JP2003277687A - 天然塗料及びその製造方法 - Google Patents

天然塗料及びその製造方法

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JP2003277687A
JP2003277687A JP2002088556A JP2002088556A JP2003277687A JP 2003277687 A JP2003277687 A JP 2003277687A JP 2002088556 A JP2002088556 A JP 2002088556A JP 2002088556 A JP2002088556 A JP 2002088556A JP 2003277687 A JP2003277687 A JP 2003277687A
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rosin
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泰三 野田
Yasushi Kaga
靖 加賀
Takeshi Oshima
猛 大島
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SERARIKA NODA KK
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    • C08L93/04Rosin

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自然の原料を使用した塗料において、自然の
原料以外のものは使用しない植物成分100%の塗料、
即ち、天然塗料を使用して、有機溶剤、特にホルムアル
デヒトの揮散または放出を抑制すること。 【解決手段】 植物性乾性油と、木蝋と、キャンデリラ
ワックスと、カルナウバワックスとを主成分とし、少な
くともロジン、シルクパウダーまたは米糠の成分のうち
いずれか1種または2種以上を含ませることにより、自
然の原料以外のものは使用しない植物成分100%の塗
料にし、ホルムアルデヒト等の有機溶剤の揮散または放
出を抑制し、従来例の課題を解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、有機溶剤、特にホ
ルムアルデヒトの揮散または放出を抑制できる天然塗料
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、住宅建設に使用される木材として
は、ベニヤ板、モザイク板または貼り合わせの天井合板
材等の合板製のもの、塗装された化粧パネル等が多く使
用されており、これらの建築材料は、合成接着剤を使用
して強固に貼り合わせた構成を有するものである。
【0003】これらの建築材料を使用して住宅を建設し
た場合に、外部から遮断された空間(室内)が形成され
ることになり、建築材料が室内に露出した状態になる。
仮に壁紙を貼るにしても防カビ機能をもった合成接着剤
が多く使用されるのが現実である。
【0004】このような建築材料を使用した住居におい
て、居住者が鼻や目の刺激、頭痛、疲労、喉や皮膚の乾
燥等の症状を訴えることが多々あり、このような症状を
呈する健康障害はシックハウス症候群( sick house sy
ndrome )と称されており、社会問題化するに至ってい
る。
【0005】その原因は、合成接着剤の調整に使用され
た溶剤、例えばホルマリンに起因するホルムアルデヒト
(発癌性物質でもある)が主たる要因であると推定され
ているが、接着の強度の問題、耐用年数の問題、防カビ
の問題、仕上がりの点等を考慮した時に、低濃度でホル
マリンを含む合成接着剤の使用はある程度止むを得ない
とされている。
【0006】また、建築後において、室内の柱や壁板ま
たは合板製の床等を保護すると共に艶を出すために表面
処理剤が使用されている。この表面処理剤としては、現
在合成樹脂系の、例えばアクリル樹脂系の乳剤状の艶出
し剤であってスプレー用ノズルの付いた合成樹脂製ボト
ルに充填されたものが汎用されているが、これらの艶出
し剤は場合により人体に有害な有機溶剤を含有してい
る。
【0007】従って、居住者が床等の表面処理に際して
合成樹脂系艶出し剤を塗布し、乾燥後に布等を用いて乾
拭きすることにより艶出しを行う場合に、艶出し剤が乾
燥するまでに揮散した有機溶剤は室内空気に混入するの
で換気を充分に行うべきであり、作業時間が長い場合に
は健康上においても好ましくはないのが現状であり、又
市販されている艶出し剤において比較的強い且つ好まし
からざる臭気を有するものがある。尚、乾性油であるア
マニ油又はアマニスタンド油と蜜蝋とを含有する表面処
理剤も市販されているが、これらも有機溶剤を含有して
いる。
【0008】ところで、建築材料として低濃度の有害物
質を含む材料が使用された場合に、低濃度であっても閉
ざされた室内の空気中に有害物質が放出されまたは揮散
するのであって、居住者がその空気を長期間に渡って吸
い続けることによってやはりシックハウス症候群にかか
るのであり、居住者にとってシックハウス症候群の健康
障害は深刻な問題である。
【0009】また、建築後に使用する表面処理剤または
合成樹脂系艶出し剤についても、同様の有害物質が放出
されまたは揮散するのであり、シックハウス症候群の要
因になる可能性も有するものである。
【0010】そして、合成樹脂系艶出し剤を使用しな
い、自然の原料を使用した塗料としては、動植物の油脂
またはワックス等があり、自然の原料を使用した塗料と
して注目されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の動植物の油脂またはワックス等においては、塗布後の
乾きが合成樹脂系艶出し剤を使用した場合と比較して遅
いため、これらの自然の原料に有機溶剤または酸化促進
剤等を混合させるものであり、このように有機溶剤また
は酸化促進剤等を混合させることによって、塗料に含有
される有機溶剤等が揮散または放出されるようになるの
である。
【0012】また、前記有機溶剤または酸化促進剤等を
混合させるばかりでなく、酸化されることにより酸化臭
を生じるものが多いため、一般的に各種の香料等を混合
させるものであるという、自然の原料を使用した塗料と
は言い難いものであり、塗装に際して、強い臭いを生じ
ることになる。
【0013】また、このような自然の原料を使用すると
されている塗料は、塗料としての性能・効果、例えば、
耐候性、VOC抑制、防カビ性、防菌性、または耐汚染
性等という点でみると、固形タイプの塗料を使用するこ
とが好ましいが、塗りやすい・使用しやすい等の理由か
ら、その多くはエマルションである液状タイプの塗料と
して使用されているのが現状であり、そのため、ホルム
アルデヒト等の有機溶剤の揮散または放出を抑制するこ
とが困難であるという問題を有する。
【0014】従って、自然の原料を使用した塗料におい
て、自然の原料以外のものは使用しない植物成分100
%の塗料、即ち、天然塗料を使用して、有機溶剤、特に
ホルムアルデヒトの揮散または放出を抑制することに解
決しなければならない課題を有する。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記従来例の課題を解決
する具体的手段として本発明に係る第1の発明は、植物
性乾性油と、木蝋と、キャンデリラワックスと、カルナ
ウバワックスとを主成分とし、少なくともロジン、シル
クパウダーまたは米糠の成分のうちいずれか1種または
2種を組み合わせたものを含むことを特徴とする天然塗
料を提供するものである。
【0016】この第1の発明において、天然塗料に、不
活性ガスや炭酸ガスを封入してホイップ状もしくは、乳
化状にしたこと;主成分にロジン、シルクパウダーまた
は米糠の成分を含ませる量は、主成分の 2 - 10 重量%
の範囲であること;シルクパウダーは、セリシンまたは
フィブロインであること;米糠の成分が、フェルラ酸ま
たはフィチン酸のうちいずれか1種または2種を組み合
わせたものであること、を付加的な要件として含むもの
である。
【0017】植物性乾性油と、木蝋と、キャンデリラワ
ックスと、カルナウバワックスと、米糠の成分と、ロジ
ンとを溶解させて混合し、この混合液を濾過して冷却さ
せた後に、粉末状カルナウバワックスと、シルクパウダ
ーとを添加しつつ分散させ、この混合物に窒素を封入し
て分散させることを特徴とする天然塗料の製造方法を提
供するものである。
【0018】この第2の発明において、植物性乾性油が
50 - 90 重量%、木蝋が 1 - 30重量%、キャンデリラ
ワックスが 1 - 30 重量%、カルナウバワックスが 0.1
-30 重量%、米糠の成分が 0 - 10 重量%、ロジンが
0 - 10 重量%、粉末状カルナウバワックスが 1 - 10
重量%、シルクパウダーが 0 - 10 重量%であること;
溶解させる温度が 70 - 100 ℃であること;冷却させる
温度が 20 - 70℃であること;窒素を封入して分散させ
てホイップ状にすること、を付加的な要件として含むも
のである。
【0019】本発明に係る天然塗料は、要するに、少な
くともロジン、シルクパウダーまたは米糠の成分のうち
いずれか1種または2種を組み合わせたものを含んだ植
物成分100%の天然塗料を使用することによって、建
築材料中の接着剤が含有しているホルムアルデヒト等の
残存有機溶剤を封じ込めて揮散または放出を抑制するば
かりでなく、空気中に揮散または放出された有害物質を
吸着除去してクリーンな空気にし、居住環境の悪化を防
止できると共に耐候性、耐汚染性、耐水性、耐アルカリ
性、耐揮発油性及び抗カビ性の塗膜を形成するのであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明を幾つかの実施例に
基づいて説明する。本発明に使用される天然塗料、即ち
表面処理剤は、植物性乾性油と、木蝋と、キャンデリラ
ワックスと、カルナウバワックスとからなる植物成分1
00%からなるものを主成分とし、この主成分中に少な
くともロジン、シルクパウダーまたは米糠の成分のうち
いずれか1種または2種以上を含んだものである。
【0021】この植物性乾性油は、例えば、被処理材で
ある木質床材面に前記天然塗料を塗布する場合に空気に
より酸化されて固体膜を形成する成分であり、例えばア
マニ油、桐油、胡麻油、向日葵油、麻油または荏油等を
使用することができ、天然塗料中において 50 - 90 重
量%を占めていることが好ましい。
【0022】この場合、50 重量%より少ないと、天然
塗料中において占めるワックス成分の量が相対的に多く
なるため、塗布をする際の作業性が低下すると共に、単
位面積あたりの塗布量が増加するので経済的にみてコス
トが増加することになる。また 90 重量%より多くする
と、配合されるワックス成分の量が相対的に少なくなる
ため、天然塗料の粘度が低下して粉末状カルナウバワッ
クスを均整に分散させることが困難になると共に、成型
後の油分の分離が起こりやすくなるからである。
【0023】また、配合される木蝋とキャンデリラワッ
クスとは、前記天然塗料の粘度を調整する成分であると
共に、塗膜に光沢、及び防湿性等を付与する成分であ
り、これらは天然塗料中において、木蝋が 1 - 30 重量
%を占め、及びキャンデリラワックスが 1 - 30 重量%
を占めていることが好ましい。この前記木蝋とキャンデ
リラワックスとの相対的な配合量は、木蝋が有している
粘靱性と、キャンデリラワックスが有している防湿性等
とを考慮したものである。
【0024】更に、カルナウバワックスは、光沢性や滑
り性を付与するための成分であり、天然塗料中におい
て、カルナウバワックスが 0.1 - 30 重量%を占めてい
ることが好ましい。
【0025】この場合、カルナウバワックスを 0.1 重
量%より少なくすると、光沢性や滑り性の効果が低下
し、 30 重量%より多くすると、滑り性が高くなりすぎ
ることになるためである。
【0026】更にまた、配合される粉末状カルナウバワ
ックスは、滑り難い塗膜を形成するための成分であり、
天然塗料中において、粉末状カルナウバワックスが 1 -
10重量%を占めていることが好ましい。
【0027】この場合、粉末状カルナウバワックスを 1
重量%より少なくすると、塗膜を滑り難くする効果が
低下し、粉末状カルナウバワックスを 10 重量%より多
くすると、滑り止めの効果は高くなるが、例えば、これ
らより多くして床面に塗布した場合に、塗膜面に素足で
接する場合に若干の違和感を生じることがあるためであ
る。
【0028】更にまた、天然塗料は副成分として、少な
くともロジン、シルクパウダーまたは米糠の成分のうち
いずれか1種または2種以上を含んだものであるが、こ
れらは天然塗料中において、ロジンが 0 - 10 重量%を
占め、シルクパウダーが 0 -10 重量%を占め、米糠の
成分が 0 - 10 重量%を占めていることが好ましく、前
記主成分に前記副成分を含ませる量は、該主成分の 2 -
10 重量%の範囲であることが好ましい。
【0029】これらのロジンとシルクパウダーとは、V
OC(揮発性有機化合物)を抑制する効果が高く、また
耐候性を向上させることもできるのである。この際、前
記シルクパウダーとしては、VOCの抑制効果の高いセ
リシン、または耐候性を向上させる効果の高いフィブロ
インであることが好ましい。
【0030】また、前記米糠の成分としては、フェルラ
酸またはフィチン酸のうちいずれか1種または2種であ
ることが好ましく、フェルラ酸を付与させることにより
紫外線を吸収する効果が得られ、フィチン酸を付与する
ことにより、フィチン酸の金属キレート作用によって耐
候性が向上するのである。
【0031】従って、フィチン酸を付与させることによ
って、金属金具の腐食、さび止め及び木の汚れ、または
銅像等の屋外にある金属鋳造物の腐食を防止できると共
に、防菌・防カビの効果も得ることができるため、湿度
の高い浴室等においても使用することができるのであ
る。
【0032】更に、天然塗料には、窒素を封入させるも
のである。該窒素を封入させる方法としては、例えば、
天然塗料の温度を 20 - 70 ℃程度にし、該天然塗料の
粘度を 35 - 100 CPS 程度にして、窒素を 5 気圧以内
で吹き込み、ホモミキサーまたはスタティックミキサー
(いずれもノリタケカンパニー製;固定式ミキサー)を
使用して、前記窒素を天然塗料と一緒に撹拌させ、該窒
素を微細化して練り込む、即ちホイップ状にさせること
によって、窒素を封入させるものである。
【0033】このように窒素を封入させることによっ
て、天然塗料が酸化されることを防止することができる
と共に、窒素を撹拌させて微細化することによって、天
然塗料に窒素が気泡状で存在するために、天然塗料がい
わゆるホイップ状になって、該天然塗料の製品自体が軟
らかくなるため、塗布の工程が容易に行えるようになる
のである。
【0034】従って、天然塗料の酸化防止ができること
によって酸化臭を生じることもなくて製品を安定させる
ことができると共に、固体タイプの塗料として用いて
も、固くて使用しづらいまたは塗りづらい等の問題がな
いのである。
【0035】この窒素を封入させた天然塗料は、例え
ば、空気との接触を防ぐ効果の高い、PETまたはシリ
カ蒸着した内蓋のフィルム等に収納して、表面酸化を防
止することが好ましい。
【0036】このように作製した天然塗料においては、
室内の柱、壁、床、サッシ、襖や引き戸やドア等の建具
及び天井等、要するに、室内に面しているあらゆる部分
に対して塗布と擦拭とを行うことができる。その他に、
例えば、室内に設置したソファー、ベッドやテーブル及
び戸棚等の家具類(ドアノブ等の金属部分を含む)、テ
レビやエアコン等の電気製品、畳やじゅうたん等の敷
物、カーテンやブラインド、皮革製品やビニール製の住
宅雑貨、ゴムの木等の植物の葉または幹等にも適用でき
るのである。
【0037】また、前記天然塗料を、例えば、室内に面
する木材の表面に天然塗料の薄膜が存在することによっ
て、ホルムアルデヒト等の室内のVOCの揮散または放
出を抑制することができ、健康障害の要因になる有害物
質を除去することができるのである。
【0038】[製造例]以下に、本発明に係る天然塗料
の製造例を示す。天然塗料の製造方法としては、例え
ば、精製アマニ油 50 Kg と、精製木蝋 10Kg と、精製
カルナウバワックス 1 Kg と、精製キャンデリラワック
ス 10 Kgと、フェルラ酸 0.5 Kg と、ロジン 1 Kg と
を、略 70 - 100 ℃程度の温度で溶解させ、これを撹拌
することによって混合して混合液を作製する。
【0039】この混合液を濾過して、精製カルナウバワ
ックス微粉が溶解しない温度である略 20 - 70 ℃程度
の温度に冷却させた後に、精製カルナウバワックス微粉
(粉末状カルナウバワックス) 10 Kg と、セリシン
(微粉) 5 Kg とを添加しつつホモミキサー(ノリタケ
カンパニー製;固定式ミキサー)によって分散させて混
合物を作製する。
【0040】この混合物に窒素を 5 気圧以内で吹き込
み、スタティックミキサー(ノリタケカンパニー製;固
定式ミキサー)を使用して、前記窒素を微細化して練り
込んで封入させることによって、天然塗料を製造でき
る。
【0041】不活性ガス(窒素・ヘリウム等)や炭酸ガ
ス中での混合法として、ニーダーを用いて、融解熱を冷
却しながら精製カルナウバワックス微粉及びセリシン・
フィブロイン(微粉)を混合撹拌することによって、き
めの細かい、軟らかい(ホイップ状または乳化状、例え
ば、生クリーム状またはマヨネーズ状)の天然塗料を製
造できる。
【0042】この本発明に係る天然塗料(以下、前記主
成分を溶解・混合したものをセラリカコーティングとい
う)と、他社製品の塗料とを用いて、有害物質の放出抑
制等についての比較をするため、いくつかの目的を設定
して試験を行った。以下に、試験した状況と結果とを述
べる。
【0043】セラリカコーティングと、これに他の植物
成分を混合させた場合における比較試験 目的:セラリカコーティングと、これに他の植物成分を
混合させた塗料について 合板に塗布した際、合板から放出されるホルムアルデ
ヒトがどの程度抑制されるか。 合板に塗布した際、合板に色差を生じることがない
か。 合板に塗布した際、合板のカビの発生を防止できる
か。を調査した。 材料:・チーク合板( 40 × 40 × 3 mm:試験1、2に使用) ・シナ合板( 40 × 40 × 3 mm:試験2のその2に使用) ・濾紙 ・塗料(全試験に使用) セラリカコーティング アマニ油由来の塗料(Hemp油: ニュー・エイジ・トレーディングより入手) ドア用サロ(サロ用塗料:YKKap社提供) ・植物成分(全試験に使用) (植物成分1)セリシン(セリシンパウダー:福井絹商事社より入手) (植物成分2)フィブロイン(フィブロイン:福井絹商事社より入手) (植物成分3)オリザノール(米糠から抽出:三和油脂社より入手) (植物成分4)八女茶(八女地方産:川口金水園より入手) (植物成分5)タンニン(五倍子から抽出:太陽化学社より入手) (植物成分6)ポリフェノール(茶葉から抽出:太陽化学社より入手) (植物成分7)レジン(キャンデリラワックスから抽出: セラリカ野田社製) (植物成分8)ロジン(中国ロジン:荒川化学社製) (植物成分9)フィチン酸(米糠から抽出:築野食品工業社より入手) (植物成分10)フェルラ酸(米糠から抽出: 築野食品工業社より入手) [試験1] ・セラリカコーティングの合板からのホルムアルデヒト
放出抑制効果 塗料サンプル: 略 60 ℃程度にしたセラリカコーティ
ングにセリシン、フィブロイン、オリザノール、八女
茶、タンニン、ポリフェノール、レジンまたはロジンの
粉体をそれぞれセラリカコーティングの重量の 3 重量
%を混合し、ホモミキサー(ノリタケカンパニー製;固
定式ミキサー)によって、 7500 rpm の速度で2分間分
散させた。また、ドア用サロを比較のために使用した。 方法: チーク合板に各塗料を2回ずつ塗布し乾燥させ
た。ゲージ内に合板と蒸留水 100 ml を入れた結晶皿を
置き、 23 ℃、 24 時間保管した。保管後、 JISA 6922
規定されるアセチルアセトン法により、蒸留水に吸収
されたホルムアルデヒト濃度を測定して気中に放出され
たものとして評価し、合板からのホルムアルデヒト放出
抑制能力として評価した。 結果: 図1のグラフに示したとおりであり、図にはゲ
ージ内の最終的なホルムアルデヒトの気中濃度を示し
た。棒グラフが短いものほど放出抑制能力が高いことを
示す(無塗装との差が大きい)。この結果、無塗装のチ
ーク合板からのホルムアルデヒトの放出量に比較して、
セラリカコーティングを塗装した場合は、略75 % の放
出を抑制することができ、セラリカコーティングにセリ
シンを混合させることにより、略 78 % の放出を抑制す
ることができ、セラリカコーティングにロジンを混合さ
せることにより、略 80 % の放出を抑制することができ
た。これによって、ロジンまたはセリシンを混合させた
セラリカコーティングによるホルムアルデヒト放出抑制
効果が優れていることが理解される。尚、図1中のセラ
リカは、植物成分を混合させていないセラリカコーティ
ングを示し、サロはドア用サロを示す。 [試験2](その1) ・耐候処理前後の色差測定 塗料サンプル: 略 60 ℃程度にしたセラリカコーティ
ングにオリザノール、ポリフェノール、タンニン、ロジ
ン、レジン、セリシンまたはフィブロインをそれぞれセ
ラリカコーティングの重量の 5 重量%を混合し、ホモ
ミキサー(ノリタケカンパニー製;固定式ミキサー)に
よって、 10000 rpm の速度で2分間分散させた。 方法: 塗装前の色調がそれぞれ略同一であるチーク合
板に各塗料を2回ずつ塗布し乾燥させた。乾燥後、チー
ク合板の半面をアルミ箔によって遮光し、南側の屋外に
1 ヶ月間放置し、チーク合板の色調の変化を観察し
た。 1 ヶ月間放置後、 JIS Z 8730 に規定される Lab
値( L ;明るさ、 a ;赤味、 b ;黄色味)により、
遮光面と試験面との色調の差を測定し、色調の変化の大
きさを式1を用いて評価した。
【式1】ΔE ={( L (遮光面) - L (試験面)) + ( a
(遮光面) - a (試験面))+ ( b (遮光面) - b (試験
面))}1/2 この ΔE は、表1の色調の差の判定基準により6段階
で評価した。
【表1】 結果: 式1を用いて求めた ΔE は、下記表2に示し
たとおりである。尚、表2の各数値は、いずれもこれら
の測定を3回行ったその平均値を示している。表1に示
したように、これらの数値が低いほど、色調の変化が少
ないことを示す。この結果、フィブロインまたはロジン
を混合させたセラリカコーティングが、色調の変化を防
止する効果が優れていること理解される。また、セラリ
カコーティングをしたチーク合板が、無塗装のチーク合
板よりも ΔE が大きくなっているが、これについて
は、無塗装のチーク合板は、試験後の色調が退色してい
たことに対して、セラリカコーティングをしたチーク合
板は、試験後の色調に灼けが生じており、それぞれの差
をみた場合には、セラリカコーティングをしたチーク合
板の色調の灼けによる変色の方が大きかったためであ
る。
【表2】 ※表2中のセラリカは、植物成分を混合させていないセ
ラリカコーティングを示す。 (その2) ・セラリカコーティングの耐候性に関する比色測定 塗料サンプル: 略 60 ℃程度にしたセラリカコーティ
ングにロジン、フィチン酸、フェルラ酸、セリシンまた
はフィブロインをそれぞれセラリカコーティングの重量
の 3 重量%を混合し、ホモミキサー(ノリタケカンパ
ニー製;固定式ミキサー)によって、 10000 rpm の速
度で2分間分散させた。また、アマニ油由来の塗料を比
較のために使用した。 方法: 塗装前の色調がそれぞれ略同一であるチーク合
板及びシナ合板に各塗料を2回ずつ塗布し乾燥させた。
乾燥後、チーク合板及びシナ合板の略 1/3 をアルミ箔
によって遮光し、南側の屋外に 1 ヶ月間放置し、チー
ク合板及びシナ合板の比色の変化を観察した。 結果: 式1を用いて求めた ΔE は、下記表3に示し
たとおりである。尚、表3の各数値は、いずれもこれら
の測定を3回行ったその平均値を示している。これらの
数値が低いほど、耐候性が高いことを示す。この結果、
ロジン、フェルラ酸、セリシンまたはフィブロインを混
合させたセラリカコーティングが、耐候性が優れている
ことが理解される。
【表3】 ※表3中のセラリカは、植物成分を混合させていないセ
ラリカコーティングを示し、アマニ油は、アマニ油由来
の塗料を示し、平均値は、シナ合板とチーク合板との平
均値を示す。 [試験3] ・セラリカコーティングのカビ抵抗性 塗料サンプル: 略 60 ℃程度にしたセラリカコーティ
ングにロジン、フィチン酸、フェルラ酸、セリシンまた
はフィブロインをそれぞれセラリカコーティングの重量
の 3 重量%を混合し、ホモミキサー(ノリタケカンパ
ニー製;固定式ミキサー)によって、 10000 rpm の速
度で2分間分散させた。また、アマニ油由来の塗料を比
較のために使用した。 方法: 濾紙に各塗料を染み込ませ乾燥させた。乾燥
後、 JIS K 5960 に規定される屋内用木質壁塗料 5.16
かび抵抗性により、前記濾紙を直径略 3 cm 程度の略円
形状に切断し、これらを一般生菌検査用標準培地の上に
乗せ、該標準培地上のそれぞれの濾紙の表面全体に 1 m
l の水をまき掛け、 37 ℃の恒温条件下に 3日間保管し
た。このカビに対する耐性については、表4のカビ耐性
判定基準により4段階で評価した。
【表4】 結果: 下記表5に示したとおりである。尚、表5にお
いては、これらの測定を2回行ったものである。この結
果、フィチン酸またはフィブロインを混合させたセラリ
カコーティングが、カビに対する耐性、即ち抗カビ性が
優れていることが理解される。
【表5】 ※表5中のセラリカは、植物成分を混合させていないセ
ラリカコーティングを示し、アマニ油は、アマニ油由来
の塗料を示し、濾紙のみは、これらの塗料を染み込ませ
ていない濾紙を示し、合計は、1 回目と 2 回目との合
計値を示す。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の発
明に係る天然塗料は、植物性乾性油と、木蝋と、キャン
デリラワックスと、カルナウバワックスとを主成分と
し、少なくともロジン、シルクパウダーまたは米糠の成
分のうちいずれか1種または2種を組み合わせたものを
含むことによって、植物成分100%の天然塗料の存在
が、建築材料中の接着剤が含有しているホルムアルデヒ
ト等の残存有機溶剤を封じ込めて揮散または放出を抑制
できるばかりでなく、空気中に揮散または放出された有
害物質を吸着除去してクリーンな空気にし、特に、表面
に耐候性、耐汚染性、耐水性、耐アルカリ性、耐揮発油
性及び抗カビ性の塗膜を形成するので、艶が良く体裁が
良くなる上にシックハウス症候群の健康障害が解消で
き、居住環境の悪化を防止できるという優れた効果を奏
する。
【0045】また、本発明の第2の発明に係る天然塗料
の製造方法は、植物性乾性油と、木蝋と、キャンデリラ
ワックスと、カルナウバワックスと、米糠の成分と、ロ
ジンとを溶解させて混合し、この混合液を濾過して冷却
させた後に、粉末状カルナウバワックスと、シルクパウ
ダーとを添加しつつ分散させ、この混合物に窒素を封入
して分散させることによって、自然の原料以外のものは
使用しない植物成分100%の塗料にすることができ
て、ホルムアルデヒト等の有機溶剤の揮散または放出を
抑制できると共に、天然塗料が酸化されることを防止す
ることができるばかりでなく、天然塗料の製品自体が軟
らかくなるため、固形タイプの塗料であっても塗布の工
程が容易に行えるようになるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】試験1における測定値を示したグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大島 猛 神奈川県愛甲郡愛川町中津7202 株式会社 セラリカ野田内 Fターム(参考) 4J038 BA201 BA212 BA231

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物性乾性油と、木蝋と、キャンデリラ
    ワックスと、カルナウバワックスとを主成分とし、少な
    くともロジン、シルクパウダーまたは米糠の成分のうち
    いずれか1種または2種以上を含ませることを特徴とす
    る天然塗料。
  2. 【請求項2】 天然塗料に、不活性ガスや炭酸ガスを封
    入してホイップ状もしくは、乳化状にしたことを特徴と
    する請求項1に記載の天然塗料。
  3. 【請求項3】 主成分にロジン、シルクパウダーまたは
    米糠の成分を含ませる量は、主成分の 2 - 10 重量%の
    範囲であることを特徴とする請求項1に記載の天然塗
    料。
  4. 【請求項4】 シルクパウダーは、セリシンまたはフィ
    ブロインであることを特徴とする請求項1または3に記
    載の天然塗料。
  5. 【請求項5】 米糠の成分が、フェルラ酸またはフィチ
    ン酸のうちいずれか1種または2種であることを特徴と
    する請求項1に記載の天然塗料。
  6. 【請求項6】 植物性乾性油と、木蝋と、キャンデリラ
    ワックスと、カルナウバワックスと、米糠の成分と、ロ
    ジンとを溶解させて混合し、この混合液を濾過して冷却
    させた後に、粉末状カルナウバワックスと、シルクパウ
    ダーとを添加しつつ分散させ、この混合物に不活性ガス
    や炭酸ガスを封入して分散させることを特徴とする天然
    塗料の製造方法。
  7. 【請求項7】 植物性乾性油が 50 - 90 重量%、木蝋
    が 1 - 30 重量%、キャンデリラワックスが 1 - 30 重
    量%、カルナウバワックスが 0.1 - 30 重量%、米糠の
    成分が 0 - 10 重量%、ロジンが 0 - 10 重量%、粉末
    状カルナウバワックスが 1 - 10 重量%、シルクパウダ
    ーが 0 - 10 重量%であることを特徴とする請求項6に
    記載の天然塗料の製造方法。
  8. 【請求項8】 溶解させる温度が 70 - 100 ℃であるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の天然塗料の製造方法。
  9. 【請求項9】 冷却させる温度が 20 - 70℃であること
    を特徴とする請求項6に記載の天然塗料の製造方法。
  10. 【請求項10】 窒素を封入して分散させてホイップ状
    にすることを特徴とする請求項6に記載の天然塗料の製
    造方法。
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