JP2003277209A - 重曹を用いた除草方法 - Google Patents
重曹を用いた除草方法Info
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Abstract
とともに、雑草の矮化を促進させて草刈の回数を減ら
し、草刈作業の費用と刈り取った雑草の処理費用を軽減
できるブラスト除草方法を提供する。 【解決手段】 重曹粉体及び/又は重曹の水性分散液又
は水溶液を雑草に散布することにより、低コストで環境
に悪影響を与えることなく雑草を枯らし、雑草の矮化を
促進できる。
Description
は水性分散液又は水溶液の状態で散布することにより根
を残して枯死させるとともに、次世代の雑草を矮化させ
る除草方法に関し、特に河川、道路、鉄道線路、空港、
公園、農園、ゴルフ場等の雑草を、環境に悪影響を与え
ることなく除草する方法に関する。
境への影響を配慮して除草剤の使用を控える傾向にあ
り、草刈機を使用して人力により除草を行っている。と
ころが広大な面積を有する河川、道路、鉄道線路、空
港、公園緑地、農園、ゴルフ場等では、草刈機による除
草には多大のコストがかかるという問題がある。例えば
羽田空港程度の規模の空港でも、除草費用は年間1億円
以上にも達する。このため、低コストで環境汚染を起こ
すことなく除草できる方法が求められている。
ない除草方法としては、海水を散布して除草する方法や
砂を散布する方法等が知られている。しかし除草剤の代
わりに海水を散布する方法は、塩害等の問題がある。ま
た砂を散布する方法は、除草後散布した砂が堆積するの
で、何度も繰り返して除草できないという問題がある。
るため、完全に除草せずに草丈が10cm程度の雑草を残す
ことが求められている。そのため草刈機によりある程度
草丈を残したまま除草するが、広大な面積の草刈作業及
び刈込んだ草の処理に莫大な費用がかかる。
は非常に危険を伴い、また鉄道線路では石を跳ねる危険
があるために草刈機自体が使えない。さらにこれらの道
路や線路ののり面の雑草は、地盤を補強するとともに雨
水を地盤に浸透させずに下方に流す役目を担っているの
で、完全に枯らすわけにはいかない。よってのり面では
雑草を矮化させるのが好ましい。
となく効率良く除草する方法を提供することであり、特
に雑草の根を生かしたまま次世代の雑草を矮化させる除
草方法を提供することである。
の結果、本発明者は、重曹粉体及び/又は重曹の水性分
散液又は水溶液を雑草に散布することにより、低コスト
で環境に悪影響を与えることなく雑草を枯らすことがで
きるとともに、次世代の雑草を矮化できることを見出
し、本発明に想到した。
び/又は重曹の水性分散液又は水溶液を雑草に散布する
ことを特徴とする。
あり、また飽和水溶液でもほぼpH8.2と中性に近いの
で、土質に影響を及ぼすことが殆んどない。また除草後
は雨とともにほとんど流れ去る。このように人畜無害で
低コストの重曹を用いると、雑草は土中の根を残こして
除草される。雑草は再び成長するが、重曹の作用により
未処理の雑草に比べて草丈が低くなり、結果的に草刈の
回数を減らすことができる。重曹を使用する本発明の除
草方法は、下記の通り低圧法及び高圧法に分けられ、そ
れぞれ乾式法又は湿式法で行うことができる。
及び/又は重曹の水性分散液又は水溶液を自然落下によ
り又は低圧のスプレー装置により雑草に散布することを
特徴とする。前記重曹の水性分散液又は水溶液の濃度は
5〜15重量%であるのが好ましい。また前記重曹粉体は
10〜500μmの平均粒径を有するのが好ましい。
スト装置を使用して、前記重曹粉体を1〜10 kgf/cm2の
吐出圧力(ゲージ圧)の圧搾空気とともに雑草にブラス
トすることを特徴とする。前記重曹粉体は10〜500μm
の平均粒径を有するのが好ましい。
散液又は水溶液を予め調製し、それを高圧湿式ブラスト
装置のブラストノズルより100〜2,500 kgf/cm2の吐出圧
力(ゲージ圧)で雑草にブラストすることを特徴とす
る。前記重曹の水性分散液又は水溶液の濃度は5〜15重
量%であるのが好ましい。
びブラストノズルを具備する高圧湿式ブラスト装置を使
用し、水を前記圧送ポンプで前記ブラストノズルに輸送
し、前記ブラストノズルで高圧水に重曹粉体を混入し、
100〜2,500 kgf/cm2の吐出圧力(ゲージ圧)で雑草にブ
ラストすることを特徴とする。水1リットル当たり100
〜500gの重曹粉体を混入するのが好ましい。前記重曹
粉体の平均粒径は200μm以上であるのが好ましい。
加熱した重曹の水性分散液又は水溶液を高圧湿式ブラス
ト装置のブラストノズルより50〜500 kgf/cm2の吐出圧
力(ゲージ圧)で雑草にブラストすることを特徴とす
る。前記重曹の水性分散液又は水溶液の濃度は50〜150
g/リットルであるのが好ましく、100〜150g/リット
ルであるのがより好ましい。
びブラストノズルを具備する高圧湿式ブラスト装置を使
用し、50〜150℃の加熱水を前記圧送ポンプで前記ブラ
ストノズルに輸送し、前記ブラストノズルで加熱高圧水
に重曹粉体を混入し、50〜500 kgf/cm2の吐出圧力(ゲ
ージ圧)で雑草にブラストすることを特徴とする。加熱
高圧水1リットル当たり100〜500gの重曹粉体を混入す
るのが好ましい。前記重曹粉体の平均粒径は200μm以
上であるのが好ましい。
び/又は重曹の水性分散液又は水溶液の散布量は散布方
法にもよるが、一般に雑草が生えた試験地の単位面積当
たり乾燥重量で0.00001〜3.5 kg/m2であるのが好まし
い。また草丈の高い雑草をあらかじめ刈り込んだ後に、
重曹粉体及び/又は重曹の水性分散液又は水溶液の散布
を行うのが好ましい。
て重曹粉体及び/又は重曹の水性分散液又は水溶液を自
然落下又は低圧スプレー装置により散布する方法と、高
圧ブラスト装置を使用する方法の両方を含む。
らず、環境に悪影響を与えない不純物を含有するものも
含まれる。重曹粉体は市販されており、例えば下記の市
販品(商品名「ARMEX」、Church & Dwight Co., In
c.)を使用することができる。
ー装置の使用の有無にかかわらず、重曹粉体及び/又は
重曹の水性分散液又は水溶液を無加圧の状態で散布する
か、低い圧力下で散布することである。例えば、(イ) 容
器の底壁に小孔を設けて重曹粉体又は重曹の水性分散液
もしくは水溶液を流出させる方法、(ロ)背負い式又は自
走式の散布器のノズル付きホースを手で振ることにより
重曹粉体等を散布する方法、(ハ) 散布器を取付けた自動
車を走行させながらノズル付きホースから重曹粉体等を
手動で又は自動的に散布する方法等が挙げられる。
圧スプレーによる除草は、草丈が約30 cm以下の雑草に
対して行うのが好ましく、草丈が約10〜20 cm以下の時
に行うのがより好ましい。また草丈が約10〜20 cm以下
の時に処理すると、重曹の散布量が少なくて済む。
10〜500μmであるのが好ましく、10〜300μmであるの
がより好ましい。重曹粉体の平均粒径が10μm未満で
は、重曹粉体が軽すぎて、雑草に衝突する前に飛散して
しまう割合が多い。一方、重曹の平均粒径が500μmよ
り大きいと、雑草で弾かれる重曹粉体の割合が多く、除
草効果が小さい。なお重曹粉体の平均粒径が大きいほ
ど、同一散布量でも除草効果が大きい傾向がある。雑草
に衝突する前に飛散したり、衝突した後に弾かれる重曹
粉体の割合を減らすため、重曹粉体の粒径分布は狭い方
が好ましい。なお重曹粉体を散布する前に雑草の葉や茎
に軽く水を撒いておくと、重曹粉体が雑草に付着しやす
くなるので好ましい。
を5〜15重量%とするのが好ましい。その濃度が5重量
%未満だと、1回に散布する量及び/又は散布回数を多
くせざるを得ず、除草作業の効率が低下する。一方濃度
が15重量%を超えてもそれに応じた除草作業の効率向上
は得られない。高濃度の重曹水溶液を散布する必要があ
る場合、重曹水溶液を加熱すれば良い。重曹の水性分散
液を用いる場合は、水性分散液を攪拌して重曹の分散を
均一に保持しておくのが好ましい。
置を使用し、そのブラストノズルから圧搾空気とともに
重曹粉体を1〜10 kgf/cm2の吐出圧力(ゲージ圧)で雑
草に吹き付けることにより除草する。重曹粉体は雑草の
葉や茎に衝突してそれらの組織を傷めるので、重曹によ
る葉の気孔の開放作用とあいまって、雑草を効果的に枯
らすことができる。粉体ブラスト法により、吹付けた翌
日には処理した雑草が黄変又は黒変して枯れる。
ストノズルから適度の速度で噴射し得る粒径を有すると
ともに、雑草の葉や茎を傷つけ得る硬さを有する必要が
ある。
体の平均粒径は10〜500μmであるのが好ましい。重曹
粉体の平均粒径が10μm未満では軽すぎて、圧搾空気で
重曹粉体を噴射しても十分な速度で雑草に衝突しないの
みならず、雑草に衝突する前に飛散してしまう割合も多
くなる。一方重曹粉体の平均粒径を500μmより大きく
しても、重曹粉体の使用量が多くなるだけで、それに見
合った雑草損傷効果の向上が得られず、経済的でない。
重曹粉体の平均粒径は特に100〜300μmであるのが好ま
しい。なお雑草との衝突エネルギーを均一化するため
に、粒径分布の狭い重曹粉体を使用するのが好ましい。
宜選定するのが好ましい。例えば粒径100μm以下の重曹
粉体は、葉の柔らかい雑草や草丈の低い雑草を除去する
のに好適である。特に草丈の低い雑草を枯らす場合、吹
付け圧力が高すぎると土を巻き上げてしまうので、粒径
100μm以下の重曹粉体を比較的低い圧力でブラストする
のが好ましい。また粒径100〜200μmの重曹粉体は、葉
の気孔を開放させて枯らす重曹固有の効果の他に、雑草
の葉や茎を傷つける効果を有し、草丈の低い雑草から草
丈40 cm前後の雑草までブラスト除草できる。粒径200〜
300μm級の重曹粉体は、草丈の低い雑草から草丈60 cm
前後の雑草に好適である。
めに、重曹粉体は顆粒状であるのが好ましい。顆粒は重
曹の微粉を凝集させてなる比較的大きな粒子で、雑草へ
の衝突時に部分的に破砕し得る。顆粒状の重曹粒子の硬
さは、モース硬度で約2.0以上であるのが好ましい。モ
ース硬度が2.0未満では、衝突と同時に破砕してしまう
ため、雑草の葉や茎を傷つける効果が小さい。重曹粉体
の特に好ましいモース硬度は2.5以上である。
入しても良い。砂の平均粒径は100〜500μmが好まし
い。また砂の混入割合は重曹粉体100重量部に対して30
重量部以下、好ましくは15重量部以下である。特に草丈
60 cm以上の比較的茎の太い雑草を除草する場合、重曹
粉体に砂を混入すると効果的である。
ト圧力(ノズルから吐出するときの圧力、ゲージ圧)は
1〜10 kgf/cm2、特に3〜6kgf/cm2とするのが好まし
い。また粉体ブラスト法に用いる空気の流量はブラスト
ノズルの大きさにより決まるが、一般に0.5〜20 m3/
分、特に1〜15 m3/分とするのが好ましい。また重曹
粉体の吐出量は、0.1〜5kg/分、特に0.5〜2.3 kg/分
が好ましい。吐出時間はブラスト条件で異なるが、20〜
180秒/m2とするのが好ましい。
粉体の飛散対策と雑草に重曹粉体を付着させるために水
をミスト状に噴射するウェット式と、水を全く使わずに
吹付けるドライ式とがある。ウェット式の場合は、ブラ
ストノズルの先端部付近に水噴射用のノズルを設け、そ
れから水をカーテン状に噴射するのが好ましい。水の噴
射量は0.1〜5リットル/分とするのが好ましく、1〜
2リットル/分とするのがより好ましい。
果、キャビテーション現象等による破壊力を利用して、
雑草の葉や茎を傷つけたり、切り裂いたりする除草方法
である。常温高水圧ブラスト法により、吹付けた翌日に
は処理した雑草は黄変又は黒変して枯れる。また重曹に
は次世代の雑草の矮化作用があるので、重曹の水性分散
液又は水溶液を年3〜5回雑草にブラストすることによ
り、雑草の草丈を低く維持することができる。
性分散液又は水溶液を予め調製し、それを高圧湿式ブラ
スト装置のブラストノズルより噴射する方法と、(ii)
水を圧送ポンプでブラストノズルに輸送し、ブラストノ
ズルで高圧水に重曹粉体を混入し、重曹粉体と水の混合
物を噴射する方法がある。
15重量%とするのが好ましく、6〜9重量%とするのが
より好ましく、7〜8.5重量%とするのが特に好まし
い。5重量%未満だと雑草の矮化作用が不十分であり、
また15重量%超にしてもそれに応じた効果の向上が得ら
れない。
2,500 kgf/cm2の吐出圧力(ゲージ圧)で雑草にブラス
トすることにより、雑草の葉や茎を傷めたり切り裂くこ
とができる。吐出圧力が100 kgf/cm2未満だと除草効果
が小さすぎ、また2500 kgf/cm2超だとブラスト装置への
負荷が大き過ぎる。特に好ましい吐出圧力(ゲージ圧)
は200〜1,500 kgf/cm2である。なおノズルから吐出され
た水性分散液又は水溶液が雑草に衝突する時の圧力は著
しく低下しているので、地面自体に損傷を与えることは
ない。
〜1000リットル/分とするのが好ましく、15〜500リッ
トル/分とするのがより好ましい。吐出時間は条件によ
るが、一般に5〜20秒/m2とするのが好ましい。
して回転式ノズルを使用するのが好ましい。回転式ノズ
ルとしては、例えば2つのオリフィスを有する回転式ノ
ズルや、多数の小口径ノズルチップを具備する偏心回転
式ノズルが挙げられる。
高圧湿式ブラスト装置を使用し、水を圧送ポンプでブラ
ストノズルに輸送し、ブラストノズルで重曹粉体を高圧
水に混入しながら、噴射する方法である。噴射する重曹
粉体/水の混合物の圧力、吐出量等の条件は上述の(i)
の方法と同じであるため、ここでは説明を省略する。
的ではないが、特に顆粒状の重曹粉体が好ましい。特に
平均粒径が200μm以上の重曹粉体を用いると、ブラスト
ノズルで添加した重曹粉体は水に完全には溶解せず、一
部固体状態のまま雑草に衝突するので、除草効率が高
い。
て100〜500gとするのが好ましい。重曹粉体の添加量が
100g/L未満だと除草効果や次世代の雑草の矮化が不十
分である。また500g/L超だと土壌がアルカリ性になり
すぎ、雑草の根まで枯死させるおそれがある。より好ま
しい重曹粉体の添加量は、水1リットル当たり200〜300
gである。
熱水による破壊力(衝撃力、脈動圧、楔効果、キャビテ
ーション現象等)を利用して、雑草の葉や茎を傷めたり
切り裂いたりする方法である。また水性分散液又は水溶
液の温度を50〜150℃にすることにより重曹の水性分散
液又は水溶液の濃度を高めることができるので、常温高
水圧ブラスト法に比べて雑草を枯らす効果が大きい。ス
チームブラスト法で処理した翌日には、雑草は黄変又は
黒変して枯れる。
に加熱した重曹の水性分散液又は水溶液を調製し、それ
を噴射する方法と、(ii) 50〜150℃の加熱水を圧送ポン
プでブラストノズルに輸送し、ブラストノズルで加熱高
圧水に重曹粉体を混入し、得られた混合物を噴射する方
法がある。ブラストノズルとしては上記と同じものを使
用することができる。
る。50〜150℃に加熱することにより雑草の葉や茎を傷
める効果が向上する。また重曹水溶液の場合、加熱によ
り重曹の溶解度が高くなるため濃度を高くすることがで
き、雑草の矮化作用も向上する。特に水性分散液又は水
溶液の温度を65℃以上とするのが好ましい。
150 g/Lとするのが好ましく、100〜150 g/Lとするのが
より好ましい。濃度が50 g/L未満だと、雑草の矮化作用
が不十分であり、また150 g/Lを超えてもそれに見合う
除草作用の向上が得られない。
又は水溶液を50〜500 kgf/cm2の吐出圧力(ゲージ圧)
で雑草に吹き付ける。重曹の水性分散液又は水溶液の吐
出圧力が50 kgf/cm2未満だと、雑草の葉や茎を傷める効
果が不十分である。また500 kgf/cm2超にしてもそれに
見合う除草作用の向上が得られない。好ましい吐出圧力
は100〜300 kgf/cm2であり、特に好ましくは150〜300 k
gf/cm2である。
〜100リットル/分とするのが好ましく、30〜70リット
ル/分とするのがより好ましい。重曹の水性分散液又は
水溶液の吐出時間はブラスト条件で異なるが、一般に5
〜20秒/m2とするのが好ましい。
用し、吐出圧力(ゲージ圧)を50〜500 kgf/cm2とする
以外、常温の水を使用する常温高水圧ブラスト法と同じ
である。加圧水の加圧効果及び吐出圧力の意義について
は上記の通りである。
といっそう優れた除草効果が得られる。例えば、まず粉
体ブラスト法により雑草を枯らすとともにある程度矮化
させたところで、常温高水圧ブラスト法及びスチームブ
ラスト法を年に数回行って雑草の矮化を維持する。
除草方法のいずれの場合も、一度に散布する重曹粉体及
び/又は重曹の水性分散液又は水溶液の量は、重曹の乾
燥重量で0.00001〜3.5 kg/m2であるのが好ましい。特に
自然落下又は低圧スプレーによる除草方法の場合、散布
量は重曹の乾燥重量で0.00001〜1 kg/m2であるのが好ま
しく、特に0.1〜0.5 kg/m2であるのが好ましい。またブ
ラスト除草方法の場合、0.2〜3.5 kg/m2であるのが好ま
しい。この範囲内の量の重曹により適度な除草効果が得
られる。重曹散布の頻度は、一度に散布する重曹の量及
び除草すべき雑草の種類の他、気温、日照、湿度等の気
候条件等により異なるが、夏では1〜2ヶ月に一度、そ
れ以外の季節では2〜4ヶ月に一度程度でよい。また2
年目以降は雑草の矮化が固定化するので、年に2〜3回
程度散布すれば良い。
枯れる。例えばトクサ科雑草、豆科雑草及び広葉雑草の
場合は、散布してから夏は1〜2日、秋は4〜5日で枯
れ始める。芝を除くイネ科雑草に対しては週一回の散布
を2〜3週続けると、枯れ始める。
ンポポ、シロザ、アオビユ、イヌビユ、スベリヒユ、ハ
コベ、ギシギシ、イヌタデ、ナズナ、エビスグサ等の広
葉雑草、スギナ等のトクサ科雑草、チガヤ、カヤ、ジュ
ズダマ、ノビエ、エノコログサ、メヒシバ、オヒシバ、
ススキ等のイネ科雑草、ハマスゲ、カヤツリグサ、ヌマ
ガヤツリ等のカヤツリグサ科雑草等が挙げられる。
明するが、本発明はそれらに限定されるものではない。
に生育するスギナとタンポポの混生(平均草丈約20c
m)、及びシバ(平均草丈約10cm)に対して、10月下旬
に以下の野外除草試験を行った。本実施例では、市販の
重曹粉体[コンポジットフォーミュラ(粒径100μ
m)、Church & Dwight Co., Inc.製]を、底壁に直径
1 mmの小孔を1つ設けた容器(容積200 cm3)に充填
し、小孔より自然落下させる方式により散布した。
水した後、それぞれ10 mg/m2、20 mg/m2、30 mg/m2及び
40 mg/m2の量の重曹粉体を均一に散布した。散布日の2
〜3日後からスギナとタンポポの混生の一部が黒変し
て、またシバの一部が黄変して枯れ始めた。散布から9
日後に雑草の枯れ具合を目視により測定し、それぞれス
ギナとタンポポの混生及びシバが全て枯れた場合を100
%として、雑草の枯死率を求めた。結果を表2に示す。
体の散布量が多くなるにつれて増大し、特に30 mg/m2以
上では除草効果が顕著になった。
に生育するスギナとタンポポの混生(平均草丈約20 c
m)、及びシバ(平均草丈約10 cm)に対して、10月下旬
に重曹水溶液をじょうろにより散布する野外除草試験を
行った。
%及び10.0重量%の濃度の重曹水溶液を、400 mL/m2ず
つスギナとタンポポの混生及びシバに対して均一に散布
した。散布から2〜3日後にスギナとタンポポの混生の
一部が黒変して、またシバの一部が黄変して枯れはじめ
た。散布から9日後の雑草の枯死率を目視により判定
し、完全に枯れた場合を100%として百分率で表した。
結果を表3に示す。
重曹水溶液の濃度が高くなるにつれて増大し、特に8.0
重量%以上では除草効果が顕著になった。
に生育するスギナとタンポポの混生(平均草丈約5c
m)、及びチガヤ(平均草丈約5cm)に対して、7月下
旬から11月上旬まで以下の野外除草試験を行った。スギ
ナとタンポポの混生及びチガヤが試験地を覆う面積率は
表4に示す通りであった。なお雑草面積率は、地肌が見
えない程度に雑草が茂った状態を100%とした。各試験
地に飽和重曹水溶液をじょうろで400 ml/m2散布し、次
いで7日後、14日後及び21日後にも同様に散布した。散
布開始から26日後に目視により雑草面積率及び平均草丈
を測定した。散布開始から54日後に全面的に草刈を行っ
た後、重曹水溶液の散布を行わずに雑草を放置した。散
布開始からそれぞれ64日後、67日後、73日後、78日後、
86日後、91日後及び95日後に、目視により雑草面積率及
び平均草丈を測定した。比較のために、重曹水溶液を散
布しなかったスギナとタンポポの混生及びチガヤについ
てもそれぞれ同様に雑草面積率及び平均草丈を測定し
た。結果を表4に示す。
り発生した雑草を除去できるだけでなく、次世代の雑草
について出芽を抑制できるとともに矮化できることが分
かる。
hurch & Dwight Co.,Inc.製]を使用し、底壁に直径1
mmの小孔を設けた容器(容積200 cm3)に充填して、小
孔より自然落下させる方式を採用し、一回の散布量を33
mg/m2とした以外は実施例3と同様に野外除草試験を行
った。結果を表5に示す。
することにより、雑草を除去できるだけでなく、次世代
の雑草について出芽を抑制できるとともに矮化できるこ
とが分かる。
cmの雑草(主としてシバ・ヨモギ・スギナからなる)
に対して7月26日に、ブラスト装置(「アキュストリッ
プシステム11sx」、Church & Dwight Co., Inc.)を用
いて表6に示す条件で、1つの噴射ノズルから重曹粉体
を噴出するドライ式の粉体ブラスト法により、野外除草
試験を行った。
して、またヨモギ及びスギナが黒変して枯れた。
cmの雑草(主としてヨモギ・カヤ・セイタカアワダチ
ソウからなる)に対して7月13日に、ブラスト装置
(「アキュストリップシステム11sx」、Church & Dwig
ht Co., Inc.)を用いて表7に示す条件で、1つの噴射
ノズルから重曹粉体を噴出するとともに他のノズルから
水を噴霧するウェット式の粉体ブラスト法により、野外
除草試験を行った。
して、またヨモギ及びセイタカアワダチソウが黒変して
枯れた。
cmの雑草(主としてカヤ・ジュズダマ・セイタカアワダ
チソウからなる)に対して7月26日に、ブラスト装置
(「アキュストリップシステム11sx」、Church & Dwig
ht Co., Inc.)を用いて表8に示す条件で、1つの噴射
ノズルから重曹粉体を噴出するとともに他のノズルから
水を噴霧するウェット式の粉体ブラスト法により、野外
除草試験を行った。
ュズダマが黄変して、またセイタカアワダチソウが黒変
して枯れた。
0 cmの雑草(主としてジュズダマ・クズ・カヤ・セイタ
カアワダチソウからなる)を7月1日に平均草丈約60 c
mに刈った後すぐに、ブラスト装置(「アキュストリッ
プシステム12sx」、Church & Dwight Co., Inc.製)を
用いて表9に示す条件で、1つの噴射ノズルから重曹粉
体を噴出するとともに他のノズルから水を噴霧するウェ
ット式の粉体ブラスト法により、野外除草試験を行っ
た。
及びカヤが黄変して、またクズ及びセイタカアワダチソ
ウが黒変して枯れた。
cmの雑草(主としてカヤ・ジュズダマ・クズ・セイタカ
アワダチソウからなる)に対して7月1日に、ブラスト
装置(「ジェットマンFCPS-1030」、蔵王産業(株)を
用いて、表10に示す条件で常温高水圧ブラスト法による
野外除草試験を行った。
及びカヤが黄変して、またクズ及びセイタカアワダチソ
ウが黒変して枯れた。
cmの雑草(主としてクズ・ヤブカラシ・カヤ・ジュズ
ダマからなる)に対して7月1日に、ブラスト装置
(「ジェットマンFCPS-1030」、蔵王産業(株))を用
いて表11に示す条件で、ブラストノズルで高圧水に重曹
粉体を混入する常温高水圧ブラスト法により、野外除草
試験を行った。
及びカヤが黄変して、またクズ及びヤブカラシが黒変し
て枯れた。
cmの雑草(主としてクズ・ヤブカラシ・セイタカアワ
ダチソウからなる)に対して7月1日に、ブラスト装置
(「ジェットマンFCPS-1030」(ホットボックス付)、
蔵王産業(株))を用いて、表12に示す条件でスチーム
ブラスト法による野外除草試験を行った。
して枯れた。
cmの雑草(主としてクズ・ヤブカラシ・セイタカアワ
ダチソウからなる)に対して7月1日に、ブラスト装置
(「ジェットマンFCPS-1030」(ホットボックス付)、
蔵王産業(株))を用いて、表13に示す条件でブラスト
ノズルで加熱高圧水に重曹粉体を混入するスチームブラ
スト法により、野外除草試験を行った。
して枯れた。
は、重曹粉体及び/又は重曹の水性分散液又は水溶液を
雑草に散布することにより、雑草を枯らし、次世代の雑
草を矮化させることができる。特にブラスト除草方法を
採用することにより、早くかつ強力に除草することがで
きる。また重曹は低コストで、水溶性であるとともに、
環境に対して極めて影響が少ないので、本発明の除草方
法は、河川、道路、鉄道線路、空港、公園、農園、ゴル
フ場等の雑草の処理に対して好適である。特に、本発明
の除草方法によれば、ある程度草丈を残したまま除草す
ることが可能であるため、空港等の高刈り除草作業に好
適である。
Claims (18)
- 【請求項1】 重曹粉体及び/又は重曹の水性分散液又
は水溶液を雑草に散布することを特徴とする除草方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の除草方法において、前
記重曹粉体及び/又は重曹の水性分散液又は水溶液を自
然落下により又は低圧のスプレー装置により雑草に散布
することを特徴とする除草方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載の除草方法において、前
記重曹の水性分散液又は水溶液の濃度が5〜15重量%で
あることを特徴とする除草方法。 - 【請求項4】 請求項2に記載の除草方法において、前
記重曹粉体が10〜500μmの平均粒径を有することを特
徴とする除草方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載の除草方法において、高
圧乾式ブラスト装置を使用して、前記重曹粉体を1〜10
kgf/cm2の吐出圧力(ゲージ圧)の圧搾空気とともに雑
草にブラストすることを特徴とする除草方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載の除草方法において、前
記重曹粉体が10〜500μmの平均粒径を有することを特
徴とする除草方法。 - 【請求項7】 請求項1に記載の除草方法において、重
曹の水性分散液又は水溶液を予め調製し、それを高圧湿
式ブラスト装置のブラストノズルより100〜2,500 kgf/c
m2の吐出圧力(ゲージ圧)で雑草にブラストすることを
特徴とする除草方法。 - 【請求項8】 請求項7に記載の除草方法において、前
記重曹の水性分散液又は水溶液の濃度が5〜15重量%で
あることを特徴とする除草方法。 - 【請求項9】 請求項1に記載の除草方法において、圧
送ポンプ及びブラストノズルを具備する高圧湿式ブラス
ト装置を使用し、水を前記圧送ポンプで前記ブラストノ
ズルに輸送し、前記ブラストノズルで高圧水に重曹粉体
を混入し、100〜2,500 kgf/cm2の吐出圧力(ゲージ圧)
で雑草にブラストすることを特徴とする除草方法。 - 【請求項10】 請求項9に記載の除草方法において、水
1リットル当たり100〜500gの重曹粉体を混入すること
を特徴とする除草方法。 - 【請求項11】 請求項9又は10に記載の除草方法におい
て、前記重曹粉体の平均粒径が200μm以上であること
を特徴とする除草方法。 - 【請求項12】 請求項1に記載の除草方法において、50
〜150℃に加熱した重曹の水性分散液又は水溶液を高圧
湿式ブラスト装置のブラストノズルより50〜500 kgf/cm
2の吐出圧力(ゲージ圧)で雑草にブラストすることを
特徴とする除草方法。 - 【請求項13】 請求項12に記載の除草方法において、前
記重曹の水性分散液又は水溶液の濃度が50〜150g/リ
ットルであることを特徴とする除草方法。 - 【請求項14】 請求項1に記載の除草方法において、圧
送ポンプ及びブラストノズルを具備する高圧湿式ブラス
ト装置を使用し、50〜150℃の加熱水を前記圧送ポンプ
で前記ブラストノズルに輸送し、前記ブラストノズルで
加熱高圧水に重曹粉体を混入し、50〜500 kgf/cm2の吐
出圧力(ゲージ圧)で雑草にブラストすることを特徴と
する除草方法。 - 【請求項15】 請求項14に記載の除草方法において、加
熱水1リットル当たり100〜500gの重曹粉体を混入する
ことを特徴とする除草方法。 - 【請求項16】 請求項14又は15に記載のブラスト除草方
法において、前記重曹粉体の平均粒径が200μm以上で
あることを特徴とする除草方法。 - 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかに記載の除草方
法において、重曹粉体及び/又は重曹の水性分散液又は
水溶液の散布量は、雑草が生えた試験地の単位面積当た
り乾燥重量で0.00001〜3.5 kg/m2であることを特徴とす
る除草方法。 - 【請求項18】 請求項1〜17のいずれかに記載の除草方
法において、草丈の高い雑草をあらかじめ刈り込んだ後
に、重曹粉体及び/又は重曹の水性分散液又は水溶液の
散布を行うことを特徴とする除草方法。
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JP2002-10870 | 2002-01-18 | ||
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JP2010254625A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Sogo Kanri Service Kk | 植物生育抑制装置及びこれを用いた植物生育抑制方法 |
JP2019156765A (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | 株式会社Ghs | 除草・防草用組成物 |
-
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- 2002-01-24 JP JP2002016004A patent/JP3952788B2/ja not_active Expired - Lifetime
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