JP2003279855A - テレコンバータレンズ - Google Patents

テレコンバータレンズ

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JP2003279855A
JP2003279855A JP2002081025A JP2002081025A JP2003279855A JP 2003279855 A JP2003279855 A JP 2003279855A JP 2002081025 A JP2002081025 A JP 2002081025A JP 2002081025 A JP2002081025 A JP 2002081025A JP 2003279855 A JP2003279855 A JP 2003279855A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所望のアフォーカル倍率を実現しつつ、高い
光学性能が得られるテレコンバータレンズを実現するこ
と。 【解決手段】 主レンズMの物体側に装着するテレコン
バータレンズCを、物体側より順に、像側に比して物体
側に曲率の大きい凸面を向けた正の屈折力の第1レンズ
L1と負の屈折力の第2レンズL2とを接合した全体と
して正の屈折力の接合レンズLc、物体側に凸面を向け
たメニスカス形状で正の屈折力の第3レンズL3、物体
側に比して像側に曲率の大きい凹面を向けた両凹形状で
負の屈折力の第4レンズL4で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主レンズの物体側
に装着して、全系の焦点距離を望遠側に変位させるテレ
コンバータレンズに関し、特にカメラやビデオカメラ等
の撮影レンズ用に好適なテレコンバータレンズに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より撮影レンズの物体側に装着し、
全系の焦点面を一定位置に維持した状態で、撮影系全体
の焦点距離を望遠側に変化させるフロント方式のテレコ
ンバータレンズが提案されている。
【0003】このテレコンバータレンズは多くの場合、
物体側に正の屈折力を有する群と、像面側に負の屈折力
を有する群とを所定の主点間隔を隔てて配置し、全体と
してアフォーカル系を構成している。
【0004】このため最も簡単なレンズ系としては、正
と負の屈折力の2つのレンズにより構成することができ
るが、撮影レンズに装着したときに所望の光学性能を得
るには、収差補正上、各レンズ群を複数枚のレンズによ
り構成することが必要となってくる。
【0005】例えば、特開平10−197792号公報
では、物体側の正の屈折力を有するレンズ群を、負レン
ズと正レンズの接合レンズにより構成することで、フロ
ント方式のテレコンバータ装着時に問題となる色収差を
良好に補正している。
【0006】これに対し、特開2000−131609
号公報では、物体側の正の屈折力を、接合レンズと正の
単レンズで分担することで、1.9倍のアフォーカル倍
率と、良好な収差補正を実現している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−197792号公報に開示されたテレコンバータ
レンズで2倍を越えるアフォーカル倍率を得るために
は、接合レンズを構成する負レンズの形状を極端なメニ
スカス形状にしなければならない上、物体側の正の屈折
力を接合レンズのみで分担せねばならず、収差補正上不
利であった。
【0008】また、特開2000−131609号公報
に開示されたテレコンバータレンズにおいても、負の屈
折力を分担する第4レンズがメニスカス形状をしてお
り、よりアフォーカル倍率を上げた際には収差補正上不
利であった。
【0009】本発明は上記従来例を考慮してなされたも
ので、レンズ構成を適切に設定することにより、所望の
アフォーカル倍率を実現しつつも、高い光学性能が得ら
れるテレコンバータレンズを提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、主レンズの物体側に装着するテレコンバ
ータレンズを、物体側より順に、像側に比して物体側に
曲率の大きい凸面を向けた正の屈折力の第1レンズと負
の屈折力の第2レンズとを接合した全体として正の屈折
力の接合レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカス形状
で正の屈折力の第3レンズ、物体側に比して像側に曲率
の大きい凹面を向けた両凹形状で負の屈折力の第4レン
ズで構成したことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を用いて本発明のテレコンバ
ータレンズの実施形態について説明する。
【0012】図1は、後述する数値実施例1のテレコン
バータレンズを撮影レンズ(主レンズ)の前方に装着し
たときの全系のレンズ断面図である。図2、図3はそれ
ぞれ数値実施例2,3のテレコンバータレンズのみのレ
ンズ断面図であり、図1と同様に撮影レンズの前方に装
着される。
【0013】以下、代表して図1に示したテレコンバー
タレンズを用いて説明を行う。
【0014】図1において、Cはテレコンバータレンズ
であり、全体としてアフォーカル系よりなっている。M
は撮影レンズ(主レンズ)であり、単一の焦点距離のレ
ンズ系又は焦点距離が可変のズームレンズよりなってい
る。
【0015】テレコンバータレンズCは、物体側より順
に、像側に比して物体側に曲率の大きい(パワーの強
い)凸面を向けた正の屈折力の第1レンズL1と負の屈
折力の第2レンズL2とを接合した全体として正の屈折
力の接合レンズLc、物体側に凸面を向けたメニスカス
形状で正の屈折力の第3レンズL3、物体側に比して像
側に曲率の大きい(パワーの強い)凹面を向けた両凹形
状で負の屈折力の第4レンズL4から構成されている。
【0016】5は像面であり、テレコンバータレンズC
の装着の有無によらず撮影レンズMにより一定位置に形
成される。6は光軸である。
【0017】そして、本実施形態では、接合レンズLc
の焦点距離をf12、第3レンズL3の焦点距離をf3
とするとき、 2<f12/f3<5 ・・・(1) なる条件を満足している。
【0018】また、第4レンズのアッベ数をν4とする
とき、 ν4 < 45 ・・・(2) なる条件を満足している。
【0019】更に、物体側より第i番目の面の曲率半径
をRiとするとき、 0.5<(R3+R1)/(R3−R1)<3.0 ・・・(3) 1.2<(R5+R4)/(R5−R4)<2.4 ・・・(4) −0.9<(R7+R6)/(R7−R6)<−0.5 ・・・(5) なる条件を満足している。
【0020】一般に撮影レンズMは、それ自身で撮影を
行うために単独で良好な収差補正がなされている。この
ためテレコンバータレンズCを装着したときに全体で良
好なる光学性能を得るには、テレコンバータレンズC単
独で良好なる収差補正を達成しておく必要がある。
【0021】一方、テレコンバータレンズCの全長短縮
化を図るには、正の屈折力の物体側レンズ群と負の屈折
力の像面側レンズ群との主点間隔を小さくする必要があ
る。しかしながら、アフォーカル倍率を一定とした場
合、レンズ間隔を小さくするためには、正負それぞれの
レンズ群の屈折力を強める必要がある。このとき、単純
にレンズ群の屈折力を強めると一般に収差が多く発生
し、少ない構成枚数で良好な収差補正を得ることは困難
になってくる。
【0022】そこで本実施形態では、各レンズ群の屈折
力を強くしてコンバータレンズの全長を短く設定して
も、テレコンバータレンズCを構成するレンズ形状を前
述のごとく構成することにより、諸収差を良好に補正す
ることを可能としている。
【0023】次に本実施形態におけるレンズ形状及び各
条件式の技術的意味を、テレコンバータレンズCを撮影
レンズMに装着した場合における全系の収差に関連づけ
て説明する。
【0024】物体側にパワーの強い凸面を向けた正の屈
折力の第1レンズL1は、テレコンバータレンズCの物
体側レンズ群の正の屈折力を分担し、その形状により非
点隔差及び像面湾曲を良好に補正している。
【0025】第2レンズL2は、第1レンズL1との接
合により、高倍化による色収差を良好に補正している。
【0026】第3レンズL3は、物体側レンズ群の正の
パワーの大部分を分担し、その形状によりテレコンバー
タレンズCの像側に配置された負屈折力の像側レンズ群
との主点間隔を引き離す働きがある。
【0027】像側にパワーの強い負の屈折面を向けた第
4レンズL4は、歪曲収差を補正する上で有効である。
【0028】条件式(1)は、接合レンズLcと第3レ
ンズL3の屈折力の適切な比を特定するものである。条
件式(1)の下限を超えると全長を短く保ったまま十分
なアフォーカル倍率を得ることが難しい。一方、上限を
超えると2枚の正レンズのパワー配分が不適切となり、
特に歪曲収差の補正が困難になる。
【0029】条件式(2)は、第4レンズL4のアッベ
数の適切な範囲を表すものである。条件式(2)は、ア
フォーカル倍率2倍以上のコンバータレンズにおいて、
少ない構成枚数にて色収差を良好に保つために必要な要
件である。
【0030】条件式(3)〜(5)は、テレコンバータ
レンズCを構成する接合レンズLc、第3レンズL3、
第4レンズL4の適切な形状を特定するための条件であ
る。条件式(3)〜(5)を同時に満足するように各要
素を構成することにより、コンバータレンズ全長を短く
保った上で、良好な収差補正を行うことができる。
【0031】次に本実施形態のテレコンバータレンズの
数値実施例を示す。各数値実施例において、Riは物体
側より順に第i番目の面の曲率半径、Diは物体側より
順に第i番目のレンズ厚又は間隔、Niとνiは各々物
体側より順に第i番目のレンズの屈折率とアッベ数であ
る。
【0032】
【表1】(数値実施例1)
【0033】
【表2】(数値実施例2)
【0034】
【表3】(数値実施例3)
【0035】各数値実施例の上述の条件式に対応する数
値を以下に示す。
【0036】
【表4】
【0037】以上説明した実施形態によれば、アフォー
カル倍率が2.4倍程度の望遠化を図りつつ、撮影レン
ズに装着したときの全系の光学性能を良好に維持したテ
レコンバータレンズを達成することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、所望のアフォーカル倍
率を実現しつつも、高い光学性能が得られるテレコンバ
ータレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】数値実施例1のテレコンバータレンズを撮影レ
ンズの前方に装着したときの全系の断面図である。
【図2】数値実施例2のテレコンバータレンズの断面図
である。
【図3】数値実施例3のテレコンバータレンズの断面図
である。
【符号の説明】
C テレコンバータレンズ M 撮影レンズ L1 第1レンズ L2 第2レンズ L3 第3レンズ L4 第4レンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主レンズの物体側に装着するテレコンバ
    ータレンズにおいて、物体側より順に、像側に比して物
    体側に曲率の大きい凸面を向けた正の屈折力の第1レン
    ズと負の屈折力の第2レンズとを接合した全体として正
    の屈折力の接合レンズ、物体側に凸面を向けたメニスカ
    ス形状で正の屈折力の第3レンズ、物体側に比して像側
    に曲率の大きい凹面を向けた両凹形状で負の屈折力の第
    4レンズから成ることを特徴とするテレコンバータレン
    ズ。
  2. 【請求項2】 前記接合レンズの焦点距離をf12、前
    記第3レンズの焦点距離をf3とするとき、 2<f12/f3<5 なる条件を満足することを特徴とする請求項1記載のテ
    レコンバータレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第4レンズ群のアッベ数をν4とす
    るとき、ν4<45なる条件を満足することを特徴とす
    る請求項1又は2記載のテレコンバータレンズ。
  4. 【請求項4】 物体側より数えて第i番目の面の曲率半
    径をRiとするとき、 0.5<(R3+R1)/(R3−R1)<3.0 1.2<(R5+R4)/(R5−R4)<2.4 −0.9<(R7+R6)/(R7−R6)<−0.5 なる条件を満足することを特徴とする請求項1乃至3い
    ずれか1項に記載のテレコンバータレンズ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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