JP2003277097A - 多孔質ガラス母材の製造方法 - Google Patents

多孔質ガラス母材の製造方法

Info

Publication number
JP2003277097A
JP2003277097A JP2003008239A JP2003008239A JP2003277097A JP 2003277097 A JP2003277097 A JP 2003277097A JP 2003008239 A JP2003008239 A JP 2003008239A JP 2003008239 A JP2003008239 A JP 2003008239A JP 2003277097 A JP2003277097 A JP 2003277097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clad
glass
burner
core
raw material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003008239A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiichiro Kawasaki
希一郎 川崎
Sumio Hoshino
寿美夫 星野
Motonori Nakamura
元宣 中村
Yuichi Oga
裕一 大賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2003008239A priority Critical patent/JP2003277097A/ja
Publication of JP2003277097A publication Critical patent/JP2003277097A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01413Reactant delivery systems
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/012Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
    • C03B37/014Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
    • C03B37/01486Means for supporting, rotating or translating the preforms being formed, e.g. lathes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2207/00Glass deposition burners
    • C03B2207/60Relationship between burner and deposit, e.g. position
    • C03B2207/62Distance
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2207/00Glass deposition burners
    • C03B2207/70Control measures
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 VAD法により多孔質ガラス母材を製造する
際に、コア部分とクラッド部分の外径比が軸方向で変動
することが少なく、透明ガラス母材とした状態で軸方向
の屈折率分布の変動が少ない多孔質ガラス母材を形成す
ること。 【解決手段】 コア部分の先端(A点)の位置をレーザ
光により測定し、予め設定されている位置(X)から変
位することがないようにガラス微粒子堆積体3の引き上
げ速度を制御すると共に、クラッド部分のガラス微粒子
の堆積位置(C点)について予め設定されていた位置
(Y)からの変位量(△y)に応じて、クラッド用バー
ナ2への原料、ガスの供給量を制御し、クラッド部分の
ガラス微粒子の堆積位置が常に一定(Y)になるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質ガラス母材
の製造方法、特に、コア部分とクラッド部分の外径比が
軸方向で変動することが少なく、透明ガラス母材とした
ときに屈折率分布の変動が少ない多孔質ガラス母材、即
ち、特性が安定した多孔質ガラス母材を製造する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多孔質ガラス母材を製造する方法
として、VAD法が知られている。VAD法による多孔
質ガラス母材の製造は、図6に示すように、例えば、コ
ア用バーナ1とクラッド用バーナ2とに、それぞれ、原
料、ガス供給装置から可燃ガス(H2 ガス、O2
ス)、ガラス原料ガス(SiCl4 )及びキャリヤーガ
ス(Arガス)を供給し、コア用バーナ1には、更に屈
折率調整用ドーパント(GeCl4 )を供給し、火炎中
でガラス原料ガスを加水分解することによりガラス微粒
子を生成させ、これを回転しつつ引き上げられる出発材
表面に堆積して形成している。
【0003】この方法により得られる多孔質ガラス母材
3の特性が安定するようにするために、コア部分先端の
ガラス微粒子が堆積する位置をレーザ発信器4からのレ
ーザ光等で観測し、堆積位置が、予め設定していた位置
よりも上方にある時には、形成中の多孔質ガラス母材
(「ガラス微粒子堆積体」という)3の引き上げ速度を
遅くし、また、堆積位置が、予め設定していた位置より
も下方にある時には、ガラス微粒子堆積体3の引き上げ
速度を速くするようにして、ガラス微粒子が堆積する位
置の変動を少なくするようにガラス微粒子堆積体3の引
き上げ速度を調整している。
【0004】しかし、クラッド部のガラス微粒子堆積体
が該ガラス微粒子堆積体の長手方向に特性が変動する、
あるいは同一設備で製造したガラス微粒子堆積体の1本
毎(バッチ毎)に特性が変動する問題があった。この問
題について、コアのガラス微粒子堆積体の堆積効率が変
動した場合、ガラス微粒子堆積体の引き上げ速度もそれ
に応じて変動し、結果的にクラッド面のガラス微粒子堆
積体の外径が変動してしまうと考え、クラッドの外径が
ある値になるときの堆積面の高さを測定することで調
べ、この結果を合成条件にフィードバックすることによ
り、コアとクラッドの比屈折率差(△n)の軸方向の変
動と、コアとクラッドの外径比の軸方向変動を減少させ
た光ファイバ母材の製造方法が提案されている(特許文
献1参照)。
【0005】また、ガラス微粒子堆積体が水平方向に位
置の変化をし、それが原因となって多孔質ガラス母材の
特性が安定しない状態が生じるのを防ぐために、コア部
分先端のガラス微粒子が堆積する位置の水平面に、ガラ
ス微粒子堆積体の中心軸において相互に直交する2方向
から堆積位置の変化を測定し、その結果に基づいてコア
用バーナを移動させる方法が提案されている(特許文献
2参照)。
【0006】また、生産性を向上させるためにガラス微
粒子堆積体の引き上げ速度を52mm/hr以上に高め
た場合に生じるガラス微粒子堆積体の割れを防ぐため
に、基準の堆積位置(コア部分先端)からの変位量に基
づいて引き上げ速度を制御した後に、該制御により変化
した引き上げ速度を予め設定された引き上げ速度に戻す
ために、バーナへの原料、ガスの供給量を基準量に対し
て10%以下の範囲内での増減により補正する方法が提
案されている(特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】特開平10−059738号公報
【特許文献2】特開2001−206729号公報
【特許文献3】特開2000−351634号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来方法は、必ずしも十分に特性の安定化が達成される
ものではなかった。本発明は、このような現状に鑑みて
なされたものであって、その目的とするところは、より
一層特性の安定した多孔質ガラス母材を製造する方法を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、VAD法
により多孔質ガラス母材を製造する際に、どのような手
段を用いたならば、コア部分とクラッド部分の外径比が
軸方向で変動することが少なく、透明ガラス母材とした
ときに軸方向の屈折率分布の変動が少ない多孔質ガラス
母材を形成することができるかを調査・研究していたと
ころ、ガラス微粒子堆積体のコア部分先端の位置に応じ
てガラス微粒子堆積体の引き上げ速度を制御すると共
に、クラッド部分の少なくとも一カ所でのガラス母材微
粒子の堆積位置の変化に応じて、クラッド用バーナへの
原料、ガスの供給量を制御することにより、より一層コ
ア部分とクラッド部分の外径比が軸方向で変動すること
が少なく、透明ガラス母材としたときに屈折率分布の変
動が少ない多孔質ガラス母材を形成することができるこ
と、即ち、より一層特性が安定した多孔質ガラス母材を
形成することができることを見いだし、本発明を完成し
たものである。
【0010】即ち、本発明に係る多孔質ガラス母材の製
造方法(1)は、コア部分とクラッド部分とを、それぞ
れのバーナからのガス供給により同時に軸方向に形成す
る多孔質ガラス母材の製造方法において、少なくとも実
質的に有効部となる範囲を形成する際に、コアを形成す
るバーナにより堆積している部分の予め設定されている
位置からの変位に応じてガラス微粒子堆積体の引き上げ
速度を制御して前記変位がなくなるようにすると共に、
クラッド部分の少なくとも一カ所でのガラス微粒子の堆
積位置について予め設定されていた位置からの変位に応
じて、少なくとも1つのクラッド用バーナへの原料、ガ
スの供給量を調整し、前記堆積位置が元に戻るように制
御することを特徴とする。上記の「実質的に有効部とな
る範囲」とは、透明ガラス母材としたときに、外径がほ
ぼ一定となる部分であり、両端の外径が一定にならない
部分を除いた部分である。
【0011】また本発明に係る多孔質ガラス母材の製造
方法(2)は、前記(1)の製造方法において、前記ク
ラッド用バーナへの原料、ガスの供給量を調整する制御
は、制御時間間隔をt(min)、調整により変化する
流量変化量を△Q(l/min)、引き上げ速度をV
(mm/hr)、前記一ケ所におけるクラッド部分の外
径をd(mm)とするとき、
【数2】 上記式Iを満足するように行うことを特徴とする。さら
に本発明に係る多孔質ガラス母材の製造方法(3)は、
前記(1)または(2)の製造方法において、前記クラ
ッド用バーナへの原料供給量をガラス微粒子堆積開始時
にQ1 とし、それから所定時間経過後にQ2 (ここでQ
1 <Q2 )に増量し、かつ前記少なくとも1つのクラッ
ド用バーナへの原料、ガスの供給量を調整する制御は前
記クラッド用バーナへの原料供給量がQ2 となってから
行うことを特徴とする。
【0012】また、本発明に係る多孔質ガラス母材の製
造方法(4)は、前記(1)ないし(3)のいずれかの
製造方法において、前記少なくとも1つのクラッド用バ
ーナへの原料、ガスの供給量を、前記堆積位置が元に戻
るようにするとともに、該堆積位置における温度が一定
になるように制御することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下において、添付した図面を参
照して本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の多孔
質ガラス母材の製造方法の一実施の形態を示す図であ
る。図1に示すように、コア部分を形成するコア用バー
ナ1とクラッド部分を形成するクラッド用バーナ2と
に、それぞれ、原料、ガス供給装置から可燃ガス(H2
ガス、O2 ガス)、ガラス原料ガス(SiCl4 )及び
キャリヤーガス(Arガス)を供給し、コア用バーナに
は更に屈折率調整用ドーパント(GeCl4 )を供給
し、火炎中でガラス原料ガスを加水分解することにより
ガラス微粒子を生成させ、回転しつつ引き上げられる出
発棒に堆積させてガラス微粒子堆積体3を形成する。
【0014】その際に、コア部分先端(A点)の位置が
常に予め設定されている一定の位置になるように、即
ち、コア部分先端と基準面(例えば、コア用レーザ発信
器4の発信面)との距離が常に予め設定されている距離
Xで一定に保たれるように、ガラス微粒子堆積体3の真
下に設置されたコア用レーザ発信器4からのレーザ光を
コア部分先端(A点)に当て反射したレーザ光によりそ
の距離X+△x(但し、△x≦0又は△x>0)を検知
し、その検知情報に基づいて、常に距離△xがゼロとな
るようにガラス微粒子堆積体3を回転しながら引き上げ
る速度を制御し、同時に、コア用レーザ発信器4とクラ
ッド用レーザ発信器5(の発信面)が同じ水平面にある
状態でコア用レーザ発信器4から一定の距離を保ってク
ラッド用レーザ発信器5を配置し、該クラッド用レーザ
発信器5からのレーザ光を、クラッド部分のガラス微粒
子が堆積している部分(C点)に当て、そこから反射し
たレーザ光により、基準面(例えば、クラッド用レーザ
発信器5の発信面)とクラッド部分のガラス微粒子が堆
積している部分(C点)との距離Y+△y(但し、△y
≦0又は△y>0)を検知し、その検知情報に基づいて
予め設定した距離Yとなるように、クラッド用バーナ5
に供給する原料、ガスの量を制御し、常に距離△yがゼ
ロとなるようにすることができる(後記参考例の方
法)。
【0015】しかし、本発明では、前記のようにコア部
分先端(A点)の位置が常に予め設定されている一定の
位置になるように、即ち、距離X(又は受光レベルT)
が常に一定に保たれるように、ガラス微粒子堆積体3を
回転しながら引き上げる速度を制御する代わりに、常に
距離X(又は反射したレーザ光の受光レベルT)が保た
れる引き上げ速度として予め設定された速度でガラス微
粒子堆積体3を引き上げてコア部分、クラッド部分への
ガラス微粒子の堆積を行い、距離X(又は受光レベル
T)が一定の範囲△X(△T)を超えた距離X’(又は
受光レベルT’)となった時点で、距離X’(又は受光
レベルT’)が元の設定した値X(T)になるように引
き上げ速度を制御する。
【0016】同時に、コア用レーザ発信器4とクラッド
用レーザ発信器5(の発信面)が同じ水平面にある状態
でコア用レーザ発信器4から一定の距離を保ってクラッ
ド用レーザ発信器5を配置し、該クラッド用レーザ発信
器5からのレーザ光を、クラッド部分のガラス微粒子が
堆積している部分(C点)に当て、そこから反射したレ
ーザ光により、基準面(例えば、クラッド用レーザ発信
器5の発信面)とクラッド部分のガラス微粒子が堆積し
ている部分(C点)との距離Y+△y(但し、△y≦0
又は△y>0)を検知し、その検知情報に基づいて距離
Yが一定の範囲を超えた距離Y′となった時点で距離
Y′が元の設定した距離Yとなるように、クラッド用バ
ーナ5に供給する原料、ガスの量を制御する。ガラス微
粒子堆積体を引き上げる「予め設定された速度」は、例
えば、図5に示すような「レーザ光の受光レベル」と
「ガラス微粒子堆積体の引き上げ速度」との関係を表わ
したグラフに基づいて決めることもできる。
【0017】クラッド用レーザ発信器5をコア用レーザ
発信器4と同じ水平面内であって、クラッド用バーナ2
の中心線がクラッド部分のガラス微粒子が堆積している
部分と交わる位置(B点)とガラス微粒子堆積体の中心
線に対してB点と対称の位置(C点)の真下に配置し、
そこからレーザ光をC点に当て反射したレーザ光により
その距離Y+△yを検知し、Y+△yがY′となった時
点で、その検知情報に基づいて予め設定した距離Yとな
るように、クラッド用バーナに供給する原料、ガスの量
を制御することが好ましい。クラッド部分のガラス微粒
子の測定位置として具体的には、例えば後記する実施例
で測定した箇所を挙げることができる。
【0018】クラッド用バーナに供給する原料、ガスの
量の制御は、例えば、△yが、△y>0の時には、Si
Cl4 (GeCl4 )とO2 の量を増加し、H2 の量を
減少するようにし、また、△y<0の時には、SiCl
4 (GeCl4 )とO2 の量を減少し、H2 の量を増加
すること等により行なうことができる。ガラス微粒子が
最も多く堆積する位置(B点)と対称の位置(C点)で
距離Y+△Yを検知することでガラス微粒子の堆積状態
を正確に把握することができるため、より精度良くコア
部分とクラッド部分の外径比の軸方向での変動を少なく
制御することができる。勿論、レーザ光の照射位置をC
点から一定の距離(M)内の位置C’点にすることもで
きる。距離(M)は、クラッド部分の径、クラッド用バ
ーナの径、ガラス微粒子堆積体の引き上げ速度、堆積面
温度などによっても異なるが、例えば、ガラス微粒子堆
積体外径(d)の90%以下(0.9d以下)の範囲内
であることが好ましい。測定用レーザの設置方向は下方
からでも良いし、堆積面に対してほぼ垂直に当たる方向
でもよく、設備に対して設置容易な方向であればどこで
も問題はない。
【0019】本発明では、前記クラッド用バーナへの原
料、ガスの供給量は、上述のようにクラッド部分の堆積
位置の予め設定されていた位置Yからの変位に応じてY
に戻すように制御する。すなわち、常に制御するのでは
なくある時間間隔で制御する場合を含むが、制御時間間
隔をt(min)、この制御により変化する流量変化量
を△Q(l/min)、このときの引き上げ速度をV
(mm/h)、検知位置でのガラス微粒子堆積体外径を
d(mm)とするとき、下記式I
【数3】 を満足するように制御することが特に好ましい。クラッ
ドのガス条件を調整してからクラッド堆積状態が変化す
るまでには時間がかかるため、ガス流量の調整は上記式
Iを満足するように間隔をおいて行うことで、安定した
特性の多孔質ガラス母材が得られるからである。
【0020】ところで、ガラス微粒子堆積体の製造を開
始してから或る程度までの時間ではクラッド堆積面の形
状が非常に変化する時間帯であるため、開始と同時、例
えば製造開始直後の種つけ時等には、本発明に係るクラ
ッド用バーナへの原料、ガス供給量制御を始めるには及
ばない。このときはその後の製造条件(供給する原料、
ガスの流量その他)とはかなり異なるため、開始時の原
料供給量Q1 が所定時間経過の後Q2 (Q2 >Q1 )に
増量してから、前記クラッド用バーナへの制御を行うこ
とが好ましい。Q2 はガラス微粒子堆積体の有効部が形
成されるときの原料供給量であることが好ましい。
【0021】式Iを満足するような制御における時間間
隔としては後記する実施例に示されるが、例えば少なく
とも1分以上の時間間隔を開けることが好ましい。ま
た、一回に調整するクラッド部バーナの原料の流量は、
ガラス微粒子堆積体の成長軸方向でのクラッド堆積面の
変位量1mm当たり初期設定の流量の15%以下、ある
いは1回の調整量が直前の流量の30%以下とすること
の少なくともどちらか一方の条件を満足することを特徴
とするさらに、ガラス微粒子の堆積開始の状態は当該ロ
ットの直前のロットのガラス微粒子堆積の状態に影響さ
れる場合が多いため、本発明に係る制御を開始するとき
の初期設定は直前のロットの最終時状態を維持すること
が好ましい。
【0022】また、クラッド部分の形成に際し、ガラス
微粒子が堆積している部分におけるガラスの温度が一定
になるように、クラッド用バーナに供給する原料、ガス
の量を制御することが好ましい。ガラス微粒子が堆積し
ている部分におけるガラスの温度が一定になるようにす
ることによって、ガラス微粒子が堆積して形成されるク
ラッド部分の密度が一定となるので、透明ガラス母材と
した場合に屈折率分布が該透明ガラス母材の軸方向に変
動しない多孔質ガラス母材を形成することができる。
【0023】ガラス微粒子堆積体における堆積面温度
は、例えばコア部分では650〜950℃、特に好まし
くは、700〜850℃、クラッド部分では700〜1
100℃、特に好ましくは、800〜1000℃の範囲
とするのがよい。
【0024】クラッド部分でのガラス微粒子の堆積位置
を検知するためのクラッド用バーナとそれに対応して設
けるクラッド用レーザ発信器の数は、上記の例のように
一個づつ設けることもできるが、2個以上づつ設けるこ
ともできる。その場合には、コア部分とクラッド部分の
外径比の軸方向での変動をより少なく制御することが可
能となる。
【0025】図2は、本発明の多孔質ガラス母材の製造
方法の他の実施の形態を示す図である。図2に示すよう
に、コア部分先端(A点)の位置とクラッド部分でのガ
ラス微粒子の堆積位置(B点)を検知するために、コア
部分先端(A点)の位置、ガラス微粒子堆積体の中心線
に対してガラス微粒子の堆積位置(B点)の対称のガラ
ス微粒子の堆積位置(C点)とほぼ同じ水平面に、それ
ぞれ、コア用レーザ発信器4、クラッド用レーザ発信器
5を設け、各レーザ発信器からのレーザ光が、コア部分
先端(A点)、クラッド部分でのガラス微粒子の堆積位
置(C点)の一部に当り、他部が通過するようにし、そ
の通過したレーザ光の受光レベルを検知器6で検知し、
その検知情報(受光レベル)からコア部分先端と基準面
との距離X、クラッド部分でのガラス微粒子の堆積位置
(C点)と基準面との距離Yを判断し、その判断に応じ
てガラス微粒子堆積体3の引き上げ速度、クラッド用バ
ーナ2に供給する原料、ガスの量を制御することもでき
る。クラッド部分の測定点はC点以外でもよい。例えば
C′点でもよい。
【0026】図3は、ガラス微粒子堆積体の軸心と直交
する方向(水平方向)からレーザ光を照射する例であ
り、図2のガラス微粒子の堆積位置(C点)付近の拡大
図である。C点を囲む円は、レーザ光束を示し、この円
のうち、斜線を引いた部分はガラス微粒子堆積体に遮ら
れて検知部に到達しない部分を示している。ガラス微粒
子の堆積速度とガラス微粒子堆積体の引き上げ速度が釣
り合っていると、図3中に実線で示すガラス微粒子堆積
体の輪郭線は動かず、検知されるレーザー光量(受光レ
ベル)も変わらない。しかし、ガラス微粒子の堆積速度
がガラス微粒子堆積体の引き上げ速度よりも早くなる
と、図3中に破線で示すようにガラス微粒子堆積体の輪
郭線が△yだけ動き、レーザー光の受光レベルが小さく
なる。逆にガラス微粒子の堆積速度が、ガラス微粒子堆
積体の引き上げ速度よりも遅くなると、レーザー光の受
光レベルが大きくなる。レーザー光の受光レベルにより
ガラス微粒子の堆積位置の変位(コア部分では△x、ク
ラッド部分では△y)を知ることができる。図4は、図
2のA−A線で切断したときの平面図である。勿論、コ
ア用レーザ発信器4とクラッド用レーザ発信器5のいず
れか一方をガラス微粒子堆積体3の軸心と同じ垂直方向
にレーザ光を照射するように配置し、他方をそれと直交
する方向(水平方向)にレーザ光を照射するように配置
することもできる。
【0027】
【実施例】次に、本発明の実施例を参考例、比較例と共
に挙げ、本発明を具体的に説明するが、本発明は、以下
の実施例によって限定されるものではない。
【0028】[参考例1]図1に示すように、コア用バ
ーナ1からSiCl4 を0. 3l/min 、GeCl4
0. 12l/min 、H2 を15l/min 、Arを2. 0
l/min 、O2 を20l/min の割合で供給し、回転さ
せながら引き上げる出発棒にガラス微粒子を堆積させて
コア部分を形成する。また、クラッド用バーナ2からS
iCl4 を3. 0l/min 、H2 を45l/min 、Ar
を4. 0l/min 、O2 を55l/min の割合で供給
し、コア部分の上にガラス微粒子を堆積させてクラッド
部分を形成する。このようにして形成するガラス微粒子
堆積体3のコア部分先端(A点)の位置を、ガラス微粒
子堆積体3の真下300mmの所に設置されたコア用レ
ーザ発信器4からのレーザ光の照射、コア部分先端(A
点)での反射レーザ光の測定により、コア部分先端(A
点)とコア用レーザ発信器4の発信面との距離を測定
し、その距離300mmが常に一定に保たれるように、
ガラス微粒子堆積体3の引き上げ速度を制御した。ま
た、ガラス微粒子堆積体3の中心軸に対して、クラッド
用バーナ2の中心線がクラッド部分の表面と交わる(B
点)と対称の位置(C点)の真下350mmの所にクラ
ッド用レーザ発信器を配置して、そこからレーザ光を照
射し、C点での反射レーザ光を測定することにより、C
点とクラッド用レーザ発信器5の発信面との距離を測定
し、その距離350mmが常に一定に保たれるように、
クラッド用バーナ2に供給するSiCl4 、H2 、O2
の量を制御した。
【0029】得られた多孔質ガラス母材について、焼結
炉において脱水透明化した後プリフォームアナライザー
を用いて5箇所のクラッド部分径、コア部分径を測定し
たところ、次のような値が得られた。
【0030】
【表1】
【0031】この方法により得られた多孔質ガラス母材
は、該多孔質ガラス母材を脱水透明化した後の(クラッ
ド部分径R/コア部分径r)比(=R/r)が、長さ方
向に渡ってほとんど変化がないことが認められた。
【0032】[参考例2]図2〜4に示すように、コア
部分先端(A点)の真横に水平に配置したコア用レーザ
発信器4からコア部分先端(A点)に一部が当り、他部
が通過するようなレーザ光を照射し、反対側に設けられ
た受光器により受光量を測定し、その受光量が常に一定
になるように引き上げ速度を制御してコア部分先端(A
点)と基準面との距離Xが一定になるようにし、また、
ガラス微粒子堆積体3の中心軸に対して、クラッド用バ
ーナ2の中心線がクラッド部分の表面と交わる(B点)
と対称の位置(C点)の真横に水平に配置したクラッド
用レーザ発信器5から、C点に一部が当り、他部が通過
するようなレーザ光を照射し、反対側に設けられた受光
器により受光量を測定し、その受光量に応じてクラッド
用バーナ2に供給するSiCl4 、H2 、O2 の量を制
御したこと以外は、参考例1と同様にして多孔質ガラス
母材を得た。
【0033】得られた多孔質ガラス母材について、焼結
炉において脱水透明化した後プリフォームアナライザー
を用いて5箇所のクラッド部分径、コア部分径を測定し
たところ、次のような値が得られた。
【0034】
【表2】
【0035】この方法により得られた多孔質ガラス母材
は、該多孔質ガラス母材を脱水透明化した後の(クラッ
ド部分径R/コア部分径r)比(=R/r)が、長さ方
向に渡ってほとんど変化がないことが認められた。
【0036】[実施例1]図1に示すように、コア用バ
ーナ1からSiCl4 を0. 3l/min 、GeCl4
0. 12l/min 、H2 を15l/min 、Arを2. 0
l/min 、O2 を20l/min の割合で供給し、回転さ
せながら引き上げる出発棒にガラス微粒子を堆積させて
コア部分を形成する。また、クラッド用バーナ2からS
iCl4 を3. 0l/min 、H2 を45l/min 、Ar
を4. 0l/min 、O2 を55l/min の割合で供給
し、コア部分の上にガラス微粒子を堆積させてクラッド
部分を形成する。ガラス微粒子堆積体3を引き上げ速度
80mm/hrで引き上げながら、ガラス微粒子堆積体
3の真下350mmの所に設置されたコア用レーザ発信
器4からのレーザ光の照射、コア部分先端(A点)での
反射レーザ光の測定により、コア部分先端(A点)とコ
ア用レーザ発信器4の発信面との距離を測定し、その距
離が350mm±0.01mmの範囲外となった時に、
該距離が徐々に350mmとなるようにガラス微粒子堆
積体3の引き上げ速度を制御し、堆積面の温度が750
±10℃の範囲となるようにした。また、ガラス微粒子
堆積体3の中心軸に対して、クラッド用バーナ2の中心
線がクラッド部分の表面と交わる位置(B点)と対称の
位置(C点)の真下350mmの所にクラッド用レーザ
発信器を配置して、そこからレーザ光を照射し、C点で
の反射レーザ光を測定することにより、C点とクラッド
用レーザ発信器5の発信面との距離を測定し、その距離
が常に一定に保たれるように、クラッド用バーナ2に供
給するSiCl4 、H2 、O2 の量を制御した。
【0037】得られた多孔質ガラス母材について、焼結
炉において脱水透明化した後プリフォームアナライザー
を用いて5箇所のクラッド部分径、コア部分径を測定し
たところ、次のような値が得られた。
【0038】
【表3】
【0039】このように、本発明の方法により得られた
多孔質ガラス母材は、該多孔質ガラス母材を脱水透明化
した後の(クラッド部分径/コア部分径)比(R/r)
が、長さ方向に渡ってほとんど変化がないことが認めら
れた。
【0040】[比較例1]クラッド用レーザ発信器を設
けてC点とクラッド用レーザ発信器の発信面との距離を
測定し、その距離350mmが常に一定に保たれるよう
に、クラッド用バーナに供給するSiCl4 、H2 、O
2 の量を制御しなかったこと以外は、参考例1と同様に
して多孔質ガラス母材を得た。
【0041】得られた多孔質ガラス母材について、焼結
炉において脱水透明化した後プリフォームアナライザー
を用いて5箇所のクラッド部分径、コア部分径を測定し
たところ、次のような値が得られた。
【0042】
【表4】
【0043】このように、クラッド部分でのガラス微粒
子の堆積位置の測定、それに応じた供給ガスの制御を行
わないで得られた多孔質ガラス母材は、該多孔質母材を
脱水透明化した後の(クラッド部分径/コア部分径)比
(R/r)に、長さ方向に渡り変化があることが認めら
れた。
【0044】〔実施例2〕各種の多孔質ガラス母材製造
装置を用いて、また、堆積面の温度が750±10℃の
範囲となるようにした。本発明に従い異なる状態のガラ
ス微粒子堆積体を製造、その際の流量調整幅:△Q(リ
ットル/分)、制御時間幅:t(分)、ガラス微粒子堆
積体外径:d(mm)、引き上げ速度:v(mm/時)
をそれぞれ表5、表6に示すように変更した。なお、ガ
ラス微粒子堆積体のコア径c、クラッド径dとすると
き、コア中心から水平距離にして〔(c+d)/4〕離
れた箇所(クラッド用バーナの中心軸とガラス微粒子堆
積体との交点もこの近くにある)をC′点とし、この真
下350mmの所にクラッド用レーザ発信器を配置し
て、そこからレーザ光を照射し、C′点での反射レーザ
光を測定することにより、C′点とクラッド用レーザ発
信器5の発信面との距離を測定し、その距離が350m
m±0.01mmの範囲外となった時に、クラッド用バ
ーナ2に供給するSiCl4 、H2 、O2 の量を制御し
て、前記距離が350mmに戻るようにした。
【0045】
【表5】
【0046】
【表6】
【0047】得られた各ガラス微粒子堆積体について、
透明化して光ファイバ用プリフォームとした後、該プリ
フォームの有効部について30cm間隔でクラッド部外
径(R)とコア径(r)を測定し、R/rの変動率
(%)を数4の式から求めた。結果を表6に併せて示
す。
【数4】 表6のR/r変動率(%)からわかるように、実施例2
−1 〜実施例2−13のように本発明に係る式Iの条件を
満たすように制御した場合、R/rが安定しているが、
実施例2−14,同−16,同−17では制御が遅れてしまっ
た結果、変動が大きくなり、また、実施例2−15では制
御をかけることによう効果が出る前に条件を更に変更す
ることとなってしまい、細かい周期的変動が発生して、
R/rは安定しなかった。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上詳記したとおり、コア部
分先端の位置をウオッチングし、予め設定されている位
置から変位することがないように、ガラス微粒子堆積体
の引き上げ速度を制御すると共に、クラッド部分のガラ
ス微粒子の堆積位置をウオッチングし、予め設定されて
いた位置から変位しないように、クラッド用バーナへの
原料、ガスの供給量を制御することにより、コア部分と
クラッド部分の外径比が軸方向で変動することが少な
く、透明ガラス母材としたときに軸方向の屈折率分布の
変動が少ない多孔質ガラス母材を得ることができるとい
う優れた効果を奏する。また、上記のように、クラッド
部分へのガラス微粒子堆積のために使用するバーナが1
本である場合は勿論のこと、複数本のバーナを使用する
場合にも同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多孔質ガラス母材の製造方法の一実施
の形態を示す概略図である。
【図2】本発明の多孔質ガラス母材の製造方法の他の実
施の形態を示す概略図である。
【図3】図2のガラス微粒子の堆積位置(C点)付近の
拡大図である。
【図4】図2のA−A線で切断したときの平面図であ
る。
【図5】ガラス微粒子堆積体の引き上げ速度と受光レベ
ルの関係を示すグラフである。
【図6】従来法により多孔質ガラス母材を製造する方法
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 コア用バーナ 2 クラッド用バーナ 3 ガラス微粒子堆積体 4 コア用レーザ発信器 5 クラッド用レーザ発信器 6 検知器 7 レーザ光束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 元宣 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 大賀 裕一 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 4G021 EA01 EB11 EB26

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コア部分とクラッド部分とを、それぞれ
    のバーナからのガス供給により同時に軸方向に形成する
    多孔質ガラス母材の製造方法において、少なくとも実質
    的に有効部となる範囲を形成する際に、コアを形成する
    バーナにより堆積している部分の予め設定されている位
    置からの変位に応じてガラス微粒子堆積体の引き上げ速
    度を制御して前記変位がなくなるようにすると共に、ク
    ラッド部分の少なくとも一カ所でのガラス微粒子の堆積
    位置について予め設定されていた位置からの変位に応じ
    て、少なくとも1つのクラッド用バーナへの原料、ガス
    の供給量を調整し、前記堆積位置が元に戻るように制御
    することを特徴とする多孔質ガラス母材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記クラッド用バーナへの原料、ガスの
    供給量を調整する制御は、制御時間間隔をt(mi
    n)、調整により変化する流量変化量を△Q(l/mi
    n)、引き上げ速度をV(mm/hr)、前記一ケ所に
    おけるクラッド部分の外径をd(mm)とするとき、 【数1】 上記式Iを満足するように行うことを特徴とする請求項
    1記載の多孔質ガラス母材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記クラッド用バーナへの原料供給量を
    ガラス微粒子堆積開始時にQ1 とし、それから所定時間
    経過後にQ2 (ここでQ1 <Q2 )に増量し、かつ前記
    少なくとも1つのクラッド用バーナへの原料、ガスの供
    給量を調整する制御は前記クラッド用バーナへの原料供
    給量がQ2 となってから行うことを特徴とする請求項1
    または2に記載の多孔質ガラス母材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記少なくとも1つのクラッド用バーナ
    への原料、ガスの供給量を、前記堆積位置が元に戻るよ
    うにするとともに、該堆積位置における温度が一定にな
    るように制御することを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の多孔質ガラス母材の製造方法。
JP2003008239A 2002-01-16 2003-01-16 多孔質ガラス母材の製造方法 Pending JP2003277097A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003008239A JP2003277097A (ja) 2002-01-16 2003-01-16 多孔質ガラス母材の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007678 2002-01-16
JP2002-7678 2002-01-16
JP2003008239A JP2003277097A (ja) 2002-01-16 2003-01-16 多孔質ガラス母材の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003277097A true JP2003277097A (ja) 2003-10-02

Family

ID=29252927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003008239A Pending JP2003277097A (ja) 2002-01-16 2003-01-16 多孔質ガラス母材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003277097A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169078A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Sumitomo Electric Ind Ltd ガラス微粒子堆積体の製造方法
JP2008222451A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Fujikura Ltd 光ファイバ用石英ガラス多孔質体の製造方法
JP2011063491A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 合成石英ガラス母材の製造方法及び合成石英ガラス母材
CN107540207A (zh) * 2017-10-17 2018-01-05 长飞光纤光缆股份有限公司 一种管外法制备光纤预制棒母材的装置及方法
CN112262111A (zh) * 2018-06-15 2021-01-22 住友电气工业株式会社 玻璃微粒沉积体的制造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169078A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Sumitomo Electric Ind Ltd ガラス微粒子堆積体の製造方法
JP2008222451A (ja) * 2007-03-08 2008-09-25 Fujikura Ltd 光ファイバ用石英ガラス多孔質体の製造方法
JP2011063491A (ja) * 2009-09-18 2011-03-31 Sumitomo Electric Ind Ltd 合成石英ガラス母材の製造方法及び合成石英ガラス母材
CN107540207A (zh) * 2017-10-17 2018-01-05 长飞光纤光缆股份有限公司 一种管外法制备光纤预制棒母材的装置及方法
CN112262111A (zh) * 2018-06-15 2021-01-22 住友电气工业株式会社 玻璃微粒沉积体的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1258408A (en) Method for producing glass preform for optical fiber
EP1279646B1 (en) Method and apparatus for producing a glass preform for optical fibres
JP2003277097A (ja) 多孔質ガラス母材の製造方法
JP4532386B2 (ja) 光ファイバ用多孔質ガラス母材の製造方法
JP6432220B2 (ja) 光ファイバ用ガラス母材の製造方法
JP4379319B2 (ja) ガラス母材の製造方法
KR102608269B1 (ko) 광섬유 모재 증착장치 및 증착방법 그리고 이를 이용하여 증착된 광섬유 모재
JP2012006791A (ja) 光ファイバ母材の製造方法
JP3816268B2 (ja) 多孔質ガラス母材の製造方法
JP6790410B2 (ja) ガラス微粒子堆積体の製造方法
US11565964B2 (en) Method of manufacturing porous glass preform for optical fiber
JPS6059178B2 (ja) 光フアイバ用母材の製造方法
JP5087929B2 (ja) ガラス微粒子堆積体の製造方法
JP2005139042A (ja) 多孔質ガラス母材の製造方法
JP2523154B2 (ja) ガラス微粒子堆積体の製造方法
JP4483434B2 (ja) ガラス母材の製造方法
JP2007153678A (ja) 石英ガラス多孔質母材の製造方法
JP4140839B2 (ja) 光ファイバ母材の製造方法
JPH08188437A (ja) 光ファイバ母材の製造方法
JP2016104677A (ja) 光ファイバ母材の製造方法
JP3826839B2 (ja) ガラス母材の製造方法
JP2003040624A (ja) ガラス母材の製造方法および製造装置
JP2000063141A (ja) 光ファイバ用多孔質ガラス母材の製造方法
JP3687625B2 (ja) ガラス母材の製造方法
JP2000302471A (ja) 光ファイバ母材の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051227

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060418