JP2003280218A - 基板処理方法および基板処理装置 - Google Patents

基板処理方法および基板処理装置

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JP2003280218A
JP2003280218A JP2002087434A JP2002087434A JP2003280218A JP 2003280218 A JP2003280218 A JP 2003280218A JP 2002087434 A JP2002087434 A JP 2002087434A JP 2002087434 A JP2002087434 A JP 2002087434A JP 2003280218 A JP2003280218 A JP 2003280218A
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magnetic
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Hideki Adachi
秀喜 足立
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の細部や微細部分にも純水や純水を主体
とする液体を供給して基板に対する所定の表面処理を良
好に行うことができる基板処理方法および基板処理装置
を提供する。 【解決手段】 分岐配管80b、87bには磁気処理ユ
ニット82が連通接続されている。この磁気処理ユニッ
ト82は純水供給源から送られてくる純水に対して磁気
処理を施す装置であり、こうして磁気処理された純水は
開閉弁83b、88bを介して液ノズル16,33に送
られ、各液ノズル16からリンス液として基板Wに供給
されてリンス処理がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体ウエハ、
フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、プ
ラズマ表示用ガラス基板、光ディスク用基板などの各種
基板(以下、単に「基板」という)に純水または純水を
主体とする液体を供給することによって、該基板に対し
て所定の表面処理を施す基板処理方法および基板処理装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスや液晶表示装置などの電
子部品を製造するプロセス工程においては、純水または
純水を主体とする液体が数多くの使用されている。例え
ば、基板上に塗布されたレジストをアルカリ現像してパ
ターニングする場合、まず不要なレジストを除去するた
めにアルカリ性現像液を基板に供給して現像処理を開始
した後、所定時間が経過すると、そのアルカリ性水溶液
を除去して現像を停止するために純水などのリンス液を
基板に供給する。これによって現像液をリンス液に置換
して現像処理を完了させる。そして、リンス洗浄後の基
板を回転させることにより基板上に残っているリンス液
に遠心力を作用させて基板からリンス液を除去し、乾燥
させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、良好な電子
部品を製造するためには、現像処理によってパターニン
グされたレジストの細部にわたってリンス液を行き渡ら
せて現像処理を確実に停止させるとともに、リンス液へ
の置換効率を高めることが重要となっている。また、半
導体デバイスなどの微細化が近年急速に進められてお
り、微細部分にもリンス液を確実に供給させることが重
大な技術課題のひとつとなってきている。
【0004】なお、このような要望は単に純水または純
水を主体とするリンス液によるリンス洗浄処理にとどま
らず、純水または純水を主体とする液体を用いて基板に
対して所定の表面処理を実行する場合にも及ぶものであ
り、純水または純水を主体とする液体を用いた基板処理
全般において共通する課題となっている。
【0005】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、基板の細部や微細部分にも純水や純水を主体とす
る液体を供給して基板に対する所定の表面処理を良好に
行うことができる基板処理方法および基板処理装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、磁気処理された純水を含む磁気水を基板
に供給することによって、該基板に対して所定の表面処
理を施している。磁気処理された純水は、種々の文献
(例えばK.J. Kronenberg, Magnetic Water Treatment
Demystified, Raum & Zeit, Vol.1, No.2, June-July 1
989, pg.58-66)に紹介されているように、磁気作用に
より水分子が極めて細かく砕かれてクラスターが小さく
なり、その表面張力は磁気処理されていない純水のそれ
よりも低下することが知られている。そのため、磁気処
理された純水を含む磁気水を基板に供給した際、基板の
細部にまで行渡り表面処理を基板全体にわたって良好に
行うことが可能となる。例えば、磁気水を前記基板に供
給して前記基板を洗浄リンスした場合、磁気水がリンス
液として機能し、基板の細部に残存している洗浄対象物
を確実にリンス除去することができる。このとき、磁気
処理された純水を磁気水としてそのまま使用してもよい
し、また磁気処理された純水に薬液やガスなどを混合さ
せたものを磁気水として使用してもよい。
【0007】また、磁気水を用いて基板を洗浄リンス処
理した後に該基板を乾燥させる場合にも、純水の表面張
力が低下していることから該乾燥処理を効率良く短時間
で行うことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明にかかる基板処理
装置の一実施形態を示す縦断面図である。この基板処理
装置は、液晶表示装置用ガラス基板W(以下、単に「基
板W」という)に対して現像液やエッチング液などの薬
液を用いた薬液処理、リンス処理、および乾燥処理をこ
の順序で連続して行う装置である。この装置は、同図に
示すように、基板Wを保持する基板支持部1と、その基
板支持部1を回転駆動する駆動部2と、基板支持部1の
上側で処理空間Sを形成し遮蔽する上部遮蔽部3と、上
部遮蔽部3を上下動させる昇降部4と、基板Wから振り
切られる液体を回収するカップ部5と、それぞれの装置
各部を収納するハウジング6を備えている。
【0009】この基板支持部1は、基板Wと同程度の平
面サイズを有する基板支持板11と、この基板支持板1
1の上面に固着されて基板Wの周縁部を支持する周縁支
持ピン12と、基板支持板11の上面に固着されて基板
Wの下面中央部を支持する中央支持ピン13とを備えて
いる。また、基板支持部1は、薬液処理を実行すること
を考慮して耐薬品性樹脂で構成されている。
【0010】周縁支持ピン12は基板Wの4角部に対応
して配置される。各周縁支持ピン12は、基板Wの外周
端縁を下方から支持する支持台121と、支持台121
に支持された基板Wの外周端面に当接して基板Wの移動
を規制する案内立ち上がり面122とを備えており、基
板Wの周縁部を4箇所で支持している。なお、図1で
は、図面が煩雑になることを避けるために、2個の周縁
支持ピン12のみを示している。また、中央支持ピン1
3は基板Wの中央部に対応して基板支持板11に4個配
置されている。このように、この実施形態では、支持ピ
ン12,13によって基板Wが基板支持板11から上方
側に離間された状態で支持されており、基板支持板11
と周縁支持ピン12と中央支持ピン13とで本発明の
「基板支持手段」が構成されている。
【0011】また、筒軸21は中空筒状の部材で構成さ
れ、その中心に沿って液ノズル16が配設されている。
そして、液ノズル16には、液供給管161が貫通さ
れ、この液供給管161の上端が基板Wの下面中央部に
臨んでおり、上端部に設けられたノズル孔162から基
板Wの下面の回転中心付近に処理液(薬液やリンス液)
を供給できるように構成されている。
【0012】さらに、筒軸21は基板支持板11の開口
に臨んで延在し、基板支持板11に対して上側に位置す
ることにより排出口17が開口されている。また、筒軸
21と液ノズル16との間隙は流量調整弁86aを介し
て配管86が大気圧雰囲気に開放されるように構成され
ている。そして、排出口17において、この液ノズル1
6の側面と筒軸21内周面との間隙から大気圧雰囲気か
らのエアーが吐出される。液ノズル16の先端部には断
面T字状に形成され、平坦な上面の中央部に処理液のノ
ズル孔162が開口される。
【0013】液ノズル16は配管80に連通接続されて
いる。この配管80の基端部は2つに分岐されており、
第1の分岐配管80aには薬液供給源81が連通接続さ
れ、第2の分岐配管80bには磁気処理ユニット82が
連通接続されている。この磁気処理ユニット82は図示
を省略する純水供給源、例えば基板処理装置を設置する
工場に設けられた用力から送られてくる純水に対して磁
気処理を施す装置であり、例えば図2に示すにように構
成されているが、純水を磁気処理することができる構成
であれば任意であることはいうまでもない。
【0014】図2は磁気処理ユニットの一例を示す断面
図である。この磁気処理ユニット82は、ユニット本体
821の内部に2つの配管822,823が略T字状に
接続された状態で配置されている。そして、配管822
の一方端が純水供給源に接続されており、純水供給源か
ら送られてきた純水が配管822を介してユニット内部
に引き入れられ、配管823の中央部で2つに分流され
た後、配管823の各端部から分岐配管80b、87b
にそれぞれ流入するように構成されている。
【0015】また、配管822の外周面に極性を交互に
異ならせて永久磁石824〜827が配設されており、
配管822内を流れる純水に対してほぼ直交する方向か
ら交番磁界(図2中の破線矢印)が印加されている。そ
の結果、配管822内を流れる純水に対して磁気処理が
なされ、低表面張力の純水が生成されている。なお、こ
うして磁気処理された純水は配管823を介して分岐配
管80b、87bに送られる。
【0016】図1に戻って装置構成について説明を続け
る。各分岐配管80a、80bには開閉弁83a、83
bがそれぞれ設けられている。そのため、開閉弁83a
を閉じた状態で開閉弁83bを開くことで、分岐配管8
0bおよび配管80を介して磁気処理された純水(磁気
水)がリンス液として液ノズル16に圧送されて液ノズ
ル16のノズル孔162から基板Wの下面に向けて供給
される。このように、この実施形態では、分岐配管80
b、開閉弁83b、配管80および液ノズル16によっ
て、基板Wの下面に向けて磁気水をリンス液として供給
するための磁気水供給手段が構成されている。
【0017】また、逆に開閉弁83bを閉じた状態で開
閉弁83aを開くことで、液ノズル16のノズル孔16
2から基板Wの下面に向けて薬液を供給できるようにな
っている。
【0018】また、気体供給路163は、液ノズル16
内に設けられるとともに、その下端部は、開閉弁84a
が設けられた配管84を介して気体供給源85に連通接
続されており、気体供給路163の上端部の吐出口から
基板支持板11と基板Wの下面との間の空間に、清浄な
空気や清浄な不活性ガス(窒素ガスなど)などの清浄な
気体を供給できるように構成されている。
【0019】モータ23やベルト機構22などは、この
基板処理装置の底板としてのベース部材61上に設けら
れた円筒状のケーシング62内に収容されている。この
ケーシング62が、筒軸21の外周面に軸受け63を介
して接続され、筒軸21を覆う状態となる。すなわち、
モータ23から基板支持板11に接続する直前までの筒
軸21の周囲をケーシング62で覆い、これに伴い筒軸
21に下方に取り付けられたモータ23もカバーで覆っ
た状態とする。
【0020】上部遮蔽部3は、基板Wを挟んで基板支持
板11に対向するように上部回転板31が配設されてお
り、昇降部4の回転板昇降機構41によって上下動され
る。この上部回転板31は基板Wの周縁領域を覆うリン
グ状を呈しており、中央部に大きな開口31aが開けら
れている。そして、開口31aの周囲は仕切壁31bが
円筒状に立設されており、この仕切壁31b内に、開口
31aを塞ぐように補助遮蔽機構32と、基板Wの上面
に薬液とリンス液を供給する液ノズル33が、上下移動
自在に設けられている。そして、これら補助遮蔽機構3
2および液ノズル33がそれぞれ独立して昇降部4の補
助遮蔽昇降機構42によって上下動される。このため、
回転板昇降機構41によって上部回転板31を基板支持
板11側に下降させて上部回転板31を周縁支持ピン1
2により支持させるとともに、補助遮蔽昇降機構42に
よって補助遮蔽機構32および液ノズル33を基板支持
板11側に下降させて開口31aを塞ぐと、基板支持板
11とで挟まれた処理空間Sが形成される。また必要に
応じて液ノズル33のみを基板Wの直上位置まで移動さ
せて至近距離から基板Wに処理液を供給可能としてい
る。
【0021】この処理空間Sに向けて液ノズル33にノ
ズル孔334が配設されている。そして、液ノズル16
側と同様にして薬液とリンス液とを選択的に切り換えて
基板Wの上面中央部に供給できるようになっている。す
なわち、液ノズル33の中空部には、液供給管332が
貫通され、その下端部から基板支持板11に保持された
基板Wの上面の回転中心付近に処理液(薬液やリンス
液)を供給できるように構成されている。この液供給管
332は配管87に連通接続されている。そして、この
配管87の基端部は2つに分岐されており、第1の分岐
配管87aには薬液供給源81が連通接続され、第2の
分岐配管87bには磁気処理ユニット82が連通接続さ
れている。分岐配管87a、87bには開閉弁88a、
88bがそれぞれ設けられており、開閉弁88aを閉じ
た状態で開閉弁88bを開くことで磁気処理された純水
がリンス液として液ノズル33のノズル孔334から基
板Wの上面に向けて供給される。このように、この実施
形態では、分岐配管87b、開閉弁88b、配管87お
よび液ノズル33によって、基板Wの上面に向けて磁気
水をリンス液として供給するための磁気水供給手段が構
成されている。
【0022】また逆に、開閉弁88bを閉じた状態で開
閉弁88aを開くことで、液ノズル33のノズル孔33
4から基板Wの上面に向けて薬液を供給できるようにな
っている。
【0023】また、液ノズル33の内周面と液供給管3
32の外周面との間の隙間は、気体供給路333となっ
ている。この気体供給路333は、開閉弁89aが設け
られた配管89を介して気体供給源85に連通接続され
ており、気体供給路333の下端部から上部回転板31
と基板Wの上面との間の空間に清浄な気体を供給できる
ように構成されている。
【0024】次に上記のように構成された基板処理装置
の動作について説明する。この基板処理装置では、図示
を省略する基板搬送装置によりハウジング6内に基板W
が搬入され、基板支持部1に載置される。このとき、上
部回転板31、補助遮蔽機構32および液ノズル33は
上方へ退避している。
【0025】こうして基板Wの搬入が完了すると、装置
全体を制御手段(図示省略)から与えられる制御信号に
基づき装置各部が所定の動作プログラムにしたがって以
下のように動作して薬液処理、リンス処理および乾燥処
理を実行する。
【0026】まず、液ノズル33を基板Wの上面近傍ま
で降下させた後、薬液処理を開始する。すなわち、閉成
されている全開閉弁のうち開閉弁88a、83aのみを
開き、液ノズル16、33から基板Wの上面及び下面の
中央部にそれぞれ薬液を供給する。なお、このとき、上
部回転板31と補助遮蔽機構32とを上方へ退避させて
おくことで、薬液が上部回転板31と補助遮蔽機構32
に付着するのを防止している。また、モータ23を始動
させて、基板支持板11を回転させて該基板支持板11
に保持されている基板Wを水平状態で回転させる。これ
により、上記のようにして基板Wに供給された薬液が基
板Wの回転に伴う遠心力によって径方向に導かれ、基板
Wの上下面全域に薬液が行き渡って薬液処理が行われ
る。
【0027】そして、薬液処理が完了すると、上方に退
避していた上部回転板31および補助遮蔽機構32を下
方へ移動させる。これにより、上部回転板31の抑えピ
ンが、基板支持板11の上面に固着されている周縁支持
ピン12と連結され、密閉された処理空間Sが形成され
る。この状態で開閉弁83a,88aを閉成して液ノズ
ル16,33からの薬液供給を停止する。また、開閉弁
83bを開くことでリンス液を液ノズル16を介して基
板Wの下面中央部に供給するとともに、開閉弁88bを
開くことでリンス液を液ノズル33を介して基板Wの上
面中央部に供給して基板Wに対するリンス処理を行う。
【0028】また、リンス処理が完了すると、開閉弁8
3b、88bを閉成して液ノズル16、33から基板W
へのリンス液の供給を停止して乾燥処理へと移る。この
乾燥処理では、モータ23の回転数をさらに上げて基板
Wを高速回転させて、基板W上に残されたリンス液を遠
心力により振り切っている。
【0029】それに続いて、開閉弁84a、89aを開
き、気体供給路163,333から基板Wの上下面に窒
素ガスなどの不活性ガスを供給させることによって処理
空間Sを不活性ガスに置換する。これによって、リンス
処理後の基板Wの上下面に酸化膜を形成されるのを効果
的に防止することができる。
【0030】さらに、乾操工程が完了すると、モータ2
3の回転を停止させるとともに、上部回転板31、補助
遮蔽機構32および液ノズル33を退避位置に戻す。そ
して、基板搬送装置によって処理済みの基板Wが装置外
に搬出される。その後については、次の基板Wが基板搬
送装置により搬送されてくるのを待って上記一連の処理
を繰り返して実行する。
【0031】以上のように、この実施形態によれば、リ
ンス液として単なる純水ではなく磁気処理した純水が使
用されているので、リンス液の表面張力が低くなり、基
板Wに供給されたリンス液が基板Wの細部まで行渡りリ
ンス処理が基板全体にわたって良好に行われる。また、
磁気水によりリンス処理を行っているため、リンス処理
後に基板Wに残存する液体も磁気水、つまり低表面張力
の純水のみとなるため、乾燥処理を効率良く短時間で行
うことが可能となる。
【0032】なお、本発明は上記した実施形態に限定さ
れるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて
上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能であ
る。例えば、上記実施形態では磁気処理された純水をそ
のままリンス液として使用しているが、磁気処理された
純水そのままではなく、純水を主体としてリンス処理に
適した薬液やガスなどを混合させたものを磁気水とし、
これをリンス液として基板Wに供給してリンス処理を実
行するようにしてもよい。例えば、磁気処理された純水
に炭酸ガスを混合させたものを磁気水として基板Wに供
給してリンス処理してもよく、上記した作用効果に加え
て炭酸ガスの混合により磁気水の比抵抗値が低下し、基
板W上の電荷を磁気水を通して吸収して消滅させること
ができ、基板Wの帯電を防止することが可能となる。
【0033】また、上記実施形態では磁気水をリンス液
として用いた場合について説明したが、磁気水の適用範
囲はこれに限定されるものではなく、純水または純水を
主体とする処理液を基板に供給することによって該基板
に対して所定の表面処理を施す基板処理装置全般に本発
明を適用することができる。
【0034】また、磁気水と純水を交互に基板に供給す
ることによってリンス処理工程を構成するようにしても
よい。
【0035】さらに、基板に対する表面処理は基板を1
枚ずつ処理する枚葉処理に限らず複数枚を同時に処理す
るバッチ処理に本発明を適用してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、磁気
処理された純水を含む磁気水を基板に供給することによ
って、該基板に対して所定の表面処理を施すように構成
しているので、該表面処理を行う処理液(純水または純
水を主体とする液体)の表面張力を低減させて処理液を
基板の細部にまで行渡らせることができ、その結果、表
面処理を基板全体にわたって良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる基板処理装置の一実施形態を示
す縦断面図である。
【図2】図1の基板処理装置に用いられる磁気処理ユニ
ットの一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1…基板支持部(基板支持手段) 16,33…液ノズル(磁気水供給手段) 80,87…配管(磁気水供給手段) 80b,87b…分岐配管(磁気水供給手段) 82…磁気処理ユニット(磁気処理手段) 83b,88b…開閉弁(磁気水供給手段) W…基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 647 H01L 21/30 569E Fターム(参考) 2H088 FA21 FA30 HA01 MA20 2H090 JA01 JB02 JC19 2H096 AA25 AA27 CA20 3B201 AA01 AB33 AB47 BB22 BB95 BB98 CC01 CC13 5F046 LA03 LA12 LA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気処理された純水を含む磁気水を基板
    に供給することによって、該基板に対して所定の表面処
    理を施すことを特徴とする基板処理方法。
  2. 【請求項2】 前記磁気水を前記基板に供給して前記基
    板を洗浄リンスする請求項1記載の基板処理方法。
  3. 【請求項3】 磁気処理された純水を前記磁気水として
    そのまま前記基板に供給して前記基板を洗浄リンスする
    請求項2記載の基板処理方法。
  4. 【請求項4】 前記磁気水により基板を洗浄リンスする
    のに続いて、該基板を乾燥させる請求項2または3記載
    の基板処理方法。
  5. 【請求項5】 基板を支持する基板支持手段と、純水供
    給源から送られてくる純水に対して磁気処理を施す磁気
    処理手段と、 前記磁気処理手段によって磁気処理された純水を含む磁
    気水を、前記基板支持手段に保持された基板に向けて供
    給する磁気水供給手段とを備えたことを特徴とする基板
    処理装置。
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