JP2003278732A - ホイールナット用キャップ - Google Patents

ホイールナット用キャップ

Info

Publication number
JP2003278732A
JP2003278732A JP2002080259A JP2002080259A JP2003278732A JP 2003278732 A JP2003278732 A JP 2003278732A JP 2002080259 A JP2002080259 A JP 2002080259A JP 2002080259 A JP2002080259 A JP 2002080259A JP 2003278732 A JP2003278732 A JP 2003278732A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
nut
wheel
dome
reflecting surfaces
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002080259A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Shimizu
勝弘 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ITABASHI YOHIN SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ITABASHI YOHIN SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ITABASHI YOHIN SEISAKUSHO KK filed Critical ITABASHI YOHIN SEISAKUSHO KK
Priority to JP2002080259A priority Critical patent/JP2003278732A/ja
Publication of JP2003278732A publication Critical patent/JP2003278732A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車輪の回転により、タイヤホイールを車軸に
固定するためのキャップに設けた多数の反射面の位置と
角度とが、たえず変化してきらきらと反射し、対向車や
歩行者などの注意を惹いて、交通事故による危険を防止
することのできる大型車両のホイールナット用キャップ
を提供する。 【解決手段】 タイヤホイールの締め付け用ナットの外
側へ装着するキャップであって、ナット4の外側に嵌合
される筒状部1と、この筒状部の上端に設けられるドー
ム部2とからなり、このドーム部の表面に、ドームの球
面に沿って互いに隣接する複数の平坦な多面体形反射面
3を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バス、トラックな
どの大型車両におけるタイヤホイールを、車軸に締め付
け固定するためのナットの外側に装着するホイールナッ
ト用キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラック等の大型車は、実用
性が重視されるために、例えば車軸部についても、普通
車の車輪に取り付けられるホイールカバーのようなもの
は装着されておらず、すべて錆止め塗装の施されたタイ
ヤホイールの表面が、ナットを剥き出したままで外部に
露呈さている。
【0003】特にトラックのような大型車は、荷台の位
置が高く、荷台の下にはタイヤが回転していることを知
らせたり、特に人の注意を喚起させるものが設けられて
はいないので、狭い道路では、歩行者や自転車利用者が
あまり注意も払わずに荷台下のタイヤ付近に接近してし
まうことがあり、また、大型車が早い速度で走行してい
ると、車両の両側に負圧域が発生して、巻き込まれると
いうような危険性があった。
【0004】さらに、夜間の場合、車両の両側の荷台に
は車幅灯が設けられてはいるものの、荷台の下は特に暗
くて見えにくいことから、歩行者、自転車利用者のみな
らず、乗用車など車高の低い車を運転している者でさえ
も、走行時のすれ違い、交差点での曲進、信号待ちの際
に、トラックとの間の距離を正確に把握認識することが
できず、距離の計測をまちがえて事故に巻き込まれると
いう危険が多分にあった。
【0005】一方、従来より、大型車のタイヤホイール
を車軸に締め付け固定するためのナットを錆などの害か
ら防止保護するための手段として、ナットの外側に、六
角形の筒形のナット嵌合部と、その先端に椀形状凸部と
を設けた合成樹脂製のキャップの構造が、例えば、実公
平4−24178号公報により知られており、また、椀
形状凸部の先端に反射板を設けたキャップの構造が、実
開平6−1830号公報などにより知られている。
【0006】
【発明が解決すべき課題】しかしながら、従来における
上記のようなホイールナット用キャップのうち、例え
ば、実公平4−24178号に示されるキャップでは、
ナットの外を覆う椀形状の凸部が半球状の曲面からなっ
ているために、車両の走行時に、日光や街灯、対向車の
ライトなどの光を受けても、そのキャップが回転してい
るのにもかかわらず、キャップの反射位置に変化が生じ
ないことから、光が乱反射せず、注意して見なければ気
付かないような、凝縮した一点の小さな反射光としかな
らず、あまり注意を惹かないという欠点があった。
【0007】また、実開平6−1830号公報に記載の
キャップは、椀形状凸部の先端に設けた反射板が、タイ
ヤの側面と平行な面に設けられているために、他車のヘ
ッドライトが、このキャップを取り付けた車両の側面に
向けて、直角に照射された時には、最もよく光を反射す
ることにはなるが、ヘッドライトの照射角度がずれてい
ると反射率が弱く、すれ違う対向車や歩行者からは反射
光が見えにくいという欠点があった。
【0008】さらに、上記実開平6−1830号のキャ
ップは、反射板が平坦な面のみからなるために、実公平
4−24178号のキャップと同様に、キャップが回転
しているのにもかかわらず、キャップの反射位置に変化
が生じないことから、光が乱反射せず、あまり注意力を
惹かないという欠点があり、また、日中のように周囲が
明るいときには殆ど的確な反射効果を発揮しないので、
危険を防止するための手段としては余り有効なものであ
るとは認められなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
従来におけるホイールナット用キャップの問題点を解消
し、車輪の回転によりキャップの各反射面の位置と角度
がたえず変化して、乱反射状の反射光がすれ違う対向車
や歩行者から的確に視覚確認できて、交通事故による危
険性を確実に防止できるようにしたホイールナット用キ
ャップの提供を目的としたものである。
【0010】本発明は、そのための具体的手段として、
タイヤホイールを車軸に締め付け固定するためのナット
の外側へ装着するキャップであって、ナットの外側に嵌
合される筒状部と、この筒状部の上端に設けられるドー
ム部とからなり、このドーム部の表面に、ドームの球面
に沿って互いに隣接する複数の平坦な多面体形反射面を
設けたことを特徴とする。
【0011】多面体形反射面を含むドーム部とナットの
外側に嵌合れる筒状部とは、全体が鏡面処理されている
ことが好ましい。
【0012】また、ドーム部の互いに隣接する複数の平
坦な多面体形反射面としては、例えば、三角形などの角
形面が連続して配列されるようにな形状が好ましい。
【0013】なお、ドーム部の互いに隣接する複数の平
坦な多面体形反射面は、必ずしも角形面に限定されるわ
けではなく、例えば、半球面の表面を部分的に平坦に削
り落としたような円形面が連続して配列されるような形
状としてもよい。
【0014】
【作用】本発明のホイールナット用キャップでは、筒状
部の上端に設けられるドーム部の表面に互いに隣接する
複数の平坦な多面体形反射面が形成されているので、車
輪の回転により、キャップの各反射面の位置と角度がた
えず変化して、反射光をキラキラと乱反射状に輝かせ、
すれ違う対向車や歩行者に対し確実な注意を喚起させる
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係るホイールナット用キ
ャップの構成を図面により説明すると、このキャップ
は、タイヤホイールを車軸へ固定するためのナットの外
側に装着されるキャップであって、図1および図2に示
すように、合成樹脂により成形された筒状部1と、この
筒状部1の上端に連続して一体的に設けられたドーム部
2とからなっており、このドーム部2の表面に、ドーム
の球面に沿って互いに隣接する複数の平坦な多面体形反
射面3が設けられている。
【0016】筒状部1は、図5に示すように、内側にホ
イール固定用のナット4を装着できるようなスペースを
もった六角形の筒形壁面5からなっている。また、ドー
ム部2は、図1、図2に示すように、前記筒状部1の上
端を膨出して覆うように一体に設けられおり、このドー
ム部2の表面には、多数の三角形からなる平坦な反射面
3が、ドームの球面に沿って全てそれぞれ異なる反射角
度をもつように、互いに隣接して組み合わされた多面体
形を形成している。
【0017】前記筒状部1は、図3および図4に示すよ
うに、一部の壁面5aを除く壁面5の内側に複数本のリ
ブ6が筒状部1の長さ方向に沿って設けられているとと
もに、残る一部の壁面5aの両側に相対向する一対の保
持片7を設けて、これら保持片7の間に板バネ8が保持
されるように構成されている。
【0018】上記ホイールナット用キャップは、図5に
示すように、車軸にタイヤホイール9を装着するため
に、車軸から突出したボルト10に前記ナット4が締め
付け固定されたのち、このナット4の外側にキャップ筒
状部1が嵌合される。筒状部1は壁面5の内側に設けた
リブ6がナット4の側面に当接した状態で、板バネ8が
ナット4の一部の面を押圧することでナット4の外側に
しっかりと装着固定される。
【0019】図6は本発明の別の実施例を示している。
この実施例のキャップでは、ドーム部12の互いに隣接
する複数の平坦な多面体形反射面13が、前記実施例の
場合のように角形面ではなく、半球面の表面を部分的に
平坦に削り落とすことにより形成されるような円形面の
配列から構成されている。
【0020】
【発明の効果】本発明のホイールナット用キャップは、
上記のようにドーム部の表面に複数の平坦な多面体形の
反射面を備えているので、日光、街路等、ヘッドライト
などの周囲の光に対して、いずれかの角度に位置する反
射面が反射して、どの位置からも反射光を容易に視覚認
識することができる。
【0021】また、車輪が回転することにより、ドーム
部の反射面の角度が順次変化しつつ光を反射することに
なるので、入射光に対して反射する面と、反射しない面
とが交互に連続してキラキラと輝く光の動きとして視覚
され、周囲の者にきわめて高い注意力を呼び起こすこと
ができる。
【0022】なお、ドーム部の反射面は、それぞれが平
坦な面でありながら、多数の平坦な面が集合し全体とし
半球形に形成されているので、このキャップを備えた車
両の前輪、後輪を、車体正面方向あるいは側面方向のい
ずれの方向から見た場合でも、光の強弱やムラがなく反
射光を的確に捉えることができ、歩行者、自転車利用
者、乗用車の運転者に接近するトラックの存在を認識さ
せて、危険な交通事故を確実に防止できるという効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホイールナット用キャップの正面
図。
【図2】図1に示すホイールナット用キャップの側面
図。
【図3】図1に示すホイールナット用キャップの背面
図。
【図4】図1に示すホイールナット用キャップのA−A
線断面図。
【図5】ホイールナット用キャップをナットに装着した
状態の断面図。
【図6】本発明に係るホイールナット用キャップの別の
実施形態を示す側面図。
【符号の説明】
1:筒状部、 2:ドーム部、 3:反射面、 4:ナット、 5:筒状壁面、 6:リブ、 7:保持片、 8:板バネ、 9:タイヤホイール、 10:ボルト、 12:ドーム部、 13:反射面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤホイールを車軸に締め付け固定す
    るためのナットの外側へ装着するキャップであって、ナ
    ットの外側に嵌合される筒状部と、この筒状部の上端に
    設けられるドーム部とからなり、このドーム部の表面
    に、ドームの球面に沿って互いに隣接する複数の平坦な
    多面体形反射面を設けたことを特徴とするホイールナッ
    ト用キャップ。
  2. 【請求項2】 多面体形反射面を有するドーム部と筒状
    部との全体が鏡面処理されている請求項1のホイールナ
    ット用キャップ。
  3. 【請求項3】 ドーム部の互いに隣接する複数の平坦な
    多面体形反射面が、角形面の配列からなっている請求項
    1又は2のホイールナット用キャップ。
  4. 【請求項4】 ドーム部の互いに隣接する複数の平坦な
    多面体形反射面が、半球面の表面を部分的に平坦に削り
    落としたような円形面の配列からなっている請求項1又
    は2のホイールナット用キャップ。
JP2002080259A 2002-03-22 2002-03-22 ホイールナット用キャップ Pending JP2003278732A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002080259A JP2003278732A (ja) 2002-03-22 2002-03-22 ホイールナット用キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002080259A JP2003278732A (ja) 2002-03-22 2002-03-22 ホイールナット用キャップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003278732A true JP2003278732A (ja) 2003-10-02

Family

ID=29229367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002080259A Pending JP2003278732A (ja) 2002-03-22 2002-03-22 ホイールナット用キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003278732A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190666A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Toyota Motor Corp 構造部品
CN105835613A (zh) * 2016-04-20 2016-08-10 刘守乾 可适用于多种汽车型号pcd尺寸规格的改装轮毂
GB2542418A (en) * 2015-09-18 2017-03-22 Abraham Petrus De Groot Albertus A capping device for wheel mounted members with an integrated reflector
KR20170085748A (ko) * 2016-01-15 2017-07-25 김성순 플랜지의 결합부재용 풀림 확인 장치
EP3816464A1 (en) * 2019-11-04 2021-05-05 Illinois Tool Works INC. A screw cap

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009190666A (ja) * 2008-02-18 2009-08-27 Toyota Motor Corp 構造部品
GB2542418A (en) * 2015-09-18 2017-03-22 Abraham Petrus De Groot Albertus A capping device for wheel mounted members with an integrated reflector
KR20170085748A (ko) * 2016-01-15 2017-07-25 김성순 플랜지의 결합부재용 풀림 확인 장치
KR101954491B1 (ko) 2016-01-15 2019-05-31 김성순 플랜지의 결합부재용 풀림 확인 장치
CN105835613A (zh) * 2016-04-20 2016-08-10 刘守乾 可适用于多种汽车型号pcd尺寸规格的改装轮毂
EP3816464A1 (en) * 2019-11-04 2021-05-05 Illinois Tool Works INC. A screw cap
WO2021091740A1 (en) * 2019-11-04 2021-05-14 Illinois Tool Works Inc. A screw cap

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU736714B2 (en) High signal lights for automotive vehicles
US20170001554A1 (en) Dynamic Warning System
US6152587A (en) Sideview mirror with auxiliary lights
US6685349B2 (en) Marker light module
US6709141B1 (en) Automotive warning light
US6464303B2 (en) Decorative safety attachment for tire rims
JP2003278732A (ja) ホイールナット用キャップ
JP2000096528A (ja) 保安用表示具
US4105286A (en) Bicycle reflector assembly
US5779345A (en) Lighted hood ornament
US5801883A (en) High visibility reflective tubing for bicycle wheels
KR200450892Y1 (ko) 안전 등화장치
CN218463535U (zh) 一种汽车踏板
JP2718632B2 (ja) 追突防止装置
JP2518880Y2 (ja) 誘導標識柱
JPH07108875A (ja) 自動車の夜間視認装置
JP3132812U (ja) 車両用位置表示具
JPH11222074A (ja) 車両の衝突防止光反射部付き車輪
KR200319097Y1 (ko) 안전 등화장치를 구비한 경운기
JP2004155389A (ja) 自動車のサイドマーカー用反射体及びサイドマーカー
US20040118316A1 (en) Reflectorized decal for rail car
WO2005113898A1 (en) Reflector device
JP3064980U (ja) 小平面鏡多方向反射リフレクタ―
JP3047062U (ja) 自動車用ナンバープレート
JPS625055Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040224