JP2003278298A - 間仕切壁構造 - Google Patents

間仕切壁構造

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JP2003278298A
JP2003278298A JP2003064151A JP2003064151A JP2003278298A JP 2003278298 A JP2003278298 A JP 2003278298A JP 2003064151 A JP2003064151 A JP 2003064151A JP 2003064151 A JP2003064151 A JP 2003064151A JP 2003278298 A JP2003278298 A JP 2003278298A
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fitting
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JP2003064151A
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Kenji Miyata
健治 宮田
Kei Inaba
慶 稲葉
Hironori Nakagawa
浩規 中川
Yasuaki Imamura
康明 今村
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Nichias Corp
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Nichias Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐火性能の向上を図る耐火板を強固に取付け
ると共に、その取付け作業が容易で、かつ間仕切壁の耐
火性能を低下させることなく、間仕切壁全体の厚さの増
大が抑制できる間仕切壁構造である。 【構成】 鋼製スタッド10の両側面11,12に断面
略コ字状の凹みを有する耐火板用の嵌合部13a,13
bがそれぞれ設けられ、これら各嵌合部13a,13b
の底面に切起し爪片15が設けられ、この各嵌合部13
a,13bの少なくとも一方に長尺或いは複数個の短尺
な耐火板14a,14bを取付けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新しい構造の間仕
切壁用鋼製スタッドを使用した間仕切壁に係り、詳しく
は、耐火性能の向上を図る耐火板を強固に取付けると共
に、その取付け作業が容易で、かつ間仕切壁の耐火性能
を低下させることなく、間仕切壁全体の厚さの増大が抑
制できる間仕切壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近時、乾式構造の耐火間仕切壁には、各
種の改良・開発が行われている。従来広く採用されてい
る構造は、図7に示すように鋼製スタッド1を使用し
て、その両側面2,3に直接けい酸カルシウム板、石膏
板などでの下張り板4と上張り板5とで構成される表面
板6を取付けている。
【0003】しかし、このような構造の場合、間仕切壁
の一方側から加熱されたとき、鋼製スタッド1を通って
他方側に熱が伝わりやすく、耐火性能に問題がある。特
に、下張り板4或いは上張り板5のいずれか一方の継目
が、鋼製スタッド1上に位置してしまうような場合には
より熱が伝わりやすい。
【0004】この耐火性能を向上させるには、表面板6
の厚さを増大させればよいが、表面板6を構成する下張
り板4と上張り板5の厚さを増大させることは、高価と
なるばかりでなく、重量が増し、その取扱いや施工性な
どに新しい問題が生ずる。
【0005】
【特許文献1】特開昭60−19854号公報
【特許文献2】実公昭56−35448号公報
【特許文献3】実公昭61−18093号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
する方法として、例えば特許文献1(特開昭60−19
854号公報)には、図8に示すように鋼製スタッド1
の表面板6を取付ける側の両側面2,3に接着剤でガラ
ス繊維混入石膏板などの耐火板7を取付けた技術が開示
されている。
【0007】この先行技術によれば、上記間仕切壁の耐
火性能を低下させずに表面板6の厚さを低減できるが、
鋼製スタッド1に接着剤で耐火板7を取付ける作業に手
間がかかるばかりでなく、接着剤が硬化するまでは、表
面板6を取付けることができない新しい問題が発生す
る。また、図8のように間仕切壁の厚さは、かえって増
大してしまう問題もある。
【0008】同様な問題は、特許文献2(実公昭56−
35448号公報)、特許文献3(実公昭61−180
93号公報)などに開示されている間仕切壁にも存在し
ている。
【0009】本発明は、上記従来技術の有する問題点を
解決するためになされたものであり、耐火性能の向上を
図る耐火板を強固に取付けると共に、その取付け作業が
容易で、かつ間仕切壁の耐火性能を低下させることな
く、間仕切壁全体の厚さの増大を抑制できる間仕切壁構
造を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の発明は、乾式構造の耐火間仕切壁に
おいて、鋼製スタッドを使用して、その両側面に下張り
板と上張り板とで構成される表面板を取付ける間仕切壁
構造であって、その鋼製スタッドが、間仕切壁を構成す
る表面板を取付ける側の両側面に断面略コ字状の耐火板
用の嵌合部をそれぞれ設け、この嵌合部の底面に切起し
爪片をそれぞれ形成し、この嵌合部の少なくとも一方に
耐火板を嵌合したことを特徴とするものである。
【0011】本発明の第2の発明は、乾式構造の耐火間
仕切壁において、鋼製スタッドを使用して、その両側面
に下張り板と上張り板とで構成される表面板を取付ける
間仕切壁構造であって、その鋼製スタッドが、間仕切壁
を構成する表面板を取付ける側の両側面に断面略コ字状
の耐火板用の嵌合部をそれぞれ設け、この嵌合部の底面
に切起し爪片をそれぞれ形成し、この嵌合部の少なくと
も一方に長尺或いは複数個の短尺な耐火板を嵌合したこ
とを特徴とするものである。
【0012】本発明の第3の発明は、第2の発明におい
て、その鋼製スタッドの嵌合部の上下端部には、耐火板
を取付けないランナー用の取付け部を設けたことを特徴
としてするものである。
【0013】本発明の第4の発明は、第1、第2、第3
の発明において、その鋼製スタッドの嵌合部の開口部が
幅狭に形成したことを特徴とするものである。
【0014】
【作用】本発明の第1の発明によれば、鋼製スタッドの
表面板を取付ける側の両側面に断面コ字状の凹みを有す
る耐火板用の嵌合部がそれぞれ設けたことにより、耐火
性能の向上を図る耐火板を取付けることができ、その取
付け作業が容易となることに加え、嵌合部に耐火板に食
込んで係合できる切起し爪片を設けたので、耐火板は強
固に嵌合部に固定される。
【0015】本発明の第2の発明によれば、表面板を取
付ける側の両側面に断面略コ字状凹みを有する耐火板用
の嵌合部が設けられていることにより、間仕切壁の耐火
性能を低下させることなく間仕切壁全体の厚さの増大が
抑制される。
【0016】本発明の第3の発明によれば、間仕切のラ
ンナーへの取付け部を確保できる。
【0017】本発明の第4の発明によれば、嵌合部の開
口部を幅狭に形成したことにより、その切起し爪片の構
成と相俟って、耐火板の離脱を防止でき、強固となる。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照しながら説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示す。図1の(A)の
ように鋼製スタッド10の両側面11,12により、具
体的には、後記する表面板を取付ける側の両側面11,
12に断面略コ字状の凹みを有する耐火板用の嵌合部1
3a,13bがそれぞれ設けられている。
【0019】この凹みを有する嵌合部13a,13b
は、側面11,12の全長より若干幅狭な寸法と、後記
するように所定の深さ(凹み)とを備えており、耐火板
14がそれぞれ嵌込んで取付けるようにしてある。ま
た、各側面11,12の底面の表面板を取付ける側に
は、図2のように一対の切起し爪片15,15が設けら
れている。この切起し爪片15の形状は、耐火板14に
食込んでより強固な係合状態を確保するには、図のよう
に三角形とするのが好ましく、図示では1対構成として
あるが、その数は任意である。
【0020】この耐火板14は、図1の(B)のように
一方の嵌合部13aのみに取付けた鋼製スタッド10a
としてもよいし、図1の(C)のように両方の嵌合部1
3a,13bに取付けた鋼製スタッド10bと構成して
もよい。間仕切壁の遮音性能の面を考慮すると、一方の
嵌合部13a或いは13bに取付けた鋼製スタッド10
aの方が好ましいが、強度の面を考慮すると両方の嵌合
部13a,13bに取付けた鋼製スタッド10bとする
ことが好ましい。一方のみに耐火板14を取付ける場合
には、図5のように下張り板16と上張り板17とで構
成される表面板18を設ける際、鋼製スタッド10aを
千鳥状に配置するのが好ましい。
【0021】さらに、耐火板14は、図3のように1枚
の連続した長尺の耐火板14aに構成してもよいが、図
4のように短尺の耐火板14bを適宜な間隔をあけて複
数個取付ける構成にしてもよい。また、図3,図4のよ
うに鋼製スタッド10a,10bの上下端部には、間仕
切のランナーへの取付け部19を確保するため耐火板1
4a,14bを設けないことが好ましいが、施工時に耐
火板14a,14bを切除するようにして、ランナーへ
の取付け部を確保するように構成してもよい。
【0022】耐火板14a,14bの取付けは、耐火板
14a,14bを嵌合部13a,13bに嵌込むと、切
起し爪片15が耐火板14a,14bに食込んで係合
し、その係合状態を保って耐火板14a,14bは嵌合
部13a,13bに強固に固定されるため、接着剤など
の他の固定手段を必要としない。
【0023】嵌合部13a,13bは、前記するように
側面11,12の全長より若干幅狭な寸法であり、その
深さは取付ける耐火板14a,14bの厚さにもよる
が、耐火板14a,14bの厚さの1/2から1/3程
度の寸法を備えるのが好ましく、少なくとも表面板18
を取付けたときに鋼製スタッド10本体と下張り板16
が接触しないような深さとする必要がある。耐火板1
4,14a,14bは、けい酸カルシウム板、繊維補強
石膏板など耐火性に優れた材質の板状体を使用するのが
好ましい。
【0024】図6は、本発明の他の実施例を示し、鋼製
スタッド20に設けられる嵌合部21a,21bは、開
口部22を幅狭に形成してあり、耐火板23を取付ける
と、前記実施例に比べ、その切起し爪片15の構成と相
俟って、耐火板23をより強固に取付けることができ、
離脱することがない。
【0025】また、図には、一方の嵌合部21aに耐火
板23を取付けた使用状態を示してあるが、両方の嵌合
部21a,21bに取付けたり、耐火板23を1本の長
尺な耐火板としたり、複数個の短尺な耐火板に分割した
構成とするなど前記実施例と同様な構造とすることがで
きる。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上の構成であれば、鋼製ス
タッドを介して表面板を取付ける両側面に断面略コ字状
の凹みを有する耐火板用の嵌合部を設けたことにより、
この嵌合部に耐火板を嵌合させればよく、その取付け作
業が容易となる。
【0027】さらに、本発明は、この効果に加え、凹み
を有する嵌合部が設けられたことにより、間仕切壁の耐
火性能を低下させることなく、間仕切壁全体の厚みの増
大が抑制される。しかも、この抑制効果の他に、一方の
嵌合部のみに耐火板を取付けても、遮音性能の低下を防
ぎ、短尺な耐火板を複数個取付けることにより、経済性
にも優れたものとなる。
【0028】また、嵌合部の底面に切起し爪片を設けた
ことにより、耐火板の取付け状態がより強固となる。こ
れに加え、開口部を幅狭な嵌合部とすることにより、耐
火板は切起し爪片の構成と相俟ってとより強固となり、
離脱することなく、安定度が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す平面図。
【図2】同切起し爪片の形状を示す要部の側面図。
【図3】同側面図。
【図4】同異なる側面図。
【図5】同使用状態を示す横断面図。
【図6】同他の実施例を示す平面図。
【図7】従来例の使用状態を示す横断面図。
【図8】従来例の他の使用状態を示す横断面図。
【符号の説明】
10 鋼製スタッド 11,12 側面 13a,13b 嵌合部 14,14a,14b 耐火板 15 切起し爪片
フロントページの続き (72)発明者 今村 康明 市川市相之川3−7−17 Fターム(参考) 2E001 DE01 FA07 GA55 GA59 HA03 HA21 HB02 JD04 LA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾式構造の耐火間仕切壁において、鋼製
    スタッドを使用して、その両側面に下張り板と上張り板
    とで構成される表面板を取付ける間仕切壁構造であっ
    て、 その鋼製スタッドが、間仕切壁を構成する表面板を取付
    ける側の両側面に断面略コ字状の耐火板用の嵌合部をそ
    れぞれ設け、この嵌合部の底面に切起し爪片をそれぞれ
    形成し、この嵌合部の少なくとも一方に耐火板を嵌合し
    たことを特徴とする間仕切壁構造。
  2. 【請求項2】 乾式構造の耐火間仕切壁において、鋼製
    スタッドを使用して、その両側面に下張り板と上張り板
    とで構成される表面板を取付ける間仕切壁構造であっ
    て、 その鋼製スタッドが、間仕切壁を構成する表面板を取付
    ける側の両側面に断面略コ字状の耐火板用の嵌合部をそ
    れぞれ設け、この嵌合部の底面に切起し爪片をそれぞれ
    形成し、この嵌合部の少なくとも一方に長尺或いは複数
    個の短尺な耐火板を嵌合したことを特徴とする間仕切壁
    構造。
  3. 【請求項3】 鋼製スタッドの嵌合部の上下端部には、
    耐火板を取付けないランナー用の取付け部を設けたこと
    を特徴とする請求項2記載の間仕切壁構造。
  4. 【請求項4】 鋼製スタッドの嵌合部の開口部を幅狭に
    形成したことを特徴とする請求項1,2または3記載の
    間仕切壁構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101364687B1 (ko) * 2012-05-23 2014-02-21 아주대학교산학협력단 복합형 스터드
KR20190127012A (ko) * 2018-05-03 2019-11-13 (주)유창 W 절곡형 차음 스터드 설치 구조

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101364687B1 (ko) * 2012-05-23 2014-02-21 아주대학교산학협력단 복합형 스터드
KR20190127012A (ko) * 2018-05-03 2019-11-13 (주)유창 W 절곡형 차음 스터드 설치 구조
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