JP2003280584A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003280584A
JP2003280584A JP2002086025A JP2002086025A JP2003280584A JP 2003280584 A JP2003280584 A JP 2003280584A JP 2002086025 A JP2002086025 A JP 2002086025A JP 2002086025 A JP2002086025 A JP 2002086025A JP 2003280584 A JP2003280584 A JP 2003280584A
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JP2002086025A
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Hiroyuki Katayama
裕之 片山
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DC−DCコンバータの効率のピークを最大
駆動電流に合わせて設計すると電流容量の大きい電源回
路となり、電源回路も大型化する問題があった。 【解決手段】 本発明では、RGBの発光材料で形成さ
れたマルチカラー表示する複数の有機EL素子で構成さ
れる有機ELパネル4と有機ELパネル4を駆動する直
流電源となる複数個のDC−DCコンバータ2、3を備
え、各々のDC−DCコンバータ2、3の電流容量を異
ならせて、有機ELパネル4に供給される駆動電流に応
じて適合する電流容量のDC−DCコンバータ2、3に
切り換えを行うことにより、有機ELパネル4に最適の
効率でDC−DCコンバータ2、3からの駆動電流が供
給でき、極めて低消費電力の有機EL表示装置の電源回
路を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
(TFT)を用いてエレクトロルミネッセンス(EL)素
子で構成される有機ELパネルを電流容量の異なる複数
個のDC−DCコンバータで駆動する有機EL表示装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】有機EL素子は、自ら発光するため液晶
表示装置で必要なバックライトが要らず薄型化に最適で
あると共に、視野角にも制限が無いため、次世代の表示
装置としてその実用化が大きく期待されている。
【0003】このような有機EL素子を用いた表示装置
において、RGBの3原色毎に発光層に異なる発光材料
を使用することにより、RGB光を各々直接発光する各
画素を独立に形成して必要な光を直接発光させる方法が
効率が最も良い。
【0004】ところで、有機EL表示装置の駆動方式と
しては、単純マトリクスのパッシブ型とTFTを使用する
アクティブ型の2種類があり、アクティブ型においては
一般に図5に示す回路構成が用いられている。
【0005】図5に有機EL表示装置の等価回路図を示
す。
【0006】行方向に延びる複数のゲート線1が配置さ
れ、これに交差するように列方向に複数のデータ線2及
び駆動線3が配置されている。駆動線3は、電源PVに
接続されている。電源PVは正の定電圧を出力する電源
である。
【0007】ゲート線1とデータ線2とのそれぞれの交
点には選択TFT4が接続されている。選択TFT4は
二つのTFT4a、4bを直列に接続したダブルゲート
構造であり、選択TFT4のそれぞれのTFT4a、4
bのゲートはゲート線1に接続され、選択TFT4aの
ドレインがデータ線2に接続されている。選択TFT4
bのソースは保持コンデンサ5と駆動TFT6のゲート
に接続されている。
【0008】駆動TFT6のドレインは、駆動線3に接
続され、ソースは有機EL発光素子7の陽極に接続され
ている。有機EL発光素子7の陰極は電源CVに接続さ
れている。電源CVは負の定電圧を出力する電源であ
る。保持コンデンサ5の対極には、列方向に延在する容
量線9が接続されている。
【0009】ゲート線1は図示しないゲート線ドライバ
に接続され、ゲート線1には、ゲート線ドライバによっ
て順次ゲート信号が印加される。ゲート信号はオンもし
くはオフの2値の信号で、オンの時は正の所定電圧、オ
フの時は0Vとなる。ゲート線ドライバは、複数接続され
るゲート線1のうち、選択された所定のゲート線のゲー
ト信号をオンとする。ゲート信号がオンとなると、その
ゲート線1に接続された全ての選択トランジスタ4のT
FTがオンとなり、選択トランジスタ4を介してデータ
線2と駆動トランジスタ6のゲートが接続される。
【0010】データ線2にはデータ線ドライバ8から表
示する映像に応じて決定されるデータ信号が出力されて
おり、データ信号は駆動トランジスタ6のゲートに入力
されるとともに、保持コンデンサ5に充電される。
【0011】駆動トランジスタ6は、データ信号の大き
さに応じた導電率で駆動線3と有機EL発光素子7とを
接続する。この結果、データ信号に応じた電流が駆動ト
ランジスタ6を介して駆動線3から有機EL発光素子7
に供給され、データ信号に応じた輝度で有機EL発光素
子7が発光する。
【0012】保持コンデンサ5は、専用の容量線9もし
くは駆動線3など他の電極との間で静電容量を形成して
おり、一定時間データ信号を蓄積することができる。
【0013】データ信号は、ゲート線ドライバが他のゲ
ート線1を選択し、そのゲート線1が非選択となって選
択トランジスタ4がオフした後も、保持コンデンサ5に
よって1垂直走査期間の間保持され、その間、駆動トラ
ンジスタ6は前記導電率を保持し、有機EL発光素子7
はその輝度で発光を続けることができる。
【0014】以上が、アクティブマトリクス型有機EL
表示装置の動作原理であるが、本明細書において、上述
した選択トランジスタ4、駆動トランジスタ6等を有
し、ゲート信号のような表示素子の1つもしくは複数を
同時に選択する信号と、表示する映像によって決定され
るデータ信号とによって、所定の表示素子にデータ信号
に応じた電流を供給する回路を総称して選択駆動回路と
称する。選択駆動回路は、上述した以外にも様々なパタ
ーンが考えられ、また、既に提案されている。
【0015】図6にアクティブマトリクス型有機EL表
示装置の断面図を示す。
【0016】ガラス基板11上に複数の駆動TFT6が
配置されている。駆動TFT6は、ゲート電極6Gが、
層間絶縁膜12を介してソース6S、チャネル6C、ド
レイン6Dと対向する構造であり、ここに示す例では、
チャネル6Cよりもゲート電極6Gが下にあるボトムゲ
ート構造である。
【0017】駆動TFT6上に層間絶縁膜13が形成さ
れ、その上にデータ線2及び駆動線3が配置されてい
る。駆動線3は、駆動TFT6のドレイン6Dにコンタ
クトを介して接続されている。それらの上に、平坦化絶
縁膜14が形成されており、平坦化絶縁膜14の上には
画素毎に有機EL発光素子7が配置されている。
【0018】有機EL発光素子7は、ITO(indium t
in oxide)等の透明電極よりなる陽極15、ホール輸送
層16、発光層17、電子輸送層18、アルミニウムな
どの金属よりなる陰極19が順に積層されて形成されて
いる。陽極15からホール輸送層16に注入されたホー
ルと、陰極19から電子輸送層18に注入された電子と
が発光層17の内部で再結合することにより光が放た
れ、この光が図中矢印で示したように、透明な陽極15
側からガラス基板11を透過して外部に放射される。陽
極15、発光層17は各画素毎に独立して形成され、ホ
ール輸送層16、電子輸送層18、陰極19は、各画素
共通に形成される。
【0019】図7は、図5に示したの回路図から1画素
分の電源PV、駆動TFT6、EL発光素子7、電源CV
を抽出して示した回路図である。図から判るように、駆
動TFT6と有機EL発光素子7とは、正の電源PVと
負の電源CVとの間に直列に接続されている。有機EL
発光素子7に流れる駆動電流は、電源PVから駆動トラン
ジスタ6を介して有機EL発光素子7に供給され、そし
て、この駆動電流は駆動トランジスタ6のゲート電圧VG
を変化させることによって制御することができる。上述
したように、ゲート電極にはデータ信号が入力されてお
り、ゲート電圧VGはデータ信号に応じた値となる。
【0020】上述したカラー有機EL表示装置では、R
GBの発光材料により輝度特性が異なるので、RGB毎
に所定の輝度を得るだけの電圧を印加する必要があっ
た。
【0021】図8にRGB毎の発光層の電圧―輝度特性
を示す。Rであれば輝度がRminからRmaxの間で駆動す
るために、Rの発光層への印加電圧は矢印で示すΔRの
範囲で64階調の電圧を調整すれば良い。Gについても
輝度がGminからGmaxの間で駆動するために、Gの発光
層への印加電圧は矢印で示すΔGの範囲で64階調の電
圧を調整すれば良い。同様に、Bについても輝度がBmi
nからBmaxの間で駆動するために、Bの発光層への印加
電圧は矢印で示すΔBの範囲で64階調の電圧を調整す
れば良い。
【0022】図9にRGB毎の発光層の電流―輝度特性
を示す。Rの発光層を流れる駆動電流は輝度がRmaxの
ときIrmaxとなり、Gの発光層を流れる駆動電流は輝度
がGmaxのときIgmaxとなり,Bの発光層を流れる駆動電
流は輝度がBmaxのときIbmaxとなる。従って、白を表
示する場合はRmax、Gmax、Bmaxに対応する印加電圧
をそれぞれのRGBの発光層に印加し、この場合にカラ
ー有機EL表示装置にはRGBのそれぞれの画素にIrm
ax、Igmax、Ibmaxの駆動電流が流れ、これらの和がカ
ラー有機EL表示装置を流れる全駆動電流の最大駆動電
流となる。反対に黒を表示するときはRmin、Gmin、B
minに対応する印加電圧をそれぞれのRGBの発光層に
印加し、この場合にカラー有機EL表示装置にはRGB
のそれぞれの画素にIrmin、Igmin、Ibminの駆動電流
が流れ、これらの和がカラー有機EL表示装置を流れる
全駆動電流の最小駆動電流となる。
【0023】従って、図10に示すように、この最大と
最小の駆動電流の範囲内でRGB映像信号に基づく色合
いで画像がカラー有機EL表示装置に表示される。カラ
ー有機EL表示装置に明るい画像が表示される場合に
は、RGBのそれぞれの画素に流れる駆動電流は多くな
る。また、カラー有機EL表示装置に待機状態あるいは
暗い画像が表示される場合には、RGBのそれぞれの画
素に流れる駆動電流は少なくなる。
【0024】図11に有機EL表示装置の電源回路を示
す。31は直流電源、32はDC−DCコンバータ、3
3は有機ELパネルであり、DC−DCコンバータ32
で直流電源31の直流電圧例えば、3.7Vから15V
に昇圧して有機ELパネル33を駆動している。有機E
Lパネル33は図5に説明した等価回路図のものと同じ
である。
【0025】このときに図12に一点破線で示すよう
に、DC−DCコンバータ32は最大駆動電流を供給で
きる様に効率を最大駆動電流のときをピークに設計され
ていた。この有機EL表示装置の電源回路では最大駆動
電流を白の表示に合わせて効率のピークが設計されてい
るので、他の色の表示では必ず駆動電流が白のときより
小さくなるので他の色合いの駆動電流を供給できる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ようにDC−DCコンバータの効率のピークを最大駆動
電流に合わせて設計すると電流容量の大きいDC−DC
コンバータを有する電源回路が必要となり、暗い画像を
表示する場合でもこの電源回路の消費電流は大きくな
り、有機EL表示装置の製品としての消費電力を増加さ
せる要因となっている。
【0027】また、直流電源として二次電池を用いる
と、電源回路が大きいために駆動電流として使用されな
い場合が多くなり、二次電池の消耗も大きく、携帯機器
の連続動作時間を短くする要因もあった。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するためになされたものであり、本発明ではRGBの発
光材料で形成されたマルチカラー表示する複数の有機E
L素子で構成される有機ELパネルと前記有機ELパネ
ルを駆動する直流電源となる複数個のDC−DCコンバ
ータを備え、各々の前記DC−DCコンバータの電流容
量を異ならせて、前記有機ELパネルに供給される駆動
電流に応じて適合する電流容量の前記DC−DCコンバ
ータに切り換えを行い、有機EL表示装置の電源回路の
低消費電力化を図る。
【0029】また、本発明では前記DC−DCコンバー
タは小さい電流容量と大きい電流容量とを有し、前記有
機ELパネルが明るい画像を表示する場合には大きな電
流容量の前記DC−DCコンバータから前記有機ELパ
ネルに駆動電流を供給し、前記有機ELパネルが待機画
像あるいは暗い画像を表示する場合には小さい電流容量
の前記DC−DCコンバータから前記有機ELパネルに
駆動電流を供給することを特徴とし、有機EL表示装置
の電源回路の低消費電力化を図る。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の有機EL表示装
置の電源回路を説明するブロック図である。51は直流
電源、52は大きな電流容量のDC−DCコンバータ、
53は小さな電流容量のDC−DCコンバータ、54は
有機ELパネル、55は切り換えスイッチ、56は電流
検出器である。
【0031】直流電源51はイオンリチューム電池のよ
うな二次電池が利用され、DC−DCコンバータ52、
53に直流電圧を供給している。
【0032】複数個のDC−DCコンバータ52、53
はその電流容量を異ならせるために効率がピークになる
電流値を変えて設計され、切り換えスイッチ55により
切り換えられていずれかが有機ELパネル54に昇圧し
た直流電圧を印加して駆動する。図1ではDC−DCコ
ンバータは2個しか示されていないが、3個でも4個で
も良く有機ELパネル54に流れる駆動電流に対応して
その電流容量を3分割、4分割にして切り換えスイッチ
55で切り換えを行うと良い。ただ有機ELパネル54
を搭載する機器の特性から小型化の要求が強いので、2
個が最適である。
【0033】有機ELパネル54については、図5から
図7に示した従来の構造と同様であり、ここでは説明を
省く。なお、同一構成要素には同一符号を付した。
【0034】電流検出器56は有機ELパネル54の負
の駆動電源電圧CV側、すなわち有機EL素子の陰極側
に挿入され、有機ELパネル54に流れる駆動電流を検
出して一定の値を超えると切り換えスイッチ55でDC
−DCコンバータ52、53の切り換えを行う。陰極側
に挿入する理由は電流検出器56の電圧降下による有機
EL素子の輝度低下を避けるためである。従って、有機
ELパネル54に流れる駆動電流に対応したDC−DC
コンバータ52、53を選択するのである。電流検出器
56が切換のしきい値近辺で頻繁に切り替わると、かえ
って消費電流を増大するので、切換のしきい値にヒステ
リシス特性を持たせたり、一定時間連続してしきい値を
越えた場合に切り換えスイッチ55を切り換えると良
い。
【0035】図2に本発明で用いる具体的なDC−DC
コンバータを示す。このDC−DCコンバータはインダ
クタ61、パルス幅変調回路62、MOSFET63、
ダイオード64、コンデンサ65および出力端子66で
構成されている。直流電源60からの直流電圧Vinがイ
ンダクタ61を介してMOSFET63のドレインおよ
びダイオード64のアノードに接続され、ダイオード6
4のカソードからコンデンサ65の一端に出力電圧が出
力される。またパルス幅変調回路62はMOSFET6
3のゲートに接続され、MOSFET63を所定の周期
で可変パルス幅でオンオフしている。
【0036】次に、動作を説明すると、パルス幅変調回
路62からのパルスがMOSFET63のゲートに印加
されると、MOSFET63はオン状態となり、ドレイ
ン・ソース間に電流が流れる。この電流によりインダク
タ61にはエネルギーが蓄えられ、次にMOSFET6
3がオフ状態となったときにインダクタ61には逆起電
力が発生する。この逆起電力は直流電源60の直流電圧
に積み上げられ、ダイオード64を介してコンデンサ6
5に昇圧された出力電圧Voutが充電される。このコン
デンサ65からの出力電圧はMOSFET63がオン状
態となったときに出力端子66から有機ELパネル54
に供給され、有機ELパネル54を駆動する。
【0037】本発明の特徴は複数個のDC−DCコンバ
ータを準備し、図3に示すように複数個のDC−DCコ
ンバータの効率を最大駆動電流の半分程度でピークを持
つ小さい電流容量のものと、最大駆動電流より少し大き
い電流でピークを持つ大きな電流容量のものとで構成す
ることにある。
【0038】大きな電流容量のDC−DCコンバータ5
2は大きな電流を効率良く供給できる反面、小さな電流
では効率が低下するので、明るい画像を表示するために
用いる。逆に、小さな電流容量のDC−DCコンバータ
53では供給できる電流は明るい画像を表示する時には
不足するが、待ち受け画面や通常の頻出輝度での画像で
は効率が良い。
【0039】まず、有機ELパネル54が明るい画像を
表示する場合には、電流検出器56により駆動電流が一
定の電流値、具体的には最大駆動電流の1/2以上を検
出すると切り換えスイッチ55により大きな電流容量の
DC−DCコンバータ52から有機ELパネル54に駆
動電流が供給される。これにより明るい画像を表示する
ために最大駆動電流までの駆動電流を有機ELパネル5
4に供給することができる。
【0040】また、有機ELパネル54が待機画像ある
いは暗い画像を表示する場合には、同様に電流検出器5
6により駆動電流が一定の電流値、具体的には最大駆動
電流の1/2未満を検出すると切り換えスイッチ55に
より小さな電流容量のDC−DCコンバータ53から有
機ELパネル54に駆動電流が供給される。これにより
待機画像あるいは暗い画像を表示するために最大駆動電
流の1/2未満までの駆動電流が有機ELパネル54に
供給される。この結果、大きな電流容量のDC−DCコ
ンバータ52の場合に比べて電流容量が半減するために
無駄な消費電流を除去できる。特に、経験的には大部分
の画像の色合いすなわち、頻出輝度は最大駆動電流の1
/4から1/2あれば支障なく表示できるので、頻出輝
度以下の暗い画像では電流容量の小さいDC−DCコン
バータ53で有機ELパネル54を駆動でき、DC−D
Cコンバータ52、53の切り換えで低負荷時である待
機画像あるいは暗い画像を表示する大部分の時間を低消
費電力化できる。
【0041】DC−DCコンバータ52、53は構成さ
れるインダクタ61、パルス幅変調回路62、MOSF
ET63、ダイオード64およびスイッチング周波数を
選択することで電流容量を選択でき、その効率も選択で
きる。
【0042】図4を参照して本発明の他の実施形態を説
明する。有機ELパネル54は正の駆動電源電圧PVお
よび負の駆動電源電圧CVとで駆動され、前者を有機E
L素子の陽極に、後者を有機EL素子の陰極に印加して
発光を行っている。このために前述した本発明の実施の
形態では正の駆動電源電圧PVを複数のDC−DCコン
バータ52、53の切り換えで供給することを主として
説明をしたが、同時に負の駆動電源電圧CVも複数のD
C−DCコンバータ72、73の切り換えで供給する
と、負の駆動電源電圧CV側でも同様の効果が得られ
る。
【0043】すなわち、71は直流電源、72は大きな
電流容量のDC−DCコンバータ、73は小さな電流容
量のDC−DCコンバータ、54は有機ELパネル、7
5は切り換えスイッチ、56は電流検出器である。
【0044】直流電源71はイオンリチューム電池のよ
うな二次電池が利用され、DC−DCコンバータ72、
73に負の直流電圧を供給している。
【0045】複数個のDC−DCコンバータ72、73
はその電流容量を異ならせるために効率がピークになる
電流値を変えて設計され、切り換えスイッチ75により
切り換えられていずれかが有機ELパネル54に昇圧し
た直流電圧を印加して駆動する。
【0046】大きな電流容量のDC−DCコンバータ7
2は大きな電流を効率良く供給できる反面、小さな電流
では効率が低下するので、明るい画像を表示するために
用いる。逆に、小さな電流容量のDC−DCコンバータ
73では供給できる電流は明るい画像を表示する時には
不足するが、待ち受け画面や通常の頻出輝度での画像で
は効率が良い。
【0047】大きな電流容量のDC−DCコンバータ7
2と小さな電流容量のDC−DCコンバータ73とは前
述した電流検出器56からの出力によりDC−DCコン
バータ52、53と連動して切り換えられ、正の駆動電
源電圧PVおよび負の駆動電源電圧CVの両方で駆動電
流を表示の状態により切り換える。
【0048】上記した実施形態では、表示パネルとして
有機ELを例示して説明したが、本発明は無機ELや真
空蛍光表示管などの電流駆動型の表示パネルであれば同
様に実施できる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、RGBの発光材料で形
成されたマルチカラー表示する複数の有機EL素子で構
成される有機ELパネルと有機ELパネルを駆動する直
流電源となる複数個のDC−DCコンバータを備え、各
々のDC−DCコンバータの電流容量を異ならせて、有
機ELパネルに供給される駆動電流に応じて適合する電
流容量のDC−DCコンバータに切り換えを行うことに
より、有機ELパネルに最適の効率でDC−DCコンバ
ータからの駆動電流が供給でき、極めて低消費電力の有
機EL表示装置の電源回路を実現できる。
【0050】また、本発明ではDC−DCコンバータは
小さい電流容量と大きい電流容量とを有し、有機ELパ
ネルが明るい画像を表示する場合には大きな電流容量の
DC−DCコンバータから有機ELパネルに駆動電流を
供給し、有機ELパネルが待機画像あるいは暗い画像を
表示する場合には小さい電流容量のDC−DCコンバー
タから有機ELパネルに駆動電流を供給することによ
り、2つの電流容量の異なるDC−DCコンバータで低
消費電力化を実現でき、大部分の画像の色合いである頻
出輝度では小さい電流容量のDC−DCコンバータから
有機ELパネルに駆動電流を供給できる。
【0051】更に、本発明では有機ELパネルに供給さ
れる駆動電流は有機ELパネルへの電源の供給ラインに
挿入した電流検出器で行い、電流検出器の出力により切
り換えスイッチでDC−DCコンバータの切り換えを行
うことにより、明るい画像や暗い画像に即して有機EL
パネルの駆動電流を切り換えられ、表示する画像に適し
たDC−DCコンバータを使用でき低消費電流化が図れ
る。
【0052】更に、本発明では電流検出器の出力により
切り換えスイッチで正および負の駆動電圧電源に設けた
複数のDC−DCコンバータを連動して切り換えを行う
ことにより、更に有機ELパネルの駆動電流を減少でき
低消費電流化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の有機EL表示装置を説明するブロック
図である。
【図2】本発明の有機EL表示装置の電源回路を説明す
る回路図である。
【図3】本発明の有機EL表示装置の電源回路の特性を
説明する特性図である。
【図4】本発明の他の実施形態にかかる有機EL表示装
置を説明するブロック図である。
【図5】本発明および従来の有機EL表示装置を説明す
る回路図である。
【図6】本発明および従来のカラー有機EL表示装置を
説明する断面図である。
【図7】本発明および従来のカラー有機EL表示装置を
説明する回路図である。
【図8】本発明および従来の有機ELの電圧―輝度特性
を説明する特性図である。
【図9】本発明および従来の有機ELの電流―輝度特性
を説明する特性図である。
【図10】本発明および従来の有機ELの駆動電流―色
合い特性を説明する特性図である。
【図11】従来の有機EL表示装置を説明するブロック
図である。
【図12】従来の有機EL表示装置の電源回路の特性を
説明する特性図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/14 H05B 33/14 A // H02M 3/155 H02M 3/155 W

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 陽極と陰極の間に発光層を有する複数の
    画素で構成される表示パネルと前記表示パネルを駆動す
    る直流電源となる複数個のDC−DCコンバータを備
    え、各々の前記DC−DCコンバータの電流容量を異な
    らせて、前記表示パネルに供給される駆動電流に応じて
    適合する電流容量の前記DC−DCコンバータに切り換
    えを行うことを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記DC−DCコンバータの電流容量は
    それぞれの異なる電流値で効率をピークにすることで異
    ならせることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 前記DC−DCコンバータは小さい電流
    容量と大きい電流容量とを有し、前記表示パネルが明る
    い画像を表示する場合には大きな電流容量の前記DC−
    DCコンバータから前記表示パネルに駆動電流を供給
    し、前記表示パネルが待機画像あるいは暗い画像を表示
    する場合には小さい電流容量の前記DC−DCコンバー
    タから前記表示パネルに駆動電流を供給することを特徴
    とする請求項1に記載の表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示パネルに供給される駆動電流は
    前記表示パネルへの電源の供給ラインに挿入した電流検
    出器で行い、該電流検出器の出力により切り換えスイッ
    チにより前記DC−DCコンバータの切り換えを行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記電流検出器は前記陰極側の電源の供
    給ラインに挿入されることを特徴とする請求項4に記載
    の表示装置。
  6. 【請求項6】 前記複数個のDC−DCコンバータは前
    記陽極側および前記陰極側の電源の供給ラインに設けら
    れ、前記表示パネルに駆動電流を供給することを特徴と
    する請求項1に記載の表示装置。
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