JP2003278647A - ポペット弁式ピストンポンプ - Google Patents
ポペット弁式ピストンポンプInfo
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- JP2003278647A JP2003278647A JP2002077125A JP2002077125A JP2003278647A JP 2003278647 A JP2003278647 A JP 2003278647A JP 2002077125 A JP2002077125 A JP 2002077125A JP 2002077125 A JP2002077125 A JP 2002077125A JP 2003278647 A JP2003278647 A JP 2003278647A
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- poppet valve
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- On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Treatment Of Sludge (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 吸込ロッドによる被送流体の圧送の抵抗をな
くし、被送流体による吸込ロッドの摩耗、被送流体中の
毛髪等の吸込ロッドへのに絡みつきを防止し、吸込ポペ
ット弁と吸込口を大きくし吸込の抵抗を低減することを
可能にする。 【解決手段】 圧送シリンダ３の先端部に被送流体の吸
込と吐出の切替えを行う吸込ポペット弁５と吐出ポペッ
ト弁７とを備えたポペット弁式ピストンポンプ１におい
て、吸込ポペット弁５を作動する２個の吸込油圧シリン
ダ９Ａ、９Ｂを吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂが互いに離隔
して被送流体の通路１１の両側を通るよう配置する。
くし、被送流体による吸込ロッドの摩耗、被送流体中の
毛髪等の吸込ロッドへのに絡みつきを防止し、吸込ポペ
ット弁と吸込口を大きくし吸込の抵抗を低減することを
可能にする。 【解決手段】 圧送シリンダ３の先端部に被送流体の吸
込と吐出の切替えを行う吸込ポペット弁５と吐出ポペッ
ト弁７とを備えたポペット弁式ピストンポンプ１におい
て、吸込ポペット弁５を作動する２個の吸込油圧シリン
ダ９Ａ、９Ｂを吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂが互いに離隔
して被送流体の通路１１の両側を通るよう配置する。
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築、土木工事に
おける流動性の乏しい低スランプのコンクリートや土砂
の圧送、あるいは、下水処理場やし尿処理場等で発生す
る低含水率の脱水汚泥の圧送等に用いられるポペット弁
式ピストンポンプに関する。 【０００２】 【従来の技術】建築、土木工事におけるコンクリートや
土砂の圧送、あるいは、下水処理場やし尿処理場の脱水
汚泥の圧送に用いられるポペット弁式ピストンポンプ
は、図８〜図９に示すように、ピストン８２を内蔵する
圧送シリンダ８３の先端部（図８上左端部）に、吸込油
圧シリンダ８９で作動し吸込口８４を開閉する吸込ポペ
ット弁８５と、吐出油圧シリンダ８８で作動し吐出口８
６を開閉する吐出ポペット弁８７とを備えている。 【０００３】このポペット弁式ピストンポンプ８１は、
図１０（ａ）に示すように、吸込ポペット弁８５を開
き、吐出ポペット弁８７を閉じた状態で吸込行程を開始
し、図１０（ｂ）のようにピストン８２がストロークエ
ンドまで後退すると吸込行程を終了し、図１０（ｃ）に
示すように、吸込ポペット弁８５を閉じ、図１０（ｄ）
に示すように、吐出ポペット弁８７を開いて吐出行程を
開始する。図１０（ｅ）のようにピストン８２がストロ
ークエンドまで前進すると吐出行程を終了し、図１０
（ｆ）のように吐出ポペット弁８７を閉じ、図１０
（ａ）に示すように、吸込ポペット弁８５を開いて、再
び吸込行程を開始する。以後、この吸込行程と吐出行程
とが繰り返され被送流体の圧送が行われる。 【０００４】このようなポペット弁式ピストンポンプ８
１では、従来、吸込ポペット弁８５が、１個の吸込油圧
シリンダ８９で作動するように構成されており、吸込ポ
ペット弁８５を閉じた状態で行われる吐出行程では、吸
込ロッド９０が被送流体の通路９１の中央部を貫通する
ように吸込油圧シリンダ８９が配置されていた。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかし、吐出行程で、
吸込ロッド９０が被送流体の通路９１の中央部を貫通す
る位置にあると、吸込ロッド９０が被送流体の圧送の抵
抗となると共に、被送流体によって吸込ロッド９０が摩
耗しやすい。また、被送流体中に毛髪等の繊維状の物質
が含まれていると、吸込ロッド９０に繊維状の物質が絡
みつき吸込ポペット弁８５の円滑な作動を阻害する。 【０００６】さらに、１個の吸込油圧シリンダ８９で作
動するため、吸込ポペット弁８５の大きさにも制限があ
り、吸込口８４を大きくできないため、被送流体の流動
性が悪い場合、吸込の抵抗が大きくなるという問題があ
った。本発明は、ポペット弁式ピストンポンプにおける
上記問題を解決するものであって、吸込ロッドが吐出行
程で被送流体の通路となるケーシングの中央部に位置し
て被送流体の圧送の抵抗となることがなく、被送流体に
よる吸込ロッドの摩耗を防止でき、また、被送流体中の
毛髪等の繊維状の物質が吸込ロッドに絡みつくこともな
く、吸込ポペット弁を大型化して吸込口を拡大し、吸込
の抵抗を低減することも可能な、耐久性に優れ安定した
性能を有するポペット弁式ピストンポンプを提供するこ
とを目的とする。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は、圧送シリンダ
の先端部に被送流体の吸込と吐出の切替えを行う吸込ポ
ペット弁と吐出ポペット弁とを備えたポペット弁式ピス
トンポンプにおいて、吸込ポペット弁を作動する吸込油
圧シリンダを複数個、吸込ロッドが互いに離隔して被送
流体の通路の両側を通るよう配置することにより上記課
題を解決している。 【０００８】このポペット弁式ピストンポンプでは、吸
込ポペット弁を作動する吸込油圧シリンダが複数個、吸
込ロッドが互いに離隔して被送流体の通路の両側を通る
よう配置されるので、吸込ロッドが吐出行程で被送流体
の通路の中央部に位置して被送流体の圧送の抵抗となる
ことはなく、被送流体による吸込ロッドの摩耗も防止で
きる。 【０００９】また、被送流体中の毛髪等の繊維状の物質
が吸込ロッドに絡みついて吸込ポペット弁の作動が阻害
されることもない。吸込油圧シリンダが複数個設けられ
ているので、吸込ポペット弁を大型化でき吸込口を拡大
し、吸込の抵抗を低減することも可能である。 【００１０】 【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の一形態であ
るポペット弁式ピストンポンプの構成を示す縦断面図、
図２は図１のＡ−Ａ線断面図、図３は図１のＢ−Ｂ線断
面図、図４はポペット弁式ピストンポンプの作動の説明
図である。ポペット弁式ピストンポンプ１は、ピストン
２を内蔵する圧送シリンダ３の先端部（図１上左端部）
に、吸込口４を開閉する吸込ポペット弁５と、吐出口６
を開閉する吐出ポペット弁７とを備えている。 【００１１】吐出ポペット弁７は、吐出油圧シリンダ８
によって開閉作動が行われる。吸込ポペット弁５は、２
個の吸込油圧シリンダ９Ａ、９Ｂによって開閉作動が行
われる。この吸込油圧シリンダ９Ａ、９Ｂは、図３に示
すように、その吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂが互いに離隔
し、吐出行程における被送流体の通路１１の左右両側を
通るよう配置されている。 【００１２】このポペット弁式ピストンポンプ１は、図
４（ａ）に示すように、吸込ポペット弁５を開き、吐出
ポペット弁７を閉じた状態で吸込行程（ピストン２後
退）を開始し、図４（ｂ）のようにピストン２が圧送シ
リンダ３の後端のストロークエンドまで後退すると吸込
行程を終了し、図４（ｃ）に示すように、吸込ポペット
弁５を閉じ、図４（ｄ）に示すように、吐出ポペット弁
７を開いて吐出行程（ピストン２前進）を開始する。 【００１３】図４（ｅ）のようにピストン２が圧送シリ
ンダ３の前端のストロークエンドまで前進すると吐出行
程を終了し、図４（ｆ）のように吐出ポペット弁７を閉
じ、図４（ａ）に示すように、吸込ポペット弁５を開い
て、再び吸込行程を開始する。以後、この吸込行程と吐
出行程とが繰り返され被送流体の圧送が行われる。 【００１４】このポペット弁式ピストンポンプ１では、
吸込ポペット弁５を作動する吸込油圧シリンダ９Ａ、９
Ｂは、吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂが互いに離隔して被送
流体の通路の両側を通るよう配置されるので、吸込ロッ
ド１０Ａ、１０Ｂが吐出行程で被送流体の通路１１を塞
ぐように中央部に位置して被送流体の圧送の抵抗となる
ことはなく、被送流体による吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂ
の摩耗も防止できる。 【００１５】また、被送流体中の毛髪等の繊維状の物質
が吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂに絡みついて吸込ポペット
弁５の作動が阻害されることもない。２個の吸込油圧シ
リンダ９Ａ、９Ｂが設けられているので、吸込ポペット
弁５と吸込口４を大きくでき、吸込の抵抗を低減するこ
とができる。図５は本発明の他の実施の形態であるポペ
ット弁式ピストンポンプの構成を示す縦断面図、図６は
図５のＣ−Ｃ線断面図である。 【００１６】このポペット弁式ピストンポンプ５１で
は、吸込口４の下端を分岐させ、吸込油圧シリンダ９
Ａ、９Ｂによってそれぞれ作動する吸込ポペット弁５
Ａ、５Ｂを設けている。その他の構成は図１のものと同
様であるので、同一部材に同一符号を付して詳細な説明
は省略する。 【００１７】このポペット弁式ピストンポンプ５１で
は、吸込ポペット弁５Ａ、５Ｂを作動する吸込油圧シリ
ンダ９Ａ、９Ｂは、吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂが互いに
離隔して被送流体の通路の両側を通るよう配置されるの
で、吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂが吐出行程で被送流体の
通路１１を塞ぐように中央部に位置して被送流体の圧送
の抵抗となることはなく、被送流体による吸込ロッド１
０Ａ、１０Ｂの摩耗も防止できる。 【００１８】また、被送流体中の毛髪等の繊維状の物質
が吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂに絡みついて吸込ポペット
弁５Ａ、５Ｂの作動が阻害されることもない。２個の吸
込油圧シリンダ９Ａ、９Ｂと吸込ポペット弁５Ａ、５Ｂ
を設けることでと吸込口４の面積を大きくでき、吸込の
抵抗を低減することができる。吸込ポペット弁５Ａ、５
Ｂには従来の小型のものが利用できる。 【００１９】なお、このポペット弁式ピストンポンプ５
１は、図７に示すように、２個の吸込油圧シリンダ９
Ａ、９Ｂを平行でなく、傾斜を変えて設けることも可能
であり、吸込油圧シリンダ９Ａ、９Ｂの位置に制約があ
る場合でも柔軟に対応できる。 【００２０】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のポペット
弁式ピストンポンプでは、吸込ロッドが吐出行程で被送
流体の通路となるケーシングの中央部に位置して通路を
塞ぎ被送流体の圧送の抵抗となることはなく、被送流体
による吸込ロッドの摩耗も防止できる。 【００２１】また、被送流体中の毛髪等の繊維状の物質
が吸込ロッドに絡みついて吸込ポペット弁の作動が阻害
されることもない。吸込口を拡大し、吸込の抵抗を低減
することも可能である。
おける流動性の乏しい低スランプのコンクリートや土砂
の圧送、あるいは、下水処理場やし尿処理場等で発生す
る低含水率の脱水汚泥の圧送等に用いられるポペット弁
式ピストンポンプに関する。 【０００２】 【従来の技術】建築、土木工事におけるコンクリートや
土砂の圧送、あるいは、下水処理場やし尿処理場の脱水
汚泥の圧送に用いられるポペット弁式ピストンポンプ
は、図８〜図９に示すように、ピストン８２を内蔵する
圧送シリンダ８３の先端部（図８上左端部）に、吸込油
圧シリンダ８９で作動し吸込口８４を開閉する吸込ポペ
ット弁８５と、吐出油圧シリンダ８８で作動し吐出口８
６を開閉する吐出ポペット弁８７とを備えている。 【０００３】このポペット弁式ピストンポンプ８１は、
図１０（ａ）に示すように、吸込ポペット弁８５を開
き、吐出ポペット弁８７を閉じた状態で吸込行程を開始
し、図１０（ｂ）のようにピストン８２がストロークエ
ンドまで後退すると吸込行程を終了し、図１０（ｃ）に
示すように、吸込ポペット弁８５を閉じ、図１０（ｄ）
に示すように、吐出ポペット弁８７を開いて吐出行程を
開始する。図１０（ｅ）のようにピストン８２がストロ
ークエンドまで前進すると吐出行程を終了し、図１０
（ｆ）のように吐出ポペット弁８７を閉じ、図１０
（ａ）に示すように、吸込ポペット弁８５を開いて、再
び吸込行程を開始する。以後、この吸込行程と吐出行程
とが繰り返され被送流体の圧送が行われる。 【０００４】このようなポペット弁式ピストンポンプ８
１では、従来、吸込ポペット弁８５が、１個の吸込油圧
シリンダ８９で作動するように構成されており、吸込ポ
ペット弁８５を閉じた状態で行われる吐出行程では、吸
込ロッド９０が被送流体の通路９１の中央部を貫通する
ように吸込油圧シリンダ８９が配置されていた。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかし、吐出行程で、
吸込ロッド９０が被送流体の通路９１の中央部を貫通す
る位置にあると、吸込ロッド９０が被送流体の圧送の抵
抗となると共に、被送流体によって吸込ロッド９０が摩
耗しやすい。また、被送流体中に毛髪等の繊維状の物質
が含まれていると、吸込ロッド９０に繊維状の物質が絡
みつき吸込ポペット弁８５の円滑な作動を阻害する。 【０００６】さらに、１個の吸込油圧シリンダ８９で作
動するため、吸込ポペット弁８５の大きさにも制限があ
り、吸込口８４を大きくできないため、被送流体の流動
性が悪い場合、吸込の抵抗が大きくなるという問題があ
った。本発明は、ポペット弁式ピストンポンプにおける
上記問題を解決するものであって、吸込ロッドが吐出行
程で被送流体の通路となるケーシングの中央部に位置し
て被送流体の圧送の抵抗となることがなく、被送流体に
よる吸込ロッドの摩耗を防止でき、また、被送流体中の
毛髪等の繊維状の物質が吸込ロッドに絡みつくこともな
く、吸込ポペット弁を大型化して吸込口を拡大し、吸込
の抵抗を低減することも可能な、耐久性に優れ安定した
性能を有するポペット弁式ピストンポンプを提供するこ
とを目的とする。 【０００７】 【課題を解決するための手段】本発明は、圧送シリンダ
の先端部に被送流体の吸込と吐出の切替えを行う吸込ポ
ペット弁と吐出ポペット弁とを備えたポペット弁式ピス
トンポンプにおいて、吸込ポペット弁を作動する吸込油
圧シリンダを複数個、吸込ロッドが互いに離隔して被送
流体の通路の両側を通るよう配置することにより上記課
題を解決している。 【０００８】このポペット弁式ピストンポンプでは、吸
込ポペット弁を作動する吸込油圧シリンダが複数個、吸
込ロッドが互いに離隔して被送流体の通路の両側を通る
よう配置されるので、吸込ロッドが吐出行程で被送流体
の通路の中央部に位置して被送流体の圧送の抵抗となる
ことはなく、被送流体による吸込ロッドの摩耗も防止で
きる。 【０００９】また、被送流体中の毛髪等の繊維状の物質
が吸込ロッドに絡みついて吸込ポペット弁の作動が阻害
されることもない。吸込油圧シリンダが複数個設けられ
ているので、吸込ポペット弁を大型化でき吸込口を拡大
し、吸込の抵抗を低減することも可能である。 【００１０】 【発明の実施の形態】図１は本発明の実施の一形態であ
るポペット弁式ピストンポンプの構成を示す縦断面図、
図２は図１のＡ−Ａ線断面図、図３は図１のＢ−Ｂ線断
面図、図４はポペット弁式ピストンポンプの作動の説明
図である。ポペット弁式ピストンポンプ１は、ピストン
２を内蔵する圧送シリンダ３の先端部（図１上左端部）
に、吸込口４を開閉する吸込ポペット弁５と、吐出口６
を開閉する吐出ポペット弁７とを備えている。 【００１１】吐出ポペット弁７は、吐出油圧シリンダ８
によって開閉作動が行われる。吸込ポペット弁５は、２
個の吸込油圧シリンダ９Ａ、９Ｂによって開閉作動が行
われる。この吸込油圧シリンダ９Ａ、９Ｂは、図３に示
すように、その吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂが互いに離隔
し、吐出行程における被送流体の通路１１の左右両側を
通るよう配置されている。 【００１２】このポペット弁式ピストンポンプ１は、図
４（ａ）に示すように、吸込ポペット弁５を開き、吐出
ポペット弁７を閉じた状態で吸込行程（ピストン２後
退）を開始し、図４（ｂ）のようにピストン２が圧送シ
リンダ３の後端のストロークエンドまで後退すると吸込
行程を終了し、図４（ｃ）に示すように、吸込ポペット
弁５を閉じ、図４（ｄ）に示すように、吐出ポペット弁
７を開いて吐出行程（ピストン２前進）を開始する。 【００１３】図４（ｅ）のようにピストン２が圧送シリ
ンダ３の前端のストロークエンドまで前進すると吐出行
程を終了し、図４（ｆ）のように吐出ポペット弁７を閉
じ、図４（ａ）に示すように、吸込ポペット弁５を開い
て、再び吸込行程を開始する。以後、この吸込行程と吐
出行程とが繰り返され被送流体の圧送が行われる。 【００１４】このポペット弁式ピストンポンプ１では、
吸込ポペット弁５を作動する吸込油圧シリンダ９Ａ、９
Ｂは、吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂが互いに離隔して被送
流体の通路の両側を通るよう配置されるので、吸込ロッ
ド１０Ａ、１０Ｂが吐出行程で被送流体の通路１１を塞
ぐように中央部に位置して被送流体の圧送の抵抗となる
ことはなく、被送流体による吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂ
の摩耗も防止できる。 【００１５】また、被送流体中の毛髪等の繊維状の物質
が吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂに絡みついて吸込ポペット
弁５の作動が阻害されることもない。２個の吸込油圧シ
リンダ９Ａ、９Ｂが設けられているので、吸込ポペット
弁５と吸込口４を大きくでき、吸込の抵抗を低減するこ
とができる。図５は本発明の他の実施の形態であるポペ
ット弁式ピストンポンプの構成を示す縦断面図、図６は
図５のＣ−Ｃ線断面図である。 【００１６】このポペット弁式ピストンポンプ５１で
は、吸込口４の下端を分岐させ、吸込油圧シリンダ９
Ａ、９Ｂによってそれぞれ作動する吸込ポペット弁５
Ａ、５Ｂを設けている。その他の構成は図１のものと同
様であるので、同一部材に同一符号を付して詳細な説明
は省略する。 【００１７】このポペット弁式ピストンポンプ５１で
は、吸込ポペット弁５Ａ、５Ｂを作動する吸込油圧シリ
ンダ９Ａ、９Ｂは、吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂが互いに
離隔して被送流体の通路の両側を通るよう配置されるの
で、吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂが吐出行程で被送流体の
通路１１を塞ぐように中央部に位置して被送流体の圧送
の抵抗となることはなく、被送流体による吸込ロッド１
０Ａ、１０Ｂの摩耗も防止できる。 【００１８】また、被送流体中の毛髪等の繊維状の物質
が吸込ロッド１０Ａ、１０Ｂに絡みついて吸込ポペット
弁５Ａ、５Ｂの作動が阻害されることもない。２個の吸
込油圧シリンダ９Ａ、９Ｂと吸込ポペット弁５Ａ、５Ｂ
を設けることでと吸込口４の面積を大きくでき、吸込の
抵抗を低減することができる。吸込ポペット弁５Ａ、５
Ｂには従来の小型のものが利用できる。 【００１９】なお、このポペット弁式ピストンポンプ５
１は、図７に示すように、２個の吸込油圧シリンダ９
Ａ、９Ｂを平行でなく、傾斜を変えて設けることも可能
であり、吸込油圧シリンダ９Ａ、９Ｂの位置に制約があ
る場合でも柔軟に対応できる。 【００２０】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のポペット
弁式ピストンポンプでは、吸込ロッドが吐出行程で被送
流体の通路となるケーシングの中央部に位置して通路を
塞ぎ被送流体の圧送の抵抗となることはなく、被送流体
による吸込ロッドの摩耗も防止できる。 【００２１】また、被送流体中の毛髪等の繊維状の物質
が吸込ロッドに絡みついて吸込ポペット弁の作動が阻害
されることもない。吸込口を拡大し、吸込の抵抗を低減
することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の一形態であるポペット弁式ピス
トンポンプの構成を示す縦断面図である。 【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。 【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。 【図４】ポペット弁式ピストンポンプの作動の説明図で
ある。 【図５】本発明の他の実施の形態であるポペット弁式ピ
ストンポンプの構成を示す縦断面図である。 【図６】図５のＣ−Ｃ線断面図である。 【図７】傾斜を変えて設けた吸込油圧シリンダの取付状
態の説明図である。 【図８】従来のポペット弁式ピストンポンプの構成を示
す縦断面図である。 【図９】図８のＤ−Ｄ線断面図である。 【図１０】従来のポペット弁式ピストンポンプの作動の
説明図である。 【符号の説明】 １ ポペット式ピストンポンプ ２ ピストン ３ 圧送シリンダ ４ 吸込口 ５、５Ａ、５Ｂ 吸込ポペット弁 ６ 吐出口 ７ 吐出ポペット弁 ８ 吐出油圧シリンダ ９Ａ、９Ｂ 吸込油圧シリンダ １０Ａ、１０Ｂ 吸込ロッド １１ 通路 ５１ ポペット式ピストンポンプ
トンポンプの構成を示す縦断面図である。 【図２】図１のＡ−Ａ線断面図である。 【図３】図１のＢ−Ｂ線断面図である。 【図４】ポペット弁式ピストンポンプの作動の説明図で
ある。 【図５】本発明の他の実施の形態であるポペット弁式ピ
ストンポンプの構成を示す縦断面図である。 【図６】図５のＣ−Ｃ線断面図である。 【図７】傾斜を変えて設けた吸込油圧シリンダの取付状
態の説明図である。 【図８】従来のポペット弁式ピストンポンプの構成を示
す縦断面図である。 【図９】図８のＤ−Ｄ線断面図である。 【図１０】従来のポペット弁式ピストンポンプの作動の
説明図である。 【符号の説明】 １ ポペット式ピストンポンプ ２ ピストン ３ 圧送シリンダ ４ 吸込口 ５、５Ａ、５Ｂ 吸込ポペット弁 ６ 吐出口 ７ 吐出ポペット弁 ８ 吐出油圧シリンダ ９Ａ、９Ｂ 吸込油圧シリンダ １０Ａ、１０Ｂ 吸込ロッド １１ 通路 ５１ ポペット式ピストンポンプ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 圧送シリンダの先端部に被送流体の吸込
と吐出の切替えを行う吸込ポペット弁と吐出ポペット弁
とを備えたポペット弁式ピストンポンプであって、 吸込ポペット弁を作動する吸込油圧シリンダを複数個、
吸込ロッドが互いに離隔して被送流体の通路の両側を通
るよう配置したことを特徴とするポペット弁式ピストン
ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002077125A JP2003278647A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | ポペット弁式ピストンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002077125A JP2003278647A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | ポペット弁式ピストンポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003278647A true JP2003278647A (ja) | 2003-10-02 |
Family
ID=29227894
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002077125A Pending JP2003278647A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | ポペット弁式ピストンポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003278647A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102705192A (zh) * | 2012-05-25 | 2012-10-03 | 南京化工特种设备检验检测研究所 | 液压式渣料提升泵 |
| CN104612931A (zh) * | 2015-01-28 | 2015-05-13 | 宜兴市宙斯泵业有限公司 | 一种输浆泵 |
| CN107781130A (zh) * | 2016-08-24 | 2018-03-09 | 中国石油天然气股份有限公司 | 一种管式抽稠泵 |
| CN107956666A (zh) * | 2018-01-09 | 2018-04-24 | 长沙紫宸科技开发有限公司 | 一种带有出料密封切换装置的双缸式污泥泵 |
-
2002
- 2002-03-19 JP JP2002077125A patent/JP2003278647A/ja active Pending
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