JP2003278569A - ガスエンジン - Google Patents
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Abstract
図ること。 【解決手段】 ピストン2の下死点基準の圧縮比が14
以上で、ピストン2の下死点基準の膨張比よりも実圧縮
比が小さくなるように構成され、シリンダ1のボア径を
B(mm)、ピストン2のストロークをS(mm)とし
て、それらの関係が、1.2<S/B<1.4となるよ
うに構成されている。
Description
基準の圧縮比が14以上で、ピストンの下死点基準の膨
張比よりも実圧縮比が小さくなるように構成されたガス
エンジンに関する。
が下死点を過ぎてから吸気弁を閉じるまたはピストンが
下死点に到達する前に吸気弁を閉じることによって、ピ
ストンの下死点基準の膨張比よりも実圧縮比が小さくな
るように構成されたガスエンジン、いわゆるミラーサイ
クルガスエンジンであり、そのミラーサイクルガスエン
ジンにおいて、ピストンの下死点基準の圧縮比が14以
上となるように構成されている。そして、ピストンの下
死点基準の圧縮比およびピストンの下死点基準の膨張比
とは、ピストン下死点での燃焼室容積とピストン上死点
での燃焼室容積の比であり、実圧縮比とは、吸気弁閉時
期での燃焼室容積とピストン上死点での燃焼室容積の比
である。ちなみに、燃焼室容積とは、主燃焼室を備えた
ガスエンジンにおいては、主燃焼室の容積およびクレビ
ス容積の和であり、主燃焼室および副燃焼室を備えた副
室式のガスエンジンにおいては、副燃焼室の容積、主燃
焼室の容積、および、クレビス容積の総和が燃焼室容積
となる。
ば、シリンダのボア径Bを170(mm)、ピストンの
ストロークSを180(mm)、S/B比を1.06と
なるように構成していた。すなわち、シリンダのボア径
をB(mm)、ピストンのストロークをS(mm)、燃
焼室を形成するためにピストンの上部に形成されるピス
トンキャビティの容積をV(mm3 )として、それらの
関係が、S/B<1.2かつV/B<1500となるよ
うに構成していた。
ンダ1a内に燃焼室4aを形成するために、ピストン2
aの上部に凹状のピストンキャビティ3aが形成され、
燃焼室4a内の混合気に点火させる点火源10a、吸気
弁7a、排気弁9aなどを備えて構成されている。ちな
みに、図5に示すガスエンジンは、副燃焼室5aを備え
るものであって、点火源10aが、その副燃焼室5a内
に備えられている。そして、ピストンキャビティ3aの
形状を偏平形状とし、ピストンキャビティ3aの容積を
小さくして、ピストン2aが上死点での燃焼室4aの容
積を小さくすることによって、ピストンの下死点基準の
圧縮比を14以上とするようにしている。
とすることについて説明を加えると、例えば、ピストン
の下死点基準の圧縮比を10とするガスエンジンでは、
S/B<1.2かつV/B>1500となるように構成
されており、ピストンキャビティの形状は、一般的に円
弧状などの形状とされている。それに対して、ピストン
の下死点基準の圧縮比を14以上とするガスエンジンで
は、シリンダのボア径、ピストンのストローク、およ
び、ピストンキャビティの容積を、S/B<1.2かつ
V/B<1500となるように構成するために、ピスト
ンキャビティ3aの形状を偏平形状とすることによっ
て、ピストン2aが上死点での燃焼室4aの容積を小さ
くしていた。
ンでは、ピストンキャビティの形状が偏平形状となって
いるために、ピストンキャビティの容積V(mm3 )に
対するピストンキャビティの表面積S(mm2 )の比、
すなわちS/V比が大きくなるので、燃焼室の容積に対
する放熱面積が大きくなり、ピストンに対する放熱量が
増加することになって、熱効率の低下を招くことにな
る。
ャビティを形成するものでは、そのピストンキャビティ
の半径を小さくすることにより、ピストンキャビティの
形状が偏平形状となるのを回避することが考えられる
が、この場合には、図5においてQにて示す無駄容積部
分が大きくなる。すなわち、ピストンキャビティの半径
を小さくすると、シリンダヘッド13aにおけるピスト
ンキャビティ3が形成されていない部分が増加し、シリ
ンダヘッド13aとピストン2aの上面部との間に形成
される無駄容積部分Qが大きくなる。そして、無駄容積
部分は、燃料ガスが存在するが火炎が到達しにくい部分
であるので、無駄容積部分の増大に伴い、未燃分が増加
することになる。
のであり、その目的は、未燃分の低減を図りながら、熱
効率の向上を図ることが可能となるガスエンジンを提供
する点にある。
に、請求項1に記載の発明によれば、ピストンの下死点
基準の圧縮比が14以上で、ピストンの下死点基準の膨
張比よりも実圧縮比が小さくなるように構成されたガス
エンジンであって、シリンダのボア径をB(mm)、前
記ピストンのストロークをS(mm)として、それらの
関係が、 1.2<S/B<1.4 となるように構成されている。
m)、ピストンのストロークをS(mm)として、それ
らの関係が、1.2<S/B<1.4となるように構成
しているので、S/B<1.2となるように構成した従
来のガスエンジンに比べて、ボア径をその従来のガスエ
ンジンと同じようにすると、ピストンのストロークを大
きくすることが可能となって、ピストンが上死点での燃
焼室の容積を小さくしなくても、ピストンの下死点基準
の圧縮比を14以上とすることが可能となる。したがっ
て、ピストンキャビティの容積を小さくするために、ピ
ストンキャビティの形状を偏平形状としなくても、ピス
トンのストロークを大きくすることにより、ピストンの
下死点基準の圧縮比を14以上とすることが可能となる
ので、無駄容積部分の増大を防止しながら、ピストンキ
ャビティの形状が偏平形状になるのを防止することが可
能となる。
ようにして、S/B比を大きくすると、ピストンのスト
ロークが大きくなるので、吸気ポートから燃焼室に吸気
される吸入ガス量および燃焼室から排気ポートに排気さ
れる排気ガス量が増加して、給排気抵抗が増大すること
になる。したがって、S/B比を大きくし過ぎると、給
排気抵抗が増大することになって、1サイクルにおける
仕事である平均有効圧(Mpa)が低下して、出力や熱
効率が低下することになるが、1.2<S/B<1.4
とし、給排気抵抗の増大を防止することが可能となるS
/B比の上限値を規定しているので、平均有効圧の低下
を回避することが可能となる。
の発明によれば、給排気抵抗の増大を防止するととも
に、無駄容積部分を極力小さくしながら、燃焼室の容積
に対する放熱面積を大きくすることが可能となって、平
均有効圧の低下を回避するとともに、未燃分の低減を図
りながら、熱効率の向上を図ることが可能となるガスエ
ンジンを提供できるに至った。
の下死点基準の圧縮比が14以上で、ピストンの下死点
基準の膨張比よりも実圧縮比が小さくなるように構成さ
れたガスエンジンであって、燃焼室を形成するために前
記ピストンの上部に形成されるピストンキャビティの容
積をV(mm3 )、シリンダのボア径をB(mm)とし
て、1500<V/B<2000となるように構成され
ている。
ンの上部に形成されるピストンキャビティの容積をV
(mm3 )、シリンダのボア径をB(mm)として、そ
れらの関係が、1500<V/B<2000となるよう
に構成しているので、V/B<1500となるように構
成した従来のガスエンジンに比べて、ボア径をその従来
のガスエンジンと同じようにすると、ピストンキャビテ
ィの容積を大きくすることが可能となって、ピストンキ
ャビティの容積を大きくしながら、ピストンの下死点基
準の圧縮比を14以上とすることが可能となる。ちなみ
に、ボア径を従来のガスエンジンと同じようにする場合
には、ピストンストロークを大きくすることによって、
ピストンキャビティの容積を大きくしながらも、ピスト
ンの下死点基準の圧縮比を14以上とすることが可能と
なる。したがって、ピストンキャビティの容積を小さく
しなくても、ピストンの下死点基準の圧縮比を14以上
とすることが可能となるので、無駄容積部分の増大を防
止しながら、ピストンキャビティの形状が偏平形状にな
るのを防止することが可能となる。
ようにして、V/B比を大きくする場合には、上述の如
く、ピストンのストロークが大きくなるので、吸気ポー
トから燃焼室に吸気される吸入ガス量および燃焼室から
排気ポートに排気される排気ガス量が増加して、給排気
抵抗が増大することになる。したがって、V/B比を大
きくし過ぎると、給排気抵抗が増大することになって、
1サイクルにおける仕事である平均有効圧(Mpa)が
低下して、出力や熱効率が低下することになるが、15
00<V/B<2000とし、給排気抵抗の増大を防止
することが可能となるV/B比の上限値を規定している
ので、平均有効圧の低下を回避することが可能となる。
の発明によれば、給排気抵抗の増大を防止するととも
に、無駄容積部分を極力小さくしながら、燃焼室の容積
に対する放熱面積を大きくすることが可能となって、平
均有効圧の低下を回避するとともに、未燃分の低減を図
りながら、熱効率の向上を図ることが可能となるガスエ
ンジンを提供できるに至った。
と請求項2に記載のガスエンジンについて説明を加える
と、請求項1に記載のガスエンジンと請求項2に記載の
ガスエンジンとは、同等のガスエンジンを構成するもの
であり、いずれも、平均有効圧の低下を回避するととも
に、未燃分の低減を図りながら、熱効率の向上を図るこ
とが可能となる。説明を加えると、シリンダのボア径を
同じようにして、ピストンの下死点基準の圧縮比が14
以上のガスエンジンを構成するに当たり、1.2<S/
B<1.4となるように構成すると、V/B比が自ずと
規定され、1500<V/B<2000となるように構
成するガスエンジンと同等なガスエンジンを構成するこ
とになる。また、逆に、1500<V/B<2000と
なるように構成すると、S/B比が自ずと規定され、
1.2<S/B<1.4となるように構成するガスエン
ジンと同等なガスエンジンを構成することになる。
トンの上部には、前記燃焼室を形成するために凹状のピ
ストンキャビティが形成され、そのピストンキャビティ
の凹面部が、湾曲状に形成されている。
ストンキャビティにおける凹面部が湾曲状に形成されて
いるので、シリンダヘッドの中央に備えられる点火源に
より混合気に着火された火炎をピストンキャビティの凹
面部の全体に伝播し易くすることが可能となって、未燃
領域の発生を防止して未燃分の低減を図ることが可能と
なる。
室内に、空気過剰率1.5以上の希薄混合気を供給する
ように構成されている。すなわち、燃焼室内に、空気過
剰率1.5以上の希薄混合気を供給して、その希薄混合
気を燃焼させるように構成されているので、燃焼温度を
低下させることが可能となって、NOxの発生量を低減
することが可能となる。
いて図面に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕このガスエンジンは、図1に示すよう
に、シリンダ1にピストン2を往復摺動自在に内嵌し、
シリンダ1内において主燃焼室4を形成し、シリンダヘ
ッド13の中央において主燃焼室4に連通しかつ主燃焼
室4よりも容積が小さい副燃焼室5が設けられている。
また、ピストン2の上部には、主燃焼室4を形成するた
めに凹状のピストンキャビティ3が形成され、主燃焼室
4に連通する吸気ポート6に吸気弁7を備え、主燃焼室
4に連通する排気ポート8に排気弁9を備え、副燃焼室
5内の混合気に点火する点火プラグ10が設けられてい
る。
ポート11から副燃焼室5に燃料ガスが供給され、吸気
ポート6から主燃焼室4に空気過剰率1.5以上の希薄
混合気を主燃焼室4に供給するように構成されている。
いて、吸気弁7および副燃焼用ガス弁12の閉じるタイ
ミングをピストン2が下死点に到達した後のタイミング
とすることにより、実質的な圧縮行程を開始するタイミ
ングを遅らせて、ピストン2の実圧縮比がピストンの下
死点基準の膨張比よりも小さくなる、いわゆるミラーサ
イクルガスエンジンにて構成されている。説明を加える
と、圧縮行程においては、ピストン2が下死点を過ぎて
所定量(例えば、ピストン2のストロークの1/2程
度)上昇したときに、吸気弁7および副燃焼用ガス弁1
2を閉じて、それ以降に、実質的な圧縮行程を行うよう
にしている。そして、ピストン2が上死点に到達した頃
に、点火プラグ10を作動させて、副燃焼室5内の混合
気に点火させて、副燃焼室5から炎を主燃焼室4に噴出
させ、主燃焼室4内の希薄混合気を燃焼させることによ
り、ピストン2を押し下げる膨張行程を行い、ピストン
2が下死点まで到達すると、排気弁7を開弁させて、排
気行程を行うようにしている。
準の圧縮比が14以上で、ピストンの下死点基準の膨張
比よりも実圧縮比が小さくなるように構成され、シリン
ダ1のボア径をB(mm)、ピストン2のストロークを
S(mm)として、それらの関係が、1.2<S/B<
1.4となるように構成されている。すなわち、S/B
<1.2となるように構成した従来のガスエンジンにお
いて、シリンダ1のボア径を従来のガスエンジンと同じ
ようにして、ピストン2のストロークを大きくすること
により、1.2<S/B<1.4とし、ピストンの下死
点基準の圧縮比を14以上とするようにしている。ちな
みに、シリンダ1のボア径は、100mm以上としてい
る。
べて、ピストン2のストロークを大きくすることによ
り、ピストン2が上死点での主燃焼室4の容積を大きく
しながら、ピストンキャビティ3の形状が偏平形状とな
るのを防止し、ピストン2の下死点基準の圧縮比を14
以上として、熱効率の向上を図るように構成されてい
る。すなわち、ピストンキャビティ3の形状が偏平形状
となると、ピストンキャビティの容積V(mm3 )に対
するピストンキャビティの表面積S(mm2 )の比、す
なわちS/V比が大きくなり、ピストン2に対する放熱
量が大きくなるので、ピストン2のストロークを大きく
することにより、ピストンキャビティ3の形状が偏平形
状となるのを防止して、熱効率の向上を図るようにして
いる。
ようにして、S/B比を大きくすると、ピストン2のス
トロークが大きくなるので、吸気ポート6から主燃焼室
5に吸気される吸入ガス量および主燃焼室5から排気ポ
ート8に排気される排気ガス量が増加することになる。
したがって、給排気抵抗が増大することになって、1サ
イクルにおける仕事である平均有効圧(Mpa)が低下
して、出力や熱効率が低下することになる。
S/B<1.4とすることにより、給排気抵抗の増大を
防止することが可能となるS/B比の上限値を規定し
て、熱効率の向上を図りつつ、平均有効圧(Mpa)が
高くなるようにしている。
2は、ピストンの下死点基準の圧縮比を15とし、シリ
ンダ1のボア径を一定にして、ピストンキャビティ3の
容積を変化させることにより、S/B比を変化させたと
きの熱効率とS/B比との関係を示す実験データであ
る。そして、この図2の実験データによれば、S/B比
を1.2よりも小さくしていくと、熱効率が急激に低下
するが、1.2<S/B<1.4では、高い熱効率を得
られることが分かる。
縮比を15とし、シリンダ1のボア径を一定にして、ス
トロークおよびピストンキャビティ3の容積を変化させ
ることにより、S/B比を変化させたときの平均有効圧
とS/Bとの関係を示す実験データである。そして、こ
の図3の実験データによれば、S/B比を1.4よりも
大きくすると、平均有効圧が急激に低下するが、1.2
<S/B<1.4では、高い平均有効圧が得られること
が分かる。ちなみに、平均有効圧は下記〔数1〕にて求
められる。
比を14以上とし、シリンダ1のボア径をB(mm)、
ピストン2のストロークをS(mm)として、それらの
関係が、1.2<S/B<1.4となるように構成する
ことにより、熱効率の向上を図りながら、平均有効圧を
高くすることができる。
形成するためのピストンキャビティ3の凹面部3aが、
湾曲状に形成されている。説明を加えると、ピストンキ
ャビティ3の凹面部3aの構成については従来公知であ
るので、図示はしないが、下記(関係1)〜(関係3)
のいずれかを満たすように構成することにより、ピスト
ンキャビティ3の凹面部3aにおける隅部が、点火され
て進行する火炎の表面からなる燃焼面と相似形状となる
ように形成されている。
の曲率半径をR(mm)、ピストン2の直径をD1(m
m)とする。
の曲率半径をR(mm)、ピストン2の内径をD2(m
m)とする。
の曲率半径をR(mm)、ピストンキャビティ3の深さ
をH(mm)とする。
記第1実施形態におけるシリンダ1のボア径とピストン
のストロークとの関係についての別実施形態を示すもの
である。その他の構成については、上記第1実施形態と
同様であるので、同符号を記すなどにより、その詳細な
説明は省略する。
点基準の圧縮比が14以上で、ピストン2の下死点基準
の膨張比よりも実圧縮比が小さくなるように構成され、
シリンダ1のボア径をB(mm)、ピストン2のストロ
ークをS(mm)として、それらの関係が、1.2<S
/B<1.4となるように構成されているが、この第2
実施形態では、ピストン2の下死点基準の圧縮比が14
以上で、ピストン2の下死点基準の膨張比よりも実圧縮
比が小さくなるように構成され、ピストンキャビティ3
の容積をV(mm3 )、シリンダ1のボア径をB(m
m)として、それらの関係が、1500<V/B<20
00となるように構成されている。
記第1実施形態におけるガスエンジンと同じようにする
と、ピストン2の下死点基準の圧縮比が14以上で、1
500<V/B<2000と規定すると、S/B比も自
ずと規定され、上記第1実施形態に記載のガスエンジン
と同等のガスエンジンを構成することになる。すなわ
ち、ピストン2の下死点基準の圧縮比において、V/B
比とS/B比とは図4に示すような関係があり、150
0<V/B<2000とすることにより、上記第1実施
形態に記載のガスエンジンと同等のガスエンジンを構成
するようにしている。ちなみに、シリンダ1のボア径を
上記第1実施形態におけるガスエンジンと同じようにす
ると、1500<V/B<2000とすると、シリンダ
2のストロークを大きくすることによって、ピストン2
の下死点基準の圧縮比を14以上とするようにしてい
る。
14以上で、ピストンの下死点基準の膨張比よりも実圧
縮比が小さくなるように構成され、ピストンキャビティ
3の容積をV(mm3 )、シリンダ1のボア径をB(m
m)として、それらの関係が、1500<V/B<20
00となるように構成することにより、熱効率の向上を
図りながら、平均有効圧を高くするように構成されてい
る。
1.5以上の希薄混合気を主燃焼室4に供給するように
しているが、主燃焼室4に供給する混合気は、希薄混合
気に限られるものではなく、空気過剰率については適宜
変更が可能である。
主燃焼室4に加えて、副燃焼室5を形成し、点火プラグ
10にて副燃焼室5内の混合気に点火させるようにして
いるが、必ずしも副燃焼室5を形成する必要はなく、主
燃焼室5のみを形成して、点火プラグ10にて主燃焼室
5内の混合気に点火させるように構成して実施すること
も可能である。
本発明にかかるガスエンジンとして、ピストン2が下死
点を過ぎてから吸気弁7を閉じる構成のミラーサイクル
ガスエンジンを例示したが、ピストン2が下死点に到達
する前に吸気弁7を閉じる構成のミラーサイクルガスエ
ンジンに適応することも可能である。
Claims (4)
- 【請求項1】 ピストンの下死点基準の圧縮比が14以
上で、ピストンの下死点基準の膨張比よりも実圧縮比が
小さくなるように構成されたガスエンジンであって、 シリンダのボア径をB(mm)、前記ピストンのストロ
ークをS(mm)として、それらの関係が、 1.2<S/B<1.4 となるように構成されているガスエンジン。 - 【請求項2】 ピストンの下死点基準の圧縮比が14以
上で、ピストンの下死点基準の膨張比よりも実圧縮比が
小さくなるように構成されたガスエンジンであって、 燃焼室を形成するために前記ピストンの上部に形成され
るピストンキャビティの容積をV(mm3 )、シリンダ
のボア径をB(mm)として、それらの関係が、 1500<V/B<2000 となるように構成されているガスエンジン。 - 【請求項3】 前記ピストンの上部には、前記燃焼室を
形成するために凹状のピストンキャビティが形成され、
そのピストンキャビティの凹面部が、湾曲状に形成され
ている請求項1または2に記載のガスエンジン。 - 【請求項4】 前記燃焼室内に、空気過剰率1.5以上
の希薄混合気を供給するように構成されている請求項1
〜3のいずれか1項に記載のガスエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002083740A JP2003278569A (ja) | 2002-03-25 | 2002-03-25 | ガスエンジン |
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---|---|---|---|
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---|---|
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JP (1) | JP2003278569A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017512277A (ja) * | 2014-02-26 | 2017-05-18 | ウエストポート パワー インコーポレイテッドWestport Power Inc. | 内燃エンジン用の気体燃料燃焼装置 |
EP3521586A1 (de) * | 2018-02-01 | 2019-08-07 | MAN Truck & Bus SE | Verfahren zum betreiben eines otto-gasmotors |
-
2002
- 2002-03-25 JP JP2002083740A patent/JP2003278569A/ja active Pending
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