、前記基体上に前記入力表示部と並列に
設けられ、かつ重心部付近に傾斜センサーを有し、前記
キーボードに配列されているキー配列の一部分をスクロ
ール表示可能なスクロール表示部と、前記傾斜センサー
で検出される傾きに応じて前記記憶部から前記キーボー
ドの文字配列を前記スクロール表示部及び前記入力表示
部に出力する出力部と、前記傾斜センサーで検出される
傾きにより選択された前記入力表示部に表示された文字
又は文字列を確定する確定部と、前記入力表示部に表示
された文字列を所定の文字表示に変換する文字変換部
と、前記文字列を漢字に変換する漢字変換部と、からな
るので、押し間違えや煩雑な操作を不要とした情報入力
装置を得ることができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明の実施形態の情報入力装置を示す平面図
である。 【図２】本発明の実施形態における情報入力装置を用い
て位置“き”キーを選択した際のキーボード上での位置
を示す図である。 【図３】本発明の実施形態における情報入力装置を用い
て位置“え”キーを選択した際のキーボード上での位置
を示す図である。 【符号の説明】 １…情報入力装置、２…基体、３…入力表示部、４…記
憶部、５…傾斜センサー、６…スクロール表示部、７…
出力部、８…確定部、９…文字変換部、１０…漢字変換
部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】基体上に形成された文字表示を行う入力表
   示部と、 キーボードの文字配列を記憶する記憶部と、 前記基体上に前記入力表示部と並列に設けられ、かつ重
   心部付近に傾斜センサーを有し、前記キーボードに配列
   されているキー配列の一部分をスクロール表示可能なス
   クロール表示部と、 前記傾斜センサーで検出される傾きに応じて前記記憶部
   から前記キーボードの文字配列を前記スクロール表示部
   及び前記入力表示部に出力する出力部と、 前記傾斜センサーで検出される傾きにより選択された前
   記入力表示部に表示された文字又は文字列を確定する確
   定部と、 前記入力表示部に表示された文字列を所定の文字表示に
   変換する文字変換部と、 前記文字列を漢字に変換する漢字変換部と、からなるこ
   とを特徴とする情報入力装置。