JP2003280564A - 広告システム、広告サーバ及びその制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告コンテンツがユーザの目に留まりやすい
ようにできる広告システムを提供すること。 【解決手段】 まずクライアント１４がコンテンツサー
バ１８から前コンテンツを受信する。クライアント１４
は前コンテンツを受信すると、そこに付加されている広
告リンク情報に基づき、後リンク情報を広告サーバ２０
に送信する。広告サーバ２０では、後リンク情報を受信
し、それを広告コンテンツに付加する。そして、広告コ
ンテンツをクライアント１４に送信する。その後、クラ
イアント１４は広告コンテンツを受信して、そこに付加
されている後リンク情報に基づき、後コンテンツを取得
する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は広告システム、広告
サーバ及びその制御方法に関し、特にクライアントにお
いて前コンテンツの表示後、後コンテンツの表示前に広
告コンテンツを表示させるシステムに関する。

【０００２】

【背景技術】ＷＷＷを利用したコンテンツ配信は益々普
及しており、中でも広告等のＷＷＷの商業利用は近年益
々盛んになっている。ＷＷＷを利用した広告では、コン
テンツの一部に広告画像、いわゆるバナー広告を付加す
る方法が一般的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コンテ
ンツの一部に広告画像を付加する方法では当該広告がユ
ーザの目に留まりにくいという問題がある。

【０００４】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あって、その目的は、前コンテンツの表示後、後コンテ
ンツの表示前に広告コンテンツを表示させることによ
り、広告コンテンツがユーザの目に留まりやすいように
できる広告システム、広告サーバ及びその制御方法を提
供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る広告システムは、コンテンツサーバと
広告サーバとを含み、前記コンテンツサーバは、クライ
アントが後コンテンツを取得するための後リンク情報を
前記クライアントが前記広告サーバに送信するための広
告リンク情報が付加された前コンテンツを前記クライア
ントに送信する手段を含み、前記広告サーバは、前記前
コンテンツに付加された前記広告リンク情報に基づいて
前記クライアントから送信される後リンク情報を受信す
る手段と、前記後リンク情報を広告コンテンツに付加す
る手段と、前記後リンク情報が付加された前記広告コン
テンツを前記クライアントに送信する手段と、を含む、
ことを特徴とする。

【０００６】また、本発明に係る広告サーバは、前コン
テンツに付加された広告リンク情報に基づいてクライア
ントから送信される後リンク情報を受信する手段と、前
記後リンク情報を広告コンテンツに付加する手段と、前
記後リンク情報が付加された前記広告コンテンツを前記
クライアントに送信する手段と、を含むことを特徴とす
る。

【０００７】さらに、本発明に係る広告サーバの制御方
法は、前コンテンツに付加された広告リンク情報に基づ
いてクライアントから送信される後リンク情報を受信す
るステップと、前記後リンク情報を広告コンテンツに付
加するステップと、前記後リンク情報が付加された前記
広告コンテンツを前記クライアントに送信するステップ
と、を含むことを特徴とする。

【０００８】本発明では、まずクライアント（クライア
ントマシン）がコンテンツサーバから前コンテンツを受
信する。この前コンテンツには広告リンク情報が付加さ
れている。広告リンク情報は、後リンク情報をクライア
ントが広告サーバに送信するために用いる情報である。
ここで、後リンク情報は、クライアントが後コンテンツ
を取得するために用いる情報である。クライアントは前
コンテンツを受信すると、そこに付加されている広告リ
ンク情報に基づき、後リンク情報を広告サーバに送信す
る。

【０００９】広告サーバでは、後リンク情報を受信し、
それを広告コンテンツに付加する。そして、後リンク情
報が付加された広告コンテンツをクライアントに送信す
る。その後、クライアントは広告コンテンツを受信し
て、そこに付加されている後リンク情報に基づき、後コ
ンテンツを取得する。

【００１０】本発明によれば、クライアントにおいて、
前コンテンツの表示後、後コンテンツの表示前に広告コ
ンテンツを表示させることができる。このため、広告画
像をコンテンツの一部に付加する方法に比し、広告コン
テンツがユーザの目に留まりやすいようにできる。

【００１１】また、本発明の一態様では、前記後リンク
情報は、前記クライアントがユーザの操作無しで前記後
コンテンツを取得するための情報である。こうすれば、
後リンク情報が付加された広告コンテンツをクライアン
トが受信したとき、例えば所定時間後、クライアントが
ユーザの操作無しで後コンテンツを取得するようにでき
る。このため、ユーザの操作回数を削減することができ
る。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて詳細に説明する。

【００１３】図１は、本発明の好適な実施の形態に係る
広告システムの全体構成を示す図である。同図に示すよ
うに、この広告システム１０は、クライアント１４を含
んで構成されている。クライアント１４は、インターネ
ット等を含んで構成された通信ネットワーク１２に接続
されている。また、広告システム１０は、コンテンツサ
ーバ１６を含んでいる。コンテンツサーバ１６は通信ネ
ットワーク１２に接続されており、クライアント１４と
の間でコンテンツデータ等を送受信する。また、広告シ
ステム１０は、広告サーバ１８と広告データベース（Ｄ
Ｂ）２０を含んでいる。広告サーバ１８は通信ネットワ
ーク１２に接続されており、クライアント１４との間で
広告コンテンツデータ等を送受信する。広告データベー
ス２０は、広告サーバ１８からアクセスされるデータベ
ースシステムであり、広告テキストデータや広告画像デ
ータ等の広告データが格納されている。

【００１４】クライアント１４は、例えばＣＰＵ、ハー
ドディスク記憶装置、ディスプレイ及び入力装置を備え
た公知のパーソナルコンピュータシステムを含んで構成
されるものであり、特にＷｅｂブラウザがインストール
されている。これによって、ユーザはインターネット上
のコンテンツ（ＨＴＭＬ（Hyper Text Markup Languag
e）データや画像データ等）にアクセスできるようにな
っている。

【００１５】コンテンツサーバ１６は、例えばＣＰＵ、
ハードディスク記憶装置を備えた公知のサーバコンピュ
ータシステムによって構成されるものであり、特にＨＴ
ＴＰＤ（Hyper Text Transfer Protocol Daemon）がイ
ンストールされており、Ｗｅｂサーバとしての機能を有
する。すなわち、コンテンツサーバ１６は、クライアン
ト１４から送信されるコンテンツ要求を受信し、その要
求に応じて所定のコンテンツをクライアント１４に送信
する。

【００１６】広告サーバ１８は、例えばＣＰＵ、ハード
ディスク記憶装置を備えた公知のサーバコンピュータシ
ステムによって構成されるものであり、特にＨＴＴＰＤ
がインストールされており、Ｗｅｂサーバとしての機能
を有する。また、広告サーバ１８には、広告コンテンツ
を動的に生成するためのプログラム（以下、広告生成プ
ログラム）がインストールされている。広告生成プログ
ラムは、例えばＣＧＩ（Common Gateway Interface）プ
ログラムによって実現されるものである。すなわち、広
告サーバ１６は、クライアント１４から送信される広告
コンテンツ要求を受信し、広告生成プログラムによって
生成された広告コンテンツをクライアント１４に送信す
る。

【００１７】広告データベース２０は、公知のハードデ
ィスク記憶装置及びデータベースマネージメントシステ
ム（ＤＢＭＳ）を含んで構成されている。広告データベ
ース２０は、前述したように、広告テキストデータや広
告画像データ等の広告データを格納されており、広告コ
ンテンツが生成される際にアクセスされる。

【００１８】図２、図３、図４は、クライアント１４で
表示されるコンテンツの一例を示す図である。図２及び
図４は、コンテンツサーバ１６からクライアント１４に
送信されるコンテンツを示しており、例えば内容的に連
続したもの（検索結果を表示する場合のようにコンテン
ツ内容が複数ページにわたって表示される場合等）であ
る。図２は前コンテンツ（例えば、コンテンツ内容の１
ページ目）を示しており、図４は後コンテンツ（例え
ば、コンテンツ内容の２ページ目）を示している。ま
た、図３は広告コンテンツを示しており、広告サーバ１
８からクライアント１４に送信されるコンテンツであ
る。以下に、これらの図を用いて、広告システム１０に
ついてさらに詳細に説明する。

【００１９】図２に示す前コンテンツ２２は、クライア
ント１４でＷｅｂブラウザを起動し、コンテンツサーバ
１６の所定のＵＲＬ（Uniform Resource Locator）を指
定することで表示されるものである。前コンテンツ２２
は、コンテンツサーバ１６に格納され、コンテンツサー
バ１６からクライアント１４に送信される。前コンテン
ツ２２には、所定の内容が表示され、右下部にはボタン
画像２４が表示される。ボタン画像２４には、同図に示
すように、広告リンク情報２５、すなわち、広告サーバ
１８の広告コンテンツ（具体的には広告生成プログラ
ム）のＵＲＬが設定されている。また、広告リンク情報
２５には、後リンク情報、すなわち、後コンテンツのＵ
ＲＬが引数として付加されている。この引数は、広告生
成プログラムが広告コンテンツを生成する際に使用され
る。

【００２０】前述のようにボタン画像２４は広告コンテ
ンツのＵＲＬへリンクされているため、ボタン画像２４
がクリックされると、クライアント１４から広告サーバ
１８に広告コンテンツ要求が送信される。広告サーバ１
８は、この要求を受信し、広告生成プログラムを起動す
る。広告コンテンツは広告生成プログラムによって生成
され、クライアント１４へ送信される。

【００２１】ここで、広告サーバ１８における広告生成
処理について詳細に説明する。図５は、広告生成処理を
説明するためのフロー図である。同図に示すように、広
告サーバ１８はクライアント１４から送信された広告コ
ンテンツ要求（具体的には広告生成プログラム起動要
求）を受信する（Ｓ１０１）。これは、広告サーバ１８
にインストールされたＨＴＴＰＤによって実行される。
広告コンテンツ要求を受信した広告サーバ１８では、広
告生成プログラムが起動される。広告生成プログラム
は、広告コンテンツ要求に引数として付加された後リン
ク情報を抽出し、これを記憶しておく（Ｓ１０２）。次
に、広告生成プログラムは、広告データベース２０にア
クセスし、広告データベース２０に格納された広告デー
タを取得し、取得した広告データを元に広告コンテンツ
を生成する（Ｓ１０３）。すなわち、広告生成プログラ
ムは、広告データベース２０より取得した広告テキスト
データに基づいてＨＴＭＬファイルを作成し、これに広
告データベース２０より取得した広告画像データ等を付
加し、広告コンテンツを生成する。さらに、広告生成プ
ログラムは、Ｓ１０２で記憶しておいた後リンク情報を
広告コンテンツに付加する（Ｓ１０４）。すなわち、広
告生成プログラムによって生成されたＨＴＭＬファイル
内には、後コンテンツへのリンクが設けられる。そし
て、生成された広告コンテンツは、ＨＴＴＰＤによって
クライアント１４に送信される（Ｓ１０５）。

【００２２】図３は、広告サーバ１８において生成され
た広告コンテンツの一例を示している。広告コンテンツ
２６には、広告内容が表示され、右下部にはボタン画像
２８が表示される。ボタン画像２８には、同図に示すよ
うに、後リンク情報２９として後コンテンツのＵＲＬが
設定されている。これは、図５に示すフロー図のＳ１０
４において付加されたものである。すなわち、ボタン画
像２８がクリックされると、クライアント１４からコン
テンツサーバ１６に後コンテンツ要求が送信され、コン
テンツサーバ１６はこの要求に応じて後コンテンツをク
ライアント１４へ送信し、クライアント１４には図４に
示すような後コンテンツが表示される。

【００２３】図４に示す後コンテンツ３０は、内容とし
て例えば前コンテンツ２２に続くものが表示され、右下
部にはボタン画像３２が表示される。ボタン画像３２に
は、広告リンク情報３４が設定されており、引数として
次のコンテンツのＵＲＬが設定されている。したがっ
て、ボタン画像３２がクリックされると、ボタン画像２
４の場合と同様に、クライアント１４には広告コンテン
ツ２６が表示される。

【００２４】以上説明した広告システム１０によれば、
クライアント１４において前コンテンツ２２の表示後、
後コンテンツ３０の表示前に広告コンテンツ２６を表示
することができ、例えば広告画像をコンテンツの一部に
付加する方法等に比較して、広告コンテンツ２６がユー
ザの目に留まりやすいようにできる。こうして、広告を
より効果的なものとすることができる。

【００２５】なお、本発明は上記実施形態に限られな
い。

【００２６】例えば、広告コンテンツ２６において、後
リンク情報２９をボタン画像２８に設定するようにした
が、後リンク情報２９はクライアント１４がユーザの操
作無しで後コンテンツ３０を取得するための情報とする
こともできる。すなわち、後リンク情報２９を広告コン
テンツ２６が所定時間表示された後に自動的に後コンテ
ンツ３０へ遷移するように設けることもできる。こうす
れば、ユーザがクライアント１４で操作しなくとも、広
告コンテンツ２６から後コンテンツ３０へ遷移され、ク
ライアント１４に後コンテンツ３０が表示されるように
なる。これによって、ユーザの操作回数を削減すること
ができ、ユーザの利便性を図ることができる。

【００２７】また、例えば、前コンテンツ２２におい
て、広告リンク情報２５に付加される引数として、前コ
ンテンツ２２及び後コンテンツ３０の提供元を示すもの
やユーザの嗜好を示すもの等を追加することもできる。
これらの引数は、広告データベース２０から広告データ
を取得する際に利用することができる。例えば、前コン
テンツ２２及び後コンテンツ３０の提供元を示す引数に
基づいて広告データベース２０から広告データを取得す
るようにすれば、前コンテンツ２２及び後コンテンツ３
０の提供元に関連する広告コンテンツ２６を前コンテン
ツ２２及び後コンテンツ３０の間に表示することができ
る。また、ユーザの嗜好を示す引数に基づいて広告デー
タベース２０から広告データを取得するようにすれば、
ユーザの嗜好に合致した広告コンテンツ２６を前コンテ
ンツ２２及び後コンテンツ３０の間に表示することがで
きる。これによって、広告の効果をより高めることがで
きる。

【００２８】また、例えば、クライアント１４はパーソ
ナルコンピュータシステムに限られない。インターネッ
ト上のコンテンツにアクセスする機能を有するもの、例
えば、携帯電話機、携帯情報端末（ＰＤＡ）、家庭用ゲ
ーム機、セットトップボックス、テレビ受像機等をクラ
イアント１４として利用することができる。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
クライアントにおいて前コンテンツの表示後、後コンテ
ンツの表示前に広告コンテンツを表示させることがで
き、この結果、例えば広告画像をコンテンツの一部に付
加する方法等に比し、広告コンテンツがユーザの目に留
まりやすいようにできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の実施の形態に係る広告システムの全
体構成を示す図である。

【図２】 前コンテンツの一例を示す図である。

【図３】 広告コンテンツの一例を示す図である。

【図４】 後コンテンツの一例を示す図である。

【図５】 広告管理サーバの処理を示すフロー図であ
る。

【符号の説明】

１０ 広告システム、１２ 通信ネットワーク、１４
クライアント、１６コンテンツサーバ、１８ 広告サー
バ、２０ 広告ＤＢ、２２ 前コンテンツ、２５，３４
広告リンク情報、２４，２８，３２ ボタン画像、２
６ 広告コンテンツ、２９ 後リンク情報、３０ 後コ
ンテンツ。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンテンツサーバと広告サーバとを含
   み、 前記コンテンツサーバは、 クライアントが後コンテンツを取得するための後リンク
   情報を前記クライアントが前記広告サーバに送信するた
   めの広告リンク情報が付加された前コンテンツを前記ク
   ライアントに送信する手段を含み、 前記広告サーバは、 前記前コンテンツに付加された前記広告リンク情報に基
   づいて前記クライアントから送信される後リンク情報を
   受信する手段と、 前記後リンク情報を広告コンテンツに付加する手段と、 前記後リンク情報が付加された前記広告コンテンツを前
   記クライアントに送信する手段と、を含む、 ことを特徴とする広告システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の広告システムにおい
   て、 前記後リンク情報は、前記クライアントがユーザの操作
   無しで前記後コンテンツを取得するための情報である、
   ことを特徴とする広告システム。
3. 【請求項３】 前コンテンツに付加された広告リンク情
   報に基づいてクライアントから送信される後リンク情報
   を受信する手段と、 前記後リンク情報を広告コンテンツに付加する手段と、 前記後リンク情報が付加された前記広告コンテンツを前
   記クライアントに送信する手段と、 を含むことを特徴とする広告サーバ。
4. 【請求項４】 前コンテンツに付加された広告リンク情
   報に基づいてクライアントから送信される後リンク情報
   を受信するステップと、 前記後リンク情報を広告コンテンツに付加するステップ
   と、 前記後リンク情報が付加された前記広告コンテンツを前
   記クライアントに送信するステップと、 を含むことを特徴とする広告サーバの制御方法。