JP2003280560A - 立体シルエット形成システム - Google Patents

立体シルエット形成システム

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JP2003280560A
JP2003280560A JP2002084975A JP2002084975A JP2003280560A JP 2003280560 A JP2003280560 A JP 2003280560A JP 2002084975 A JP2002084975 A JP 2002084975A JP 2002084975 A JP2002084975 A JP 2002084975A JP 2003280560 A JP2003280560 A JP 2003280560A
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Japan
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light
silhouette
pattern
front side
light source
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JP2002084975A
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English (en)
Inventor
Masanori Uchida
内田真紀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体的なシルエットを形成するイ
ンテリアの構成を提供すること。 【解決手段】 筒状の物体中に光源2を収容し、
観察が行われる前側、及びその反対方向の後側に、それ
ぞれ光を透過する孔11を配列し、当該前側の孔11を
通過した直接光51、及び当該後側の孔11を通過し、
かつ背面を形成している素材4に反射した間接光52の
双方を一体とすることに基づき、前側の直接光51と、
後側の間接光52の遠近感によって立体的なシルエット
を形成するシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の模様を用い
て、立体的なシルエットを形成するシステムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、所定の物体に複数個の透過孔を設
け、孔を通過し、所定の素材に反射した直接孔、又は間
接光によってシルエットを形成することが提唱されてい
る(例えば、特表昭63−501824号、特開平2−
218314号、特開平11−244109号等)。
【0003】しかしながら、これらの従来技術において
は、何れも単に平面的なシルエットを形成しているだけ
であって、何ら立体的な印象を与えるシルエットを形成
するような工夫が行われていない。
【0004】このため、折角、透過光による直接光、又
は当該透過光の反射に基づく間接光によるシルエットを
形成しても、これによって受ける印象が極めて単調であ
り、美的効果の発生に極めて不充分であることを否定す
ることはできない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のごと
き従来技術の状況に鑑み、前記直接光、及び間接光と一
体とすることによって、従来技術の欠点を克服できるよ
うな立体的なシルエットを形成するシステムを提供する
ことを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
め、本発明の構成は、筒状の物体中に光源を収容し、観
察が行われる前側、及びその反対方向の後側に、それぞ
れ光を透過する孔を配列し、当該前側の孔を通過した直
接光、及び当該後側の孔を通過し、かつ背面を形成して
いる素材に反射した間接光の双方を一体とすることによ
って立体的なシルエットを形成するシステムからなる。
【0007】
【発明の実施の形態】図3(a)、(b)は、それぞれ
本発明の典型的な実施形態を示す。
【0008】上記図3(a)、(b)に示すように、本
発明は、観察が行われる前側において、筒状壁面の孔1
1を透過した直接光51による模様、及びその反対の後
側の孔11を透過し、かつ背面を形成している素材4
(壁、カーテン等)に反射した間接光52による模様と
が一体を成してシルエットを形成する。
【0009】そして、当該直接光51の模様は、筒状物
体1の前側において形成されているのに対し、当該間接
光52の模様は、筒状物体1の後側に位置している背面
を形成している素材4において形成されていることによ
って、双方の模様は、遠近感に訴えることによって、立
体的なシルエットを形成することができる。
【0010】図3(a)は、筒状物体1として、断面略
円形の場合を示し、図3(b)は、筒状物体1として断
面略矩形の場合を示すが、前記の断面形状は、特にこれ
らの形状に限定される訳ではなく、例えば楕円形状、三
角形状等をも採用することができる。
【0011】筒状物体1の内側に収容する光源2は、特
に限定されないが、筒状物体1の長手方向と直交する方
向に光を透過させる場合には、蛍光灯のような略線状の
光源2を使用することが適切であり、逆に、筒状物体1
の長手方向に対し、拡散する方向に透過光を発生させる
場合には、電球など点状の光源2を使用することが適切
である。
【0012】本発明による立体的なシルエットの模様と
しては、格別の限定は存在しないが、一般には手前側の
直接光51による模様を中心的なシルエット模様とし、
反対側の間接光52による模様については、そのバック
グラウンドとして形成する場合が多い。
【0013】例えば、図4に示すように、人物、又は仏
像などの人間の身体、又は人間の身体を模擬した像をシ
ルエットとする場合には、前側の直接光51による模様
によって顔、身体等を形成し、反対側の間接光52の模
様によって、背後のバックグラウンド模様(例えば仏像
における周囲の光の模様)を形成した場合には、幻想的
な雰囲気による美的効果を享受することができる。
【0014】筒状物体1の内側に使用する光源2とし
て、光源2を揺動させた場合、又はろうそくを使用した
場合では、直接光51による模様、及び間接光52によ
る模様は揺れ動くが、特に、間接光52による模様は、
背景を形成している素材4に照射した光が明瞭に動いた
状態となり、ダイナミックな雰囲気を享受することがで
きる。
【0015】更には、図5に示すように、前側における
光を透過する孔11につき、斜下方向、又は斜上方向の
双方、又は何れか一方に開設した場合には、床6、天井
7の双方、又は何れか一方において、間接光52による
シルエットによる模様をも加味して享受することが可能
となる。尚、上記のような床6、及び又は天井7に対す
る間接光52による模様の加味は、後側の間接光52に
よっても実現可能であるが、前側の場合に比し、観察者
3によって受ける印象の度合いが薄いことを免れること
ができない。
【0016】以下、実施例にしたがって説明する。
【0017】
【実施例1】実施例1においては、図1に示すように、
光源2をG(緑色)、B(青色)、R(赤色)等のカラ
ー領域に区分し、かつ当該光源2を筒状物体1内におい
て回転させている。
【0018】このような光源2を使用することによっ
て、前記直接光51による模様、及び間接光52による
模様との一体形成によるシルエットは、カラーによって
区分された模様を呈し、しかも当該区分状況が周期的に
変化することになり、これによって、色彩的かつ動的な
効果を享受することができる。
【0019】
【実施例2】実施例2においては、図2に示すように、
前側の直接光51による模様を、鳥の頭部、胴部、及び
脚部とし、後側の間接光52による模様を、開いたこと
による羽根模様としているが、このような模様の組み合
わせによって、羽根を開いた状態にある鳥の、生き生き
としたシルエットを享受することができる。
【0020】特に、鳥として孔雀を対象とした場合に
は、反対側の間接光52によって、広範囲の羽根を開い
た状態の模様を形成することになり、美的効果を十分高
揚することができる。
【0021】このような実施例において、実施の形態の
項において述べたように、光源2として、揺動する照
明、又はろうそくを用いた場合には、特に、後側の間接
光52によっては、開いた羽根模様が揺動している印象
を与えることになり、きわめて効果的である。
【0022】
【発明の効果】以上のような本発明においては、直接光
による模様と間接光の模様との一体結合によって、立体
的なシルエットを享受することが可能になるとともに、
その余の色々なファクターを加味することによって、更
に美的効果を高揚させることが可能となる。
【0023】このように、本願発明は、比較的簡単な構
成でありながら、従来技術のシルエットとは質的に異な
る効果を発揮することができ、その価値は絶大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の光源の状態を示している斜視図であ
る。
【図2】実施例2の状態を示している正面斜視図であ
る。
【図3】本発明の基本形態を示す上面図であり、(a)
は筒状物体の断面形状が略円形である場合を示し、
(b)は断面形状が略矩形である場合を示す。
【図4】人間の身体を模擬した仏像によるシルエットの
状態を示す正面斜視図。
【図5】床、及び又は天井に対しても、間接光の模様を
実用することができる状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1:筒状物体 11:孔 2:光源 3:観察者 4:背面を形成している素材 51:直接光 52:間接光 6:床 7:天井
フロントページの続き Fターム(参考) 5C096 AA01 AA11 BA01 BA03 BA05 BB08 BB11 BB18 BB22 BC04 BC11 BC12 BC13 BC15 CA04 CA13 CA29 CA32 CB01 CB10 CC03 CC05 CC10 CC17 CE06 DB06 DB09 DB17 DB19 DC04 FA05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の物体中に光源を収容し、観察が行わ
    れる前側、及びその反対方向の後側に、それぞれ光を透
    過する孔を配列し、当該前側の孔を通過した直接光、及
    び当該後側の孔を通過し、かつ背面を形成している素材
    に反射した間接光の双方を一体とすることによって立体
    的なシルエットを形成するシステム。
  2. 【請求項2】収容された光源が揺動することを特徴とす
    る請求項1記載の立体シルエット形成システム。
  3. 【請求項3】使用する光源としてろうそくを採用するこ
    とを特徴とする請求項1記載の立体シルエット形成シス
    テム。
  4. 【請求項4】光源がカラー領域によって区分され、かつ
    回転し得ることを特徴とする請求項1記載の立体シルエ
    ット形成システム。
  5. 【請求項5】当該前側の孔の一部につき、斜下方向、斜
    上方向のいずれか一方、又は双方に開設し、当該孔を透
    過する直接光によって床、天井のいずれか一方、又は双
    方において、間接光によるシルエットを付加し得ること
    を特徴とする請求項1記載の立体シルエット形成システ
    ム。
  6. 【請求項6】前側の直接光によって、人間の身体、又は
    人間の身体を模擬した像を形成し、後側の間接光によっ
    て、前記像に対するバックグラウンドによる模様を形成
    することを特徴とする請求項1、2、3、4記載の立体
    シルエット形成システム。
  7. 【請求項7】前側の直接光によって鳥の頭部、胴部、及
    び脚部による模様を形成し、後側の間接光によって、当
    該鳥の開いた状態の羽根による模様を形成することを特
    徴とする請求項1及び2、3、4記載の立体シルエット
    形成システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006208938A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Toyoda Gosei Co Ltd ディスプレイ装置
KR100631149B1 (ko) 2005-03-04 2006-10-12 조정웅 후측광을 구비한 광고 간판
KR200450592Y1 (ko) 2008-06-02 2010-10-14 박종윤 후광 효과를 가지는 면발광 채널 간판

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