JP2003280603A - 電気光学装置、それを用いた電子機器および電気光学装置の駆動方法 - Google Patents

電気光学装置、それを用いた電子機器および電気光学装置の駆動方法

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JP2003280603A
JP2003280603A JP2002081062A JP2002081062A JP2003280603A JP 2003280603 A JP2003280603 A JP 2003280603A JP 2002081062 A JP2002081062 A JP 2002081062A JP 2002081062 A JP2002081062 A JP 2002081062A JP 2003280603 A JP2003280603 A JP 2003280603A
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Yutaka Ozawa
裕 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サブフィールド駆動において、1水平ライン当
たりの選択期間を有効に確保しながら、表示パネルの一
層の高解像度化・多階調化を図る。 【解決手段】液晶パネル1を構成するそれぞれの画素2
には、2つのスイッチング素子を並列に設け、駆動回路
対3a,4a(または3b,4b)毎に独立して導通制
御する。第1のサブフィールドにおけるデータ書込期間
では、第1の走査線駆動部3aと第1のデータ線駆動部
4aとが協働してデータ書込みを行う。次の第2のサブ
フィールドにおけるデータ書込期間では、第2の走査線
駆動部3bと第2のデータ線駆動部4bとが協働してデ
ータ書込みを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気光学装置、そ
れを用いた電子機器、および電気光学装置の駆動方法に
係り、特に、サブフィールド駆動を用いた階調表示制御
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、中間調表示方式の1つとし
て、サブフィールド駆動が知られている。時間軸変調方
式の一種であるサブフィールド駆動では、1画像の表示
単位である1フレームを複数のサブフィールドに分割
し、表示すべき階調に応じたサブフィールドの組み合わ
せで電気光学素子を駆動する。表示される階調は、1フ
レームにおける累積的な表示期間(この表示期間はサブ
フィールドの組み合わせで決定される)によって決ま
る。この方式では、電圧階調法のように、電気光学素子
への印加電圧を表示階調数分だけ用意する必要がないの
で、データ線駆動用のドライバの回路規模を小さくでき
る。
【0003】例えば、特開2001−215917号公
報には、1フレームを表示期間が互いに異なる複数のサ
ブフィールドに分割したサブフィールド駆動について記
載されている。また、特開2001−209346号公
報には、1フレームを表示期間が同一である複数のサブ
フィールドに分割した等間隔サブフィールド駆動につい
て記載されている。これらはいずれも、ゲート線にゲー
トが接続され、データ線にソースが接続されたスイッチ
ング素子を画素毎に1つ設け、単一の駆動回路対(1つ
の走査線駆動回路および1つのデータ線駆動回路)の協
働によって、画素へのデータ書込みを行っている。すな
わち、従来のサブフィールド駆動では、一般的な液晶駆
動回路と同様、1つの走査線群、1つのデータ線群、画
素毎に1つのスイッチング素子、および1つの駆動回路
対からなる1系統の駆動系によって、データ書込みが行
われていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術のように、1系統の駆動系でサブフィールド駆動を行
う場合、データ書込みに関する時間的な制約から、表示
パネルの高解像度化や多階調化に限界がある。一般に、
データを書込む際に全走査線を選択するのに要する時
間、すなわち「データ書込期間」は、1本の走査線を選
択するのに要する期間(選択期間Tsel)と走査線の本
数mとの積によって決まる。そのため、フレーム周波数
を変えないで走査線の本数を増やそうとすると、選択期
間Tselが短くなる。例えば、フレーム周波数60Hzの線
順次駆動の場合、SXGAパネル(m=1024)の選択期間T
selは16.3[μsec]になり、UXGAパネル(m=1200)では
13.9[μsec]になる。また、点順次駆動における選択期
間Tselは、線順次駆動のそれと比較して、相展開数分
だけ更に短くなる。選択期間Tselが短くなると、その
期間内で画素中のキャパシタに対する電荷供給を行わな
ければならず、より電荷供給能力の高いトランジスタが
要求される。しかしながら、表示パネルの高解像度化に
伴い、トランジスタのサイズ自体も小さくなる傾向があ
るため(それに伴いトランジスタの能力も低下する)、
要求される供給能力を確保することは容易ではない。こ
のようなトランジスタの特性上の理由から、表示パネル
の高解像度化が進むにつれて、データ書込みに必要な選
択期間Tselを十分に確保することが困難になる。
【0005】特に、サブフィールド駆動では、電圧階調
法と比較して、同等の解像度であっても選択期間Tsel
が更に短くなる。例えば、SXGAパネルにおいて、1フレ
ームを4つのサブフィールドに分割し、バイナリ重み付
けで8階調表示する場合(3ビット)、選択期間Tsel
は、2.33[μsec](=1/60[Hz]/1024[ライン]/(2<SUP
>3</SUP>−1))になる。そのため、1系統の駆動系で
サブフィールド駆動を行う場合、表示パネルの高解像度
化が進むにつれて、有効なデータ書込みを行い得る選択
期間Tselを確保することが難しくなり、所望の階調表
示の実現がより困難になる。
【0006】このようなデータ書込みの時間的制約は、
サブフィールド駆動で多階調化を図る際にも同様に該当
する。フレーム周波数を変えないで階調数を増やす場
合、表示期間が最も短い最短サブフィールドを更に短く
する必要があり、それに伴い、選択期間Tselも短くな
るからである。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、サブフィールド駆動において、
データ書込みに関する時間的な制約を緩和し、有効なデ
ータ書込みを行い得る選択期間を確保しながら、サブフ
ィールドの表示期間を短縮することである。
【0008】また、本発明の別の目的は、サブフィール
ド駆動によって制御される表示パネルの一層の高解像度
化・多階調化を図ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、第1の発明は、1フレームを複数のサブフィール
ドに分割し、表示すべき階調に応じたサブフィールドの
組み合わせによって、電気光学素子を駆動する電気光学
装置を提供する。この電気光学装置は、複数の第1のデ
ータ線および複数の第2のデータ線と、複数の第1の走
査線および複数の第2の走査線と、表示パネルと、第1
の走査線駆動部と、第2の走査線駆動部と、第1のデー
タ線駆動部と、第2のデータ線駆動部とを有する。これ
により、この電気光学装置は、少なくとも2系統の駆動
系を備えることになる。表示パネルには、複数の画素が
マトリクス状に並んでおり、画素のそれぞれは、第1の
スイッチング素子と第2のスイッチング素子と電気光学
素子とを有する。第1のスイッチング素子は、いずれか
の第1の走査線といずれかの第1のデータ線とに接続さ
れており、第1の走査線の走査信号に応じて導通する。
第2のスイッチング素子は、いずれかの第2の走査線と
いずれかの第2のデータ線とに接続されており、第2の
走査線の走査信号に応じて導通する。第1の走査線駆動
部は、第1のサブフィールドにおけるデータ書込期間に
おいて、第1の走査線に走査信号を出力することによ
り、第1の走査線を順次選択する。第1のデータ線駆動
部は、第1の走査線駆動部と協働するとともに、第1の
サブフィールドにおけるデータ書込期間において、第1
のデータ線を介して、電気光学素子に書込データを供給
する。また、第2の走査線駆動部は、第1のサブフィー
ルドに続く第2のサブフィールドにおけるデータ書込期
間において、第2の走査線に走査信号を出力することに
より、第2の走査線を順次選択する。第2のデータ線駆
動部は、第2の走査線駆動部と協働するとともに、第2
のサブフィールドにおけるデータ書込期間において、第
2のデータ線を介して、電気光学素子に書込データを供
給する。
【0010】ここで、第1の発明において、第2の走査
線駆動部は、第1のサブフィールドにおけるデータ書込
みの終了タイミングよりも前に、より好ましくは、第1
のサブフィールドにおけるデータ書込期間の略1/3のタ
イミングで、第2の走査線の選択を開始することが好ま
しい。この場合、第1のサブフィールドと第2のサブフ
ィールドとの間で、データ書込みがオーバーラップして
行われる期間が存在する。しかしながら、2系統の駆動
系を用いて別個にデータ書込を行うため、それぞれのサ
ブフィールドにおけるデータ書込みは、互いに干渉する
ことはなく行われる。
【0011】また、第1の発明を、1フレームを表示間
隔が互いに異なる複数のサブフィールドに分割したサブ
フィールド駆動に適用する場合、第1のサブフィールド
は、表示期間が最も短いサブフィールドであり、第2の
サブフィールドは、第1のサブフィールドよりも表示期
間が長いサブフィールドであることが好ましい。一方、
第1の発明を、等間隔サブフィールド駆動に適用する場
合、第1のサブフィールドの表示期間と第2のサブフィ
ールドの表示期間とは同一になる。
【0012】また、第2の発明は、上記第1の発明に係
る電気光学装置を有する電子機器を提供する。
【0013】さらに、第3の発明は、1フレームを複数
のサブフィールドに分割し、表示すべき階調に応じたサ
ブフィールドの組み合わせによって、電気光学素子を駆
動する電気光学装置の駆動方法を提供する。ここで、こ
の駆動方法が適用される表示パネルは、複数の画素がマ
トリクス状に並んでおり、画素のそれぞれは、第1のス
イッチング素子と第2のスイッチング素子と電気光学素
子とを有する。第1のスイッチング素子は、複数の第1
のデータ線のいずれかと複数の第1の走査線のいずれか
とに接続されている。第2のスイッチング素子は、複数
の第2の走査線のいずれかと複数の第2のデータ線のい
ずれかとに接続されている。まず、第1のサブフィール
ドにおけるデータ書込期間において、第1の走査線を順
次選択し、選択した第1の走査線に接続されている第1
のスイッチング素子を導通する。それとともに、電気光
学素子(この素子は第1の走査線の選択により導通させ
た第1のスイッチング素子に対応する)に対して、第1
のデータ線を介して、書込データを供給する。つぎに、
第1のサブフィールドに続く第2のサブフィールドにお
けるデータ書込期間において、第2の走査線を順次選択
し、選択した第2の走査線に接続されている第2のスイ
ッチング素子を導通する。それとともに、電気光学素子
(この素子は第2の走査線の選択により導通させた第2
のスイッチング素子に対応する)に対して、第2のデー
タ線を介して、書込データを供給する。
【0014】ここで、上記第2のステップにおいて、第
2のサブフィールドにおけるデータ書込みの開始タイミ
ングは、第1のサブフィールドにおけるデータ書込みの
終了タイミングよりも前、より好ましくは、第1のサブ
フィールドにおけるデータ書込期間の略1/3のタイミン
グであることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本実施形態に係る電気光
学装置のブロック構成図である。表示パネル1は、例え
ばFET(電界効果型トランジスタ)等のスイッチング
素子によって液晶を駆動するアクティブマトリクス型の
液晶パネルであり、nドット×mライン分の画素2がマ
トリクス状(すなわち、二次元平面的)に並んでいる。
また、この表示パネル1には、水平方向に延在している
2組の走査線群GA1〜GAm,GB1〜GBmと、垂直方
向に延在している2組のデータ線群SA1〜SAn,SB
1〜SBnとが設けられている。第1の走査線群GA1〜
GAmと第1のデータ線群SA1〜SAnとは互いに交差
し、第2の走査線群GB1〜GBmと第2のデータ線群S
B1〜SBnとは互いに交差している。画素2は、第1の
走査線群GA1〜GAmと第1のデータ線群SA1〜SAn
との各交点で、かつ、第2の走査線群GB1〜GBmと第
2のデータ線群SB1〜SBnとの各交点に対応して配置
されている。すなわち、表示パネル1中の1水平ライン
には、2本の走査線GA,GBが対応付けられており、
1垂直ラインには、2本のデータ線SA,SBが対応付
けられている(ここで、”GA”とは、GA1〜GAmの
任意の1本を指す意味で用いており、他の符号について
も同様である)。
【0016】図2は、電気光学素子として液晶を用いた
画素2の等価回路図である。画像表示の最小単位である
画素2には、2つのスイッチング素子2a,2bが並列
に設けられている。第1のスイッチング素子であるFE
T2aのソースは、第1のデータ線SAに接続されてい
るとともに、そのゲートは、第1の走査線GAに接続さ
れている。同一の垂直ライン上に存在する複数の画素2
に関して、それぞれのFET2aのソースは、第1のデ
ータ線SAに共通に接続されている。また、同一の水平
ライン上に存在する複数の画素2に関して、それぞれの
FET2aのゲートは、第1の走査線GAに共通に接続
されている。一方、第2のスイッチング素子であるFE
T2bのソースは、第2のデータ線SBに接続されてい
るとともに、そのゲートは、第2の走査線GBに接続さ
れている。同一の垂直ライン上に存在する複数の画素2
に関して、それぞれのFET2bのソースは、第2のデ
ータ線SBに共通に接続されている。また、同一の水平
ライン上に存在する複数の画素2に関して、それぞれの
FET2bのゲートは、第2の走査線GBに共通に接続
されている。また、1つの画素2に含まれる2つのFE
T2a,2bのドレインは、共通接続されており、この
共通接続されたノードには、画素キャパシタ2cと蓄積
キャパシタ2dとが並列に接続されている。あるサブフ
ィールドのデータ書込期間において、ある画素2に書込
データが供給されると、その画素2内のキャパシタ2
c,2dが充放電され、書込データに応じた電位差が画
素電極と対向電極との間に生じる。これにより、そのサ
ブフィールドの表示期間内において、電気光学素子、す
なわち画素電極と対向電極との間に封じ込まれた液晶が
駆動される。
【0017】ここで、1つの画素2に関して、キャパシ
タ2c,2dに対する書込データの供給経路は2つ存在
する。1つは、第1のデータ線SA、FET2aのソー
ス−ドレインを介した経路であり、この経路は、第1の
走査線GAの走査信号に応じて、一方のFET2aが導
通(オン)した場合に形成される。もう1つは、第2の
データ線SB、FET2bのソース−ドレインを介した
経路であり、この経路は、第2の走査線GBの走査信号
に応じて、他方のFET2bが導通(オン)した場合に
形成される。これらの経路は、いずれかのFET2a,
2bをオンすることにより択一的に形成され、同一画素
2中の2つのFET2a,2bが同時にオンすることは
ない。そのため、1つの画素2に対して、両方の経路よ
り書込データが同時に供給されることはない。
【0018】走査線駆動回路3は、シフトレジスタ、出
力回路等を主体に構成されており、第1の走査線群GA
1〜GAmと第2の走査線群GB1〜GBmとが接続されて
いる。走査線駆動回路3は、これを機能的に捉えた場
合、第1の走査線群GA1〜GAmに走査信号を出力する
第1の走査線駆動部3aと、第2の走査線群GB1〜G
Bmに走査信号を出力する第2の走査線駆動部3bとを
有する。ここで、走査線GA,GBの添字1〜mの順序
は、本実施形態における走査線駆動回路3の走査方向、
すなわち、走査線GA,GBの選択順序に対応してい
る。一方、データ線駆動回路4は、シフトレジスタ、ラ
インラッチ回路、マルチプレクサ等を主体に構成されて
おり、第1のデータ線群SA1〜SAnと第2のデータ線
群SB1〜SBnとに接続されている。データ線駆動回路
4は、これを機能的に捉えた場合、第1のデータ線群S
A1〜SAnに書込データを出力する第1のデータ線駆動
部4aと、第2のデータ線群SB1〜SBnに書込データ
を出力する第2のデータ線駆動部4bとを有する。
【0019】信号制御部5は、データ信号(多階調の画
像データ)、同期信号、クロック信号等の入力信号に基
づき、走査線駆動回路3とデータ線駆動回路4とを制御
する。この信号制御部5は、走査線駆動回路3に対し
て、クロック信号φ1、データ信号(サブフィールド駆
動における書込データ)、および制御信号を出力する。
制御信号としては、1フレーム毎のレベル反転を指示す
る交流化駆動信号、1フレーム中の各サブフィールド番
号を指示するサブフィールド信号等が挙げられる。ま
た、信号制御部5は、データ線駆動回路4に対して、ク
ロック信号φ2、制御信号を出力する。クロック信号φ
1,φ2による同期制御の下、走査線駆動回路3とデータ
線駆動回路4とは互いに協働し、表示パネル1を構成す
る各画素2へのデータ書込みを行う。
【0020】つぎに、一例として、1画像の表示単位で
ある1フレームを4つのサブフィールドSF1〜SF4に
分割し、16階調表示を行うケースについて、図3から図
5を参照しながら説明する。ここで、個々のサブフィー
ルドSF1〜SF4が1フレームに占める表示期間の割
合は互いに相違している。これらの表示期間の比(SF
1:SF2:SF3:SF4)は1:2:4:8に設定され
ており、サブフィールドSF1は1/15フレーム、サブフ
ィールドSF2は2/15フレーム、サブフィールドSF3は
4/15フレーム、サブフィールドSF4は8/15フレームで
ある。
【0021】図3は、走査線駆動回路3より出力される
走査信号のタイミングチャートである。本実施形態にお
いて、1番目および3番目のサブフィールドSF1,S
F3におけるデータ書込みは、第1の走査線駆動部3a
と第1のデータ線駆動部4aとが協働して行う。一方、
2番目および4番目のサブフィールドSF2,SF4にお
けるデータ書込みは、第2の走査線駆動部3bと第2の
データ線駆動部4bとが協働して行う。
【0022】1番目のサブフィールドSF1におけるデ
ータ書込みは、データ書込期間Tw(t1s〜t1e)にお
いて行われ、駆動系として、第1の走査線群GA1〜G
Amと第1のデータ線群SA1〜SAnとが用いられる。
ここで、データ書込期間Twは、あるサブフィールドS
Fにおいて、選択対象となるすべての走査線を選択する
のに要する時間、ここでは、最初の走査線GA1の選択
開始タイミングt1sから最後の走査線GAmの選択終了
タイミングt1eまでの期間である。上述したように、こ
のデータ書込期間Twは、1走査線当たりの選択期間T
selと、選択対象となる走査線の本数mとの積で表すこ
とができる。個々のサブフィールドSF1〜SF4は、互
いに表示期間が異なるものの、データ書込期間Twは同
一である(Tw=|t1e−t1s|=|t2e−t2s|=|t3e
−t3s|=|t4e−t4s|)。
【0023】サブフィールドSF1のデータ書込開始タ
イミングt1sにおいて、第1の走査線駆動部3aは、第
1の走査線群GA1〜GAmのうち、まず、最上の走査線
GA1を選択する。このタイミングt1sで、走査線GA1
の電位VGA1がHレベル(FET2aが導通状態になる
オン電位)に立ち上がり、所定の選択期間Tselだけこ
のレベルに維持される。走査線GA1の選択時におい
て、非選択の走査線GA2〜GAmの電位VGA2〜VGAm
は、Lレベル(FET2aが非導通状態になるオフ電
位)のままである。走査線GA1の選択によって、最上
の水平ライン上の複数の画素2が同時に選択され、これ
にゲート接続されているFET2aが同時に導通する。
一方、第1のデータ線駆動部4aは、走査線GA1の選
択と同期して、この水平ライン上の複数の画素2に対す
る書込データを、第1のデータ線群SA1〜SAnに出力
する。
【0024】ここで、書込データは、後述するように、
サブフィールド駆動における階調パターンに対応した電
位であり、本実施形態では、書込データとして2値の電
位(液晶を駆動する高電位および液晶を駆動しない低電
位)を用いている。しかしながら、それ以上の多値(例
えば4つの電位)を書込データとして用いることも可能
である。
【0025】書込データは、最上のゲート線GA1にゲ
ート接続された導通状態のFET2aを介して、後段の
画素キャパシタ2cと蓄積キャパシタ2dとに供給され
る。これにより、最上の水平ラインに関して、データ線
SAの電位(画素電極側の電位)と対向電極側の電位と
の間に、書込データに応じた電位差が生じ、キャパシタ
2c,2dが充放電される(データ書込み)。その後、
走査線GA1の選択期間Tselが経過すると、走査線GA
1の電位VGA1はHレベルからLレベルに立ち下がる。こ
れにより、走査線GA1にゲート接続されたFET2a
が非導通になり、後段のキャパシタ2c,2dに対する
充放電が停止する。キャパシタ2c,2dに充電された
電荷は、データ書込開始タイミングt1sを始点として、
|t2s−t1s|相当の表示期間中保持され、その間液晶が
駆動される。なお、タイミングt1sからタイミングt2s
までの間、第2の走査線GB1の電位VGB1はLレベルで
あり、これにゲート接続されている第2のFET2bは
非導通状態になっている。したがって、第2のデータ線
SBとキャパシタ2c,2dとは電気的に分離されてい
る。
【0026】つぎに、第1の走査線駆動部3aは、サブ
フィールドSF1における次の選択対象である走査線G
A2を選択する。これにより、走査線GA2の電位VGA2
は、電位VGA1の立ち下がりと同期したタイミング(t1
s+tsel)で、Hレベルに立ち上がる(それ以外の電位
VGA1,VGA3〜VGAmはLレベル)。そして、走査線G
A2の電位VGA2は、選択期間TselだけHレベルに維持
された後に、再びLレベルに立ち下がる。走査線GA2
の選択期間Tselにおいて、走査線GA2に対応する水平
ラインのデータ書込みが行われる。この水平ラインに関
して、個々のキャパシタ2c,2dに充電された電荷
は、タイミング(t1s+tsel)を始点として、|t2s−
t1s|相当の表示期間中保持され、その間液晶が駆動さ
れる。なお、走査線GA2の選択期間Tselにおいて、こ
の水平ラインに対応する第2のFET2bは非導通状態
であるため、第2のデータ線SBとキャパシタ2c,2
dとは電気的に分離されている。
【0027】これ以降の走査線GA3〜GAmについても
同様であり、第1の走査線駆動部3aと第1のデータ線
駆動部4aとが互いに協働して、第1の走査線GAの選
択・書込データの供給を行う。つまり、第1のデータ線
SAより書込データが供給されるFET2aと第1の走
査線GAとに着目すれば、データ書込プロセスは従来と
同様の線順次走査となる。そして、最後の選択対象であ
る走査線GAmの電位VGAmが立ち下がるタイミングt1e
を以て、サブフィールドSF1における一連のデータ書
込みが終了する。
【0028】サブフィールドSF1に続く次のサブフィ
ールドSF2におけるデータ書込みは、データ書込期間
Tw(t2s〜t2e)において行われる。このサブフィー
ルドSF2におけるゲート線群GB1〜GBmの順次選択
は、第1の走査線駆動部3aではなく、第2の走査線駆
動部3bによって行われる。また、選択された水平ライ
ン上の各画素2に対しては、第1のデータ線駆動部4a
ではなく、第2のデータ線駆動部4bによって、書込デ
ータが供給される。まず、サブフィールドSF2におけ
るデータ書込の開始タイミングt2sにおいて、第2の走
査線駆動部3bは、第2の走査線群GB1〜GBmのう
ち、最上の走査線GB1を選択する(VGB1=Hレベ
ル)。
【0029】ここで、この開始タイミングt2sは、直前
のサブフィールドSF1におけるデータ書込みの終了タ
イミングt1eよりも前、本実施形態では、サブフィール
ドSF1におけるデータ書込期間Twの略1/3に位置する
タイミングに設定されている。略1/3に設定する理由
は、1フレーム期間を従来と同等に設定しながら、階調
表示数を従来の倍にするためである。これにより、サブ
フィールドSF1における走査線GAの選択(それに伴
うデータ書込み)中に、サブフィールドSF2における
走査線GBの選択(それに伴うデータ書込み)が開始さ
れる。つまり、オーバーラップ期間Δt(=2/3Tw)
において、両サブフィールドSF1,SF2のデータ書込
みがオーバーラップする。
【0030】なお、このオーバーラップ期間Δtは、0
<Δt≦2/3Twの範囲で任意に設定することが可能で
あるが、Δt>2/3Twに設定することはできない。換
言すると、サブフィールドSF2の開始タイミングt2s
を、サブフィールドSF1におけるデータ書込期間Tw
の略1/3よりも前に設定することはできない。このよう
に設定してしまうと、サブフィールドSF1と次々のサ
ブフィールドSF3とのデータ書込みが同一の駆動回路
系により行われる関係上、サブフィールドSF1,SF3
間におけるデータ書込みの独立性を確保できない。
【0031】サブフィールドSF1,SF2における双方
のデータ書込みは、ある期間Δt中、オーバーラップし
て行われるが、それぞれのサブフィールドSF1,SF2
で使用される駆動系が異なり、かつ、選択対象となる水
平ラインも異なる。したがって、サブフィールドSF
1,SF2におけるデータ書込みは、互いに干渉すること
なく独立して行われる。
【0032】第2の走査線駆動部3bが第2の走査線G
B1を選択することによって、この走査線GB1にゲート
接続された複数のFET2bが同時に導通する。一方、
第2のデータ線駆動部4bは、走査線GB1の選択と同
期して、最上ライン上の各画素2に対する書込データを
第2のデータ線群SB1〜SBnに出力する。出力された
書込データは、FET2bが導通状態にある最上ライン
上の各画素2に供給される。この時点では、先のサブフ
ィールドSF1によるデータ書込みが未だ継続されてい
る。しかしながら、サブフィールドSF2の選択対象で
ある最上ラインの画素2に関しては、第1の走査線GA
1の電位VGA1がLレベルになっているので、第1のデー
タ線群SA1〜SAnと電気的に分離されている。したが
って、最上ラインのキャパシタ2c,2dは、第2のデ
ータ線SBの電位と対向電極側の電位との間の電位差の
みによって充放電される(第1のデータ線SA側の影響
は受けない)。その後、走査線GB1の選択期間Tselが
経過すると、走査線GB1にゲート接続されたFET2
bが非導通になり、後段のキャパシタ2c,2dに対す
る充放電が停止する。最上ラインに関して、キャパシタ
2c,2dに充電された電荷は、タイミングt2sを始点
として、|t3s−t2s|相当の表示期間中保持され、この
間液晶が駆動される。
【0033】つぎに、第2の走査線駆動部3bは、サブ
フィールドSF2のデータ書込プロセスにおける次の選
択対象である走査線GB2を選択する。走査線GB2の電
位VGB2は、走査線GB1の電位VGB1の立ち下がりと同
期したタイミング(t2s+tsel)でHレベルに立ち上
がる。そして、このレベルは、選択期間Tselだけ維持
された後に、再びLレベルに立ち下がる。走査線GB2
の選択期間Tselにおいて、この走査線GB2に対応する
ラインに対するデータ書込みは、第1のデータ線群SA
1〜SAn側の書込データの影響を受けることなく、第2
のデータ線群SB1〜SBnを介して行われる。このデー
タ書込みによってキャパシタ2c,2dに充電された電
荷は、タイミング(t2s+tsel)を始点として、|t3s
−t2s|相当の表示期間中保持され、その間液晶が駆動
される。
【0034】これ以降の走査線GB3〜GBmについても
同様であり、第2の走査線駆動部3bと第2のデータ線
駆動部4bとは互いに協働して、第2の走査線GBの選
択・書込データの供給を行う。つまり、第2のデータ線
SBより書込データが供給されるFET2bと第2の走
査線GBとに着目すれば、データ書込プロセスは従来と
同様の線順次走査となる。そして、最後の選択対象であ
る走査線GBmの電位VGBmが立ち下がるタイミングt2e
を以て、2番目のサブフィールドSF2における一連の
データ書込みが終了する。
【0035】サブフィールドSF2に続くサブフィール
ドSF3のデータ書込みは、データ書込期間Tw(t3s
〜t3e)において行われる。このサブフィールドSF3
におけるデータ書込みは、サブフィールドSF1と同様
に、第1の走査線駆動部3aと第1のデータ線駆動部4
aとが協働して行う。サブフィールドSF3において書
込まれたデータは、個々の水平ラインの選択タイミング
を始点として、|t4s−t3s|相当の表示期間中保持さ
れ、その間液晶が駆動される。なお、本実施形態におい
て、サブフィールドSF3におけるデータ書込みの開始
タイミングt3sは、直前のサブフィールドSF2におけ
るデータ書込みの終了タイミングt2eよりも後になって
いる。このようなケースでは、サブフィールドSF3の
駆動系として駆動部対3a,3bを用いる必要は必ずし
もなく、直前のサブフィールドSF2を担当した駆動部
対3b,4bを用いてもよい(サブフィールドSF4に
ついても同様)。
【0036】最後のサブフィールドSF4におけるデー
タ書込みは、データ書込期間Tw(t4s〜t4e)におい
て行われる。このサブフィールドSF4におけるデータ
書込みは、サブフィールドSF2と同様に、第2の走査
線駆動部3bと第2のデータ線駆動部4bとが協働して
行う。サブフィールドSF4において書込まれたデータ
は、個々のラインの選択タイミングを始点として、|
(次のフレームのt1s)−t4s|相当の表示期間中保持
され、その間液晶が駆動される。
【0037】このように、1フレームを構成するサブフ
ィールドSF1〜SF4でデータ書込みを繰り返すことに
より、1フレームに占める累積的な表示期間が決定さ
れ、多階調の画像データ相当の階調表示が実現される。
【0038】図4および図5は、各表示階調における書
込データの出力タイミングチャートであり、図4は表示
階調0〜7、図5は表示階調8〜15に関する。第1の
データ線SAの電位VSAおよび第2のデータ線SBの電
位VSBは、液晶を駆動する駆動電位(Hレベル)または
液晶を駆動させない非駆動電位(Lレベル)のいずれか
に設定される。画素2に対する書込データVSA,VSBの
供給は、走査線GA,GBの選択(VGA,VGB=Hレベ
ル)と同期して行われる。この書込データに応じて、画
素2内のキャパシタ2c,2dが充放電され、液晶の印
加電圧VLCDが設定される。上述したように、あるサブ
フィールドSFのデータ書込期間Twにおいて設定され
た印加電圧VLCDは、そのサブフィールドSFの表示期
間中維持されるので、この期間において液晶が駆動し続
ける。
【0039】どのサブフィールドSFで印加電圧VLCD
をHレベルにするかは、表示すべき階調K(K=0〜1
5)に応じて決定される。ここで、4ビットで表現され
る階調Kを([SF1]×2<SUP>0</SUP>+[SF2]×2<SUP>1
</SUP>+[SF3]×2<SUP>2</SUP>+[SF4]×2<SUP>3</SU
P>)で表す([SF1],[SF2],[SF3],[SF4]は0または
1)。印加電圧VLCDがHレベルに設定される期間は、
係数[SF1]〜[SF4]が1となるサブフィールドSFの組合
せで決定される。この期間は、1フレーム全体に占める
累積的な表示期間に相当し、基本的に、階調が大きくな
るほど表示期間も長くなる(本実施形態では線形的な関
係になっている)。例えば、階調5を表示する場合、上
記係数[SF1],[SF3]が1になるので、この係数に対応す
るサブフィールドSF1,SF3で印加電圧VLCDをHレ
ベルにする。これにより、階調5の表示期間は5/15フレ
ーム(=1/15+4/15)になる。また、階調10を表示す
る場合、係数[SF2],[SF4]が1になるので、サブフィー
ルドSF2,SF4で印加電圧VLCDをHレベルにする。
これにより、階調10の表示期間は、階調5のそれの2
倍にあたる10/15フレーム(=2/15+8/15)になる。
【0040】また、液晶に対する印加電圧VLCDの設定
は、第1のデータ線駆動部4aと第2のデータ線駆動部
4bとが協働して行う。例えば、階調2のケースでは、
次のような制御が行われる。まず、最初のサブフィール
ドSF1において、第1のデータ線駆動部4aは、第1
のデータ線SAの電位VSAをLレベルにセットする。ま
た、第2のデータ線駆動部4bは、第2のデータ線SB
の電位VSBをLレベルにセットする。サブフィールドS
F1では、第1の走査線駆動部3aにより第1の走査線
GAが選択される(第2の走査線GBは非選択)。その
ため、第1の走査線GAにゲート接続されたFET2a
を介して、第1のデータ線SAの電位VSA(Lレベル)
のみがキャパシタ2c,2dに供給され、印加電圧VLC
DがLレベルになる。設定された印加電圧VLCD(Lレベ
ル)は、サブフィールドSF1の表示期間|t2e−t1s|
維持される。
【0041】次のサブフィールドSF2において、第1
のデータ線SAの電位VSAはLレベルのままであるが、
第2のデータ線SBの電位VSBはLレベルからHレベル
に切り替る。サブフィールドSF2における走査対象は
第2の走査線GBである(第1の走査線GAは非選
択)。したがって、第2の走査線GBにゲート接続され
たFET2bを介して、第2のデータ線SBの電位VSB
(Hレベル)がキャパシタ2c,2dに供給される。こ
れにより、印加電圧VLCDはLレベルからHレベルに切
り替り、サブフィールドSF2の表示期間|t3s−t2s
|、Hレベルに維持される。
【0042】次のサブフィールドSF3では、先のサブ
フィールドSF2と同様のレベル状態、すなわち、第1
のデータ線SAの電位VSAがLレベル、第2のデータ線
SBの電位VSBがHレベルにそれぞれ維持される。しか
しながら、サブフィールドSF3における走査対象は第
2の走査線GBから第1の走査線GAに切り替るので、
第1のデータ線SAの電位VSA(Lレベル)がキャパシ
タ2c,2dに供給される。これにより、印加電圧VLC
DはHレベルからLレベルに再び切り替り、サブフィー
ルドSF3の表示期間|4s−t3s|、Lレベルに維持され
る。
【0043】最後のサブフィールドSF4では、第1の
データ線SAの電位VSAはLレベルに維持され、第2の
データ線SBの電位VSBはHレベルからLレベルに切り
替る。サブフィールドSF4における走査対象は第2の
走査線GBなので、第2のデータ線SBの電位VSB(L
レベル)がキャパシタ2c,2dに供給され、サブフィ
ールドSF4の表示期間|(次のフレームのt1s)−t4s
|、印加電圧VLCDはLレベルに維持される。
【0044】以上のようなサブフィールド駆動を行うこ
とによって、階調2のケースでは、サブフィールドSF
2の表示期間(2/15フレーム)で印加電圧VLCDがHレベ
ルになるため、2/15フレーム相当の階調表示が行われ
る。
【0045】本実施形態によれば、データ書込みに関す
る時間的制約が緩和されるので、従来のサブフィールド
駆動と比較して、表示パネル1の一層の高解像度化・多
階調化が可能になる。この点を図6および図7を参照し
ながら説明する。
【0046】図6は、従来のサブフィールド駆動の説明
図である。上述したように、トランジスタの特性に起因
して、1水平ライン当たりの選択時間Tselの短縮化に
は限界がある。この限界を水平ライン−時間平面上の直
線として、直線Lmin(傾きαmin)で示し、これよりも
傾き(絶対値)が大きくなると有効なデータ書込みが困
難になる。水平ライン本数がm本の場合、データ書込期
間Twの最短値は、直線Lminとライン本数mとの積よ
りTwminになる。ライン本数がm本からのm’本に増
えると、データ書込期間の最短値もTwminからTwmi
n'に長くなる。サブフィールド駆動を1系統の駆動系で
行う場合、その回路構成上、複数のデータ書込みを同時
に独立して行うことはできない。換言すれば、サブフィ
ールドSF1(またはSF1')におけるデータ書込みの
終了タイミングt1e(またはt1e')と同期して、また
はそれ以降でなければ、次のサブフィールドSF2(ま
たはSF2')におけるデータ書込みの開始タイミングt
2s(またはt2s')を設定できないという制約がある。
したがって、データ書込期間の最短値がTwminからT
wmin'に長くなると、それに起因して、サブフィールド
SF1'の表示期間もTsf1からTsf1'に長くなってしま
う。その結果、ライン本数がm’本になった場合、フレ
ーム周波数を変えることなく、同一階調(換言すれば、
同一のサブフィールドの個数)を確保することが困難に
なる。
【0047】図7は、本実施形態に係るサブフィールド
駆動の説明図である。本実施形態では、フレーム周波数
を変えることなく、従来のサブフィールドSF1と同等
の表示期間Tsf1で、ライン本数がm’本のサブフィール
ド駆動を実現できる。なぜなら、各サブフィールドSF
1,SF2におけるデータ書込みを、複数の駆動系を用い
ることにより、オーバーラップして行えるからである。
そのため、サブフィールドSF1におけるデータ書込み
の終了タイミングt1eよりも前に、次のサブフィールド
SF2におけるデータ書込みの開始タイミングt2sを設
定することが可能になる。つまり、データ書込期間はT
wmin'(選択期間Tsel×ライン本数m')としながら、
最短サブフィールドSF1の表示期間をTsf1(ライン本
数m相当)に収めることができる。このように、本実施
形態に係るサブフィールド駆動では、データ書込期間に
拘わらず、最短サブフィールドSF1の表示期間を図6
のTsf1'よりも短く設定できるので、表示パネル1の一
層の高解像度化に対応可能となる。
【0048】また、本実施形態によれば、従来のサブフ
ィールド駆動と比較して、表示パネル1の一層の多階調
化が可能になる。すなわち、図3に示したように、最短
サブフィールドSF1におけるデータ書込期間Twの略1
/3で、別系統の駆動系を用いて、次のサブフィールドS
F2におけるデータ書込みを開始している。このこと
は、最短サブフィールドSF1の表示期間Tsfを従来の
表示期間Tsf'の約1/3としながら、その略2倍のデータ
書込期間Twminを確保することを意味する。その結
果、画素2に対する有効なデータ書込みを行いながら、
従来の2倍の階調表現を実現することが可能になる。
【0049】また、本実施形態により高解像度かつ多階
調な表示パネル1を有する電気光学装置を、例えば、携
帯電話、携帯端末、パーソナルコンピュータ等の電子機
器に適用すれば、電子機器の付加価値を高めることがで
きる。その結果、市場における電子機器の商品訴求力の
向上を図ることができる。
【0050】また、上述した実施形態では、表示パネル
1の二辺に駆動回路系を配置し、走査線駆動回路3の一
部として2つの走査線駆動部3a,3bを実現し、デー
タ線駆動回路4の一部としてデータ線駆動部4a,4b
を実現している。しかしながら、本発明は、このような
配置例に限定されるものではなく、例えば、図8に示す
ように、表示パネル1の四辺に駆動回路系を配置しても
よい。同図の構成例では、第1の走査線駆動部3aと同
等に機能する第1の走査線駆動回路31と、第2の走査
線駆動部3bと同等に機能する第2の走査線駆動回路3
2とが表示パネル1の左右に設けられている。また、第
1のデータ線駆動部4aと同等に機能する第1のデータ
線駆動回路41と、第2のデータ線駆動部4bと同等に
機能する第2のデータ線駆動回路42とが表示パネル1
の上下に設けられている。なお、また、図1および図8
において、低温ポリシリコンTFT等よりなる駆動回路
系を表示パネル1と一体形成すれば、電気光学装置の製
造コストの上昇を抑制することができる。
【0051】また、上述した実施形態では、1フレーム
を互いに表示期間の異なる複数のサブフィールドに分割
したサブフィールド駆動への適用例について説明した。
しかしながら、本発明は、これに限定されるものではな
く、等間隔サブフィールド駆動に対しても同様に適用で
きるのは当然である。等間隔サブフィールド駆動では、
1フレームを表示期間が同一である複数のサブフィール
ドに分割し、基本的に、表示階調数に応じた個数のサブ
フィールドを駆動する。この場合も、複数の駆動系を用
いることで、データ書込みの時間的制約が緩和され、個
々のサブフィールドの表示期間を短縮できるので、表示
パネル1の高解像度化・多階調化を図ることが可能にな
る。
【0052】なお、間隔相違型サブフィールド駆動また
は等間隔サブフィールド駆動のどちらであっても、駆動
系が2系統の場合には、最短サブフィールドSF1の表
示期間Tsf1を、理論的には、データ書込期間Twの略1
/3まで短縮することが可能である。これを1/3に設定す
ることによって、従来と同等の1フレーム期間で、従来
の倍の表示階調数を確保できる。なお、駆動系を3系統
以上用いれば、最短サブフィールドSF1の表示期間を
データ書込期間Twの略1/3よりも更に短縮することが
可能になる。
【0053】さらに、上述した実施形態では、電気光学
素子として液晶(LC)素子を例に説明した。しかしな
がら、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば
有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子を含めた様
々な電気光学素子に広く適用可能である。図9は、有機
EL素子を用いた画素2の等価回路図である。この構成
は、キャパシタ20c、駆動用FET20d、有機EL
素子20eにデータ書込用FET20aを加えた一般的
な構成をベースに、FET20aと並列にFET20b
を追加した点に特徴がある。図2の構成と同様に、デー
タ書込用のFET20a,20bを択一的に導通し、サ
ブフィールドSF毎に書込データを供給して、有機EL
素子20eのサブフィールド駆動を行う。
【0054】
【発明の効果】このように、本発明では、走査線群、デ
ータ線群、画素毎に1つのスイッチング素子、および駆
動回路対からなる駆動系を複数設け、これらの駆動系を
用いて、各サブフィールドにおけるデータ書込みを行
う。これにより、データ書込みに関する時間的制約が緩
和され、画素に対して有効なデータ書込みを行い得る選
択期間を確保することができる。そして、あるサブフィ
ールドにおけるデータ書込みが終了するより前に、次の
サブフィールドにおけるデータ書込みを開始すれば、最
短サブフィールドの表示期間を短縮でき、表示パネルの
一層の高解像度化・多階調化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電気光学装置のブロック構成図。
【図2】液晶を用いた画素の等価回路図。
【図3】走査線駆動回路より出力される走査信号のタイ
ミングチャート。
【図4】階調0〜7における書込データの出力タイミン
グチャート。
【図5】階調0〜15における書込データの出力タイミ
ングチャート。
【図6】従来のサブフィールド駆動の説明図。
【図7】本実施形態に係るサブフィールド駆動の説明
図。
【図8】駆動回路系の配置説明図。
【図9】有機ELを用いた画素の等価回路図。
【符号の説明】
1 表示パネル 2 画素 2a,2b FET 2c 画素キャパシタ 2d 蓄積キャパシタ 3 走査線駆動回路 3a 第1の走査線駆動部 3b 第2の走査線駆動部 4 データ線駆動回路 4a 第1のデータ線駆動部 4b 第2のデータ線駆動部 5 信号制御部 31,32 走査線駆動回路 41,42 データ線駆動回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 624 G09G 3/20 624B 641 641E Fターム(参考) 2H093 NA16 NA43 NA47 NA55 NA58 NB21 NC09 NC34 NC40 NC67 ND06 ND20 ND46 ND48 ND52 ND55 ND60 5C006 AA01 AA14 AA15 AA22 AC11 AF44 AF83 BB16 BC03 BC06 BC12 BC20 FA12 FA16 FA43 FA45 FA56 5C080 AA06 AA10 BB05 DD07 DD08 DD23 DD27 EE17 EE29 FF11 GG08 HH09 JJ02 JJ03 JJ04 KK02 KK07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1フレームを複数のサブフィールドに分割
    し、表示すべき階調に応じた前記サブフィールドの組み
    合わせによって、電気光学素子を駆動する電気光学装置
    において、 複数の第1のデータ線および複数の第2のデータ線と、 複数の第1の走査線および複数の第2の走査線と、 複数の画素がマトリクス状に並んでおり、前記画素のそ
    れぞれは、第1のスイッチング素子と第2のスイッチン
    グ素子と電気光学素子とを有し、前記第1のスイッチン
    グ素子は、いずれかの前記第1の走査線といずれかの前
    記第1のデータ線とに接続されており、前記第1の走査
    線の走査信号に応じて導通し、前記第2のスイッチング
    素子は、いずれかの前記第2の走査線といずれかの前記
    第2のデータ線とに接続されており、前記第2の走査線
    の走査信号に応じて導通する表示パネルと、 第1のサブフィールドにおけるデータ書込期間におい
    て、前記第1の走査線に走査信号を出力することによ
    り、前記第1の走査線を順次選択する第1の走査線駆動
    部と、 前記第1の走査線駆動部と協働するとともに、前記第1
    のサブフィールドにおける前記データ書込期間におい
    て、前記第1のデータ線を介して、前記電気光学素子に
    書込データを供給する第1のデータ線駆動部と、 前記第1のサブフィールドに続く第2のサブフィールド
    におけるデータ書込期間において、前記第2の走査線に
    走査信号を出力することにより、前記第2の走査線を順
    次選択する第2の走査線駆動部と、 前記第2の走査線駆動部と協働するとともに、前記第2
    のサブフィールドにおける前記データ書込期間におい
    て、前記第2のデータ線を介して、前記電気光学素子に
    書込データを供給する第2のデータ線駆動部とを有する
    ことを特徴とする電気光学装置。
  2. 【請求項2】前記第2の走査線駆動部は、前記第1のサ
    ブフィールドにおける前記データ書込の終了タイミング
    よりも前に、前記第2の走査線の選択を開始することを
    特徴とする請求項1に記載された電気光学装置。
  3. 【請求項3】前記1フレームは、表示期間が互いに異な
    る複数のサブフィールドに分割されており、 前記第1のサブフィールドは、表示期間が最も短いサブ
    フィールドであり、 前記第2のサブフィールドは、前記第1のサブフィール
    ドよりも表示期間が長いサブフィールドであることを特
    徴とする請求項1または2に記載された電気光学装置。
  4. 【請求項4】前記1フレームは、等間隔のサブフィール
    ドに分割されており、 前記第1のサブフィールドの表示期間と前記第2のサブ
    フィールドの表示期間とは同一であることを特徴とする
    請求項1または2に記載された電気光学装置。
  5. 【請求項5】前記第2の走査線駆動部は、前記第1のサ
    ブフィールドにおける前記データ書込期間の略1/3のタ
    イミングで、前記第2の走査線の選択を開始することを
    特徴とする請求項1から4のいずれかに記載された電気
    光学装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれかに記載された前
    記電気光学装置を有する電子機器。
  7. 【請求項7】1フレームを複数のサブフィールドに分割
    し、表示すべき階調に応じた前記サブフィールドの組み
    合わせによって、電気光学素子を駆動する電気光学装置
    の駆動方法において、 複数の画素がマトリクス状に並んでおり、前記画素のそ
    れぞれは、第1のスイッチング素子と第2のスイッチン
    グ素子と電気光学素子とを有し、前記第1のスイッチン
    グ素子は、複数の第1のデータ線のいずれかと複数の第
    1の走査線のいずれかとに接続されており、前記第2の
    スイッチング素子は、複数の第2の走査線のいずれかと
    複数の第2のデータ線のいずれかとに接続されている表
    示パネルに関して、第1のサブフィールドにおけるデー
    タ書込期間において、前記第1の走査線を順次選択し、
    当該選択した第1の走査線に接続されている前記第1の
    スイッチング素子を導通するとともに、当該導通させた
    第1のスイッチング素子に対応する前記電気光学素子に
    対して、前記第1のデータ線を介して、書込データを供
    給する第1のステップと、 前記第1のサブフィールドに続く第2のサブフィールド
    におけるデータ書込期間において、前記第2の走査線を
    順次選択し、当該選択した第2の走査線に接続されてい
    る前記第2のスイッチング素子を導通するとともに、当
    該導通させた第2のスイッチング素子に対応する前記電
    気光学素子に対して、前記第2のデータ線を介して、書
    込データを供給する第2のステップとを有し、、前記第
    2のサブフィールドにおける前記データ書込みの開始タ
    イミングは、前記第1のサブフィールドにおける前記デ
    ータ書込みの終了タイミングよりも前であることを特徴
    とする電気光学装置の駆動方法。
  8. 【請求項8】前記第2のステップにおいて、前記第2の
    サブフィールドにおける前記データ書込みの開始タイミ
    ングは、前記第1のサブフィールドにおけるデータ書込
    期間の略1/3のタイミングであることを特徴とする請求
    項7に記載された電気光学装置の駆動方法。
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