JP2003278523A - ディーゼルエンジン - Google Patents

ディーゼルエンジン

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JP2003278523A
JP2003278523A JP2002085983A JP2002085983A JP2003278523A JP 2003278523 A JP2003278523 A JP 2003278523A JP 2002085983 A JP2002085983 A JP 2002085983A JP 2002085983 A JP2002085983 A JP 2002085983A JP 2003278523 A JP2003278523 A JP 2003278523A
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JP
Japan
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gas
blow
air flow
flow meter
oil mist
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002085983A
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English (en)
Inventor
Ryuichi Koga
龍一 古賀
Yoichi Hanatsuka
陽一 花塚
Akito Roppongi
明人 六本木
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クローズドブリーザを装備することにより、
ブローバイガスの大気への放出を防止してオイル消費量
削減並びに環境汚染防止を図ることができ、且つエアフ
ローメータの先端部へのオイルミストの付着を防止して
空気流量の計測精度低下を回避し得、燃料と空気の混合
割合コントロールによる排ガス清浄化を図り得るディー
ゼルエンジンを提供する。 【解決手段】 一端がクローズドブリーザ8に接続され
且つ該クローズドブリーザ8によりオイルミストが回収
除去されたブローバイガスをインテークパイプ4へ戻す
ためのブローバイガス戻し管9の他端における戻し口1
0を、インテークパイプ4を流れる空気流量を計測する
エアフローメータ6の下流側に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ブローバイガスの
大気への放出を防止するようにしたディーゼルエンジン
に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、エンジンの圧縮行程と爆発行程
においてピストンリングの間隙よりクランクケースへ漏
れ出るガスは、ブローバイガスと称されるが、該ブロー
バイガスはクランクケース内及びこれと連通するシリン
ダヘッドカバー内に充満するため、外部に放出する必要
がある。 【0003】しかし、クランクケース内ではクランク軸
及びコネクティングロッド等が高速で動いており、クラ
ンクケースと連通するシリンダヘッドカバー内において
もロッカアーム及びバルブ等が作動しているため、クラ
ンクケースやシリンダヘッドカバーの内部にはオイルミ
ストが充満している。 【0004】従って、前記ブローバイガスをそのまま大
気放出することは、該ブローバイガスに混合しているオ
イルミストも外部へ排出することになり、エンジンのオ
イル消費量の増加につながると共に、環境汚染にもつな
がるため、最近では、ディーゼルエンジンにおいても、
吸気系の負圧で作動してブローバイガスを吸気系へ戻し
且つ該ブローバイガスに含まれるオイルミストを回収除
去可能なクローズドブリーザを装備することにより、ブ
ローバイガスの大気への放出を防止することが提案され
ている。 【0005】一方、従来、ディーゼルエンジンにおいて
は、吸気系を流れる空気流量を計測することは行われて
いないが、近年の排ガス規制の強化に伴い、燃料と空気
の混合割合を細かくコントロールすることが重要となっ
てきており、このため、吸気系を流れる空気流量を計測
するためのエアフローメータを設置することも不可欠と
なりつつある。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如きクローズドブリーザにおいてはブローバイガスに含
まれるオイルミストを回収除去しているものの、該オイ
ルミストを完全に取り切ることは困難であり、吸気系へ
戻されるブローバイガスにオイルミストが僅かながら残
存することは避けられない。 【0007】このため、クローズドブリーザとエアフロ
ーメータの両方をディーゼルエンジンに装備しようとし
た場合、クローズドブリーザによるブローバイガスの吸
気系への戻し口を、仮にエアフローメータの上流側に設
置してしまうと、エアフローメータの先端部にオイルミ
ストが付着してしまい、該エアフローメータによる空気
流量の計測精度が低下してしまう虞があった。 【0008】本発明は、斯かる実情に鑑み、クローズド
ブリーザを装備することにより、ブローバイガスの大気
への放出を防止してオイル消費量削減並びに環境汚染防
止を図ることができ、且つエアフローメータの先端部へ
のオイルミストの付着を防止して空気流量の計測精度低
下を回避し得、燃料と空気の混合割合コントロールによ
る排ガス清浄化を図り得るディーゼルエンジンを提供し
ようとするものである。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明は、吸気系の負圧
で作動してブローバイガスを吸気系へ戻し且つ該ブロー
バイガスに含まれるオイルミストを回収除去可能なクロ
ーズドブリーザと、吸気系を流れる空気流量を計測する
エアフローメータとを備えてなるディーゼルエンジンで
あって、クローズドブリーザによるブローバイガスの吸
気系への戻し口をエアフローメータの下流側に設置した
ことを特徴とするディーゼルエンジンにかかるものであ
る。 【0010】上記手段によれば、以下のような作用が得
られる。 【0011】ディーゼルエンジンの運転時には、クロー
ズドブリーザが吸気系の負圧で作動することにより、ブ
ローバイガスに含まれるオイルミストが回収除去されつ
つ、該ブローバイガスが吸気系へ戻され、これにより、
ブローバイガスの大気への放出が防止されてオイル消費
量が削減され且つ環境汚染が防止されるが、前記クロー
ズドブリーザによるブローバイガスの吸気系への戻し口
はエアフローメータの下流側に設置されているため、前
記ブローバイガスから除去しきれずに残存したオイルミ
ストがエアフローメータの先端部に付着する心配はな
く、該エアフローメータによる空気流量の計測精度が低
下しなくなり、燃料と空気の混合割合を細かくコントロ
ールすることが可能となり、排ガスの清浄化につながる
こととなる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。 【0013】図1は本発明を実施する形態の一例であっ
て、1はディーゼルエンジン本体、2はディーゼルエン
ジン本体1のシリンダヘッドカバー、3はディーゼルエ
ンジン本体1に接続されるインテークマニホールド、4
はインテークマニホールド3に接続されるインテークパ
イプ、5はインテークパイプ4に接続されるエアクリー
ナ、6はインテークパイプ4を流れる空気流量を計測す
るエアフローメータであり、一端がシリンダヘッドカバ
ー2に接続されたブローバイガス抜出管7の他端に、ブ
ローバイガスに含まれるオイルミストを回収除去可能な
クローズドブリーザ8を接続すると共に、一端がクロー
ズドブリーザ8に接続され且つ該クローズドブリーザ8
によりオイルミストが回収除去されたブローバイガスを
インテークパイプ4へ戻すためのブローバイガス戻し管
9の他端における戻し口10を、前記エアフローメータ
6の下流側に設置したものである。 【0014】尚、図1中、11は前記クローズドブリー
ザ8の底部に接続されたオイルミスト回収管であり、ク
ローズドブリーザ8においてブローバイガスから回収除
去されたオイルミストをオイルミスト回収管11を介し
てオイルパン(図示せず)へ戻すようにしてある。 【0015】次に、上記図示例の作動を説明する。 【0016】ディーゼルエンジン本体1の運転時には、
エアクリーナ5で濾過された清浄な空気がインテークパ
イプ4とインテークマニホールド3を介してディーゼル
エンジン本体1へ吸入され、このとき、クローズドブリ
ーザ8がインテークパイプ4の負圧で作動することによ
り、ブローバイガスに含まれるオイルミストが回収除去
されつつ、該ブローバイガスがインテークパイプ4へ戻
され、これにより、ブローバイガスの大気への放出が防
止されてオイル消費量が削減され且つ環境汚染が防止さ
れるが、前記クローズドブリーザ8によるブローバイガ
スのインテークパイプ4への戻し口10はエアフローメ
ータ6の下流側に設置されているため、前記ブローバイ
ガスから除去しきれずに残存したオイルミストがエアフ
ローメータ6の先端部に付着する心配はなく、該エアフ
ローメータ6による空気流量の計測精度が低下しなくな
り、燃料と空気の混合割合を細かくコントロールするこ
とが可能となり、排ガスの清浄化につながることとな
る。 【0017】こうして、クローズドブリーザ8を装備す
ることにより、ブローバイガスの大気への放出を防止し
てオイル消費量削減並びに環境汚染防止を図ることがで
き、且つエアフローメータ6の先端部へのオイルミスト
の付着を防止して空気流量の計測精度低下を回避し得、
燃料と空気の混合割合コントロールによる排ガス清浄化
を図り得る。 【0018】尚、本発明のディーゼルエンジンは、上述
の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは
勿論である。 【0019】 【発明の効果】以上、説明したように本発明のディーゼ
ルエンジンによれば、クローズドブリーザを装備するこ
とにより、ブローバイガスの大気への放出を防止してオ
イル消費量削減並びに環境汚染防止を図ることができ、
且つエアフローメータの先端部へのオイルミストの付着
を防止して空気流量の計測精度低下を回避し得、燃料と
空気の混合割合コントロールによる排ガス清浄化を図り
得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施する形態の一例の概要構成図であ
る。 【符号の説明】 1 ディーゼルエンジン本体 2 シリンダヘッドカバー 3 インテークマニホールド 4 インテークパイプ 5 エアクリーナ 6 エアフローメータ 7 ブローバイガス抜出管 8 クローズドブリーザ 9 ブローバイガス戻し管 10 戻し口 11 オイルミスト回収管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 六本木 明人 東京都日野市日野台3丁目1番地1 日野 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3G015 BD10 BD23 BE00 BF05 BF08 CA05 EA25

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 吸気系の負圧で作動してブローバイガス
    を吸気系へ戻し且つ該ブローバイガスに含まれるオイル
    ミストを回収除去可能なクローズドブリーザと、吸気系
    を流れる空気流量を計測するエアフローメータとを備え
    てなるディーゼルエンジンであって、 クローズドブリーザによるブローバイガスの吸気系への
    戻し口をエアフローメータの下流側に設置したことを特
    徴とするディーゼルエンジン。
JP2002085983A 2002-03-26 2002-03-26 ディーゼルエンジン Pending JP2003278523A (ja)

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