JPH04198380A - 漆塗料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は特に、檜材で製造した浴槽、手桶、腰掛は等
に塗るのに適した漆塗料に関する。

〈従来の技術〉 ウルシから採集した白色乳状液（生漆）は「なやし」、
「くろめ」の工程を経て、用途に応じてエノ油、アマニ
油、キリ油等の植物質乾性油を混和し、飴色で透明度の
高い透漆（すきうるし）に精製し、鉱物性顔料、レーキ
性顔料を加えて練り、所望の色調の漆塗料（彩漆）を作
る。

本出願人は樹齢約４０００年、地中に推定約２００年埋
もれていた太古の檜を輸入し、製材して浴槽を製造した
。この太古の檜から水蒸気蒸留にて抽出した精油はヒノ
キチオール、αピネン、カンクア、リモネン、βツヤプ
リジン、テルビルン、ホルニルアセテート、αテルピネ
オール、リナロール、ボルネオールその他、約１２０種
類の成分を含み、これらの成分の殺菌作用で檜材製の浴
槽は腐蝕せず、恒久的に使用可能であると共に、入浴す
ると上記各種成分の混合物テルペンは水蒸気と一体にな
って芳香を発し、又、強い殺菌作用で皮膚病の治癒に効
果があるほか、血行の促進、自律神経の活発化に有効で
ある。

〈発明が解決しようとする課題〉 上記種材製の浴槽のより高級化と、汚れや、ぬめりの付
着防止のため、浴槽を通常の漆塗料で塗装すると、種材
中に含まれている前記各種成分は漆の塗層で封じ込まれ
て外に発散せず、折角の各種成分による保健効果が失わ
れる。

〈課題を解決するための手段〉 そこで本発明は檜材製の浴槽、手桶、腰掛は等の製品に
対して塗装する漆塗料として、精製した透漆液に捨材か
ら抽出した檜精油を混合したことを特徴とする。

く実　施　例〉 透漆液は前述のように生漆から精製した従来連りのもの
であり、これに檜精油と、必要に応じ所望の色調にする
ための顔料を加えて練り、彩漆とする。

檜の有効成分は前述した太古の檜の埋れ木に特に多量、
含まれているので、檜精油はこの埋れ木の檜から抽出し
たものを使用することが好ましい。

透漆液に対する檀精油の混合割合は、体積で透漆液１０
０に対し檜精油３〜１０程度であり、例えば透漆液１リ
ットルに対し檜精油３０〜１００ｃｃ程度混合する。そ
の混合作業に特別な条件はなく、常温で、埃等が混入し
ないように配慮して混合すればよい。

〈発明の効果〉 本発明の漆塗料は、塗料それ自身に檜精油を混合しであ
るため、捨材の製品に塗装することにより漆で製品を高
級化し、且つ汚れ、ぬめりの付着を防止できると共に、
塗料中に混合した檜精油に含まれる各種有効成分による
保健効果も得られる。

又、塗装すべき製品は、必ずしも檜材製に限らず、他の
木材製の製品に塗装しても同じ効果をあげることができ
る。

出願人　　　　　　株式会社　古　　代　　檜、ご− 代理人　　　　　　弁理士　　福　１）武　通“っ−一
−−ｌ／−＼ 代理人　　　　　　弁理士　　福　１）賢　三゛（−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　精製した透漆液に檜材から抽出した檜精油を混合した
   ことを特徴とする漆塗料。