JP2003279201A - アキュームレータ、および空気調和装置 - Google Patents

アキュームレータ、および空気調和装置

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JP2003279201A
JP2003279201A JP2002083307A JP2002083307A JP2003279201A JP 2003279201 A JP2003279201 A JP 2003279201A JP 2002083307 A JP2002083307 A JP 2002083307A JP 2002083307 A JP2002083307 A JP 2002083307A JP 2003279201 A JP2003279201 A JP 2003279201A
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compressor
oil
pipe
pressure container
container
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JP2002083307A
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Taku Sekine
卓 関根
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各圧縮機へ延びる吸込み管を有したアキュー
ムレータを備え、高圧容器型と、低圧容器型管との圧縮
機を組み合わせて、オイルレベルを検出せずに、各圧縮
機のオイルレベルのバランスを行なわせた空気調和装置
を提供することにある。 【解決手段】 高圧容器型の圧縮機10と、低圧容器型
の圧縮機11とを組み合わせ、吸込み管35a、35b
をそれぞれアキュームレータ15へ接続し、圧縮機10
内に保有される必要十分なオイル量の容器位置Aから圧
縮機11の容器へ、流路抵抗器37を備えた均油管38
を設け、アキュームレータ15から圧縮機10へ、前記
オイルを戻すことにより、圧縮機10内のオイル量の余
剰分が、均油管38を通じて、圧縮機11へと供給され
るため、各流路抵抗器34、37を選定することによ
り、オイルレベルセンサを設けること無く、双方の圧縮
機内に保有されるオイル量を均等に保つことが可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】複数の圧縮機を搭載し、オイ
ルバランスを行なう空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、空気調和装置では、圧縮機
と、室外熱交換器とを内蔵した室外ユニットと、室内熱
交換器を内蔵した室内ユニットとを、液管と、ガス管と
の冷媒配管で接続し、前記圧縮機で圧縮された冷媒を、
冷房運転では、前記室外熱交換器で放熱させて凝縮さ
せ、この凝縮された前記冷媒を、前記室内熱交換器で吸
熱させ、蒸発させて運転を行ない、暖房運転では、前記
室内熱交換器で放熱させて凝縮させ、この凝縮された前
記冷媒を、前記室外熱交換器で吸熱させ、蒸発させて運
転を行っていた。
【0003】そして、例えば、運転能力が、比較的大き
く能力可変とされた空気調和装置などは、前記室外ユニ
ットに内臓した圧縮機を1台とせず、複数台に分割し、
能力可変型の圧縮機と、定速型の圧縮機となどを並列に
接続して構成していた。
【0004】ここで、電気式の圧縮機には、冷媒を圧縮
する圧縮部と、この圧縮部を駆動する電動機とが、前記
圧縮機の容器内に納められ、吐出管と、吸込み管とが設
けられて構成されており、この圧縮機に内蔵された前記
圧縮部へ、前記吐出管、或いは、前記吸込み管のいずれ
かが接続されるかにより、高圧容器型と、低圧容器型と
に区別されていた。
【0005】そして、複数の圧縮機を内蔵する室外ユニ
ットを構成する場合、それぞれの圧縮機の吐出側より延
びる吐出管を1本にまとめ、オイルセパレータ、およ
び、四方弁を経由させて、冷媒配管をコンデンサへと延
ばし、エバポレータから延びる冷媒配管をアキュームレ
ータへ1次管として接続し、このアキュームレータより
2次管として吸込み管を、各圧縮機へ向けて延ばし、途
中で分岐させて、前記各圧縮機の吸込み側へと接続して
構成していた。
【0006】また、全ての圧縮機が、高圧容器型、或い
は、低圧容器型の圧縮機であれば、各圧縮機内の圧力
は、同様の圧力となっているため、前記各圧縮機の容器
同士を均油管で接続することにより、前記複数の圧縮機
のいずれかの圧縮機へオイルが戻ったとしても、この均
油管を通じて前記オイルをやり取りさせることで、前記
各圧縮機のオイルレベルを、バランスさせることが可能
であった。
【0007】これに対し、高圧容器型の圧縮機と、低圧
容器型の圧縮機とを組み合わせる場合、それぞれの圧縮
機内の圧力が異なるため、上記の様に、均油管を設け
て、オイルバランスを行なうことが出来ないため、前記
高圧容器型の圧縮機と、前記低圧容器型の圧縮機との双
方にオイルレベルセンサを設けると共に、前記オイルセ
パレータより、それぞれの圧縮機へ前記オイル戻し弁
と、流路抵抗器とを備えたオイル戻し管を設け、それぞ
れの圧縮機のオイルレベルを検出して、オイルレベルが
低いと判断された圧縮機の前記オイル戻し弁を開放させ
ることにより、前記それぞれの圧縮機内に保有されるオ
イルを補充すると共に、オイルのバランスをも取ってい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この様に、こ
のオイルレベルを検出して、オイルの補充、および、オ
イルバランスさせる方法では、吐出管と、吸込み管とを
分岐して、並列に接続される全ての圧縮機へ、このオイ
ルレベルセンサや、前記オイルセパレータからのオイル
戻し管を設ける必要があり、さらに、このオイルレベル
センサからのオイルレベルの検出部と、前記オイル戻し
弁を駆動させる駆動回路部とが必要となるため、必然的
に、この分のコストがアップしてしまい、また、前記ア
キュームレータから複数の圧縮機へ延びる前記吸込み管
を途中で分岐させるかたちでは、前記アキュームレータ
内で分離し、再度、冷媒に混入させたオイルが、いずれ
の圧縮機へと吸込まれるのかが、前記各圧縮機の運転状
態により不確定となってしまうため、前記各圧縮機のオ
イルバランスを行なわせる上で、問題となっていた。
【0009】そこで、本発明の目的は、各圧縮機へ延び
る吸込み管を有したアキュームレータを備え、高圧容器
型と、低圧容器型管との圧縮機を組み合わせて、オイル
レベルを検出せずに、各圧縮機のオイルレベルのバラン
スを行なわせた空気調和装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、エバポレータ側から冷媒が戻る1次管と、前記冷媒
が流出する2次管とを容器に備え、前記容器内に前記冷
媒を一時的に貯留するアキュームレータにおいて、前記
1次管を1本とし、前記2次管を複数本設けたことを特
徴するものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のものにおいて、前記複数本の2次管を、接続する器機
の台数分設けたことを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載のものにおいて、前記複数の2次管のうち、少
なくともいずれか1本の2次管を前記容器内の低部付近
で曲げ、前記容器内の上部に開口させた配管とし、前記
曲げ付近の配管上にオイル戻しの小孔を設けた冷媒配管
としたことを特徴とするものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、高圧容器圧縮機
と、低圧容器圧縮機とを並列に接続して構成する空気調
和装置において、前記高圧容器圧縮機へオイルと、冷媒
とを戻す吸込み管と、前記低圧容器圧縮機へ冷媒のみを
戻す吸込み管との複数の吸込み管を備えたアキュームレ
ータを設けるとともに、前記高圧容器圧縮機内に保有す
る必要十分なオイル量の容器位置と、前記低圧容器圧縮
機の容器とを均油管で接続したことを特徴とするもので
ある。
【0014】請求項5に記載の発明は、高圧容器圧縮機
と、低圧容器圧縮機とを並列に接続して構成する空気調
和装置において、前記高圧容器圧縮機と、前記低圧容器
圧縮機とのそれぞれへオイルと、冷媒とを戻す複数の吸
込み管を備えたアキュームレータを設けるとともに、前
記高圧容器圧縮機の容器と、前記低圧容器圧縮機の容器
とを、流路抵抗器を備えた第1冷媒配管で接続し、さら
に、前記低圧容器圧縮機の容器と、前記高圧容器圧縮機
の吸込み管とを、第2冷媒配管で接続したことを特徴と
するものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
のものにおいて、前記第1冷媒配管の前記高圧容器圧縮
機の容器へ接続する高さ位置を、前記高圧容器圧縮機の
必要十分なオイル量を確保できる位置とし、前記第2冷
媒配管の前記低圧容器圧縮機の容器へ接続する高さ位置
を、前記低圧容器圧縮機の最低オイル量を確保できる位
置としたことを特徴とするものである。
【0016】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
のものにおいて、前記第1冷媒配管の前記高圧容器圧縮
機の容器へ接続する高さ位置を、前記高圧容器圧縮機の
必要十分なオイル量を確保できる位置とし、前記第2冷
媒配管の前記低圧容器圧縮機の容器へ接続する高さ位置
を、前記低圧容器圧縮機の必要十分なオイル量を確保で
きる位置としたことを特徴とするものである。
【0017】請求項8に記載の発明は、請求項5乃至7
のいずれかに記載のものにおいて、前記第2冷媒配管の
前記高圧容器圧縮機の吸込み管へ接続する位置を、前記
第2冷媒配管を接続する前記低圧容器圧縮機の容器の位
置より高さ方向の低い位置としたことを特徴とするもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明による実施の形態に
ついて、図1から図4を用いて説明する。
【0019】図1は、本発明のそれぞれの圧縮機側へ延
びる複数の吸込み管を備えたアキュームレータを用い、
高圧容器型の圧縮機と、低圧容器型の圧縮機とを均油管
で接続し、オイルバランスを行なわせた空気調和装置に
ついて示した概略図である。
【0020】まず、室外ユニット1には、圧縮機10
と、圧縮機11と、オイルセパレータ31と、四方弁1
2と、室外熱交換器13と、室外電動弁14と、アキュ
ームレータ15とが冷媒配管で接続されて内臓されてお
り、さらに、室外熱交換器12への送風を行なう室外送
風機16と、この室外ユニット1の制御と、室内ユニッ
ト2に内蔵された室内制御部23との通信を行なう室外
制御部17とが内蔵されている。
【0021】また、室内ユニット2には、室内電動弁2
0と、室内熱交換器21とが冷媒配管で接続されて内蔵
され、さらに、室内熱交換器21への送風を行なう室内
送風機22と、この室内ユニット2の制御と、室外ユニ
ット1に内蔵された室外制御部17との通信を行なう室
内制御部23とが内臓されている。
【0022】そして、この室外ユニット1と、室内ユニ
ット2とは、ユニット間配管3と、通信配線4とで接続
されて、空気調和装置100を構成し、室内ユニット2
に内蔵された室内制御部23からの運転信号で、室外制
御部17から圧縮機10、および、11などの運転制御
が行なわれて、運転が開始され、圧縮機10、および、
11から吐出された冷媒は、冷房運転の場合、オイルセ
パレータ31を流通して、四方弁12を経由し、室外熱
交換器13で室外送風機16からの送風を受けて、放熱
して凝縮し、室外電動弁14で減圧されて、ユニット間
配管3の液管3aを経由し、室内ユニット2へと流入
し、室内電動弁20を経由して、室内熱交換器21で室
内送風機22の送風を受けて、吸熱して蒸発し、ユニッ
ト間配管3のガス管3bを経由して、室外ユニット1へ
と戻り、アキュームレータ15へ流入して、吸込み管3
5a、および、35bのそれぞれを経由して、圧縮機1
0、および、11へと戻る循環経路で循環する。
【0023】そして、この高圧容器型の圧縮機10と、
低圧容器型の圧縮機11との構成、および、前記複数の
吸込み管35a、35bを有するアキュームレータ15
について詳細に説明すると、図2を参照して、圧縮機の
吐出側では、圧縮機11の吐出口より延びた吐出管30
cは、逆止弁32を介し、吐出管30bとして、圧縮機
10の吐出口より延びた吐出管30aと接続され、吐出
管として、オイルセパレータ31へ接続され、このオイ
ルセパレータ31には、コンデンサ側へ向かう冷媒配管
と、流路抵抗器33を備えたオイル戻し管34とが接続
されている。
【0024】また、圧縮機の吸い込み側について説明す
ると、アキュームレータ15は、このアキュームレータ
15の容器へ、エバポレータ側から戻る冷媒が流通する
1本の1次管40と、2次管である圧縮機10へ接続さ
れる吸込み管35aと、圧縮機11へ接続される吸込み
管35bとが設けられて構成されたもので、一方の吸込
み管35aは、アキュームレータ15容器内の底部付近
で曲げて、この容器内の上部で開口されており、この吸
込み管35aの前記曲げた部分には、図示してはいない
が、このアキュームレータ15容器内に貯留されたオイ
ルが、少量ずつ流通する小孔が設けられた冷媒配管で、
他方の吸込み管35bは、このアキュームレータ15内
の底部付近まで達しないで、上部で開口された冷媒配管
となっている。
【0025】そして、吸込み管35aは、途中でオイル
戻し管34が接続されて、圧縮機10の吸込み口へと接
続されており、吸込み管35bは、アキュームレータ1
5より延びて、そのまま圧縮機11の吸込み口へと接続
されている。
【0026】さらに、高圧容器である圧縮機10の容器
と、低圧容器である圧縮機11の容器とは、流路抵抗器
37を備えた均油管38で接続されており、その一端
は、圧縮機10内で保有する必要十分なオイル量を確保
できる容器の位置Aへ、他端は、圧縮機11の容器へ接
続されている。
【0027】そして、圧縮機10、11が運転を開始す
ると、それぞれの圧縮機10、11では、オイルを含む
冷媒が圧縮され、高温高圧とされて、吐出管30a、3
0bへ吐出され、吐出管30で合流して、オイルセパレ
ータ31へと流入し、このオイルセパレータ31で、前
記オイルを含む冷媒から、一部のオイルが分離されて、
流路抵抗器33を備えたオイル戻し管34を通じて、徐
々に吸込み管35aへと戻される。
【0028】また、前記冷媒に含まれたまま、室内ユニ
ット2を循環して戻って来たオイルは、1次管40を流
通し、アキュームレータ15内で前記冷媒と、オイルと
に一旦分離され、この分離された前記オイルは、アキュ
ームレータ15容器内の底部に貯留され、上記図示して
いない吸込み管35aの前記曲げ部に設けられた孔を通
じ、吸込み管35a内を流通して、前記冷媒とともに圧
縮機10へ戻され、アキュームレータ15の容器内の底
部付近まで達していない吸込み管35bからは、前記冷
媒のみが圧縮機11へと戻される。
【0029】そして、圧縮機11へ戻されるオイルは、
吸込み管35aを通じて、圧縮機10内へと戻されたオ
イルのうち、圧縮機10内に保有される必要十分なオイ
ル量である位置Aを超えた余剰分のオイルが、高圧容器
型である圧縮機10と、低圧容器型である圧縮機11と
の圧力差により、均油管38を経由して圧縮機11へと
戻される様になっている。
【0030】このため、圧縮機11については、均油管
38を通じて、圧縮機10よりオイルが供給され、吐出
管30cから吐出される冷媒に含まれるオイルしか流出
しないため、均油管38に設けられている流路抵抗器3
7を選定することで、圧縮機11内に保有されるオイル
量を、必要十分なオイル量として、安定させることがで
き、圧縮機10については、オイル戻し管34と、吸込
み管35aとで、オイルが供給され、吐出管30aから
吐出される冷媒に含まれるオイルと、前記均油管38
で、この圧縮機10で必要十分とされるオイルの余剰分
が流出するため、オイル戻し管34上の流路抵抗器33
を選定することで、この圧縮機10内で保有する必要十
分なオイル量を安定させることが可能となり、それぞれ
の圧縮機内に保有するオイル量をバランスさせることが
可能となる。
【0031】この他に、それぞれの圧縮機側へ延びる複
数の吸込み管を備えたアキュームレータを用い、高圧容
器型の圧縮機と、低圧容器型の圧縮機とを均油管で接続
し、オイルバランスを行なわせた空気調和装置について
説明すると、図3に示す様な空気調和装置101も可能
である。
【0032】この空気調和装置101では、図1、およ
び、図2に示した空気調和装置100と同様に、流路抵
抗器37を備えた均油管38を設けているが、この他
に、低圧容器型の圧縮機11の容器と、吸込み管35a
とを接続する第2均油管39を設けているため、以下の
説明では、前記均油管38を第1均油管38として説明
を行なう。
【0033】なお、この空気調和装置101の全体的な
構成、および、冷媒の循環経路については、前記第2均
油管39と、吸込み管35bとを除き、図1で説明した
空気調和装置100と同様であるため、説明は省略す
る。
【0034】この空気調和装置101では、図4に示す
様に、アキュームレータ15は、アキュームレータ15
の容器へ、エバポレータ側から戻る冷媒が流通する1本
の1次管40と、2次管である圧縮機10へ接続される
吸込み管35aと、圧縮機11へ接続される吸込み管3
5bとが設けられて構成されたもので、これら吸込み管
35a、および、35bは、共にアキュームレータ15
容器内の底部付近で曲がり、この容器内の上部で開口さ
れており、この吸込み管35a、および、35bの前記
曲げた部分には、図示してはいないが、このアキューム
レータ15容器内に貯留されたオイルが、少量ずつ流通
する小孔が設けられた冷媒配管となっている。
【0035】そして、吸込み管35bは、そのまま圧縮
機11へと接続されるが、吸込み管35aは、途中、第
2均油管39の一端と、オイル戻し管34とが接続さ
れ、小アキュームレータ36を経由して、圧縮機10へ
と接続された構成とされている。
【0036】さらに、流路抵抗器37を備えた第1均油
管38が、その一端を、圧縮機10内で保有する必要十
分なオイル量を確保できる高さ位置である容器の位置A
へ、他端を、圧縮機11の容器へ接続されて設けられ、
第2均油管39は、圧縮機11内で保有する必要十分な
オイル量を確保できる高さ位置、或いは、圧縮機11内
で保有する最低限のオイル量を確保できる高さ位置のい
ずれかである容器の位置Bと、上記吸込み管35a上の
位置Cとを結んで設けられており、この吸込み管35a
上の位置Cは、第2均油管39の圧縮機11の容器の位
置Bに対し、高さ方向の低い位置とされている。
【0037】ここで、上記説明の様に、第2均油管39
の圧縮機11の容器へ接続する位置Bを、圧縮機2内で
保有する必要十分なオイル量を確保できる高さ位置、或
いは、最低限のオイル量を確保できる位置のいずれかの
位置としている理由は、本来からすれば、第1均油管3
8と同様に、圧縮機11内で保有する必要十分なオイル
量を確保できる位置とすることが望ましいが、第1均油
管38が、高圧容器である圧縮機10から低圧容器であ
る圧縮機11へ接続されているため、オイルが、この圧
力差で圧縮機10から圧縮機11へと十分流れるのに対
し、圧縮機11内の圧力は、前記第1均油管38で、圧
縮機10内の圧力により高められているとは言え、流路
抵抗器37で減圧されており、吸込み管35a側に近い
圧力となっており、この圧縮機11から吸込み管35a
へ急激にオイルが流出してしまうことが無いため、第2
均油管39を接続する圧縮機11の容器の位置Bを、最
低オイル量を確保できる位置とすることも可能となるか
らである。
【0038】そして、圧縮機10、11が運転を開始す
ると、それぞれの圧縮機10、11では、オイルを含む
冷媒が圧縮され、高温高圧とされて、吐出管30a、3
0bへ吐出され、吐出管30で合流して、オイルセパレ
ータ31へと流入し、このオイルセパレータ31で、前
記オイルを含む冷媒から、一部のオイルが分離されて、
流路抵抗器33を備えたオイル戻し管34を通じて、徐
々に吸込み管35aへと戻され、圧縮機10へと流入す
る。
【0039】また、前記冷媒に含まれたまま、室内ユニ
ット2を循環して戻って来たオイルは、1次管40を流
通し、アキュームレータ15内で前記冷媒と、オイルと
に一旦分離され、この分離された前記オイルは、アキュ
ームレータ15の容器内の底部に貯留され、上記図示し
ていない吸込み管35a、および、吸込み管35bの前
記曲げ部に設けられた前記小孔を通じ、吸込み管35
a、35b内を流通して、前記冷媒と共に、それぞれの
圧縮機10、11へと戻される。
【0040】このため、圧縮機11へ供給されるオイル
は、圧縮機10から第1均油管38を通じて供給される
オイルと、アキュームレータ15から吸込み管35bを
通じて供給されるオイルとになり、圧縮機11内に戻さ
れるオイル量は、上記図1で説明した空気調和装置10
0に比べて多量になり、その分、圧縮機10へ供給され
るオイル量が減少してしまう恐れがあることから、第2
均油管39を設けて、圧縮機11内に保有するオイルの
余剰分を、圧縮機10へ戻せる様にしている。
【0041】つまり、圧縮機10と、圧縮機11との双
方の圧縮機へ、アキュームレータ15から、それぞれオ
イルを戻し、圧縮機10から圧縮機11へ、圧縮機10
内に保有する必要十分なオイル量の余剰分を第1均油管
38を通じて供給し、圧縮機11から圧縮機10へ、圧
縮機11内に保有する必要十分なオイル量の余剰分、或
いは、最低オイル量の余剰分を第2均油管39で供給す
ることで、双方の圧縮機内に保有されるオイル量は、圧
縮機10では、この圧縮機10内に保有される必要十分
なオイル量として、圧縮機11では、第2均油管39を
接続する位置Bにより、必要十分なオイル量、或いは、
最低オイル量以上として、バランスを取ることが可能と
なる。
【0042】さらに、この空気調和装置101で説明し
た冷媒回路構成であれば、圧縮機11へ接続されている
吸込み管35bを通じて、アキュームレータ15より直
接、圧縮機11へオイルが戻されるため、例えば、圧縮
機10が、故障などで、運転できない場合でも、アキュ
ームレータ15からのオイル戻しが可能であるため、圧
縮機11の運転を行なわせることが可能となる。
【0043】なお、本実施の形態では、高圧容器型の圧
縮機と、低圧容器型の圧縮機とを、それぞれ各1台づつ
接続して、2台の圧縮機での構成として説明したが、特
に、2台の圧縮機と限定する必要は無く、3台、4台な
ど、複数台の圧縮機を組み合わせた場合でも、高圧容器
型の圧縮機と、低圧容器型の圧縮機とへ、均油管を設け
ることにより、オイルレベルセンサを用いずともオイル
バランスさせることが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上の説明より、各圧縮機へ延びる複数
の吸込み管を有したアキュームレータを備え、このアキ
ュームレータの容器内に貯留されたオイルを高圧容器型
の圧縮機のみへと戻し、この圧縮機の必要十分とされる
オイル量の位置へ、低圧容器型の圧縮機の容器を接続す
る均油管を設け、この高圧容器型の圧縮機での余剰分の
オイルを前記低圧容器型の圧縮機へ供給させることによ
り、オイルレベルを検出せずに各圧縮機のオイルレベル
のバランスを行なわせることが可能となる。
【0045】さらに、前記アキュームレータの容器内に
貯留されたオイルを低圧容器型の圧縮機へも流通可能と
させ、上記均油管に加え、第2均油管を、低圧容器型の
圧縮機の容器と、高圧容器型の圧縮機の吸込み管とを接
続して設けることにより、前記低圧容器型の圧縮機から
高圧容器型の圧縮機へ前記低圧容器型の圧縮機の余剰分
のオイル供給が可能となり、それぞれの圧縮機のオイル
レベルを検出せずに、オイルバランスを行なわせること
が可能となるとともに、この高圧容器型の圧縮機が故障
した場合でも、前記低圧容器型の圧縮機のみでの運転を
行なわせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧縮機側へ延びる複数の吸込み管を備えたアキ
ュームレータを用い、オイルバランスを行なわせた空気
調和装置について示した概略図である。
【図2】図1のアキュームレータと、それぞれの圧縮機
を接続する均油管について示した概略図である。
【図3】図1とは異なる圧縮機側へ延びる複数の吸込み
管を備えたアキュームレータを用い、オイルバランスを
行なわせた空気調和装置について示した概略図である。
【図4】図3のアキュームレータと、それぞれの圧縮機
を接続する均油管について示した概略図である。
【符号の説明】
10 圧縮機(高圧容器型) 11 圧縮機(低圧容器型) 15 アキュームレータ 30 吐出管 31 オイルセパレータ 32 逆止弁 33 流路抵抗器 34 オイル戻し管 35 吸込み管(2次管) 36 小アキュームレータ 37 流路抵抗器 38 (第1)均油管 39 第2均油管 40 1次管 100 空気調和装置 101 空気調和装置 A 高圧容器圧縮機の必要十分オイルレベル位置 B 低圧容器圧縮機のオイルレベル位置 C 第2均油管接続位置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エバポレータ側から冷媒が戻る1次管
    と、前記冷媒が流出する2次管とを容器に備え、前記容
    器内に前記冷媒を一時的に貯留するアキュームレータに
    おいて、 前記1次管を1本とし、前記2次管を複数本設けたこと
    を特徴するアキュームレータ。
  2. 【請求項2】 前記複数本の2次管を、接続する器機の
    台数分設けたことを特徴とする請求項1に記載のアキュ
    ームレータ。
  3. 【請求項3】 前記複数の2次管のうち、少なくともい
    ずれか1本の2次管を前記容器内の低部付近で曲げ、前
    記容器内の上部に開口させた配管とし、前記曲げ付近の
    配管上にオイル戻しの小孔を設けた冷媒配管としたこと
    を特徴とする請求項1または2に記載のアキュームレー
    タ。
  4. 【請求項4】 高圧容器圧縮機と、低圧容器圧縮機とを
    並列に接続して構成する空気調和装置において、 前記高圧容器圧縮機へオイルと、冷媒とを戻す吸込み管
    と、前記低圧容器圧縮機へ冷媒のみを戻す吸込み管との
    複数の吸込み管を備えたアキュームレータを設けるとと
    もに、前記高圧容器圧縮機内に保有する必要十分なオイ
    ル量の容器位置と、前記低圧容器圧縮機の容器とを均油
    管で接続したことを特徴とする空気調和装置。
  5. 【請求項5】 高圧容器圧縮機と、低圧容器圧縮機とを
    並列に接続して構成する空気調和装置において、 前記高圧容器圧縮機と、前記低圧容器圧縮機とのそれぞ
    れへオイルと、冷媒とを戻す複数の吸込み管を備えたア
    キュームレータを設けるとともに、前記高圧容器圧縮機
    の容器と、前記低圧容器圧縮機の容器とを、流路抵抗器
    を備えた第1冷媒配管で接続し、さらに、前記低圧容器
    圧縮機の容器と、前記高圧容器圧縮機の吸込み管とを、
    第2冷媒配管で接続したことを特徴とする空気調和装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1冷媒配管の前記高圧容器圧縮機
    の容器へ接続する高さ位置を、前記高圧容器圧縮機の必
    要十分なオイル量を確保できる位置とし、前記第2冷媒
    配管の前記低圧容器圧縮機の容器へ接続する高さ位置
    を、前記低圧容器圧縮機の最低オイル量を確保できる位
    置としたことを特徴とする請求項5に記載の空気調和装
    置。
  7. 【請求項7】 前記第1冷媒配管の前記高圧容器圧縮機
    の容器へ接続する高さ位置を、前記高圧容器圧縮機の必
    要十分なオイル量を確保できる位置とし、前記第2冷媒
    配管の前記低圧容器圧縮機の容器へ接続する高さ位置
    を、前記低圧容器圧縮機の必要十分なオイル量を確保で
    きる位置としたことを特徴とする請求項5に記載の空気
    調和装置。
  8. 【請求項8】 前記第2冷媒配管の前記高圧容器圧縮機
    の吸込み管へ接続する位置を、前記第2冷媒配管を接続
    する前記低圧容器圧縮機の容器の位置より高さ方向の低
    い位置としたことを特徴とする請求項5乃至7のいずれ
    かに記載の空気調和装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2007285676A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
JP2007285677A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Daikin Ind Ltd 冷凍装置

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KR100589655B1 (ko) 2004-12-15 2006-06-14 삼성전자주식회사 공기조화기
JP2007285676A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Daikin Ind Ltd 冷凍装置
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